農閑期 伝統のある 味噌仕込 若手不足で 急遽参戦
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好きなこと、 なりたいものを 笑われて 何がしたいか 分からなくなった今
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いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
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癌といふ猶予のときの陽だまりに枯れ木の梅の蕾膨らむ
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哀しみも今の私の一部なり 焼きたてのパン切り分ける朝
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情熱パッションは人並み以上と自負してる ごめんあそばせ丙午ひのえうまなの
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見る者も 心ぬくむる 猫と猫 団子の如く 添ひ寝す真冬
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一日の用事を終えて一人時間 静かな部屋で飲む白湯うまし
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怖いほどの風音止まぬ冬の日は甘酒作ってほっこり和み
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バブルだった。 氷河期がきて ミレニアム、 Zときたか 雪の日の晴れ着 / 成人の日
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踏切の途中でカンカン鳴り出して 早く転職せよと聞こえる
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竹林の木洩れ日きらめく道ゆきつ 彼らの前途みちもかくあれかしと /成人の日
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よしまずは火をおこしてから考えよう酒と肴は君に任せる
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辛ひこと有りし日の宵 腑と冴ゆる空見上ぐれば 微笑みぬ星
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ブレネリは狼がでる怖いのと母と一緒に聞いている童謡うた
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ほとほとと心つかれて白い花 息の白さがかすむくらいに
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ドブ川といわれようとも隅田川 きみに溺れてオフィーリアになる
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四桁の印字されし明細票二つ折りにすれば 足元降るサービス券
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新しい部誌 いつか記される 余白の日々と 君が欲しいと知った午後
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かが朝で むが冬ならば そが古都で のが徒歩の時 がは奈良だろう
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猛禽のごとき鼾の熟女 「お先に失礼」 貴女はどうか健やかであれ
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来月の今日になにを贈ろうか 考えるわたしチョコレートみたい
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死にたいと殺してやるが交互する社会人はノット・ヘルシー
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安直で進歩を知れない脳だから 「悲し〜わら」の歌繰り返す
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AIは言ってしまえばタチの悪いドラえもんです。もう寝るからね。
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暗闇に 目が慣れてきて 辺り見え 見えない時より 慎重になる
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ママの代用品男 抱きしめて抱きしめてまだ置いてかないで
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今年二度目の雪が降る前に親指より細いボールペンをセルフレジに通した
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前髪に 引火してみて 幼さか 静かな欲は アルコールランプ
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眠れずに 考えていた ひとつだけ 君との旅路 別れはついに
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