サボり昼 すれ違うおじ 片手見る 缶チューハイだ こちらは茶割り
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いい人も 力を持つと たちまちに 王の如くに 他人を従え
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がやがやな 賑やか図書館 選ぶより こじんまりした 地元図書室 選ぶ私は 図書館オタクライブラリアン
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どうしよう こんな幸せは 想定外 自分の身の丈に 沿うていない
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崩折れて 消えゆく眼に 浮かびしは 親子で泳ぐ キッシンググラミー
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若芽より つひにぞ出づる 言の葉よ そのいかほどを に定めんや
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イヤホンがポロリと落ちたその穴にノイズが入る暖かき風
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新入学 母の方が ばててきた 明日の準備に 宿題お供
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持論とも呼べずに散らかる自己愛を献花にしたらわたしの葬式
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友達がいない僕でもトモコレを楽しめてます 明日はお休み
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壊れてた無線イヤホンなおるようなリセットボタン人にも欲す
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不慣れにて処置オーダーの入力を女孫めまごのやうなナースに教はる
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モノクロの 古き乙女の 写真から 初恋乗せた 荷馬車近づく
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賞味期限の中で目一杯踊ればきっと忘れないヒカリゴケ
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オーディブル 行き合う単語に 気を取られ 歌の種を得、 話棒に振る
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咲き誇るほうじゃなくて道端の積もった花弁を見る人が好き
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春の宵 霞かかりて  朧月  その影射し 桜舞い散り  水なき空に 花いかだ
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遊歩道 頭上に一つ ユスリカの 夏たてる 雌待ちの蚊柱
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クリオネも哲学について思うべしだろうし せばおらほだばなおさらだべしゃそれなら私だったら尚更だろうよ
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ハナミズキ紅白ありと妻が言う 知らぬこととは恐ろしきこと
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カーナビに 困った質問 し続けて フザけんな💢って 言わせてみたい
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ほんものはひとつだけです」まやかしの言葉には耳を塞いでくれ
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0からの1秒の間に思い出し チンという音で君を忘れた
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結局は何か違う星にいるとても理解は及びがたくて
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桜散る 心静けし 五月晴れ つつじ綻び 空碧く つばめ飛び交い 夏来たる
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仏壇の蔭に身を寄す蜘蛛の子よ まわれ右する掃除機の先
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無花果の枝の武骨にそよそよと水仙の白 病める身の春
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病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
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降り積もる桜吹雪の公園に光差す午後蝶の飛び交う
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頭ばかり しっかりしっかり つぶやくが 心でないかい 最終的には
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