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雪の朝 公約叫ぶメガホンに 行き交う車チラ見もせずに
6
ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかに
サンタ
(
父
)
は 届けてた 愛
38
冬ざれの色無き山のふところに黄色に灯る八朔たわわに
45
いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
30
こんな日も鳥が夜空をめくり上げ駄目な昨日をさえずりにする
39
雪の紋 貼りつけ走る 車窓から
大雪山
(
だいせつざん
)
の 気高き稜線
39
本日は 銀山温泉 癒やしの湯 入浴剤も 侮るなかれ
39
この上なく 遠いお空に 下弦の月 むせび泣くよう
寒夜
(
かんや
)
に揺れて
35
明けた空キラリ
微笑
(
ほほえ
)
む月がいて 微笑み返す今日は記念日
37
積読の中に埋もれたあの頃のアイデンティティと出会い沈黙
33
初春も癌の治療の始まる日 枯れ野の径に白き水仙
41
隣席の シニア声張る武勇伝 方言飛び交ふ地元の朝なり
39
一つでも上へ闘志が暴れ出す闘志に着火スイッチはオン
23
ストーブに一番遠い季節呼ぶ窓の雪見つガリガリ君を
27
冬晴れの温い日差しにくすぐられ綻ぶ
紅梅
(
うめ
)
の
可愛
(
かい
)
らしきこと
29
雀二羽 ぷっくり膨らみ 植え込みに 天敵のない 青空の
下
(
もと
)
39
家族でのイベントなりし餃子包み 今はひとりで老い二人分
29
髪を梳く髪を洗って髪を干す落ちた私の一部だった髪
30
束ねたる規定の髪は一尺を超えて初めてウイッグになる
29
白みゆく凍てる道行く車にはあからむ富士の
朝
(
あした
)
が乗りぬ
35
風禿
(
かぜかむろ
)
けふは雪夜を触れ
往
(
ゆ
)
けど まろき
袂
(
たもと
)
に匂ふ梅の
香
(
か
)
22
小豆煮て区切りを付けて
初午
(
はつうま
)
と節分そして春を待つだけ
28
政局に 振り回される 三連休 解散見越し 先取り業務し
26
寒いねと わが
猫
(
こ
)
を 毛布でくるみつつ お外ニャンコに 思いを馳せる
25
つもりそな大粒の雪フロントのガラスを埋める道街埋める
19
掃いたのに振り返り見る白くなるまた掃いて白また降って雪
21
まっさらな降りたて雪に軽ワゴンきっちり二本轍引き行く
20
十一時、サンドイッチを食べながら「お昼ご飯は何」と聞く孫
22
ぽっかりと 心の内を
空
(
から
)
にして 海見ていたき 日がな一日
26
推しが
嫁
(
い
)
く また裏切るの?糞女が いいよ。シェリルは永遠だから
15
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