明日こそ明日こそはとただ今日を見ないふりする今日この頃です
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嘘を吐き重ねた服を脱ぎ捨てて正体見せる月夜の鏡
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熱々の潰したカボチャに片栗粉絶妙にあいソウルフードは
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つじつまを合わせる様に誘われるそんな私はキミに逢いたい/キミ以外からの誘い
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この世には善人なんて居ないのかそう思わせる人的受難
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ゆらゆらと レースカーテン 煌めいて 木漏れ日眺む イブイブの朝
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喜んだふりして要らぬカレンダーを貰うも恒例行事となりぬ
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金色の 光幾筋ひかりいくすじ 漏れさすは 樹魂じゅこんの爪弾く 琴の糸なり
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十字架クルス抱く「お春」の影の沁む石のオランダ坂に鐘の音哀し
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エッセンシャル トリートメント さがす夢 直訳しちゃう 根本治療
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塩辛で夕飯済ませたイブだった 昨日のような 一年前の
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クリスマス 雪じゃないのと 雨の中 クスリと笑う 健やかなイヴ
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立ち塞がる城壁のような霧の壁 首都消失ごっこで突入
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久々に会う友のため身につけるアクセサリーが気持ちも飾る
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戴きし獅子柚子利用 のジャム作るスマホ頼りのレシピを探る
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サンタへの手紙を 枕元に置き 朝を待つの 在りし日のイブ
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クラピカが好きだが そのつぎ キルが好き 「友達だもん」に ウルっときます
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Wi-Fiを突如遮るマイクロ波 「チン」の知らせで動画は再開
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わがへと マフラーを編む 聖夜かな かぎ針以外は ひさびさ手にした
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気を使い 空気を読んで 疲れ果て 好かれもせずに おいらは二十歳
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終業後、悶々連ねてもう二時間 言霊飲み込み雨も上がって
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きみに会う予定がわたしの睡眠剤 やわいときめきかかえて眠る
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「年寄りのクリスマスイブだからね」とローストチキンをほぐしをる妻
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文学の素養乏しき我らにて カラオケなき短歌うた アカペラのごと
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玄関の雪庇の雫 先日の大雪なんて忘れたかのよう
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年の瀬の繁忙期にも容赦ない冬休み中の給食当番
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月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはのゆき うつせみのはて
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雨なんで買い物行くの面倒で冷凍から揚げ食べて済ませた
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イブイブにデートしたから気が抜けてお風呂キャンセル界隈と化す
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いつもより なんか明るく ノっている サンタ姿の コンビニ店員
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