運転手どうし片手を上げ合って若葉のなかをすれ違うバス
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大雨が洗った空に足跡をつけていく久々の逆上がり
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まな板にのせたきゅうりを叩き割る初夏の香りがひろがる夕べ
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秘めごとは「あなたに恋をしています」  深紅の薔薇が 囁くように
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お隣のリフォーム済んでまた未知の暮らし密かにスタートされる
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シングルのシーツの上をまた泳ぐ 冷たい海を探す寝返り
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国民くにたみの 安寧願ふ政 まつりごと国難の今真価が問はれ 
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居酒屋で 花火とケーキの サプライズ はしゃぐ乙女の よわいは五十
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週末は寒かったのに真夏日が新幹線でUターンしたよう
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ききららのさいふをひらきおままごと たんぽぽ ぼたん これくださいな
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グミの実を久方ぶりに口にしてノスタルジアは初夏の赤い実
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うたを詠む」・・・いつもは素通りする道に生えたタンポポ見つける作業
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ポケモンをゲットするやうくさむらに令和をのこはさがすカナヘビ
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夏日なり 老爺の膝に老猫の言葉なけれど宴の時よ
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せっかちな蝉の鳴き声聞こえたか幻聴だったかわからぬ暑さ
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汗かいて爽やかなのは自分だけ 見た目と臭いで人混みを割る
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母の国せにしてゆかむ風と波 時のまにまに真砂となりぬ
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服・寝具仕様を替えて奥の手をもう探してる夏の序章に
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画像みて 良かった切れる 医師の声 紹介状と 記憶をたどる
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海のに羽かげしのびて舞ふ鳶の朧月夜に渡る春風
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五月雨の乱層雲をカッターで切り裂くような雅各ヤコブの梯子
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ドラキュラから招待来たがワインしか出ないうたげは欠席に◎
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デッキチェア座りまぶたでリズムとる 紙皿なぞる麦の秋風
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おふとんはちいさな教会 祈りとか懺悔みたいだきみの寝息は
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芝刈りの後に小鳥ら舞い降りて夏の香りを一緒にかごう
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生活の残滓流るる放水路 ぢっと見詰める魚影の鈍光
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苦手なる香り発する気に食わぬ匂いしやがる 柔軟剤安売りせしがただ恨めしく
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寝る前に三ついいこと思い出し今日も平凡それで十分
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父だって優しくされたかったろう 大きなバツの企画書を読む
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触れなくて 困る距離では ないままで 夏が終わった それだけのこと
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