明け方の 澄める空気に 深呼吸 コートの袖から 萌ゆる指先
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絶不調こらえた夕の自己褒美スーパーカップクッキーバニラ
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薬局にニベアデザイン缶並ぶ冬の足音遠く聞こえる
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何思う 釣瓶落としの 秋の陽を ひとりベンチで 眺める老女
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目に涙手にはシールを握りしめ予防接種を頑張りました
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君に問う 咲いたか否(いな)か 菊のこと  色も問うたは 青き春ゆえ
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お湯割りはまだいいかなと思うなら秋もまだまだ前半だろう
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秋深み 枝に残れる 一輪を 見る人もなく 月ぞ照らせる
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初めての彼女の手料理食べてみた言わなかったがマズ!マズ!の出来
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人生はラグビーボール理不尽を平尾誠二は笑い蹴り逝く
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その体ほどの世界を知らずして王様のごと駆けてゆく君
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行きつけの蕎麦屋が休み練り歩く秋澄む街に次の看板
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たんぽぽの綿毛が風に運ばれて私はそれを受け取って吹く
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峠から 見下ろす海原三陸の 潮騒遠くかすかに聞こゆ  /吟行の旅第七首目
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今日の天(そら) 晴れか曇りか 知り得ぬも 外鳴く鳥で 晴れと知りぬる
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かけられた重しをそそっと脇に置き素知らぬフリでそこに佇む
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緑から赤に成りたるコキア見る 車走らせずただで見る庭
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秋植えの球根庭のあちこちに埋(うずめ)めて春の目覚め待つらむ
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亡き父の 着てたコートに 似ていると 弱った母が 旅先で言う
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三日ほど食わずにいても平気らしい 我が家の亀は飼い主に似ず
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廃屋に子ら置き去りしゴムボール 苔むしてなほ毬藻に似たる
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ストレートネックで首が痛いけど君の歌読む秋の夕暮れ
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本読みの心配事の大半は買った本の置き場だと思う
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僕の言う言葉は全部昔からみんなに言ってほしかったもの
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朝焼けの地獄の様の雲形も日の出に色褪せただの曇天
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まるくまるく真ん丸に身体を曲げれば心も身体も丸くなる
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ミニとプチどっちもいいね可愛くて今年最後のトマトは真っ赤
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名称が スポーツの日に なってから もう6年も 経ってたなんて
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永久歯はいりきらない顎の子と秋刀魚と鯖の顎見くらべる
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大衆にゃ理解されぬ、と刀鍛冶。灼けた眼に映るものなく。
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