サンシュユの黄色の花に実りある香りに貰う持続の明日
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トキワハゼ 平凡こそが 非凡と言う 稲穂と笑う 花へと感謝
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君からの 返信を待ち 午前2時 心踊りし 月まで登れ
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AIを見下す者はAIにすでに負けてる想像力で
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止めておけ神はお前に手を貸さない降ってくるのはお前のツバだ (★評論歌へパート1)
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桜花散るを誉れと戦場に蕾みの学徒征きて帰らず
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春風の 吹き通う野に 口ずさむ 妙なる和歌の 調べ愛(かな)しも
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駐車場 手持ち無沙汰の 両の手を 隠しきれずに ポケットのなか
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地図がなきゃ新人迷わず乗り越えろ地図は任せろ日曜だけど
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ゆく先を  悲観するでなく  生物の   未来は誰にも  わからんゆうこと
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下り坂 緑の風を 切りさいて 少年だった 日に戻る午後​​​​​​​​​​​​​​​​
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瓢箪の湧き水を飲む僕の傍 溺れたシダを掬ふ手白く
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真夏日に肩を叩かれ振り返り春の背中を見送る夕べ
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期限切れ 鎮痛薬を 服用す ひと月ならば 大丈夫かなと
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日曜に月曜からを指すときに今週来週どちらを使う
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マウントに馴染まぬボランティアなれば柳に『スルー』の風を吹かせて/自治会にて
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鳶の短歌思わずいいねしてしまう私の町はトンビが多い
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追い越しに暗黙の礼交わしつつ自転と自動 国道の旅
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撮りためた スマホの写真に エセ短歌 添えたフォトブック 作ってみたで →🦓で
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かろうじて路上に残る花びらが春の証しの汗をかく午後
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目印はミニこいのぼり京都での外国人のツアーの列は
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映像の凪の海には眼に見えぬ うねりに満ちた波の本質
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まだ卯月となりの部屋にうたた寝の夫のクシャミ二つ三っつと
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桜散る時期を越ゑ 十八歳を迎ゑんとす 我が犬の天命
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母の年齢とし 越して今なら分かること 親の心と子とのギャップと
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桜餅 花見団子を 分け合いて 衒(てら)うことなき 長き交わり /原谷苑花見
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さまざまの ひげの形の 絵のありし 街角近き ファド博物館 /リスボン
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花の芽を野鳥に喰われポツポツと咲く桜花これもまた良し
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影色をほのかに染める春雲は羽かろやかに風に舞う蝶
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からまった イヤホン解(ほど)く もどかしさ 本音を訊くのも 難儀なことぞ
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