虎杖麿
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とき過ぎて 傷みて萎む 山吹の 散らぬ哀れを 見て帰りけり /松尾大社
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著莪の花に 八重山吹の 花零れ 松尾大社の 春暮れんとす /松尾大社
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いつしらに 「人気の歌」の 衣替え 春ぞ暮れゆく 桐の長持  /「人気の歌」掲載方法変更
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烏羽玉の 黒々光る 京菓子の 南の島の 黒糖の味 /亀屋良長「烏羽玉」
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雨はらむ 雲に紛れず 塔(あららぎ)の 九つの輪の 黄昏れにけり /東寺五重塔
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高々と 神輿(しんよ)差し上げ 「ホイットー 」と 揺り奉る 御旅所の庭 /御旅所の稲荷祭
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メーデーの 芝にあまねき 春の陽の 夕べを待たず 翳り来にけり /梅小路公園芝生広場
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けだるさを かこちて怠け 暮らすまに 御室桜も 散りて春行く
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あるはずも なき借りがまだ あるごとき 思い離れぬ 君の中陰
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遅咲きの 御室桜の 時すぎて 涙に曇る 君が中陰 /満中陰
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はつかなる 三十一(みそひと)文字に 現はるる 天と地ほどの 歌心の差
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ニャンてこと(!) ニャンて ニャらぬよう ニャンこたち ニャめては ニャらぬ 爪を研いでる
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二度三度 手足水拭く ベランダを 風吹き過ぎぬ 春惜しむがに 
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バザールの 野菜に鼻を 近づけて 小突かれし牛は 大き瘤持つ /タージ・マハルの街の瘤牛
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「うりずん」の 吹く港より 米軍の イージス艦が ホルムズへ発つ
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「うりずん」の 夜風の立ちて みんなみに 散らばふ島の 季(とき)の移ろふ
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第五句を 倒置にすれば 良くなると 思(も)ふ歌あれど 豈(あに)言はめやも
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夫婦喧嘩 皿が飛び交い 韋駄天の 猫は隠れつ 竈の陰に
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今ひとたび 逢ひたき思ひ 霞みつつ 置き所なし 春の愁ひは
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梵天の 耳掻きのごとく 臈長けて 深まる春を タンポポは待つ
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美と醜の 二つの歌ぞ 隣り合う たまたま開く WEBのページに
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若き日の 文字懐かしき スペイン語 広文典の ちさき書き込み
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野良猫の 保護もよいけど 七億の 飢餓に苦しむ 人にご寄付を /NHK「ネコのトリセツ」 を見て
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「国境なき医師団」の寄付 振込みて はなみずき咲く 駅前に出づ
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哥らしき 哥は詠めども よき哥ぞ 年経(ふ)るなべに 詠みかたき知る
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猫族に なき醜態と 竈猫(かまどねこ) 耳目を凝らす 夫婦喧嘩に /『吾輩は猫~』
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早く寝て 明日に備えむ ガラス戸の 亀虫消えて 夜ぞくだちける
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山ほどの 借金による 豊かさの 揺らぎてついに 武器に手を出す /武器輸出緩和
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「もみもみ」の 妙なる歌を 携えて 来る人あらむ WEB短歌に /もみもみ:定家卿歌論から
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夫婦げんか 極まる頃を 心得て 姿を消しぬ 猫あくびして
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