この氷溶けるまで
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私の歌はどのような声で再生されるのでしょうか

いつの間に天才子役に身長を抜かれてた秋 風が冷たい。
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今はまだ名もなき感情「 」だけど、名付けたらきっと腐ってしまうな。
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いつの日かLEDの眩しさをノスタルジックに感じるのだろう
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粗製デジタルやいばが刻む。曖昧アナログな世界は今や数えられる程。
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奥歯すら浮き出す程の綺麗事 受け入れまいと歯を食いしばる
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あの子と観たい映画があるのに直接声をかけられない女々しさ
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素人が死を安直に表現の世界に持ち込む痛痛しさよ
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コンクリもふやける灼夏 浮かされるは旧い記憶の蜃気楼か
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俺はさァ 痩せたいんだ、でも痩せる為だけの運動なんか御免さ。
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眠気 断りもなしに無理やりに俺を未来へ連れて行くモノ
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日焼け止め塗る時の手のベタベタか、シャワー浴びるときのヒリヒリか。
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今日もまた苛立つ矛を捻じ曲げて浪費に向ける、健康ではない。
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あっちいし、ズッキーニとかたまにはさ、カレーに入れてみてもいいじゃん。
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一見、表現は型に縛られぬ自由の世界に見えるけれども。
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転がってきたイヤホンを拾う手は有線的な僕らのつながり
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短冊と呼ぶには少し広すぎるSNSに願いをぽつり
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匂わせのストーリーズが気になって十分おきにインスタみてる
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日焼け止め塗るようになって、あの頃の彼女の匂いの正体を知る。
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最近ね、好きなマンガの打ち切りが増えてきた もう、少年じゃない?
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「負けじと〜」の、「負けじ」の部分から臭う古典の要素にふと気づく夜。
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「誰も寝てはならぬ」までが長すぎて、気づけば起きる事もままならぬ。
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呟きツイートとおんなじノリで詠んでいる。本質はただ独り言かな。
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その深く、真円まるく、輝く、赤灯を写した瞳 停まれずに、夏。
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最近ここんとこ現実リアル充実みたされてねェから世界だれか発信つぶや孤独ツイート増加やまず
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上空をヘリコプターが通過する 夏の頂点探しに行こう
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嫌われないことに重きを置いたコミュニケーションじゃ縮まらない距離
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無理やり詰め込んだ想いの外装ぐらいはちゃんと規格通りに。
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知り合いが、息子が、夫が、お隣のサイトウさんが、 それで、お前は?
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もう何度手っ取り早い成功を夢見たことか 四月、焦燥。
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はぁ。スッゲェ好みなイントロの後に続いて畳み掛けてきた、言葉。
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