Utakata
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人気の歌
不満屋を
暖簾分
(
のれんわ
)
けした過去あれど今は希望の
卸商人
(
おろしあきんど
)
15
家々に 色とりどりの紫陽花が 今を盛りと咲き競うなり
16
弟とページを繰ればサバンナの匂いを運ぶ図鑑の中よ
12
歌会に歌を作りて三十年吾も老たり九十五歳
10
天皇になりたいんだけど応募先教えてほしい過去問もあれば
19
恋歌を
四十路
(
よそじ
)
になっても詠みたいと君との写真一人見返す
10
「七夕に逢いたかった」とつぶやくと「旧暦じゃない」と言ひ返すひと
15
学生の 溢れるパワーと リンクした 燃ゆる朝の陽 水平線に乗る
8
水盆の中にトマトの転がって今日の生活始まっていく
8
良くもまあ 食べに食べたね 欲のまま 天晴れ 育ち盛りの息子
8
物干しの
撓
(
しな
)
れるさまに 心さえ
灑
(
あら
)
われてゆく 梅雨晴れの朝
39
夏の朝涼しきところ心得て老猫今日も庭を眺むる
17
あさましき心で何説く文殊普賢と原発名付けし愚禿の輩
7
お試しの 宅配弁当 彩りと カロリーチェック ドキドキしつつ
13
塚石に舞う黄ぃ揚羽 黒揚羽 つれてゆけよとわが手さし伸ぶ
12
飯盒の 下がるリュックを 熊鈴の 代わりと笑い 見上げた穂高
15
大人だし。切り替え向かうパソコンに だけどなんだか 蝉がうるさい
6
宅配を待つ四時間の残十分 暑き夏なり 急がずが良し
14
実家通い疲労の滲む我を見て「外食しよう」と連れ出す夫
9
朝方のタオルケットは涼しかろ取り越し苦労に梅雨明け近し
26
吾の身と心の晴れを凌駕する晴れすぎた陽の加減のなさよ
9
凡庸が 溢れんばかりの 帰路のなか 黒き天使の 無垢に魅せらる
10
夜九時に二階の窓を叩く音迷いた虫に驚かされた
6
勉学の 励む故とは 先生の 知り触るこそ 我のためなれ
5
微睡みて 徒然思ふ その先も 未だ晴れぬ 朝霧の中
5
畑端一途に咲ける向日葵の誰をか見つめむ陽炎のなか
24
揺れそよぐ小さき蕾 一面のラベンダー 笑みこぼれる
娘
(
こ
)
らよ
12
寝ちゃったの まだ寝てないよ 寝ちゃったの まだ寝てないよ ……寝たのかよ!!
5
幸せは振り子のように来ると言う 紐が長いと信じて眠る
29
梅雨開けて少年達の足どりも軽やかになり夏の到来
9
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