一分で 六・七回 人により 四・五回が 癒しに到る 側頭按摩 あんま ※ ゆっくりゆったり按摩≒「ほぐし」や「マッサージ」
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あの日より増えたピアスも傷跡もきみに見せない澄ました顔で
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資料、思慮、 死霊のような 白い顔 知りようもない 心労の致死量
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非常勤の年間契約を更新す。エィプリルフールの日とは知りつつ
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主軸たる 者が操る 刺さらない 言葉の本意を 知る由もなく
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蔓伸びてひび割れた像の罪背負い堕ちる一片連れては行かず
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服の裾にくっついたお米粒を取る、その手の指の結婚指輪。
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調子乗り 万能感に 酔っていた ケガして沁みる 未熟な自分
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毒吐かれ泣いてた事もあったけど笑えた事しか思い出せない
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花の雲 さざなみ運ぶ 春風や 見とれながらに 聴く弁慶鐘
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新年の 言葉の消費期限とは 三月までと 気づいた四月
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春雨で 落ちた種から 芽が吹いて 苗にしようと 掬うスコップ
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うつむいて浮き世の泥に埋まるとき生まれたことの虚ろに問うて
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甘さ沁みる 祖母の言葉と シルベーヌ 祖父の背中に 道標得る
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吉牛の椅子に深ーく腰掛けて、夜勤明けの脚軽くさすってる。
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袖破れしジャンバーを畳んだのち春巻きを噛むなり四月
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今世では私じゃ届かぬ幸せをあなたが掴みとること祈って
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ドンドコドン 父の部屋からビートが漏れる 絶対寝落ちだ 彼は白寿
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「よかった」と 「よかったね」との 微妙な差 「ね」に言われるの 他人事ひとごとと/偏った感性です、悪しからず
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デパートの香水売り場通り過ぎ甘き苦しの思い出が舞う
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問ひし間にこぼるる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
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どれだけ美しい花も、結局最後は君の涙で散るんだ
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片隅に薊の花も麗しく緑息づく彼女の箱庭
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ゆるしてとニヤついた顔ぶらさげて 赦せないことたくさんあるのです
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丸窓の かまちに煙れる 桜花 雨にしなだれ びぬる
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さくら咲き そのつづきにも さつき咲き ふわりと記憶 やわく霞んで
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満開の一夜明ければ降りしける桜並木にピンクの雨が
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大雪で折れし令法りやうぶ躑躅つつじありてあはれに思ひ鋸を引きたり
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穏やかに微睡む君のその目元揺れるまつ毛はゆりかごのよう
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生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
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