耳の裏多くのピアスが見える夜 知らない君に出会う路地裏
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キミって星が生まれた BIGBANG! を何光年もあとから見てる。
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フルートを教えてくれた貴方の背銀河の源流星を生むひと
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「弱音吐いちゃだめだよ」と言って祖父は小遣いをくれた。私は三十路。
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日の出見て 重ねる影で また光る 灰皿の上 重ねた夜風
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ネガティブな 話題が多い 毎日で 桜の開花 貴重なニュース
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三年は へこんだままの ガードレール 並んだコーンの あかい葬送
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野馬と書き「かげろふ」と読む季語を知り万葉集の「かぎろひ」浮かぶ
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自分史をながなが語る男には あくびとともに哀しみ誘う
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ほー法華経 千葉の田舎の工場の駐車場にて初鳴きを聞く
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一輪車押しておうなは春の道 株に土付くほうれん草乗せ
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雪を割り芽吹く命のあるごとく老いた父追い日々を越えゆかむ
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「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
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「あきらめず頑張ります」と言う友にわたしの言葉は空回りする
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聞こへ来る門出の歌はどれもみなシニア世代のをも励ます
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春雨の マックでランチ 窓流れ 落ちる雨粒 目で追いながら
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蔦の這うひかりに鏡うもれいる うちに眠れる人おだやかに
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春浅き傘交う窓の縁なぞり雨垂れるまま君を待ちおり
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くしゃみして春こじ開ける君とぼく その断面を分けあうルタオ
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苔むした木の根にぽとり落ちた冬 真白の椿 名は初嵐
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いつからか 調べることを しなくなり 検索をして わかったつもり
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あさましや靴履いたらば今はまだ にきな足裏じき硬くなり
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光あれ腕に眠る子我々が導くようで導かれたり
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めくるめくペテンの魔法 紫の願い詰まった華麗な流動
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そうだよねふざけた奴も必要だよね調子いいでしょそれがわたしよ
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春雨の 薄墨流し 朝霞 しなやかに降るや 絹の雨 濡れて艶やかに 野辺の草
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杖をつく 君に胸いっぱいの 感謝と恩 君のおかげで 息子は笑顔だ
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まってくれ 愛を込めて花束を その歌ぼくに こうかはばつぐん
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デスクトップ 緑と青と僕から出る 俺を壊したシステムと数
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ネオン街 今は楽しめ この後は考えない方がいいだろう
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