木納 京
0
0
投稿数
60

きのうきょうと読みます。

最後だと分かっていれば薔薇だって入れてやったのにガラスの花瓶
11
なんで?って聞いていいのかわからずに 君の笑顔に似せた顔する
3
君の手の温度を覚え損ねた手伸ばした先で霞む金星
2
喧嘩した次の日チョコで機嫌取り?妙にこなれて見えてムカつく
2
航海のあれこれ詰めた宝箱 宝箱のまま仕舞う幸せ
5
数ミリの厚みに瞳を輝かせ語るは君とあの日の私
6
せめてもの野菜ジュースで乾杯を!この愛おしき怠惰な夜に
8
あのふたり一年足らずでゴールイン?そりゃめでたいねところで君は
3
まだ強く自我を持っている革靴で背伸びしたって合わない目線
9
文末の絵文字があーだこーだとか君の話に溶けた白砂糖
4
花びらが流れて桃になるようにいつかの君も同じではない
3
帰り道白線の上ゆらりゆれ海のリズムで飛ぶ水たまり
7
手を離すことが優しさだと思う他人ひとに聞かれりゃそう言うのにな
5
あゝ鳩よ野生本能忘れたか 春の遊歩道てくてく歩く
7
このサイト見てるあなたに大チャンス!躊躇わずほらここをクリック!
7
Xの濁流に乗り流れてく千年先も読まれうる歌
7
カラコンも新色リップもつけ爪もあの子のまばたきには勝てなくて
7
一万円崩すためにとコンビニへ 無事にSuicaで支払い帰宅
9
駆け引きはもういいからさ頷いて お願い、僕の負けでいいから
7
人生の大逆転はクレシェンド実はとっくに始まっている
9
咲くまではあんなに頑なだったのにふと見上げればもう夏仕様
9
咳止まずうたた寝さえも許されず明日は肺まで筋肉痛かも
12
いくつもの人生乗せた鉄の箱過ぎるそのたび綿毛が飛んだ
14
「ほいくえん、赤ちゃんいっぱいいた!」 そっか、もう赤ちゃんじゃないんだね、君
17
この辺じゃ見ない顔だな名を名乗れ塀の上から睨む野良猫
11
築五年八畳一間のワンルーム私の人生対策本部
11
菜の花よ見返さぬこと知っててもこっちを向いて笑ってみせて
8
名物のおみやげお菓子個包装 明日あすの君への口実を買う
19
今世では私じゃ届かぬ幸せをあなたが掴みとること祈って
9
今日までを過ごした仲間に手を振った 永遠とわの別れになる予感秘め
16