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医学とは進歩めざましく超えられぬ好きに産まれて好きに死ぬ事
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黒の子猫 見かけて 友と盛り上がる ペチュニアの花の むらさき眩し
20
「こぎん刺し」を習ひはじめし妻の針は溜め息まじりに刺しては抜きて
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一画目が震えて上手く書けなくて インクが紙に染みてにじむ
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世の中が 五七五で 回ってる 訳ではないよ いま何時
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旅路にて霧雨の降る大通り楼閣の上鳳凰が乗り
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自室より散歩の方が暖かい日が照っている師走の初日
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日が照れば暖房つけぬ自室より散歩の方が暖かかったり
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祖父と孫の電話おもつたより長くシャドーピッチの影ながくなり
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数日で 飽きた日記を 懐かしむ 最後の
頁
(
ページ
)
隠した本音
11
いたずらにテレビに映る飽食の時代の終わり間もなくみえる
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盃
(
さかずき
)
に
滴
(
したた
)
る血涙
澄
(
す
)
み渡れ
戦火
(
せんか
)
の消ゆる
蒼天
(
そうてん
)
夢見て【折句:さしすせそ】
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空白に勝手に咲いた水仙が勝手にしおれて勝手にさびしい
11
煤汚れみたいと言われ猫の柄とても愛しい君の個性よ
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群青の空 オレンジの屋根 白い猫 窓越しに見るまだ眠る街
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膜一枚隔てて感じる違和感がスマホと指とでしかわからん/人差し指に絆創膏
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窓から見る 夜の道路に
灯
(
ひ
)
は点きて 外の寒さに 手さすり暖とる
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失言のかたちを借りて本音漏る「そんなことより」「どうかんがえても」
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熱心に漢字練習する子いて我もきちんとしようと思う
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サルビアの蜜を吸い吸いランドセル 同じ色した夕日が沈む
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眼が覚めて仄かな白の満ちた部屋ここから見えない月の光に
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降雪は 許すけれども願わくば 屋根と庭には降ってくれるな/無理ゲー
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3号か4号ならば おひとりで 召し上がれるかも 3号オススメ🎂>美南海様へ😸 それか、プチアソートとか?
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帰り道 月より光る 街灯に ぽつり照らされ 星の気持ちに
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カフェインセーブ時期に聴くCOSMOS温か冬の満月と眠る
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手の上で
解
(
ほど
)
けた白が 囁けど 邂逅し得ぬ
吾
(
あ
)
が
白き髄
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あと八日 今年はこれに懸けてきた 超楽しみで 淋しくもあり
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愛猫と 語らいながら 夢心地 幼き夢を 思いだしつつ
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モーレツを装うスーツ纏っても毛玉だらけのパジャマがイチバン
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新月も満月ということにする 「愛している」を気軽に言いたい
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