夜明け前 静寂破る 鵯ぞ 窓越し闇を 睨みし先に
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あなたには 2つあげるわ チョコレート すきの二文字よ 早く気づいて!
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湿っぽい岩場の陰で育まれ東京砂漠にオアシスを見る
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先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
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ひさかたの 陰は照らさぬ 陽の光 これが現実 直視するなよ
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終わりの風を見てみよう 映像に メディアの中に 身の回りにも
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テレビの音に突き上げられて休みたる 疲労困憊朝寝する
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アムロさん 貴方はスターなのだから外子のひとり産んでください。
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豆を挽く香りが鼻をくすぐって意識のネジが回り出す今
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遠くへとゆくたび影は増大し、ついにまぶたにすみつく白昼
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別人の様な深夜を遠巻きに 上手くやっててくれたらいい、と
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つひにゆく  手には船賃  五文銭  一文足らず  なお生きよとか
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イタリアは今何時とか考えて暮らすも残り一週間ほど
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英検にテストにバイトに大会に 詰め込みすぎて眠りにつけない
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浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手白き紅葉か
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時々に頭もたげるモヤモヤも チャリを飛ばして剥がして落とす
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かぎろいの春野を行かば海の見ゆ 父母眠るふるさとの地の
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玄関に立てば「おかえり」亡母の声 幾年経れど忘れえぬ声
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舞ふ雪が 竹林ちくりん おおひ こうべ垂れ 春 先取りの 雪柳の
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食道、胃。取り出して水洗いしたい。昨夜の僕を全部すすいで
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説明図まるで解らず 事務椅子の組立てにもう二時間経過
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投票所 通常業務 並行し 来客多し 息つく暇なし
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一本の線の違いなだけなのに、こんなに違う「辛さつら」「幸せ」
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妻と子の夕餉をきいて餃子焼き独りよがりは蓋をして蒸す
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白き野を染めた我らの足跡が青空の下そっと隠れり
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コーヒーの 香りがするから まだそこに キミがいるのが わかる朝方
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サクサクと歩いています まじ想うのは これからのわが国の行方
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恋人が囚人になる傍らで囚人に恋する人がいる
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手が滑り床にコップを落としたら少し浮いてて夢だと気づく
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衰えて 鍛え直すと 誓っては 決意ブレぬは 筋肉癒えぬ間
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