ねんころりねんねんころりとねむりたいあんよもじょうずに頑張ったから
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君の期待応えられない応えたいまだあきらめてほしくはなくて
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海猫が翼に在りし初恋に想ひ馳せける孤独の箱庭
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シューシューと嵐が窓から染み込んで青年はまだ冬を知らない
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目をぬぐう 手首のミサンガ 濡れてるね 涙も糸も 切れぬ君の夏
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人の世は くすしきものと なりぬれど うつろわぬ 梅の花
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最近のお気に入りだという箱に僕の心臓しまっておいて
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短歌詠む流行りと知らず迷い込む一から学ぶ事の楽しさ
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ライブの日 暗闇の中 恥じらって 密かに繋ぐ 僕と君の手
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ねえルンバ、おしえてくれよカンプチアの野原を拓く英雄のこと
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ひまわりが日を向くように君に向く視線はいつも私から
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川に投石。消えゆく水紋。届かないこの声を面影に見ゆ。
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イマジナリーフレンドにさえ「やめとけ」と言われながらも買う宝くじ
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友の涙優しくありたい僕だけど優しさだけじゃ人は愛せない
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温かな布団のなかで丸くなり私のことを少しわかった
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ご覧あれ、グランギニョルに降り立つはまだ若かりしコオロギの群れ
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寝乱れたいいね夜明けのコーヒーを飲んでる途中また姫始
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泣きながら電話かける恋愛のかけられる方になってしまった
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真夜中にしんと佇む公園のブランコゆらりと揺れ朝を待つ
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いつ見ても満面の笑みで立っているカーネル・サンダース白髪紳士寒さに耐えて
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「いってきます」手紙を置いて駆けてく友達の輪の広がり感じ
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わたしから色とかたちを奪っておいて 言葉だけよと残した神様
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白ごまがわかめスープに浮かんでるお椀のふちが岸辺に変わる
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苦しんで這いつくばって嗚咽して曇ってそれでも立ち上がってね
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冴ゆる冬空 ふたご座を追ひ 浮上しをりぬ 寒夜かんや更待月さらまちづき
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励ましはときに気力をうばうもの友に伝える言葉をさがす
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あわよくば娘のセーラー服を着てみたかったけど言わないでおく
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起きられなくなったとおもへば お月様 満月前後に やってくるのね
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こんな夜はもうないはずの傷あとがちりちりちりと痛む気がして
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腹筋を済ませただけで 我偉い あとはのんびり お茶でも飲んで
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