散る桜 残る桜も 散る桜 泡の如くに 夢の如くなり
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そりゃああなた持ってるやつが「持つな」って云うから八十年不均衡
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春なれば 『田村』謡うと 取り上げし 和綴の本の 紐切れて居り /観世流大成版謡本
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ああ、これで一冊目の歌集がつくれます製本はしまうまフォトブックで
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まだ力む 背中を掠かす ひらりひら 頑張れと言わぬ  桜のエール
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砂浜の君の足跡波に消え無邪気な声にかぶる潮騒
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八十歳 大国の長トランプさんの 反抗期 拳振り上げ 銭むしり取る
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向日葵や ※   米国の長トランプさんを 張り倒す あんた一人で 何が出来るの ※「角川春樹氏」の本歌取りです
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我が内に 大局観は なかりせど 「金」「金」「金」カネカネカネか あるじトランプ
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石ころは 転がりやがて 丸くなる そんなわたしに なりたくなくて
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多人種の 飛ぶ脳空か 都に密す 高きビル裂く 未知「道」が消す過去
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弾よりも速き我らのエイトマン光を越ゆる武器なき頃は
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本州の桜に浮かれる人々を視界に入れることなどもなく
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ダイサギよ ドブほとりで 何を見て 何を思うか 春雨の中
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ありがとう 「でも危ないよ!椅子の上」 お転婆の母 まだまだ元気   
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に割りて竹に光るや月の如 姫はなにゆゑ竹に入りてや
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泥んこの童が今日は貴公子に澄まして歩く入園の道
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春待ちの弧を描く月笑みこぼし明日ゆく君の標とならむ
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咲き初めしもっこうばらに風ひかる 髪梳くやうに水を遣るひと
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​ファスナーで夢をこぼさぬようにして 眠るチケット起きて時間よ
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つんでれの春と出逢って三十年桜のようにいつも降られ、て
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桜色絨毯如く散る上に黄色い花の蒲公英が咲く
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溶けにくいコーンスープを飲むほどの寒い朝でもなくなってきた
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あの海の砂できらめくペットボトル純情だけで満たされている
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咲けば散る 愛しきゆゑの 儚さに 夢か現か 桜花日月
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雨に濡れ灰色空を飾るのはピンクの灯り花冷えの午後
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寂し気に立ち去る君よそよ風の香る春の日別れの季節
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リンリンと鳴るベルの音自転車の下る坂道春の風吹く
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バタバタで子の水筒はメビウスの帯となり新学期三日目
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肩書きなんてなくても私であるだけで愛されてると思える日々へ
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