降り止まぬ 秋雨続く鈍色の 青空恋し長月の空 
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すれ違う浴衣の袖に揺るる花過ぎゆく夏のなごりの光
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宅配が門扉閉めずに帰ってく今度やったら許さないから
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まっすぐに初秋の空へ欠伸して吐息の音に宇宙が揺れた
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手のひらに熱さが残る喧嘩して返す言葉がなくなったあと/題『返』
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黄昏たそがれの川沿いの道ただ一人落ち葉を踏めば誰でも詩人
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堂々としておりました 堂々としていなければ泣きそうだから
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君待つと 雨の晴れ間に 玉簾 咲きてぞ白き 袖のごとくに
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物価高 全ての庶民が苦しいの? けっこう居酒屋混んでいるけど
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雨に泣き傾きかけた我がコキア色は深まり秋の訪れ
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後悔に傷む心のしおらしさ手練のかげに咲く縷紅草
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瓜食めば子を思ひたる憶良ゐて 「ひとり」の文字や宝に見ゆる
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オリーブは青き実をつけ繁りたる雨なき日々をものともせずに
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傘は足の先を守ってくれない 僕はどこまでずるくなれるか
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いつもより怒りが多い時でさえ連日寝てなきゃ寝れるもんだな
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適当に相づち打って通話切る それが最後とわかっていれば
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五分にて 出来る素を使い 「うまい」と言う 褒められうれし これからも使うぞ
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「こんなひと捨ててしまえば楽なのに」 「それが出来たら苦労しないよ」
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たまさかのであひといふなのさだめかなよりてえにしのはてとなるやも
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眠そうな ねこの視線を 感じつつ ゆるり目を閉づ 午睡の時間
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呼吸法 吐くのが先と教わりて 与えなければ得られぬものと
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渡る道 綺麗な猫が 目に留まる 猫見送って 信号は赤
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キミだけが 忘れた間も覚えてた 今度は私が思い出すとき
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エアコンをぴいっと止めてこの音が夏の終わりの合図なのかな
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あのスピーカーは壊しちゃダメだよ叩いただけで血とか流すし
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漆黒の羽根をつくろい見下ろせば 交差点には人々の群れ
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夜だけがテトンテトンと降るうちは眠れなくても大丈夫だよ
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前を行く 君を見つけて 追い抜いて 駅で待ってた 夏の思い出
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短パンと半袖シャツの部屋着では肌寒いから秋なんだろう
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ひと夏で一生分の恋をした 繋がりトンボを視界の端へ
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