病院待合室の老夫婦夫が妻に「帰るよ」と
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日焼け止め  塗らんと外に  出てもうた  桜の花に 早く会いたくて 
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かわいそう 思わず言った その言葉 否定されたら いくらか救い
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才能の花咲く苗もおそらくはあっただろうに育てなかった
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「ナイショだよ」前置きされたお話は、辞めた上司の悪口だった。
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絆創膏の血みたいにわかりやすく傷付いてたらよかったのか
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桜だって綺麗と言われ崇められ踏みつけられても我儘に咲く
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綺麗ねと見上げる花も足下で踏み潰される日が来るのだ、と
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今になりこんな言葉が響いてる 随分ぼくも弱くなったな
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今にでもむせかえりそうな感情と背伸びする煙 月を隠して
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朧月 寂しさ募る 春の暮れ 山の端薄墨 月影おぼろ 雁帰る
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花見終え模した陶器に手が生えるミケランジェロの名前を借りたい
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久しぶりの週休二日の出勤に生き甲斐おぼゆ。二時間なれど
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生命の息吹 緑をほころばす わたしはそのはなも好きです
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来た道を戻ったとこで帰れない こちらにもなく あちらにもない
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あえていま桜をみるか迷うソロ さぁ出かけるか靴が微笑む
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さくら色 開花しほどく 時間ごと 巡る季節に 栞はさんで
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成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り  
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返信は文字で欲しいな スタンプはあなたの声が聞こえないから
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「見なければ無かったことになる」 あほか。んなわけあるか。脳湧いとんか。
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本当に泣きたい夜は泣かなくちゃ 「天使になるな」とママも言ってた
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サブスクの プレイリストは インデックス 今は桜が 記憶を開く
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薄れてく 君との記憶 あの春の 朝の片隅 ずれゆくばかり
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差し出すを躊躇われるはボロボロの エコバッグ見て「お入れしますか?」
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ご貴殿を パスタ担当 大臣に 任命します 任期無期限
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星はみな消えてしまうと知りながらそれでもオリオンになると母は
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新年度市営菜園賑わうも植え時逸したものも有りなむ/ジャガイモとか
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このままで終われるかよとつぶやいた まだなってない何者にもよ
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僕はこの世界に生きれてしあわせでした。特に、君がいる世界に!
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春吹雪 桜もろとも あの人へ およばまほしき 我が想ひ
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