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水仙は白と緑でできている「仕事やめて」と言われた昨日
10
岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る
草花
(
そうか
)
の 色新しき
10
スワンと人の多さに驚きながら不忍池の桜満開
10
勝手にも
吾が家
(
わがいえ
)
含む ここらへん 縄張りとする ダミ声猫
10
あご髭に白さもまざる海老蔵似友はとほくにありて輝く
10
あの頃の俺は深夜に生きていた灯のない部屋に流れるラジオ
10
麗しき車操る神たちの競う緻密なアニメ素晴らし 「MFゴースト」
10
次の期の受注が見えぬ年度末トマトのパスタひたすらに喰う
10
速
(
はや
)
雲に月はとどまり流されず 見え隠れせど位置は保ちぬ
10
雨音は他の何をも遮りて仕事進みしありがたきかな
10
想像の果てに宇宙の全能の神へ捧げる言霊一つ
10
七十路の君の復職迫り来て震える凝りを溶かす山の湯
10
ぽつねんと庭先に咲く花桃の紅白濡れて門出の
朝
(
あした
)
10
菜の花の 苦味が鼻を ぬけてゆく 熱燗にして 「立山二合」
45
断捨離を苦手としてる私には執着というガムが付いてる
46
隅っこの花梨の花はひそやかにそっと春呼ぶ桜の陰に
46
次年度の 事業計画 練りながら 部下のクレーム 溜息混じる
25
スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
28
春だから
桜桜桜
(
はなはなはな
)
と 人は云う 気候
違
(
たが
)
えて 何を花とす
16
昨日まで蕾も今日は咲いていて眺める吾は歩みを止めて
13
春の日にキャベツ畑のモンシロチョウひらひら舞いて卵産みつけ
14
「夕飯は 何食べたいの?」「なんでもええ」 っちゅう口癖の 禁止を命ずる
9
横に立ち 「今日は何?」 覗き見る 肉や野菜を 絡めてゆれる
9
お下がりの紺のブレザーボタン留めまわってみたり姿見の前
9
夕方に螺旋を描く筋雲と同じ形の物を持ってる
9
憧れが醒めてようやく恋を知る 産毛の光るきみの横顔
9
暗闇の二駅先に最寄り駅改札くぐれば無呼吸の町
9
会見後「また嘘言っちゃったよ…」と頭抱えてるのか?トランプ!
9
雨音でお酒が進む休みの日。それはちょっとだけ寂しいお酒。
9
探偵が追えど不敵な笑い声残して闇に消える怪人
9
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