胃薬の苦さの方に驚いた まだまだ学ぶことがありそう
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バタバタとことは進んで日は暮れてさあここからだ硬派銀次郎
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壁際のアンテナ線を外にだし受くる電波や黄砂をこゆる
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新しい事実を蓄え人生が何も無かった様に進んで
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追いつくね 次に測るの いつにする? 二人で刻む 柱の印
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指鳴らし令嬢みたいに微笑むと執事の君が差し出すチロル
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淡い影 桜の間を すり抜けて 触れば消えて 春に溶けゆく
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タンポポの綿毛のように漂って俺の短歌よ誰かに根付け
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剣よりも強くあれかしこのペンで世界平和を夢想するのだ
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想像を現実にする人間の力を信じ夢を描こう
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阿保のまま 生き死にせよの定めなり 目出度くもなく赤飯を炊く
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同じよに 「なってないよ」も 「なってます」 聞こえてしまう やさしさの綾
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「死にたくて手首を切るの?」「辛うじて生きていくため切っているのよ」
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抽斗を開いて隅まで眺めつつ自分が存在いたことの余韻を残す
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風乗りて ビルを背に舞う 花吹雪 あかき光に 酔いて更けゆく
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一コマの 幸せだけを 求めたい 観客のいない 映画館で
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私より辛い人がいるかもしれぬ バックレないで働く理由
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今のとこ、百パーセントの確率で、恋の終わりはあっけなかった。
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渋滞も「止まれ」がきれいになるならと静かに待ちていつもの道で
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人間の顔にはダニがこの星の顔には俺ら人間がいる
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春の陽に 惚れ狂いしや 徒桜 今は盛りて 待つ花嵐
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苦しさの先にあるから恐ろしく 果てにあるから救いになるもの
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もう散るかまだ寒寒し夜風吹く生き急く花に恨みごと言い
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好きだって言いたいきもち溢れてる車椅子から立ち上がるほど
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着るものの 色味が少し 明るめに なりそうだけど ならないような
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夜桜の果てに佇む二人連れ桜なんだねこの二本の木
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小説みたいな恋をしたのに漫画みたいな転け方をした
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我たちを楽しませる義理もないけれど今日ははかなはな散らしの雨
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生まれては死ぬ一筋の軌道にも銀河に勝る我が身複雑
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メーカーの悲鳴はこだま「あの件で見積りさえも出ない」と言われ
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