温暖化 「冬はやっぱり 寒くなきゃ」 そう言いながら 待ち焦がれる春
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暖かな リビング抜けて 浴室の あまりの冷たさ 熱めの湯を張る
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雪だるま作れぬ世界すぐそこに 「対岸」溢れるCO2
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のこりなどつゆほどおもひもせぬうちにいつしかそれのつゆのひぬまに
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段々と 寒さに口が 固まって 身体が勝手に 奥津軽弁
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地元民高槻人優先されて仕方なし アウェーの中でよくぞ泣かずに(バッジはもらえた?)
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止めどなく 垂れては冷ゆる 鼻の奥 息するたび 冬をのみこむ
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猫は好きひっかかないし人見知り聴こえてくるよ猫の鳴き声
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呑んだとき「旨い」と云つた酒の名を刻むで求む義父誕生日
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突然の 別れの日から 今も尚 ラインで繋がる 既読はつかずとも (亡き夫へ)
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幸せは私に似合う色じゃなくほんとに似合う人に着せたい
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ボロ釜で風呂沸くまでがいと長し大寒ならばしかたなきかな
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多忙ゆえ散歩アプリは繰り返す目標達成しませんでしたと
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夜半2時 ふと目を覚まし 寝つかれず 君との口論 言い過ぎたよね
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気いつけや猫背は負霊の乗り物やフレーフレーて不幸招くで (特に若い人ね)
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イエローサブマリン描かれたエコバッグパンより先にディスプレイ見ゆ
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咲き残り無惨に折れる花となる美しさなどのたまわないで
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解答を導く指の震えさえ 八百万の拍手と思わん
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やったことないことするといいらしいコーラでも飲んでみようか
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私も!と 土産交換 する一コマ 通じ合ってる 思い嬉しく
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娘等が自立した後 タイマーの ありがたさ知る夜更けの帰宅
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ありふれた元素四つの構造美テトロドトキシン解毒を阻み (炭素、水素、酸素、窒素だけ・短歌の美にも通じて)
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大丈夫唱え続けて深呼吸 心ざわつくベッドの中で
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夕方に心をたくさん乗せながら鱗光らせ走る電車
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公園の鳩や雀は人に慣れ無人のベンチが止まり木がわり
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体温を 探す指先迷うけど 骨の硬さに 弾き飛ばさる
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ラブレター心で書いたものだからあなたは明日あすも変わらずにいて
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駅のそば銅像の前待ち合わせこちらを見てる騎馬武者の目
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声ならぬ声が消えてしまうとき世界は何をなくしたのだろう
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眠れない夜の底へと堕ちてゆく息苦しくて生き苦しくて
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