郭公二声鳴くと聞きつるは夜更けの峰のこだまなりけり
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点滴のしずくのなかの静けさに 眠れる星の夜明けを祈る/星空さん待ってる
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新調の 雨傘持ちて会合へ 雨も上がりて傘も置き去り /一人連歌① 
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わらべらが長靴はきて家路踏む信濃の野辺に夏はきにけり
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小糠雨こぬかあめ傘も差さずに道ゆけば肌にまとわる汗と露かな
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クロレッツの紙で折られた鶴が二羽手のひらを今飛び立とうとして
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行き場なき 重ねし想い 吹きかけて 茅の輪くぐりて 区切りとしけり
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雨降る夜 じっと動かず 卵抱く 親鳥の影 エールを送る
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しきことも 良きことさえも 『滅』と言う  流行り言葉が 真理ついてる
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抵抗の拳を見せろ我々は明日も生きる 二十一歳
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「楽しんでこいよ」と送る父らしく泣きだしそうな曇天の空
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帰国子女しんじんが 1日あくび配属初日しょにちから 時差ぼけですか? 明日は叩こう
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万が一 蓋を開けても いいのなら 幻想を撫でる 瞬きの夢
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濃き珈琲 胸にこたふる年となり 薄きを淹れて書斎に座る
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毎週の ごと訪れし 教え子の 足遠のきて 巣立つのを知る
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背に絡む触手は強く張りついて 初登園に泣く蛸の群れ
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お節介 口出し不要の試着室私はわたしにバズりたいだけ
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君見つけ 下らないことで笑い合う どうか今だけはバスよ来ないで
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たこ焼きのタコの小ささ噛み締めて物価高なる世をまた思う
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炒飯は良いぞ 気楽に作れるし簡単に俺を裏切らないし
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帰省して いた娘が 今もなお 裸体でお風呂 掃除してたとは…
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放射線治療完走 リニアック室よ、さらばだ! 気分は梅雨明け 
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照明を落とせば非常口のあをぼんやり浮かびて夜のこごれり
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梅雨晴れや採れたて野菜焼く煙 ひまわり揺れて友と笑いぬ
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「ソーラン」と踊る彼女の引く網に僕はかかってしまいたいんだ
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わが足に激痛はしり腫れにけり百足の毒牙為すすべもなき
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リスカ跡隠さぬ君の眼差しは何を求めて僕に迫るか
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セイコーのクォーツ時計目にすれば父ととぶらふ入学の朝
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雨降りを理由に何もしない日も本当は違う理由だったり
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十六夜や 酒沁み入りてうたた寝の 肌に更紗の七月の風
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