ピーマンと パプリカどっちが レプリカか? パーマンたちが ボタンを探す
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新品の食器洗いのスポンジや新規案件早よ馴染まんか
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虹の橋夕焼け空に浮かばせて硝子細工とくらべてみたい/折句・入学
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古都の夜の宿の池辺に鹿ぞ鳴く春の嵐を愁うがごとし
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ガッツリと 食べたい気持ち あるはずも あっさり系を 身体が望む
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我が家から 歩いていける 唯一の  ご飯屋さんの 閉店を知る
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降りしきる雨に打たれし桜花さくらばな色落ちもせず散りもせぬかな
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「好き」「嫌い」 好きから始まる 恋占い 幸せに向かない 4枚の葉っぱ/四つ葉のクローバー
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隣レジ スイスイ進む 会社員 ぼくはゆっくり さりとてすすむ
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小名浜の凪を見に行く祖母の海住の江の岸に寄る波よるさえや 夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
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ミサイルが飛ぶ可能性ゼロでない空を姿勢よくベンチたちが見る
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トンネルの暗さに足がすくむけど留まるままで暮らせはしない
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洗い立てコップに残る口紅が罰らしいよね 早く出てくよ
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桜咲く住宅街を通り抜けスーパー巡り松葉茶買った
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明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
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本当の春はここからと 葉桜をきっかけとするあおき季節よ
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二千年戯れ過ぎた洋神のその救済に和の八百万
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新しい 命継ぐべく 旅にづ 降り立つ土地は 風に任せて
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いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
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萌ゆる野のほのかな髪を撫でる日は風かろやかに吹きながれていく
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気を張って電車の中で踏ん張ってみんなロボットテリブルトーキョー
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春仕様 猫と私も 衣替え 言いつつ寒く ストーブ囲む
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春の世にひとりたたずむ夜桜の散りゆく様は夢にこそ似る
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一歩目で 水のたまり場 踏み抜いて みなもゆらめき 春のなきごえ
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取り囲む山並み雲に溶け込んでとろり鈍色梅の白冴え
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咲き匂ふ 職場の窓外そうがい 公園の桜を眺めつ食む おむすび/職場の隣には公園
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小説みたいな恋をしたのに漫画みたいな転け方をした
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おもしろいラジオが終わりつまらない朝がそこまでやって来ている
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我たちを楽しませる義理もないけれど今日ははかなはな散らしの雨
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生まれては死ぬ一筋の軌道にも銀河に勝る我が身複雑
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