聞き慣れぬカタカナ食べた翌日のファミレスのパフェこころ喜ぶ
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北国もいいかもと言う友達と北極熊を見合いさせるか   「笑える冗談たんかです」
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じいさまの御帰りを待つこの部屋のなんと淋しくなったものだろう
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ハイヒールそろそろ見かける季節にてミネラルウォーターエヴィアン選ぶ
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庭園の梅見上げては歩を進め池から浮かぶ緋鯉を見かけ
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鈴の鳴るドアある茶店今は無くスターバックスカップを捨てる
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白髪染め売り場の前で立ち止まる。これからもきっと、独りの暮らし。
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年ふりて 不得手なことが 増えていく 震える手 触れた親切心
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温めたココアを夜にためらえばソメイヨシノも咲き誇る頃
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競り合えど遠のく背「」せな」へ少年になりてペダルを漕げと教わり   「速度45キロの競り合いで」
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新米のタップダンサー音楽はセルフサービス 不慣れな足音
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闇深き 二駅先の 最寄り駅 門をくぐれば 息絶えし町
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「おばさん」と いう語が物議 かもすなる 語彙の痩せたる 貧相な国
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雪折れせし桜の小枝に八重三輪。すでに花瓶は春盛りなり
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濃しみどり湯に泳ぎきる菜の花の熱燗組みて早春を知る
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ぼた餅のあんをこなして黒ゴマときな粉を添えて三種供えり
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約束の印をなぞる 日曜も赤き手帳に文字は踊らず
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いつまでもプレスコードと闘った被爆作家はひまわりだった
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バラ色の未来買うほど暇はなく「広島おんなエレジー」ずっと
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別れとは辛くあれども美しい思い出の曲できゅっとしていたい
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Utakataに猫の声せぬ朝なれば明かり灯らず雨戸を開けぬ / お持ちしています
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土曜日の朝は身体をほどく日でナマケモノ的スピードでゆく
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積み重なった悔いの層一枚づつ剥がしてくれるのは 子の笑顔ありがとうのひとこと
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まほろばの春の国ゆくこどもらに二輪三輪はなの寄り添う
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寝違えた背中に湿布貼り終える 明日十時の孫を待つ朝
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「春」さんよ 風に乗りつつ かないで 旅の疲れを 癒す湯治場
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ぼた餅はご飯だろうかお菓子かな?食事で一つデザート一つ/お昼にいただきました
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慎重に針落としては聴いていたフォークルを今iPhoneで聞く
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ポロポロと 降り出しそうな 天気の夜は コーヒーよりも ココアが合うね
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牙は抜け 今は疲れて 横たわる 犬を見る目に 言葉少なく
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