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桜咲く 春に、早いと友が言う 青い春だね 君が笑うと
27
「ただいま!」と母に抱きつく一年生 登校三日目 桜満開
60
桜散り
憂
(
うれ
)
うる
間
(
ま
)
もなく 新緑の
萌
(
も
)
ゆるを見れば さらに美し
36
ピンク帽
被
(
かぶ
)
る
赤子
(
あかご
)
は
電車中
(
でんしゃなか
)
母に抱かれ春の花束
28
雨音に 耳を傾け 筆を執る 疲れた日には 雨は優しく
32
退職し時間はたっぷりあるはずが「やり繰り」してた あの日の
瑞
(
みず
)
さ
27
たくあんと野沢菜漬けの桶洗い 冬の始末がひとつ終われり
28
温む風 続く不幸に 心折れ
耐
(
た
)
へて
凌
(
しの
)
げと 背を押す
御霊
(
妻と父
)
32
何気無く 普段通りに 乗る車両 座れば偶さか 隣に知人
31
青空に四月の風は吹き抜けてスーツ着こなしニューフェイス行く
16
素っ気ないふりで眺める橋脚に砕け散る波 胸に渦潮
15
オチがつく落語みたいに滑稽な日々を演出できたらいいね
19
今もなほ語らで伝ふ歌なればなにに頼まず息吐くごとく
13
ウィンドウの
写
(
うつし
)
の
額
(
ぬか
)
に重なれりバーゲンセールの文字赤赤と
9
イヤホンがポロリと落ちたその穴にノイズが入る暖かき風
7
新入学 母の方が ばててきた 明日の準備に 宿題お供
7
友達がいない僕でもトモコレを楽しめてます 明日はお休み
7
モノクロの 古き乙女の 写真から 初恋乗せた 荷馬車近づく
7
早朝の先頭車両で戦闘中 私の揺れが電車の揺れだ
7
咲き誇るほうじゃなくて道端の積もった花弁を見る人が好き
7
春の宵 霞かかりて 朧月 その影射し 桜舞い散り 水なき空に 花いかだ
7
表では 優しい母親 演じてる 己の欲で 鬼の心が お題「鬼」
7
0からの1秒の間に思い出し チンという音で君を忘れた
7
風呂が好き 古いあたしをなくせるからなくしてよかった、って思えるから
7
この先に、何を見たいと思ってる?ずっとあなたがいるならいいな
7
あれやあれ なんやったかな でてこない しってるはずが ほんまわからん
7
検診の「異型上皮」の判定に印押す気持ちはアンビバレント
7
春半ばコーンスープを特売に出すスーパーが三軒もあり
7
桜色や移りけりなる我が心思ふらむやぞ問ふかけもすふ
7
見えへども香よかほりて水なき空に花の盛りに逢はましものを
7
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