こんなこと バレたらマズイ おしまいだ 留守電の声 何度も聴いて
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頬に落つ 翠雨は熱を 奪わずに 唇に露 指して流るる
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露天風呂即混浴と思うさが治らないまま老年になる
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ここで二人 別れた 若葉咲く枝は 分かれて交わる ことはなかった
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おめでとうと薔薇の花籠届けられ 一年のさち約束さるる
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身代金 要求のなき 失踪を 逸早く わが疑いにけり /南丹市小学生失踪事件
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花も散り暑さが寄せる今はいつ 春と夏とのあいだの虚無期
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九州の男が堕ちる地獄にはご飯の準備する人はいない
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おさ」にして 争いの種 撒き散らし 血で血を洗う 世界再編
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珊瑚の美 狙うヒトデは胃で舐める 眉をひそめる食性の怪 (ある歌への感想込み)
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トーストに 新玉アスパラトマト載せ チーズを挟み まるっと春パクリ!
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そよ風のしずかに吹いてゆらすのは雲色淡いうすい花びら
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紫雨浴びて 枯れゆく頬も なまめかし バス停までの 藤のまやかし
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柴犬の子を連れ 道の端歩む母娘おやこ 「気をつけてね」と見守りぬ
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ひい孫が零れ桜の通学路嬉々として行くのどかなる朝
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暑くなる予感の朝や紅ツツジ 花見の風邪の癒える間もなく
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価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
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遊歩道 すれ違ひざま 我がすねに 鼻着けし犬 触れ合ひぬ時
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探偵の子供が大人に戻る日と今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな /素性法師(コナン)/ 21/100
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畑中の 桶なるものに 石を投げ 反撃された それは肥溜め
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不味そうだ カンブリア紀の 海の幸 寒鰤焼きつ 観るEテレ
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卯の花が咲く月としてそう呼ばれ 爛漫春に芽吹けよ卯月
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などてかは春の夜風にふりにふる花と過ぎにし月日追ふわれ
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菜の花に ひらりひらりと 戯れる モンシロチョウの 美しいこと
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凧あげよガザでアフガンで遠州で子よ無事にあれ空高く高く
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凪ぐ風に 貨物列車の は優し お休みなさい 「Good Morning」おはようございます
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賑わいと 混雑混じり 息できず 「混声合唱」 発展途上
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春眠に 沈む鉛の 左胸 散桜紛れ 塵に微睡む
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月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
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もしかして 何かの間違い だったとか 夢見の悪い 夢みてたとか
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