Utakata
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鴨鹿
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世界中君の敵だけ溢れたら君の味方になれないかもな
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過ぎ去れば皆恋焦がれる雪のよう 春が来なければ別れもないと
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水溜り 蛍光灯と溶け合った ヘッドライトに照らされて夏
4
不細工な鶯の声 この唄が美しくなる蒼き季節よ
3
白兎 泣けば私が見つけよう それから進む道を照らせよ
3
舞茸や 君が好きだと言ったから 食べれるようになったんだけどな
6
夏の陽よどうか急がず満ちていた桜の香りを返しておくれ
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黒髪の林檎の花に似た頬のおぼこい君に似合わぬ紅よ
7
正体は愛か支配かわからねど奈落の底で手を繋ぎたり
8
地を知らぬ群青も知らぬ愚かさを知らぬ都の愛らしき鼠
4
冷房で凍えるほどのあの部屋で麦茶越しの君が見たかった
5
肉まんと睨めっこして思い出す 君の香りの二十六番
3
あゝ空を知ることのない白孔雀 土に汚れた羽根をひらいて
6
光なく彼の音だけに耳澄ます あなたは月が見えていますか
2
山の匂い、タバコの匂い、春の匂い、虹の匂いはあなたの香り
3
肉じゃない、麺でもないやと言いながら 注文多き子 肉うどん選び
13
好きだけど好きな理由が見つからず 嫌いなとこは沢山あるのに
4
イヤホンで聴いてた日々の彩りが目の前で鳴り人生となる
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じいさまの御帰りを待つこの部屋のなんと淋しくなったものだろう
7
目覚めれば見慣れた君の寝顔すら始めからないみたいになるかな
3
十二時の 山の寝息で目が冴える 非日常の 檜の天井
6
褒めちぎる ネガティブなんざ引きちぎる 生きて息して 偉いぞ私
8
羽毛布団 潜れば息が苦しくて 顔だし寒くて 眠れぬ此の頃
5
ママごめん ドレスを縫った夢を見て タイタニック号みたいな人生
3
毒もって毒を制すと言うならばあなたの音はまさに毒だろう
3
言語すら分厚い壁 手を伸ばしても 画面の中の若き日の彼
4
脳揺れて美に溺れた夜 僕らまだ 息するたびに世界きらめく
5
あの夏も 枕についたあのシミも 瞬きにすら満たぬ虚空か
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グランドの砂の味した 高い空 六年ぶりの擦り剥けと鬼
7
不機嫌なあの子の顔も美しい だからもう少し生きてみようか
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