バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
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オイルとは地球に流れる血液だ人はドラキュラ生き血を啜り
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明日来たる兄の寝床へ花冷えの深き夜しのぐ羽毛広げる
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フランスの街の音も打つデ・ヴィルを貴女の右の手首へ捧ぐ
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水仙がみんな前向き口揃え春を歌うよ黄色い声で/ラッパ水仙
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AIと おしゃべりしてて判明す ベートーヴェンはドーパミン系
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凛として  寒さ忍びて  花咲かせ  春の日告ぐる  深紅ふかくれないの花
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のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
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通知表にコメント書かず新学期裁縫セットに名前はつける
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春物の 薄手ズボンに 穿きかえて 足取り軽し 桜散る路地
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自宅にて 花見弁当 広げれば 雨には勝てず されどつまの笑み
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新品の食器洗いのスポンジや新規案件早よ馴染まんか
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何がいい? 凹んだキミに 自販機で 買ったジュースも 凹んでて笑う
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三つだとヤなのダメなのどうしても シロツメクサ 落ちた桜と
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紫と 黄金の混じる あわいには 黄昏どきの 夢か現の お題「あわい」
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本を積み端から読んで行くけれど知りたい事は尽きないでいる
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健康を思いサプリを飲むけれどお供がコーラで「それな」となる
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落ち込んでいつもの通り時が経ちいつもの通りまた前向きに
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落ち込んだ日々を知らない知り合いに打たれ強いと揶揄され困る
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ぶち当たり砕けるのだと知りつつも進む他には無いのでしょうね
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朧月 紅桜隠し 春の宵 今宵一夜の 旅の空 旅路の果ては故郷(さと)の秋 幾山越えて
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携えどむせかえるほど何もない眠ったままで26歳
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朝起きて 灰皿の下の 千円を ポケットに入れ 学校に行く
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うしろ髪 しなやかに揺れ 移り香漂い 艶めいて 君の影去り 春惜しむ
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イベントが起きたわけでも無いけれど目覚めが悪く身体が重い
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爽やかな朝に似つかず暗くなり陽の下の椅子で煙草を吸う
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着ては洗い着ては洗いの毎日は遥か古代の禅の世界
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イルカたち 摩擦係数ゼロで泳ぐ 弊社も明日からこうなりませぬか
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今朝の秋コーンフレークをつかまえるコツを語りしきみは、七歳。
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新しい手帳にきみの誕生日 書いてないけど気づいてないよ
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