始めりはいつでも誰かの終焉を鎖のように引きずっている
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青かった春は帰ってこないけど夏秋冬がこれから来るよ
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あの返事プラットフォームに吹く風が夢じゃないって教えてくれた
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父も母もいない花見であまりにも近くに墓があったことに気づく
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市役所の桜は少し早く咲く いつでも桜は桜でしかない
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反戦と宣戦布告は同じもの 般若心経 よくぞ唱えり
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水槽の一メートル外水跳ねり 金魚や金魚 春は爛漫
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それと知らずAIジャズに揺さぶられプレイリストを上書きの夜
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散々に風を吹かせて 春は往く 戦の嵐 まだ収まらず
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久々に目覚まし鳴るまで寝た時はなんだかふわふわ調子が悪い
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少しでも 形違えば 規格外 それでも良いと 寛容大事
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五00キロ 離れし友を訪ね行くプチ家出だと高一の孫
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七十路の君の復職迫り来て震える凝りを溶かす山の湯
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花冷えに ちま猫ちゃんは さんかくの おにぎりになる おててはのばして
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姉ちゃんの声は涙で途切れたり『泣いた赤鬼』朗読しつつ
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春の気を鎮め潤し降る雨に 心置きなく深呼吸する
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花時雨 珈琲香る朝にゐて えにしをめぐる 泡沫の歌
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死化粧紅の赤さに母を見しビスクドール冷たい手にぎる
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ソリュブルの意味噛みしめて溶かす朝 卯月に始む「あさイチ」のわざ
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Chromeの左にMLBを置き千々に乱るる右のUtakata
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タイでんぷなしではご飯食べないと 子供のころに わがまま言った
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毒吐かれ泣いてた事もあったけど笑えた事しか思い出せない
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バス停で知らぬ人からこんにちはふっと灯<ともしび>心にやどる
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雨上がり不忍池桜と観光客が埋めつくす春
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春雨の しなやかに降り 霞立ち 濡れて色濃き 野辺に咲く花 春一路
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うしろ髪 爽やかに揺れ 日溜まりて 残り香追いし  一歩二歩と 後ろ影消え
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空の碧  白さ映えるや モクレンの 白陽浴び 香こぼれて 春一路 
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若者のすべてというにはまだ足らない 金と愛と少しの焦り
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春らしい 温度のはずが 体感は 寒さが残り 秋にも似てる
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月光に 踊るはソナタ 乗せられて  桜と貴方 僕の水面に
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