マウントを取られて引いて負けといて今に見てろと心に誓う
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10月は新たな手帳のシーズンで鬼は笑うが準備は万端
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嫌になるそんな低さで安定しここから出来る事こそ本当
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計画のままに行かないその事を愛せる自分また好きになる
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私はね 大人なんです ごあいにく 大人が俺の いちごとるかね?
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錆色のdawnドーン手ずから陽光のヴェールを剥がす大脳新皮質【チ】の考古学
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次々と 後ろにまわす プリントが 俺の分だけ 1枚足りない
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花束によく似た君のショートボブ あの衝動はまるで恋だね
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歳を取り椿は色付き距離を取る とても大事なキミの想いも
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「おはよう」とLINEが来たよ。お返事を考えていて、スマホ汗ばむ。
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毎日が嵐の様に過ぎてから始まる次の創造の日々
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お日様が今日も東に顔を出し二度と戻らぬ時を刻んで
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花冷えに 春霞立つ お湯に浸かる 昇る鼻歌 『All You Need Is Love』
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ミルフィーユみたいに厚い辞書だけど言葉が好きだからおいしそう
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余韻より 曖昧目立つ 第五句の 連用止めを われは好まず
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冷心 抱いて眠れし 雪だるま 日光当たりて 心も体も
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阿保のまま 生き死にせよの定めなり 目出度くもなく赤飯を炊く
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倍速のShape of youはやめてほしい純喫茶がなくなってしまうから
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3の クラスの女子の ブスっぷり 準決勝観ながら 聞かされてんねん
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窓開けて爽やかな風浴びた後シャワーで流せぬ轟音浴びる
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散るために 生まれてきたんじゃ ないけれど どうせ散るなら 春風にのって
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地上波で野球中継数ありて昭和の世でも稀有な事かも
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みどり濃き 深山佇み 古寺の 黄色一色 メジロ飛び立ち 谺返るかな
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灯台の 光が届いて 気がついた ここがこんなに 暗い海だって
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誘われてFMラジオ聞きながら深夜のドライブ夜明けの海へ
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正座して 痺れし脚を 引きて行く そろりとそろりと 狂言の如
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真っ白な紙の中から現れし尾っぽを立てて迎え出る猫
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言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
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サックスの深い音色は時をかけ心に届け夢みるごとし
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農園で甘き香りの苺買い好みし夫に供ふ命日
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