侮れぬ 齢を重ねしこの身体 たかが風邪引き床に沈みをり 
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暮れゆくも空の茜に染まりたる愛しき日々となほも輝け
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「最近」が十年単位になってきた これも一つの世代間ギャップ
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ひざのため初挑戦水中歩行終えて筋肉痛
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何十回 通った峠の その途中 知らない道に 入る楽しさ
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うす紅の風に漂う水綾の吹かれてきえる空は幻
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紫陽花の紫枇杷のオレンジと色とりどりに梅雨の点描
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出窓には張り子達磨の紅と白 孫の土産を義母ははは眺めし
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今はただ酸素を吸って吐くだけで 傀儡のまま 世に留まりぬ
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ガッツあり チャンプとなりし 破天荒 迷言残して 梅雨に還りぬ
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里芋のりっぱな葉っぱいただいて 傘ですたぬきはこれが好きです
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もくもくと夏の気配を吸い込んで雲は大きく眩しく光る
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霧雨に香る梔子クチナシ在りし日の祖母が過ごした庭の思い出
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田植え機に追われ犬と道あけし向かう水田朝日煌めく
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頬張った絶望だけを隅に寄せ 種だけ飲み込むハムスターたち
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AIの短歌はきっとすべすべで 浴槽みたいな色なのだろう
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よそふべき袖はなけれど五月雨の[降る]き軒端に匂ふ橘
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じいちゃんの記憶はまばらに溢れてて哀しいくらいに白く澄みゆく
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白内障はくないしょう 手術迫る日 頑張ってと 孫からエール それだけで安堵あんど
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もやもやの気持ち変えたく窓開けた 風は入らず淀んだままに
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平和こそあってのものと歌を詠み啓蒙しつつ世界見つめる
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A Iとヒトが闘うこの未来 治虫は遥か昔に見てた
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朝起きて 夜寝るまでの 一日の 長さがかなり 短いような
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なにひとつ面白くないユーチューバーに子を取られ夜 飯食えばひとり
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死ぬ自由? 言ってることは わかるけど 生まれる自由は なかったんだぜ
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あそこには桜田一家が住んでいる そんな気がするサクラダ・ファミリア
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あのバスに乗れば綱島をかこえていつかつくらんあの火葬場に
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青色というより緑のタイル張り記憶のフィルターかもうわからない
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黄道の春分よりはや八十度。暦のうへでの入梅ならむ
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土瀝青どれきせい 突き抜け香る 花のごと 憂世うきよの中にも 華開くらむ
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