東雲の 朝日を眺め生業の 段取り描く今日が始まりぬ 
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天伝ふ入り日にめば佐渡ヶ島白鷺さへも朱鷺と見紛ふ
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髪を切り白髪染めるは孫ほどの  美容師の手そっと母に触れ
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霧雨の朝を歩けばの白き そらを鳴き交う不如帰ホトトギス聞く
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引き継ぎの 挨拶に来た 足元に おろしたての靴 眩しく光り
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確実に 私を起こす 目覚ましは ご飯が欲しい 猫のアラーム
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「おはよう」を背中越し聴く 君の声 どこにいたって聴き分けられる
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体育が中止になればいいのにと横に並んで言い合える朝
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二段階認証までして出すほどの情報のない我がデータベース
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飛び散ったパスタソースのシミぐらいなかなか消えない嫌な思い出
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本の帯を気にせず捨てるひとだった帯のことだけ気にかかってる
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晴れ空をほとんど見ないアジサイのきれいな青は何に習った
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命日も 産まれた日さえ 忘れ去り この苦しみも いずれなくなる
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宵待ちにフォークソングなど口ずさむ 演歌唄えぬじじいがひとり
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「異常者が見れば普通が異常だよ」よく分からんが分かる気もする
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これ以上床に増えない長白髪 向かいの椅子に坐す伽藍堂
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午睡ひるねから 覚めてねこたち そこにいる なんと贅沢な時間だろうか
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壊さずに受け止められるはずがない 卵・シャボン玉・あの子のからだ
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冴ゆる夜2℃の世界であのビール私を待ってた24時間
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新緑の吹き抜くる風ピッコロの音にたちまじる黄鶲の声
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雨だれが腕にじんわり広がりて最早弾かぬ歳に成りにけり
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古家の解体現場聞こえしは若者の声異国のことば
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愛らしき赤子の世話に日々が過ぎ月も半ばと苗見て気づく
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汗流る 梅雨明けのごと 真夏日に ゴーヤの花は 黄色く咲けり
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煎餅は六つに割れしパンゲアへ戻れずにゐるW
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雨上がり無人の図書館一番乗り!いやちがうこれは休館日ですな
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去年着た夏のワイシャツはち切れそう 生地が縮んだことにしておく
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界隈の離・合・集・散はげしくてながれにあへず我が身よにふる
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お互いに 連れが来るのを 待っている 早くき過ぎた? ふたりで消える?
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もうカバン からは原稿出ないけど スマホからは出てくるよ 夢を載せた 小説ノベル たちを
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