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鈍色の空に真っ赤な柿一つ少し痛んで魂の如
45
曲流し我流のノリでリズムとる サザンのパワー部屋中満つる
39
買いものは楽しいけれど捨てる時なぜゆえ心折れまくるのか
34
秋日和 風無き庭にメジロ二羽 残りし花の狭間たわむる
49
処分する十三年を病みに伏し
義兄
(
あに
)
と夢みた電動ベッド
31
夢に立つ 父のネクタイ
髑髏
(
どくろ
)
柄 無常?再生? 魔よけか決意?
37
旧道の トンネル抜けて カーブする 右手に
紅葉
(
モミジ
)
燃え盛る秋
35
畏れつつ自然の
貌
(
かたち
)
を見過ごして先回りしてまた傷つけし
28
所詮旅行。なのに嫁入り前夜のよう娘の髪を
梳
(
と
)
(
)
いて整え
34
風に舞うミズキの
紅葉
(
もみじ
)
見つめおり 白き山茶花揺れる夕暮れ
34
清
(
さや
)
かなる晩秋の空 見上ぐ如 背伸びし咲きぬ 皇帝ダリア
34
逢えたのにだから足りなくなるわたし逢う前よりも淋しいの何故?
21
履歴にはわずかに話した跡がある削除した事後悔している
28
見上げれば 編隊を組む白鳥の 規則正しきVの字飛行
30
店閉じし笑顔の美味しケーキ屋の瓦礫の山に秋雨のふる
34
車窓から見える山々紅葉す 空気も澄んで水色の空
32
うたた寝の薄目に映る信濃路は もみじに小雪、朝霧の里
25
晩秋のハンドル冷たし
東
(
ひんがし
)
の朝陽差し込み解かしていくごと
30
通行人Aにも帰る場所がある
皆足速
(
みな あしばや
)
な初冬のビル街
25
庭の花一輪挿しに生けましたそんなささいなことが幸せ
25
冬になり バッタも茶色に 色を替え 自然の中で 生きる強さよ
30
反論を飲み込んだ日のスーパーで長ねぎグッと折り曲げている
28
寒がりの 猫に湯たんぽ 熱すぎず ほどよき温度 模索する日々
18
削ぎたれば掬いきれなき葉もあらむ 秋の
静寂
(
しじま
)
を
揺蕩
(
たゆた
)
う歌の
18
窓辺から 星を見あげて 無になって 画面に向う 課題山積み
28
離れてるから俺の代わりにそう言ってくれたストール三年目/寒くて登場
14
菜園の 大きく育ちし白菜を 両手に抱えて秋空眺む
26
晩秋や
東
(
ひむがし
)
の空 オリオンは 大凧の如 昇りゆく
夜半
(
よわ
)
30
柿の木のある方角でする音にいちいちビビる雪雨風の/熊
19
なんとまあ二度目の蒲団の心地よさ こういうことをしあわせと言う
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