Utakata
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らいおん
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夕まぐれ 雲間の
一条
(
ひとすじ
)
田を捉え 波打つ稲穂
黄金
(
こがね
)
いや増し
15
列島ニュース 昨日干上がり今日溢れ 天を仰ぎて明日を祈りつ
17
ひび割れし土に踏ん張る稲に寄り 青きひと穂を掌に量るひと/水不足😢
19
暮れ方の庭をトテトテ
往き来
(
ゆきき
)
する セキレイ追いて 水遣りも途切れ
19
ステーキにトロ鮪さえ喜ばぬ この夏越えて味覚も老ゆる
11
耳もとに密やかな声集まりて 午前一時の哀しみに和す
10
異国より訪れし
少女
(
(
おとめ
)
)
真珠のごと小さき歯覗く 艶めく唇/「真珠の耳飾りの少女」日本再公開
14
柿の実のぽとりと落ちぬ色変えて 時にあらずして酷暑の仕業
18
ぴぃひょろろ 呼ぶ声追いて炎天の畦道辿り
行き方
(
ゆきがた
)
知れず
15
目覚めては こほっとひとつ咳こぼれ 秋近きかと覚ゆ朝まだき
14
盆の明け 俯きて
発
(
た
)
つ 気を病む息子 薄き背中に掌を置いてみる
18
線香の
煙
(
けむ
)
に漂う
亡父母
(
ちちはは
)
の笑顔頼りて 日頃の愚痴を/盆参り🙇
18
叢に羽音掠めて眺むれば 群れて涼やか夏百合の白
17
水も気も未だ目覚めぬ朝まだき 夢の名残りに揺らぐ病葉
18
遠雷のまま日を送り 昼の月見草
頭
(
こうべ
)
を垂れて総出の雨乞い
18
暮れかけて 表通りの打ち水へ 通りすがりの三毛立ち止まり
24
ぶつぶつとランダムに拙歌呟けば 甦りたり折々の記憶
20
乙女の如く頬を染め
亡義母
(
はは
)
が囁く ヒミツは吾れも墓場まで
17
切り戻しふたたびの
彩
(
いろ
)
庭の撫子 小さき陽の束夏の憩い
14
utakataの初めて出会う言の葉数々 もの知らずを今更に知る/恥ずかしくも嬉し 感謝🙏
17
空に躍る鮎の背きらり 早瀬飛沫き 釣果競いし男の脚打つ
13
閉じた瞼を視線がなぞる遠く三日月愛でるよに
朝
(
あした
)
きみの瞼は彩づく
13
冴え冴えと枕辺とどく光芒に 雪と見紛う夏の満月
23
漸
(
)
うやうに百首を数ふ投稿歌 散らばふ泡沫 捉ふるに難し
19
雲奔り枝葉騒めき 始まりのひと粒地を叩く 雨の祭りぞ
16
新作にもう出逢えないこの淋しさ 数多の作に感謝尽きなし/東野圭吾氏訃報に
24
遠雷の低きドラムの合いの手に 千秋楽の唸り歓声
23
太陽
(
ひ
)
に炒られ蝉も
呼吸
(
いき
)
せぬ昼下がり 庭に靭やか
(
)
四季咲きの薔薇
19
熊蝉の連打耳打つ青田道 田の草取りの麦藁ふたつ
19
こめかみに流るる汗を拭いつも 目にし短歌に涼風の吹く
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