わざわざにお月見などはしないけど見上げた夜空(そら)に中秋の名月(つき)
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中秋の 名月仰ぐ雲間にぞ 朧に浮かぶ月影見ゆる 
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あしびきの長き一日(ひとひ)を千秋と 眠れぬ夜が我を狂わす
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その星は黒猫座の鈴。美しく馨る光で君を守るよ
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そばにある きみと月見の今宵こそ 永くあれぞ、と 時計外さむ
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この頃は時間が速い何しても追い越してゆく足がもつれる
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昼前の 空いた時間に 客席で バイト面談 田舎のマック
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どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
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煩悩は無罪とスマホに打ち込んで 夜(よ)のコンビニの灯(ひ)に寄せられる
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血に染まる土手美しや古戦場 未練吸い上げ曼珠沙華咲く
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仕事先試飲と称して飲む酒は日も高くあり背徳感と
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二人連れ三十四年夫婦(めおと)岩 穏やかな波夕日照らして
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月隠れ お月見できず でもわかる 見えないけれど そこにある光
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満月を 探しながらの 帰り道 満ちゆく明日を 待つ曇り空
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大水に浸かる稲穂はうなだれて 刈ってやれぬを詫びるは誰か
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ピアノから木々の音色を探し出す あなたの声は小鳥のようで
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チョコレート金貨が何枚いりますか?北極星を手に入れるには
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時間さえ あれば絶対 できるはず 言ってるうちは できない私
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過去のもやもやした件を見てまた沈む これが心自傷自傷
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眠れても頭はスッキリしないんだ眠りの質が悪すぎんだな
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伊豆沼の湖を鳴らして雁の列 雲路へつづく一筋の風
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紫外線 百害あって一利なし されど日焼けは夏の勲章
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あの頃は 全く理解できなくて バサラの歌がやっとわかった
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秋の日に五十年ぶりの再会にそれじゃまたなと言える友垣
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いつの日か月へ行こうねおつまみの地球のうつる酒を飲もうね
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好き好きって 口で言っても 仕方ないけど 本当に好き
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陽(ひ)が差し込むガラスケースにいたあなた 捜索願は今日も出せずに
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秋の田の 刈穂の籾を 袋詰め 我が作業着は シリカにまみれ
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人生は魔法ではないまたいずれいい事なんて起こりはしない
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成りたやは今こそ此処に捨てませう猶予はすでに過去と成りけり
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