媚びへつらえば 誠なく 影さえ出来ず 空に見つけた 真昼の月
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君の言う美味しい酒を想いつつ独りで舐める米の苦水
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稲妻が秋の田金に色づかせ雷鳴乗って妻に会えれば
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感傷が耐えられなくて閉じ込めた 他人の様に、可哀想に、と
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友達はいないと思っていたけれど チョコの美味しさは嘘ではないはず
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バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
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時々に頭もたげるモヤモヤも チャリを飛ばして剥がして落とす
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かぎろいの春野を行かば海の見ゆ 父母眠るふるさとの地の
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玄関に立てば「おかえり」亡母の声 幾年経れど忘れえぬ声
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桜雨 涙隠して 背を向ける 愛だと信じ 手を離した今日
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怒りという冷たい服を脱げぬまま猫の無罪に指をうずめる
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如月の都心を染むる追ひ雪や 心配す母の電話の声
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曇りなら粉雪見上げ、晴れならば星座を愛でる。それだけの冬。
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ちょい昔 柱の傷を 競いたり 今生きている 傷を抱えて
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「キャラ重視」 「二者択一」が 通る今 日本の課題 先送りされ
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「天使」さえ 命奪はる マンダレー 民の居場所ぞ いづこにかあらむ
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愛された証拠はいつも抜け落ちて 得た幸せをかたどる不幸
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逆パース :遠くのものを 羨んで 身近な人を 軽んじること。
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若者よ 戦争に行け 老人は高みの見物 そうなのか? さあ?
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円安で 物価はどこまで上がるやら ビールあきらめ チューハイにする
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恋人が囚人になる傍らで囚人に恋する人がいる
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手が滑り床にコップを落としたら少し浮いてて夢だと気づく
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衰えて 鍛え直すと 誓っては 決意ブレぬは 筋肉癒えぬ間
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おめでたの裏にて視える 友達の命の神秘 見たくないとこ 
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「大変」と口では文句言いながら袖に降る雪払わず見てる
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このキモさを受け止めてくれ!ボロボロに酔った私の愛の言葉を
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煮込んでる最中さなかのカレーに問いかける何を手放し何を背負うか
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まだ泣けることに安堵する夜
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人の気を引きたくてゆううつで仕方がなくなったときにはどうすればいい?
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新しい モノがはじまり 少し前 新しかった モノが消えゆく
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