虎杖麿
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四十年売らずに置きし金塊のいつまで続く乱高下かな  投資詠金価格
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エニアック(ENIAC)世に現れて八十年われ泣き濡れてAI(愛)と戯る
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マニキュアを塗らない爪の三日月に映えて愛(かな)しき薄紅の色
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好きだよと言ってみてよとせがまれて言いも果てずに笑い合いたり
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ガムとゴム二重語と知るや噛むガムを吐きだしにけり ゴム臭しとて
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ある人は口開けある人は凭れ掛かり優先席の長閑なる午後
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小春日の電車は運ぶ 半数は居眠り続く優先席の人
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聴く力話す力も頼りない司会者が何故二十年もつ ついに降板
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無能なる弁護士選ぶ愚かさが例の市長を追い詰めにけり 田久保某の家宅捜索始まる
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恋心保ち難しも うたかたの消えつ結びつ定めなければ
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うたかたの候補者にさえさきわいのありし選挙と笑い合いけり
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うたかたの光のどけき春の日に静心なくシャボン玉吹く 本歌取り
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皆人のすなるちょんぼをわれもして何故かこっぴどくしかられにけり
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そないにかっかなさるなまあ座れと熱き渋茶を先ず勧めけり
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代表に選ばれし人にのしかかる大き重荷を哀れとぞ思う
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誰のせいでもありゃしないみんなおいらが悪いのさとあの選挙結果
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黙れ黙れ田舎爺の分際でと悪代官は批判ゆるさず
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商品を取れと促すセルフレジにそう急かすなと言いたかりけり
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大声を出す出さないに関わらず結果は同じそこな御仁よ
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哀しみも笑へば軽くなると言う笑うてみむか顎外るとも
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恵方巻並ぶ売り場に押し寄せて臭きにたかる蝿のごとしも
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公示日にパンダは去りてモーツァルトの『別れの歌』を繰り返し聴く
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