役に立つことなど考えなくてよいあなたのままで私のままで
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ゆず庵でにわかに流る誕生歌 見えぬ誰かに拍手を贈る
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水無月の 窓から差し込む月明かり 愛猫きみの寝顔を淡く照らせり
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日の丸のフェイスペイント歪む日に可決され国旗損壊罪は
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茅の輪の日 孫とくぐりて 半年の 感謝を詣でる 今日は真夏日
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鳴神なるかみが 音を立てれば 梅雨空は  青きそらへと 変わりゆくもの 
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台風が過ぎた途端に暑くなり 文月待たず夏がきている /Utakata投稿六百首目
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一日の 我への褒美 コンビニの スイーツ想いて 握る吊り革
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ヨイトマケ言葉知らずも歌詞うたことば 胸に迫りて逝く星ひとつ
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情けなき自分を隠し貼りつける 付和雷同の愛想笑いを
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スーパーの一番目立つ棚がカラ何安かったかチラシ見直す
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夏至過ぎてふと仰ぎ見る青い空、もう快晴と呼べない日々よ
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ありがとう 天に招かれ 旅に往く 後梅雨に聞く ヨイトマケの唄
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この路地を 抜けたところの 銭湯に よく行ったよな ストリートビュー 
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立ち枯れた花をかかえて叫んでも振り向く人のいない現実
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寝不足で 働いた我 褒めたいが サムライ達と 重ねるは無し!
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夕暮れにそぞろ歩けば道の辺の くひに繋げし曳き綱の痕
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世の中の正しさで負った傷口をかさぶた剥がしてただしく捨てる
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月ひとつ 雲間に淡く 浮かびおり 群れぬ光も 夜を照らせり
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鬱陶しい梅雨が明けたらこの次は殺人的な猛暑が襲う
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「火星から海王星までください」と言う人のとなりでパンを買う
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指先の上下左右で生きている逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり 043 /100/ 権中納言敦忠
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回覧は私がもらうというような廊下の前の優雅な仔猫
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人気ひとけなき礼拝堂にひとり立ち聲を限りの四○四番
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浮き世なる憂れひ忘るる高原たかはらに黄菅咲き満ち心安らぐ
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穏やかに 支度をしていた 朝なのに 顔を見た途端 波立つこころ
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逆さまに目薬振ってこころみるこの一滴いってきが出たら捨てよと
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梅雨空の 垣根に咲きし 山梔子くちなしの 花のしずくに 転がる雲よ
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オルゴール 音色に耳を かたむけて 六十路なれども 乙女の心
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毎日の散歩の友の飴玉を選ぶのもまた楽しかったり
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