Utakata
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らいおん
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軒先の大樹が生みし
涼風
(
すずかぜ
)
に
誦経
(
ずきょう
)
重なり古屋を廻る
12
ポン
ッ
ポンと微かに聞こゆ遠花火
貴方
(
きみ
)
の背追いしあの夏の夜
12
人声の絶えし古屋を拭き清め 逝きし人々を待つ盆支度
25
花に樹に心動かぬ日のありて この身は深く沈みおり
19
紫陽花の
彩
(
いろ
)
終えて
腐
(
くた
)
す傍らに アガパンサスの青き星々
17
先ず刺身 箸重なりて笑いつつ 独り身の
息子
(
こ
)
の夕餉を思う
23
くっきりと青 鬱々籠もる長雨の切れる合い間の 地を射る視線
13
綿あめの
解
(
ほど
)
けたるよな雲流れ 青田に鷺の鳴き交わすを聞く
26
里山に 緑濃ければ涙乾き 星掲げれば心鎮まりぬ
17
大通り 視線泳がせ烏一羽 欠けたる羽に 戸惑う想い
13
大の字になりて見上ぐる天井に 咎める目あり赦す目もあり
18
菜を刻む背に息子の声 大丈夫かと 屈託を
解
(
と
)
く空耳かな
14
枕辺を敲く雨音 目覚めては悔いが突き刺す身を絞る
13
眠れぬままutakata開きなぞる夜 想い重なる
短歌
(
うた
)
に出逢いぬ
22
雨催
(
あまもよ
)
いて泰山木の匂い立ち ぽとりと落ちぬ白き花びら
16
雨あがりジャパンブルーの朝 息子らと其々の場でエアハイタッチ!
15
後頭部に不毛の地あり二つ三つ 内なるものの攻撃てふ不条理
23
暗雲突く杉の大樹閃光呼びて燃ゆ その身焦がすは天への憧れ
17
湖
(
うみ
)
抱
(
いだ
)
く
山脈
(
やまなみ
)
の端に日入りて 岸辺に語らふ影の二つ/小さな旅
18
郭公の声で目覚めし傍らに友の寝息して旅の夜明け/小さな旅
18
「疲れたろう」熊捕獲され 麻酔銃撃ちし獣医の呟き漏れぬ
19
濃緑の懐へ列車潜りゆき 揺られゆく人の
吐息
(
いき
)
も染まりぬ
12
渦巻く雨の去りて
朝
(
あした
)
濁る溜まりに
蛙
(
かはづ
)
一疋空仰ぐ
13
傘差しかけ二人見守る早苗田に
小
(
ち
)
さく大きく雨の足跡
16
畦道で群れる児らよ 早苗揺らして弾ける笑い 君らの未来へ
18
柿の葉の色濃く繁り
花実
(
はなみ
)
落つ ぽとりぽとりと実らぬ想い
22
トンネルの真ん中時空ズレる夜 ハンドル切って翔び出す天空
15
夫
(
つま
)
と 子と友に恵まれ なお胸に風の吹く夜ありて浅まし
25
水張田
(
みはりだ
)
に早苗揃いて景色調う 稔りの
季節
(
とき
)
へいざ出立/修正ごめんなさい🙏
17
夏へ奔る陽を背に受けて 覗き込む波の揺らぎにこのまま深きへ
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