選り抜きの豆で淹れようコーヒーを飲むとぐっすり眠れる君に
25
らさずに 5秒を超えて 見つめり 人群の中に 君を知り
25
震災の日 十四時四十六分 忘れじのとき 黙祷ささぐ/東日本大震災
32
花粉はるの日々 籠り居らずに歩けよと 空の青さが奮い立たせる
27
記憶の日、思い出せなくなる前に 過去のいつかでまた会いましょう /3.11 東日本大震災によせて
23
大松明 燃え上がりけり 二月堂の 軒の垂木の 焦げむばかりに /二月堂修二会大松明三月十日
13
玉の緒の 果無はかなきことを 忘れゆく  身を置く処 満ち足ればこそ
18
震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
27
見上げれば 薄いシフォンに覆われて 霞がかりし春の空かな
14
海見つめ 君を奪ひし 訳問ふも 優しき波音 詫びに聞こゆる
16
ケンカして 「でも」と言い訳 見苦しさ 素直にあやまればいいのに
10
迎撃を 巧みにかわし 爆撃が 原発襲う 修羅の果てなり
13
十五年。あの日私は初めての、自分の部屋で震えていました。
12
ハウスにて出番を待てる苗障子 待ちわぶ蝌蚪かとの揺らす青水
16
給湯室のゴキブリホイホイ覗く時、得体のしれない胸の高鳴り。
11
拙者も凡百ふつうであるから堪えられぬとは知りつつも夢見る流浪人むしょく
7
糧がためあづく我が子の顔眺む などかは離れじ心ばかりは
5
タンポポの 黄色一色 春を告げ 日溜まりに 咲き綻び  坐して 酒酌み 草枕
5
大人らの 喧嘩の模範 あちこちに ゴロゴロしてる 戦争の歌
5
人類は 互いに殺し 破壊して それでも飽きず まだやるつもり
5
オンラインゲームの時は少しだけ強気に、「ほれほれ」とかつぶやいている。
5
キミの言う 好きな男が 俺と知り 花見の席で よろめいている
5
本当に 面倒くさいなら 死ねばいい それは嫌なんだ 面倒くさいしな
5
それぞれの 持ち味活かし マヨであえ 軍艦となる このシーサラダ
5
おなかふたつおさまる毛布の中で向かいあうふたり すき? だいすき
5
眠寒く 話弾まぬ こそばゆさ くすぐり返した ああ猫神様
5
干すたびにせきあぐ思ひあはれなり 去年こぞにはなしの風孕むビブ
5
めくるめくペテンの魔法 紫の願い詰まった華麗な流動
5
そうだよねふざけた奴も必要だよね調子いいでしょそれがわたしよ
5
春雨の 薄墨流し 朝霞 しなやかに降るや 絹の雨 濡れて艶やかに 野辺の草
5