トーストに 新玉アスパラトマト載せ チーズを挟み まるっと春パクリ!
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豆喰えば腹膨るるを知る午の留守居の我に春は過ぎゆく
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流れゆく 月日の如く 留めかね いつしか覚めし 仲は還らず
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サンシュユの黄色の花に実りある香りに貰う持続の明日
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トキワハゼ 平凡こそが 非凡と言う 稲穂と笑う 花へと感謝
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まっしろなトルコキキョウをサイダーの空き瓶に挿す金曜の夜
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思ひ出はいのちの碇り うらぶれてうつつの海にただよふ舟の
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水張り田蛙にタガメ水澄まし青空 泳ぐ鯉幟まで
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節句の日今日も草取り田圃這う昼は用意の粽を食べる
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丸顔の ドラヴィダ人と 隣り合い 南インドの バスは旅立つ /羇旅歌南インド
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五歳児にハムラビ法典持ち出して泣くなと説いた母は半沢
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外国の女の子たち訪ね来てつつじの庭で国際交流
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春の陽にひときわ映えし花蘇芳はなずおう日々楽しめというが如くに
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ぽつねん島 枯れ木に若葉 深緑 丸い斜面に芝桜萌ゆ
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おひつじ座 負けず嫌いの君照らす小夜に願うは明日もイエスマン
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あの人はあの子の前じゃあんな顔するんだなって知っちゃったから
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空仰ぐ落花の上に傘の花見え隠れする枝の恋しき
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愛おしむ 我が子の肌の ミルク臭 同志を求め 漁り見る句集
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そうだねぇ 命を懸ける 反抗期 曲がり損ねて 骸となりし
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八十歳 大国の長トランプさんの 反抗期 拳振り上げ 銭むしり取る
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死んだ時 あの世に渡る 通行税 「ホルムズ海峡」 カロンの渡し守 ※「The sails of Charon」 ※「三途の川の渡し守」
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高架橋リフレインする貨物列車 ガタン、ゴトン 私は消えて
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先輩の 人形みたいな その瞳 丁寧にくり抜き喰らいたくなる
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月も無き闇夜にひとつ声ぞする寝言云ふらし人めくうぐいす
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ダイサギよ ドブほとりで 何を見て 何を思うか 春雨の中
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春うらら やわに膨らむヘソ天と 同じ夢見る猫になりたい
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久々に離れたイオンに行ってみてよく行く店が消えてて寂し
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横顔の 影を見ながら 飲み干した ソーダ水の中 弾ける「またね」
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角栄に(※) 依存していた この国の インフラ破綻 待ったなしだぜ (※)田中角栄元総理
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桜餅 花見団子を 分け合いて 衒(てら)うことなき 長き交わり /原谷苑花見
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