Utakata
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らいおん
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詠み人の想いに触れし夕まぐれ 今宵君の涙に寄り添わん
14
朝の
床
(
とこ
)
ギュンと伸びする猫のごと からだチェック老いのルーティン
15
久方ぶり並んだ息子
等
(
ら
)
青年の顔捨てそれぞれの
歳月
(
とき
)
を纏う
18
宵闇に誘われ出でし
浮き魂
(
うきたま
)
の 薔薇に囚われ明けて戻らぬ
14
昼下り
舫
(
もや
)
う小船の船腹に
魚
(
うお
)
か
陽影
(
ひかげ
)
かチラつく溜まり
17
ひと搔きに揺れふた搔きに流されて 海月のごとく芯なき我が身よ
17
手入
(
てい
)
らずの茶畑に新芽伸びやか 陽も雨もなべて降りそそぐなり
21
君の声のまれなる響き 街なかのざわめきの中 私の耳は染まる
15
桜色の蕎麦啜りおり
季節
(
とき
)
過ぎにしも花びら含むよな香り満つ
18
朝露に濡るるビオラの花殻を 摘み尽くしては花の終わりを
18
おめでとうと薔薇の花籠届けられ 約束さるる一年の幸/変更歌 虎杖麿様拙い我歌も倒置試み🙏
14
薔薇詩ふ拓次に酔ひて瞼裏の 薔薇追ふ微睡み薔薇の季節に
15
ポコポコと
翠濃緑
(
みどりこみどり
)
かさねつつ季節を歩む裏の里山
23
水に火に追われし人の今朝の顔 覆う手に既に苦は刻まれし
16
朝な夕な合わす掌の先
父母坐
(
ちちははおわ
)
し 憂きことまるごと預けたり
19
海峡を翔んで行くらし推し活の
魂
(
たま
)
「韃靼海峡渡るてふてふ」のごと/BTS公演
17
眼の先に花びら舞うや風なきに 番いの黄蝶か つかず離れず
24
老桜
(
おいざくら
)
の隣にありて若き木や
翠
(
みどり
)
燃え立て刻を
急
(
せ
)
くなり
19
黒焦げの鍋並べ嫁の粗相と訴うる 記憶に抗うその声哀し
16
おめでとうと薔薇の花籠届けられ 一年の
幸
(
さち
)
約束さるる
18
逃げ逃げて此処まで来たり桜樹のもと 涙拭いし
桜花
(
はな
)
の褥に
17
星淡き夜ジャスミンの香り立ち 見知らぬ世から誘う声のして
20
蒼天に奇っ怪なる構造物並び 発電騙り宇宙と交信するや
11
階段を下りる膝の痩せ ひと足ごと
吐
(
つ
)
く息にせめて
短歌
(
うた
)
を乗せんと
18
あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
13
門口に座布団積みて
哄笑
(
わら
)
う
女
(
ひと
)
ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
10
夫と私同じ
表情
(
かお
)
して交わす一言オオタニサン 今日の天気や如何ならん
16
山の蔭蒼く重なる懐に一本の桜淡く
雪洞
(
ぼんぼり
)
のごと
19
2
時間余の眠りにて飛んでイスタンブール目覚めれば晴天あさひ眩し
15
降り止まぬ雨を味方にデイ拒む 義母を抱える私の胸にも雨
19
1
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