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大雪で折れし
令法
(
りやうぶ
)
と
躑躅
(
つつじ
)
ありてあはれに思ひ鋸を引きたり
8
穏やかに微睡む君のその目元揺れるまつ毛はゆりかごのよう
8
生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
8
ガッツリと 食べたい気持ち あるはずも あっさり系を 身体が望む
8
春が来て 日本がその名を 浪費する ぼくはもちろん 君を呼ぶため
8
ミサイルが飛ぶ可能性ゼロでない空を姿勢よくベンチたちが見る
8
休日の小春日和に身を任せ過去も想うし未来も描く
8
工場でずっと雑誌を積み上げる機械のように 機械でやれよ
8
葉桜となりにけるかもわが恋はふりにしのちも世はあをくして [ 題詠 葉桜]
8
思いすら消してしまえよ五・七・五 右手に
溝川
(
どぶがわ
)
頭上にオリオン
8
朝陽射し 窓に映える 君の影 夢かうつつか 白陽射して まぼろし消える
8
油断した長袖全然持ってない 寒さはまだまだちょっと続くのに
8
みどり濃き 深山陽射して 秋の暮れ 紅色一色 鐘がなる 古寺の
8
イントラの 人事報見て 振り向いた 俺だけ知らぬ キミの退職
8
明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
8
日溜まりの テラスに留まる つがい鳩 その後ろ影 光り射す
8
バス停で待つ人に少し
笑
(
え
)
み残し 駅まで歩く1.8キロ
8
携へて 鞍馬に行かむ かねごとの 花咲く春に なりにたらずや /挽歌
8
「いよいよ」と思う頃には有料のチケット買うのか…サブスクの罠
8
休日の憩いの場所で湯を浴びてちょっと昼寝のスーパー銭湯
8
のどかなる 春の空にも 鋭角が ポラリスを射て 白鳥の矢よ
45
神様よこの北海道を
抱き
(
いだき
)
しめ叫びたいほど 春がまぶしい
41
完成もさせてやれないビーズ達テグスで代わりが出来ぬ事あり
33
渡されしロールサンドの誇らしく赤きリボンを春空に解く
26
弱者かつ女ひとりの生活は堀埋められた城も同然
34
花曇りの散歩は
夫婦
(
ふたり
)
のんびりと色とりどりの野花愛でつつ
28
近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
21
轟々と 白煙吐いて田起こしの 西山見れば雪うさぎ出づ
30
誘われて
F
M
ラジオ聞きながら深夜のドライブ夜明けの海へ
15
思うよう 動かぬ子らに 怒号投げ ガキは己と 胸刺す理想
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