声変わりかもしれないね十年後なにを語ろう成人の日に
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悪名が無名に勝る民主主義五十二パーは無関心にて
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雪玉を食らったような木々の幹 除雪車達を恨まないでね
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バタンキュー深夜に目覚め白湯麺ジャンクなパワーを啜ってチャージ
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愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
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塚口の ホームでヒロタの シューアイス 疲れた体 癒しの思い出
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電車図鑑片っ端から覚えてく息子の勢い我追いつけず
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開花予想知らせ目にする小寒に桜満開楽しみに待つ
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道端に年玉袋落ちていた御役御免の悲しき定め
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「プルルルルッ」予約すっぽけ「ごめんなさい・・」ミスはいざなふ別の未来へ
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お日様が照らす窓際暖かく眠気に負けた午後の現文
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結露、結露 滴るしずく拭えどもパッキンの黴ニタニタと黒し
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「おーいお茶」妻に呼び掛けてたなんて 今は爽やかオオタニさん
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車窓から景色流れる冬空に旅鳥くの字ゆっくりと過ぐ
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密やかに文化なるもの永訣し滑稽な世に澄まして混じる
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一面に白き寂寞降り注ぐ庭にくれない差す寒椿
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わたくしと 2匹の猫も 歳重ね 健康のこと 気遣うように
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夕映えの富士を拝める2階窓樹木が伸びて姿を隠す
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極寒の風に吹かれて喫茶店 ハイビスカスの紅茶二杯で
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深海へ週に一度の宅配だ「タコさん、エビさん、お弁当だよ」
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冥王星 着いてビックリ凍る足「まずは炬燵だ!テントを張るぞ!」
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ヘリの音空より爆ぜる争いの気配再び終わらぬ不安
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深爪の気づかぬうちに仄の痛き齢かさねて左薬指
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好きだった。ただそれだけさ。 美化された別れの言葉は似合わないから。
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二十歳頃 サンダル履きでT定規 カッコいいと思っていたふし/成人の日に寄せて
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亡き友と 同じ名前の 菓子食す こんな気持ちで ひとり頰ばる
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限られた逢瀬愛して愛されて夜明けコーヒー飲む暇なしで
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題∶「休日」  今宵のみ  急がず焦れず  ゆるゆると  夢もうつつの  波に身を置く 
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薪は爆ぜ驢馬の吐息が白くむアンデスの峰ケーナが渡る
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窓からの 寝たきりの空 肺病みの 熱におぼろも 冬の層雲
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