月の下のあの星があなたの目の下のホクロみたいね、あ、目逸らすなよ
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人のこと思い通りにならないと 嘆く私はただ思うだけ
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ひたす手に からだの芯に と息あて うつす鏡の くるめくを
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黒板を滴る粉、涙 湧き上がる歓声 跡を遺して
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はじまりと おわりのはざま 凍えない 関係のまま たおやかに いね
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ヘルスケア 睡眠の質 高いけど 止まらぬあくびと まぶたの重み
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零度ですエアコンが言う外気温まちのすべての暖房つけよ
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悪いけど 比喩と季語など 使いません あくまで口語 平易な言葉で
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食材は 変わるんだけど 味付けは いつも変わらず クックドゥ青椒肉絲
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生かされた、貴方の所為で。その癖に! 落ちる水滴 生気を奪う
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さわやかでハンバーグ通ぶるそんなオマエは今夜ボロネーゼ行き
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潜って潜って漸く掴んだ魚には知らぬ右手の火傷跡
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「今朝も寒っ」 起き出す勇気 いまだ無く ぬくぬくむさぼる ハッピータイム
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楽しむためだけになにかをするまれな動物イルカ ヒトになりたい
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ヤフコメの民度よ此処は地獄哉 餓鬼畜生が心を屠る
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学問を叩く勇気がありませぬ 僕はあまりに無学ですから
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部屋に置いたBluetoothスピーカーはエールをくれる僕の友達
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眠ったり泣いたり抱きしめるために、すっぴんをすきでありたい切に
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鼓動とか血流だとか言葉とか底から湧くのあたし生きてる
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観察を頑張る 朝の爽やかさ 咳き込み 幻かもしれねぇな
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失敗を 続けてすれば 心配に なるもんですよ 妻も年取り
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大海原を目指す雨粒はされどあなたに寄り添う事にした
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あの人ね、不倫してたの。意外よねえ 下世話なあぶくクリームソーダ
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寒空を見上げることしかできぬから 「負けるな」の文字も、今はこのまま
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この世界われにとっては生き難し光あたらず新月つづき
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愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
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思い出が まだ とんがっていて入れない 部屋の中にも 午後のお日さま
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休憩も 取れず働き 疲れ果て 大寒の風 更に冷たく
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蛇口から砂が出てきて、サイババに僕がなれたらマセラティ買う
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正当な断る権利二つ言ふ されど長老すかして笑ふ
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