月見し夜 漱石を借り 「月きれい」 君は我見て 『百倍綺麗』
6
お気に入り プレイリストは 今もまだ 君が鳴り出し 胸が春めく
6
雪道を「洗濯板」と喩へても若いナースに伝はらざりき
6
床を這う黒い稲妻どこいった 殺虫剤を構えびくびく
6
ノーランの映画みたいに後ろから歌集読むのが好きなんだおれ
6
王子様 私をキスで 目覚めさせ そのまま息を 止めてはくれぬか
6
聴くことや推すことの一方向 贖うために作る気がする
6
かざしたりふれたりしたり六畳の四人よりそう火鉢なつかし
6
ストーブに一番遠い季節呼び窓の雪見つつガリガリ君を
6
眠れずに父よ母よと呼びてみる吾に降り積もる愛(め)ぐし面影
26
ささやかなお節と餅のある平和 来る年祈る有事なき事
42
期待値が上り過ぎたかプロ仕様 我が家の汚れプロ負かしたり
36
昔日の親族寄るは我が家にて怒涛の如き年末年始
26
同じ空見上げているね聞こえたよ 月が綺麗と温かい声/皆様、良いお年を
39
離れ住む遺影の兄は若返り スマホビデオで葬送に並ぶ
23
年越せぬ蕎麦アレルギー食べられず初夢見たい姫始いつ
16
初茜はつあかね 詠みたいところ やはりグレー あまける馬 まなうらにあり / 元旦
36
「おふくろの味に似てきた」もしかして褒め言葉だと思ってますか
11
願い事あげればキリがないけれど無病息災これに尽きるわ
34
東雲に東へ向かう飛行機を眺む元旦空気は冴えて
25
『十年も出来なかったら嬉しくて』幸せだったのだろうねきっと
19
私さえこの世に存在しなければ不幸の多くが幸せになる
15
冬枯れの庭に新年 赤はモチ白は茶の花つわぶき黄色
16
めぐっては消えないままの後悔が午前三時にわたしを起こす
19
おおとりの囀り 光陰ときは潔し 見ずともよしの 吉野の花か
14
甲斐かい有って補充重ねるお節物い売れ行きはやはり嬉しく
26
国道の真ん中転がる青いクマぬいぐるみ 拾いバス停ちょこんと立たせ
17
うしなひぬ人の命の 尊さを思ひし 切に健康祈願/初詣
23
いつもより長めに喋った三毛猫の、うにゃうにゃぷぷんは年始の挨拶。
21
クラファンに協力しよう キラキラの開運グッズ買うのをやめて
17