Utakata
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とうがらし
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好きなもの刺し子編み物
ユーミンと孟浩然と短歌投稿
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桜散り街路の木々は早や緑雨の匂いを深く吸い込む
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真っ白なじょうろを買って水をまくただそれだけで気持ち華やぐ
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刺し子糸巻いて並べて眺めればひとりの時間悪くないなと
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嬉しいが断られるとほっとするなんとも微妙な孫のお誘い
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マンションのエントランスに桜舞い今年の春も盛りを過ぎる
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偶に来る息子の指摘的を射て成長した分我は老けゆく
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若いとはほんとの怖さ知らぬこと大切なもの増えるは怖い
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あの頃に肩の力を抜けたなら違う私が待っていたかも
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貴女など所詮他人と思いつつせめて言葉は尽くすべきかと
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おこもりを続けていると見えてくるほんとの気持ちほんとの願い
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同志より歌の興趣を教えられ我の心の一部となりて
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入学の期待と不安教室にはりつめたなか凛として立つ
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夕刻の校庭の隅ひっそりと新しき人待ちて満開
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筆箱やノートを買って新年度三月までの我は消えゆく
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見てしまい知ってしまえば情がわくそんな私は春はおこもり
5
「ん」だけのラインの返事来る時は息子は機嫌いいと理解す
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教職を離れてもなおこの季節別れと出会い我に染み着き
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泣きながら通った道も今日最後ママにとっては君は同志だ
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満開を見ずにあの世に旅立った父の命日父を感じる
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これからも元気でいろと気遣われ傲慢だった時代を恥じる
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誰ひとり欠けることなく成人し笑って話す奇跡と思う
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計算が苦手だった子保育士に堂々として頼もしくあり
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春の夜の一夜限りの再会に我は背筋を少し伸ばして
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桃の日に笑って写真撮る姿こんな日常続きますよに
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里からの玉ねぎ吊るす部屋ありて母の思いが窓いっぱいに
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あの日もし勇気を出して声かけてたら誰にでもある振り返る時
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風吹けど陽ざしは春にこの街もまた新しい
学生
(
ひと
)
迎える準備
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休み明け人身事故の遅延ありそばにいたならそばにいれたら
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春を待つ曖昧な
季節
(
とき
)
耐えるのは君がこの世に来る前に似て
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失敗の連続だった子育てをばあばになってやりなおしてる
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