その努力復興なんて言葉ではあらわせるまい三十余年
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忘れまいテレビの中の惨状にただふるえてたあの日の朝を
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母が逝き未だ悲しい涙出ず葬式欠席後悔もなく /悲しき現実
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哀しみも今の私の一部なり 焼きたてのパン切り分ける朝
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競馬好き一度でいいから WIN5 夢よ叶へと泡沫神社 (単勝×5で高額配当)
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深海へ週に一度の宅配だ「タコさん、エビさん、お弁当だよ」
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言葉とは土地にて育つものなのか「寒い」以外の言葉知りたい
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ヘリの音空より爆ぜる争いの気配再び終わらぬ不安
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限られた逢瀬愛して愛されて夜明けコーヒー飲む暇なしで
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振袖を着た成人が並んでるマックの列の後ろにいる子
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冬布団 毛布くるまり 湯たんぽに 猫も参戦 布団ぬくぬく
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悪名が無名に勝る民主主義五十二パーは無関心にて
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雪玉を食らったような木々の幹 除雪車達を恨まないでね
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バタンキュー深夜に目覚め白湯麺ジャンクなパワーを啜ってチャージ
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雪の上をスノーボートと共に行く 昔吾子乗せ 今ゴミ出しへ
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悪い夢一緒に覚ましてくれないか 寝起きに点てる深い珈琲
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来週は 皇居で歌会始めかな 恐れ多くも 願う新年
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頬で書く 短歌自叙伝 史上初 たかが手足が 動かないだけ
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明日もまた目覚めることを信じ切り消灯プラス常夜灯オン
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題∶「出勤時」   出で立ちて  後に気づけし  乱れ髪  人目を思い  胸に忍ばる 
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人生は たった一度と いうことを  常に思えば 今よりおかし
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わざわいは 一切全いっさいすべてを 奪い去る されどそれすら かてす君
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はやぶさが 日翳ひかげぞらで いさかうを  地べたでながむ ただの人
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ほんとうの美がどこかしら隠れてる悪と濁りと嘘の世界に
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捨て尽くせ眠りも夢も生も死もたったひとつの信ずるものも
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久しぶり 母のあと追い 歩く道 小さな背中に 胸の奥ゆれる
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あおぞらに再生資源回収のみどりの旗がひらりと靡く
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ゴミ捨てを ねこが じーっとながめてる ようじ用事はなあに どこでねてたの
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土曜日の朝は フルーツ2種と決め りんごとみかんで 気合いを入れる
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銭湯のえんとつ消えてのっぺりとつのを失くした下町の空
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