せせらぎの 葦の葉戦ぎ 夏終わる 暮れなずみ 山の端遠く さざ波立ちて 心根騒ぐ
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寒椿誠の井上源三郎良心鬼気迫る己を盾に大将まこと守り抜く
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ラメの粒 瞬くたびに 重たくて 泣きたくなるの 君が好きだから
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真剣に 人と向き合う こともなく へらへらすれば 柳のように
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カビ生えた イチゴを貰い 切り取って 潰して種を 濾しとる作業
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人生は 人に対する 良い思い 繋いでいけば それが喜び
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強引なきみの臆病に触れた日剥がれはじめた嘘がまぶしい
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卒業の前夜、仲間とボイチャして 式をすっぽかすような青春
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ショーダウン 検索上位に 『やらせ』とあり 『お遊戯会』だと 訂正をする
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原田左之助槍の武士猪突猛進その姿 同志ともに愛され家族に愛され
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最近の 若い人は マニュアルで 人助けても 心あらずに
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道化師が 再びあった いじり屋は 今は丸く よき後輩
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才能があれば書けるし才能がなければ書けない 諦めなさい
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子どもらが 欲しいともらった 風船を すぐに手放し 手を振り笑う
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Blossoms 蒼きひとみに こぼれちる いにしえの花 なごりの風に
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山笑い 頬を染めゆく 桃色や
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あなたから連絡ないままもう二時だ。そりゃそうだけど、そりゃそうだけど。
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「頑張れ」も届かぬ地へと向かう君せめて見送る見えなくなるまで
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千秋楽 祖父の声なき茶の間のコタツ 北のうみはっけよい 貴ノ花のこったのこった
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部屋を出て 太陽浴びて 空を見て 鳥が囀る 耳を澄ませば
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ああ全てが嫌になってどれぐらい経っただろうか おはよう、今日も
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卒業の着古されたし制服を桜滑りて水溜り落つ
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日も暮れて 最後の魚座 新月が みなのたましい 浄化すべく
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何度でも カメラフォルダ 見返して スクロールする 指はやくなる
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鳥雲に追いかけるように二人して北へ北へと恋の逃避行
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微笑んで 悪意はないと 言うけれど 目の奥ひそむ 毒の棘が光る
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春の色 愛を奏でる 歌う野辺 揺らぐ春の陽 黄色一色 
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病院の待合室みな健康に前向きなひと治そうとしてるひと
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万札で、あんパンを一つ買ったから、小銭とお札がたくさんで嬉しい。
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ことだまに支配されてるこの先も山田うどんでラーメン食へず
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