もくもくと夏の気配を吸い込んで雲は大きく眩しく光る
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さらさらと初夏の日差しは人恋し着信待ちの長き一日
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人生は焦らず走らず無理をせず 廊下と一緒気楽に行こう
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なにひとつ面白くないユーチューバーに子を取られ夜 飯食えばひとり
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子どもがきらい大人がきらいと泣きわめく幼き日の僕を抱き
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原っぱであの子の好きな草を摘むエノコロ草はただ揺れるだけ
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冬のはふっくら丸いすずめさえ夏の細身でちょんと横切る/別もの
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「彼女」ではなく「恋人」と友達に わたしのことを言う君が好き
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確かだと呼びし名さえも また揺れて目の端に煌めく我が逃げ星よ
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苛立ちを乗せて蹴られた空き缶がか細く悲鳴上げて描く弧
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葉が茂り 紫陽花の芽が見え隠れ 雨待つ頃と季節はなりて 
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さらぬだに短き夏の夜の夢を叩く水鶏くひなぞ驚かしつる
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最後だと分かっていれば薔薇だって入れてやったのにガラスの花瓶
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母は言う「ウチのはダメで」石ころを蹴飛ばす私ダメじゃないもん
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話題作 予約埋まりて面食らう 観たき心を少し寝かせる
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いつまでも たまの散歩が楽しいと 共に歩ける私でいよう
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エアコンで冷えた体にジャージ来て萌袖してる女子はかわいい
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散る花の影を見せていた光源は今や雨中の紫陽花を照らす
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灯籠のあかり回転するように空き家の前に咲くタチアオイ
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大切な物に囲まれたこの部屋で いつしかわたしは動かなくなった
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先端が少し減っては折られてる替刃の欠片が鏡に見えて
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スマホ越し 過労を含む その声に 絆される俺は 意外と単純
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過去を前世ってことにして話したら笑ってくれて大好きでした
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ぷりぷりとおしりを振って歩く犬 盗み見気づいて振り返ったの?
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朝起きて 夜寝るまでの 一日の 長さがかなり 短いような
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k湿原のカキツバタ満開、涼しき紺で凛とする
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ここは皆人生はぐれた人ばかり親友と呼ぶ車椅子の人
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にわか雨やみて空晴れるアジサイが陽に照らされ梅雨の粒落ちる
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墜栗花ついりばな甘き香りの雨に濡れ次第深まる枝葉のみどり
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「最近」が十年単位になってきた これも一つの世代間ギャップ
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