Utakata
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生かされて今が幸せ喜寿の秋 ともに歩みし妻に感謝す
19
背をあずけ
公孫樹
(
いちょう
)
の樹齢はいかばかりコツンと落ちる銀杏ひとつ
16
青空も 曇りも雨も 嵐とて 胸に染み入る 長月還暦
23
墓参り曼珠沙華咲く
野路
(
のじ
)
の果て青い山並み峰の白雲
14
人生は棺桶までの暇潰し終の棲家の墓石磨く
12
夫
(
つま
)
の分 お昼を追加 五連休 地味に頭を 使う労働
19
自転車イチョウ並木をひた走る落つ
銀杏
(
ぎんなん
)
をよける
台風後
(
たいふうご
)
11
報われず変われなくても秋の空 たくさん食べて午後も頑張る
11
なぜなんだ 背中のかゆい とこいつも 届かないとこ ばっかじゃないか
11
黎明に酒傾くる貴女には 我が手届かじ長月の雨
12
刀身に映る背中が道しるべ散るまで燃やせ明日を見据えん
10
雨やんで洗濯物を乾かして一泊二日彼岸の帰省
10
夏の果て 空 碧かすみ 陽優しく 何をか思い 独りごつ 陽ぞかげりゆく 薄墨の空
9
かのひとも見まほしきいま ひんがしのやまのはそめし宵のむらさき
11
水際に立ちさざ波を眺めつつあの離別の日池の底へと
9
ゴールドやシルバーなどの連休も老いには単なる季節の変わり目
9
この青じゃないと泣く子のパレットに涙が落ちて青よりも青
28
恋焦がれ 金木犀の雨の中、君に伝える言葉を探す
27
猫の手が解ける君を実況中 包丁を置いてにゃーとひと鳴き
8
歳経れば枯れむと人の言いしかど甘くなりゆく涙ブレーキ
8
さみしいか?なんて、けらけら実家発つ 同じ宇宙にいるよね母さん
9
花束と余韻を抱いて二十九時始発の駅に五時の人々
11
一夜明け廻り舞台の秋の空 昨日は雨傘今日は日傘で
25
風の中強い西日に弾かれてゴミ舞うように散る赤とんぼ
19
なぜだろう世界はとても優しくて…優しくないのは私のほう、かな。
7
明日には 忘れるであろう その声も 「ありがとう」なら 思い返せる
7
リモコンの冷房ボタン押したから九月下旬も今日までは夏
7
本当に言いたいことは言えずしてただ内巻きの貝のごと泣く
7
朝焼けに 金木犀が香り立つ 台風一過晴れ渡る空
11
トイレクイッ◯ルの内の袋が銀色で「新作…?」「!ナフサ(不足)由来か
!?
」/ポテチは見慣れた
7
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