Utakata
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秋の夜ロイヤルミルクティーを手にあなたの好きなとこを数える
12
猫だって 猫の悩みが あるはずだ なりたいなんて 無責任だな。
19
平安の 歴史偲ばる
金色
(
こんじき
)
の 栄華の跡に金風が吹く /吟行の旅第六首目
16
永久歯はいりきらない顎の子と秋刀魚と鯖の顎見くらべる
11
若き時 千鳥足にて 改札を 食券出して 深夜の通過
9
こんなにも二人の仕草が似てるのは僕があなたに似せたからだよ
9
亡き父の 着てたコートに 似ていると 弱った母が 旅先で言う
9
半袖で日が暮れるのは早くって季節がなにかわからなくなる
12
名称が スポーツの日に なってから もう
6
年も 経ってたなんて
9
冬布団出して干すのは済んだけど秋の半ばもまだ過ぎてなく
9
エーアイも 解釈できぬ 短歌達 やっぱり人も 無理なんですか
12
数三の 微分やってる間だけ あなたのことを 想わずに済む
14
旅終えて家に帰りて炊きたての 麦飯生玉子、ん、これが一番
21
見下ろせし景色すべてが色褪せて羽ばたき重くはなびらの落つ
13
目を閉じて耳を塞いで確かめる 弱さを暴かぬ優しさだけを
8
写真など あの時すぐに処分して もう思い出すこともなき
男
(
ヒト
)
9
久々に 君が目を見て話すから 揺らいでしまう 僕の胸と目
7
君に問う 咲いたか
否
(
いな
)
か 菊のこと 色も問うたは 青き春ゆえ
8
秋澄める 雲の上立つ 霊峰の 白陽映えて 身の震るふなり
8
そこにあるもの見えるもの見てはいけないもの見てしまうもの
8
夜寒い昼は暑くてたまらないタンスの前で頭抱える
6
お誘いは用事があると断われ別の子といたあの子の記憶
7
何思う 釣瓶落としの 秋の陽を ひとりベンチで 眺める老女
6
天国と地獄どっちがいいかって?見るだけならばそりゃ地獄だろ
17
星もない 闇夜を独りで歩いた日 街灯の下 すれ違う『キミ』
6
そっと手をつないで歩く 帰路なのかあてどないのか聞かないままで
9
流れてくエンドロールの片隅に君の名前がありますように
8
目覚ましの前の目覚めの口惜しさことに明日は休刊日ゆえ
24
寝るのにも飽きてしまった あの人がいないことなど分かってるのに
6
少しだけ上背があってよかったと僕を見上げる君を見て思う
7
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