気が付くと今年も残りは一月半今年は障子の張替えしようか
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ラ・フランス食べ頃だと言う家族には 病の我もようなしらしく
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うち廻るメリイゴウランド馬たちはつと陥落せし国よりか来けむ
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病院へ車で行きたいところだが 君と自転車走らせ行こう
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ぐずぐずになるくらいまで傷んだらジャムになりたい 好かれてみたい
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目を閉じてゆっくり落ちる闇の中ひたひた満ちる無様な吐息
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バスに乗り 車窓にふと 目を輝かせ 一つ一つに 思いを馳せる
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歌や詩にAI君はネグラれる かわいそうだがきみには無理だ
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歳末の大売出しとは違うのか何故横文字BLACK FRIDAY
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退職日連れて行ってと 涙する 若きナースと無力な私
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シャワー浴び度数の高い酒を飲む大人になったよ大人になったよ
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慟哭の叫びを僕にぶつけても重さは軽しスマホなんかじゃ
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やさしさとユーモア滲み狼狽える 久永草太若き歌人の歌集を仕舞う
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日曜の朝は作り置き準備 それで大人になったつもりに。
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人の身に余り足りぬと思ひなば ごうと知れ つ身などなし
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霜月も半ばを過ぎたこの頃にアイスカフェオレ飲むとは思わじ
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猫好きの だんせい男性にきいた あんけーと にくくう肉球さんは 3位だったよ(好きなパーツ、1位は、おめめ)
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両足を潮に浸して歩き出す 出来損ないの僕らはモーセ
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転輪の果てをたどりていつの日か朽葉にうずみ寝みいるかも
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せせらぎを見つめ幼き魂は無垢な夢尚いだき続けて
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古町は古い町だがそれとなく新しいこと始まる予感
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まっくろな夜に溶けるみたいにさあ僕の前から消えてみせてよ
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パワハラと言った者勝ち風潮に 一石投ず県民正し
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幸せの粉掛け美味し銘菓食べ幸福を呼ぶハッピーターン
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秋の夜の読書ながびき紙面のにくろき魚の群れ泳ぐ見ぬ
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また一つしのびかねては歌ひつつ歌ひつつをらむ秋の夜長よ
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活き活きと子供らのあの声もせず田舎の校舎今は静かに
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(彦)に戻る 疑惑の人物 県民は 真実あかるみ あるか
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今宵また 眠れる夜に 想うこと ごくごく普通 夢のまた夢
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わたらうも意気のあがらぬ川むかふ 風にとまどふ敗残の兵
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