太陽の不在を夜と呼ぶように君の不在を恋と名付ける
27
早起きも 辞めた煙草も 君のため 愛するだけで 死が遠ざかる
12
白樺の木漏れ日浴びて氈鹿は蹄ひと打ち鳴らしたりけり
12
秋雨に 足元冷ゆるこんな夜は 湯豆腐肴(アテ)に熱燗恋し 
13
一年後生きていたならまた来るよ生きていたからまた来てみたよ
11
収穫のまえの田んぼも水びたし なんとはかない人のいとなみ
10
トーストの焦げめパリッと香ばしくそんな日々へと老いてゆくのか
10
長かった 単身赴任 終わったぞ 家庭環境 精神死んだ
8
待たせない 早さが売りの 食堂の 店員が言う お待たせしました
8
君も今 胸が焦がれて泣きたくて叫びたい夜だったらいいのに
9
神饌しんせんそそくひかりは清清せいせいと やはらかな白 ふゆのに似て
9
ひそやかに蝉は卵を残し死ぬめぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に  雲隠れにし 夜半の月かな 057/100 紫式部
8
ほんまぐろ 漢字にすると 本鮪 良い感じだね 漢字にすると
7
貴女から伸びる全ての矢印を私に向けて欲しいと願う
7
家の中読んでない本いつ減るの 読む本よりも買う本多いね
7
秋風に乗りて微かに子の泣く声忽ち掻き絶ゆ風鈴の音も
8
「会いたい」の「あい」まで打って消してって「おやすみ」と打つ夜中のれい時/昨日の恋
19
牛肉の売り場か少しすいているこれがホントの景気実態
7
我儘に応え続けてかの月へ 返さぬように 愛するように
7
朝焼けをひっそり見届け満ち足りた笑を浮かべて姿消す月
10
虫送り黄昏せまる千枚田 夏の終はりを告げるかがり火
7
穏やかな レオ翁の語り 耳残し 翁は急往く 秋曇の中
6
風に乗り きゅう(急・9)に駆けゆく 夏果ての 長く短い 青いゆらぎ
6
幼子の キラキラとした 明るい声 陰より願う 向日葵の未来
5
毎日が 挑戦続く この仕事 誰も答えを 知らないままに
5
靴濡らす ぬるき秋雨 おもき胸
5
親亀のこけて子亀は青雲の出づるが如く独り立ちせむ
7
色々とあるのよなどとファミレスの後ろの席の相談聞こえ
6
簡単に捨てれるものと思ったが、いざ手放すとこぼれる涙
5
今日のぼくと昨日のきみが手をつないで同じ三日月みている 砂丘
5