ぴぃひょろと 蒼天駈くる若鳶の 声聞くときぞ初夏は眩しき
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姿見の布をあけてはいけないよ 遺影が並ぶ暗い奥の間
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偏頭痛僕の身体のバグたちが天気図を見て悪さをしだす
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新じゃがの煮っころがしは丁寧に鍋を見ながらたまに手を出す
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黄色からあかへうつらふ初夏の紅花ゆれる祖母ねむる丘
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里山に 草刈りの音響来て 熊対策に明け暮れる民 
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「深海魚みたいな顔」と言われたよ 僕に似ている魚に失礼
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クスノキの光る若葉がサワサワとまだ挫けては駄目よとそよぐ
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ふと見れば青い空です少しだけ軽くなります憂鬱などが
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解約をしてたつもりが出来て無く 本日やっとさよならネトフリ
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校門を開く保護者のポロシャツが汗でグレイに染まる朝9時
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「花子さん遊ぼ」「何して?」「首絞めて」これで死んだ子被害者なのか?
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叶わない理想と妥協胸に秘め 後出しじゃんけんなんかに負けんな
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夏を呼ぶ水色の爪まぶしくて サンダルをはく日曜の午後
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窓辺から 流れる波音 この声よ 汐風に乗れ 空を染め上げ
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春風に乗るたんぽぽよ飛んでゆけ一期一会と春の訪れ
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漆黒の姿ゆかしき黒禿鷹クロコンドル遥けき空をひとり仰ぎぬ
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ドイツ語の ノート回して 終わったら スキー行こうと 白い息吐く
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木造の我が家にはないプライバシー二階の声が階下で聞こえ
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窓際に 頭を向けて 目覚めれば 玉ねぎ揺れる 青空の中
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大好きよ 貴方は光 暗がりに放って囲う一匹の蛍
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いずれ春永に 妖精が私たちの前を平等に通り過ぎて
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紙漉きを手習いすれば尊きと今更気づく祖母の文束
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いつだって誰かのために編み物をする誰かへ買う毛糸ひと玉
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てにをはのひとつに空の白みおり 歌は言葉の格闘技かな
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はじまりも終わりもあるからこそかなし 惜しまれる終わりだからこそ美
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しをるれど散るを知らねばあやめ草引く人だになくただ這ひに這ふ
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水無月を 迎えて背中 震えたる 値上げ見据えて 次職探さんと
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離れると知っているのに抱き寄せてサイケデリックピンクの口づけ
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冷房をつけてる部屋は涼しくて請求思えば背筋も冷える
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