ひとふで
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世人もすなる和歌なるものを、始めてみむとて此処に在り。
多趣味な凡愚、動物が好き、毎日犬を愛でている。
再掲などの過去作(※別サイトなど)含め、ジャンルを問はず、稀に毒。
反応あれば励みになります、お手柔らかに頼みます。

※作品の無許可な転載や転用、スクリーンショット等の掲載は固く御断り致します。

三月に吟味し買った春物の 上着を着る間もないままに今日 /暑いですね
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汗拭う気力すら尽き倒れこむ やっとこなせた久々の家事
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我がいほは北の角部屋西陽にしび差す 朝は極寒夕は灼熱
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猫好きが高じて行った写真展 入場半券まだ持っている
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愛犬はシングルコートの小型犬 夏は暑がり冬は寒がり
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ハハの日に祖母ババの歌詠む我を差し 親不孝とか言われぬだろか
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春ゆえに?やたら抜け毛が多く出る 我の本性猫であったら
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換毛期、祖母の飼ってた白猫は 粘着コロコロされてた記憶 /憐れ止められ得る者もなし
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己より僕を大事にしてくれる 老犬きみを愛さずにはいられない
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長年の顎関節症ぶり返し アゴの骨ごと取り替えられぬか
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となり町服屋が閉店セール中 頭痛がなければ雨でなければ
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普段より早めに薬を飲みまして うっかり寝てもこれで安心
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ああ神よ、仏の道よ精霊よ 救いになるならなんだって良い /「宗教」
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何もかも上手くいかないそんな時 「世界が僕を嫌っている日」 /「言い訳」
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雲雀鳴く日曜の朝曇り空 どこかとぼけた画面の日付け
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庭先で薄紫に咲いていた スミレを手折りたおり本に挟んだ /「栞」2025.04.26
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のんびりと愛犬いぬの寝顔を見て過ごす 穏やかな午後まだ生きる意味
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夜毎よるごとの薬を切らし這い出した 毛布の外はちょっと寒いな
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口腔にC2H5OH酒精の甘味と刺激受け 鼻から抜ける気化した香り /「美酒の『味』」
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北国の血を引く我はザルらしく 楽しくほろ酔えたこともなし
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眠剤をお酒で飲めば寝れはする 医者にはナイショ、怒られるから
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学生時代若い頃、座ったままでも寝てられた 横になっても寝付けぬ今は /「………老化?」
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食育の成果は拒食になりにけり ビタミン剤よ我に健康ちからを!
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「食卓に出されたものは残すな」と 出されなければ食べなくて良い
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眠気来て布団入れば目が覚めて 五往復してまだ眠れない /「不眠」「鬱」
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突然の暑さに身体が追い付かず 首冷やしたり白湯を飲んだり
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絶対に親より先に死んでやる 心に決めた三つの頃に
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春なんか 嫌いだ嫌い!大嫌い! 花粉は飛ぶしお肌は荒れる
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この気持ちあんたにだけは教えない 準備ができたらその時に、いざ /「殺意」
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またひとつ眠れぬ夜を跳び越えて 何を描こう白んだ空に
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