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死を思う人よ生き死に自由なれど私はあなたの居る世界を望む
11
晩秋を想い緑の葉をつけし山下公園いちょう並木よ
11
菜の花に ひらりひらりと 戯れる モンシロチョウの 美しいこと
11
飾りギター君がせがんだイエスタデイ
F
に痺れた
L
o
v
e
の想い出
11
現世で 能ある人に
誠
(
まこと
)
なく 足を洗えよ 分相応に
11
カンガルー 厳しき自然 母子ともに 乗り切ってなお まだまだ続く
11
隠蔽を見て見ぬふりの日本人 陰口コソコソ報告しようよ
11
混じりなき
静寂
(
しじま
)
の中の 賢きに 頭を預け また身を預け
11
朗読で 聴く「芥川」 最高で 人導くも 波にのまれて ……
11
心配だ 母にも重い ランドセル 知らぬ子らとの 初の登校
11
愛おしむ 我が子の肌の ミルク臭 同志を求め 漁り見る句集
11
蛙
(
かはづ
)
鳴く井手の玉川来て見れば岸の山吹今盛りなり
11
桜舞ふ バスを待つ
間
(
あゐだ
)
に 愚痴をこぼし合ひ 笑ひ合ふ同僚と
28
戯れに 答え求めて 幾世紀 今で云うなら 学者馬鹿?
18
今日だけは逢いたかったし今日だけは声が聞きたいキミから着信/ありがと
22
つい歌に落とし込むクセ抑えつつ気持ちの煌めきだけを
掬
(
すく
)
って
26
多種国語まとめて作る 新種語 の淘汰 抗え桜の我ら
16
休日の特典としていち早くカレーをいただく午前十一時
10
朝顔の種蒔きて鉢に水を遣り飴玉ころり食みて笑む子よ
10
武田山
古戦
(
こせん
)
の跡を
偲
(
しの
)
ぶれば澄み咲き誇る
勿忘草
(
わすれなぐさ
)
よ
10
幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
10
リセットのボタンを押した気がしたの、桜眺める校舎の前で
10
ファスナーで夢をこぼさぬようにして 眠るチケット起きて時間よ
10
つんでれの春と出逢って三十年桜のようにいつも降られ、て
10
桜色絨毯如く散る上に黄色い花の蒲公英が咲く
10
溶けにくいコーンスープを飲むほどの寒い朝でもなくなってきた
10
あの海の砂できらめくペットボトル純情だけで満たされている
10
咲けば散る 愛しき
故
(
ゆゑ
)
の 儚さに 夢か現か 桜花日月
10
雨に濡れ灰色空を飾るのはピンクの灯り花冷えの午後
10
寂し気に立ち去る君よそよ風の香る春の日別れの季節
10
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