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歌河千舟
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思ひあり今より先はどなたにもはあとの印失礼いたす
歌河の流れの水を掬いてもはあとを捨てしわれ人でなし
われの名は歌河千舟いざ漕がむ流れの先は無い輩滝
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歳月は魔法となりて皺を消しふたりは今や推しつ推されつ
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万人に訪れる死は未経験だから何とも言いようがない
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焼かれれば誰も同じと慰めて心をわれに取り戻すなり
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身代わりを許されぬ世に術もたぬ君の絶望われ詠まされぬ
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慟哭は歌壇にぞあり声枯れず君が地獄よ創作であれ
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ビニールの上に辛子を落とされてうらめし顔の昼の納豆
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われこそは高貴なる身と嘯きて詠めば浮世の憂ひもかろけき
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朝風に末の身姿思はれば宙に舞ひたる塵と還りぬ
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偏向の秤持たぬは悲劇なり異論を溶かす仕組みはメディア
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娘より五連休には帰れない瞼に浮かぶ両の腕中
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灰色を恨みはせぬが単車降りけふは窓越しあてなき旅か
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神仏へ頼る離れば人と成る頼らずとても内なればなり /自戒
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量刑は己が下せば完結か為さざる罪に無名のこころ
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押すだけでアチチの風呂に沈みては五右衛門風呂の当番浮かぶ
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弱さのみ重ね来朝に懲りもせず鳥に恥ずれど諦めもせず
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見納めや戯れ吐きて佇めば雀囀り朝陽昇れり
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泣いている人の隣に呑気歌仕方なしとて心痛みつ
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スマホ旅アプリモーター加速せば降車駅すら流星となり
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けふよりは俄を超えて応援す五タコ甘んず球史の宝
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重ね来て日毎生まるる我なりと思ひけるかな独りの空に
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悔しきは己が心にありありと描けぬ内は何の役にも
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羅針盤持たぬ我には島見えず違和感頼り微速前進
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地獄さへ創りし我ら人なれば桃源郷は造作無きかな
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生きるのが罪かのような解を出すシステムバグよデバッグの刑
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昼餉あと机に沈むひと時は生きる為なりなんちゃって歌
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耳立てて雨音に目を凝らしなば曇り硝子の灰のいや増す
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スマホ鳴り揺れるあの日を打ち消して心配要らぬ心配要らぬ
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恩寵か出もの腫れもの咳くしゃみ頭痛腹痛腰痛歯痛
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何処までも冷えの増す身に脅されて季節を戻す卯月の二十日
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追い越しに暗黙の礼交わしつつ自転と自動 国道の旅
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