新生児 結んでひらく にぎにぎと 広い世界の手ざわりいかが
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街灯の 灯り滲んで 息を吐く もうじき此処も 過去になります
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スイカ切る 見える種だけ 指で取り やさしさなんて このくらいかも
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枝豆の一粒ほどのバッタ跳ぶ 車の来ない夕暮時に
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祭事終え 疲労も極み溜まれども 孫達きみらの笑顔癒されるなり 
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プールから小さな虹を眺めてる今日という夏永遠であれ
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お台場で 海水浴の 報道と 共に知った 梅雨明け宣言
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退屈で歌わなきゃって思うほど今日という日は音もなかった
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友人のイタリア旅行はすに見て 『ローマ風呂』などググっておりぬ
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高齢でオシメだけれど人生がこれでおしめえとは思うまい
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関心は「好き」と「嫌い」の分水嶺 われをも穿つ貴方きみは雨垂れ
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玉のれんじゃらりとくぐる母のゐて湯気の立ちたる浅蜊の味噌汁
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お別れの 心の準備 できるまで 待っててくれた ような気がして
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今日の陽は今にはじけて落ちそうな消えゆく前の線香花火
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数値見て人を診ないで話す人B型なのかAIなのか
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へちまからこの空間はどのように見えてるのだろうぐるぐると芽伸び
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陽が出てる間はあまり効いてない貧乏性が使うエアコン
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どうしても悪夢を見たくなくてイルカの胃に住むアニサキスを調べている
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日差しゆえトマトジュース飲み引きこもり痩せゆく我は吸血鬼ぞ、と
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躁になり 眠れぬ夜の扇風機 くるくる回る 羽と頭よ
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四年前死んだ親父と二年前潰れたツルハで落ち合った夢
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いよいよだ 三者面談 気まずくて 体調イマイチ でも行きたいっ!
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五年ぶり 十五年ぶり 味が出る お目にかかりたい そんなブリ
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ジャングルに居るかの熱気も一夜明け窓を開くれば涼風の津軽
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朝風の涼しきときもなきままに襲ふ暑さは地獄なるらむ
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押し黙る父子とならぶカウンターちがうもの食う同じ眼鏡で
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黒揚羽は垣根の周りをホバリングする真夏日の日盛りの中
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雑貨屋で妙ちくりんなものばかり買うあなたから選ばれた僕
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あやとりの 指にからまる 母の笑み 幾度となくも 昭和の遊び
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西日背に 水まきたれば 水滴の 向こうに架かる 七色の橋
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