何年も 無限の愛を くれた母 このままずっと 笑顔でいてね
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取り出して 眺めて聴いた 「レクイエム」 モーツァルトの 最後の手紙
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父母の 墓に詣でぬ 怠りを 詫びつつ淋し 彼岸過ぎゆく
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目を閉じる願いはひとつお互いが 幸せな日々送れますよう
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ちぐはぐな組み合わせだね冬コート 春を先取り白のタイトスカートタイト
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寒もどりふくらみかけの桃一輪ぎゅっとまぶたを閉じて待つ春
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食材で買った甘エビ跳びはねて心臓縮む宵のキッチン
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降り続く雪はおおかた上がったか深夜の窓からそおっと覗く
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去る子らに光りを願う心さへ凍てつくままに寒風を聞く
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目覚むれば二日で二尺の雪積みて春は一気に振り出しへ戻る
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バッサリと剪定されし並木道見晴らし良きが影の短し
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飯事ままごと乙女椿ヲトメツバキを洋菓子に見立て ケーキ屋営む幼日
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スーパーで通信障害 手作業の レジ 賑々にぎにぎしく長蛇の列なり
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全てくう 般若心経 その中に 心理哲学 通ずることらし
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ゴミ出しもスニーカーの紐締めて まあまあハードな階段生活
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海沿いの 無人の駅の日曜日 波間にカモメ 白い自転車
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何年も消息あって暮らせない母の障害『病気』と信じた
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春陽しゅんようもと 露天の湯に浸かりつ眺むる 白き馬酔木あせびの満開
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木蓮かコブシの花か迷いつつ自転車を漕ぐ鈴懸の道
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かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
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夕浜に紅く艶めく桜貝期待は気化し波が掻き消す
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聖書を背負って生きてるきみの住む街はどこへ向かうの? 争いを経て
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邦船を護衛するべし自衛隊 今こそ見せよ益荒男の盾
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無責任なリベラル党のたわごとを 蹴散らして行け海上自衛隊
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あの人は言葉に詰まると目薬を点すからずっと泣いてるみたい
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水温み 淡雪溶けて せせらぎの 流れ渦巻き 岩を噛みつつ
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偉い奴ほど 責任取らぬ この国の 伝統守りし 佐川宣寿 /佐川宣寿元国税庁長官
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人間を愛してくれてありがとう きみの毛並みよ永遠となれ
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透明なガラスを隔て悠々と泳ぐ人魚に手を振ってみる
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まつ人の心も月のごとくにて曇りなき地へよくぞ帰りし
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