一尾にて 七百円とは手が出せぬ 秋刀魚食べたし懐寂し 
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パパと行く動物園はもうイヤだお馬さんしかいないんだもん
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なぜもっと可愛がろうとしなかった過ぎた時間はどんどん遠くへ
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これいいね!これだ!と買った便利グッズ そういや買ったね引き出しの奥
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この夏の最終楽章指揮すべく野に一本のヒマワリが立つ
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道端のビー玉拾う特別なことのなかった夏の形見に
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駆け引きは上手じゃないと云う君のふと放つ語に今日も眠れず
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偉そうに頭ごなしに注意して間違い気づき入る穴無し
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噴水のしぶきで遊ぶ子らのこゑ静まりて秋か絹雲うすし
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雨露が室外機へと落ちるが 心拍音と重なる夜更け
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秋桜が色どる我が家 まだ負けぬ 朝顔が咲く終わらない夏
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海外の 孫から届く 君の顔 疲れているか 「楽しい」と言うが
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終焉に理性が残っているならばやっと終われると笑って逝きたい
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灰になれ も少し頑張れ またひとり 最終列車は夢の国行き
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われ事と捉えぬ限り成されまい浮かばれぬ人浮かぶこの世は
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おかあちゃん おなかすいたよ ゴハンまだ そんなときにも ねこはふみふみ
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浴槽の設定温度上げるのに断りいらぬ寂しい暮らし
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閉店のお知らせの紙ネパールの料理をつくるひとのひらがな
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セミ鳴けど 秋風が吹く 夕間暮れ 暦と季節が一致する嬉しさよ
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数珠のやうな降水帯の土砂降りに雷加はりて寝不足の朝
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まごをみて ぎっちょなのかと よめのちち わしもなんだと おれにほほえむ
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久々に宮本武蔵を読み返す この人どうして食べていけたの?
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やみくもに 理解できぬと クレージー レージーと言う 高校教師
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逝きしひとの声聞こへしか 夢うつつ S&G流る秋の入り口
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君がスキップすればリュックのストラップ子ヤギも後ろでタップダンス
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世の中は 不足に満ちて いるものか すでに溢れる 光の中に 
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化粧くらいしろよと宣う人間に晒す素顔は持ち合わせない
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文化祭雨は降っているけれど俺等の魂情熱サンサン
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垂直の登攀(とうはん)雨のかたつむり 重き宿世を背中にしょって
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鶉の雛は泣き黄頷蛇あおだいしょうは喰らふ案山子はただ立つてゐる
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