知恵幼き 父にてあれど 我をただ ひたすら愛す 汝(なれ)こそが父
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説教や説得じゃないの独白よ 共感よりも共鳴が欲しい
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静脈に 造影剤が 入(い)りはじめ 冷たさ覚ゆ 前腕(ぜんわん)の肌 /PET検査
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殺人のニュースに思わず「ヘタクソ!」と舌打ちしてる俺かっこいい?
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若い頃むかしはね 世界の終わりに誰といる?と思える余地があったものよね
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中指をそっと伸ばして押すいいね 秘めたるものは片道切符で
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ころしても それで仕舞いだ つまらない 地獄をみせて 死ぬまで愛す。
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犯罪の 動機に増して 幼き日 如何に過ごせり 犯罪抑止
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お互いに 無理ない程度に 助け合い 普段の会話に 少し足すケア
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「往く人に」 言葉の壁は 曖昧あいまいで 「西太后」と 「皇太后」と
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桜咲く 開花宣言 札幌に とはいえこちら まだまだ蕾 
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売れ残り 値引きされてた愛しの子  残りもののきみ 最愛の福
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憶測と 興味本位が 際立ちて 「SNS 」は 反面教師
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荒野あれのにて豪雨に打たれ手負い獅子転瞬一刻浅き夢見つ
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アイデアはひねり出さなきゃ出てこないねじれてぺろりソフトクリーム
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まっしろなトルコキキョウをサイダーの空き瓶に挿す金曜の夜
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水張り田蛙にタガメ水澄まし青空 泳ぐ鯉幟まで
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節句の日今日も草取り田圃這う昼は用意の粽を食べる
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丸顔の ドラヴィダ人と 隣り合い 南インドの バスは旅立つ /羇旅歌南インド
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公園が水鉄砲でにぎやかで元気な子らの早すぎる夏
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早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそとさき花咲く
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ひい孫が零れ桜の通学路嬉々として行くのどかなる朝
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雨後の夜半よわ 雲を払ひし温風ぬるかぜに当たり 星影望む ベランダ
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春鬱はるうつ頓服くすりねむりにちてゆくそれでも まねばみずかとむら
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春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込むいもいまいまし
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鮮やかな山吹咲いた畑の隅黄金こがねの塊輝いて見ゆ
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なんかこう わからんもの 背負しょわされて 踏ん張ってきた 長子事情
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放っといた庭木柿の木紅葉の木放埒すぎる枝のやんちゃよ
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工事場の重機の下に微睡まどろむ猫 ぐっすりおやすみ 今日は日曜
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