不満屋を暖簾分のれんわけした過去あれど今は希望の卸商人おろしあきんど
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歌会に歌を作りて三十年吾も老たり九十五歳
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塚石に舞う黄ぃ揚羽 黒揚羽 つれてゆけよとわが手さし伸ぶ
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梅雨晴れの 水無月往きて文月の 一年ひととせ早し時は巡りて 
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良くもまあ 食べに食べたね 欲のまま 天晴れ 育ち盛りの息子
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水盆の中にトマトの転がって今日の生活始まっていく
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入れるとこわからないので悩むのが無党派層と小野小町だ
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見慣れてる 光乏しい 田舎町 都会は都会の 夜のシルエット
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紅葉こうようを 知らない友に 見せたくて 秋を詰め込み 送った小箱
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弟とページを繰ればサバンナの匂いを運ぶ図鑑の中よ
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宅配を待つ四時間の残十分 暑き夏なり 急がずが良し
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人様を 遊びに誘える 人になる 遠い未来で いつかきっと
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我が腹は 歴史の厚み 積もる丘 その上乗りて 猫足ふみふみ
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生きること諦め踠く人のため涙流せる人でありたい
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寝ちゃったの まだ寝てないよ 寝ちゃったの まだ寝てないよ ……寝たのかよ!!
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実家通い疲労の滲む我を見て「外食しよう」と連れ出す夫
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始動する 今日がいちばん 若い日と われに告げたり 鏡の前で
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恋歌を四十路よそじになっても詠みたいと君との写真一人見返す
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あさましき心で何説く文殊普賢と原発名付けし愚禿の輩
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ブルボン朝壊したからとてフランス人 国家の誇り国体は変わらず
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チョコパイが食べにくいほど溶けてれば夏本番と思うしかなく
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君といた あの日の風が 風鈴を かすかに鳴らす 君に会いたい
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必要と不必要との狭間で泣きたくなるの孤独な夜は
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手違いで届かなかった恋文は五年かかって親に届いた
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夏の朝涼しきところ心得て老猫今日も庭を眺むる
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畑端一途に咲ける向日葵の誰をか見つめむ陽炎のなか
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大人だし。切り替え向かうパソコンに だけどなんだか 蝉がうるさい
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一回戦コールド負けと共にある汗と涙も後の財産/高校野球県予選
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ながかったこおりきってはいなかったまなびなおしてやるよあんしん
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お腹鳴り今だとすぐに壁を見て針が直線やっぱ6時か
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