父母ふぼ逝きて 遺せし庭木の手入れして 繁れる木々に難儀覚えし 
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別室で基本は好きに過ごしてる 水と油はたまに混ざって
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VISAカードの解約すませ安堵する老いの心に終活の文字
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学校に向かう途中で猫ちゃんがぬくぬく寝てた 一緒に寝たい
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風呂を汲み枝豆解凍準備よし日が暮れるまで農作業して
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友だちを呼び捨てで呼ぶ母親に吾子は「やめてほしい」と車中
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月失せし 西の山端やまは 眺むれば 残るは星と 我が吐息のみ
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夏風に触れた気がして目の前を横切るあなた不思議な気配
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陽の向きと風の向きとが逆の時 日傘はおちょこイラっとなりて
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束の間の帰省の後のねこじゃらしママにお土産ぎゅっと握って /吾子四歳
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火葬場で 親父が灰に なるまでに 家族で話す 親父の愚行
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金閣寺 火焔のなかより生れ出で金の鳳凰 夜空を舞ひぬ
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原罪がもしあるならば人間を創ったことが神の原罪
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スーパーの屋上なんてところまでとんぼ泳いで処暑の空なる/喫煙所から
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これというピタリの言葉決められずモーラが足りず歌纏まらず
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好きの理由わけ 数えてみてもから回る 偶然が重なった何か
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処暑なれば素麺安く売られてて去年の米もそこにならんで
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溽暑とふ風死す午後の音頭瀬戸に 低き汽笛の重く響けり   
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厭ふべきものには目をぞ背けけるただ静けさを守ると思ひて
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何気なく 急いでないが どのレジが 速そうかつい 選んでしまう
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たっぷりの水に浸して一昼夜 さぁて祭りの棒鱈煮るぞ!
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国道の向日葵ゆっくり見たいのにいつも信号青なんだよね
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推論の域を飛び出しペンギンはアトランティス大陸を目指した
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生まれたり 死ぬことだって これはまた 楽しみばかり これは冒険
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ほろ酔いの舗道の目地に猫じゃらし ちひさな秋は ちひさく揺れて
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小さな宇宙 赤子がはりきる有象無象 どこまでもどこまでも無我
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マウスでは 効果あるらし ミントティー 人体実験 我が身で試す/認知症予防
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本好きの意地を感じる絶やすまいと本屋のあとに本屋が出来て
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傑作で すねこれ。   まったくです ところで君の 手に持ってる鋭
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新米を 担いで帰り 汗だくに 農家の方に 感謝する午後
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