くらやみで手を握りあういつもより爪がみじかい誰を抱いたの
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この想い 隣にいても 言えないな 心の距離が 近すぎたから
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英語など勉強し出した小学生母は知らずに秀才だと言う
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闇に目を慣らし 眺む冬の星座 さき星々 煌めく昴
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明日の夜は敦賀回りで大阪へ 阪神「美々卯」でうどんすき嬉し(東京ではもう食べられない)
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風待草よ風吹草よ春いいね古希の青春あと五十年
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首根っこ掴まれたまま場外にポイと出されたような気分だ
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風は今並木の梢を揺らしては青い空へと吸い込まれてゆく
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CIA十八番おはこの内乱工作は イランでチリでまたもイランで
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大井川鉄道夢の吊橋を渡れば夢のよう夢ん中
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かーてんを あけるとチビ猫 おりてくる 「ひめべっど」なのよ おきにいりだよ
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天涯の孤物となりて今更に人渦に飲まる神の悪戯
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この道を選ばなければ…なんてまだ言ってる私しっかりしろよ
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君のこと忘れたけれどエクレアは今もかならず下向けて食べる
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ヤマザキの 白いボウルは 人気者 設置したらば よくおみずのむ
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風だけがたどり着く街 道はなく家もなく 砂一面の朝
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君×私=0 僕の恋の中心(0.0) あなた  
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テスト前 勉強せずに 後悔し 誓う勉強 三日間
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旅前夜 心ときめき そぞろにて 荷を開きつつ 閉じてまた見る
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時されど 皆でミャク打つ 輪の中で いのちが踊る 輝く未来
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飲み会の 幹事を務めて 酒を注ぎ 二次会同期飲みからは 記憶さよなら
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待ち人よ待たれる人は今何処雪積もる道足跡も無く
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前髪に 引火してみて 幼さか 静かな欲は アルコールランプ
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横浜にも 空がないわと キミは言い 檸檬サワーを 濃い目で2杯
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ここは地球だから、飛び降りる君より僕の方が先にゴールするさ
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ふわふわと 空飛ぶ鳥に憧れて イヤホンをして ドアを開ける
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「探してます」のセピアに笑った女の子は懸賞金に囲まれていた
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絡み合う傘の手を見てなんとなく「今日空いてる?」とLINEを送る
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黒歴史 俺には無いと 思うけど 側から見たら 黒歴史なう
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腹が空きまた腹が空き腹が空き 気付けば汚れ洗って眠る
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