虎杖麿
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谷町の能楽堂の受付に贈りし花は春告ぐるがに 山本能楽堂
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涅槃西風(ねはんにし)吹く日の午後を谷町の能楽堂に琵琶聴きに来つ 筑前琵琶演奏会
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不器用にナンをちぎって食うわれをなんにも言わず君は見ている
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向きあいて若き乙女と昼餉(ひるげ)とる心遣いのさらの下履(したば)き
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腰折れ歌読んでくださる皆様を心は思(も)へど直(ただ)に逢はぬかも 本歌取り:み熊野の~
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誠実と言う美徳をもせせら笑う心貧しき国となり初む
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かの海の水脈(みお)はとっくに消えにしをまた現れて恥かきにけり 某落選候補者
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それぞれの 思惑秘めて 『こうもり』の 三重唱は 始まりにけり オペレッタ『こうもり』
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冷ややかに 一瞥投げて すたこらと 猪首の女 去り給いけり
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目が合いし 猪首の女 ぎっちょにて 品よきさまに 鮭ほぐし食う
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変な顔は お互い様か ちらちらと 猪首の女 こっち見て居る
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足引きの山鳥の尾のしだり尾の長き投資の金の延べ板 本歌取り・投資詠
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幾たびも眩き金を眺めてし若き日思う乱高下かな 投資詠金価格
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四十年売らずに置きし金塊のいつまで続く乱高下かな  投資詠金価格
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エニアック(ENIAC)世に現れて八十年われ泣き濡れてAI(愛)と戯る
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マニキュアを塗らない爪の三日月に映えて愛(かな)しき薄紅の色
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好きだよと言ってみてよとせがまれて言いも果てずに笑い合いたり
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ガムとゴム二重語と知るや噛むガムを吐きだしにけり ゴム臭しとて
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ある人は口開けある人は凭れ掛かり優先席の長閑なる午後
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小春日の電車は運ぶ 半数は居眠り続く優先席の人
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聴く力話す力も頼りない司会者が何故二十年もつ ついに降板
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無能なる弁護士選ぶ愚かさが例の市長を追い詰めにけり 田久保某の家宅捜索始まる
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恋心保ち難しも うたかたの消えつ結びつ定めなければ
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うたかたの候補者にさえさきわいのありし選挙と笑い合いけり
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うたかたの光のどけき春の日に静心なくシャボン玉吹く 本歌取り
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皆人のすなるちょんぼをわれもして何故かこっぴどくしかられにけり
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そないにかっかなさるなまあ座れと熱き渋茶を先ず勧めけり
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代表に選ばれし人にのしかかる大き重荷を哀れとぞ思う
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誰のせいでもありゃしないみんなおいらが悪いのさとあの選挙結果
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黙れ黙れ田舎爺の分際でと悪代官は批判ゆるさず
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