トムジェリに笑ひ転げる君たちの無邪気の残りかぞふ夜過ぐ
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日替わりより安いセットを考えて今月切れるクーポンつかふ
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「カップ麺食べると早死にしちゃうのよ」言いながらカップ麺すする先輩。
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あなたから「うまい!」と褒められ有頂天に明日はどんなお弁当かな
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美少女も小鳥も餌をやらなけりゃ死んじゃうんだと飼ってわかった
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格助詞を 替えれば歌が 良くなると 告げやらましを 歌会ならば
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制服で自転車漕いでどこまでも 不自由の中の自由を愛した
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春の日にキャベツ畑のモンシロチョウひらひら舞いて卵産みつけ
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朝六時澄んだ空気とコーヒーで始まる今日は心穏やか
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叔父さんに冷凍餃子大量にもらった。リュックの背中がすごく冷たい。
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のんびりと 過ごすとしょうか 春日和 往来ぶらり 寄るライブラリとしょかん
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眼に映るすべてに心弾ませて発語なき子と手を繋ぎゆく
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きみのいる世界にぼくも触れたくてしゃがんでみたりおなじ目線に
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言葉には ならぬ悲しみ 拭へども 拭ひおふせぬ 血の涙かも  /挽歌
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朝顔の 垣根しなだれ 昼下がり 陽背負いその影 薄れ消えゆく
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美酒なれば春の灯りに寿ぎの影揺れはじむ間集まつりの宴
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いつからか忙しい時の口ぐせよ気合で乗り切るという「悲哀」
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ヨカナーンの 首に聖穢せいえがこびりつき サロメのキスは 破滅の調べ
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剣岳の天井空へゆうらりと我よ飛び立て味わう煙草 
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里帰り 7年ぶりの 友人は やはり同じく 歳を重ねて
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懐かしい 景色のはずが 変わりすぎ 思い出せない 昔のここが
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春の夜の 無音の中に ひとりぼち 嫌いな人さえ 恋しくなるよ
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一人寝る 広いベッドで 瞑想す つまんないだろな 妻亡き後は
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あたためてようやく桜満開に二人で歩む哲学の道
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ランタンの  光に惹かれ  星流る  集まる虫の  音色ねいろ奏でり
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亡父ちち遺す『原野』に春は訪れて山桜咲く 些末を知らず
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「大富豪」トランプゲーム  罠 「Trap」 トラップを仕掛けて 大勝利「Triumph」トライアンフ 雄叫び「Trumpet」トランペット上げて 後々不明  ※話題の「虎」を使った「言葉遊びの冗句」です 言い訳
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蕾には期待と希望 咲く花にチカラ貰えて人は優しい
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恋人が残していったセーターの残り香悲し箪笥にしまう
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冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
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