挑戦は多難な船出「信を得た」までまだ時間かかるねビール
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ゴツゴツと 仏頂面の 山嶺が 薄化粧して はるの前触れ
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春立つも 染み入る寒さ 駆けめぐる 背に陽を浴びる 街のベンチで
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オレンジに背を染められし 縁側で編む手を止めて微睡む午後よ
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華やぎもきらめきもなく歳重ね観照のみを道連れにゆく
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シベリアもコロネもふたつ幸せは銀のトングで掴み取るもの
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鏡面率百パーセントの月夜でも見られる確率限りなくゼロ
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親孝行したい時には要介護これさえ愛と呼ぶしかなくて
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一通のメールはカンフル剤となりインセンスの火はひとすじの煙
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解体の義姉あねの棲家の家じまい嫁入り箪笥に見届けられる
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内なるや鬼にも五分の魂よ 熱を知るほど生きむとせむか
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駅が好き 電車が好きで 毎日の 通所は吾の パワースポット
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淡墨に青を浸したやうな空にエレベーター塔は孤独に立ちて
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けふはまたトモサンカクなる語を覚ゆ 晩酌すすむ 明日は立春
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母看取り 早七年目 最期の声 「そばに居て」胸に 今日も家守る
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スカートをめくった相手はわたくしの おそらくそれは初恋の人
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鬼は外 多様性の この時代  鬼も内にと なる日も近し
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手巻き寿司 頬張る視線は南南東 握るその手に祈りを込めて
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柔らかな 豆電球の太陽と ザラメの星を 孤独と呼ぶのだ
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「春を売る」 意味を知らずに いれたなら なんと素敵な情景だろうか
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いつの間に 天気が 服が 歩き方が 心と繋げられてしまったんだ 
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自分には自分を治すちからがある そういう誤解は残り続ける
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新しい靴で立春の地下道走れば落ちてる梅味のハッピーターン
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Vネックの カーディガン袖を 余らせて 半袖短パン もう遠くなり (GPTと作成)
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「先輩へ」 色紙程度じゃ足りないわ 原稿用紙を用意しなくちゃ
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ほんとうの 中に冗談をひとつまみ 実はわたしも、うそつきなんだ
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痩せ我慢 半年したら 太ってた 太り我慢を すれば良かった
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思ひまなこににほふ 花細しはなぐわし 皆は過ぎ行き 名は宙を舞う
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弁当の用意。入浴。メールチェック。  オリオン座は嫌に鮮明
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BeReal次の電車が来るまでにどうか通知が鳴りますように/君と写りたい
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