静脈に 造影剤が 入(い)りはじめ 冷たさ覚ゆ 前腕(ぜんわん)の肌 /PET検査
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若い頃むかしはね 世界の終わりに誰といる?と思える余地があったものよね
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中指をそっと伸ばして押すいいね 秘めたるものは片道切符で
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流行はやり事 ポンポコポンと かじり付く  長き行列 まさに平和な
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肌の艶 教えてくれた セロトニン 手の温もりは 消えないままで
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身の内をぐるぐるしてるこのこころ 歌にせずしていかに生きてく
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願わくば 貴方の旅路の 一駅に 思い出の彼方 笑顔よぎれば   
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夢如く 旅路の途中に 温もりを もたらすために 訪れし君
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観桜は満開の花に 花吹雪川を流れる花筏まで
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夢で会う秘術を知りに通ひける名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもかな /025/100 三条右大臣
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宵闇に 染めぬらし わがおりは 胸の打ち音なふ 重圧の籠
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うばたまの 我を咎める 音もなく かたぶくまでの 月を見しかな
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海峡を翔んで行くらし推し活のたま 「韃靼海峡渡るてふてふ」のごと/BTS公演
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ランドセル 傾けながら ゆく背中 見送る朝の 光眩しく
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撮りためた スマホの写真に エセ短歌 添えたフォトブック 作ってみたで →🦓で
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深層の 心の傷を さぐるよに 鈴の余韻は 永くふるえて
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早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそとさき花咲く
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イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
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ハナミズキ送迎会の道光り白き花びら空へ羽ばたく
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土瀝青アスファルトの片隅 さき名も知らぬ白き草花 健気に咲く春
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いきなりの突風で桜 吹雪舞ひ 夜の憂いも空へばらけた
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順番は桜の次に桜桃さくらんぼ咲いたものだが園地はすたれ/後継者無く
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手水舎に 穢れ清める 湧き水の 指慈しみ 水ぬるみけり
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鶯も桜もちゃんと春やってる 吾は怠惰を恥じつつ愛でる
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「善意は善意を敵意は敵意を」に「石器時代」の協議脅迫/イランアメリカ
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亡くなった母が出てきたからこれが夢だと気づき起きて少し泣く
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花の色はうつりにけりな緑色あをいろに卯月よにふるながめせしまに
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まだ推すか 身も金も灰 積もれども いのち焦がすを きるとぞ呼ぶ
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あわあわと新宿駅に暮らしてたあの人々は何処に隠れた?
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半袖じゃ寒く長袖着りゃ暑い袖をめくればうざったらしい/部屋着の迷宮
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