物足らぬ 焼酎求め台所 暗がりに聞くスズ虫の声 
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『好き』という言葉 以外の全語彙ごいで、君に好きだと伝えているのに。
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ぬるま湯に身体の芯をほどきつつ瞳閉じれば夏終わる音
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4ヶ月 余命よく超え生きた愛犬の強さ称え悼む
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風の音に驚くのみか雲の色虫の声にも秋は来にけり
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はにかみて 席立ち譲る 青年に 素晴らしいよ!と 眼差し送る
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冷房の効き目が弱くない時はだいたい外も涼しくなってる
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もう二度と 会えぬあなたを思い出す 口癖寝癖 最後の言葉
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おまじないなのかな あの子いつからか姉さん指の爪伸ばしてる
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はんなりと涼しき眸(ひとみ)花桔梗 浴衣の襟に風の吹き抜く
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夏麻なつそ引く命いとほし思ひつつながらへばむうつろふ一期いちご
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安らかであれと願った沈黙を想えば花が降りそそぐとか
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日ごとにぞ変わりていたむわが身かな空行く鳶にこころ慰まず
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ネトフリでホラー映画を観たはずが 視聴履歴に「未配信」と出る
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全てに飽きた 全てを知らないまま思う 何がそう思わせてるのだろう
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ゲームする子から「ラグい」を教わりてナウなヤングに死語を教える
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「真夜中に鈴の音がする」子の言に 耳を澄ませば「それ虫の声」
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煌めきのステージ立つ君見上げても合わない視線にふと我帰る
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日が昇る水平線に金の道辿れば会いに行けるだろうか
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図書館の本で繋がるバトンパス 赤い栞紐スピンに ぺるともの短歌
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蟻ならば せっせと働き続けたかもね 甘い香りの君に絆され
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おれらしい おれらしいのが おれらしい おれらしいとは おれのおれのおれ
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サイコパス 雷鳴響き 降り出した  ピンボーン 洗濯物~
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体型や 考え方を 変えるのも 変わらないのも どちらも難し
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我にまた大切なもの降りてきて開きかけてた手を固くする
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機種変をふらりとやれた気軽さをふと懐かしむ面倒多くて/ガラケ-の頃を
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残暑かな いや老いたりて耕運機 農作業には必須と諭す
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爽やかに女生徒の声まじり来る高校野球の決勝戦
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あのときは君の未来にいた私。どんな未来か知りたかったな。
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時忘れ 捲る指先 今何処いずこ スマホ擦りつつ 寝転がる朝
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