パイナップルばかり残ったこの皿をいつまで酢豚と呼べるだろうか
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長雨に 倒れし稲穂無念なり 泥水被り青き芽ぞ出づ 
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象柄(ぞうがら)の パンツの人に 目が留まる 同じタイ土産(みやげ)か 急に身近に
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長き道雨にうたれて伊勢参り 並んで食べる温かうどん
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投網かけ水面の月をからめ捕る 掬へばただの水と知りつつ
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十二勝よりも三敗指摘する父の腹は力士に劣らず
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残業のやる気を買いにローソンへ 立ち寄り眺む グミの新作
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秋なのはホットで淹れる珈琲の風味まとまり始めた頃から
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中秋の 名月のまた 次の日も 見事な月で 得した気分
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人知らず 我の思いは 土手の上 ひとり揺れたる 彼岸花かな
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旧式の鉄砲百合さ修理など出来ない僕が貰つてをかう
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ランチして あしたかえって くるからね ねこにささやく 土曜日の昼/帰省
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野分去り 風雅の音に 雲なびく ビルの谷間に 名月登壇(hukkats) サントリーホール観賞後に詠む
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マシュマロは 枝に刺されて 悶えつつ 業火で焼かれ 泣き喚きけり
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言の葉を切って刻んで煮詰めた「短歌」味は甘いかしょっぱいか
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連休の空港中継インタビュー 笑顔の子連れを部屋で見る私
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わが家にも「わっしょい」の声きこゆ神輿担ぎに出たくなるわれ
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よく熱を出す子供(こ)だったな水枕どこかあるかな母の発熱/介護
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壊させぬ不器用なりにあがいた灯(ひ)生きて戻れと背中を叩く
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梨風味 冷やし甘酒 いと美味し 残る暑さを かみしめながら 
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どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
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滅茶苦茶に仲違いした父さんの遺影に毎日飯を出す母
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涼しいと 言える季節は はや過ぎて 厚き毛布を 求むる長月
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行かないで 叫ぶ言葉は届かずに 足は蹴れない夢アスファルト
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触れようと 思った刹那 天翔る ガラス細工の 可憐な蝶々
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風光る せせらぎ騒ぎ 山青葉 目には見えねど 匂い爽やか  木漏れ日射して 春は来ぬ
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コツコツ仕事お父さん コトコト炊事(すいじ)お母さん わたしはわたしで
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提灯の あかりあちこち灯る夕 街が沸き立つ 明日はお祭り
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久方の友等と酒を酌み交わし老顔包む秋の木洩れ日
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AM7時 薄霧のなか赤いソファで頼むホットミルク
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