虎杖麿
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ねびまさる 川井郁子の ヴィオロンを 直(ただ)にし聴かず 春さりにけり
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塩漬けの 桜を添えて 色も香も 雅になりぬ 酒饅頭は
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東京の 開花宣言 ぼた餅を 食いつつ聞けり 中日(ちゅうにち)の前 /3月19日東京開花宣言
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隔年に 二つの社 入れ替わる 祭り一つに なりて衰う
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白梅の 花びら浮かぶ 柄杓より 水琴窟に 水注ぎけり /四季倶楽部京都加茂川荘
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前栽を 掠めし風や 松が枝の 雪揺り零し 行方知らずも
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丸木橋 怖がる祖母を 軽々と 抱きあげにけり 野分吹く日に /祖母を恋ふる記
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春秋(はるあき)の 彼岸に会いし 大叔母を 偲ぶよすがの おはぎ食みつつ
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女童(めわらべ)の ように小さき 母の肩 揉み参らせて 淋しかりけり /母を恋ふる記
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小庭辺(さにわべ)を 行きつ戻りつ 中日(ちゅうにち)の 眩しく白き 割烹着の母 /彼岸中日
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遠き日の 彼岸に会いし 人々を 偲ぶともなく ぼた餅を食(は)む /3月20日彼岸中日
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冷えきりて 氷のごとき双(もろ)の手を 温(ぬく)めつつ飲む ペパーミント茶
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二種類の 機序の違いを わが知れど 処方のままに 朝なさな飲む
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トーストに 添えし一切れの オレンジの 色鮮やかに 朝は来たりぬ /Cafe Seeds
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トランプと 花札(タカイチ)が顔 突き合わせ 如何なる賭を 企めるらむ /3月19日日米首脳会談
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甑より 取り出し扇ぐ 饅頭の 面影にたつ 彼岸来にけり /彼岸の酒饅頭
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暴発が いつ起きるかと 密造の 拳銃(コルト)の如し 米大統領
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備蓄石油 潤沢なれば 護送前なすべきことは 山の如しも
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トランプに 戦争停止の進言が 先じゃないのか 護送する前
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国益てふ 美名のもとに 口噤み 矜持を捨てし 日のいづる国  /スペインイラン事変を非難
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フライング やっちゃったねと 冴え返る 医大の庭の 桜花(はな)を慰む
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巡りゆく 血潮の音の 心地よき 春の夕べの 手枕の夢
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にこにこと 微笑み絶えぬ あのひとの 悲しみ深き 顔もわが知る
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如何さまに 見そなわすらむ 釣り針の 如く痩せたる 月に思いぬ
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栂の木の いやつぎつぎに 末の世に 語り告ぐべき 国の悪行 /森友学園問題
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佐川もまた 金と出世に 良心を 売り飛ばしたる 貪官汚吏か /森友学園問題 
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安倍のような 悪党かばって 良かったか よく考えろ 生きてるうちに/ 佐川宣寿元国税庁長官
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偉い奴ほど 責任取らぬ この国の 伝統守りし 佐川宣寿 /佐川宣寿元国税庁長官
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抜け目なく 退職金を 懐に 佐川の奴は 今どうしてる /佐川宣寿元国税庁長官
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病人の 布団をはいで 持って行く 非道の感じ 税務署は持つ /税務署
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