Utakata
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CMの 月見バーガー 受け流し この夏最後の サンダルを履く
14
寒露来て 苅田の畦にぽつねんと 案山子立ちたり秋茜飛ぶ
16
歯の抜けた 老母思いて 炊飯の 水ひと目盛り 継ぎ足す夕べ
21
こんなにも美しい
短歌
(
うた
)
うたうひと瞬く星をあなたにあげる/黒猫。
22
オレンジとメタセコイアが混じり合う色づき深いあの帰り道
10
吸いこんだクリームソーダに本心が見えかくれする チェリーがしずむ
10
前を行く いかつい人が 道端のお地蔵さまに会釈した きゅん
14
二組の万年布団の片方が謝るように畳まれている
10
なんか今日月曜みたいと人はいう無職の吾は毎日土曜/明日も休み
9
百均と回転寿司とファミレスと業務スーパーたまにユニクロ
11
秋風に回る夕日の風車落ちては溶けて消えては揺れる
9
人気なく誰にも見られぬ本歌取り自分を葬る穴を掘るよう //飽きられてんのね
9
電線で 小休憩か アキアカネ 漂う花の香 光を浴びむと
9
星月夜フワッと昇る観覧車 光の海を旅する船よ
9
乳歯ぬけ笑ふ吾子見て吾も笑ひ子を育つるはさう言ふことか
14
以前から歩く速さは変わらぬと思っていたが次々抜かれ
17
放課後のコンビニスーパーマーケット 誘惑からは逃れられない
8
親指をいっせーのーで!で立てるとき 知らないままにハートをつくる
8
稲刈りをいつしたら良い?農家さんの苦労今ごろ知る秋
13
ランニング 明日で良いか いや駄目だ 何とか走り 自分はエライ
8
災害に震える夜に送られた営業スマイル心が冷える
8
哀しみに追いつめられて慄えても夜の終わりは朝よ、絶対
23
猛暑などなかったような空の色 駅からの道汗もかかずに
17
不細工な努力忍耐辱め流れ流れて行き過ぎなさい
8
連休が明けたその日の青空がただうらめしく見上げずにいる
7
秋風の匂いと日差し感じるも 気温と湿気まだ夏がいる
7
尊敬を 恋だと思い 好きと言う きっと消えない
永遠
(
とわ
)
の呪い
7
シルバーとふ趣旨不明なる連休明け老医のわれは白衣をはおる
7
足下に伸びる蜘蛛の巣焼ける道知らぬが仏走る車は
7
忙しい時給が安いと愚痴こぼす僕らを見ている配膳ロボ
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