虎杖麿
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フライング やっちゃったねと 冴え返る 医大の庭の 桜花(はな)を慰む
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巡りゆく 血潮の音の 心地よき 春の夕べの 手枕の夢
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にこにこと 微笑み絶えぬ あのひとの 悲しみ深き 顔もわが知る
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如何さまに 見そなわすらむ 釣り針の 如く痩せたる 月に思いぬ
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栂の木の いやつぎつぎに 末の世に 語り告ぐべき 国の悪行 /森友学園問題
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佐川もまた 金と出世に 良心を 売り飛ばしたる 貪官汚吏か /森友学園問題 
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安倍のような 悪党かばって 良かったか よく考えろ 生きてるうちに/ 佐川宣寿元国税庁長官
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偉い奴ほど 責任取らぬ この国の 伝統守りし 佐川宣寿 /佐川宣寿元国税庁長官
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抜け目なく 退職金を 懐に 佐川の奴は 今どうしてる /佐川宣寿元国税庁長官
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病人の 布団をはいで 持って行く 非道の感じ 税務署は持つ /税務署
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改ざんの 悪事をなした 大ボスを 忘れず税の 申告に行く /確定申告最終日
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包装の 角が刺さりて 血が滲む 指の肌(はだえ)の 老いて衰う
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黄昏れて 底冷え著き 夜の街に ひもじさつのり 出でて来にけり /SARASA HOTELなんば
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飯が先 風呂が先かと われ思う 故にわれあり 夕さりにけり /われ思う故にわれあり
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後頭に 野分の如き つむじある 白髪頭が 目の前にある /珍しいつむじの位置
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切れる筈の 切り込み切れず この婆(ばば)を おちょくっちょると 鋏取り出す /切れぬ切り込み・切れる婆様
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また今度 転けぬように!と 常の如 互(かたみ)に言いて 別れ来にけり
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苔むせる 岩の上より 落ちてくる 滝なす水は いまだ温まず /摂津峡山水館
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露天湯の 縁に上りて 山峡(やまかい)に 白く泡立つ 段瀑を見る /山水館露天風呂
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激涛の 組合潰し 戦いし 古き仲間と 峡に集まる /摂津峡山水館
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ミサイルが 小学校に 落っこちて 百七十五 人死にました /米軍ミサイルイラン女子小学校誤爆
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香菓(かくのみ)の 非時(ときじく)に 汝(な)が 古代めく 篳篥の如き 二枚舌かも (非時香菓のようにいつも篳篥のダブルリードのような汝の二枚舌である事よ)
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鹿の糞 散らばる芝に 拾いてし 松ぼっくりを ポケットに持つ /春日野園地
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冴え返る 猿沢池に 映り込む 南円堂の 宝珠乱れて /猿沢インからの眺望
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窓際の 折り紙の鹿に 迎えられ 八畳の間に 荷をほどきけり /猿沢イン
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回廊の 隅にて回す 松明ぞ 火の玉落とす 須臾(しゅゆ)の間(あいだ)に /二月堂修二会大松明
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生い茂る 良弁杉の 背向(そがい)にて つぶさに見えず 大松明は /二月堂修二会大松明
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底冷えを 敵(かたき)の如く 武装して 若狭井の前に 松明を待つ /二月堂修二会大松明
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底冷えに 足踏みしつつ 松明を 良弁杉の 近くにて待つ /二月堂修二会大松明
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欄干(おばしま)の 端より端へ 駆け抜けて 大松明を 闇に掲げぬ /二月堂修二会大松明三月十日
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