特別な魔法だったとありし日の祖母と作りしお盆のおはぎ
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「いつ帰る」 今来た子らに まずは聞く 過ぎゆく夏は 瞬きの中
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この月は七十年婚プラチナこんの祝いどき九十なかばに揃って達者
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涼しさに トンボをみつけ 盆終わり いたるところで 小さな秋が
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彼岸花一朶のあぜの予約席 来ぬ人おもふ秋の夕暮れ
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盆は二周 くゆる沈香 独寝の寡夫やもおの呟き 置いていくなと
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七屁八屁ななへやへこき出づる香と音はして山吹色の実の無きぞ良き
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君いないこのひと月の生活は穏やかなれど笑うこと無し
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ぼんやりと浮かぶ猛暑の夕闇に 初雪草の白い輪郭
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かまぼこの賞味期限があの人の誕生日とかまだ思うんだ
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会いたくもない生者ものばかりまた集い 恋し愛猫あの子は帰って来ない
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ひと息もふた息もつく 盆明けて ややも涼しやふたりの家は
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目に見えず声も聴こえぬ初盆が 明けて仕事に向かう夏晴れ
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海を見ても叫びたいこと叫ばずにきみはひたすら「うみー」と叫ぶ
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歌詠めど 心揺さぶる短歌うた降りぬ 琴線震わす一首詠みたし 
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道端の花の名前が知りたくて家内に聞けば即座に答え
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ひとりでは買うに躊躇う桃などを食わしてもらう実家の幸せ/帰省四日目
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絶望の中だと自覚できるのは 希望を探し求めてるから
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家に着き布団の上で力尽き 生きてるだけで褒めて頂戴
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世間では明日から仕事とふと思う日曜送り火交通情報
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蜻蛉とんぼ舞う 初秋の雲を 眺むるも うたかたの皆に 励まされてこそ(元気になって秋を迎えられるのも、うたかたの皆様のお陰です✨)
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目が覚めてくらりカフェオレいれた朝 だって十九の八月だから
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新しい 教室に立ち 友作る これから先へ 希望を抱く
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束の間の盆に迎えし霊魂を また送りては帰る日常
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もう一度あなたに恋がしてみたい月の渦中で夜明けを夢む
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数日間「いつも」を離れた人々を 電車は運ぶ「いつも」の中へ(夏休み終了)
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凝視する海路の彼方目指す方纏わる髪をはらいのけつつ
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盆明けておせち予約のDMがもう届いてるあと四か月
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夏過ぎて 昔の影で 一休み 思い出の声 鼓膜を揺らした
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片思い中の彼ではないものの遠くより観る息子の試合ゲーム
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