駐車代ケチり土産をひとつ増しおもくてかるい秋のあしどり
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出汁をとり冷まして濾して蒸しあげた蟹茶碗蒸し5秒で食うな
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街中がちょっとハロウィン浮かれ気味誰にも言えんがちょっと苦手で
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旅先の 沖に漁火灯りゆく 遠く霞みて潮風ぞ吹く /吟行の旅第八首目 
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シンデレラ 高速バスを遅らせて 引き伸ばしたい夢の時間を
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種残し 己は枯れ行く 草花と 同じく哀し ひとの営み
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欲しいのは 今すぐ会える 彼よりも 何百キロも 離れたあなた
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カレンダー 壁の写真は何処の国 月変わるまで確認しない
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ああ今を 思えば思う ほどに泣く 後ろめたさと 憂さに包まれ
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関門で足切りされたランナーを無言で運ぶ回収バスよ
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セーターはまだ奥でいい 午後六時 日の入りだけが日々早くなる
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死亡記事先ず年齢を確かめて年下だったら勝った気がする
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ドライアイぼやける世界のその隅で輝く誰かを見つけたかった
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半袖で 笑うあなたの 白い肌 うっすら浮かぶ 鳥肌に秋
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サーカスに 売るぞと言って 脅された そのサーカスに 毎日通う
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へんなとこ触っちゃたらもう大変 元に戻せぬスマホは女(猫日和様へ)
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工場の 撤退せし後(あと) 金網の 向こうで揺れる ススキの穂たち
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美しききみの誕生祝うよに黒猫座の鈴がひかる夜かな
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空想で ニューヨークでは 復讐だ 箝口令は 何故敷かれたか /ماينس زيرو
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「あのね」から 始めなくとも 続く時間(とき) 「また、ね」なくとも 紡ぐひととき
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雨なればと黄のレインコートを探し出しいざ出勤せむテンション上げて
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縫い閉じたぬいぐるみの綿すみれ色 ハートのビーズがたまゆらになる
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休みの日 一番最後 起きる猫 夜ふと見たら  先に寝ていた
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手鏡で 見た顔なんか 私なの 思わず触って もとに戻れよ
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薄闇に 烏の声の 遠ざかり 夜寒の道を 我も家路へ
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なにげなく数えてみれば素数かな かもめ連なる 秋晴れの空
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検診で採血された穴埋めにレバーつまみの晩酌にする
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あさ目覚め蒲団の上でまるくなる日の光を追いながら始まる一日
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お迎えと言うのも何か憚られ送迎来たと送り出(だ)すデイサービス(デイ)の朝/介護
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生者にはもはや教わることはなし嘯(うそぶ)き握る夏のハンドル
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