Utakata
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虎杖麿
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残りたる 尾鰭半分 黒焦げの 殿様鰯 はらわたも食う
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花魁と 幇間にたとえ けなし合う 猫と犬との 佇まいの差
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おっかない 四角い顔の じいさまが めっきり減って 詐欺がはびこる
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口臭の ぷんぷん臭ふ お口より あてなる言葉 消え入るやうに
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水無月の 祓えの前に 投げ売りの 米価の底値 ありとひた待つ
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勾玉の ごとくに曲がる うら成りの 胡瓜も食いぬ 水に冷やして
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腹黒さ マンセル値なら 「0」ならん 作り笑いの 宰相の嘘
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用言の 活用形の 間違いの 御歌(おうた)を惜しむ 玉の瑕瑾と
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皮のまま 食べて手間なし わが好む うら生り胡瓜 細く曲がりて
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乳汁の 漲る乳房 薄ものに 透けてぞ揺るる ゆたのたゆたに
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そのかみの「いとし いとし というこころ」変わりて亦のふた心とて/屁の河童氏へ「戀→恋」
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家猫は 下僕の身より 出世して 城主となりて 栄華極めぬ
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自堕落に 齢(よわい)重ねて 頑迷と 温和の道の 追分に立つ
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若き日の おぼこの顔を 思い出で 逝きし玉緒を そっと悲しむ /中村玉緒死去2026/6/9 86歳
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善し悪しを 見極める目も つづまりは 妙なる歌に 磨かれてゆく
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葉隠れに 白き宝珠の あるごとき 泰山木の 花に風立つ
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後期高齢 二回生にて あっけなく ガッツ石松 死んでしまいぬ /2026年6月2日死去 76歳
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埒もなき 歌詠み続け 才媛の 顰蹙を買ふ 歌もあるらむ
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どちらかが 言い出すときを 待つごとく 気まづきしじま 続く旅宿
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夕焼けの 真っ赤な空の 退き方(そきへ)にし 風のごとくに 去りし君はも
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挽歌より 滑稽歌まで 元義は 悪食の如く 歌を詠みにき /平賀元義
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はっきりと 鼓動聞こえて 気が尖る 診察室の 奥の人声
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夢も見ず 眠れるひまに 撮られたる 胃カメラ画像 ぼんやりと見る /胃カメラ検査
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退屈な 歌の海にて 鳥舟を 見つけし如き 歌ぞ嬉しき
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自主規制 ありて答えぬ 「copilot」を 落丁のある 辞書と批判す
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通り雨 過ぎて寒しも 石道に 猫のふくだむ カフカスの秋
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日にちの おならのごとく 衒いなく 小さきことを ただ歌に詠む
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恥かしき しくじりごとの 現れて ピアスの穴に 隠れてしがな
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適塾の 見学会の 半ば過ぎ じりじりと遅れ 進むフレイル /適塾見学会
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スキャンティも ブラもかすかに 透けるまで 白き薄着の 夏にまばゆし
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