狛犬の目線の端にひっそりと夕顔揺れてお祭りの夜
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行けるかな 点滅し出した 信号に 小走りになる らしくない俺
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人生は 積み木のように 揺れるたび そっと形を 変えては崩れ
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思い出に溶けゆく日々の積み重ね 川に流れて丸くなる石
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忘れもの指輪は酸で溶けるかな フラスコ内であいを煮詰めて
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丸二日 そぼ降る雨は小糠雨 野菜農家に休めと諭す 
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機種変に時間と体力捧げつつ数年後をもう憂いておりぬ
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降る雨は自然の遊具だったのにカバンの傘を確かめている
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半径はたった数ミリ バファリンに課される「優しさ」の代名詞 
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網目より忍び入る虫避くるべく渦巻くけむり夏を告げをり
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老後の備え 保険に投信 星の数 カネのなる木を育てることから
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ゴールデン 今朝の出会いは ポム五ヶ月 我にじゃれし 垣根なき君
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雨予報散歩サボりと思ったが降りそうになく散歩行こうか
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ミステリを読んで犯人はきっとセミだと思ったまま返却期限が来てしまった
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散り散りに逃げていくよな思い出も日に日に集まる老境の日々
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傷跡も噛み跡も残らない肌に何を残せる何を灯せる
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スーパーに早生みかんあり驚いて産地がペルーでさらに驚く
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予備のネジ 使う機会が ないけれど なぜか捨てれず たまる予備ネジ
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ひざまづく夏の畑の少年の鋏閉じれば手にする胡瓜
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離乳食ひと口ごとに拍手してやがて忘れて要求増える
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まだ青く いろづく前の ほおずきは 誰にほお染め ひらかれるのか
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スマホでの困った事が出るたびに否応いやおうもなく覚えるデジタル
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ねこたちは ねるまえ おたがい毛づくろい 仲良きことは美しきかな
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迷信に形のなきと丙午ひとりお七の眷恋けんれん思ふ [題詠 午 今年の出生数は微減ときく]
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なかなかに覚えることの難しき〈カーボベルデ〉は心にありて
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永遠の流れを見せる鴨川に恋人たちは刹那をみている
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此の地には なんにもないと 人は言う 物言わぬもの 目には入りつつ
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店名と ロゴが奇抜な パン屋さん 初めて行ったら 近々閉店らし
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曇ってるメガネ拭くのは後にする夏もあなたもかけっこ速くて
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自販機は散歩のためにあるのだと言って君とどこまでも歩く道
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