万引きの爺の身の上訊ねみるあゝ無常とサバ缶奢る
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飲み込んだ想いが弾けてしまうから触らないで優しくしないで
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亡家族かぞく居た 土間と縁側在りし家 夢でもひととき戻りてみたし
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今朝こそは 惰眠貪る 休養決意 やはり起きだす まだ58
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今日は風呂 めんどくせぇなと 反抗期むすこの悪態 浴室響く 熱唱アニソン
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「おやすみ」が来るわけじゃない分かってる だけど眠れなくって もう初夏
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大切なものだけ見ろと言うように ライトグレーの雲間から碧
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生きおれば せんなきことも多々あれど どうにかは成る 戦争以外は
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人伝の話だけど、と語り出すゆらゆらと火が横顔照らす
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「それやめて」「のびのび育て」どちらとも 母ごころには違いないのに
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日常の 楽しい時は 足早で 見えにくくても 大切なもの
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好きだとか言わなくたって分かり合う この歳なりの恋愛がある
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ウサギの目 アデノウィルス はや七日 なにこれあかんめっちゃしんどい
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現在の大好物に飽きぬまま これを最後の晩餐としたい
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おやじの会 若いパパたち汗流す プールも完成 園庭は夏
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夕焼けの写真が届く貴方から 落ち込む私を無言で包む
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髪の毛が少ししっとりしてきたか? 無駄な抵抗?五十路いそじも後半
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「愛してる」言ったそばから照れまくるあなたを好きでよかったと思う
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「う|む・・・」とね 文字だけに出るキミの癖 変わってなくて何だか泣ける
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モフモフの背を撫でふぁっと軽くなるポジティブ思考の日曜の朝
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チビ猫は 空のお皿の前で待つ お行儀よくすわり おひるをまつの(早い)
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三ヶ月あれば細胞からだは変わるとて 心の薄皮触れる指なく
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なんという器の大きいプロポーズ 宣孝おじちゃん カッコいいな〜(光る君)
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真円は割り切れないのに僕たちは月の影ばかり追いかけている
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クリームとアイスとクッキー塗りつぶす さいごの一口にキャラメルソース
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五月雨に濡れ葉の上を のんびりと 栖家を背なに舞々螺まいまいマイペ-ス
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炎天下 太陽真下 土の上 サングラス越し 灰の世を見る
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服の皺 見えないまでも 想起する 覗ける君の 常の在り方
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人と成る 事も知らずに 正午過ぎ 午睡と嘯き じっとしている
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千年後発掘されたくないんです 遺骨はバイタミックスにかけて
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