虎杖麿
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口語歌と 文語の歌と 一目見て 「位相語」の如く 違う語彙の差
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「見せ消ち」を 読むは楽しも 定家書写 御物本なる 『更級日記』 /影印本
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白妙の 懐紙に赤き 跡とどめ 唇を押す 指を反らせて
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さみどりの 紡錘形の 莢の内 黒き実放つ 天竺の香(こう) /カルダモン原産地天竺
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ガンダーラ 旅する心地 花冷えの 紅茶に薫(くゆ))る カルダモンの実 /四月七日花冷え一時雨
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「束の間の~」 歌の腰の句の 「松抱けど」 朧に霞み 頭(かしら)疼(ひひら)ぐ /「花の音」御許
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自治体の 長(おさ)の醜聞 亡き人も 柩の蓋を 開けて見まさむ
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花冷えに 赤きシュマーグ 肩に掛け 思うは遠き イエメンの旅 /シュマーグ:中東の正方形スカーフ
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冴え返る 花の盛りを 家籠もり 眦拭ふ 君が四七日(よなぬか) /挽歌
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たまきはる 君が命か ひさかたの 天つ御空に 帚星飛ぶ  /挽歌
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携へて 鞍馬に行かむ かねごとの 花咲く春に なりにたらずや /挽歌
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明日といふ 日がなきことは 夢ならで 逝きて帰らぬ 君を悲しむ /挽歌
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待ちわびし 花咲く春は 巡れども 黄泉竈食(よもつへぐ)いの 君は帰らず /挽歌
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花冷えの 雨降り出でて 悲しみの ふたたび返る 君が四七日(よなぬか) /挽歌
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花びらの 吹き流されて ふたつみつ 氷室神社の 氷みくじに /★人去りて 氷みくじに 落花かな(俳句)
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言うたとて 晴れる胸でも ないものを ぽろりと零れ 忸怩たる愚痴
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観桜の ぞめきをよそに 寝つ起きつ 持て余すなり 微熱ある身を
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造影剤 体を巡る ひとときを 待つ間に眠る 起こされるまで /PET-CT検査
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取り合わせ 少し矛盾が あるらしき 歌の評価を 避けて次読む
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稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
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春物の 薄手ズボンに 穿きかえて 足取り軽し 桜散る路地
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君まさば 妙なる和歌を 詠みなむを なくて淋しき 佐保川の花
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雪花(せっか)ほど 縁に欠けある 飯碗(めしわん)に 囲炉裏火映り 麦飯を食む
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春霞む 天つ御空(みそら)の 退(そ)きへにて 天翔(あまかけ)るらむ 君が御魂(みたま)は /挽歌
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人ならば 夏山繁樹の 老桜(おいざくら) ゆたのたゆたに 揺れて花散る /『大鏡』夏山繁樹180歳
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訪れし かの要塞ゆ 四五キロの フジャイラ港に 上がる爆煙 /3月14日イランドローン攻撃
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生姜湯(しょうがゆ)の 腸(わた)に着く頃 眠くなり ひねもす止まぬ 花の雨かな
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何かこう 口さみしくて キッチンと 居間行き来する 花の雨の日
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わたつみを 漂ふ如く たづきなく トランプ丸の 行方知らずも /米国船籍トランプ丸漂流
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愛宕山 南なだりに 咲く花の 煙るがに見ゆ 街並みの上 2026/4/2阪急電車から愛宕山の桜を望む
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