Utakata
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苦しさも 辛さでさえも 生きている証と気付く 夜更けの湯船
24
「好きだ」とか別に言わなくていいからさ私の薦めた曲を聴いてよ
21
高速の トイレの隅に見つけたる 昭和の匂ふ落書きの跡 \吟行の旅第二首目
17
人はみな 人それぞれと 線引きし やさしい部屋の 窓は閉められ
14
何もかも見透かされそう興福寺 阿修羅の前で長い言い訳
11
これはもう反則だよなと思うことがたくさんあるけど黙っていよう
10
お母さん、 お仕事辞めて いいからさ そんなにお酒 飲んだらダメだよ。
10
霧晴れて 今日は晴れかな曇りかな 雨が降るかな風は吹くかな
9
逃げながら靴脱ぐ稽古みっちりと積んで本番待つシンデレラ
9
「大丈夫?」「平気だよ」鏡は映す互いの目には映らぬ自分
9
うたかたに香焚き染めた歌届き黒猫は姫に惑わされおり
20
寒露でも昼は夏日の勢いで寒暖差あり何を着ようか/二十四節気・寒露十月八日〜
8
夏終わり 家庭菜園 お片付け しまう支柱の 先、赤とんぼ
8
ノーベルの 文学賞は 繰り返す 受賞するする 詐欺でんがなぁ /
2/3
9
朝焼けや 橙に照る 山際は 慣れぬ土地にも 故郷を見る
8
働いていたというより蠢いていたという日に飲む烏龍茶
7
久しぶり 仕事帰りに 定食屋 心配してたと 言われ戸惑う
7
冷やビールぶっかけられるサントリー・アサヒ・サッポロ・キリン、カルテル
8
短歌さえ野菜と同じ 新鮮が一番だよと頭ひねりて
7
なにもせず懐手して生きていくなにもせぬこそ至難の業でも
7
長雨に 空見ぬ日々を経た今朝の 空の青さに忍ぶ冬あり
8
ホカホカと湯気が出るもの恋しくて おでんシチューに焼き芋迷う
17
かき鳴らすギターと笑顔が真ん中を 3・2・1で突き抜けてった
6
瓶の蓋開けるためだと指体操教えてくれた自治会サロン
12
終の庵は 山又山へ 寂しさ耐えて 歌を詠み 白き霞空
6
懐かしの街に降りても鬱晴れず
現在
(
いま
)
の時間と過去の残骸
7
副作用 眠剤なのに 眠れない 全うしてよ 君の仕事を
6
爽やかな 秋の光に 包まれて 銀輪は飛ぶ 天馬のように
8
逆光の影にキラキラ赤とんぼ翅震わせて煌めき散らし
13
だだっ広い宇宙の その中に生まれて お釣の小銭を数えている
9
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