企画書で 熱く商談 若手社員 今月退職 素振りも見せず
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たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
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レンズから図鑑から世の解像度どんどん上がる足を運べば/自然観察
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レコードになったことない作詞家の夢レコードを聴くプレーヤー
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朝露に にじむ街の 宝石など 持たないだろう うたかたの人
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家守り十五年経て奮い立つ 春時雨裁つ君の復職
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立ち寄り湯人のまばらな薬湯に知らぬ媼と桜を語る
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姑の植え残したる椿の木赤と緑が春の陽はじく
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雨上がり ひときわ映ゆる 花の色 清らかさとは 後に気づきぬ
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すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
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フィンランド発のスポーツ「モルック」の魅力にしばし時を忘れて/デイケアでやった😄
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雪花(せっか)ほど 縁に欠けある 飯碗(めしわん)に 囲炉裏火映り 麦飯を食む
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想い出は儚く散りぬ花吹雪 青葉が照らす反対車線
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たづねきて胸に芽吹きし一枝ひとえだを 春の夕焼ゆふやけ そっと染めゆく
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つまらない すべての膿を癒すのは フリーレンの むふーくらいだ
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AIへの依存を避けて距離を置く 友達ひとりなくした気分
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見た目は不釣り合いだけど何故なの?だって人として男前だから
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凛として  寒さ忍びて  花咲かせ  春の日告ぐる  深紅ふかくれないの花
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胸の中、レースのように重なった思いがいつか真珠をつくる
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我としては月一のぜいたくとして  かつやのカツ丼梅をひとつ
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真っ黒な生に戦慄く海の色死の優しさの青に変わって
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漂白された街を駆け抜けるくろしおよ 海もみかんも見飽きただろうか
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新品の食器洗いのスポンジや新規案件早よ馴染まんか
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我が家から 歩いていける 唯一の  ご飯屋さんの 閉店を知る
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小名浜の凪を見に行く祖母の海住の江の岸に寄る波よるさえや 夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
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ミサイルが飛ぶ可能性ゼロでない空を姿勢よくベンチたちが見る
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​葉桜となりにけるかもわが恋はふりにしのちも世はあをくして [ 題詠 葉桜]
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いつだって そこにいるのは 私がいい 右側が良いと言う あなたの隣
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桜咲く住宅街を通り抜けスーパー巡り松葉茶買った
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気持ちを詩に綴るなど出来る筈もなく広がる虚空 以下余白。
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