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何となく幸せ感じる一瞬が 消えずに続く
術
(
すべ
)
ないものか
14
三つ折りに
焚
(
た
)
かれ燃え
居
(
を
)
る線香も うちのひとつぞ
独
(
ひと
)
り尽くらめ
14
ガスグリル魚はダメよパン専用こんがり焼けるわ恋も未来も
14
けふもまた殊更などに非ずして過ぎゆくものをただ見送るや
14
今生に関わる人は三人か亡き両親と今ある妻と
14
来た頃は 周り田畑 外遊び 蛙の歌を また聞きたいな
14
散る桜 掴まえようと手を伸ばす無邪気な君と三度目の春
14
霧雨の花のかすみの柔らかな波紋の浮かぶ春の野景色
14
マシュマロのシュクシュク溶けて今日雨と反し真白な夏雲浮かぶ
14
菜の花は今茹で上がり厨には蒼き香りと春が拡がる
14
水仙の咲く星があり水仙の咲く春が来て花また咲いて
51
スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
28
面会の十五分ほどちぐはぐな義姉の話題は帰宅に尽きる
28
密
(
ひそ
)
やかに降る春の雨 花開き浮き立つこころ鎮めるように
28
春だから
桜桜桜
(
はなはなはな
)
と 人は云う 気候
違
(
たが
)
えて 何を花とす
16
昨日まで蕾も今日は咲いていて眺める吾は歩みを止めて
13
『ちゃいるど』てふ歯科医院にかかりし子のそのまた子の 旅立ちの春
13
たらちねの南の山は白みつつカラスの声に母は身支度
13
いつしかも 車を走らせ 行かばやと 近くて遠い 夏の海辺へ
13
古寺の門をくぐれば背伸びすと
四方
(
よも
)
を眺めるみつまたの花
13
楽しげな嘘が溢れてそのなかで各自が愛を削がれていくよ
13
「ママはどこ?ねえパパ!」「百合が綺麗だろ今年は肥料が良かったんだよ」
13
春淡し 伊香保石段 のぼりつつ 湯けむり越しに 思い出埋まる
13
早春の 寒気なお残る 榛名路を 身を引き締めて 杉間ゆくなり
13
連絡の 遅れを詫びて 汝(な)が妻ゆ 訃報ぞ届く 彼岸の宵に /挽歌
13
徒然に かの君想ひ 筆をとる 短歌に込める
言えず
(
すき
)
の二文字
13
哲学の桜並木を歩む二人は言葉交わさず銀の館へ
13
ぼた雪の 椿枝垂れる 春の朝 雪の間に落つ くれない滲む
13
まっすぐな視線に射られ こころ知る 正すつもりが逆に糺され
13
イランより むんずとふぐり 掴まれて 身動きとれず もがくトランプ
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