整然と 材刻む音して もうお昼 お腹空かねどランチタイム
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違法改造バイクに「さびしい」とモールスを送られタオルの畳み方を間違える
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青纏い私は綺麗に歪になった 春の売り買いとかしよう
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ラジオ聴く 何度も流れる ショッピング 数量限定 意味があるのか
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空冴ゆる 仲睦まじく 親子鴨 薄氷弾け 春はそこまで
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天高く まさをなる空 雪富士の 凍つさざ波の 薄氷崩れる 春隣
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春を告ぐ 風吹き荒れば 寒戻り 冬知らずの Jkの足
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「 歳とると 寂しいことばかり 」と おばあちゃん 退院する人 見送った後
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毎日が 祭りのような 情報の 渦に飲まれて 自分は何処
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おのが非を差し置いて人を論(あげつら)う人は黒がねの額(ぬか)をこそ持て /鉄面皮
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君のためという一言に背徳の臭いを嗅いでただ聴いている /背徳の忠言
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しゃっ面をむずむず踏んで報いたき思いはあれど色にいださず /如平清盛
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結婚をしたいかどうか聞かれたら「日によります」と答えるとヨシ  ※元ネタは指原莉乃さん。朝井リョウさんがTVで目撃したらしい🤔
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「いのち」てふ心の揺れる声のして蝋燭灯す 孫三歳に
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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縄跳びで大波小波夕暮れを削り取ってたとも気付かずに
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元気でも慈しまれているような気になれるからおかゆが好きだ
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北向きの 玄関先に立つ梅の 固き蕾は これからひらく
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雪辱を果す明日もいい天気Z世代がいつもライバル
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雪の宵 休みの園に影ふたり だるまに捏ねる保育士の汗
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賑やかなる足跡語る姿見ぬ生き物たちの訪問経路/積雪
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十七の君に渡したチョコレート パッケージ褪せアルバムにあり
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贅沢と車所有を禁じられ移動手段がタクシーな矛盾
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種を持たぬ白き侘助わびすけつぎつぎと寒き狭庭に首を垂れつつ
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束の間の暖気来たりて肩ゆるみ 上着の前を開けて歩きぬ
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湯上がりに 姉とふたりで 飲むビール 姪らはココア 日帰り温泉
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桃色の 花を飾りて 春が来る 長き冬の日 忘れるほどに
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歌詠まぬ日々を重ねて帰りつく「ただいま」という一番の歌
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うつむきて 震えるつぼみ陽を浴びて 薄紫のカタクリの花
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「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
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