remunan
0
2
投稿数
19
誰一人褒めてくれなくたっていい ここに来るまで 僕が見ていた
13
恋をして はじめて私 気付いたの 空に煌めく 星の多さを
6
いつの日か弱さを忘れられたなら 二人で海でも見に行こうか
5
おわりゆく時のすきまをさまよって こぼれる砂を掬うふりをする
4
吹かれ行く木の葉は円を描いてる 私の風はどこへ行くのか
6
あなたの服箱に詰めつつ言い聞かす 夢を見ていたわけじゃないって
7
冬の夜あなたを思い涙する 私をそっと癒やすあめ
7
強いとは痛みを耐えることでなく 誰かの悲劇を癒せることだ
7
泣かなくなったことを進化と人は呼ぶ 僕は退化と思うのだけど
6
寒空を歩く二人の帰り道 吐く白い息君の体温
7
冬を待つよりも出逢いに行きたくて 旅に出かけた木枯らしと僕
8
足音が聞こえたらすぐ立ちたくて 君を待つ耳そば立てている
4
気配りと倫理と優しさ大事にした 私の手には何も無いけど
5
この謎は すぐに解けたと ミステリー 隣の私は 解けないくせに
7
夜の道 鼻歌交じりの 時間だけ 独りの私に そっと寄り添う
8
真夜中に パーマの予約 あの人を 髪型のせいに してしまいたくて
5
紅葉狩り二人で誘えず会募り 呼ばれた彼があの子の新郎
2
梅雨の中雨に打たれたアスファルト「雨の匂い」と君が笑った
6
モナ・リザの鼻頭が赤く染まるなら 僕は彼女を愛したのだが
2