Utakata
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今日も始発、みんなすやすや、電睡ごゆっくり
7
雨のため、都心もそんな海沿いと温度差なく、でと一桁は寒いホーム🚃待ち
7
うたを想ひ記憶の栓を開封し炭酸水のごとく溢れる
7
誰も見ず 誰も知らない 一輪の 花も生きてる 精一杯に
7
躁鬱は皆が家出る時間帯一番眠いまだ横たわる
7
寒いけど冷たいビール飲みたくて冷蔵庫開け缶ビール置く
7
夜カフェバー 行く服どんな服なのか そういや分からぬ 誘われたけど(DJイベント‥ますます服が分からぬ)
7
下校途中寄り道してバッタ捕り
G
P
S
で全部バレてる
7
国を挙げて開発すべき安全で濡れないカッパ自転車用
7
八方へ六方踏むか やじろべい コミュニティはダイバーシティ
7
目に映る 赤と緑が街を染め 鈴の音鳴らし クリスマスへと
7
帰りの電車空いてる、座れて、8人中7人携帯と会話
7
現代っ子 洒脱似合いし 北の富士 力士なし得て 天往く初冬
7
セール期は 我が身酷使し 身をやつす 休日出るかを 悩む朝なり
7
心身を壊してまでも職辞さぬ息子月づえ二十五になる
7
新しい朝が来たとてそんなには希望湧かぬよラジオ体操
33
晩秋の淋しさ募る庭に舞う迷子の黄蝶を包む
石蕗
(
つわぶき
)
28
ひさかたの 光る
尾花
(
おばな
)
の 刈り
損
(
そこ
)
ね
明
(
あく
)
る夏にも また
蔓延
(
はびこ
)
らん
20
大好きな爺の手のひら夢に見て眠る
白猫
(
しらたま
)
寒空にひとり
24
居酒屋のハンガに吊った我が背広 くたびれているくたびれている
28
透き通る波打ち際の結晶はいつかこぼしたガラスの記憶
15
雨はまだどこかで静かに降っていて 母を待つ子の枕を濡らす
8
上野駅 酷評自動ラーメン機 酷評だけに食べてみようか
6
しゅうまつはきみお手製のカレーごと化石になってしまえたらいい
6
疲れてて 何もできる気 がしなかった いつも元気な キミハドウダイ
6
地方紙によると暑さで紅葉が例年よりも遅れるらしい
6
秋の夜の、長き時間に、故郷を 想う心は、たわわに実る柿。
6
散りばめた星くずなどとは言い難い君が散らしたビーズ拾えば
6
衝撃だジバニャンたちのせいなのか。 神社で遊ぶ映画の少年
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兄の妻 我驚し その方は 母が裂きたる 元部下なりと
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