すぎ乃花粉(ハナコ)
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のんびりと 過ごすとしょうか 春日和 往来ぶらり 寄るライブラリとしょかん
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目の前の 潤むEYESに隠された 声にし得ない YESの合図
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輝く は赤らみ が光る 笑う顔には 一面の春
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猫に小判 豚に真珠と 言われても 財布緩む 子のニコニコ顔
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あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長い人生シナリオを 流し見生きる/胡蝶之夢
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朝の卓 卵とパンと 珈琲と ラナンキュラスの花言葉を
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旬の味 実家から届く 晩白柚バンペイユ 無心で果汁 啜るヴァンパイア
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快晴を 悠々と渡る 白い雲 真白のシャツで 進路行く者
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短歌という ゲームでもらった ハートの数 死を先延ばす 残機の数
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我に問う 気力尽きたか ネタギレか 五月蝿い 情熱よ 煮え滾れ
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澱む空 ひとり迎える 夜や悲し 孤独とはつまり 緩やかな死
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夢に見た 巴里、凱旋門、エッフェル塔 醒めれば 薄い 煎餅布団
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麗らかな 春の優しい 木漏れ日に 憂いを覚え 部屋に篭れり
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褪せぬ記憶 彼は誰時に黄昏れる 連理比翼の 片割れの我
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希死念慮 抱く君 放っておけるなら こんなに強く 抱きしめんよ
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不意に知る 隣の人の 人となり 連れたワンコが ヒントとなり
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夕支度 友人宅より 帰る君に 最善の膳を 給仕したく
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カラカラな 日々だから 頭を捻り 蛇口カランから流る 言葉で潤す
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うたた寝の 千切れる意識で 歌を練る 眠りの淵での チキンレース
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友達の 峠越したい ふたりして 登下校したいし 遠出もしたい
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君がため 慣れない手つきで 目玉焼き 形はいびつで 黄身硬め
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久々に 見かけた地元の 倖田來未 子を抱く身なり メイク薄くなり
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先に起き 起こさないよう うちを出る 新たな暮らし 春、有頂天
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花冷えに 啜る洟、鼻炎 更に花粉 疾くと移ろえ 夏の花火へ
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透明で あなたの目には 映らない 遠目から見てる 幽霊の憂い
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終わりが来る 奈落の底に 足が付く なら苦悩も そこそこ希望
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かすがいの 子どもがあっても いなくても 互い離れぬ 磁石がいいの
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琴線を 暴力的に 引っ掻いた 君が容疑者 僕が被害者
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数十年 悲喜交々も 共にして 引き続き 今後も よろしくね
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夜道にて 作歌に腐心し ぶつぶつと 呟き歩く 不審人物
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