ご近所に見慣れぬ家が? 雨降らず 蔦が枯れ落ち地色が見えて
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冷蔵庫豆板醤が見つからないハァとため息食材腐る
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いつになりゃひげをそらずにぼうぼうのかおでへいきでそとをあるける
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かえした荷物がほどかれて元の場所にもどるころ あなたは何を考えているかな 
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自分では 腹ちぎれると 思っても それほどでもと 君たちは言う
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同僚の 醜い姿 見る度に 情けないよな 自分の姿
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変な人 変人ばかり 集まって 徒党を組めば それが常識
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おかえり、元気してた?・・・目と目があったね、ポケモンバトルだ! いつだって
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顔を見て 火照ってにやけてしまう その度に不思議な顔してるあなた
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教科書の 中のあなたに恋をした いけないことぢゃないのよ ただ見てるだけ
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汚されて綻び破れ捨てられる ボロ雑巾の見目麗しさ
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箸先を揃える君とゴミ箱に散らばる二ミリのわたしの前髪
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混沌なアンビエントの音に載せ熱も哀も我も吐け吐け吐け吐け
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思いきりシロップをかけたかき氷皿ごと啜るていねいな暮らし
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私はあなたが好きだから あなたも私を好きなはず 乙女これ如何いか
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東西南北右左みぎひだり いつでもどこでも君が好き 泡より儚い乙女の遺言
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愛おしいあなたは何が欲しい 心も時間ときもあげたのに 未だ恋叶わず
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あなたを思う、私の想い 両手じゃ受け止められないから半分あげませう
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憂鬱、あなたが隣にいないから。明日は金曜日 どんなに美しい空になろうか
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ウニをさがして 僕の前を歩く君 今でもあの夏の頃の背中だよ
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君のチャリ轢かれかけた時少しだけ愛を感じる、気がしなくもない
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ハレーション 13年の周期なら不思議と悪くない気分だな
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好きな飲み物とかある?と聞いては日が変わるまでジャスミンティーの
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君の背に君のこと詠んだ歌を書くようなイメージで微かにたたく
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隣 あなたの力強い手だけを見て ときどき横目でこっそりあなたの顔を見た
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秋隣あきとなり 叶うことならあなたのそばに あぁあなたは来ず 二月の別れ
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私はね何色なんにでもなれる 青赤水色 オレンジと 灰色に紺 今日の空なんだか綺麗
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例えるなら、悪口言うあの子見て棘のない真っ赤な薔薇だなって
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たびたびは日本へようこそと思う銀座線シートに縮まる脚
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恐いよね 不機嫌そうな 人増えて 仕方ないよね 愛がなくても
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