松枯れの 三陸道を下り来て 松島の松並(まつ)案じてならぬ /吟行の旅第九首目
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秋祭り 地元に帰って良かったな 笛の音聞けば浮き立つ心
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良い事があるかも兆し欲しいとて茶はティーバッグ立たぬ茶柱
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満たされているけど今は、バラードを聴いて勝手に泣きたい気分
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米粒が 少しだけ欠けて 見えるのは 誰かがひとくち 味見したから
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手を繋ぐ 始発各駅多摩湖行き 5時のカラスは空を飛ばない
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さみしさを 紛らわすための 缶チューハイ その醜態が ひとを遠ざけ
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ああ負けた 今シーズンは 終わったが 1番めざし みんな頑張れ
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今朝少し 早めに起きて 家事すれば 既に目眩と 吐き気ぐるぐる /寝不足?
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この歳で昔々の嫌なこと 忘れもせずに思い出すとは
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氷河期で冷凍されたマンモスは(恨みわび ほさぬ袖だに あるものを) 恋に朽ちなむ(恋で朽ちる) 名こそ惜しけれ(名を残せず) 065/100 相模
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気が付けば最高齢となりにけり 会社の中の妙な立ち位置
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ホームには 電車来たりて 中東の 女性の肩に 布のたなびく
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正解が解らないもの見せられて物は言いようそういう教え
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菊の鉢 蕾は明日の 顔をする
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パソコンに誤差一万分の一秒とふ「時」きざまるれど老いには無用
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朝ぼらけ 雀群れたる 刈らぬ田に  野良猫ひとり 守護の任かな
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カレンダー スリムになった 今年もね  時間が早く 過ぎて行く日々
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水の上駆ける忍者のあめんぼう 波紋の術で消へて行くらむ
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遠き日の 母を懐かしみ 暮れなずみ 秋風立ちぬ 想いは募る
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日光を浴びて愉しむ縄跳びの家族から見た私を思う
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綴じられて成(な)った言葉が目を覚まし刷られた墨に力を宿す【短歌集発行の記念①】
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久々に訪ねた園庭(にわ)は秋の色 まっ青な空 柿も食べごろ
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快晴に プラスアルファの 朝焼けで 気持ちが晴れて 今日も頑張る
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人生といふ名のこまを廻しおりいつか倒れるその日くるまで
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髭剃りを お風呂で剃るの 忘れてた 電気剃刀 充電切れた /1/2
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今もまだ燻る魂そのままに夜道で揺れるブーゲンビリア
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二十歳(はたち)より組織で働き四 十年 々金生活三十五年
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橙の一輪の花咲かせたるハイビスカスのすまし顔見ゆ
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夕月夜きみの道標(しるべ)が降るかぎり黒猫(われ)のゆく路 惑わされまじ
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