冬景色  肩までつかる  蓮華城  最近のよは  さらに冷たし 
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いのなかの  フラッペ感じ  東京を  オリオン見えぬ  街の明さに 
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お祝いに君と出かけたフレアバー 君の笑顔が最高のショー
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「気狂い」ときみは自称をするけれど、それならこの世、みんな気狂い
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赤い糸 たぐり寄せたその先に 君との出会い あの日の譲渡会
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誇らしくカート押しする女の子 歩く姿勢はずっとバンザイ
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為せば成る 為さねば成らぬ 心得て ならぬ我こそ 摩訶不思議也
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ありがとう こんな言葉を 言えるのは 今幸せと 証明すること
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扶桑なるゆずりはの葉や 歯固めのゆりかごゆれて きよらけき雪/折句
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「義理チョコを今年もあげる」と手渡され そうか今年も 味はビターか
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指先を砂糖まみれにして食べるシナモンシュガートーストがいい
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あっいけねポンカンの種飲んじゃったせめて短歌のネタにしなくちゃ
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やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
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最期まで ごはんを炊いて 味噌汁を つくって食べる 老いさらばえても / 立春の朝
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冬晴れや水減るダムの底深く沈みし郷のまほろばの影
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太陽も星もコンパスなるらしき 春待つ白鳥はくちょうシベリア思ふ
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部屋干しで みるみる上昇 湿度計 洗濯日和に お日様ゴメン \ 関東はカラカラです
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あの人に惹かれ過ぎてる 輪唱で同時に歌い終わるみたいに
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地吹雪のやみて鳥らは眠れるか宵闇のに光る粉雪
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ただいまと 帰ればきみが お出迎え 一緒にうたた寝 優しい時間
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ダイヤルを回したことの無い恋は焦れて急かせる鼓動も知らない
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優雅舞ふシラサギ冬田に降りたれば鶴と見紛みまごふ美し一こま
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動員へ傾る水晶前夜ナツィストへ語る未來に虐殺の譽
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学びの場「言の葉日和」と名付けたり笑顔の湧きて二時間を過ぐ
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慣れないと言うためだけに降る雪を 東京はまた 初めてみたいに
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水飲んでこめかみ指で押してみる昨夜の請求書だな、酒だ
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桜雨 涙隠して 背を向ける 愛だと信じ 手を離した今日
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怒りという冷たい服を脱げぬまま猫の無罪に指をうずめる
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パートナーの 無き円舞会 すその舞う フリルも哀し たたずむ影の
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人の非を突き抜く刃巡りきて おのが非さえも貫かんとす
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