山茶花の 木陰に潜むミズヒキの 小さき赤に雨粒濡るる 
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日々かたくなりゆく爪を切り飛ばし膝にのる子の明日は芋掘り
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夕月に命のうたの響きあうこの寂光を君に捧げん
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深夜でも煮沸している哺乳瓶  乳のにほひに父となりゆく
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舌を灼く堅いもめんの湯豆腐が 胃の腑に落ちて秋の夕暮れ
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お高めのアイス食べても治まらん不調のときは寝るに寝れずに
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秋になり 離れて暮らす 家族には こんな気温と 寒いマウント
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同僚がにこにこ配るしいたけを焼いて頬張る秋の夕暮れ
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葉と蔓が立派に育って見えたって地中の芋は掘らなわからぬ/不作だった
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平成のYouTubeの中に生きる亡兄わたしの今より若い姿で
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老医われ働き盛りは過ぎたれど閑居はすまい、明日は月曜
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赤コキア茶色になりて箒(ほうき)草コスパ最高庭の落ち葉掃く
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裏道のまばらに散りたる枯葉見て 木の葉のささやき ヘッドホン取り
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残照は家並みを影に浮き出して窓の灯(ひ)朱(あか)き秋の黄昏
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とりあえず 何もかけずに 食べてみて 俺は静かに ポン酢を置いた
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Be動詞 ありおりはべり いまそかり 単語でさえも 五七五(リズム)を刻む
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他の者に 想いを寄せる 君知れど 想わぬことの えもあらぬかな
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往復してたLINEの途切れたあとを 何度も見て寝れぬ夜長の
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いよいよと 再度入院 心する ただただ黙し 煙草プカリと
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この世界 何処にも君は 本当に いない何処にも あなたはいない
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名の知らぬ美しい鳥の声聞けば広い宇宙が開く心地す
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梨なんて今年はとうに諦めて普段のバナナとたまの林檎と/一玉四百円なんて
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老い進み 誰も見ないと 知ってても 投稿すれば 心も癒える
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不本意に微笑む日なり間違えて名前を紹介された時にも
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夢ごこちふわふわゆらり舞い上がる七色シャボンに透ける秋空
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抱擁の熱わけあって果てたなら冷たささえも愛しく思う
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父の言う「星の死を君はみていると思え」を胸に抱き今は一人夜をゆく
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優しいと得をするのを知っている 知らない人がいないくらいに
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雲ゆきて 月がほっこり笑顔見せ おいでと招くよ まぁるいコキアに
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休みの日上手く手を抜きしてるフリ仕事あるから疲れてると、姉/介護愚痴短歌
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