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一分で 六・七回 人により 四・五回が 癒しに到る 側頭
按摩
(
あんま
)
※ ゆっくりゆったり按摩≒「ほぐし」や「マッサージ」
9
あの日より増えたピアスも傷跡もきみに見せない澄ました顔で
8
資料、思慮、 死霊のような 白い顔 知りようもない 心労の致死量
8
非常勤の年間契約を更新す。エィプリルフールの日とは知りつつ
8
主軸たる 者が操る 刺さらない 言葉の本意を 知る由もなく
8
蔓伸びてひび割れた像の罪背負い堕ちる一片連れては行かず
8
服の裾にくっついたお米粒を取る、その手の指の結婚指輪。
8
調子乗り 万能感に 酔っていた ケガして沁みる 未熟な自分
8
毒吐かれ泣いてた事もあったけど笑えた事しか思い出せない
8
花の雲 さざなみ運ぶ 春風や 見とれながらに 聴く弁慶鐘
8
新年の 言葉の消費期限とは 三月までと 気づいた四月
8
春雨で 落ちた種から 芽が吹いて 苗にしようと 掬うスコップ
8
うつむいて浮き世の泥に埋まるとき生まれたことの虚ろに問うて
8
甘さ沁みる 祖母の言葉と シルベーヌ 祖父の背中に 道標得る
8
吉牛の椅子に深ーく腰掛けて、夜勤明けの脚軽くさすってる。
8
袖破れしジャンバーを畳んだのち春巻きを噛むなり四月
8
今世では私じゃ届かぬ幸せをあなたが掴みとること祈って
8
ドンドコドン 父の部屋からビートが漏れる 絶対寝落ちだ 彼は白寿
8
「よかった」と 「よかったね」との 微妙な差 「ね」に言われるの
他人事
(
ひとごと
)
と/偏った感性です、悪しからず
8
デパートの香水売り場通り過ぎ甘き苦しの思い出が舞う
8
問ひし間に
溢
(
こぼ
)
るる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
8
どれだけ美しい花も、結局最後は君の涙で散るんだ
8
片隅に薊の花も麗しく緑息づく彼女の箱庭
8
ゆるしてとニヤついた顔ぶらさげて 赦せないことたくさんあるのです
8
丸窓の
框
(
かまち
)
に煙れる 桜花 雨にしなだれ
寂
(
さ
)
びぬる
8
さくら咲き そのつづきにも さつき咲き ふわりと記憶 やわく霞んで
8
満開の一夜明ければ降りしける桜並木にピンクの雨が
8
大雪で折れし
令法
(
りやうぶ
)
と
躑躅
(
つつじ
)
ありてあはれに思ひ鋸を引きたり
8
穏やかに微睡む君のその目元揺れるまつ毛はゆりかごのよう
8
生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
8
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