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「 存在は 指一本で 消せますよ 」 そういう輩 うじゃうじゃと
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音もなく 気配も消える 暗闇に 問いを求める 脳の深くに
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職場去る
難病
(
やまい
)
得りたる 先輩は 足挽くる春 涙零したり
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久々に会った知人が離婚したことを知る結婚式の卓
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淡空にそよぐ葉色は水綾のほのかに吹かれゆらめくひかり
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連日の行軍のせい痛む脚ゆっくりでいいただ止まらずに
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創作は諸悪の溜まり場と化して 現実のほうがまだ福に会う
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友達はできたのかしら 虹の袂で いまも私は きみに会いたい
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海峡を白波砕き連絡船みるみる迫り揺れる波止場に
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歳をとり生きているほど難解なこの世の摂理を教えてください
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燦々と澄んだひかりに歌を添え小鳥鳴く
音
(
ね
)
は淑やかに
透
(
す
)
く
12
いいねする度に弾けるカラフルをまとめて全部君まで届け
12
ふたりして 「ナフタリン臭いあの人」の 死後には死語と 今更気づき
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ワグネルの(※) 調べに乗りて 海を行く 心の揺れは 波にまかせて ※ Richard.Wagner (リヒャルト・ワーグナー)
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母猫が 仔猫を連れて やってきて 僕の釣果を ぜんぶ持ってく
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イヤホンの接続無効オバさんの耳から漏れる中森明菜
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晴天のながれる車窓にはこぶのは千の足取り千の思い出
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働き手 金の力で むしり取り ふる里は失せ
「ああ上野駅」
(
★
)
★ 伊沢八郎さんのヒット曲
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半袖に一枚羽織ってちょうどいい 空気に混じる湿り気と青
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善人を無個性、不気味と
嘲笑
(
わら
)
う者 世を照らす光知らぬ愚者よ
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晴れ風の運ぶ香りに目を瞑り瞼の母と花を親しむ
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麻裳よし キューバの国に 似る雲の はぐれてやおら 形崩るる /米国に狙われるキューバ
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「もみもみ」の 妙なる歌を 携えて 来る人あらむ WEB短歌に /もみもみ:定家卿歌論から
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あわよくば 近づきたいと ひたすらに 願う私を 貴方は惑わす
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あのひとがほほえむ写真のモノクロにツツジの赤がひどく滲んだ
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坂道を風ひんやりと吹き抜けて隣家の庭の藤棚ゆらす
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咲いていた花をおくびに出さぬ木はクラス替えした友達未満
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目でも
食
(
は
)
む 創作懐石 ひと皿に なんと鮮やか 初夏の彩り
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かっくんと顔を真上に振り上げて錠剤を飲む 父のしぐさで
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ひんやりな布マスク数の少なさに夏日でかすめどまだまだ四月
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