風が吹く風に吹かれるカーテンを透かす光はもう春の色
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コーヒーを淹れる数分 未来には内緒で僕を取り戻す場所
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困難の 多き時代を 歩き行く 百年先の 未来は如何いか
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弛めたる 身体に沁みる 歌もあり ラジオの時間 一人の時間
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生きてきた証と思うしみ、しわも 鏡の前の薄化粧の春
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花便り昨日は尾道 今日 は伊勢 上野を経れば弘前に花
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すごい眠い。あの日のLINEを読み返す。今なら許せる。すごい眠いし。
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叶うなら誰かの為に死にたいと不調極まり思ったは真
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アオサギよ 引地川より 飛び立ちて 何処へ行くのか 春の光へ
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少しずつ 見えなくなりて 少しずつ 聞こえなくなり それでも生きる
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本物は 阻まれようと 生き残る そしてそのまた 逆も真なり
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北風と雑巾絞ってかじかんだ指先で送る励ましLINE
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暖かき イランより来て チョウザメの 居る海に降る 雨を寒がる /2016年10月25日カスピ海時雨
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燃やしたら 骨と灰しか残らぬが 仕草も会話も私でしかない
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まかないの湯気の立ちたる肉うどん 喉の熱さを閉じ込めている
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スカートを一回折って考える 姿見を見てやっぱりやめる
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水底の砂のお城に誘われて歩くせせらぎついてくる影
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いつまでも想ってるのはわたしだけ魔法の言葉で片づけないで
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メチャ手際  ええスタバの スタッフに 追いつかなきゃと オタってしもた
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再婚に 人並み外れ 臆病に われの心は オセロのよう
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ため息で 伝えることは できなくて 昇進しちゃった 現場を離れる
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苔の森をオレンジの幕が閉じれば街の灯りを補うような星々
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いつもなら 似合わぬだろうと 避けていた  勇気をだして 新たな私
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各地にて 開花予想の 来たる春 ところがこちら 雪の知らせが
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液晶の青き光に浮かびしは誰が指の跡ぞ名もなき塵か
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偉そうにするなよ、私。毎朝のバスであの人に会うの期待してて。
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Wi-Fiもない電波も悪い仕事場で、来ないであろう返信を待つ。
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どうやって野球見るのかわかるかいまだガラケーの人に聞かれた
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ジェット機が来るよと星は天涯ゆ壺湯に浸かるわれに囁く
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これからを生きる彼らが心地良く明るく歩く光ある地へ
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