伸びすれば関節どもがギスギスとアブラ切らすな一斉抗議
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ごきげんの 朝体操の 帰り道 歩み止まらず 四キロ来ており
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かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
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食われちまった小国は 富豪の腹を満たさずに ただの骸か
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聖書を背負って生きてるきみの住む街はどこへ向かうの? 争いを経て
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無責任なリベラル党のたわごとを 蹴散らして行け海上自衛隊
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離散する 言葉の欠片 掴み取る 手からすり抜け 白紙に戻る
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ぴかぴかの首輪光らせゆくいぬのやわらかな眼の愛おしきかな
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友だちの 恋愛相談 受けながら 彼の心を 奪う妄想
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うららかな 春の陽気の 公園で 泣きたくなるよな 喧嘩がしたい
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顔よりもジャンボおにぎり竹内君おとんが作る愛の頂
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コンクリに スマホ落として 打撲傷 大丈夫そうだが様子みる
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あちこちの開花だよりが聞こえきて 心そわそわ春はマジック
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東向き 窓ある部屋の贅沢は 明けの眉月 これに極まる
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インスタで アカシア抱え 笑う友 君の笑顔が 続きますよう
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カラオケで A I頼みの 選曲び 気づけば我が夫 昭和に戻る
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食べたもの余さず日記に遺すこと 仰臥漫録読みし頃より
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雨の日に傘をささずに晴れた日にさしてたあの子さいきん見ない
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瞬間の 笑顔の中に 曇りあり 日米関係 それが全てか / 危惧します
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春の夜の夢の通ひ路たどるまで濡れにし袖は風に任せよ
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ファインダー覗く世界は 変わりゆき モノクロームからフルカラーへと
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うつらうつら一反木綿の擬音にて春の妖気を連れ飛び廻る
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さかのぼる 制服ふわり あの頃は ぶつかりながら いまは隣に
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舌先に口内炎がずっと居り ことはなはびの据わりのわろ
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羽のないバッタじゃ飛べない板が厚さない1cmならばスライス板タテ5mmに切り (中学時代の課題)
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星屑を集めて君を作ったら蠍火さそりび燃える心を灯す
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校庭にゲートボールの輪ありて子ら混じりゐる放課後の風
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賭けとして入れずにおいたガソリンが二十七円安くなった朝
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卒業を見守る親の列長く親の歩みも一段落か
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日の出見て 重ねる影で また光る 灰皿の上 重ねた夜風
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