この冬は小鳥に米をあたえたが心開かぬまま春がくる
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好きという硬めプリンを二個乗せて部所移動へのはなむけとする
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決まったよ義姉あねを託する「後見人」安心の側に寄せくる淋しさ
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暖かな雨を孕んで吹く風が桜つぼみを優しく急かす /京都も開花宣言
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ベートーヴェン ピアノソナタ8番の第2楽章みたいだ 春だ
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ため息を空に吐けば深呼吸 教えてくれた深夜ドラマ
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幸福度 誰が決めたと思いつつ 日本の米を噛み締める私
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今日までの 晴れを惜しんで ひとりランチめし 人出ひとで少ない すみっこざくら
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さみしいと言えば壊れそう今夜だけ濃いめの酒をおかわり下さい。
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しなやかな猫の如くに駆けだせば雪解けの泥青春に散る
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眼を閉じて静かな部屋で聴いている 風の唸りは地球の叫び /強風の日に
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眼の中に棲みつく去年の桜とか君の笑顔がぼくの方舟
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君は霧。皮膚からぼくを包み込み満たしていくね、そっとおやすみ
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病室に差し込む夕日が壁に映す点滴袋の水っぽい影
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亡き祖父と 夢を見る時だけ会える 声も姿も 生前のまま
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拝みやのおばさん我が家にリターンズ なぜか今度は仕事?の勧誘
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足元に花びらを見てあわれむも降りにし時はよるすべもなし
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雅やか川面に踊る大鷺の群れには音も波も立たざる
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年度末「およろこび料」なる金一封 梅子でなくて栄一ラッキー!
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命日に 入れるついでに買ったくじ 履歴をみたら 当たっていたよ(笑)/ありがとな😊
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雨降りの買い出しスタイル(仮)かっこかり感染予防と徒歩の難儀と
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ろうろくは 光を灯し 少しずつ 命を削り 闇の世界へ
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夕暮れの 展望台から 町を見る ふと手が止まる 葬儀会場
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ラテアート*ハートつらぬく愛あらばうれしからましを君がからだを
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病人の肩をさするその温さ気の毒なのに羨ましいのだ
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あの時間行けば開いてるいつもの居場所気のせいだった閉店したんだ
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きみからの返信が途絶え二週間スマホを捨ててみる 拾ってくる
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先週の土曜は昨日のことじゃない?あなたの部屋は月曜始まり
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暗闇できみのウロコにふれた手がびちゃびちゃになる 聞かせて、声を
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出会う人、そのそれぞれに舐められて、飴に苦しみもあるかもしれない
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