結局は内干しうちぼしとなり予報にはウソはなかったと安堵する妻
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狂気とかではないけど切りたくなる 心ととのうキャベツの千切り
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丁重に エレベーターまで 送らるる 小株主の おほけなさかな /2026年3月30日株主総会
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ライラック花屋に届けてもらったと喜ぶ父の声が弾んで
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どうしてかどうしてでしょう王子様(芙) / 花の宴(えん)にもお姿のなく(虎杖麿付句)
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山肌を 染むるとばりの 残照に 君の面影 重ね映さむ
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窓開けて雨の香りを胸いっぱい木々の吐く息彩<いろどり>そえる
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イヤホンはちいさな鎧世界からぼくをまもって壊れぬように
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風呂上がり ダビデのような ポーズをし 鏡の位置を なおしたりする
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期待せぬときに雨は降るものと 納得をしてはなは散りゆく
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本当はすべて綺麗だ 狭量な僕が認めぬ歌があるだけ
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新たなるバイオテロをも匂わせる 各地で起きる桜の倒木
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叶わぬと知りつつ祈る掌はただあたたかき血潮の流れ
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本気だと嘘の顔して告げる日よ 逃げ道となる四月一日
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母さんが勝手に空に逃げぬようベッドに柵と番猫を置く
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介護日々 旅はお預け 数十年  今夜の風呂は「由布院」でむ😄 /明日は道後!
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目をやれば地味に咲きたるタンポポの綿毛は揺れて季節移ろふ
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青池の底まで透けるかなしみも 芽吹く枝には勝てない春だ /美瑛
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年かさね連れ合い頼り並み歩く陰の長さも重なりゆけり
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春風が 戦ぐ川岸 桜道 ビール片手に 夫婦微笑む
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「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
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足跡を波に消されて抱き寄せた君は海より深くはかなき
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今週の五枚のシャツに火熨斗かけ いろいろなこと平らに均す
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理屈では説明出来ない行間をどう扱うかがその人なのかも
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ロシアにも 種を落として 厭わるる トランプに似る 悪茄子(わるなすび)かな
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人生に今日がなくとも困らないやうな1日をする真面目さ
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目に見えぬ 手の届かぬ 淋しさと 移れば変わるは 浮世の習い
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春風の中自転車が心地良くもうすぐ坂だ気合い入れよう
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溜め込んだ 想い放てば 空ひらく 桜溢るる 弥生の暮れよ
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さようなら はじめましてが 交差する 年度末から 年度始まり
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