ドトールの 雑音響くカウンター 近くの席 たたくキーボード やけに耳に
7
ちらり見た あの人のスマホ いけないと 嘘だと見開く 二次元の推し
7
深夜2時 絵文字が透ける 膨れっ面 天井のシミ 頭巡らす
7
チコちゃんに叱られる前にググるカス社用PC届け退職
7
去勢され君はいい子になりました それを喜ぶ人を憎めよ
7
創作は諸悪の溜まり場と化して 現実のほうがまだ福に会う
7
濡れ窓に片手かざして知っているあなたが天使であることを
7
ミスチルの『楓』がふと聴きたくなって独りで歩く夜の国道
7
海峡を白波砕き連絡船みるみる迫り揺れる波止場に
7
夢路にて 今亡き母と笑い合い 時間ときが戻りて こころ満ちる夜半よわ
7
泣きながら夜道を歩いた人にしか見れない綺麗な星空がある
7
今日もまたペダル踏み込む果てなれど煌めく海に全て敵わぬ
7
山奥の家屋の隅に白き鳥とまったような辛夷の花見つけ
28
青天に応える如く銀杏木のちっちゃな若葉 愛らしく萌ゆ
31
春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
26
なんかこう わからんもの 背負しょわされて 踏ん張ってきた 長子事情
18
放っといた庭木柿の木紅葉の木放埒すぎる枝のやんちゃよ
23
晩春に替えるズボンの色冴えて 麦藁色とか茅色だとか
15
詠むときと読まれるときのインタバル どきどきの春 ときどき曇る
14
山吹の 一重と八重のありしこと 知らずを詫びる 咲き満つ花に
19
寝かしつける この子もそろそろ 躾け時 いずれ「しつけー」と 言われるのかな
7
連呼せし名の絶叫も聞かぬまま一票を投ず弘前市長に
6
ふるさとの 青空跨ぐ 雲の嶺 時代は駆ける 踏みしめる 今日を刻みて
6
いつも来るお店で少し背伸びして。初めて頼むあの子のカスタム
6
約束の 前日に送る 楽しみと あなたもきっと 待っててくれる
6
喪失の痛みに揺れるおとがいを砂糖にまみれた両手で撫でる
6
答えてよ あなたが煎れるコーヒーが あの子が好きなブラックのわけ
6
今日はもう 眠たい寝よう 充電し 明日からまた がんばりましょう
6
血迷いか 焦る気持ちは あるけれど 多分それは 人恋しさで
6
穴として音楽室の穴として、3年前に認可済みです。
6