夕食は ポテトチップス フロランタン ホットミルクで いいのでしょうか
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当てもなく あっちこっちへ ブラブラと 腹減り帰路に でもここどこだ
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桜咲く 清く正しく 君堕ちる いずれ散るよと 想いこぼれる
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死ぬ前に誰かの役に立ちたくて 御社希望ですスーパーマン 
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半身浴 静かな浴室 ひとりごつ 曇った鏡 時間教える
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テスト終わりクラスメイトと打ち上げへいつも通りのサイゼリヤ
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天空に毛皮のマリーズ聞かせてさジャズなんかよりロックの垂れ幕
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白髪染 もう面倒だと ウィッグか 人の目すぐに 慣れると言い聞かす
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風呂上がり柑橘の香を纏いし君よ 肩には泡のひと筋残れり
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卑しいとわかっていても君だけが僕の癒しで恋の全てよ
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逆光 冷えのぼせのせいにしてポニーテールを揺らした瞳
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寒い朝「おいで」と猫を膝に呼び 伝わるぬくもり暖房いらず
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君の家 ひかり かがやき きらきら が当たり前だと思ってた星
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あの人とコンビニに行く夢を見た たったそれだけ それだけなのに
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もう二度と既読はつかぬ夜爆ぜる 夢のあなたはLINEしてくる
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散歩道じゃんけんしながら笑い合う小さなおててで最初はぐー
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ダンボール無限に広がる使い道今日は剣盾勇者に変身
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仕事とは 任務ではなく 任意です 無理のし過ぎは 無駄なことです
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大あくび隣で君もあくびしてまどろむ君との優しい時間
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けんけんと 声を響かせ 春告げる  梅の花より 鮮やかな君  
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ふたりきり、今しかないと駆け出した 言いたかったの、言えなかったの
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女王蟻に肖し式服の白纏ふ偶像たらむ。宰相寫眞も
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万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
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君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
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未来あす思う いいことばかりじゃ ないけれど 続ける日々が 層になるまで
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大またを 開いて今年を のぞき込む 一年の兆し 大吉と見えたり
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歌で知る 歌しか知らぬ あの人も 良い一年で ありますように
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冬ざれの色無き山のふところに黄色に灯る八朔たわわに
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「おちょこ」とふ名前をつけたと友の言う猫を眺める眼差しに愛
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雪の紋 貼りつけ走る 車窓から 大雪山だいせつざんの 気高き稜線
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