Utakata
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こもれびを紡いだような手触りのブランケットを探しています
12
朝起きて冷えた娘の足がある いつにしようか湯たんぽ支度
11
御仏
(
みほとけ
)
の微笑みを目に焼き付けて柿の色づく
斑鳩
(
いかるが
)
を去る
20
ハンガーにセーラーブレザーかけたまま慰められた曲の数々
14
夕暮れの 銀杏並木に 降り積もる 落ち葉を蹴って 空を見上げる
10
溝
(
ドブ
)
で咲く 花みて思うその覚悟 金網越しに 咲き誇らんと
15
建物が消えた景色の違和感は抜歯のあとか痛みはないが/近所の解体
10
近頃の 農家の軽トラカラフルに 黒やオレンジ翁が乗れり
13
白竜が横たふ如く雨降りの山あい渡る重き霧雲
22
今でこそ もらった言葉 御守りに あの日私は 目を見もせずに
9
バイキング 旅行だからと言い訳し 朝からもりもり2人前食す
9
頼りない そんなボクだが 君だけは 笑顔にしたいと 健気に思う
9
二合瓶生けて咲きたる小菊かな いのちの不思議ひととき見せり
9
はむはむと 煮干しを食べる 猫の口 そりゃうまいわな 開けたてだもの
10
春樹らが走る路地裏片隅でコインロッカーを蹴り開けし龍/敬愛なる村上龍様
19
世の中のすべてが通り過ぎていく 読んでない本、行けてない国
8
倍速で転売ヤー動画見つつノールックでラー油ぶっかける
13
足場くまれシートでかこはれ薄暗き寓居は
一月
(
ひとつき
)
お化粧直し
8
何者にもなれない夜を嘆くより何者でもない夜を謳おう
8
秋になり ご飯美味しく 寝やすくて 最高だけど 体重だけは、、、
8
在りし日の 写真にあるは 姿のみ まことのあなたが 匂い立つ秋
9
くりかへし読むにすぐにも忘れてはかなしきものを
齢
(
よわい
)
なりけり
9
妹の 家族訪れ 我が生誕 祝うろうそく 甥と吹き消す
9
居酒屋で観ていた日本シリーズの結果さておき君に会いたい
7
錆色に軍手は染まる鎖場を続く仲間と峰を越えゆく
13
ルビ多し妣(はは)の写経に秋ほたる 闇に消へゆく光かなしも
9
金製の 家を建てると 言いはるが 金箔使い 金閣寺真似 /鍵
2/2
7
綿パンに襟無しシャツでいざ出勤 足元見れば昨日の革靴
11
ひらひらと散る葉のゆくえ 目で追って 今日も生きてる いま、ここ、自分
9
柿の実の 軒に吊るせし 家並みも 今は昔の 秋となりけり
11
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