明け方の キンッと冷えた 空気越し 冬がこちらへ 駆け寄ってくる
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秋深み星の舞台の静けさに健やかなるを祈る夜長よ
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今君が 吹き渡る千の 風ならば 月に泣く我 どうか見つけて
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厚切りの 戻り鰹の脂身が 醤油に揺らぐ虹色の酔い 
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深夜まで かかる採点 コメントは 寝不足ゆえに やや辛口に
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冷え冷えと小雨の朝にバス並び各行き先へ向けて発車す
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死にたくて 買ったケーキを 食いあまし 明日のために ラップをかける
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ママ友のさそいに急遽のっかってきゅうくつになる暦を見やる
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朝夕がひんやりすると思いきや足音立てて霜月が来る
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巨人負け大谷出ないこの季節松井監督期待値マックス
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朝露をしろく纏ひて彼岸花(リコリス)は誰がためむすぶ祝ぎの水引
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家で観る ホラー映画の お約束 暗くて映る 自分の姿
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物憂げな夕陽を深く吸い込めばお隣今夜は南瓜の煮付け
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花すすき咲けるところを秋にして心のうちぞ寂しかりけり
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天の川 二星(じせい)見送り息をつく 次は我が身と願うが悲し
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刻(とき)の色まとひて咲ける酔芙蓉 うつろふままに暮るる夕映え
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入れない 君がシロフォン弾いてゐる音楽室は すぐそこなのに
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ああ君は 初めましてのニンゲンに 温もり求めてひざに乗るほど
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うたかたの えんで繋がる この世界 残り人生 楽しからずや
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エビデンス 論理やデータ見せられて でもなんかヤダで決めるのがいい
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東雲の 斑の雲に 忍ぶれど  茜の衣 隠し得ぬかな 
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外来に昔の仲間の集いたり体重の話題秋の朝なら
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やわらかなたるみを愛でる子どもたち筋トレする気なくす秋の日
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月毎の鈍痛が来た苛立ちに輪をかけるように解体の音/近所の解体
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目を閉じて 三つ数えてあの鳥が 飛んだら君を待つとしようか
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影さえも光と並んで歩く日に 忘れかけてた場所に帰ろう
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手のひらに 季節外れの つむじ風 見知らぬ誰かが 斬りつける
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ドアノブが 悲鳴を上げた 油さす 私の身体も さしたいもんだ
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軒下の 豚の置き物 なんだろう ばあちゃんに聞く 夏の縁側
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柿一つ 鳥の来ぬ枝 空広し
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