楽したいただそれだけの気持ちから「差別」を「区別」にすりかえるんだ
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投票の雪路につづく足跡の果てにいつかのサーベルの音
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ベランダの手摺に積もる雪を見て溶け行く雪もただ眺めてた
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曇りなら粉雪見上げ、晴れならば星座を愛でる。それだけの冬。
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「真夜中のチュッ」とラインをくれる仲「好き」と言われたことはないのに
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虐げる人の醜きプログラム直せぬ無能われは凡人
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黙々と 歩く姿は 徘徊か エキササイズか  ほくそ微笑む我
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連絡をくれたと思えば「ドラえもんの道具で欲しいものはなに?」って
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伏せられたカードをサッと返したらあなたは実は天使なのでしょ?
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沈む時 与党に入れた君 僕と残ろうね一緒に甲板に
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バス停で肩にツバ吐く男あり「何か用かな?」笑みで投げかけ
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午前四時 目覚めて月を探したら 孤独を溶かす 蜜のしずくだ
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今日もまた納豆もやしを並ばせて財布の底の静かな反乱
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幼子がいない我が家の節分は鬼豆抜きの手巻き寿司なり
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群青の そら雪洞ぼんぼり 月あかり 描く吾の影 「まっくろくろすけ」
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恋情は青年ならば純情と 中高年なら劣情と言わる
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薄雲に覆われて尚満月の 光が届く夜の明るき
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ベランダの隅に残れる鳥の糞木の実混じりか紫にじむ
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外うちに鬼福分けずにしなやかに 人生をゆく一度きりだし
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今を見る自分は何をしてきたと 過ぎたことだよよく頑張った
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衆院選 恵方えほうしめす 政治家を  望む民草たみくさ 煎豆いりまめに花  
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通学路 やけに小さく 見えた秋 こんな風に大人に なってくのかな
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きみに宛て、消したツイート 見えてたの? ありがとう、わたしこわがりなんだ
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クシャクシャにしちゃった貴方 味覚紙かくしよ折りれば負けなのノット・デリシャス (②・正しく丸めてサクッと合格)
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粉雪が牡丹雪へと重くなり雪ベラで知る節分まぢか
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孫の手紙 ひらがなの文字 漢字に変わり  前進みゆく 君は中学生
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淡々としてるふりして 種を蒔く いつかあなたを助けるように
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「幸せが逃げるよ」君の口癖に 私は溜息 見せすぎたのか
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春近し ワラビぜんまい フキノトウ 土をかき分け 出ておいでー
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ここ数年 親の顔より 見た歯科医 最近看板 入らぬ視界に
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