正しさを 振りかざすという 間違いを お互いしてた 正しいと信じて
6
AIを使った文で褒められた。支配されるとはこういうことか
6
黒髪の右手に持たれた讃美歌と恋の音なる礼拝堂
6
過ぎ去った夏から返信小さな秋の小さな恋のメロディー
6
さようなら  大人になつた  ホールデン  また会えるかな  ライ麦畑
6
大変なことをした絶世の美女を産んだの国揺らいじゃうかも
6
ボス猫に ケンカ吹っかけ 冷ややかに  スルーされれば フテるしかない
6
心配を すんな全部 上手くいく 心配しろ全て 上手くいかへん
6
初めての 人間ドック 緊張す 白ブリーフだと 笑われるかな?
6
グラコロはコロコロコロっと転がって、冬が来たぞと知らせてくれる。
6
カーテンのすき間からいけしゃあしゃあと 差し込む西日とまどろむ私
6
思うのも思われるのも塞ぎたく 己に夢中になるもできない
6
手に取った名も知れぬキャラのキーホルダー なんとなく君に似てる気がして
6
彩りの秋(飽き)過ぎてなお五回目の入門編を開きしピアノ
6
姉猫おねーたんに ナイショのおやつが ふえまちた 食べてナンボだ 体重戻そう
6
にうにう牛乳を のんでるすがたも いとおしい ちま猫ちゃんや いちや一夜のおるすばん
6
FRIDAYスクープされたタレントの横でモザイクの俺と彼女
26
鈍色の空に真っ赤な柿一つ少し痛んで魂の如
43
久々に会えば思っていたよりも少し痩せてる父のかんばせ
39
朝日浴び吊るした柿は耀けりさびしき家にときめきの色
37
畏れつつ自然のかたちを見過ごして先回りしてまた傷つけし
27
横になり疲れたふりし指図さしずする チョロいよ息子キッチンに立つ
35
微睡まどろみて 列車は目的駅へと 車窓変わりゆきつつ近づき
26
灰色と 緋色のドラマ 終わりけり 風にかれて 暮るる夕雲
24
素の笑顔 引き出したいと 願いつつ 貴女を想う 静かな夜に
26
履歴にはわずかに話した跡がある削除した事後悔している
28
ナイスミディ遥かに超えた五十路には着地場所無いダブルアクセル
25
見上げれば 編隊を組む白鳥の 規則正しきVの字飛行
28
寒空に 衣を重ね 凍えるも  澄みわたる朝 ふたりごみ出し
18
なあ冬よ、せっかく秋が来てくれた。 暫し待ってはくれぬだらうか。
26