らいおん
0
9
投稿数
67
深夜の稲妻 菜を刻む刃先に落ち 雨は胸に川と流るる
11
桜メール既読つかぬまま去年こぞの春  長きくうの胸にはなや咲くらん    
13
夜更けて車椅子より手を伸ばし 彼岸のつまの裾に触れけり            
12
スマホ繰る指先より伸びし糸 地球の裏の愚痴を手繰りて
15
すれ違う人みなマスク 顔かくし心隠して己閉じ込め       
17
呑み込んでしまいたい香りの壺 あのひと わたしに気づくかしら
8
物陰の沈丁花憐れむにあたらず その香りの主張 我と違いたがて               
9