雨降りが憂鬱な日だとするならば私の身体は雨が降りそう
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弁当と天国行きのチケットを鞄に詰める午前四時半
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夜明け前 日の出を急かすかのように イソヒヨドリの笛の音響く
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殺人に使っちゃダメだ包丁は殺した後の調理に使え
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折々に思いもよらぬ蹉跌来る世に萎縮する客人なるゆえ
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ムダなもん  削ぎ落として  佇まう  結局のところ  シンプルがええ
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新生活one styleを二人にてゴミ箱さえもひかり輝く
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ブロンソン脳裏に映るクラウディア風の平原スキャット渡る
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外からは何も見えないお屋敷の水の音する池に舟かな
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明日こそは花の便りを掴まえに南下してみる北国の春
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いまきみのラインがくる気配がした スマホを見る今日の幸せ
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花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
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自らは 十代半ば 黄泉の人 吾を見つめる 吾が抑えり
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さくらんぼ さくさくらかな さくらさく さくらのにわの さくらやさくら
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父も母もいない花見であまりにも近くに墓があったことに気づく
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コストコのレシート拾うゴールドの会員らしいシャツを買うひと
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アメリカが爆弾背負って来る明日わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身を尽くしても 逢はむとぞ思う 20/100 元良親王
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新調のスーツ姿入学式 やがて氷河期来るとも知らず
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六十歳むとせ とは全生涯だ泣きぬれて審判せよと額づいてただ
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真偽とかどうでもいいから抱きしめて 言葉より温もりがすぐに効く
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昨日より確かに花は散っていて枝の緑の向こうには雲
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今だから 分かる尊さ 彼の二人 桜の散ってゆく 今だから
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世が世なら勅撰集に載るはずの吾輩の歌貶すの誰だ
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本来の 役割果たせず やさぐれて フテ寝している エアロバイク 
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雨の音 煙るにおいと甘い味 みんなわたしを気にも留めない
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風生の 句のそのままに まさをなる 空よりさくら しだれつるかも /富安風生
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海と目を合わせなければ江ノ島は 迷子ばかりがいるような道
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運悪く嵐の中のお花見も花弁が傘を飾るからアリ
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信じたの 星の名前に詳しくて 裏表がない人だから
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旅に発て着の身着のまま知らぬ街立つ駅頭の新鮮さ
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