恋焦がれ あなたの言動に悩まされ なにも分からず 月を見る
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こころなしアライメントが混沌に幅寄せしてる現代人よ
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人里に降りてる熊は眠らない でも人間は冬眠シエスタしたい!
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これからの未来の話をしませんか 朝ごはんはどっちがつくる?
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永遠の愛だったらよかったって何度思って後悔したか
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沢庵たくあんが 企んたくらんでいる 托卵たくらんを これで笑った 自分が悔しい
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朝との境界線に照らされて我が主役とばかりのしっぽ
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言の葉に 包み届ける 短き歌 この声すらも  狂想曲 カプリッチオ
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十二月 なったとたんに 一年を 振り返りもう まとめに入る
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幸せって何だっけ 過去の自分は楽しそうだったな、と 溜息一つ
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愛されているかもしれぬと希望めく息吐く君よ鍵ちゃりちゃりと
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知らぬ土地にも工場や家々があり人がいて暮らし行き交う
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来し方の小さく見える日のありて 相模の湯屋は紅葉のなか
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ミュージカル 残すは二年と 伝え聞き 僕の恩刃おんじん 『刀剣乱舞』 /鬱初期の命をゲームに拾われた
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のちの世もまたのちの世も共にあれ 推しと私と刀剣乱舞
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嵐吹く 私の中の海もまた 光のどけき 日を 願いつつ
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愛犬の匂いの残るこの布団 そおっと下ろす小さな骨壷
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十七年たくさんの幸せ有難う! 愛犬キミのお家よ 骨壷を置く
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短針が 5さし長針 2をさせば 母帰りきて ともる電灯
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訃報欄思い出深き人の名をしみじみ眺む秋深き日に
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今秋に終わりを告げるアスファルト肩に積もった雪を降ろすよ
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澄みし空 三日月の色 温かく ほんのり照らす 遠き地球ほしまで
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清らかな空気に包まれ癒される 小春日和の出雲大社で
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幸せな夢から醒めた午前二時 草木を寝かしつける木枯し
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透明な砂がこぼれていくようなまだあたたかい夢をみている
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寒い夜は 妻と囲みし二人鍋 湯気を肴に晩酌進む 
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兄妹の愛しむ日々にザル菊の二千の株に温もりの秋 / 小田原の鈴木様の庭園
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服えらび ふとふりむくと そこにねこ 音もなく来る それもかわいい
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淹れたての コーヒーの香りは 時を止め 秋空の雲を しばし見送る
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わかりますお願いメールに対応の読売歌壇にペンネーム欄/とてんからさんへ
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