笑い合う「夫・息子親子」の会話子守唄 ほっこりしつつ眠りに落ちる
30
君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
23
客室の全てが彼の絵と聞きしK市に生きた「影川」の秋
24
年末も 休むことなく 働いて 流行語には 負けぬ働き
29
戦地にも聖夜の灯りひそやかに涙の影の子らの笑顔よ
33
老猫の病は我を道連れにただひたすらに静謐な時
22
プレゼント贈るも所詮自己満か 喜ばなけりゃ逆ギレするし
25
トナカイの指人形をくれた女子 どんな大人になってるだろう
18
すくえない浮かぶ魂破る網 何をか救わん祭りの後で
18
引き上げん詠や詠やと深い井戸 見捨てはしない進む命を
17
辛かろう 子に疎まれて生きるのは そうなるように 生きてきたとて
17
目を閉じる瞼の裏に絵が浮かぶ模様の向こうで馬が笑って
15
眠たくて寝れば目覚めて繰り返す「ウタタタタッ」ってスマホ叩いて
13
規模拡大 新たな業務 連日の 視察と会議 寝不足続く夜
22
それぞれの好みを想いあれこれと選ぶ時間にわれは満たされ
27
はやばやと松竹立てる家もあり そろそろ明日で仕事納めか
21
冬らしき決まり言葉を重ね聞く メリクリあけおめ西高東低
25
小雨降る 軒下に籠 ひとつあり 二匹重なる ごろ寝三毛猫
16
我が愛猫きみの 異変に気付き右往左往 孫子と同じ心配尽きぬ 
23
降誕祭クリスマス 泡立つ硝子の キャンドルよ トゥリーの陰の 異国の想い出
24
ひさびさに ぼーるであそんだ あとがあり ねこ母うれしい げんきがでたのね
24
時間の矢不可逆にして 幼な子は はじめの一歩に未来を記す
17
銀杏の木 すっかり裸木となりて 道に一枚 葉が残りをる
20
傷つけて傷つけられた一年を自戒し歩む一人年の瀬
14
息白く顔半分だけのぞかして風に負けずに雪降る道ゆく
12
子の帰省 楽しみな親 どれくらい? 気が重い親 ここにいますぜ
12
年末の 夕方の家事 一人聴く 大貫妙子 身体に染み込む
15
明日から 四人家族で明後日は 五人家族だ 一週間は
18
電飾が正月飾りに変わったら迎えに行くね いざ年の果て
14
作ることで癒される何かがあるな 卵とツナを入れた焼きうどん
13