鴨鹿
0
1
投稿数
10
気付かないフリをするにはあまりにも貴方の瞳が輝きすぎて
10
水魚よ あなたを信じていたいから あと少しだけそばにいさせて
5
朝鏡 好きだった香がふと揺れて 母に似てきた肌に気付いて
14
涙拭く 繋がった手のままならば 鶴の余韻と立夏の音よ
6
傘忘れ隣に立って嘘をつく 教室残る晴色のかさ
8
消したのに戻る予測と君の声知らぬうちまた独りごちたよ
5
笑い声チャイムの音と共鳴す ゴミ箱の缶洗ってないな
7
通知音覗きのぞけどただひとり 響くもひとつ筆をとる音
10
体操着汗ばむ胸と青桜爽風吹けば地面には種
7
初鶴の去る八月の帰り路 祭りのあとの家の灯りは
8