Utakata
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雷鳴は荒々しくも束の間に去りて残るは蝉の鳴く音
13
明月や
団扇
(
うちわ
)
片手に手酌酒
霰
(
あられ
)
豆腐に
蛸
(
たこ
)
のぶつ切り
18
嫌々に出掛けた散歩雨が降りこれ幸いと千歩で帰る
12
澄ます身にそそぐ蒼さとなつのこえ うなじの風をみおくるおとめ
19
ブルーベリー朝の暑さでもたれ合う「甘い実になろう」ささやきあって
25
ジャガビーを欲すも値段にとまどいてここも選ぶはジェネリック品
10
雲越ゆる
外山
(
とやま
)
の空に鳴神の音はしながら晴るる夕立
28
いつもなら 琴線触るる
短歌
(
うた
)
を詠む 投稿無かばutakata寂し
20
ひたむきに生きるあなたにとおり雨 濡れたまんまでいさせないから
11
髪染める妻の手うれし ふた月に一度のスキンシップとなりぬ
14
制服の揺れるスカート追い越して 軽く感じる買い物袋
14
日常の味知らぬままあたしンち読めばワンピースより異世界
7
前日の夜に屋台が並んでる明日は君と買うリンゴ飴
7
利根川の 土手初めての そり遊び 子らの転げて 枯れ芝の舞う
8
夕方になると聞こえた不揃いな祭囃子が揃う七月
7
炎天の道路誘導ガードマン 玉の汗かきプロの笑顔で
17
空間を小分けにしては街が成る小さな陰の交わらぬ夏
8
正しいか間違いなんか 無関係 貴方の存在 それが全てよ
6
仕事終えレースカーテン揺らす風を白頭に感ずる至福のひととき
6
何もかもうまくいかない、日々辛い。せめて涙が出ればいいのに。
16
きみを待つこの切なさが恋なのか もいちど鳴らすナースコールや
6
この道は駅まで行かむ母と子の引く手に引かれここで手を振る
5
蝉時雨目覚めの窓にふと思う芭蕉も聞いた声はこれかと
7
若き日の 共に交わした 盃は 酒は消え去り 涙で溢る
5
見下ろせば 流るる小川 吹く風は 命の音を 乗せてゆくらむ
6
自分から絞り出せるか挑戦中 既に頭は変な汁でる/慣れない考え事
5
差出人不明の波が寄せてくる 誰の思い出運んできたの?
6
数カ月ぶり耳元にキミの声すぐに馴染んでやっぱり甘い/電話
12
俄雨
(
にわかあめ
)
後の夕風涼しくて夏の空気を大きく吸って
13
曇天に 今のうちだと チャリ漕いで 猛暑の備え アイス購入
22
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