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病む父の横に座りて毛糸編む指もかじかむ大晦日の夜
30
しろつめ草 つんで帰ろう 幸せの 王冠かぶって 去り行くあの子
11
現実を夢に戻して糖尿は忘れたらいいさあ初恋だ
13
薄皮を剥いた数の子・枝豆が枡におさまるお節の一品
20
猫かしら犬なのかしらと思いつつ足跡と歩く雪積もる道
22
病室の繭から出れば年の瀬のまちはわれをも主婦にもどしぬ
24
恥ずかしく視線落とすが完遂へ得点源を封じられても
20
天気雨 不気味なまでに 空は晴れ 光の粒が 斜めに落ちて
28
うたかたで 喜怒哀楽を 共にして 顔知らずとも 心繋がる/皆様良いお年を
31
次々と新手現わる我が行く手 太刀は抜かぬと祠へ預け
17
大またを 開いて今年を のぞき込む 一年の兆し 大吉と見えたり
24
今朝の夢 貴女と気球で 見た景色 笑顔を今年は 支えられたら
26
知らなんだ後光の光は八種類 神仏様も派手に決めるね
20
あの夜に僕の心はハックされ君に夢中が止められなくて
17
聴きながら歌えてたはずのHANAとミセスいざカラオケは悲しき玉砕
18
あらたまの 年を祝いて 飲む屠蘇の
去年
(
こぞ
)
より酔ひて ノンアルに替え
22
神様におねだりをする初詣さて賽銭はどうしようかな
20
リッツにも 負けぬご馳走 義母作る 角煮は絶品 三切れ食べた
22
あらたまの年の初めの星空の兄はどの星
去年
(
こぞ
)
に召されて
30
初だとか 早々だとか 考えず この毎日を 変わらずおくる
15
病み上がりなれば訪う人もなし正月だけが静かに来てた
18
「これだけは」なんて言葉は捨て去ったスナフキン今日も風が吹いてる
13
言の葉の樹々からぽたり
一雫
(
ひとしずく
)
波紋にゆらり 木の葉は回り
16
こぷすい
(
コップ水
)
が すきなニャンコよ ちま猫ちゃん おみずたくさん のむのがよいよ
18
チビ猫は 海苔すきだけど 味海苔は だめなのでしゅよ ふつうの海苔で
19
薄っすらと積もる雪踏む踏んづけて落ちた柿の実潰れて
朱
(
あか
)
し
25
今年から『界隈』などを使い出す老妻のいて、あたふたとする
21
期待値はなるべく低くしておいて御神籤は結ぶのが目的
18
大晦日 正月の夜も 病院で 働き方改革 知らぬ世代に皺寄せ
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手抜きだよ 母のいつもの料理こそ 皆で食べたいお正月
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