窓からの陽射しは膝に熱を射て 開けっ放しで車ころがす
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着付け後の 合わせ鏡に 映り込み いつもとちがう 君の横顔
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測らずも セルカレンズに 切り替わり 吾の素の顔を 見せつけられる
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整頓の手を止め 近場にて花見 よどみぬ心をほぐす桜
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山かすみ何かが飛んでる気配するケミカルな太陽は柔らか
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真っ白な紙の中から現れし尾っぽを立てて迎え出る猫
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言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
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サックスの深い音色は時をかけ心に届け夢みるごとし
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父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
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洗顔の泡をぬぐいてふと見れば 母と見紛う顔ありてじっと見つめぬ
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空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
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春浅き君住む街にほおき星 欠片を追ひて永遠の歌詠まむ
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母の膝 若手の医師の 手はマウス おきなの医師は 患部触診 /意志医師の違ひ
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貧困と暴力とあゝファベーラのただなか早く春よ来てくれ
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バラ色の未来買うほど暇はなく「広島おんなエレジー」ずっと
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木立打つ雨音枕辺に迫り 澱みたる悔いの念立ち現れたり
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夫と行く遠き蕎麦屋の帰り道 芽吹く野山をふたり見つめて
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球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
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だだくさ適当に一日過ぎれど良き日なり今日に感謝の刻印ひとつ
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Utakataに猫の声せぬ朝なれば明かり灯らず雨戸を開けぬ / お持ちしています
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通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
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都合良く見えることだけ吐き出して そろそろ季節のうたでも詠もか
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枝先に 萌黄色のちさき若葉 心細げに 春風に震え
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目に見えぬウィルスと戦う人がいて見えるが存在しない星見る
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就活に追い詰められてもutakataで心安寧まんまるになる。
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真珠湾の先制攻撃例に出す批判封じの魔王に媚びる / 高市氏のスピーチ Japan is back.???
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人生のゴール地点見えてきた ここらで少し歩を緩めよう
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偶然に彼と出会った雨宿り神様からのご褒美かしら
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満開の 散りゆく梅の花吹雪 温まる風も春を知らせをリ
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種蒔きに 滋養の雨を 望みたる 土に寄り添う 春願いたる
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