Utakata
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焼きたての厚焼玉子だし汁がこぼれぬように抱えて帰る
23
ビリなのにカメラに向けてVサイン出すわが息子先が心配
17
雨降らば 足元寒し冷え冷えと 温もり恋し長月の夜
17
風邪ひいた君に淹れるはミルクティー。はちみつしょうがにちょっとの愛情
14
丸々と 太った牡鹿 木の陰で 脚折り畳み 香箱座り
12
雨予報目覚まし遅くしたはずが早く起こされ震度四とは
11
言いかけて やめたふりして やっぱ言う 織り込み済みの いつものカード
10
お迎えのガラス越しには喧騒が また泣いてるわやはりうちの子
10
風光る 揺るる水面と 玉しぶき 消ゆる陽炎 永遠に帰らじ
9
この秋はあまり虫の音聞いてなく雨音ばかり聞き飽きており
9
孤独なるうさぎは己が毛を食みて
主
(
あるじ
)
の帰りただ待ちたらん
9
雨降りが吾の買いだめ邪魔をする酒税変更あと二日也
8
わかんないことはわかんないままにしていたせいで今スキップが下手
8
責任を感じたんだろう あの人はカッコウになってこの星を去った
8
雨続き 心に深い 水たまり 「秋晴れ」とは なんのことやら
8
ラベンダー心を癒す命薬(ぬちぐすい) 枕の底にしのぶ紫
8
乾いてる土が跳ねてる匂いして耳を澄ませばあなた、秋雨
9
なんか今日、 靴紐がよく
解
(
ほど
)
ける日、次
解
(
ほど
)
けたら無視するからね
21
神々は出雲ツアーのご準備で 忙しいのか
止
(
や
)
まぬ長雨
21
羊去り縒れた辞書に西日射す午睡といふらしタイムワープ
7
日曜日あなたとのじゃんけんに勝っても負けても1週間のおわり
8
どことなくあなたと暮らした町に似る片側一車線のこのカーブ
7
パラソルがぱっぱっぱっと開きますぼくもぱっぱっぱっと咲きます
7
意味もなく速さを求め疾走すバイク少年あの頃の夢
7
かけがえのない出逢いとか いうけれど 逢わなきゃよかったことも多いよ
7
チャッカマン使うよりもマッチかな一瞬で消える短きいのち
7
むなしさに打ち震えつつ今朝もまた意味を生みだす支度にかかる
7
前髪の乱れをいくら気にしてもどうせあいつは見てやしないわ
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後藤君 ついに出ました ヒーローが 待ってましたよ 大きく羽ばたけ
6
「メレンゲ」が喉まで出かかり「マシュマロ」と言ってしまった老人の舌/『ふわふわ』の脳内変換
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