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まばゆさに心も白く霞むとも焼きつく青は褪せぬ形見に
8
影なれば消ゆべきものを
眼
(
まなこ
)
なる濃き紫は
愈々
(
いよいよ
)
深し
8
Ai
が 搭載された ドローンが 世界平和を 人を損なう
8
君の言うかわいくなりたいに含まれるキラキラは刃のようだ
8
僕たちは 晴れた空にも 気づかない 傘を探して 下を向くから
8
祖父がくれた無印良品の袋にはヘルパーさんが握ったおにぎりが。
8
見たくない 聞きたくもない 世の
業
(
ごう
)
を 知り尽くせり タワマンの
憂
(
うい
)
8
『羽衣』の 「クセ」始まりて やうやうに 朝より続く 鬱がおさまる
8
人生は三万六千五百円憐れむ勿れ哀しむ勿れ
8
ふと怖くなる鼻に
入
(
い
)
る冷えた風黒い波だけ水平線だけ
8
抜け感がくすみ始めて春来たる
(
花の色は 移りにけりな いたづらに
)
我身世にふる ながめせしまに /小野小町 /9/100
8
サラダなど 『
要
(
い
)
らぬ』と
放
(
はな
)
ち 二十年 ドレッシングは 薄味の今日
8
十七の歳迎えれど隕石に撃たれぬ保証はどこにもなくて
8
僕たちの間を桜の
花弁
(
はなびら
)
が舞って君との遠さを知った
8
死んでやると呟き開ける冷蔵庫、ミルクは三日で飲み切らなきゃな
8
巣立ちゆくその背が滲む「花粉症が酷いですね」誤魔化した春
8
タコ口を 左右にクルクル 回したら 嬉しい変化が あるかもないかも
8
車窓には鶯谷のホテルネオン 次は大宮 雪深き地へ
8
テレビでは悲しいニュースが流れてる。「悲しいね」って誰かと言いたい。
8
書店での逢瀬重ねる春の夜 新潮文庫の天はギザギザ
8
思ほえば 喜怒哀楽の 彼岸にて わななくわななく 触れし柔肌
8
天をつく梢めがけて花昇り白梅の咲く枝黒々と
8
雨温み 風緩み 空の碧 霞かかるや 薄墨流し 春の色
8
もう二度と 目覚めないかも そう怯え 眠りについたのは いつが最後か
8
あの時「ケツゴム(笑)」と笑ってくれたからシもツもソもンもきれいに書ける
8
いつもならみんなが集うこの場所も今日は私の別荘みたい
8
この海はまるで泥だと言うけれど私にとっては空と同じ青
8
久々にラジオで野球きいていていまネトフリの契約をする
8
遊び猫手当たり次第転がして真面目な犬は 我に吠える
8
午前二時 ラジオをゼロに合わせたらボーダーラインを踏み越えてゆけ
8
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