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春雨の雫したたる東屋に 晴るはここぞと鶯の鳴く
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不揃いの房が多めの甘夏はどこか私と似ているようで
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夕支度 お味噌ひと匙 溶きながら 三十一文字が ぐるぐる巡る
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「カカカカカ!」 人笑うように 鳴くカラス 譜面起こせば みな違いたり
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多様性ボクは人格多溶性ひとり舞台で主役を演じ
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バス停で 会話を交わす 人が来ず 腰痛なのか 入院したのか
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「国」「祖国」 取り払います 今すぐに 其処にある日々 ただ自然なり
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身に纏う 服に戸惑う 温暖化 国道脇の 草花に聞く
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熱意結実夢へ羽ばたけ待望の春は歓喜の秋へ乾杯
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春が来た 多分そうだよ ヒヨドリの 「ピーヨ ピーヨ」の声 其処此処に
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卒業式 荷物を下ろし 羽ばたけり 力を付けて 荷物背負いたり
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ぼっち飯、孤独のグルメともてはやすソロ活知らぬ連れション世代
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掃除する 健気なロボの ご褒美は 充電満タン それでいいかな
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ストレスで 身動きとれぬ 時もある 今さら変われぬ 己れの生き方
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防空頭巾爛れて千々に孔開きぬ蒙る儘焼かる火に
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嬰児虐殺に残りたる頭の割れて受難人形劇の耶蘇置く
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犬を抱いているときだけずっと冬だったら良いのにと思います。
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晩飯を倍に増やせばトントンだ役に立つほど働き過ぎて
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おはよーと 声をかければ おはよーと ミモザが笑う 顔を真っ黄にして
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あの人のつらいが私にリンクして恋から愛に愛からツレに
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遊びつつ大人に変わるプロセスで ぼくと誰かを確かめていく
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住んだ街二十年ぶり訪れてとんがっていた我浮かび来る
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春陽
(
しゅんよう
)
の
抱擁
(
ほうよう
)
に酔う 様にして
揚々
(
ようよう
)
今日は 何をしようか
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われの世に暇を告ぐる日の色はけふに違はぬあをあをであれ
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物置に立てかけられた杖二本こわれた傘とゴミの日に出す
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負けて生く丸く収まる片言の花が咲いたらハッピーだから
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見え得ぬ歌人のこころ吟ずれば健やかなれと想ひ疼けり
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目を瞑り 水族館が 目に浮かぶ 眠りを誘う 「マリンバ」の音
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ゴミ箱を空にするたび明け暮れの息・風・温度・足跡かすみ
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家族なら100%受け入れる そういうもんだ …そういうもんか?
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