虎杖麿
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ぽかぽかと日差し春めきふらふらと裸で歩く人も出てくる /風狂如春酔
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徒然と昼寝を友に過ごす身に駿馬のごとく日々過ぎてゆく /光陰如駿馬
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楽しげに街行く人も歩を止めて心の曇るときもあるらん
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しゃっ面をむずむず踏んで報いたき思いはあれど色にいださず /如平清盛
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君のためという一言に背徳の臭いを嗅いでただ聴いている /背徳の忠言
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おのが非を差し置いて人を論(あげつら)う人は黒がねの額(ぬか)をこそ持て /鉄面皮
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お通じという言葉では伝え得ぬ生みの苦しみが三日おきに来る /阿鼻叫喚
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不器男忌に尿(ゆまり)ついでに睾丸を押せど気になる異変なかりき /2月24日不器男忌
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雨垂れの如き尿(ゆまり)の侘びしさを人麻呂ならば如何に詠みけん /歌聖柿本人麻呂
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昭和初期三十一文字(みそひともじ)に命賭し職を捨てにし人もいましき /五味保義
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詐欺メール殆ど来ない日曜日 悪党どもも今日は休みか!?
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実害はなしと言えども詐欺メールに騙されし事心蝕む /詐欺メール
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歌心なきを嘆きて何ならん拙き歌を詠むほかはなく
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もひとりの自分の制止振り切りてホテルのタオルくすねんとする /葛藤
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五本指靴下を穿く煩いは紛れもあらぬ日々の営み
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小さなる 虫歯削らず 抜く如き 扉の処理に 異議を唱えき /管理組合総会予算案
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「ふ(2)じ(2)さん(3)」 とだじゃれのような今日の日を若きらは「さぶっ」と言いにけらずや/2月23日富士山の日
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出かける頃次々用を思い出す愚図なるままに終わる我が世か
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念入りの筈が念入りでないようなこの洗濯機まだいけるかな
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声高に言うべきことか誰にでも人には言えぬ悲しみがある
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股引や古き縫ひ目のほつれにもなほ余りある昔なりけり /本歌取り
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枕辺のメモの上(かみ)の句の字はよろけ下(しも)の句なきは淋しげに見ゆ
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どうしたらこんなにうまく詠めるのと眠られぬ夜の遠虎落笛(とおもがりぶえ)
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旗袍(チーパオ)を着て二胡を弾く小姐(シャオチエ)を人垣の隙ゆ垣間見にけり /民族楽器隊華蕾
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博才(ばくさい)のなさ知りながらポチ袋買う生臭さなしとせなくに /春節祭ポチ袋
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われならば腹掻っ捌き腸(はらわた)を引きずり出して投げて果てまし /『太平記』風に
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無辜の民万と死なせてぬくぬくと生きし中将を豈忘れめや /インパール作戦
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強い国?虚勢は要らぬ富めずとも心豊かに暮らせればいい
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中国とことを構える気は確かか死ぬる覚悟が儂は聞きたい /『曽根崎心中』お初の呟き
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平和国家の看板外し武器輸出じゃんじゃんやると荒き鼻息 /施政方針演説
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