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今日こそは開花宣言春うらら 思い新たにそれぞれの道
6
優秀なひとの呼吸に触れた時「敵」を「人」へと変える魔法だ
6
窓帷
(
カーテン
)
を
開
(
ひら
)
かば しとどなる
窓外
(
そうがい
)
春暁
(
しゅんぎょう
)
を濡らし そぼ降る雨/しとど=びしょ濡れ
6
木の芽晴れ まだ目覚めぬか池の亀 山のこぶしの花は咲きしが
44
冒険という名の種族 転んだり笑ったりするそうして生きる
39
攻撃の応酬続き反戦歌作ってもムダ歌ってもムダ
37
青年にドア開けられてしずしずと五十五の我乙女となりぬ
34
キラキラと
眩
(
まばゆ
)
い
水面
(
みなも
)
見上げると 飛行機雲が果てなく延びる
40
悲しみを 日記の様に
詩
(
うた
)
に
留
(
と
)
め 歩みし二年 読み返す
初詩
(
しょし
)
39
一輪車押して
媼
(
おうな
)
は春の道 株に土付くほうれん草乗せ
44
さんとく
(
ジャガイモ
)
を 植へたがる母 拒む我
遅霜
(
おそじも
)
逆算 植へるは彼岸
38
デイ以外こもりがちなる日々なれど春の日差しに我も誘われ
35
間違いは笑いとばして知らぬ顔シナプソロジー声弾ませて
33
雪を割り芽吹く命のあるごとく老いた父追い日々を越えゆかむ
30
春雪と土の匂いで走る夜 終わらぬ道が僕の答えだ
27
春あさき 皇居の庭の 「
袖隠
(
そでかくし
)
」 たちまち江戸へ タイムスリップ
/
椿
37
巣作りの 支度をしおり 烏たち クチバシだけで 器用に運ぶ
34
買い置きと昭和な暮らし役に立ち助けられたを教訓として/東日本大震災から
15
年
30
選り抜きの豆で淹れようコーヒーを飲むとぐっすり眠れる君に
25
逸
(
)
らさずに 5秒を超えて 見つめ
居
(
お
)
り 人群の中に 君を知り
初
(
そ
)
め
25
震災の日 十四時四十六分 忘れじの
刻
(
とき
)
黙祷
捧
(
ささ
)
ぐ/東日本大震災
32
大松明 燃え上がりけり 二月堂の 軒の垂木の 焦げむばかりに /二月堂修二会大松明三月十日
13
玉の緒の
果無
(
はかな
)
きことを 忘れゆく 身を置く処 満ち足ればこそ
18
海見つめ 君を奪ひし 訳問ふも 優しき波音 詫びに聞こゆる
16
ケンカして 「でも」と言い訳 見苦しさ 素直にあやまればいいのに
10
迎撃を 巧みにかわし 爆撃が 原発襲う 修羅の果てなり
13
もう多分会わない人達の安否が並んでる 何も起こらない春
5
あゝ花粉 童の鼻にゆくからず 鼻水垂らさず しだれ梅かな
6
有ってしまう言葉で無と虚を現したい 矛盾だらけの人間なんだし
5
朝を待つ眠れないまま目を閉じるまた夜を待つ眠れないまま
5
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