あしたはさ いちご狩りだと 孫が言い カットメロンを 食後に食べる
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猫の日を 愛猫きみは知らずに 膝に乗る 春の風吹く 窓辺に座り
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言えなくて誰にも相談できなくて辛かっただろう苦しんだだろう
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辛かった苦しかったね母さんに打ち明けてくれて嬉しかったよ
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いつの間にわれを気遣う年になり孫は手をふり家を出てゆく
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アイメイクしてる場合じゃない季節 今年も来たり ぶ…ぶ…ぶぇっくしょいっ!
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ヒヨドリに花芽を食まれ紅椿 一輪二輪春を待ちをり
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夜の月いっしょに作曲ふふふふふっ朝は歌って太陽しょって
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なでて研ぐ米にやさしく手は荒れて研ぐたなごころ手肌にやさし
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北国の雪解けすすみ春巡り 子らの歓声もうすぐそこに
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飼い主のいない家猫になるべく来月分の診断書たち
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三ヶ月 会えない時は 不安なり 羊駝達あの子らは吾を 覚えているか
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インビザライン最適化の果て に ぼく は 剥き出しの 歯 で 君 を 肯定する
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こっそりと 秘かに忍ぶ 者のよう 光と影の 合間を縫って
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吾がしゃがみ 名前を呼べば 蒼瞳羊駱きみと目があう 何年も続く 二人の合図
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西にある井戸を覆うは黒い幕 開いてみたら中にはコアラ🐨
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積み重ね 日々積み重ね 善と悪 ほら贅肉だ あら美味しいのね
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ガンダムを我が子のように胸に抱く深夜2時ごろ実はシラフ
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風の音がさん、に、いち、ぜろと唱えてクラスが静かなプールのあと
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横向きで 目を見開いて 眠る蒼瞳羊駝きみ 見た目怖いが 一番のリラックス
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さめざめと 滴り落つる  雨雫  奥ゆかしく 身繕ひせり
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人間は 作物作り 働いて 食っていくもの 基本の基本
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老木の洞(うろ)が奏づる虎落笛(もがりぶえ)聴くかに遠し尺八の音
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モラル違反です 持参の餌を与える客 羊駝が心配 飼育員を探す我
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恥ずかしきしくじりごとの一つにて宿のシーツに染みを残しき
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山歩き 左に進めば 迷ひ道 我が足止めた 蒼瞳羊駝きみの笑顔
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葬儀屋の ビラばかり届く 片田舎
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社会人になってから 頻繁に 風邪をひいている なぜだろう
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吾に近寄る蒼瞳羊駝きみの動きに笑えた日 だるまさんがころんだみたいで
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ばるより瑞々しいね私たち ただ空見やる瑠璃のふたりよ
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