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足元に散る花びらの主なし どこから来たの 私は香川
5
好きなスポーツは何?と問う私に間をおかず「相撲」答える今時の若者
5
会いたくて もう会えぬから なお恋し 聞いて欲しいの 今日の私も
5
ささやかに今日の労苦を労うはコップに半分ジンジャーエール
5
整えた眉で世界と対峙する 嫉妬だろうか、街が静かだ
5
蛇口から砂が出てきて、サイババに僕がなれたらマセラティ買う
5
明日は多分、教授に詰められる予感。膝のあたりで鳴る成長痛
5
ふたりきり、今しかないと駆け出した 言いたかったの、言えなかったの
8
女王蟻に肖し式服の白纏ふ偶像たらむ。宰相寫眞も
35
万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
53
君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
29
ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかに
サンタ
(
父
)
は 届けてた 愛
38
大またを 開いて今年を のぞき込む 一年の兆し 大吉と見えたり
28
雑音を吸い込みながら降るけれど雪は白色静かに積もる
30
哀しみも今の私の一部なり 焼きたてのパン切り分ける朝
40
ストーブに一番遠い季節呼ぶ窓の雪見つガリガリ君を
27
冬晴れの温い日差しにくすぐられ綻ぶ
紅梅
(
うめ
)
の
可愛
(
かい
)
らしきこと
29
家族でのイベントなりし餃子包み 今はひとりで老い二人分
29
情熱
(
パッション
)
は人並み以上と自負してる ごめんあそばせ
丙午
(
ひのえうま
)
なの
34
小豆煮て区切りを付けて
初午
(
はつうま
)
と節分そして春を待つだけ
28
見る者も 心
温
(
ぬく
)
むる 猫と猫 団子の如く 添ひ寝す真冬
38
溢れ出す私の涙蛇口のよう「がんばってるね」の一言なのに
32
不登校のぼくの心に軟膏が浸みてくような祖父の雑談
29
幼子がママとはぐれて泣いている 私いつから泣かなくなった…?
31
楽しいと思えるうちが華ですね 爪の手入れや日々のお化粧
32
怖いほどの風音止まぬ冬の日は甘酒作ってほっこり和み
36
とりどりの布で作りしお手玉や 祖母の手さばき鮮やかなりし
34
ふつふつとキンカンの実を煮含めるパンチの効いた香りの中に
27
菩提樹のもとに座ってたまるかよ乳粥くれる人もいないし
9
竹林の木洩れ日きらめく道ゆきつ 彼らの
前途
(
みち
)
もかくあれかしと /成人の日
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