Utakata
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「真夜中に鈴の音がする」子の言に 耳を澄ませば「それ虫の声」
16
物足らぬ 焼酎求め台所 暗がりに聞くスズ虫の声
19
ぬるま湯に身体の芯をほどきつつ瞳閉じれば夏終わる音
17
4
ヶ月 余命よく超え生きた愛犬の強さ称え悼む
13
はにかみて 席立ち譲る 青年に 素晴らしいよ!と 眼差し送る
26
ゲームする子から「ラグい」を教わりてナウなヤングに死語を教える
14
もう二度と 会えぬあなたを思い出す 口癖寝癖 最後の言葉
8
遠雷に冷たい風に黒い雲 風情どころかここは千葉県(また?)
14
給食を食べ切るまでは席立てず掃除の埃舞う中ひとり
7
風の音に驚くのみか雲の色虫の声にも秋は来にけり
7
はんなりと涼しき眸(ひとみ)花桔梗 浴衣の襟に風の吹き抜く
7
爆弾を抱いて散った若人の無念の叫び雲のみぞ知る
19
「目が泳ぐ」ということは顔は海 どこに行くんだ俺の眼球
8
遠き日にもつれた糸が切れぬよに LINEの文に会いたいを織る
6
暑さ避け午後五時からの農作業 日暮れ早まり秋の足音
6
M
サイズ着たい自分の頑張りに期待し購入。タンスで眠れ。
6
冷房の効き目が弱くない時はだいたい外も涼しくなってる
6
煌めきのステージ立つ君見上げても合わない視線にふと我帰る
6
蟻ならば せっせと働き続けたかもね 甘い香りの君に絆され
6
夏麻
(
なつそ
)
引く命いとほし思ひつつながらへば
倦
(
う
)
むうつろふ
一期
(
いちご
)
6
安らかであれと願った沈黙を想えば花が降りそそぐとか
6
おまじないなのかな あの子いつからか姉さん指の爪伸ばしてる
6
日ごとにぞ変わりていたむわが身かな空行く鳶にこころ慰まず
6
「犯人はエカテリーナ!」と書かれてた エカテリーナはいやしなかった
8
玄関をぬるっと踏んで帰宅するホームランより葬らん感じ
5
朝メシは カロリーメイトと ジャスミン茶 よく飽きないねと キミも食べてる
5
繰り返し見ている動画繰り返し見ている動画繰り返し 見て。
5
全てに飽きた 全てを知らないまま思う 何がそう思わせてるのだろう
7
「また今度」じゃなくて「来週空いてる?」と予定の海に
錨
(
いかり
)
をくれた
13
大海に浮かぶ二本の流木が 寄っては離れかけゆく月夜
8
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