秋植えの球根庭のあちこちに埋(うずめ)めて春の目覚め待つらむ
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かけられた重しをそそっと脇に置き素知らぬフリでそこに佇む
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今日の天(そら) 晴れか曇りか 知り得ぬも 外鳴く鳥で 晴れと知りぬる
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関門で足切りされたランナーを無言で運ぶ回収バスよ
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峠から 見下ろす海原三陸の 潮騒遠くかすかに聞こゆ  /吟行の旅第七首目
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シンデレラ 高速バスを遅らせて 引き伸ばしたい夢の時間を
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目に涙手にはシールを握りしめ予防接種を頑張りました
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美しききみの誕生祝うよに黒猫座の鈴がひかる夜かな
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秋深み 枝に残れる 一輪を 見る人もなく 月ぞ照らせる
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僕の言う言葉は全部昔からみんなに言ってほしかったもの
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公務員 批判しすぎて 人手減る  行政遅滞は 誰の責任
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イリジウム分析などをやりながら学者の父は老いに佇む
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街中がちょっとハロウィン浮かれ気味誰にも言えんがちょっと苦手で
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親孝行したいと息子 育てさせてくれてありがとうと母親
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朝焼けの地獄の様の雲形も日の出に色褪せただの曇天
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工場の 撤退せし後(あと) 金網の 向こうで揺れる ススキの穂たち
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駐車代ケチり土産をひとつ増しおもくてかるい秋のあしどり
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我が庵は都の東江戸川のハザードマップ赤き地にあり
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教室の 端の机で 伏せ眠る 君の姿が 脳裏に浮かんで
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もうこれが 最後の旅行と 思ってる 毎年母に 渡す10万
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赤になるコキアの隣り真っ白なコスモスがいて深まる秋ぞ
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すり減った 靴のかかとは この街の アスファルトへと 擦り込まれてる
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立ち止まる 私に吹かぬ 風があり 走る私はそれを知ってる
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絶不調こらえた夕の自己褒美スーパーカップクッキーバニラ
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透き通る 天から聞こえし 君の声  アルトボイスで 待っているから
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露草を摘めば褪せゆく宙の青 二度と戻らぬ日々の煌めき
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世を忍ぶ仮の姿の久しければしとどに濡れし雨の香具山
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種残し 己は枯れ行く 草花と 同じく哀し ひとの営み
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欲しいのは 今すぐ会える 彼よりも 何百キロも 離れたあなた
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お湯割りはまだいいかなと思うなら秋もまだまだ前半だろう
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