寝てるとき 幸せなワケ 知りたくて 人の存在 失くす春先
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朱に染まる 彼の横顔眺めてる そんな貴女に 僕は恋する
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ガスコンロ ついに替えたる 春始め 古コンロ替え ねぎらいかけり
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道にあひ 百合子に顔を 赤らめし 三汀の歌 詠みし文明 /三汀忌2026年3月1日
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雪解川 薄氷弾け  岩を噛み  梅の香溢れ 花咲く待つや
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未使用のかわいい傘をリビングで差す幸せが雲に似ている
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眠れぬ夜に抱きしめられて聞くサイレン知らぬ誰かの 運命さだめを祈る
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退社後のバス停 濡れたアスファルト ベンチのしずく 通り雨の跡
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春らしいひかりが僕の自転車に反射している きみに会いたい
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この色を言葉にできぬもどかしさ黄昏時の空の蒼さよ
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明け方の 夢に出て来し 通学路 我が母も師も この世に亡きに
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五輪での嬉しくて泣き悔しくて泣く若きらの姿眩しき
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付き合いが苦手で海の大好きな祖父は夢見た灯台守を
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髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
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見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
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こんなことやれてた筈の布団干し夫の手など当てにせずとも
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名の知れたクローチエパンのモーニング一時間待ち天気も良ければ
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停車する観光列車が田園にトラブル?違った撮影タイム/快晴の雪景色
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西の空 下弦の月を 眺めつつ 明日を想い 珈琲含む
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猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
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どのようなローテーションでご利用か二匹の猫と三つのトイレ/どれも盛況
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言の葉をこねて打ちたるみそひとの人恋うほどに涙のつなぐ
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世代間 言語を超えて 交われり 末を見守る 国の度量
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報道を 我が身の内で かみ砕く 新しきかな 弾ける世界
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手に取ればシール貼られたモンブラン産声上げた日の母の顔
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幾年いくとせぞ詩歌管弦をおさむれど うつつに与へし名残は知らぬ
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雪像の 山のなだれに 道しるべ 霧吹きわたり 樹の雪衣( ゆきころも) 道無き道の つがい影
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日昇りて 晴れゆく嶺に 陽溜まりて 陽炎ゆるる その影菩薩かな
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人絶えて 訪れ無きは 詫びしからずや 清水湧き凍つ 早瀬渦巻 水しぶき
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AIに短歌作らせ いざ勝負 負けりゃ廃人 歌人のクセに
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