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黄信号の 十九時半 ナマエを呼んで きっと薔薇に 呪われてしまうから
5
心身の反応があって辛いのね。 そうなんだけど。そうなんだけどね。
5
この電車 こんな時間に乗ってんの ウチらホンマは仲間かもしれん
5
不信・不安・恐怖が黒く染める視界 良い色の存在も忘れた
5
生ハムが 好きという 青年へ コーラより ワインが合うのに
5
届かぬが貴方を想い夜は長い 寝起きの心は すきだらけ
5
冬の日に 君を想うと 偲ばれる 春の初めの 君の笑顔を
5
ひろひよむテキストのそのはしばしの私を変へてゆかむ未来の
5
朧月 綺麗に光る 真夜中に 誰をも照らす 優しい光
5
面白きこともなき世を面白く電気の編抜けはるかの家に/高杉晋作辞世の句に下の句
5
さようならあなたがいえば楽なのに 散り急いだ花 後悔の声
5
あなたへの 想いはいつも 果てしなく 六年続く 片想いかな
5
冬の夜に 凍える風を 浴びながら 僕の心は いつもうららか
5
インスタの珈琲店のミルクレープ今週末われのご褒美
5
クリピより ヒルクライムの方がいい 言いたいことが 真っ直ぐにくる /オヤジにはね
5
二日前 彼のとなりで見た夢は口から出ずに消えてしまった
5
まだ見えるただ一点に光よりここで殺しておけば良かった
5
うまいこと
三十一文字
(
みそひともじ
)
を並べれば短歌のようなものはできます
5
デトックスしたい日のあり 赤ちゃんの すやすや寝息を 録音したい
5
銀杏の葉 踏みしめ 今日も ねことゆく 散歩道かな まだいい天気
5
三十年ここで寝たんだ このベッド
主
(
あるじ
)
無き部屋 淋しさつのる
5
気にするな って言わない人のやさしさに 育ててもらった 歌詠む 気持ち
51
シャンプー台 そうか私は死んだのか 顔に布かけられて天国
13
山茶花の花びら降るる日溜まりの僕に秋の日静かに降るる
40
市民展 友の切り絵の見当たらず 老々介護の苦悩を見たり
46
晩秋の色葉散る庭大輪のキダチダリアの薄紅揺るる
32
ついさっき嬉しい知らせ届いたの思わずちょっと小躍りしちゃう
18
こちらでは冬に珍し曇り空
明日
(
あす
)
はいっぱい寒くなるらし
21
深紅
(
しんく
)
へと
染
(
そ
)
む
蔦紅葉
(
つたもみじ
)
去る秋の
描
(
えが
)
き残した 自然の壁画
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北の国 貰いし土産 食べ頃に インカのめざめ 調理に迷う
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