歌河千舟
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思ひあり今より先はどなたにもはあとの印失礼いたす
歌河の流れの水を掬いてもはあとを捨てしわれ人でなし
われの名は歌河千舟いざ漕がむ流れの先は無い輩滝

てやんでえこれもおいらさ飛び出せど路傍の花に演技笑わる
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真面目ゆえなにか窮屈感じつつ窮屈を生く真面目な私
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もしかして肉体こそが幻か痛みが去れば無かった顔に
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窓外の眼前繁れる高木にわが腰当てて補強せんとす
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一時間独りになったそれだけで吾は何しに生まれ来たのか
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すわ大事闇の深まる丑三つの一間先のすうぴいの消ゑ
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音も無く身体を揺らす丑三つの其の後ぎしるしんどい血
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恍惚は夏の湯上がり涼風よ仰向けの身をゆたり吹き抜く
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小食は有難きかな負け惜しみ食べ放題は見たい放題
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恥を知れ!人の浮き輪で浮かぶなど何が三億たかが十億
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此度また不遇に惹かる吾なれど定めと云わず縁と呼ばむ
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昭和の世讃えし吾の必定を確かむる旅歴代の御世
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きみが在り幸ひわれも在る此処でいまさら問わぬ善いとか悪い
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ラジオでは二人芝居が佳境なり今の内なら損はさせぬと
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けふもまた日にち薬が剥いでゆく痛みの皮よあと何枚か
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われの名は歌河千舟いざ漕がむ流れの先は無い輩滝
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歌河の流れの水を掬いてもはあとを捨てしわれ人でなし
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思ひあり今より先はどなたにもはあとの印失礼いたす
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なんとまあ柔らかき歌娘を思ひ思わず返歌ごめんなすって
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私なら慰問を受くやあの歌手のあの歌の歌詞ステージ4で
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えへん虫咳を誘ひて腰刺せば賞味怪しき飴にあり付く
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幾年も愚痴の弾丸雨あられ声に惚れたるわれの無傷よ
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いつの間に身に染みたるや受け身癖致命を外すただそれだけの
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しらけ鳥飛ばす私に伝えたいその積み過ぎが墜落まねく
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隣より野球ニュースの漏れ聞こゆ寝床のわれはズキンでアウト
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俺だってたかが三十年だよ と母にぶつけたあの夜のこと
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あっ腰が程なき明日を垣間見る朝の出がけに靴下履けず
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気が付けば劇画の中に放られて役の名前も覚えぬままに
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世の末はじゃんけんぽんになるだらふ丸く済まさば協賛要らず
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不覚にもぎっくりぽんに笑われて柳の腰を締め上げるわれ
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