永久歯はいりきらない顎の子と秋刀魚と鯖の顎見くらべる
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明け方の 澄める空気に 深呼吸 コートの袖から 萌ゆる指先
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秋の夜ロイヤルミルクティーを手にあなたの好きなとこを数える
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平安の 歴史偲ばる金色(こんじき)の 栄華の跡に金風が吹く /吟行の旅第六首目
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亡き父の 着てたコートに 似ていると 弱った母が 旅先で言う
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こんなにも二人の仕草が似てるのは僕があなたに似せたからだよ
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君に問う 咲いたか否(いな)か 菊のこと  色も問うたは 青き春ゆえ
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薬局にニベアデザイン缶並ぶ冬の足音遠く聞こえる
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お湯割りはまだいいかなと思うなら秋もまだまだ前半だろう
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絶不調こらえた夕の自己褒美スーパーカップクッキーバニラ
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何思う 釣瓶落としの 秋の陽を ひとりベンチで 眺める老女
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目に涙手にはシールを握りしめ予防接種を頑張りました
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旅終えて家に帰りて炊きたての 麦飯生玉子、ん、これが一番
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その体ほどの世界を知らずして王様のごと駆けてゆく君
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初めての彼女の手料理食べてみた言わなかったがマズ!マズ!の出来
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秋深み 枝に残れる 一輪を 見る人もなく 月ぞ照らせる
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見下ろせし景色すべてが色褪せて羽ばたき重くはなびらの落つ
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秋澄める 雲の上立つ 霊峰の 白陽映えて 身の震るふなり
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名称が スポーツの日に なってから もう6年も 経ってたなんて
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エーアイも 解釈できぬ 短歌達 やっぱり人も 無理なんですか
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若き時 千鳥足にて 改札を 食券出して 深夜の通過
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パイナップル朝から剥いてもはなうた甘い香りの私よ届け
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単三と単四電池間違えて一日二回ダイソー通う
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行きつけの蕎麦屋が休み練り歩く秋澄む街に次の看板
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緑から赤に成りたるコキア見る 車走らせずただで見る庭
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人生はラグビーボール理不尽を平尾誠二は笑い蹴り逝く
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たんぽぽの綿毛が風に運ばれて私はそれを受け取って吹く
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目覚ましの前の目覚めの口惜しさことに明日は休刊日ゆえ
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目を閉じて耳を塞いで確かめる 弱さを暴かぬ優しさだけを
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写真など あの時すぐに処分して もう思い出すこともなき男(ヒト)
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