門口に座布団積みて哄笑わらひと ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
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混じり気のない殺意だけ転がして明日の運勢占ってみる
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引っ越して 光が差し込む キッチンに 気づけばずっと 一緒のサボテン
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頂き物 喰わずに帰る 春の家 想いを馳せる 娘の笑顔
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真中まなか昨日の雨から顔を変え 夏日迎える静かなる朝
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割引をさせまいとの陰謀か 一向に開かぬエネオスアプリ
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死にかけの人が死ぬのを待っている天使がハエのようにむらがり
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江の島も富士山も誰のものでもない ただに正しく楽しめばいい
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現実の引越しだけでは足りなくて届出に次ぐ届出祭り
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「一人前の歌人」と言はれ嬉しくも詠み難くなる自意識過剰
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久々に つくったリース もろそうな ドライフラワーに 小技仕掛けた 
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思ひでは焼いてしまおう馬なめし武蔵野原とかへりゆくまで
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もう動かぬ分かっていても拾いかねるベランダにひっくり返った蝉を
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などてかは春の夜風にふりにふる花と過ぎにし月日追ふわれ
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神がさえ 虚妄に喘ぎ奉る 世界いよいよ暁も無く
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関係が消えてゆく夜少しだけ明日あすが来るなと願ってしまう
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凧あげよガザでアフガンで遠州で子よ無事にあれ空高く高く
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凪ぐ風に 貨物列車の は優し お休みなさい 「Good Morning」おはようございます
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昨日落としたポップコーン今日食べる 思い出の味 しけた塩味
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約束ちぎり場所 窓から望む 蒼天の 南山なんざん肴に こいねがうけり
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ほの暗い体育館に残る音 セロハン越しに光る粒たち
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賑わいと 混雑混じり 息できず 「混声合唱」 発展途上
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忖度の推敲かさねた文面のママ友グループラインの行方
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まう初夏の風か 監視員となり子らのボールを眺むビール呑みながら
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「コメ黒」の コーヒーの香を 嗅がせけり お目々ぱっちり 木彫りミミズク /コメダ珈琲北大路店「コメ黒」
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いつか皆あの世にいくのと言うけれど 生きてる今から心配しないで
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砂浜の君の足跡波に消え嬌声<きょうせい>残る温い一日
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蒲公英たんぽぽや庭に届きしわたひとつ植ゑてブタナと知りぬ粗毛あらげ
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十津川の緑青色ろくしょういろは夏を呼び 戸惑う桜は春を終ふ
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春うらら 春一番に 桜舞う そよ風に乗り あなたのもとへ
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