旅先の 沖に漁火灯りゆく 遠く霞みて潮風ぞ吹く /吟行の旅第八首目 
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街中がちょっとハロウィン浮かれ気味誰にも言えんがちょっと苦手で
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出汁をとり冷まして濾して蒸しあげた蟹茶碗蒸し5秒で食うな
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明日(あした)へと続くリズムを刻んでた裸足を波にひたし濡らして
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不器用な方向音痴の旅なれば行ったり来たりもまた佳しとする
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来世では でっかい鳩に して欲しい パンのくずとか くれたら嬉しい
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なにかしら自分の背中をそっと押す 手が欲しくなる時がある
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サーカスに 売るぞと言って 脅された そのサーカスに 毎日通う
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休みの日 一番最後 起きる猫 夜ふと見たら  先に寝ていた
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手鏡で 見た顔なんか 私なの 思わず触って もとに戻れよ
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手の甲によろよろの蚊がやってきた かゆくしないなら吸わしてやりたい
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この土地にルーツを持たぬわびしさや同級生も従姉妹もいぬ身
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カレンダー 壁の写真は何処の国 月変わるまで確認しない
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欲しいのは 今すぐ会える 彼よりも 何百キロも 離れたあなた
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寝れへんわ なんでやねんな 寝たいんや わけらからんぞ こたえでぇへん /N/IX
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へんなとこ触っちゃたらもう大変 元に戻せぬスマホは女(猫日和様へ)
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生者にはもはや教わることはなし嘯(うそぶ)き握る夏のハンドル
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「じゃあ、またね」いつもと同じ別れ際「Ciao」の響きに送られてをり
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徒然なか犬と戯る秋渚 寄せる白波ともに跳び越へ
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ふと香る金木犀とかくれんぼ コーヒー連れて家に帰ろ
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シンデレラ 高速バスを遅らせて 引き伸ばしたい夢の時間を
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駐車代ケチり土産をひとつ増しおもくてかるい秋のあしどり
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ああ今を 思えば思う ほどに泣く 後ろめたさと 憂さに包まれ
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あさ目覚め蒲団の上でまるくなる日の光を追いながら始まる一日
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泡沫を刺しては包むみそひとの 言の葉の粒 波と打ち寄せ/量子論⁉︎
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お迎えと言うのも何か憚られ送迎来たと送り出(だ)すデイサービス(デイ)の朝/介護
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予定やら体調ととのえ早起きを病と切れぬ通院手間/通院日に
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君からの言葉を全部食べたくてまとめて真空パックに入れた
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桜散り牡丹崩れて巡りては柘榴の花も今は落つらむ
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工場の 撤退せし後(あと) 金網の 向こうで揺れる ススキの穂たち
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