来月に 入籍すると 教え子の 報に拍手す 居酒屋の前
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新米の 炊きあがる音ヒューヒューと 湯気の向こうに老いゆく妻よ 
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「お元気で?」ラジオの声に返事する今日も誰とも話さなかった
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銀杏を串からはずす友のゐて串に連なる碧き実を食み
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朝寒し猫に起こされ散歩するコスモスゆれて薄桃の空
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朝起きてあっとゆう間に日が暮れてもうひと月があら一年が
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玉ねぎの植えた直後のか細さと無駄に頑固なそこらの雑草
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君のこと 言葉に出来ない程なので 今ある星を 数えてみてる
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この胸に静かに想う人がいて 嵐が来ても闇の中でも
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今日もやる 続けることは大事だが まだこのレベル それが楽しい
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消えた犬必死で探す隣人にさすがに言えない美味かったとは/社会派ヒューマン短歌
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みそひとも練り直されば疲れたり 一日二日三日と寝たり
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寒風の 強きに身も 耐えかねて 麺屋のれん押し 味噌に汗かく
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温かい 布団で眠る それだけで 幸せになる 寒い日の夜
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山頂の 自販機で売る 飲み物を 運ぶ人らと 並んで登る
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余白の美かな文字うれし落し文 明日のフライト我は旅立つ
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ドラえもんみたいに青い空がある濃くも淡くもない日曜日
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黒猫よ 黒ってピュアと思うんだ 染まらない もう 染まれないから 『猫』
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人生は 一度切りとか 言うけれど 今からだって やり直し効く
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ダイエット中の私に手渡しのお菓子と母のあたたかい愛
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潮風が頁をめくる秋の暮 檸檬と憂いをスプーンで沈めて
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朧月 隠せどほのかに 漏れいずる 灯りや君の 何処(いづこ)と思わん
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湯気の奥 あなたの影は ないけれど 流れ落ちるは 汗か涙か
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悲しいなママと結婚できなくて三歳(息子)の言葉録音したい
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鬱や鬱 なんもしたない やりたない 頭もおもい どないしょうかな
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一枚の薄いシーツで分かたれたきみにあげたい言葉があった
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あくびとは心のすきがみえるとき そんな汝までしりたい吾
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現世での 役目は終わり 安穏と あとは宇宙(そら)へと 帰る日を待つ
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「成長だ」綺麗事ばかりだってほら後ろに段々崩れる足場
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うつむいた君のこぼした星屑に願いを掛ける間に合わないけど
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