古木なる幹の根元の陽だまりに胴吹き桜 風に微笑む
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花言葉「純潔」と言う白き花 足を止め見るスノーフレーク
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カスミソウ優しく包み彩りの華々映ゆる春の晴れの日
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霧雨の花はしとりと散りゆきて繋ぐ手解く「さよなら」もなく
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赤っ恥晒して生きる我が身には 新芽青々 心ひいら
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わが好む 写生の歌と 異なれど 幾たびも読む かの人の歌 
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交差点 信号脇にポツンと献花 消え去りしいのち そっと手を合わす
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優しさが 我が身に届く この香り 思わず手に取る 柔軟剤かな
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みちしるべはいつも光って見えている 少し遠くを歩いてる君も
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猫の恋うるさいなとは思えども痴情の縺れの殺害はなし
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キリストは 偶像だよと トランプ氏 分かりますとも 天皇国家
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ころしても それで仕舞いだ つまらない 地獄をみせて 死ぬまで愛す。
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できるだけ一緒にいよう あの星で青い夕日を見るその日まで
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身の内をぐるぐるしてるこのこころ 歌にせずしていかに生きてく
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我が世間 猫の額 ほどの広さ 隅に手の届く 居心地の良さ
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「 存在は 指一本で 消せますよ 」 そういう輩 うじゃうじゃと
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音もなく 気配も消える 暗闇に 問いを求める 脳の深くに
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職場去る 難病やまい得りたる 先輩は 足挽くる春 涙零したり
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久々に会った知人が離婚したことを知る結婚式の卓
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淡空にそよぐ葉色は水綾のほのかに吹かれゆらめくひかり
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連日の行軍のせい痛む脚ゆっくりでいいただ止まらずに
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創作は諸悪の溜まり場と化して 現実のほうがまだ福に会う
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友達はできたのかしら 虹の袂で  いまも私は きみに会いたい
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海峡を白波砕き連絡船みるみる迫り揺れる波止場に
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燦々と澄んだひかりに歌を添え小鳥鳴くは淑やかに
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いいねする度に弾けるカラフルをまとめて全部君まで届け
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「かわいい」を、やっと貴女にいえたなら たんぽぽみたく わらってくれた
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ふたりして 「ナフタリン臭いあの人」の 死後には死語と 今更気づき
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ワグネルの(※) 調べに乗りて 海を行く 心の揺れは 波にまかせて ※ Richard.Wagner (リヒャルト・ワーグナー)
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メッセージボトルの代わりに石を投げる 俺の気持ちは知らなくてよい
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