渡る道 綺麗な猫が 目に留まる 猫見送って 信号は赤
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日常の不満や怒り歌に込め多少なりとも慰めとする
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すれ違う浴衣の袖に揺るる花過ぎゆく夏のなごりの光
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昭和より四十五年の月日経て 市民プールは秋雨に閉め(今日で閉鎖)
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黄昏たそがれの川沿いの道ただ一人落ち葉を踏めば誰でも詩人
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降り止まぬ 秋雨続く鈍色の 青空恋し長月の空 
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短パンと半袖シャツの部屋着では肌寒いから秋なんだろう
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巫女の舞終へて少女に戻る夏 ポニーテールを揺らして駆ける
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どんぶりを持ち上げて飲むラーメンの底のスープは星ひとつ増し
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「あと5分」 枕に顔をすり寄せて ねこのしぐさと 同じと気づく
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食わせろというので分けて与えればそれは違うと食べぬ猫さん/何が欲しいの?
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やすらぎを奪う長雨恨めしく鳶なき空の暮れてゆくころ
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電線の工事をしてるゴンドラに乗る工事夫と小鳥の一羽
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ファミレスの言葉の中にいる彼女あらざらむ この世のほかの 思ひ出に  いまひとたびの(もう一度会えれば) 逢ふこともがな 056/100 和泉式部
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理想とは 欲求不満 不条理に 抗ううちに 結晶化する
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山越えて辿り着きにし我が終の棲家(すみか)波の音遠くみたまの許(もと)へ
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繁りたる葛の葉上に彼はいて足を突っ張りて夏空を跳ぶ
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エアコンをぴいっと止めてこの音が夏の終わりの合図なのかな
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宅配が門扉閉めずに帰ってく今度やったら許さないから
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読みたい本無いし心の読み方か空気の読み方を学んでみる
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「こんなひと捨ててしまえば楽なのに」 「それが出来たら苦労しないよ」
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まっすぐに初秋の空へ欠伸して吐息の音に宇宙が揺れた
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暑き陽も 日ごとに冷える 長月の 日灯し代わり たますだれかな
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難波江のみじかき葦の節の間もねむらぬままに聞く虫の声
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空き缶の横で仰臥ぎょうがの油蝉 茶色の羽がカサカサと鳴る
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レモンでは偽りきれぬ少年の嘘を味わうすましたくちびる
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一億が白痴になると嘆かれし テレビ廃れて白痴が残り
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涼夕に お洒落なふたりが 並び歩く 足取り風趣な おしどり夫婦
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キミだけが 忘れた間も覚えてた 今度は私が思い出すとき
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堂々としておりました 堂々としていなければ泣きそうだから
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