「桃みたい」 金のうぶ毛の 幼子よ ずっとあなたの 味方でいたい
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タイムマシーンはウォッカだったと気がついて はじける頭痛で目覚める朝だ
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最近は 暑かったからと 半袖の きらめく君が 真夏の合図
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ささくれにしみる五月雨心にも甘雨かんう豊かに降る日のありて
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なんとなくお釣りが貝に変わってる気がする海辺のコンビニを出て
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大雲に 重なる夏の 恋の跡 もう届かない 君に陽炎
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我が屋敷 山里近く長閑なり 狸も住めど熊も出づるや 
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このところ半分浮かぶが半分浮かばず このあと浮かばず浮かばず投稿
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宿とせし残りの花も散り果てて青葉の枝を渡る鴬
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きのうきょうあすの区別がつかぬ日々 薔薇園のは肺をゆらしをり
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娘には再検査という知らせあり 自分の時より気持ちが重い
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薫風に鳶のまなこも緩むらむをたずさへてひなはぐくむる
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雨降りで二日散歩に出かけなく二枚の散歩着部屋干しのまま
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間食を止めれば痩せる人は言うそんなのとっくにわかっているのさ/深夜食も
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この時期の 北海道は 一日に 春夏秋と 冬らしさある
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生きる意味なんて無いとは言えないよ この世はすこし美しすぎる
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階段を降りたところで用忘れ ダメもと 妻に尋ねてみたり
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吾の行かぬ道の景色を母の目で 眺めて広し君を待つ世は
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もう少し 再就職先決まりそう アパート探す息子きみを見ている
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亡き人のうた美しくしづもれり ひとの不幸をともにかなしむ
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母の部屋でくつしたチクチク繕えば 氷の鎧溶けた母がいる
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言の葉で作った舟を放す どうかこれが祈りでありますように
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誰よりも 君に気づいて しまう癖 最後の日まで 直らないまま
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安心を欲してエーアイに添削という名のヨシヨシ求めてる
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梅雨寒を揺れる枝葉は気に留めず何億という時をば歩む
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長袖を 捲った腕の 血潮みる 太陽を背に 透かしてみれば
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勝手だね 手なんか重ねて 期待させ いつになったら 言えるかな
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背を押すは 桜前線 紙吹雪 人退け見れば 我サクラサク
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票読みは難しいほど面白や ロジック改訂ひと月を経て
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立ち止まって靴ひも直す無防備なきみの背中に甘夏のせた
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