喉通り落ちていく水冷たさを介し知らない胃のかたち告げる
7
眠る前布団にくるまり考えるのは君の好きなところばかり
7
蒼いしきアルパカ いつまでも 感じていたい そのぬくもりを
7
公園の梅には花が咲いてるが鼻つまってて香りわからん
7
好きなこと好きなアニメに好きな本 身体が重いな一つもできない
7
ソワソワす 軽トラ見つけ 全員集合 牧草準備 待てずに食べる
7
人生が終わったなんて恥を知れ!みんな同じさ崖を飛ぶんだ
7
公示日にパンダは去りてモーツァルトの『別れの歌』を繰り返し聴く
7
黙れ黙れ田舎爺の分際でと悪代官は批判ゆるさず
7
一二三ひふみあり六七八ろくしちはち九戸きゅうのへは あるが四戸よんのへもうないらしい
7
あっ今日は 13日の 金曜日 気付いた時は 言ってるような
7
十五年 癒してくれた 黒羊駝アルパカよ 写真の君は あの頃のまま
7
故郷の同窓会の催しも会員減りて仕舞となりぬ
7
漆黒の 闇に現れ 情景が 言い様もなく 刹那に切なく  
7
ふざけあう溽暑じょくしょに響く笑い声ホースの先の虹にも気づかず
7
昼前に 家路を急ぐ 春隣り 汗吹き出せり 仰ぎ見る空
7
チーママが 咳払いして 歌うのは 島倉千代子の 人生いろいろ
7
とりたててなにもない日に夜更けて  ダウ90000のコントに ふふふ
7
その日から君の評価は好転しメディアはまたも掌返し/連
7
バラバラに なってしまった アルバムの 写真中に 笑顔のキミが
7
「大人になれ」顔に書いてる「胡麻をすれ」 負け顔かまして山椒をする
7
雨上がり見上げる空に虹と月 ひとり佇む涼風至すずかぜいたる
7
朝一に デスクの抽斗 そっと開け チョコを見つけて なぜか安心
7
年重ね 心身ともに 急降下 ネット検索 不安増すかな
7
ラストライブ 参戦出来ず 涙した ツアー完遂 ただただ祈る
7
うたかたの光のどけき春の日に静心なくシャボン玉吹く 本歌取り
7
小春日の電車は運ぶ 半数は居眠り続く優先席の人
7
ある人は口開けある人は凭れ掛かり優先席の長閑なる午後
7
マニキュアを塗らない爪の三日月に映えて愛(かな)しき薄紅の色
7
ぐでぐでの 酔っぱらいの 力説は ホントの話 ここは海だった
7