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歌河千舟
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思ひあり今より先はどなたにもはあとの印失礼いたす
歌河の流れの水を掬いてもはあとを捨てしわれ人でなし
われの名は歌河千舟いざ漕がむ流れの先は無い輩滝
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其々をあぢはふほどに急かされて返歌心にしたためてをり
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両親と両親並び四人居る仏壇の下われの寝ぐらよ
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人生をくしゃみと共に生きている鼻水太郎此処に見参
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おすすめは全託だよと係員 心バンジーやってごらんよ
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無駄死にも犬死にだってそれも有り無意識からの年次報告
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今頃に自分の生を生きんとす それでもいいさ誰も見てない
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給付など要らぬ制度が正義だと誰かが言ったそれに満点
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近ごろはチェロとピアノが耳友にすすきの揺れに指揮を任せて
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目の前の君の笑顔にズームイン鼻をかみかみ法被を纏う
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災害と誹る風には波立てど広瀬の川はいまをたゆたふ
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いつからかラジオ無縁の耳となり無音の中の月の出を待つ
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ラジオにね押し売り顔が見え隠れ 知りたい事はちゃっと済ませた
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陽の稀な空をみつめた夏ゆけど干されしままの私のこりぬ
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おはようとたがひに触れる残り日が日毎濃くなるスープのやうで
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成りたやは今こそ此処に捨てませう猶予はすでに過去と成りけり
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買い被る「あれこれこうでムズカシイ」魅力マイナス幻滅の刑
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われ事と捉えぬ限り成されまい浮かばれぬ人浮かぶこの世は
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みとせ逝きここに始まるわが生や古希の向こうのじじわらし見ゆ
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はるみさん浮草ぐらししてまっか?大阪しぐれ惚れちゃっただよ
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かと言って何の不満の有るでなし強いて言うなら人でなしかな
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人の世に生きて交わり疎むわれ沈みもせぬが浮かびもしない
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遅すぎや母への感謝今更にお前は出来る幾度聞いたか
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弾むよに連射で射抜く受話器声いつの間にやら捕虜となりけり
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丑三つに目覚め弄くる小半刻闇夜の光り三十一文字に
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そりゃ妻が得と長年思ったが今じゃ天秤真一文字に
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完全な心の一致あるのやら今のところは至らぬわたし
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友の妻去る日近しの知らせあり何せぬままにけふを見送る
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歌河を流るる舟に幟旗それぞれの岸接岸ねがふ
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年齢が吾五十三妻拗ねるそんなに若く出すなよ秤
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霊感の無尽の証明為している世の営みを眺めば愉し
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