川縁は 熊にとっての 生活路 この世は檻無き動物園
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ラジオからカセットへ落としたアオハルにクリックひとつアクセスしたり
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雨の中不調半端じゃないけれど知らず優しくなっていくんだ
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月曜が早く来いよと思うのは今日朝ゴミを出すの忘れた/生ゴミは月木
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吊られたる 8秒前に 明滅す 闇は光に 光は闇に
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国会で 買い占め転売 規制する 反故にするのは 大企業なり (★)分かっていて大企業の不正を利用するのが政治
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実家発つ 二日前にありがちは 閉じぬ鞄と はみ出る土産
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食材が 少なくった 冷蔵庫 掃除決行 ここに誓う
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鈍色の空の隙間に薄き青すこし広がる水たまりの道
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『今日が一番若い日』と 言い聞かせ 朝をはじめる 心身整しんしんととのう
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タイヤ屋の窓に「熟成夏タイヤ」長期在庫もモノは言いよう
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この俺もミキサー食にしようかと思いつつ食う残る一本/奥歯
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ポコポコと翠濃緑みどりこみどりかさねつつ季節を歩む裏の里山
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立てなくて終わったことも懐かしい亡き母おんぶ地震の備えに
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鳴き声と名前の答え合わせつつ野鳥の声のユーチューブ聴く
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今すぐに長閑のどかを自分で作れないちょっと助けて野辺の蒲公英たんぽぽ
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我が古家ふるや 燕 あちこち 巣を作る 母は笑顔で 猫はパニック💨
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いつ会える金曜日なら平気ねの文に溜め込むランチの笑顔
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擦り傷の膝に手を当て塗る祖母のキランソウだよ遠き日消えず
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キンセン花 命の捧ぎ萌えてなを慈愛果てなき道へいざなう
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今日くらい早めに寝ろ、と愛犬の 気遣い受けて布団に入る /介助のために昨晩徹夜
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「帰ったら『だれかきた』って言われた」と昭和の父の乾いた笑い
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いつもより 幾分早く 家を出る 話せるかもと 期待を胸に
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一年をおいた再会それぞれがそれぞれの一年を思い笑いし
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ハナミズキ紅白ありと妻が言う 知らぬこととは恐ろしきこと
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ジャガイモの追肥を変な格好でしたんで明日は身体が痛む
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しくじった! 君の魅力を 見くびった 結果 いつしか 超首ったけ
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キラキラと金平糖みたく輝いて ゆったり死んでいこうねと君
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昔の人はまだ言葉なき思い出をよくぞ「思いが出でる」と名づけ
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敵国の 友に浮かべし 微笑みは 気づかれぬまま 時の彼方へ
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