虎杖麿
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投稿数
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もひとりの自分の制止振り切りてホテルのタオルくすねんとする /葛藤
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小さなる 虫歯削らず 抜く如き 扉の処理に 異議を唱えき /管理組合総会予算案
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五本指靴下を穿く煩いは紛れもあらぬ日々の営み
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「ふ(2)じ(2)さん(3)」 とだじゃれのような今日の日を若きらは「さぶっ」と言いにけらずや/2月23日富士山の日
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出かける頃次々用を思い出す愚図なるままに終わる我が世か
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念入りの筈が念入りでないようなこの洗濯機まだいけるかな
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声高に言うべきことか誰にでも人には言えぬ悲しみがある
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股引や古き縫ひ目のほつれにもなほ余りある昔なりけり /本歌取り
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枕辺のメモの上(かみ)の句の字はよろけ下(しも)の句なきは淋しげに見ゆ
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どうしたらこんなにうまく詠めるのと眠られぬ夜の遠虎落笛(とおもがりぶえ)
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旗袍(チーパオ)を着て二胡を弾く小姐(シャオチエ)を人垣の隙ゆ垣間見にけり /民族楽器隊華蕾
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博才(ばくさい)のなさ知りながらポチ袋買う生臭さなしとせなくに /春節祭ポチ袋
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われならば腹掻っ捌き腸(はらわた)を引きずり出して投げて果てまし /『太平記』風に
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無辜の民万と死なせてぬくぬくと生きし中将を豈忘れめや /インパール作戦
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強い国?虚勢は要らぬ富めずとも心豊かに暮らせればいい
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中国とことを構える気は確かか死ぬる覚悟が儂は聞きたい /『曽根崎心中』お初の呟き
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平和国家の看板外し武器輸出じゃんじゃんやると荒き鼻息 /施政方針演説
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くたびれた癌ができたと苦笑ふ五木寛之九十三歳 /中咽頭癌ステージ2
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フカヒレの姿煮箸に触れしときヤワラーのかの暑き日思ほゆ /バンコクのヤワラー通り
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年々のならいの如く今年また春節際の獅子を見に来つ /神戸南京町
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福豆の礼を装い手づからの小さき箱のチョコを呉れにき
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男にも女にもあるXの染色体を汝(な)は二つ持つ
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一煎目は君 ニ煎目はわれ ティーバッグ 一つをいつも分けて飲みにき
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恋心鎮め難かる夕暮れはスペアミントの茶を飲みにけり
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逢いたさに妹がり行けどわが心千々に乱れて行きつ戻りつ
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見送れば後ろ姿の消えつ見えつ告げやらましを飽かぬ思いは
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久方の光のどけき縁側に恋猫思い返り血を舐む /猫短歌
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血まみれのわが鈎爪に怖気づきわが恋猫は路地裏に消ゆ /猫短歌
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念入りに研ぎし鈎爪の一撃にかの恋敵塀越えて逃ぐ /猫短歌
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肉球を舐めつつ思う如何さまに打ちてしやまむかの恋敵 /猫短歌
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