メーカーの悲鳴はこだま「あの件で見積りさえも出ない」と言われ
8
スマホ疲れでデジタルデトックスをしようとスマホで方法調べる
8
あまり喋らない君との別れ際 綺麗にハモった「気をつけてね」
8
気がつけば桜の季節になっていて君のいない日にも慣れてきた
8
飲み込んだ 「好き」の形に 喉が鳴る 嘘でかぶせて 今日の夕暮れ
8
嘘ならば 本音を言える 気がしてる エイプリルフール 弱虫の盾
8
「嘘だよ」と断ってから嘘を言うそんなやさしい四月一日
8
コロナ禍に元気もらった人もあり「ポヨヨン」と歌うお姉さんたち
8
戦争と 言いて戦闘と 改むる おつむの弱き 総理戴く /April Fool's Day 2026
8
もうちょっと考えて嘘つきなさい 通知表って無いわけないのよ
8
眠りたる社会科準備室の窓際に色褪せた地球儀と午後
8
いつかまた帰ってくるか知らないが春泥棒にまたねと叫ぶ
8
散り散りに緑の光消え失せて望み通りに摘まれた蕾
8
あの日より増えたピアスも傷跡もきみに見せない澄ました顔で
8
非常勤の年間契約を更新す。エィプリルフールの日とは知りつつ
8
主軸たる 者が操る 刺さらない 言葉の本意を 知る由もなく
8
雨煙る朝ふと見ればサヨナラの予告としての葉桜なりかな
8
服の裾にくっついたお米粒を取る、その手の指の結婚指輪。
8
新年の 言葉の消費期限とは 三月までと 気づいた四月
8
目薬を差したら何か変わるかな 何度でも巡って来る春愁
8
雨止んだ午後二時頃には散歩行く気が失せるのも仕方なきこと
8
技芸練り 澄み渡りし 鶯の 声はすれども 姿は見えず
8
「殺人は数によって神聖化される」『殺人狂時代』だよまだ/チャップリン
8
故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
8
新緑の朝のひかりにく様は春をよろこぶ飛びゆく小鳥
8
澄みし朝 小高き丘は 萌黄色もえぎいろ 田舎の桜蕾おうらい まだまだ固し
41
五分咲きの 桜の下の ベンチにて 缶コーヒーで 心をリセット
37
天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
40
さくら花儚き色の風が舞う幾年いくとせ過ぎて覚悟のせつな
20
君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
24