干菓子来てさていそいそとお茶選ぶほうじ茶なんかが良いんじゃないの
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弾ける泡 アイスクリームと さくらんぼ 茶会の話題は 愛すクリムト
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「日本はスゴい」はとても気持ちいい 汗も努力も不要なりけり
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白妙のひらみ袖染むる秋夕映 うつつなき君触れん手は伏せり
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耳心地 よい風音が 突として 軍歌に支配 されてみなさいよ
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全員が 全て考え 生きている 自由の代償 晒され牢屋へ
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透明人間になって君が読む本のページを眺めていたい
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ジャンバーを着ない散歩が続いてる花粉も舞ってる春はもうすぐ
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雛鳥が薄氷うすらい蹴って空目指す 泡の弾けるソーダ水越し 
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昼間から暖房つけず凌げたがさすがに寒い如月の夜
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報道を 我が身の内で かみ砕く 新しきかな 弾ける世界
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言問ひしかそけき声は季指の端 昨日をも知らぬ深緋こきあけの傷
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もう蒼瞳きみは ご長寿羊駝 元気でも 変わりはないか 毎日心配
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樹つらら 雫したたり 宝剣の 端(は)に朝日さす 銀嶺の鉾(ほこ)
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お金ない お金がほしい 口癖の  ように言葉を 吐く人が苦手
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実害はなしと言えども詐欺メールに騙されし事心蝕む /詐欺メール
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冬あかね 憎めないから愛になる あんたの声は夜の幻聴
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赤の他人→橙→黄色→緑→青→に至って 胸先に恋慕レインボー
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老いもお芋ふたりの 人生散歩 手とポテト手はぎゅうと 結ばれ一緒馬鈴薯
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砕かれた器のように美しさ欠けている空強き風吹く
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穏やかで 優しい気持ちに なれるのは 黒羊駝あの子蒼瞳羊駝あの子の お陰です
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春が好きと言うことさえ忘れてた 蝋梅ロウバイの雨粒を払えよ
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「これだけは捨てられない」と父は言う ゴルフボールに宿る魂
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陽気から我慢できずにビール飲む症状悪化の花粉症也
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かんなぎのひとみ濡らせし神のこゑ何をか問はむ揺らぐ夜明けに
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薄明に 鳥の囁き 数多聞く 大将(カラス)以外は よく知らねども
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伊丹発福岡行きの定時便 洗濯物干す我を見下ろし
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吾妻山 種蒔きウサギ 顔出して 身を乗り出して 急ぐ春なり
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かもめらが 夜の帷を めくりあげ この街の海に 朝がこぼれる
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ゴッホ展に娘も誘い予約する たのしみを待つことの幸せ
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