Utakata
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虎杖麿
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衰えて 寝たまま語る お口より 薬の匂う 息漏れにけり
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ガラス戸に オリオン星座の 三つ星の 亀虫が居る 野分過ぎし夜
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人並みに 賞味期限は 気にすれど 時には食いぬ 期限過ぎても
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「わらび~餅かきご~おり」とて呼ぶ声の遠く聞こえて夏去りにけり
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山川の手造りの橋流しさり目前(まさか)に荒(すさ)ぶ雨台風は
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先に行く台風ついに追い抜かれ「Ora Orade egumo 」と重き足取り /ダブル台風七号八号
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白秋の南蛮趣味に酔いしれし「キュラソー」という国はかつてなかりき /ワールドカップ初出場「キュラソー」
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天井灯の カバーに潜む 遁術の 亀虫の奴 知恵をつけたな
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合歓の花 ミストに霞む 中庭に 焚き火始まり マシュマロを焼く /Hotel The Day Osaka
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パワハラの 親子台風 列島を 襲わんとする 爪は鋭く /ダブル台風七号と八号
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水底(みなそこ)に 石のごとくに 身を潜め 山椒魚は 闇を窺う
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株総の 三社の資料 読み終えて 痛き目霞む 紫陽花の色
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日本を 地球の裏の委の国を 大地震(おおなゐ)襲う 相前後して /2026年6月25日朝岩手県沖M7.2&ベネズエラM7.5
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愚かなる人の育てし禿鷹に食い荒らされし国は悲しも
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質問の 前置き長く 株総の 議長 への字の口を開きぬ /某社株主総会
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かたつむり わが家を捨てて さすらいの 旅を続けて なめくじとなる
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「お答えは差し控える」と 聞き飽きた 野暮な答弁 耳鳴りがする
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傷みてし花の秀(ほ)つ枝(え)にまたひとつ泰山木の咲きいでにけり
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いつしらに 遅れる君を 気遣いて 半歩うしろを 歩く癖つく
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三畳の部屋の小窓のそよ風に並ぶ挿し穂の冴ゆるさ緑 /花の音氏に
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底紅に 白さ際立つ 花びらに 梅雨の走りの 通り雨過ぐ
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アリアなき オペラはどこか 物足りず 傘差さず帰る 木槿咲く道 /オペラ『アマールと夜の訪問者』
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柳田も 「難読地名」と 放り出す 「放出(はなてん)」の由来 永久に分からじ😁 /再度刺草キロ氏へ
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放出(はなてん)の 由来曖昧模糊として 関はりはなし 道鏡の膝😁 /刺草キロ氏へ
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発熱と 鱗屑(りんせつ)あまた繰り返し 木乃伊のごとく 痩せし父はも
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病みつきて 気弱になりし ちちの実の 父の腹なる 大き紅斑
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ベレー帽かぶりて小首かしげたる 遺影の父の温和なる顔
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こっそりと 耳打ちすべき 頃合いを 見計らううちに 終点に着く
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混み合って 奥に押されし 小太りの 社会の窓が 半ば開いてる
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願わくは じゃがいもの皮 剥くように 額より徐々に 禿げてゆきたい
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