ゆらゆらと のどかな車内で 読書かな 輝く海も 山も我呼ぶ
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環境の変化を嫌う性格と 分かっちゃいたけど寝れず寝れず
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なんじゃらホイ?? 隣の座席の女児がガン見 視線の先には‥ああ、猫髪留めな(笑)(帰りの阪急電車)
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「お遊びは、もうお終いだお嬢ちゃん」 無慈悲にも月曜の朝が来る
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右斜めうしろからみる君のあご ゼリーですらも良く噛むんだね
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お体にお気をつけてと言うことはいつも本気で半ば祈りさ
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父さんが鍋焼きうどんを食べている冷房がんがん効いてる部屋で
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今年ももう半分過ぎた早いねと去年の今も言った気がする
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臨兵闘者皆陣烈在前って唱えて 冷水シャワー(古いプールなのでお湯が出ない)
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良書とは天地あめつち知らしむ師となりし彼我の差おぼゆる旅先に似て
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水筒を忘れて水を百円で買うときなんか負けた気分だ
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干るきみは見たくないのと手をかざし蜘蛛とふたりで夏の白昼
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カレンダー猛暑追いかけ七月に 雨も降らないああ半夏生
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「光る風」読んで思ったそんな世になるはずないと。間違っていた/山上たつひこ
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サイゼリヤ ワインを片手に笑い合い 明日はお休みこれが幸せ
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備蓄米 流行りものゆえ買う人が大半だろう この国の衆
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独り者綾瀬はるかじゃおちゃめ過ぎ 江口のり子が適役と思う(「東京ひとり」観て)
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趣味ですと御朱印言うたそれきりで神社の写メであふれさすおとん
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キッチンは汚れるからと雲の峰西瓜破れば土に染み入る
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次の日に 忘れるくらいの 思い出を 積み上げできる 僕らのかたち
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ですかって?犬種確認いるよね~柴犬超えのデカマルチーズ
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何もない夜に独りで寝ずにいる意味を求めてまた歌を詠む
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深夜 ぼくを待ってたように動き出すエスカレーター内部を想う
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人生の現在地など知りたくて 『誰でもサロン』覗いてみたり
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生い茂る木々のトンネル通り抜け 後ろを見れば桜恋しき
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過ぎてゆく時間ときに心も流されて 初心に戻り「いつも」に感謝
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六限目 BGMは 蝉の声 塩素のにおい 籠る教室
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いざ会うと上手く笑えずもやもやし あの娘みたいに可愛くなりたい
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沈みゆく こころの色を にじませた 水平線は ただまっすぐで
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午後四時のブラックコーヒー今日もまた 夢路さえぎる分かってはいる
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