Utakata
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とうがらし
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好きなもの刺し子編み物
ユーミンと孟浩然と短歌投稿
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盆終わり色なき風が通り過ぎ洗濯干す手しばし休める
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我が夢にご先祖様が勢揃いあっちの世でも賑やかなこと
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忙しき盆の合間の刺し子にて平常心を取り戻す我
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校庭に祭りのあとのやぐらのみ昨日見た夢そっとしまおう
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暑さゆえ感性までも干からびてその日暮らしの生活者と化す
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忙しなき日々のなかにも次の子を迎える準備満ち満ちてゆく
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大好きなママのおっぱい譲ることそれが最初の君の役割
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ほとんどの役割卒えた我なれば今から君の役割案ず
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役割のなかった君に新しき「姉」という役天は授けし
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つわりにてここに居るよと報せくる新しき人迎えるママに
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闘いに使われることなきように君と見上げるブルーインパルス
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濁りとか曖昧さとか不完全とかはっきりしないものと生きてく
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ひとりずつ鍋やボウルを与えられ食べた西瓜は夏の郷愁
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熟してく赤や緑の夏野菜さながらに君の背は伸びゆく
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保育所のエントランスに集いたる幼子の汗みずみずしくて
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文月の覚悟のほどがうかがわれ長期戦の酷暑続きて
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何回も茅の輪をくぐりお祓いす半年の罪多く積もりて
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神主さんでこに冷えピタ貼りながらお茶勧めてくれる大祓え
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幼日は苦手な菓子の水無月をなぜか進んで買い求め
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元気かと問いかける人もうなくて六月の雨降り続く
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午後三時ゆっくり淹れる珈琲の香りが今日も部屋に満ちゆく
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知らぬうち幼なじみは偉くなってたブランコこいで遊んだのにね
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月曜日朝から雨の電車内もう週末の楽しみ想う
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悪さしてママが鬼さん呼んだから早く目つぶれ君の忠告
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旅先で来し方を考える時側にはいつも両親の愛
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今だけはここのすべてが我の本石川県立図書館にて
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洗濯機新しくして覗き込む新しき渦頼もしき渦
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こんな日は歌の向こうのその人を思い浮かべて我を俯瞰す
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今日の朝ちょっとした諍いありて雨を理由におこもりの我
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おいしいねおいしかったね使い分け君の後ろに過去二年半
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