Utakata
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わざわざにお月見などはしないけど見上げた
夜空
(
そら
)
に中秋の
名月
(
つき
)
24
中秋の 名月仰ぐ雲間にぞ 朧に浮かぶ月影見ゆる
23
あしびきの長き
一日
(
ひとひ
)
を千秋と 眠れぬ夜が我を狂わす
22
その星は黒猫座の鈴。美しく馨る光で君を守るよ
21
そばにある きみと月見の今宵こそ 永くあれぞ、と 時計外さむ
17
この頃は時間が速い何しても追い越してゆく足がもつれる
29
昼前の 空いた時間に 客席で バイト面談 田舎のマック
16
どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
16
煩悩は無罪とスマホに打ち込んで
夜
(
よ
)
のコンビニの
灯
(
ひ
)
に寄せられる
18
血に染まる土手美しや古戦場 未練吸い上げ曼珠沙華咲く
16
仕事先試飲と称して飲む酒は日も高くあり背徳感と
14
二人連れ三十四年
夫婦
(
めおと
)
岩 穏やかな波夕日照らして
13
月隠れ お月見できず でもわかる 見えないけれど そこにある光
14
満月を 探しながらの 帰り道 満ちゆく明日を 待つ曇り空
11
大水に浸かる稲穂はうなだれて 刈ってやれぬを詫びるは誰か
17
ピアノから木々の音色を探し出す あなたの声は小鳥のようで
11
チョコレート金貨が何枚いりますか?北極星を手に入れるには
10
時間さえ あれば絶対 できるはず 言ってるうちは できない私
11
過去のもやもやした件を見てまた沈む これが心自傷自傷
8
眠れても頭はスッキリしないんだ眠りの質が悪すぎんだな
9
伊豆沼の湖を鳴らして雁の列 雲路へつづく一筋の風
9
紫外線 百害あって一利なし されど日焼けは夏の勲章
18
あの頃は 全く理解できなくて バサラの歌がやっとわかった
9
秋の日に五十年ぶりの再会にそれじゃまたなと言える友垣
9
いつの日か月へ行こうねおつまみの地球のうつる酒を飲もうね
11
好き好きって 口で言っても 仕方ないけど 本当に好き
7
陽
(
ひ
)
が差し込むガラスケースにいたあなた 捜索願は今日も出せずに
8
秋の田の 刈穂の籾を 袋詰め 我が作業着は シリカにまみれ
15
人生は魔法ではないまたいずれいい事なんて起こりはしない
9
成りたやは今こそ此処に捨てませう猶予はすでに過去と成りけり
8
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