何もかも 生が美味いと 言う奴に 加熱調理の 良さを解説
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キスよりも甘い口付けその煙草 フィルターなんかに なりたいなって
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冬の風身を切る寒さ裏腹に陽射しの和らぎ春の足音
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大晦日 コタツの中で 大喧嘩 足の蹴り合い 笑顔の二人
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冬空の闇夜に浮かぶ大三角隣に四角を描いてみたり
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一度も言えた事ないな どうせ恋人の特権「愛してる」
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菩提樹のもとに座ってたまるかよ乳粥くれる人もいないし
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不景気でさとりもするさZ世代冷めた夜明けは暗さを残す
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わすれもの したフリをして 戻ろうか? いやそれはダメ 背中で語る
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キャンバスに塗り重ねた層で今日は寝ます 明日は晴れるといいな
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意味なんて要らないのかもね。テキストベースの写真に確かな浪漫アリ。
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食べてやる林檎無花果、服着るし、肋骨だって誰にもあげない!
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お出汁を優雅に舞う鰤のゆらゆら 今かと待つ箸のそわそわ
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受け取った愛の量と同じぶんだけしか誰かを愛せないから
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荘厳のかつて世界を知りぬとき神はシンバル鳴らしたっぽい
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物言わぬ貝になりたい将来は真珠職人が夢だから
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打ち羽振き追わるる烏朝焼けに染む福音の断末魔たるや!
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都会から運ばれたごみ山奥で燃やされこっそり埋められて
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どんよりと 灰色の雲 垂れ下がり 心も沈む 真冬の正午
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生きてれば ただそれだけで 丸儲け 明石家さんま いいことを言う
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よく知らぬカタカナ並ぶスライドに神妙顔して頷くだけの日
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愛しても 愛されぬなら さらにまた 深く愛する 愛の精錬
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ドブ川といわれようとも隅田川 きみに溺れてオフィーリアになる
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夜の端 今日もバッグをポチります 腕は2本でわたしはひとり
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あまりにも自分の理想すぎる君。私のそばでずっと笑って。
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夕茜冬木立染め雲染めて彩り変えつゆっくり沈む
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トビは群れ滑空飛行す悠々と 目星つけたか降り立つ大地
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「心配と 心遣いは 違うのよ」 この仕送りは 生存確認
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謎解きの気分で読むも乙なもの解釈ひとつでワチャワチャしたり
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「ごめんね」と息子が謝るそのあとの空の青さに名前をつけたい
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