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宇宙人だからなんだワこの
地球
(
ほし
)
は アタシに優しくしてくれないの
8
街路樹が大きな声でピチピチと鳴いてゆらゆら左右に
揺れる
(
おどる
)
/冬越す小鳥
8
『気遣いの出来る優しい人でした』私が死んだらどうなるのだろう
8
真面目とは 考えることを 放棄した 覚悟のない奴 の言い訳
8
電話器をくるくるするゆび「へえ、ふうん、木星までつれてってくれるの?」
8
追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
8
毎日が出会いの仕事 友がとどけてくれる今 そして知る『今』
8
要らぬもの余分なことと見つめても言い訳探しまだここに、まだ
8
冬の午後 移ろいゆく光 まどろむ猫は 寝場所を探し 陽だまり渡りて
8
笑み湛ふ 君のひとみの 奥底に 戸惑い隠す 嘘ぞ映さむ
8
そうだ今、振り返るなよセブンティーン 知らないままでも、それでもいいんだ
8
寒中は 生きていること 思い出す 凍えた両手 包む両手に
8
松雪草
(
スノードロップ
)
白く儚き 君なれど 少し怖いな 花言葉がさ
8
ただいまと鍵をかける箱庭は 六畳一間の
独房
(
ワンルーム
)
にて
8
柚子の香の
熱湯
(
あつゆ
)
に入りて憂きことを洗い流して変身解除
8
歌の芽は夜に吹かれて記憶の灯ゆらり炎は歌と戯れ
8
僕たちの未来が朝を連れてくる落第点でも明日はくるよ
8
抱きあふはなくなりしこの年月を越えて息子の目はあたたかし
8
時おりに伊吹おろしの吹く川辺 カモ数え往く小春日の日は
44
雪が降る予報 施設に母預け 少し安心している私/介護
32
身体冷え 立ち食いソバの ありがたさ 春菊天も 味わい深く
44
明日は多分、教授に詰められる予感。膝のあたりで鳴る成長痛
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真冬日の道の駅には人けなく我ら二人のコーヒーも冷め
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告白のためらいに似て初雪の降り止みしばし漂う風花
34
ひだまりで 夢見心地の
猫
(
きみ
)
を見て 伸ばしたい手を ぐっと堪える
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知らぬ間に 刻みを止めた 腕時計 二年遅れて 彼女の元へ
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小雪舞う 深夜の路地は 寂しげも 自販機の
灯
(
ひ
)
が ぬくもりたたえ
33
ねこゴハン皿に 白いおひげあり そっと拾って 天日干しする
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シェーバーのかろき振えに肉挟みなおかろやかな油断の朝よ
16
窓を打つ風が夜通し哭いていてもらい泣きする眠れない夜
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