人生が 百年ならば 先長き 健康維持 どうしたものか
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おこめ券 無駄に税金 使わずに 値上げ値上げ やめてください 
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衣川 仁王立ちして 死してなお あるじを守る 盾の弁慶
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君送り 帰りし駅の 道すがら 裸眼に溢れる  右の横顔
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孫に会うただそれだけの為国境を越えるかのよな受付業務
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苔の森をオレンジの幕が閉じれば街の灯りを補うような星々
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総長との 対談進み 先生は 足組み給う ミモザの前に /3月8日坂口志文特別栄誉教授と熊ノ郷淳総長対談
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いつもなら 似合わぬだろうと 避けていた  勇気をだして 新たな私
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はた気づくここはいつぞや見た岐れ路をまた右に曲がつている右折右折右折右折右折右折右折右折右折右折右折
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コンタクト 外して歩く 帰り道 小さな光 大きな光
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液晶の青き光に浮かびしは誰が指の跡ぞ名もなき塵か
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特攻の記憶を抱きて五歳の 前世をマリアに委ねて泣けり
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Wi-Fiもない電波も悪い仕事場で、来ないであろう返信を待つ。
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街中に 剪定されぬ 樹木増え 電線に触れ 突っ切って伸び
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公園の 裸木の枝に ぎっしりと 雀おりたり 何しているの?
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街中は 昼餉ひるげ時なり 小走りに ポッケに手を入れ 三々五々
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少しでも 貴方が呼吸できる場所 その一端を担えているかな
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蘭の花いくつも並ぶ玄関の笑顔の女性ヒトの輝き仄か
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ひとり咲く蒲公英たんぽぽを手折ってみても君のいる冬へ戻りやしない
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おぼつかぬ 老いたる母に 寄り添える それは狼 否吾であり
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見返さず消去もされず放置され 端末の中 過去の物置
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目が覚めて窓を開ければ銀世界 降りつづく雪長靴再び
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ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
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花落ちてなおもあとひく椿かな紅溜まり心騒がす
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「核兵器持つは許さぬ」アンタには言われたくないよとひとりごつ
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「最高」を上書き続ける夜のなか 平和だなんて僕らが決める
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赤と黄のポール折れたり曲がったり 君にも厳しい冬であったね
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一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
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さうかもう、下の子だけと行く園のヤマアカガエルのひとみはつぶら
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階段を一個飛ばしでいく春の初出勤のをのこの背中
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