Utakata
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この氷溶けるまで
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私の歌はどのような声で再生されるのでしょうか
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いつの間に天才子役に身長を抜かれてた秋 風が冷たい。
11
今はまだ名もなき感情「 」だけど、名付けたらきっと腐ってしまうな。
6
いつの日か
L
E
D
の眩しさをノスタルジックに感じるのだろう
9
粗製
(
デジタル
)
の
刃
(
やいば
)
が刻む。
曖昧
(
アナログ
)
な世界は今や数えられる程。
9
奥歯すら浮き出す程の綺麗事 受け入れまいと歯を食いしばる
17
あの子と観たい映画があるのに直接声をかけられない女々しさ
11
素人が死を安直に表現の世界に持ち込む痛痛しさよ
8
コンクリも
潤
(
ふや
)
ける灼夏 浮かされるは旧い記憶の蜃気楼か
6
俺はさァ 痩せたいんだ、でも痩せる為だけの運動なんか御免さ。
7
眠気 断りもなしに無理やりに俺を未来へ連れて行くモノ
11
日焼け止め塗る時の手のベタベタか、シャワー浴びるときのヒリヒリか。
5
今日もまた苛立つ矛を捻じ曲げて浪費に向ける、健康ではない。
9
暑
(
あっち
)
いし、ズッキーニとかたまにはさ、カレーに入れてみてもいいじゃん。
9
一見、表現は型に縛られぬ自由の世界に見えるけれども。
10
転がってきたイヤホンを拾う手は有線的な僕らのつながり
6
短冊と呼ぶには少し広すぎる
S
N
S
に願いをぽつり
13
匂わせのストーリーズが気になって十分おきにインスタみてる
6
日焼け止め塗るようになって、あの頃の彼女の匂いの正体を知る。
9
最近ね、好きなマンガの打ち切りが増えてきた もう、少年じゃない?
7
「負けじと〜」の、「負けじ」の部分から臭う古典の要素にふと気づく夜。
9
「誰も寝てはならぬ」までが長すぎて、気づけば起きる事もままならぬ。
10
呟き
(
ツイート
)
とおんなじノリで詠んでいる。本質はただ独り言かな。
8
その深く、
真円
(
まる
)
く、輝く、赤灯を写した瞳 停まれずに、夏。
7
最近
(
ここんとこ
)
現実
(
リアル
)
が
充実
(
みたされ
)
てねェから
世界
(
だれか
)
に
発信
(
つぶや
)
く
孤独
(
ツイート
)
増加
(
やまず
)
9
上空をヘリコプターが通過する 夏の頂点探しに行こう
11
嫌われないことに重きを置いたコミュニケーションじゃ縮まらない距離
5
無理やり詰め込んだ想いの外装ぐらいはちゃんと規格通りに。
8
知り合いが、息子が、夫が、お隣のサイトウさんが、 それで、お前は?
10
もう何度手っ取り早い成功を夢見たことか 四月、焦燥。
6
はぁ。スッゲェ好みなイントロの後に続いて畳み掛けてきた、言葉。
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