年々のならいの如く今年また春節際の獅子を見に来つ /神戸南京町
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転んでも タダじゃ起きない 人生に お天気マークが 咲きますように  
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君とゆく桜の階段抜けて空 耳そばだてて 孫はまぼろし
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くゆる火の あをあをとして いとむすび よりてふりむく からめてしせん
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芽を解く春一番に喜べる人羨まし花粉悩まし
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衰えることを受け入れ諦める それがなかなかできないもので
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認知症 扱う番組 増えたけど 深刻な事態には触れられず / 校正しました
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もぎたてのぶどうを反芻するような純米吟醸の爽やかさ
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洗濯日和に恐縮す 自然のようにいかなくて 次もある
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干菓子来てさていそいそとお茶選ぶほうじ茶なんかが良いんじゃないの
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最寄駅 四十五分 片道で ポカポカ陽気に 歩いてみたが(;´-`)
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花小屋の おばあちゃんの あかぎれを 春めく風が  やさしくなぞる
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枕辺のメモの上(かみ)の句の字はよろけ下(しも)の句なきは淋しげに見ゆ
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ジャンバーを着ない散歩が続いてる花粉も舞ってる春はもうすぐ
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ファインダー たった一人を フレームイン 流れる記憶 秘めてた恋慕
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流れ星じゃないって あれは秒速5キロで進むしかない点P
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シュワシュワが少しだけのチェリオを飲む 早く病気が治るといいね
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報道を 我が身の内で かみ砕く 新しきかな 弾ける世界
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「ふ(2)じ(2)さん(3)」 とだじゃれのような今日の日を若きらは「さぶっ」と言いにけらずや/2月23日富士山の日
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実害はなしと言えども詐欺メールに騙されし事心蝕む /詐欺メール
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赤の他人→橙→黄色→緑→青→に至って 胸先に恋慕レインボー
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老いもお芋ふたりの 人生散歩 手とポテト手はぎゅうと 結ばれ一緒馬鈴薯
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砕かれた器のように美しさ欠けている空強き風吹く
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頸筋に 小春日和の ぬるき風 君の匂いを 纏い知らせる
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きみに「もういい」と言われた歌で世界を驚かせるつもりだった
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穏やかで 優しい気持ちに なれるのは 黒羊駝あの子蒼瞳羊駝あの子の お陰です
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春が好きと言うことさえ忘れてた 蝋梅ロウバイの雨粒を払えよ
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二日月 奏る律の 調べ追う 未練なのかな 彼女の吐息
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正解は どこにもないのに 丸がつく そんな世界に ペケをつける
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きずあとをなぞる指先冷たくて 沁み出すわたしとわたしでないもの
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