冬あかね 憎めないから愛になる あんたの声は夜の幻聴
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赤の他人→橙→黄色→緑→青→に至って 胸先に恋慕レインボー
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老いもお芋ふたりの 人生散歩 手とポテト手はぎゅうと 結ばれ一緒馬鈴薯
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砕かれた器のように美しさ欠けている空強き風吹く
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きみに「もういい」と言われた歌で世界を驚かせるつもりだった
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穏やかで 優しい気持ちに なれるのは 黒羊駝あの子蒼瞳羊駝あの子の お陰です
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春が好きと言うことさえ忘れてた 蝋梅ロウバイの雨粒を払えよ
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二日月 奏る律の 調べ追う 未練なのかな 彼女の吐息
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春よ来い 呟くあなたが 美しい だから私は 春を盗む
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きずあとをなぞる指先冷たくて 沁み出すわたしとわたしでないもの
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どこからか さっと現れ 動けない 車助けて 日常戻る
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幸せ増やす エンドルフィン ドーパミンに オキシトシン セロトニンも必要
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空っぽの袋に入れるもの探し 赤ちゃんからのライフワークで
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君のためという一言に背徳の臭いを嗅いでただ聴いている /背徳の忠言
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あっちむいてブイ 勝敗より終わったこと祝って夕飯は二百グラムのからあげ
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結婚をしたいかどうか聞かれたら「日によります」と答えるとヨシ  ※元ネタは指原莉乃さん。朝井リョウさんがTVで目撃したらしい🤔
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人間が 苦手な蒼瞳羊駝きみ 自ずから 駆け寄り来た日 嬉し涙す
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産休に はいる部下との 送別会 胎動感じ 寂しき日々よ
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そうでしょう?自分のことより子の事は命捨てても守ってやりたい
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なぁ悪魔、助けてやりたい人がいる。私の命で手を打ってくれ
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ラブラブのハスキー二匹を唸る犬 恋の火花を春が覗けり
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かもめらが 夜の帷を めくりあげ この街の海に 朝がこぼれる
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僕たちが 不動と信じ すがるのは 昨非今是の 正義に過ぎぬ
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消化器は倒せばアワワ銀と立つ誰も触れない日々を見守り
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ふた七日なぬかゆきくれてゆく梅の香に弄されて満つ夜半の月かも
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涙星 泣きたいときは鳴けばいい いつかは渇れて 忘れてくから 
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日本の妄執剥がす人なれば 濁流あれど打ち負かしたり
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駅に来た物産展で買う菓子は送料思えば安い買い物
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「Utakata」の句 読み切れずとも わが心 うち解けてゆき 未来開ける
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ひとつずつ明かりを消してゆくごとく  闇の深さに星を求むる
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