空の下で繋がっているとかではなく あなたの隣で見上げたい月
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しんとした 新都心流す 深夜の軽 浸透する風が 冷ます嫉妬心
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何もかも、ほんの少しだけ何もかも嫌になったよ。明日も雨だし。
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めんどうね、ひとにやさしくする癖にひとにやさしくされたがらない
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「来世では幼馴染に生まれよ!」と結ぶ約束二百年後も
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門を超え 輝くものが 目に入る やはり綺麗な あなたの笑顔
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江ノ島でデカめの鳥に襲われて、指先までが私だったな
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老人の昔話を受け流し、マックの値上げに思いをはせる。
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AIは 法の狭間が 苦手なり 汗水垂らし 苦悶しており
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さり気なく 嘘で築いた 戦後日本 裁かれぬ人 黄泉の人なり
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薮睨む前髪越しに春北斗ポケットの中ぐうを握る
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なんとなく残り二十歳と設定しさあてこれから何しようかな
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は募り 始発に乗りて 踏み出すは 夢の続きの 確かな一歩
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崩れてる姿勢が丸く崩れてるもしや心も崩れてるのか
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木漏れ日に 似たやさしさと 笑みだけが 今も私を 閉じ込めている
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イランには イランの論理 ミサイルの 届くはずなき イスラムの法
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北山に 春を告ぐべく 雷のごと ホール響(とよ)もす オルガンの声 /京都コンサートホールパイプオルガン演奏
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感触のかけら 集めて縒り合わせ作り上げたるときの楽しさ
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春なのか冬の残滓の中なのか三寒四温のVAR
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暴君と化した主は斬り伏せよつるぎささやく妖気を帯びて
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占いを頼って探すくらいには貴方のことを切望してた
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犬と猫焼きもちだけはおんなじで噛み合いながら仲良しになり
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息子の助言WBC見るためにネトフリつなぎ老婆は戸惑う
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右脚の弾痕示し戦争を 語りし父の享年を超え
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羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
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寒戻り 落ち葉布団に 包まれた 青き新芽を 撫でる指先
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リネン糸で手編みしタオルは桜色 いつもの暮らしにひといろ添えて
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口先に花弁くわへしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
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捨てられて 親を知らない この猫は お婆(吾の母)の事を 母と思ひて😺
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甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
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