聴こえない ただ見えるだけの幻聴 後悔してもいいんだよって
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年明けて炬燵で寝落ち朝十時 生き地獄でも死んだら地獄
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ベッドで一人涙を流す 誰も助けてくれやしない
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言われます 良くそんなにも 覚えてる 楽しい事も 苦しい事も
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過去ペット 皆性格 異なるよ そこがたまらず ふえるよペット
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うらやましーいいな、うるせえ安全なとこからこっち覗きやがって
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陰鬱なフォークソングで死を聴いて ここにはないよと言い聞かせてる
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十三が入らぬ指と二十五が入らぬ足の未定義人間
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三段に積んだ悲しみ落としたら 再び初めから積み直す
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音の無い世界 君の息遣いはまだ聞こえる、それに合わせた僕の鼓動も
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午前四時 髪を乾かし 君想ふ その瞬間だけ 夢現なんだ
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今の誰? 寝ぼけまなこで すれ違う 兄は夜更けに 由紀恵に変わる
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パソコンのSSH通信に正月休みはハッカー気取り
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忘れてる。そのことに気づくにはもう一度君に会う必要がある 
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山の端に 冬の太陽 沈みゆく 時計を見れば まだ4時5分
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部屋の隅放置したまま扇風機どうせまたすぐ暑くなるから
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君の螺子を締め忘れたからさっき頭が落ちる音したんだね
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クタクタになるまで白菜を煮込む 一年ぐらいは休んでも良い
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やりたいことリストの最後に死ぬと書き 死んだら消せないことが気がかり
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幼らは今日も哭いてるあのまちで世界は何もできないままで
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煌々と 輝く満月 西の空 木星従え 今6時半
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ああ仕事正月休み彼方へと次の連休指折り数え
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伝わらぬ想いをそっと押し殺し 君に当たらぬように石を蹴る 
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分析と感に挑み知る無力「パチンッ」と我は花壇の土へ
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昨日よりたしかな愛がほしいから日記に書いたあなたの名前
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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寒月夜 芯まで冷えて 空仰ぐ 地域見回り 恒例なりて
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聞こえればほっとしているふすまから母のいびきが延び緩やかに
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年の瀬に市場群がる猛者もさたちを成敗したいこの大根で
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雨降らば茶色く濁る泥川の河辺に咲ける白き水仙
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