日中の予報最高だけでなく平均気温も知りたいところ
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気付いたら 雨が降って いたんだね 並んだサンダル 澄んだ息する
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閉じたまま 瞼の裏に 映るのは 春風にゆれる 鮮明な桜
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優しさが 沈殿するのを 待てぬほど 呪詛の一滴、心に滲む
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生存の分からぬ従兄弟に躓いて 陸奥のしのぶもじずり誰ゆ𛀑に 乱れ染めにし 我ならなくに /河原左大臣 14/100
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ハイ!チャイナ!宮廷ドラマに胸打たれ僕なぞ出る幕のない美麗
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きみたちの歩む世界がうつくしくあれ はじめての我の教え子
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時間からはみ出していく心臓を言葉に留む三十一音
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居酒屋で 語る思い出 くだらない 眩しい青に 照らされ進む
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あなたには綿だと思われたいけれど なまりなことも覚えておいて
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同盟てう 美名の下に 媚びを売る 娼婦の如 き国になりにき /日米首脳会談3月19日
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同志なかま達を絵で残した武士一人なかまを想い描いた肖像画
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会津の地太陽ともの墓石に手を合わせ それでも探すともの面影
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君も又 いなくなるのか 尋ねられ いるよと言えば 安堵の笑顔
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世の中が見えたときにはすでになし世界動かす意気も力も
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涙腺は切っておいたよ今のうち 下手すりゃ君に弱みを見せちゃう
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でもきっとクレームを言ったあの人も あの人なりの幸せがある
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ふるさとに電車が止まる白線がスタートラインになる四月の人
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エモき曲  春の夜長に  聴きおれば  理由わけなき涙  頬をつたいぬ
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ふぉん、ふぉん、と買い換え時を知らしぬる 充電ケーブル命短し
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『ちゃいるど』てふ歯科医院にかかりし子のそのまた子の 旅立ちの春
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もう炬燵はずしたのかといや炬燵かけちゃいないよ転びそうだし
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春を盛る君に分かちしヒレカツの熱伝はりて頬も桃色
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時経れど尽きぬ悲しみ胸底に沈めて今日も平常心で
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霜柱立たぬ乾いた冬を終えやっとと思いの春彼岸入り
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洗顔の泡をぬぐいてふと見れば 母と見紛う顔ありてじっと見つめぬ
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ひれ酒の旨味に酔いし晦日月オレンジジュースの朋の相伴
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炭酸とレモン果汁をきらしてもお湯割りでよい陽気の日だった
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ひさかたの影入る月に霞立ちながめ降り落ち見るよしもなし
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ひさかたの月をながめて待つほどに雲間に見ゆる人の面影
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