生かされて今が幸せ喜寿の秋 ともに歩みし妻に感謝す
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背をあずけ公孫樹いちょうの樹齢はいかばかりコツンと落ちる銀杏ひとつ
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青空も 曇りも雨も 嵐とて 胸に染み入る 長月還暦
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墓参り曼珠沙華咲く野路のじの果て青い山並み峰の白雲
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人生は棺桶までの暇潰し終の棲家の墓石磨く
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つまの分 お昼を追加 五連休 地味に頭を 使う労働
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自転車イチョウ並木をひた走る落つ銀杏ぎんなんをよける台風後たいふうご
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報われず変われなくても秋の空 たくさん食べて午後も頑張る 
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なぜなんだ 背中のかゆい とこいつも 届かないとこ ばっかじゃないか
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黎明に酒傾くる貴女には 我が手届かじ長月の雨
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刀身に映る背中が道しるべ散るまで燃やせ明日を見据えん
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雨やんで洗濯物を乾かして一泊二日彼岸の帰省
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夏の果て  空 碧かすみ 陽優しく 何をか思い 独りごつ 陽ぞかげりゆく 薄墨の空
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かのひとも見まほしきいま ひんがしのやまのはそめし宵のむらさき
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水際に立ちさざ波を眺めつつあの離別の日池の底へと
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ゴールドやシルバーなどの連休も老いには単なる季節の変わり目
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この青じゃないと泣く子のパレットに涙が落ちて青よりも青
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恋焦がれ 金木犀の雨の中、君に伝える言葉を探す
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猫の手が解ける君を実況中 包丁を置いてにゃーとひと鳴き
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歳経れば枯れむと人の言いしかど甘くなりゆく涙ブレーキ
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さみしいか?なんて、けらけら実家発つ 同じ宇宙にいるよね母さん
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花束と余韻を抱いて二十九時始発の駅に五時の人々
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一夜明け廻り舞台の秋の空 昨日は雨傘今日は日傘で
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風の中強い西日に弾かれてゴミ舞うように散る赤とんぼ
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なぜだろう世界はとても優しくて…優しくないのは私のほう、かな。
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明日には 忘れるであろう その声も 「ありがとう」なら 思い返せる
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リモコンの冷房ボタン押したから九月下旬も今日までは夏
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本当に言いたいことは言えずしてただ内巻きの貝のごと泣く
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朝焼けに 金木犀が香り立つ 台風一過晴れ渡る空 
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トイレクイッ◯ルの内の袋が銀色で「新作…?」「!ナフサ(不足)由来か!?」/ポテチは見慣れた
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