手を尽くし誰もが解けぬ知恵の輪を最後に解くは力技のみ
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時違え 闇は平等 この星と人達作る 影絵の世界
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あの頃の父母おやと同じ歳なのか何たる迂闊何たる未熟
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ひっそりと倒れていった人たちとまだ倒れずに蠢く人々
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何事も 織り込み済みの 大政権 お目付役は 日本国民
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寂しき春 君の居場所変わりゆく わたしの膝から二階の椅子へ
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針穴が従来よりも四倍と触れこむ裁縫セット吾も欲し
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人気者 負ける時には 笑われて 成功すれば 妬まれかねん
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ベランダ経て 柔軟剤の香り纏う風
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民をこそ守りし城の石垣に枯桜かれざくらのみにし代を舞う
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空の上 年々増える顔見知り いうほどそんな悪くないかも
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まっすぐの「ま」のじがくるりまがるのがすきなこどもはこのゆびとまれ
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友達と恋の狭間を揺れ動く キーホルダーごと投げてみようか
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やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
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隙あらばガチャが出来てるストリート またかなんてはヤボな話ね
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寒みいから ひゃっけぇ水は 掛けねぇよ寒いから 冷たい水は 掛けないよ」母がつぶやき 墓石乾拭き /父月命日
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元気でも慈しまれているような気になれるからおかゆが好きだ
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「お疲れさん」雪も嫉妬も溶けだして猫の眠りが夜を正すよ
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瞬間にサイズアウトとなってゆくされど愛しき小さき服等ふくら
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眠らねば七時間後に来る息子嬉しさ過ぎてざわめいている
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様々な 生き方あるが 寛容で 人に優しく そうでありたい 
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二月にんがつの午後に歩かば聞こへ来る公民館より懐かし叙情歌
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味噌汁をよそってまずは声をかけご飯をよそう湯気も添えたく
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図書券の礼を言いつつ現金がよかったなってこどもごころに
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山茶花の花びら積もる坂道をのぼりつつ聞く鳥の囀り
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積む雪を忌みし軽薄 若人の命を燃やすイタリアの地よ
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しだれ梅 硬い蕾が 揺れている 春はまだかな 口ずさむ夜
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納豆と 卵が賞味 期限の日 納豆チャーハン 夜のやすらぎ
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時間なき 我をみかねた カフェ店長 ひと休みしな クッキー差し入れ
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「体験と経験の差は観察よ」ナイチンゲールの実地の叡智
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