おさ」にして 争いの種 撒き散らし 血で血を洗う 世界再編
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皇族は 上にもありて 下にあり 満州事変95年
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猫の恋うるさいなとは思えども痴情の縺れの殺害はなし
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からまった イヤホン解(ほど)くも もどかしく 繰り返し聞く 留守電の聲
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「りくりゅう」と 言っても老いは  聞き入れず  勘違いしてる  「とくりゅう」と ?
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できるだけ一緒にいよう あの星で青い夕日を見るその日まで
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桜咲く 開花宣言 札幌に とはいえこちら まだまだ蕾 
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我が世間 猫の額 ほどの広さ 隅に手の届く 居心地の良さ
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音もなく 気配も消える 暗闇に 問いを求める 脳の深くに
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神輿みこしは 担ぐものです 世の習い 強きにへつらい 弱きをくじ
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温もりを 感謝を込めて 返したい 我を輝かせる セロトニンの君
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大幟りハタハタと鍾馗様 この頃とんと見掛けなくなり
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職場去る 難病やまい得りたる 先輩は 足挽くる春 涙零したり
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昭和には快速停まらぬ吉祥寺「いせや」の煙ここも東京
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久々に会った知人が離婚したことを知る結婚式の卓
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坂ふもと「帰っちゃうよ」と母が言い「帰ればいいさ」子が言い放ち
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阿片アヘンなり 砂糖まぶせし落花生 ほうけ喰む我 止める術なく
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膏薬を貼ってる腕はまくれずに長袖シャツの散歩は暑い
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連日の行軍のせい痛む脚ゆっくりでいいただ止まらずに
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時季ときを過ぎ いのちを閉じる花殻摘み 再び巡る春を待ちつつ
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「頑張れ」は君のさよなら 波音に滲んで赤きリボンはほど
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夕立に真白きシャツの石鹸はきみを抱きしむ夏の匂いと
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冷蔵庫グァングアンと喘いでる そろそろだよねよく頑張った!
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イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
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散る桜 残る桜も 散る桜 泡の如くに 夢の如くなり
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海峡のことをおもひてゆく呑みの罪深き足取りあたたかき夜
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そりゃああなた持ってるやつが「持つな」って云うから八十年不均衡
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春眠に 沈む鉛の 左胸 散桜紛れ 塵に微睡む
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月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
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もしかして 何かの間違い だったとか 夢見の悪い 夢みてたとか
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