らいおん
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深夜の稲妻 菜を刻む刃先に落ち 雨は胸に川と流るる
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桜メール既読つかぬまま去年こぞの春  長きくうの胸にはなや咲くらん    
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夜更けて車椅子より手を伸ばし 彼岸のつまの裾に触れけり            
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スマホ繰る指先より伸びし糸 地球の裏の愚痴を手繰りて
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すれ違う人みなマスク 顔かくし心隠して己閉じ込め       
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呑み込んでしまいたい香りの壺 あのひと わたしに気づくかしら
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物陰の沈丁花憐れむにあたらず その香りの主張 我と違いたがて               
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