毎日を 忘れられると 一日が 新鮮だから これでいいかも
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別れたい キミは笑顔で そう言った 俺も笑顔で わかったと言う
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ひょんなこと からはじまって ひょんなこと ばかりで生きて ひょんなことで死ぬ
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きもちわるい こわい かなしい 喪失は綺麗になれる手段じゃなかった
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言ったから にはやらなきゃと 言い聞かし 自分を鼓舞す やる気スイッチ
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新玉が 産直市にすまし顔 外には真白の 紙吹雪舞う
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嘘ばかりつくのが天気 昨日より今日が寒くて南天をもぐ
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己の感情すら上手に言えなくて 不器用な口 よその子みたいね
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しなやかで 寝相の悪い 君の足 歩数アプリも 十歩カウント
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歳ばれて 寒い風吹く サークルで 若ぶっていた 自分がわるい
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正義、愛、其の下に在る安心感 貴方も人にわらわれるのね!
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いつか君が地獄に来ると信じてるから 本望と言い聞かせてる 
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シィ、ひと指立ててウイスキヰ 喉の灯ゆれて 眇めるわたくし
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できたてをがめつく食べてごめんなさい 冷やしたほうがうまかったです
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晴れ空に老若男女集う日の美よ美のままであれ航空祭
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会えなくて抽象的になってゆく  気持ちも声も思い出さえも。
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あめだまとバンドエイドをおまもりに生きていく なにか欠けたままでも
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返信のメールを開き首ひねる送りしメールそう読まれたか
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やしなひし ぬくめたお粥「うんめえ」と 妻が遺した 最後の笑顔 /翌日介護終了
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二十年前はたとせの歌はあの日を連れて来ぬ 若気の至りふと苦笑い
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風に乗り空より落つる風花を飽きずに掴む子は小さき手で
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安心は見慣れた景色感動は見知らぬ景色 靴ひも結ぼう
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もう何も いらないと思う その次にアレ欲しこれ欲し 波間におぼる / 思秋期
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布団という安全地帯に包まれて 外の嵐も遠い響きに
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ストーブの前に座りて半睡のあわいに遠き笛太鼓の
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薄っすらと雪積む道を中学生白い息吐き追い越し急ぐ
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消しゴムの 角がまぶしい 今夜だな 努力はすでに 答案にいる
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この胸の熱き重みの正体は「逢えて良かった」と告げる一瞬
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足は根だソールを毎日洗うんだ大地のソウルを吸収するぜ
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一筋の祈りみたいな名前やね「のぞみ」私は東京へ発つ
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