木納 京
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きのうきょうと読みます。

白梅が確かにそこに咲いたこと花は散っても風が知らせる
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苔むした木の根にぽとり落ちた冬 真白の椿 名は初嵐
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バスの外いつも通りの街と人 いつも通りがありがたい今日
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目が覚めた今何時かは分からない 発熱・頭痛・孤独は分かる
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君になら何でも話せる気でいたよ「おめでとう」だけどちょっと寂しい
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駐車場二歩先を行く君の背に手を引き歩いたあの日を想う
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お雛様筆でほこりをはらってた母になんだか会いたくなる日
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今度こそ私のままで恋をして幸せつかむはずだったのに
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子どもでも大人でもない君だからその葛藤がひどく眩しい
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あらかじめ今日の授業で使う式覚えておいた君が好きだから
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あったかい!春だ!嬉しく話しかけ「花粉症です」なんか気まずい
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通り雨自転車置き場で雨宿り 校舎に駆け込む君はデコ出し
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窓の外君の姿はもう見えない コーヒー2杯まだ温かい
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五時間目船漕ぐ君の肩つつく 期間限定僕の特権
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いっぱいの感情抱え歩けぬなら苦しみだけを選んでちょうだい
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音纏い踊る君の目離さない向こう側から僕を掴んで
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「逃げられない運命みたいな恋」だって 僕ら二人もそうならいいのに
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「大変」と口では文句言いながら袖に降る雪払わず見てる
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君のためのチョコ期限が切れたまま冷蔵庫の片隅で眠る
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湯につかり自分の息の音を知る祈りの代わりに君のうた歌う
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友人の子どもの豆まき動画見てやっと気がつく昨日は節分
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凍てついたマンホールけ駆けて行く子の頬赤い二月のはじまり
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青き嶺旅の車窓を過ぎて行くエンドロールは長く色濃く
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