舌先に口内炎がずっと居り ことはなはびの据わりのわろ
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羽のないバッタじゃ飛べない板が厚さない1cmならばスライス板タテ5mmに切り (中学時代の課題)
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星屑を集めて君を作ったら蠍火さそりび燃える心を灯す
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校庭にゲートボールの輪ありて子ら混じりゐる放課後の風
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賭けとして入れずにおいたガソリンが二十七円安くなった朝
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卒業を見守る親の列長く親の歩みも一段落か
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謀略が 均衡崩し 世界戦 高笑いする 大富豪たち ※戦乱こそ格差拡大富豪の利
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「引きこもり」 「孤独孤立死」 「震災死」 政府丸投げ 三十年 ※ 「震災死」=震災後の孤独孤立死
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日の出見て 重ねる影で また光る 灰皿の上 重ねた夜風
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「触れちゃダメ!」カタンッと響いたピタゴラが狙う命は館の中で
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「元をとるためだよ」と朝四度目の風呂に入りてこの歌を詠む
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息切らし登った先の青空にぽっかり浮かぶ雲を追いかけ
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憧れは酒を友とし書を師とし晴耕雨読悠々自適
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情報をすぐに共有する仲になって半年またラブレター
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傀儡かいらいが 筋書き作る 会談に 明日の風は 気分次第か
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貧困と暴力とあゝファベーラのただなか早く春よ来てくれ
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AIは「歩兵」の稽古に付き合って攻める敵陣「と金」に鍛え
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梅のに  春雨はるさめ降りし  るい流す  べにほおを  で過ぎてゆく
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大皿に アスパラ菜花さやえんどう 彩りサラダ 春ひとりじめ
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夢半ゆめなかば 散りし御霊みたまの 思ひ留め 辛くも生ける これも供養と… /311改めて思ひ
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木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
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降り続く雪はおおかた上がったか深夜の窓からそおっと覗く
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去る子らに光りを願う心さへ凍てつくままに寒風を聞く
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ほどきたる古着の紐を玩具にし 鼠の尾に見立てじゃるる猫
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熱出して 思い出すのは 母の味 卵おじやの あの温かさ
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沈丁花、柑橘の香と言う我にただ微笑みて君は首ふる
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ロッカールーム。渡せなかったのど飴を、独りなめてる。心もスースー。
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二十年前のわたしが綴ることまだ何ひとつ叶えてないよ
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金魚二匹カーテン透けて陽に泳ぐWBC終戦の午後
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やわらかな 菜の花畑 に腰掛けたなら 地層のような 喧嘩をしよう
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