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丁重に エレベーターまで 送らるる 小株主の おほけなさかな /2026年3月30日株主総会
9
ただ看過してきた闇の哀しみの無数の罰を背負い逝かせて
9
ライラック花屋に届けてもらったと喜ぶ父の声が弾んで
9
『春爛漫』買えずに未だ忘れ得ぬ 銘の通りのこけしの笑顔/四〇年近く前の盛岡駅で
9
山肌を 染むる
帳
(
とばり
)
の 残照に 君の面影 重ね映さむ
9
数十人を巻き込みし
亡母
(
はは
)
の
四月一日
(
エイプリルフール
)
仰天の遺伝子我に有りや
9
土筆から花粉を取って料理した間違いなければムツゴロウさん
9
雪解けて ほこり舞う道 おそるおそる アクセルを踏む 桜を乞いて
9
断捨離を苦手としてる私には執着というガムが付いてる
46
心臓よ、 高鳴らないで 今だけは 鼓動が彼に 聞こえちゃうでしょ
26
かりん茶の湯気に喉をあずけつつ「悪くないよね」インフルの春
29
せわしなく車行き交うこの街も 油尽きればゴーストタウン
21
遠い遠いアラブの国の油田から 危なき海を越えし苦労よ
20
できるだけゆっくり咲いてと願かける、つぼみふくらむ通勤路にて。
19
誰も皆殺意を秘して街を行くだからこそこの澄んだ青空
8
娘っ子 貼り替えていた 春障子 あれから数年 二人ばかり
8
妻はなぜ今年も飾る首がもげた雛人形を微笑みながら
8
評判の よろしゅうない クセのある カフェオーナーの 人となりを知る
8
自炊を諦めた夜に行くすき家。いつもはつけないとん汁もつける。
8
音楽で寂しい夜を塗りつぶす。「君の顔が好きだ」「グッバイ青春」
8
憧れは考えてもうやまなくて苦しくって恋によく似ている
8
月明かり 闇夜を照らす 存在に あなたの中で かくありたい
8
待ちわびた 春の開花に 雨は降る 人生みたいと 言って欲しいか?
8
この春よりシニア女性の健康をサポートせむと爺医の我は意気込む
8
可愛いね。愛されてるね。よく笑うね。ずっとそうして生きてきたんだね。
8
あの雲も消えることなく地平線 知らないことはなんにもないよ
8
タンポポの 黄色一色 日溜まりに 咲き綻ぶや 坐して酒酌み 草枕
8
林檎の真ん中射抜くごと詰られて わかってる恥じているよと胸の内で/其の二
8
足裏を撫でて浚ってゆく砂はどの悪夢から流れ出したか
8
朝でなく必ず
来
(
きた
)
る夜にこそオニキスの鼓動安らかなりて
8
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