内気過ぎて「タイマン張る」気で挑まないと交渉出来ない私
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うしろ髪 しなやかに揺れ 残り香溢れ  生きる満ちる 乙女去り 春惜しむ
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パトカーが俺の後ろを走ってる  一緒に町を守りませんか
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ブランコが揺れるあなたが生きている 途切れ途切れ の あ、り、が、と
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決闘の日ですあなたはご自身と戦いなさいとスマホに言われ/エモパー
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おひつじ座 負けず嫌いの君照らす小夜に願うは明日もイエスマン
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魂は 不在なれども 吾を見る 御魂がありて 吾は生かされ
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自転車を 走らせ風に 乱されし 娘の髪色 真っ金光り
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手水舎に 穢れ清める 湧き水の 指慈しみ 水ぬるみけり
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何処ゐづこから散りぬ桜花おうかの振り積もる路肩 見上ぐれば葉桜そよ
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微かなる花粉も過敏に感知して荒れる私をなだめる音楽
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雀去り地に花咲かす桜花 時折に吹く風に舞いけり
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レコードになったことない作詞家の夢レコードを聴くプレーヤー
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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昨晩のぶんまで見よという月か今宵十六夜煌々として
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心配のタネを流しに川の道 何度もそうして過ぎし歳月
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桜花に負けじと枝の下にあり艶めき萌えるたんぽぽの花
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くうと云う変化の法則ありがたし時は過ぎ行く固まること無く
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「天才」と気軽に言ってくれるなよ努力してるし見せないだけで
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消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
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楽しみを選んだはずがリュックには「不安」が勝手にパッキングされ
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長袖のシャツをまず脱ぎ汗拭きの準備ととのえ食ふ辛ラーメン
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生真面目な主人の愛のいろどりをこぼさず食べる五目そばなり
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子の爪を切らうと新聞ひろげ知る土屋文明賞立ち上がり
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薄雲を通り無影の朝の日が満開梅をこんもり照らし/デフューズ
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本当の春はここからと 葉桜をきっかけとするあおき季節よ
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風に靡く 洗いざらしの 洗濯物 負けじと白さ った雲一つ
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イベントが起きたわけでも無いけれど目覚めが悪く身体が重い
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爽やかな朝に似つかず暗くなり陽の下の椅子で煙草を吸う
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着ては洗い着ては洗いの毎日は遥か古代の禅の世界
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