さくら花散るを誉れといくさ場につぼみの学徒数多帰らず
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吟ずれば齢無縁の言の葉に鷲と掴まれ直に腑に落つ
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ぷちどろり。白子の歯ざわり湯通しをされても残るせいのざらつき
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雅には馴染まぬ言もあればこそわれ名乗らむや吐露りすとなり
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夜道にて 作歌に腐心し ぶつぶつと 呟き歩く 不審人物
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啓蟄の 天道虫や はねひらく
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真夜中に柿ピーむさぼり舌を噛み、出来た悲しい口内炎です。
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水槽の かわいい金魚 見ていたら それは餌だよ アロワナ見てよ
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ひとりゆく深夜二時半のコンビニ金木犀の香る近道
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年の瀬に干支の話をしていたのに今年の干支をもう思い出せず
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十二月二十三日に生まれたり サンタの乗ったバースデーケーキ
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陽の矢射し 垣根しなだれ 朝顔の 陽背負いし影 薄れ消えゆく 昼下がり
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君送り 帰りし駅の 道すがら 裸眼に溢れる  右の横顔
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孫に会うただそれだけの為国境を越えるかのよな受付業務
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はた気づくここはいつぞや見た岐れ路をまた右に曲がつている右折右折右折右折右折右折右折右折右折右折右折
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コンタクト 外して歩く 帰り道 小さな光 大きな光
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「このたびは・・・」心とりあえず会見でうわ言連ねる紙のまにまに
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いとこ会思い出話花が咲く 祖父が亡くなり平和の月日
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たわめども今しがた至る温色の 蹴飛ばしたる熱入り日と消えぬ
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月別を遡っても出てこない 年別にいるあの時の君
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相対性理論で動く時間割 五億年にも思える五分
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すみの江のふるさとへかへる客船や な忘れそ我を乗せゆけ
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終わりが来る 奈落の底に 足が付く なら苦悩も そこそこ希望
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私だけ抱える苦しみ、痛み達 誰にも届くべきではないの
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スマホ持ちSNSを眺めては学校へ向け歩く道のり
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寝る前に おやつを食べて 満腹に 良くないけれど これも幸せ
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あるがまま記憶に残すことのどれほど難しきか。無念、無念。
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あの歌詞とおんなじように人生を できているかな できているよね
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この世界 ※1.地理もつれれば 邪魔となり ※2.悪しき夢見て 酔いに溺れる / 冗句で失敬 ※1.塵も積もれば山と… ※2.あさき夢みしゑい(酔い)…
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凍らせた感情溶け始め痛む18年目のサバイバルにて
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