このお菓子 こんな小さく なったのか はたまた私 大きくなった?
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蒼天を 背景にして 裸木見る 幾日か先 満開桜
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中絶の 麻酔の身体抵抗す わが子守れど はらは抉られ / わたしが殺しました
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明日から 期末テストの 筈だった インフルBで 自宅療養
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スノボーの着地失敗倒れ込み 動けぬ背中に 五輪の重み
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窓辺から聞こえてくるは車の今夜も誰か今を生きてる
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静かなる メダル授与式 語らずも 国境を越え 胸に染みいる
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ぽつぽつと スマホの画面に 水滴が 落ちて初めて 空を見た今日
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針穴が従来よりも四倍と触れこむ裁縫セット吾も欲し
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悪代官お酒に呑まれ顎骨折あらあら大変ご自愛ください
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「人は人我は我」胸に歩みつつ 不意に顔出す羨む感情
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南西の医療のない国でトゲ刺さるあしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む /坂上田村麻呂 3/100
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スーパーでポイントためて買ういちご酸味が多く世は甘くなし
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愛猫の首輪の色に歳月を 自販機の色に季節を知れり
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ぽたぽたと軒下で鳴る音を聞く ずっと騙して もう春だって
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自らと 距離を取りつつ受け入れる 少し上達ヨガのポーズ
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寄り過ぎた足もと少し戻り立つはかりの針の揺らぎおり/改
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息子らに 老い先の対処あれこれと 切々に説かれ 気持ち前向く
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息子らと離れて暮らすことにより 互いを案ずる絆強まりぬ
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席を去る人のせなにし履歴とはたれかと共に在りし日ならむ
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出かける頃次々用を思い出す愚図なるままに終わる我が世か
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今日だけは 君の大好きカリカリおやつ ちょっとマシマシ スペシャルデー/猫の日だからね!
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葬った恋を沈めるなら利き手?それとも敢えて逆にしようか
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二時の列 「クジラ」に君の「ラーメン」は決着つきて煮干しも薫る
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推敲の堂々巡りの木阿弥に螺子とは知らず一歩進みぬ
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暮れ六つの公園 春一番吹く 北に見ゆるは 北斗七星
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種を持たぬ白き侘助わびすけつぎつぎと寒き狭庭に首を垂れつつ
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湯上がりに 姉とふたりで 飲むビール 姪らはココア 日帰り温泉
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二の月はハートの行事いろいろで追いつ追われつみんな狩人
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傾斜道つんのめりつつ下りゆく幻あまた散りばめながら
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