野良猫が ちょっと進んで 振り返る 俺はこれから 床屋に行くよ
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御仏(みほとけ)の微笑みを目に焼き付けて柿の色づく斑鳩(いかるが)を去る
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もみ殻の山に焼き芋秋収め 子供時代はセピアとなりぬ
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やかましき解体の音おさまりて雨音さえも嬉しく聞こゆ/近所の解体
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夕まぐれ  山の端おぼろ  薄墨の 闇を惜しめば  月影さやか
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いつかまた自分の足で歩くため 君の手は取らない 今はまだ、ね。
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焼酎のお湯割りうまい涼しさでこれが普通の十月下旬
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杯に 満つる地酒の月影の 鰹肴に眺む十三夜 
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錆色に軍手は染まる鎖場を続く仲間と峰を越えゆく
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愛想無し 言われ続けて幾星霜 されど貴女に 現在(いま)は笑顔を
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咲き誇る 月下美人に 火を放ち 伸びる煙を ただ眺めてる 
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教えられ そうかと言えば 済むものを そうやと言って またも叱られ
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今日だってぼくは呼吸をしている。たとえ誰も見てくれなくても。
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手を握る 事をするより深い愛 貴方に会って初めて知った    
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貝は海で僕と食べよう起こすから君は助手席で少し寝なさい
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大きな亀 太陽の塔 ツーショット 撮れてますけど 大人の事情
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泣きたくて突っ切る夕の裏通り世界の虚仮(こけ)にサヨナラなんだ
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薄闇にふわり漂うあの香り たどれば浮かぶオレンジの花
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飲みかけのカップを洗えないままに思い出ということにしている
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血も涙もあるのにどうして君の体こんなに冷たいんだろ
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『研修医充足率ゼロの弘前大』驚愕の見出しに母校を憂ふ
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泣く時は下を向いてねまっしろの上靴がただそこにあるので
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奥山に鹿の声して分け入れば木立の中に姿は見えず
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呆気なく 桜が散って 知る別れ 思えばあれから 春を知らない
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メモアプリ 並ぶ日付は 悲劇前 この日に戻れる 魔法はいづこに
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妹の 家族訪れ 我が生誕 祝うろうそく 甥と吹き消す
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ふと思う夢夢夢と無無無むむむむむ一切空の昼餉にサプリ
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がりがりと皮ごとかじる残り柿 呑んで乾いた喉を下りぬ
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『台風が来るので犬を室内にしまえ』はすべて詐欺じゃないです
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まだ慣れぬ 季節が変わる この時期の 寒さはとくなや
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