自販機の あったか〜いと つめた〜い ひとさし指に 迷い箸見た
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スマホなく 電車で文庫 めくる指に 紙柔らかく 文字目に優し
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秋桜を風あるように活けし午後 部屋の空気のふわりと動く
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枕辺に 届くコオロギ寂しげに 秋の朧の十三夜かな 
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乾かないスエット上下の登場に秋だと思う雨の部屋干し
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よく映る自動ドアを見つけては 警備員はもみあげ揃える
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しじまにて答えを待つより自らが温度分からぬ水に飛び込む
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傷ついたら謝るけどさ君のことを「河馬」って僕は言っただけだよ
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雨上がり 鳥のさえずり 空高く 木々の雫くも 光をまとふ
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オンボロのトースターからでたパンと吾の心のムラは似ている
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ゆくりなく我にまとわる秋津(あきづ)かな汝は何れの魂(たま)かとぞ問う
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夢を見てあなたの予感がしたけれど 私は超能力者じゃないから
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留めなく 流るる秋の 霧雨に 吐き出す紫煙も 呑まれていって
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保健室で過ごすと決めゆくパワハラの社会の授業は受けたくないと
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春日路に夢さめたれば若草の霧祓いたりまほろばの里
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晩秋の忙しなくなくも世の百舌鳥 風の流れに身を委ねたい
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精一杯受け止めてゆく言葉たち文字から声を想像してみる
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ひとりでも 頂きますと 手をあわす きみは 愛され 生まれたんだね
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外来診(み)終へ医局で珈琲味はひつつ短歌を詠むは老医われの至福
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伏すごとに 思ひ浮かぶは いつも君 逢はぬ夜さへも ほころびにけり
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君の手で 改造された この一生 なんとか手網を 取り返すまで
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鳥の羽根より軽い個人情報ぶら下げて生きているみたいだ/個人情報とは
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鬼子ゆえアキノセイタカアワダチソウ 愛でられずとも勝ち組の花
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とき時雨 袖のばす風 鈍色に 瞬く空の うらお月様
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ううん別に、 なんでもないよ ちょっとだけ 頭を撫でて 欲しかっただけ
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三毛猫がいつもの2倍喋りだし、秋の夜長に気づく十月。
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静けさや 月も隠るる 枯れ野原 かすみの奥に 君を呼びつつ
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どこまでも青い地球で平和だとよむ・かく・うたう 僕らはいきる
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ギリギリで 通勤してます やばいけど 三分遅れ 遅刻するやん /X
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きみのため書いた散文アルペジオ離れた指に隠れた叫び
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