Utakata
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ウドの花のメルヘンチックな可愛さに小さな妖精隠れてそうで
17
風に舞うとんぼのはねのかろやかに 暦ひもとき立秋と知る
24
多幸感ピンクメイクは貴方には見えていたかな花火大会
14
八百万の 神に祈りて 土まみれ 闘魂燃ゆる 甲子園の夏
12
盆近し 庭の草取り部屋掃除 御先祖様というお客様
17
8
月の、朝のぬるめの温度感によく似た君のずるい優しさ。
11
母詠みし半世紀前の短歌あり 九十路の父とこころをたどる
18
併殺打打った瞬間理解した 涙よ出るなまだこぼれるな
10
ソルベってなんだと言う母 気に入りて 白桃ソルベふた皿目食む/百歳
21
あけがたに こんびにいって すれちがう これからかえって ねむるひとたち
9
朝方にわずか二時間草取りを 昼寝醒めたら既に夕刻
9
帰り道 わざと間違え 遠回り ふたり並んで 自転車を押す
10
戦場に行かせないため船上に行かせて死なせた良い教師だね
8
どれだけか 癌の寛解 病むこころ 先は見えずに 残る思い出
9
夏が来てトルクが伝うインパクト工事の汗が床に滴る
9
補聴器をやたらすすめる店員よ♪うっせぇうっせぇうっせぇわあんたが思うより地獄耳
8
白波に 遠くの崖と青き空 病の体 痛み凪ぎゆく
8
浮かんでる入道雲を綿菓子と思えた頃が一番良かった
11
六日前花火上げてた河川敷跡形もなく幻のよう
11
薄羽の黒い
蜻蛉
(
とんぼ
)
が夕風をふわりと降りて余熱の路上
17
梅雨明くる 報せあれども我が暮らし さして変はらず暁を待つ
15
2分後に返事してすぐ既読つくずっと1人にさせてごめんね
7
大切と 呼ぶには少し 遠すぎて 忘れるにはまだ 近すぎる人
11
台風で家にいるのに腹は減り大食い警報発令中
11
立秋の声きき逆に暑くなりエアコン様のありがたみ知る
7
嘆きつつなほ永らへむ道を行く己が定めと言ふほかなしに
11
抜きん出て我咲く放つ山百合の説いているのは協調性か
11
もうふさん ねこたち もぐりこむけれど あちゅくなったら そのうちでてくる
18
左手で胸のつなぎ目に触れる 右手よりきっとやさしくなれる
6
ミニバラの首を落とせば手のひらに金魚の腹の丸さで触れる
7
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