トランプの事を頭に掠めつつそれでも暖房こころおきなく
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フリースの袖を伸ばして新聞を読めば静岡真夏日だとか
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さすがもう平気なんだとまだ有った冬の名残りを仕舞う暑さかな
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紺色の代車を借りた駐車場忘れて赤い愛車探せず
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手に触れてカチャッと嵌るカラクリで筆を持つ手は歌を綴って
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凪ぐ風に 貨物列車の は優し お休みなさい 「Good Morning」おはようございます
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賑わいと 混雑混じり 息できず 「混声合唱」 発展途上
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春眠に 沈む鉛の 左胸 散桜紛れ 塵に微睡む
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月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
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もしかして 何かの間違い だったとか 夢見の悪い 夢みてたとか
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備蓄品 ガサゴソしてる 猫たちに  娘の名前で 声荒げてた
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買ってきてと頼んだものはなにもかも忘れてカヌレ買ってきてくれた
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散る 春を惜しみて 泣きしたたり  雁帰る
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「美しい」 でも「大好きだ」 一致せず 100分の1 貴重な合間 
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春寒の 朝に流るる 連日の 嫌なニュースに 八重の桜わななく
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トランプを「ドナルドさん」と呼ぶ人の挨拶薄曇り空にきく
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「次豆腐」 次はパンだろ「 いや豆腐」無駄な諍い呼ぶセルフレジ
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暗いこと嫌な事まだあるけれど どうぞ皆様明るい方へ
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山肌の川の初めに湧く水の 可愛い囁き瓊音ぬなとの響き
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乳飲み子で 一生終える 人もあり 「右も左も」 何が大事か
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キッチンにキャベツを刻む音だけが響く一人暮らしの独り
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初めての孤独な夜に泣き叫び、かけがえのない君になっていく
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宣ひし貧しきものぞ幸はひの証を問へよ楼閣王に
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一年をおいた再会それぞれがそれぞれの一年を思い笑いし
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黒猫は 遠くに去れど ほうき手に 少女は再び 空に向かいつ
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醜さと汚れ滅ぼす時迫る人間たちへくだす大鉄槌
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教科書を 使わぬ算数 野外授業 子らも先生も 足もとはずみて
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雌待ちの 蚊柱くぐる 人の群れ いづこより来たりて いづこへと去りぬ
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遊歩道 頭上に一つ ユスリカの 夏たてる 雌待ちの蚊柱
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カーナビに 困った質問 し続けて フザけんな💢って 言わせてみたい
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