真夏日に スプリンクラーの おこぼれに あずからんとて 道のに寄る
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都会路みやこぢの 人の気配けはひの 絶えざれば 虫のすだきも はるけく聞こゆ
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中州には鹿の親子が棲んでをり白斑の子も駆除の日知らぬ
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あの鳥が ついばんでいた 花種が 世界平和を 咲かせますように  
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施設にて 小さくなりし我が母は 負の記憶越え ただいとおしく
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火の国を 再び襲う震災に 蘇りたり六強の揺れ 
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曾孫のおものふる里熊本は 大き地震ないに大地もひび割れ
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早朝の目覚めに暗示ひとつかけ今日が生涯最後の一日
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あかくるはだ いやしたし きみくるは 麦酒二缶ばくしゅにかん
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背中から伸びゆく影が重なって『月がきれい』も要らないくらい
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入道が 降らせたろかと ハラ鳴らし 色とりどりの 傘が馳走ぞ
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幽霊になったらきみに取り憑いて 毎晩部屋の電気消すから
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食べきれず植ゑし里芋の成長に秋の芋煮を想ひて涎す
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しら南風はえに ちてあをづ 海底わたそこねぶれどきし いましがゐのち
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『笑点』で締める日曜ビールぎ黄昏時は緩やかなりて
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赤ワインもう一緒には飲めなくて 勧め上手な義母の初盆
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山並みの向こうの街は見えないが入道雲の頭が見える
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特別なことはなにもしなくていい 隣の芝は違わぬ青さよ
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宵の風 熱さは抜けて 草の上 何も気にせず ごはん待つ猫
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ゆらゆらとせまる地面の見えぬ波 家の軋みに強ばる身体
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しばらくは 会えなくなると 帰郷する 前夜の花火 遠くにかすむ
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エアコンを一晩中かけて寝る 目覚め爽快、背徳感と
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おもいだす必要もない蝉の声いつまでもいつまでも耳鳴り
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白壁に つく蜘蛛ひとつ見つけたり 茫と揺らぐや 下陰の宿
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猛暑日が続き パワーが欲しいとき かけるボンジョヴィ 『It's My Life』
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彼に会う二度目の土曜雨になり買ったばかりの靴が気になる
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一本のマイク回して知っていく いつかの夜に救われる歌詞
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流星は 孤独に耐えて 燃え尽きて 光る魂 のように見えた
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還暦を過ぎた私を親方はあの日のように「ちゃん」づけで呼ぶ
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地下鉄の ホームに並ぶ おじさんに 敬意を抱く 新卒の夏
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