人間は僕を助けてくれないがAIがいるから心配なし
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咲き頃の  情報も得ず  来てもたら ひゃっこい文字で バラは咲いてません…か
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五線譜を黒く染めゆくペン握る 右手は剥げた鍍金めっきの緑青
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とうげ、とうげ、山の上下、どっち行く?吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風をあらしといふらし /022/100 文屋康秀
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こんなこと バレたらマズイ おしまいだ 留守電の声 何度も聴いて
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桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
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自身さえ 忘れてるうた 掘りおこし ありがとうです ハートの光り
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病院の玄関までの上り坂 花吹雪舞い温い風吹く
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土曜朝ひとり勤務する窓枠にちょんと現る小鳥の挨拶
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青色の満ちゆく花の波に浮く家を守れる芝桜なり
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ご近所の子供と遊んで洗われる再び汚れるおばちゃんだけど
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たましいも飛び出しそうな大くしゃみ そろそろ春もいくというのに
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病院の待合室は海の中バリヤー張って自分に潜る
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雨が降り風も吹いての半月も入学式まで桜持ったな
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マラソンの日 いつものスーパーおみせ 迂回して 辿り着く道に 熱き声満つ
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朝の瀬へ向かふ歩みに夜へ乞ひし恋慕の灯り苦し相反
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僥倖の大口取引掴み取り シニアの意地をここに示せり
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降り止まぬ雨を味方にデイ拒む 義母を抱える私の胸にも雨
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花壇よりしなだれ落ちる芝桜 受けてやりたし たなごころ見る
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焼き肉を食べて微笑む遺伝子に馬蹄目狩る先祖の在りき
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黙々と釣り糸垂れる夫の傍で はしゃぐ吾子たち 過ぎし日の光景 /回顧
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花開く月下美人を袖にして誰をか思ふ互ひの瞳に
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魂と魂がひっつき合って溶ける輪郭夜はこれから
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ひとりぼっちでたたずむわたしに あなたは声をかけてはくれない
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ねぇ、だあれ?隣にいてもスマホばかり。フリック音がひどくうるさい
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休んでも いいんですかと 館長に 尋ねてみたら いいよって感じ
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夜桜に映えし君の横顔を じっと見つめ みたらしを食ふ
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サーティワン 新作おもろい なんか味、夏っぽくね?と言い合いするほど
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短歌って単価ゼロ円でも何故か啖呵切れない31文字
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見下しと見定めの季節朗々と過ごすクロッカス雨が降るまで
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