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袖破れしジャンバーを畳んだのち春巻きを噛むなり四月
6
天国は高取にあり
桜雲
(
おううん
)
の 荘厳美麗は壷阪寺
6
差し出すを躊躇われるはボロボロの エコバッグ見て「お入れしますか?」
6
新年度市営菜園賑わうも植え時逸したものも有りなむ/ジャガイモとか
6
泡沫で随分楽しくいたんだね。たった十年、されど十年。
6
このままで終われるかよとつぶやいた まだなってない何者にもよ
6
春吹雪 桜もろとも あの人へ およばまほしき 我が想ひ
6
水玉の間を指でなぞってく 水玉に触れたら地獄行き
6
キュウと鳴る靴を追いかけイオンタウン逃げる子供にゃ鈴をつけにゃあ
6
A
I
への依存を避けて距離を置く 友達ひとりなくした気分
6
AIと おしゃべりしてて判明す ベートーヴェンはドーパミン系
6
胸の中、レースのように重なった思いがいつか真珠をつくる
6
真っ黒な生に戦慄く海の色死の優しさの青に変わって
6
雨のなか気にも留めずにビール飲む テレビの向こうの野球観戦
6
雨降りの予報に散歩躊躇いて出かけず終い休肝日とす
6
久々に目覚まし鳴るまで寝た時はなんだかふわふわ調子が悪い
6
蓬
(
よもぎ
)
摘み 指に残った
馥
(
かお
)
りから 春に
邂逅
(
かいこう
)
今日は
佳
(
よ
)
い日だ
22
一人
背負
(
しょ
)
い二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
44
五分咲きの 桜の下の ベンチにて 缶コーヒーで 心をリセット
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悪人も命終えれば仏さまその平等はすこしおかしい
43
冬越して スナップエンドウ 収穫す ささやかながら 春の楽しみ
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天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
40
木瓜の花 塀の陰から顔出して「おは」とささやく青空の朝
42
さくら花儚き色の風が舞う
幾年
(
いくとせ
)
過ぎて覚悟のせつな
20
種こぼれ 花を咲かせた ビオラにも 蝶が舞い降り 得意気な顔
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テーブルに麦が生けらるランチ会 初にて噛みしむウクライナの味
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仕事での 桜の名所 視察には 誘惑多く 空腹続く
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蕾には期待と希望 咲く花にチカラ貰えて人は優しい
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真ん中を射てしまうのは怖くて 少しズレてる自分を装う/其の一
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足跡を波に消されて抱き寄せた君は海より深くはかなき
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