Utakata
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窓からの陽射しは膝に熱を射て 開けっ放しで車ころがす
6
着付け後の 合わせ鏡に 映り込み いつもとちがう 君の横顔
6
測らずも セルカレンズに 切り替わり 吾の素の顔を 見せつけられる
6
整頓の手を止め 近場にて花見
澱
(
よど
)
みぬ心を
解
(
ほぐ
)
す桜
6
山かすみ何かが飛んでる気配するケミカルな太陽は柔らか
6
真っ白な紙の中から現れし尾っぽを立てて迎え出る猫
24
言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
52
サックスの深い音色は時をかけ心に届け夢みるごとし
19
父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
56
洗顔の泡を
拭
(
ぬぐ
)
いてふと見れば 母と見紛う顔ありてじっと見つめぬ
15
空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
26
春浅き君住む街にほおき星 欠片を追ひて永遠の歌詠まむ
26
母の膝 若手の医師の 手はマウス
翁
(
おきな
)
の医師は 患部触診 /
意志
(
医師
)
の違ひ
29
貧困と暴力とあゝファベーラのただなか早く春よ来てくれ
20
バラ色の未来買うほど暇はなく「広島おんなエレジー」ずっと
24
木立打つ雨音枕辺に迫り 澱みたる悔いの念立ち現れたり
14
夫と行く遠き蕎麦屋の帰り道 芽吹く野山をふたり見つめて
30
球根の
出
(
い
)
でし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
24
だだくさ
(
適当
)
に一日過ぎれど良き日なり今日に感謝の刻印ひとつ
41
Utakataに猫の声せぬ朝なれば明かり灯らず雨戸を開けぬ / お持ちしています
36
通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
27
都合良く見えることだけ吐き出して そろそろ季節の
詩
(
うた
)
でも詠もか
19
枝先に 萌黄色のちさき若葉 心細げに 春風に震え
21
目に見えぬウィルスと戦う人がいて見えるが存在しない星見る
22
就活に追い詰められてもutakataで心安寧まんまるになる。
30
真珠湾の先制攻撃例に出す批判封じの魔王に媚びる / 高市氏のスピーチ Japan is back.???
27
人生のゴール地点見えてきた ここらで少し歩を緩めよう
17
偶然に彼と出会った雨宿り神様からのご褒美かしら
13
満開の 散りゆく梅の花吹雪 温まる風も春を知らせをリ
25
種蒔きに 滋養の雨を 望みたる 土に寄り添う 春願いたる
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