さらさらと初夏の日差しは人恋し着信待ちの長き一日
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木々の葉が陽射しに透けて輝けり夏は来ぬとぞホトトギス鳴く
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土下座して過去の侮り謝りたい 君の働き凄いよオルトラン
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さようなら 三行半を 抱きかかえ 蝉は鳴いてる 俺も泣いてる
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ひさしぶり布団を干してふかふかの布団に寝れるとニコリ笑う母
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鈴なりに 実る青梅爽やかな 香り漂う梅仕事かな 
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背伸びしてハンズで買ったウォーターマン胸ポケットの少し重たし
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棚並びかわった近所のダイソーは髪型変えた知人のようで
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繋がれば私ひとりの君なれどタップしかない充電コード
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餌ねだる時と子猫を慰める時の声を使い分ける猫もひとつの母
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遅い回の『MIchael』を観て駅側の居酒屋覗く老夫婦ふたりの<自由>
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もくもくと夏の気配を吸い込んで雲は大きく眩しく光る
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少しでも砂が残れば台無しの 浅利蛤あさりはまぐりいかに鮮でも
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うたた寝の夢路に響く青葉木菟づくの声覚むれば夜半よはの静けさにして
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富士山の 聳ゆる景色 遠のくは 君に思いる 我が恋景色
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負わされた荷物が幾つか同じだけ その道程みちのりの果てなきを知る /もはや友ですらない他人へ
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頭よりあらぬところの白髪にしばし驚きしばし戸惑う
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最後にはなんて名前をくれますか 人間の♀ 春生まれです
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我がままな吾の心を叱りおるエアコンの風頭冷やせと
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陽はさせど雲の広がる梅雨空に雑事のうれいなんぞ飛んで行け
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歯もなくて嚥下障害母さんにどう食わせよかこのさくらんぼ
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助けてを言えずに詠むと見返してつらくなるから短歌をやめた
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生まれた日に なにを贈ろ? 願わくば、あらゆる幸を(※あたしも含め)
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蛙たち黙っていてくれもう少し 春の残り香感じたいから
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期待せず自分の機嫌とりながら時は過ぎゆく凪の夜かな
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二階まで 何かを取りに 来たはずが 思い出せずに 二日が経った
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生花店看板犬に気に入られ毛にまみれをりスーツのズボン
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苛立ちを乗せて蹴られた空き缶がか細く悲鳴上げて描く弧
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山形の里芋をもらふも食ひきれず畑に植えしが律儀に芽をだす
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「恋」という字をよく見ればなるほどね「また」に「こころ」が惹き付けられる
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