「酷い目に遭わされました!」と早口で 訴えながらも膝に乗る猫
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古本に遠くの書店のレシートが挟まってると旅した気分
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朝陽浴び 手入れの届きし紫陽花の 露を弾きて梅雨空に咲く 
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独り暮らし 母を手伝う はずなのに  母に癒され われ帰宅する
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最寄り駅 やり過ごし来たこの街も 誰かの晩飯 カレーの匂い
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お湯がさき芋焼酎のかほり立つ瑠璃の切子の一つ余りて
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西瓜すいかより 水瓜すいかのほうが しっくりと  瑞々みずみずし赤 仲夏ちゅうかうるお
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道すがら かつての美田の荒れるを見 見知らぬ主の不在を思う
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皮も身もこそぎ落として骨だけで涼みたくなるこの暑さです
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わたくしのこころによぎった幸福のしっぽは意外と元気に振られ
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夕暮れの社やしろの木々に影が落ち 帰れおいでと鳥が啼きおる
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張り替えた網戸の出番がないほどの冷房依存致し方なし 
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茨城に桃狩り来たし山奥に電波消えたり車彷徨さまよ
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巻き爪が伸びる痛みで飛び起きて ゴミ出し成功!三文の徳 /「早起き」
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妻に従い宅配用紙に書き込めば来週のメニューがおのずからわかる
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こもる熱ひととせごとに増す暑さわが身の憂さも極まりにけり
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「もう少し上手に笑えますように」 その短冊は捨てれなかった
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さえずりとほのかな風の寂し気な過ぎゆく梅雨の淡い曇り日
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昨日の 疲労困憊 解けなされ 高濃度バブ 入れて朝風呂
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あのうちら⋯春告鳥はるつげどり なんやけど まだまだ鳴かな  あきまへんか⋯
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ネタよネタ キミは笑って そう言った 離婚する日は ポッキーの日ね
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温室の中だけが現実なの、と巨大なハイビスカスが微笑む
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湿度さえ 無ければ良いと 何回も 願って耐える 高いよ湿度 
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夏風邪に「早めのパブロン」許されず 冷房つらし 夜半に寝惑う/改正薬機法の運用に疑問あり
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見上げればやけにあかるい星ひとつ父は天国そらから喋りかけるか
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嘘だから。 君のて、くびを 掴むなど そんな勇気は 元からなくて
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眼前を 透ける羽々 掠め飛ぶ
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枯れ果てた花は何も悩まない 枯れてることも俯くことも
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地を這いし 我が誇れるもの二つ 二匹の猫と ペンだこの跡 
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コーヒーの湯気に隠れて言えたこと 冷めた頃にはもう言えなくて
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