散る桜 残る桜も 散る桜 泡の如くに 夢の如くなり
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そりゃああなた持ってるやつが「持つな」って云うから八十年不均衡
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春なれば 『田村』謡うと 取り上げし 和綴の本の 紐切れて居り /観世流大成版謡本
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砂論では正義説かれど疑へば斬られやうやく叫ぶ我なり
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空仰ぐ落花の上に傘の花見え隠れする枝の恋しき
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亡くなった母が出てきたからこれが夢だと気づき起きて少し泣く
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春眠に 沈む鉛の 左胸 散桜紛れ 塵に微睡む
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いつか皆あの世にいくのと言うけれど 生きてる今から心配しないで
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書き損じ一枚めくれどなほ書けぬ 写せぬ思ひゴミ箱の底
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親ごころ尽きることなく病める子と代われるものかと思いこそすれ
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「ほいくえん、赤ちゃんいっぱいいた!」 そっか、もう赤ちゃんじゃないんだね、君
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桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
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寛解の揺れる想いは溶けぬまま医師は忙しく二分にふんの診察
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今月で 閉店します カフェ店員 話す言葉に 悔しさ溢れ
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花筏かたち変えつつ揺れゆれて たれか棹さし運ぶ泡沫の夢
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物音に動じず 熟睡す愛猫 よほど疲れてゐたのだらうか
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ハムエッグ久々に食うハムエッグ気持ちいいほどうっすいハムだ
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真夜中に イタズラ叱った 次の朝 より念入りに ねこを撫でよう
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ルビーレッドキウイの季節がやってきた 紅く紅く紅く あまき果実よ
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卒業の子と入学の子の在れば涙の親はスイートピーかな
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桜撮る人らの邪魔にはならぬよう桜も見ずに足を進める
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神さまへ 寿命を教えてとは言わない 桜を見られる 回数を教えて
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私のこと忘れないで たまにでいい 思い出して泣いて。ごめん/20260406
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キミがもう 飽きてしまった ロープレを 俺がコツコツ クリアしていく
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俺がすぐ ギブアップした 音ゲーを キミがあっさり クリアしていく
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一枝(ひとえだ)の 雪のこぼるる 雪景色  やまね( 山音)泣き濡れ 静けしや
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その人の語ることには想ひ出を手放すにはまず深いものから
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even無機質と odd波乱を交互に 繰り返し 数字は巡る 出逢いは巡る
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貴方への想いは確かに愛だった、恋と見紛い壊れた友愛
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献立は じっくり煮込んだ テールのスープ 素材こだわって 一層込んだ手
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