いつからか そばにいたって 別々べつべつの やること違えど 気持きもちは此処ここに【折句:磯部焼き】
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アイツがさ 罪悪感を 抱いたら 僕に教えて 笑顔にさせて?
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ひとは思う 死が物語の終わりだと 死ぬまで終わらぬとは限らないのに
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何処迄も 付いて来るなよ 希死念慮 私が死んだら 何処へ行くの
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「さっきまで明るかったのに」 何故俺は急にドキリとしたのだろうか
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そのうちに 罪の重さで 潰されて 悟空のように 封印される
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ひとめみて この人きらい と思ったら ずっと嫌いで いた方がいい
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嫌なヤツと 同じ空気を 吸うだけで 嫌なヤツになる そういう決まり
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ぬいぐるみ 「喋ってほしい」と いう君の 慄く姿 想像がつく
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そこの君 僕の君への 愛情は 愛情2個分 つまり無限
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記憶 反芻 丸くなり沈む 湖どこまでも 立ち上がれば 雫 風 草原
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少しずつ 視力失い 不安でも 明るく生きて いいかもしれず
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他人から どう言われても 今のとこ これでいいのだ バカボンのパパ
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巷間も人間ひとの様子も変わり果てトロンボーンの音色聴かせて
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根元水 布を這わせりゃポタポタとコップを満たし・。・。これ水漏れじゃん (キッチン・何年前から?)
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いているギターの曲に遠い日の絃の感触かえる指先
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どくだみの花咲き初むる朝の雨心は道に惑ひぬるかな
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気にするな って言わない人のやさしさに  育ててもらった 歌詠む 気持ち
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椋鳥の大群賑やか大宴会 味をしめたか柿は食べごろ
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陽のひかり、きらめく流れ、雲が差す。輝きは去りて夜が来る
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見送って送られてまた見送って「また明日ね!」で、真ん中バイバーイ
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朝の度植物たちに霧を吹くこれも一つの祈りの形
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山茶花の花びら降るる日溜まりの僕に秋の日静かに降るる
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ひと様の花壇眺めて昼散歩陽に照らされし赤きマンリョウ
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山芋も皮をかなくなりました 手抜き料理は破竹はちくの勢い
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学校の音楽室からもれてくる練習曲を月も聴いてる
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晩秋の色葉散る庭大輪のキダチダリアの薄紅揺るる
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体力が落ちきる前に片付けをやれの言葉にごもっともです/終活
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細胞を ちぎられ検査に 回されて 吾も細胞の 塊と知る
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寒き夜 湯気は昇りて ぬるき湯を  追い焚き使い 冬は長き湯
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