身の内をぐるぐるしてるこのこころ 歌にせずしていかに生きてく
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願わくば 貴方の旅路の 一駅に 思い出の彼方 笑顔よぎれば   
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夢如く 旅路の途中に 温もりを もたらすために 訪れし君
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観桜は満開の花に 花吹雪川を流れる花筏まで
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夢で会う秘術を知りに通ひける名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもかな /025/100 三条右大臣
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ハロゲンランプが照らす四車線 橋より眺む 我は何求むらむ
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道のつら柑子こうじの 街灯の 陰る麓に 五分の魂
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白っぽく光る初夏の坂道に想像上の君を投影
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三代の 親子削りし 岩山の 石の寺院の リンガ拝(おろが)む /羇旅歌エロ-ラカイラーサナータ寺院 
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思い出のページを一つめくる音「帰りたいよ」と滲んだ涙
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サクサクと スマホ扱う ちいさな手 何もそんなに 生き急がなくても
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不注意で 迷惑かけた 幼き日 交通事故は 減らすすべあり
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何処ゐづこから散りぬ桜花おうかの振り積もる路肩 見上ぐれば葉桜そよ
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何であれわたしを負かす後輩は頭かきつつ「番狂わせっす」
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運ちゃんが消えたらもっと怖いだろ走行中に客消えるより
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春風に 誘われペダル 踏むわれは ひとり追い越し ふたり追い越し
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花の色はうつりにけりな緑色あをいろに卯月よにふるながめせしまに
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まだ推すか 身も金も灰 積もれども いのち焦がすを きるとぞ呼ぶ
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あわあわと新宿駅に暮らしてたあの人々は何処に隠れた?
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半袖じゃ寒く長袖着りゃ暑い袖をめくればうざったらしい/部屋着の迷宮
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薔薇なれど 鉄面皮てつめんぴにて暴れ咲き モッコウバラよ何故薔薇名乗る
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小悪魔が 投げる声色 蠱惑的 コアが壊れそうで 怖さもある
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私など放しちまいなお世話だが捨てて浮かぶも心地よきかな
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年上の私の言えぬ本心を見透かすようなあなたのLINE
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船先で 抱き合う男女 われカモメ 狙い定めて 糞を落とさん
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ウィンドウのうつしぬかに重なれりバーゲンセールの文字赤赤と
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雄弁な嘘 最後まで綺麗に飾りきったらそれは本当になる
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令和でも 顧みられる 昭和の世 いつ顧みる? 平成の世
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帰り路 隠れた猫の 影追えば 影も見せずに すれ違う猫
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君といざ春の日差しで前周り 僕の額が空に映った
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