とうがらし
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好きなもの刺し子編み物
ユーミンと孟浩然と短歌投稿

旅をしてひとりの時間終わったら我の任務があることの幸(さち)
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「静電気きた」と言ったらキョロキョロと辺り見回す愉快な三歳(みっつ)
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旅先でよく知る街の名前聞き一気に郷愁湧き上がるなり
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先生に似た人見つけ君は呼ぶ懐かしむこと出で来にけるよ
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なんとなく娘にライン届けたい窓から眺む小立野の空
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混雑のトイレで受けし親切は小学生の「お先にどうぞ」
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きっと今てっぺんなんだ幸せの後から気づく過ぎ去りし日々
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憧れし万年休み実現し眉のアーチも緩やかになり
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バタバタと過ぎてしまった一週間おそらくこれを平穏という
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葉に残る春の名残りを洗い去り五月の雨は緑を濃くす
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登園を嫌がる君の手のひらにママは描いたお守りマーク
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今日のことあれやこれやと聞いてやるただそれだけでよかったと知る
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雨のなか行ってらっしゃい伝えれば君のリュックに花片ひとつ
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大好きな君の先生別園へ別れと出会い四度目の春
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もしかしてこれが最後の桜かもそう思いつつ観ればなお佳し
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「ありのまま」「アリのママ」だと思いつつアナ雪歌う三歳の君
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この世には限りがあると諭されて今満開で咲き誇る
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普段なら歩きもしない堤防に我を誘う(いざなう)桜の力
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この世から逝ってしまった人達と桜の下でおしゃべりをする
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思い出す「さぞ重かろうお前さん」肩書を見る祖母のつぶやき
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「うたかた」の色取り取りの生活を眺めておれば今日も安穏
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卒業を見守る親の列長く親の歩みも一段落か
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大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
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もし明日命尽きてもそうするか正しさよりも愛おしきもの
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悲しみに寄り添うような資格なく頭をたれて想像したい
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慰霊碑に刻まれし子の年齢は二歳とありて孫と重なる
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如月のきっと結んだ糸口が解されてゆく「や・よ・い」という音
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捨てようと思えどそうはできぬこと捨てていたなら違う人生
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住んだ街二十年ぶり訪れてとんがっていた我浮かび来る
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住んだ街二十年ぶり訪れてまだ在る本屋看板見入る
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