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小名浜の凪を見に行く祖母の海
(
住の江の岸に寄る波よるさえや
)
夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
8
「今」にこそ集中しろと言うけれど時はふわふわ掴み切れない
8
砕けては傷付きつつも底を見た後には空を見上げて進む
8
洗い立てコップに残る口紅が罰らしいよね 早く出てくよ
8
学び舎に 桜踏み分け 行く
児等
(
こら
)
の 背を見る時ぞ いとほしきかな
8
桜咲く住宅街を通り抜けスーパー巡り松葉茶買った
8
顔恐し夜の静寂<しじま>に咲く桜昼間の笑顔まぼろしのよう
8
気持ちを詩に綴るなど出来る筈もなく広がる虚空 以下余白。
8
青池の底まで透けるかなしみも 芽吹く枝には勝てない春だ /美瑛
44
あなたへと、この春すべて書き留めるペンが折れても書き足りぬほど
40
雑踏で老いにし君とすれ違い後ろ姿に面影重ぬ
24
解
(
ほど
)
く糸何も無いからもう編めぬ代わりのビーズにワイヤーも無い
34
他人
(
ひと
)
のこと心が小さい人と言う君の大きな口だけ見える
35
素直です私はあなたの素直よりおでこに正直だと書いてある
30
山の端の 真ん丸太陽 鮮やかに 白い息して 朝のお散歩
23
いつからか満開よりも咲き初めと散りゆく頃が愛しと思う
29
今はもうコロナ禍思うは
稀
(
まれ
)
となり定点報告いまだ「0」無し/都道府県 新聞にて
23
窓からの陽射しは膝に熱を射て 開けっ放しで車ころがす
18
逢いたさは時として胸を噛み
瞼裏
(
まなうら
)
に彼岸の桜愛でる君の映りぬ/友の命日に
13
5分間休憩中にコーラ飲む自転車旅の唯一の甘え
15
急停車して動かない電車から広場のフォークダンスを見ていた
12
午前中特売品を買う吾と花見の共を買う家族連れ
10
ビル影に 揺れる提灯 連なりて 橙の灯が 煽る夜桜
10
都会
(
まち
)
の風 受けて揺らめく 花の色 ビルの合間に 春を繋ぎて
10
街明かり 薄れてなおも 夜の桜 静かなる火を 枝に宿して
11
スタンプを押してるような同じ日々貯めたら何かもらえませんか
9
一杯のココアのためだけにケトルは、お湯沸かしてくれる。嫌な顔せず。
7
嘘もいい 他人を騙す 嘘ならば 自分を騙す 嘘はやめとけ
7
両の手に紙の手触りその重み彼女の横で流れる静謐
7
千段を登りつめて東照宮駿河湾凪ぎ息晴々
(
はればれ
)
し
7
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