この氷溶けるまで
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私の歌はどのような声で再生されるのでしょうか

「かな」だとか気取って見たけど結局は文字数合わせの虚飾ですわな
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名古屋から夜に向かって加速する新幹線とる気持ちかな
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あと少し待てば雨が弱まります 私にとっては無限の少しで
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恋の芽が私の心を覆ってるコンクリートを破ってこれない
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最悪も「さいあく」って書くとなんだか比較的マシに思えてくる
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誕生日 二十歳を過ぎたあたりから祝いの返事ややスカしがち。
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何かが背中を押しているとかそんな事はないはずだけど、止まれない。
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目的を持たずに日々を過ごすのもたぶん大事なことなんでしょうね
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息を吸う 乾いたなにかは喉奥に今も張り付く 欲するものは
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何にでも見つけようとすりゃ粗のひとつやふたつくらいあるもんでしょうに
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割り箸を咥えて歩く時君は転んだら死ぬとわかっているのか
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俺だって原生林ジャングルだったあの頃を勝ち抜いてきたはずなんだがなぁ
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芯のない生き方してる そんなんじゃ伸びた背中がまた曲がってく
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「誰か」って理由がないと自分すら変えられないならそのままでいな
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青い鳥 姿をみせて せめて私の声だけは聞いておくれよ
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秋風が雲を流していく速さ 私はあっという間に大人
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青白いイルミネーション 駆け足でこちらにやって来る師の予感
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気分が良くて勢いよく飲み干した珈琲が白いシャツに跳ねた
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立ち止まる事は許されない輪廻 母なる海を発ったがさだめ
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自らの体調さえわからぬ阿呆のためにマスクをつける季節だ
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濃いお茶を水で薄める僕と雨だから電車でやってきた君
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どいつもこいつも賢くて素晴らしい 湿った悪意がチラ見えしてるぜ
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この星に猿すら居なかった時代の光が今でもぼくらをみている
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いま君の感じたすべてが思い出になる頃、それはすでに贋物。
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知る事は世界の解像度を上げる 突き詰めると目を瞑りたくなる
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大学も研究室も図書館も寒くないのに、家だけ寒い。
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太陽が瞼どころか全身に灼きついていて秋が短い
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頭いい人がリスクヘッジと呼んでいる腰の引けた生き方
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俺はまだ1ミリだって本気ってやつを出しちゃあいないはずでさ
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遠い日の安易な恋は奥底で静かに私を締めあげている
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