声と字の棘に気づいて吾は去れど相手が来れば経を唱える
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はな散らす 風は熱波を 従えて 二季となりる 夏に怯える ※ 金がない ……
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コロナ禍に元気もらった人もあり「ポヨヨン」と歌うお姉さんたち
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春が来て君の魔法が綻んで嫌いになれたやっと忘れた
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もしもしも 自分に息子が おったなら 地区予選からして 直視できへんわ
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ギヤマンのグラス一つを手に取って日にかざしたら乱反射する
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冬は冬が嫌い春には春が嫌い つまらない生活を捨てろ
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お気持ちを おかまいなしに たらたらと 思いつくまま リプしてきやがる
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上澄みのペラい味には興味ないキャラメルラテの本質はそこ
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高校まなびやを 三十年みそとせも 我迷い 情けなくも 転職始める
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今日が四月という壮大な嘘をつくのはきみとぼく以外のすべて
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虚無であれ 悲劇であれど 愛してる 衝動じゃなく 覚悟の一つ
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深煎りの豆を貰えば粗く挽く僅かな手間で吾の好みに
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身を粉にす 稼ぎ頭に 感謝しつつ お金ばかりが 正義かしら
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桜の時 曲を聴いたら 連鎖する 会話や気持ち あの時のこと
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「あ、もしもし? 神様ですか? 失恋を『神の悪戯』にしたいのですが」
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桜色のどけき春は道なりに約束破りの季節に繋ぐ
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病院待合室の老夫婦夫が妻に「帰るよ」と
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日焼け止め  塗らんと外に  出てもうた  桜の花に 早く会いたくて 
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かわいそう 思わず言った その言葉 否定されたら いくらか救い
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才能の花咲く苗もおそらくはあっただろうに育てなかった
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「ナイショだよ」前置きされたお話は、辞めた上司の悪口だった。
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桜だって綺麗と言われ崇められ踏みつけられても我儘に咲く
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綺麗ねと見上げる花も足下で踏み潰される日が来るのだ、と
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今になりこんな言葉が響いてる 随分ぼくも弱くなったな
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今にでもむせかえりそうな感情と背伸びする煙 月を隠して
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朧月 寂しさ募る 春の暮れ 山の端薄墨 月影おぼろ 雁帰る
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花見終え模した陶器に手が生えるミケランジェロの名前を借りたい
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久しぶりの週休二日の出勤に生き甲斐おぼゆ。二時間なれど
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生命の息吹 緑をほころばす わたしはそのはなも好きです
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