病的な思考の正気は無駄らしい あなたの夢にはいないし許して
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ロマンスじゃ死骸越しでの交尾も可 死んだ後にでも知れたらいいや
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冷ややかな 世間の風に 慣れ過ぎて 生温い風 居心地悪い
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いつからか 勝ったら負けと いう遊び ずっとやってる 勝つのが嫌い
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降り積もる雪よりしろいその頬に消えない傷をつけてみたいわ
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外に出て 攻める気持ちも つかの間の 上着なしの 自分を責める
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月を見て! いまからあなたに告白をしたいの一緒に月を見上げて
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眼を伏して ほどく御髪おぐしに桃のかう 百夜ももよいらして、待っているから
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冬風に 小さく震えし ハゲ頭 雪はちらつき 溶けて頬描く
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君の名前が祈りの言葉みたいに 繰り返しても報われない
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全部あなたのため 傷も涙も血も小指も全部あげるから
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点滴と カテーテルだけで 5日間 逆に楽だと 思い始める
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スナックの 帰りはいつも 真夜中で ネタの反省 しながら帰る
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俺が言う 息子の意味と ヤツが言う ムスコの意味が 違うのに気付く
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我が胸に おもてうづめて なほ好きと 言いし言葉ぜ 忘れかねつる
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山本五十六とは別に友達にはなりたくない
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朝日が射して今日も始まる一日の食卓にいる応援団員
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「生まれてこなきゃよかった」だれもが抱く平凡な感想に泣く
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カチカチと音をたてて突きたてる 白い柔肌 赤色の痕
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雪舞いて 音をのみこむ 冬帳ふゆとばり
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トイレット ペーパー垂らし 町中を 歩いた妻に 文化勲章
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似たような 若い人らが ぎゅうぎゅうに 詰め込まれてる 電車に独り
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ただ行って 帰るだけでも 面白い 時には都会 歩いてみたら
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浮いているから生き辛い 犬または魚の様に腹を面に
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孫からの年賀 状笑見て
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孫の成長喜んで新年もまた新し
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寒い部屋電気毛布の温もりに一人でくるまる冬の夜
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夕暮れに お寝坊さんはうさぎ追う ネオンテトラと鶴の打ち掛け
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おにぎりを食べて布団に隠れてる生きていてごめんなさいと謝りながら
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合鍵を? いつでもドアは 開いてるよ それを言うのは キミが初めて
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