首都高で渋滞の中窓を開けこんなとこにも人は住んでる
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意図せずに「とんでもないです」口に出て私はついに心をなくす
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盾ごしに 聞こえる声が 本物と 知ってて騙される ふりをする
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みちばたで みちにまよって みちをきく みちゆくこらに みちをおそわる
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LILIDOG!その究極の軽さゆゑレトロパソコンで動画たのしまる
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外界の荊棘で身を取り囲みぬかるみの良さを背中に掲げ
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虐待と名前がついた「当たり前」まだ始まってすらない人生
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冬は冬が嫌い春には春が嫌い つまらない生活を捨てろ
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人生を舐めてる五十路の先輩が、渡してきた使いかけのホッカイロ。
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風の音は多分明日も聴こえないそんな夕焼けに手を振ってみた
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春の花はどこか心に遠けき儚き色さえ吾にも重ねつ
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脳みそが馬鹿になってるから今朝もあの子の影を踏み間違えた
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ともだちに 賞味期限ってあるのかな ぱくぱくもぐもぐ一人はさみしい
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本当に あなたがわたしに くれたのは すべてが嘘で あったということ
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きみはペガサスになるのだどこまでもゆける翼を持っているから
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エイプリル フールも忘れ 過ぎ去った 慌ただしいが 年度の初め
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腐った世に 正々堂々 生きていく 泥にまみれても 曇りなき心で お題「正」
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忘れゆく瞼の裏に啓翁桜まだ描けてる、まだ描けてる
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満開の笑顔の君の言葉には悪の権化のトゲトゲあるね
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笑ってたかつての日々を思い出し誰かと話す君を見ている
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鮮やかな黄色の記憶が付き纏い埋葬された人を追う指
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日焼け止め  塗らんと外に  出てもうた  桜の花に 早く会いたくて 
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うしろ髪 爽やかに揺れ 日溜まりて 残り香追いし  一歩二歩と 後ろ影消え
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空の碧  白さ映えるや モクレンの 白陽浴び 香こぼれて 春一路 
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絆創膏の血みたいにわかりやすく傷付いてたらよかったのか
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若者のすべてというにはまだ足らない 金と愛と少しの焦り
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春らしい 温度のはずが 体感は 寒さが残り 秋にも似てる
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月光に 踊るはソナタ 乗せられて  桜と貴方 僕の水面に
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「馬鹿だなあ、もう少し現実を見なよ。」 同じ土俵に立っているのに
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薔薇みたい野生のキャベツ僕の色ロマンチックは遠くの畑
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