ノアールを スーパーカップに のせて食う うるせーBBA 今日はお休み
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あたたかいミルクに溶かす高純度の絶望飲みこんで吐いたら死
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内容は自分で考え 定型に落とし込むのはAI任せ
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爆乳を 前にして沈黙 ただ満ちる  白き重みに 夜が膝を折る
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君×私=0 僕の恋の中心(0.0) あなた  
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焦ったとき君はあたしって言ったよね ねぇ、いつ直ったの
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テスト前 勉強せずに 後悔し 誓う勉強 三日間
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あまおうが見世棚赤く染め上げて私が苺と誇らしく見え
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来ぬ人を 長く待ちつつ 寝息ねいけはく 富士のこずえに 白が消えつつ
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ICは思考する巨大都市であり 無数の素子のひとつがあなた
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君賜う 淡き彩にて 胸打たれ 心の花は 染まりけり
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眠れずに 考えていた ひとつだけ 君との旅路 別れはついに
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恋という新種の病にかかった 症状 いっぱい 期間 一生
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ぶっ刺さり忘れられないきらめきに届くためならどうでもいいよ
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「月が綺麗です」きみが教えてくれるから 見えないけれど死んでもいいわ
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ガソリンが尽きてることを知りながらアクセル踏んで泣き叫ぶこと
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万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
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ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかにサンタは 届けてた 愛
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気が狂う ほどの激しい 静寂が 君と僕の 横たわっていた
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大またを 開いて今年を のぞき込む 一年の兆し 大吉と見えたり
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園庭にアンパンマンはひとりいて空を見ている正月休み
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いにしへの街道歩かば寒菊の咲く庭ばかり吾の里に似て
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杖つきて道を譲れば笑みこぼれ顔あげ仰ぐ初春の空
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いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
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三冊の図書を借り出しお年玉ちいさき包みを両手に受ける
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冬枯れに烏の一羽柿つつき赤き実落つる哀しき青空
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脳トレに短歌うた詠み始め丸二年 組み立てゲームも日毎に難し
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公園の敷地半分削られて なんとか残った遊具のパンダ
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窓外そうがい揺蕩たゆとふ枝葉 降車口 冷ゆる手の如 頬るる風
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母さんが土砂降りを君に降らせては晴れた後から虹が痛くて
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