Utakata
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虎杖麿
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野良猫の 保護もよいけど 七億の 飢餓に苦しむ 人にご寄付を /NHK「ネコのトリセツ」 を見て
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「国境なき医師団」の寄付 振込みて はなみずき咲く 駅前に出づ
21
哥らしき 哥は詠めども よき哥ぞ 年経(ふ)るなべに 詠みかたき知る
14
猫族に なき醜態と 竈猫(かまどねこ) 耳目を凝らす 夫婦喧嘩に /『吾輩は猫~』
12
早く寝て 明日に備えむ ガラス戸の 亀虫消えて 夜ぞくだちける
13
山ほどの 借金による 豊かさの 揺らぎてついに 武器に手を出す /武器輸出緩和
13
「もみもみ」の 妙なる歌を 携えて 来る人あらむ WEB短歌に /もみもみ:定家卿歌論から
12
夫婦げんか 極まる頃を 心得て 姿を消しぬ 猫あくびして
23
麻裳よし キューバの国に 似る雲の はぐれてやおら 形崩るる /米国に狙われるキューバ
12
幾たびか 横になりたき 日のありて 何すともなく 春たけてゆく /春愁
20
いささかの 瑕は有りとも 口ずさむ 調べ整ふ 歌ぞよろしき
16
玄武図の 絡まる蛇に 上つ世の 匠の籠めし 思ひ問はばや
14
赤白の 花水木咲く 駅前に 用あればこそ 夕べ降り立て /阪急三国駅
17
畏くも 国津御神(くにつみかみ)の うら寂びて 地震(なゐ)頻震(しきふる)ふ 秋津島かも /2026年4月20日三陸沖地震M7.7
10
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を 独りかも(鴨)食ふ /パロディ短歌選集
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さりげなく 「かの子」の歌を 読むように 告げたき人よ 直(ただ)に会はねど /岡本かの子
12
世々を 経し齋(いつき) リンガに 手触(たふ)れむと 烏羽玉の闇に 人の犇く /羇旅歌カイラーサナータ寺院
9
三代の 親子削りし 岩山の 石の寺院の リンガ拝(おろが)む /羇旅歌エロ-ラカイラーサナータ寺院
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野に遊ぶ 心潰(つい)えて けだるさに 家籠もる日を 春闌けてゆく /春愁
18
春風の 吹き通う野に 口ずさむ 妙なる和歌の 調べ愛(かな)しも
15
三頭の ひしと抱き合い 目を見張る 極寒の猿 口髭を持つ /地獄谷野猿公苑
14
丸顔の ドラヴィダ人と 隣り合い 南インドの バスは旅立つ /羇旅歌南インド
17
襟足の 粋(いき)きわ立たせ 春の陽を 浴びて煌めく 髱(たぶ)の真珠(しらたま)
13
天空に 遠く散らばふ 星統(す)ぶる シリウスの如く お歌輝く
12
浅ましき 痴情のもつれ またかいと 目を開けし猫 やがて目を閉づ /『吾輩は猫~』
13
静脈に 造影剤が 入(い)りはじめ 冷たさ覚ゆ 前腕(ぜんわん)の肌 /PET検査
9
流れゆく 月日の如く 留めかね いつしか覚めし 仲は還らず
16
わが好む 写生の歌と 異なれど 幾たびも読む かの人の歌
18
しどけなき ヘソ天猫の 腹狙い 鼻糞飛ばし 一喝をする
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待ちわびて 薄着装う 乙女らの 姿まばゆく 春闌けてゆく
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