重き荷を 一つ下ろせば又一つ 難問出づる世の常ならば 
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「行きずりの情けは要らぬ」とカタツムリ 果たして道路を渡り切れたか
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水底みなそこの魚みたいに六月の雨を聴いてる静かな雨を
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ながめ降る白詰草の濡るる日にこずゑの鳶も羽を垂れにけり
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暑気払い 仕事帰りの ビアガーデン 辞めるアイツが 月を見ている
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ミシン踏む母の背中は揺れており 針折れぬよう息をひそめて
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涼感の枕カバーに身をつつみ眠るは我が子かでかいイモムシ
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ふる雨はひとの想いの万華鏡 嘆きを廻せ労りとなせ
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海街に 絵になるように 飛ぶカモメ 近くで会うと、君の目が嫌い
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今日もまた 梅雨つゆの合間の ウォーキング 頬なでる風 体突き抜けて
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一条ひとすじの いたこうより 火をつけた  燐寸マッチかおりに 心揺れたり
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駆け寄って両手合わせてぴょんぴょんと 待ち合わせすら若さは可愛い
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散歩道いろんな窓から歓声がああ日本が点を入れたか/一点目
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言い訳を つらつら並べ 見たれども 逃げてるだけと 気づいてしまう
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アンテナを上げむと屋根に登りしが足がすくみて何もせず降る
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次々と傘が開いて去っていく濡れつつ頭上げない女将
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嫌なこと 寝たら忘れる 俺の脳 マジで有能  これぞ才能
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まだ寝てて起きてこないで蝉たちよ 夏至という字の憂鬱な響き
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梅雨の雲降り出しそうな灰色の小さき切れ目に夕日が見えた
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君見ればき世も晴れて咲き渡る椿つばきの花の色ぞ変はらず
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いつの日か透明になる僕たちへ ライトを浴びて花束むける
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雨空にルーシー飛ばし起きてくる 妻にブチ切れエヴァ見る夫
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ふわふわと 記憶の檻を 彷徨えば 白昼夢のよう それもまた夢
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武蔵野線☀︎京浜東北☀︎宇都宮 旧友の住む街へ二時間
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疲れてる箸の上下が逆じゃない 慣れない長旅今日は帰るよ
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退職の 送別会も 流れゆき 帰路の夕陽に 咲かぬ花束
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見渡せる場所があなたの定位置で親鳥さえも羽を休めた
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飲み込んで飲み下して生きていくの 分からないふりをしたまま、皆
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スタンプに 返事をくれる 貴方には 私の愛を 残さず送る
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明日から冬へと向かう入り口の至れば寂し雨降りの夏至
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