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鳥の歌いつしかやみて花寒に空の涙の音のみぞする
15
手のひらを天に差し伸べ確かめる傘さすほどの憂いかどうか
15
この夏に生き残るため
吾
(
あ
)
の部屋にエアコンがくる次の木曜
15
ナッパ服袖とおしたる若き日よスーツ姿に制服を思う
15
木を
枯らす
(
烏烏烏
)
川鵜・椋鳥
(
カワウ・ムクドリ
)
糞被害
(
フン(ヒ)ガイ
)
街の人らも まあ困り顔 (否 🤬
憤慨
(
フンガイ
)
してる )
15
非接触 本質などは 分からずに
「嘘の真実 世を治めたる」
(
Round goes the fake news
)
15
君歌う二つの花の寄り添いを続けるために送るそよ風
15
汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
15
散りぎわの枝をめぐりて熊蜂は春のなごりをあらためてゆく
15
過疎の里ポツンと残るコンビニを遠くに眺め塩のおにぎり
15
階段を下りる膝の痩せ ひと足ごと
吐
(
つ
)
く息にせめて
短歌
(
うた
)
を乗せんと
15
ほんのりと春にきえゆく雲色は舞うひとひらの花びらのよう
15
名残惜し城下の桜ありがとう風がささやくまた来春に
15
あるあるな友情努力勝利なる ジャンプ理論に則した「大河」
15
決闘の日ですあなたはご自身と戦いなさいとスマホに言われ/エモパー
15
焼きたてのキノコベーコン乗るピザと熱いコーヒー一緒にいかが
15
自転車を 走らせ風に 乱されし 娘の髪色 真っ金光り
15
月面の裏にゆくより海峡を通る話題におどる世界は
15
一年の 悲喜こもごもを 知りもせず 昨日のごとく 燕が戻る
15
蛙
(
かはづ
)
鳴く井手の玉川来て見れば岸の山吹今盛りなり
15
書き損じ一枚めくれどなほ書けぬ 写せぬ思ひゴミ箱の底
15
頭上から落ちるフン
避
(
よ
)
け駆けるチャリ予知な想定すべて見えてる
15
五千年、肩の力を抜いたよな土の
顔
(
かんばせ
)
ふところにゐる/釈迦堂遺跡博物館にて
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朝漬けの歌は働く
清
(
すが
)
しさの旨み吸い込み夜に馴染んで
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どこの猫 庭に佇み マーキング? 長閑なるかな この住宅地
15
庭先に 鳩訪れて クルポッポ 幸先よろし そんな気がする
15
雨粒に 打たれ濡れるも 乙なもの 早目の風呂で 贅沢気分
15
春雨と共に舞ひ散る
花弁
(
はなびら
)
は 新緑のはじまりを告げたし
30
川上の名所は疾ふに散りたるや 花の筏は河口に至り
30
昼下がり幼稚園児の足音に揺れて応えるチューリップの赤
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