Utakata
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美しく老いる予定をキャンセルしイタい私で生きる楽しさ
39
雨降りて 梅雨空映す紫陽花の 夏告げる蒼光り輝く
19
頼めおく人もあらなくに郭公今夜ばかりはこの里に鳴け
14
蒸したての
蜀黍
(
もろこし
)
熱き皮剥けば黄色と白と粒艶やかに
12
咳やまぬ 老母を置いて 月曜の 会社に向かう 我を打つ雨
13
日曜のちいさな旅を視れた日は初夏の風吹く至福の時間
19
はじめての 歌を送りし この胸の 小さき鼓動の 音のみぞする
15
お約束 守りましょうね 各国が あなたの言動に ウンザリしてるから
11
孫帰る 肩で息する夕まぐれ
老夫婦
(
ふたり
)
にまるき幸せの残
18
ネガティブな言葉ばかりの海を泳ぐ 何かがあると信じてみたい
10
健やかであらねばならぬ母なれど 先の行方に明けぬ夜もあれ
10
この国は闘うことを捨てちゃった いじめることは大事にしてる
9
寂しくは無いと笑ったじいちゃんが杖の代わりについている傘
33
本当に泣きたいときに泣けなくて強く握ってつぶしたレモン
8
呟きは心の叫び 言葉沸く文字に替えれば詩 となり歩む
8
雨の日と諦め午前買い物の午後は雨止み心浅しや
7
許しとは最大限の反撃だ 青褪めた顔でも空元気
9
「約束をする約束」でさえ果たせずに
(
契りきな かたみに袖を しぼりつつ
)
末の松山 波こさじとは /こさじとは「越さない」こと 042/100 /清原元輔
8
私めに人を愛する資格など無い汚部屋だし貯金もないし
7
まんごうの種しやぶりつつの皮算用。すでに小ぶりな素焼き鉢おき
7
おしゃもじで 残飯予備軍 掬い出す 雑穀米の くすんだカラフル
9
初夏の湿原青空高く、葦(よし)そよぐ風涼し
11
長蛇の 列に並ぶのか 悩んだが 出口に向かう ゴッホ展なり
13
坂道の丸い模様は幼子の我の足跡 小股にてゆく
6
その昔
101
回まで許された プロポーズは今犯罪となり
20
涼風に部屋の扉がギィギィと寝息を立ててかすれゆく時
12
涼風
(
すずかぜ
)
に
當
(
あ
)
たらば聞こゆ
蟲
(
むし
)
の
詞
(
うた
)
軌條
(
レール
)
の刻む 明日の足音
8
確かここ 種を植えたが 悪いけど 雑草なのか 君かわからぬ
6
石鹸の君の残り香消える日にシャボンの香水つけるを許す
20
「メンソールで味覚が死んだきみとしか食べれないチョコサンデーがある」
5
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