ひとふで
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世人もすなる和歌なるものを、始めてみむとて此処に在り。
多趣味な凡愚、動物が好き、毎日犬を愛でている。
再掲などの過去作(※別サイトなど)含め、ジャンルを問はず、稀に毒。
反応あれば励みになります、お手柔らかに頼みます。

※作品の無許可な転載や転用、スクリーンショット等の掲載は固く御断り致します。

春秋の温度差辛き症状は 寒暖差疲労と呼ぶらしい /一日の気温変動が7度以上だと起こりやすいとか
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神無月エアコン点けた暑くって しかし夜には長袖を着る
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やがて2時。降る陽光の眩しさは 冷/醒めない夏の夢かうつつ
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上弦の月を東に陽は西に 臨みてひとり秋の夕暮れ
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この三日、来たのは詐欺の電話だけ せめて合成音でなければ /人と話した気にもなれたか
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そよ風に金木犀の香りして 窓辺で昼寝す君はご機嫌 /本日の愛犬
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鈴虫に誘われ夜を歩き出す 不便な軀をとこにのこして
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亡きことを願へば願ふほど遠く 衆生の辛苦いとあらわなり
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無知は罪、無能は恥と心得て 能うる限りひたすら学ぶ
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雷鳴に負けじと吼える白毛玉 雨過ぎ去れば、勝利の昼寝 /本日の愛犬
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明朝の予報は20℃下回り 何着て寝るか、毛布を出すか
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遅刻する夢見て飛び起き午前5時 額を拭う袖すら湿る
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久々に友と話せばあの頃の 記憶さやかに甦りたり
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湯を浴びて今夜はぐっすり寝るはずが 全身痒くて外見れば朝 /蕁麻疹つらい
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「この惑星ほしに生まれて来るのは早すぎた!?」 「構いやしない。世界は滅ぶ」 /👾
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干魃の残暑に雨は恵みなれど 赤き月蝕を我拝みたし /天体観測を楽しみにしていたので残念
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向日葵の種を目に植え太陽を やけることなく見詰められたら
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島国の高温多湿な本邦で 日毎ひごとの風呂ぞ人権と思う
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あさぼらけ冷え込みだけはこんなにも 予報の真夏日、秋めいている
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自分など死んでしまえと思いつつ 生きてた頃の何故なぜ最盛期 /いと度し難し 我が身の上よ
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こんなでも 誰かが辛いとき側に いてあげられる力が欲しい
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八月をツナマヨキムチで乗り切った。 教えてもらって良かったレシピ
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爪剥げて傷の癒えない指先で 月面地図の海をなぞった
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為せば成る、とは限らない現実で 嫌々足掻く道化師わたし
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やみひとへ つみにあらずと つたえたい 生きていること 息をすること /死をのぞむこと 死にきれぬこと
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将来の夢はあなたともう一度 散歩すること 可愛い犬へ
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「ご使用」の季節が限定されるなら 俳句にもなるかもとひらめき /続「家電」
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朝焼けを過ぎた頃合い窓を開け 蒼の高さに綿毛ふわふわ
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「ご使用の 前には必ず 点検を!」 意外な場所に川柳見つけ /「家電」
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熱風や桜の枝垂しだれすり抜けて 大樹の幹も木陰で涼む
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