新しいOSが追加したものは 古いワードを開かせないこと
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泣きながら残り時間を箱に詰め 深夜旅立つさよなら故郷
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三年目 増える後輩 飯奢り 今ならわかる 上司の気持ち
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園庭にアンパンマンはひとりいて空を見ている正月休み
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好きなこと、 なりたいものを 笑われて 何がしたいか 分からなくなった今
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あと五分 まどろむ時間 恋しくて 夢とうつつを 行き来する朝
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朝ごはん 富士山望むリビングに ちょっと優雅な気分に浸りて
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三冊の図書を借り出しお年玉ちいさき包みを両手に受ける
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冬枯れに烏の一羽柿つつき赤き実落つる哀しき青空
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そうなのか母に聴かせる童謡の歌詞改めて意味をかみしめ
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脳トレに短歌うた詠み始め丸二年 組み立てゲームも日毎に難し
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妻が言う「一人になったら二度寝する」 「了解です」と三顧の礼す
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真珠貝 信じる者にパールあり信じぬ者は核を持たずに
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風耐えど 枯れて散りゆく ものならば 若葉のままに 散りてしまわん
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何もない 平凡な日が 特別で 大事なことと 改め想う
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正月七日ありがたきかな残した仕事の山に言ふことなし
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冬の夜 ろくな覚悟もないくせに 星の名前を教えてくれるな
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パタン旧市街 横だ、祈れバイタク 誰か誰かの心音 路地を すり抜けて
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祝福よ受けてティッカ 繋がるこの一点から 神話とあなたチャイふたつ
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不可能を知れば知るほど強くなる無力感などすてれりゃいいのに
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守るもの守りたいもの見つからずただ守られるだけの人生
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エンターキー勢い余って押したから唐突を醤油で揚げてみた
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高らかに 叫んでみたい 本心を きっといつかは 叶うのだろう
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『愛してる』 それだけでいい それなのに あなたの目には 私はいない
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よく知っているけど 未だにスマホでは打ったことない言葉:『巻き尺』
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(簡単に言えないけれど大好きな貴方とお揃いでいたいから)元気!
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天が泣き 数多の王が集う夜 命は再び地へと還る
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ゼロ地点スタートライン駆け抜ける 稲妻みたいに君とふたりで
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花を掬うみたいにわらうあなたが夜 隠した孤独が愛おしかった
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「あ、蜃気楼」って言った瞬間に冬が来て持ってたアイスが溶けません
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