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明日が来ることの恐ろしさ 洗いたてのタオルケットに顔をうずめる
6
しゅっとした振り袖娘は彼氏付き やっかみ目線で脇見運転
6
おい彼氏おまえは下男だ控えおろうっ お嬢様から三歩離れよ
6
サクラ咲け 思いを込めて ただ祈る 落選メールは来ていないんだ
6
ふっくらとうまく炊けたる黒豆を「これでどうだ」と夫に供える/夫の好物
47
冬枯の 乾きし森に 雪が舞ふ 朝には
白衣
(
びゃくい
)
纏
(
まと
)
ひし舞台
37
「心配と 心遣いは 違うのよ」 この仕送りは 生存確認
35
新しいノートを開くときのように年の初めの意欲ふくらむ/本年もよろしくおねがいします
25
山茶花に集う雀ら
可愛
(
かい
)
らしと慈しむごと満開の紅
30
「主婦なんて」とひとくくりにはできないね 深皿に盛る今日の幸せ
27
高層のホテルの壁はミラーにて日毎の空とビル群映す
25
毎日を壁面ミラーを見て過し飽きることなき病衣の十日
26
無の中で有を生み出す心の火 文字を
焚
(
く
)
べては焚き火を見つめ
20
赤々と眼前に今道はあり茂吉の歌が轟然と射つ
13
気付いてる腹の回りがキツイこと 素知らぬ顔でホックを外す(正月太り)
22
きのふの火事の場所を聞かれて答へれば「よかつたねぇ」に少しとまどふ
13
対岸の火事とは云えず強国の誇張の論理ベネズエラ燃ゆ
14
題∶「出発前の小田原評定」 炬燵より はよう出でよと 候えども 時期尚早と 評定つづく
14
おはようと ねこにキスして 支度する 今日は病院 ねこの病院
17
ジハンピで カフェオレひとつ 買うくらい 赦されるべし ねこ母お疲れ
14
雪解けの せせらぎの音の 子守歌 おぼろげな春 夢を彷徨う
5
一月五日
(
いちごの日
)
ポップな印象裏腹に仕事初めで足取り重く
5
プラレールふとした弾みで動き出し鼓動高まる真夜中の部屋
5
全集中レゴで遊んだ部屋の跡そこに広がる満天の星
5
砕けちゃった僕の心がでもいいんだこぼれて君の星空になる
5
いちご狩り冬のデザート目白押しローソン訪ね狩る楽しさよ
5
粘膜もそろそろ慣れた罪の味 神様もっと寝たふりしてて
5
燃えているだけじゃなんにもならないが そもそもなにもせずには燃えない
5
木枯らしが 背中を叩く 神無月 妻の笑顔が 懐中の
灯
(
ひ
)
よ
5
牛乳を 煮詰めに煮詰め 熟成し 精製した味 それが醍醐味
5
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