Utakata
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何もかもお
終
(
しま
)
いみたく思える日 変わらずにあるセブンイレブン
29
大きけりゃ大きいほどに映えるけど ベランダ鯉も龍を夢みる
17
おさなごの腕に残りし点滴の 痕の数だけ後悔がある
15
あの人にお辞儀をされた雨の日をラベンダーなら知っているかも/折句・青嵐
13
バス降りてふと振り向けば鮎沢の空に聳ゆる富士の白嶺
11
初夏
(
はつなつ
)
の風になびけば天人が舞うかと見える白藤の花
13
木漏れ日に桃の消えなば花は葉に 吾にも
萌黄
(
もえぎ
)
ぞ春を貫き
11
ゴールデンウィーク疲れ溜まる日の一番風呂の湯舟にしづむ
19
人はみな高き星見て その横の 名も無き星は 忘れ去られし
13
逃げ水の向こう側見むとする 極地に落つる太陽歪みをり
13
日々増える身体の不調に目を瞑りこれが普通と信じて暮らす
10
歯ブラシの 替え時さえも 持て余し 日がな一日 旗日が終わる
12
親指ほど らしいよヒトの 魂って 一寸五分の 虫すごくない?
9
こどもの日ふと思ひたち草取りす墓石もなき終の棲家で
9
歌うこと好きなんだって
U
t
a
k
a
t
a
のルール変わっても一度思う
16
春風が 野花にさわり 雅楽なり びわも実るか たいこの越天楽
8
みぞれ舞うサイクリングはびしょ濡れで二人は笑う罰ゲームかと
8
二本の火 ゆらりと揺れて 重なりあう まだ消えないでと 薪を足す吾れ
9
軒下に 燕飛び来て巣作りの 風の優しき初夏は来たりぬ
20
朝焼けに映える水面は穏やかで水平線は空と解け合う
8
荷造りを終えてしまえば母さんの「おかわりは?」すら胸に刺さるな
23
窓を開け夜風を頬に受けながら遠く見やれば海に月影
9
はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
12
「ぼく」と「オレ」の攻防戦 定まらない一人称に黒いランドセル
20
テント泊癒えぬ疲れを逆撫でる
(
有明の つれなく見えし 別れより
)
暁ばかり 憂きものはなし /030/100/壬生忠岑
6
運命だ 夢で落とした左手を君が拾って来てくれたこと
6
こどもの日ごちそう素材のスーパーに母と二人の妙な気まずさ
6
連休は皆断捨離に目覚めるか買取長蛇のブックオフかな
6
不意に意思持ちたる寝癖
SO
(
ソー
)
CUTE
(
キュート
)
惰性がボブに昇格した日
6
千載
(
ちとせ
)
経ど
恋路
(
こひぢ
)
に惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
8
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