棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
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公園の隅の厠に臘梅の一枝いっし隠れて春を呼びおり
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やっと来た群れ作らずも良き時代 至福となりや一人の時間
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隠し事してはイヤよと医師に言う 祖母はお茶目な少女みたいに
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報われぬ思いを抱え帰る日は鯛焼き買っていちごも買って
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雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
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嫁してより五十二年を生きし町新たなる地に雪は積もらぬ
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あの人が受賞するよう 裏山のちいさなちいさな滝に祈った
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冬の朝 掬う真水の冷たさに 眠り醒めゆく今日が始まりぬ 
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生育を休止す 冬の月下美人 冬眠の如 しづかに春待ち
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咲き初めし梅も凍える大寒の風が一気に冬呼び戻す
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街路樹の梢にピタリ雀の図 木の葉はあかく掛け軸のごと (頭の中にあった「掛け軸」を勘違いで「屏風絵」にしてしまい修正💦)
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真夜中に 救急呼ぶかと 悩む腹痛 今朝はいちおう カフェインレスで
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折れちゃった今日は母さん休みます何もしないよなんにもしない
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あかき花咲きぬ去年こぞまで 山茶花さざんかの切り株からは 悲涙の匂ひ
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年取ってできなくなって困ったと思ったもんだ。慣れりゃ普通だ
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税金を武器と選挙に溶かすので 働かせては働かせては
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終電の車窓に透ける僕たちを置いて逃げてく踏切の音
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冬至すぎ小寒もすぎけふ大寒、七十二侯は春へといそぐ
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負の遺産じみた積読図書館の貫禄ありき我が机上には
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ぼくたちに いまでもふりそそいでいる みどりのすぴん 色褪せている
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あなたの全部が好きです いや、本当に じゃあ認めてくれないとこが嫌いです
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水曜日TODOリストに追加する・とりかえしのつかないこと
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その腕に甘噛みを許されしは我 あんた毛玉の役目じゃないんだから
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僕は面接でこう言う 私今 恋、しています。叶わないからです
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道端の 少しだけの 雪景色 院生なっても 足軽やかに
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「僕が今どこにいるかって?」(聞いてない) 君を見ている宇宙だぜっ
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あぁ寒い!二十五日にゃ雪だって?一月ひとつき遅いぜサンタクロース
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「もう少し遠くまで行ってみようか」 セルフレジにも言い聞かせてる
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ドーナツで 乾いた口を 癒すのは ミルクの役と 決まっているから
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