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待ちわびた 本が届きてうきうきと 開いてみれば「前、買ったヤツ」
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クリボッチ回避と言っていいのやらクリスマスでも部活に向かう
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「気を消す」のアニメの術はマネできぬ「とりま休憩」距離を取りたし
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ドローンに撮られて話す未来かな人の進化の鍵を握って
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傷つけて傷つけられた一年を自戒し歩む一人年の瀬
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年末の 夕方の家事 一人聴く 大貫妙子 身体に染み込む
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年末の慌ただしさを乗り切って明日はゆっくり昼まで寝よう
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ふれたなら光のように溶けそうで眠ったきみをただながめてた
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聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く
乾風
(
からかぜ
)
が私を嗤う
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ねこたちは ねているあいだに のどかわく ヤマザキボウルでも 置いてみようか(おみず)
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病室の壁があまりに白すぎて何かぶつけてやりたい夜更け
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「たまにめちゃ伸びる」といふ孫の背の ほどなく我に並びて抜かん
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病室の四角い空に三日月がやさしすぎるよ何とかしてよ
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薄情な処分完了報道に鳥の涙は詩になってない
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年の瀬に 古いワイシャツ 整理する 思い出よぎる 深夜の
一時
(
ひととき
)
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サイドミラー 朝焼と雲 感動し 年の瀬迫る 出勤の朝
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なんということもない事なんとなく上手くできないそんな今日です
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ベーコンとチーズは正義 ココスにて 皆で包み焼きハンバーグ(熱々)
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寒くないだけで陽気な日でもない気温高いと予報された日
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太陽の代わりに点け足す電球色ちょっぴりだけどやる気アップる
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耳元で 響く
声音
(
こわね
)
鈴の声 思えば
馳せる
(
はせる
)
冬の
喧騒
(
けんそう
)
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きし道に たのしきことは とぼしくて のこる行路は みじかからまし
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クセなのか「て」止め短歌になりがちで人それぞれにクセはあるやも
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双六をパズルで組み立て肖像画 転がす賽は読み手の気分で
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鍵壊れ必死で窓を抑えてる瞼が
開
(
あ
)
かん!金縛りやわ
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真夜中のチュッのラインはもう来ないのか既読待つだけのノンアル
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コストコのピザ切り分けて冷凍す酸いも甘いも結婚十年
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転がして剥がして捨ててうんざりよ 柴の抜け毛の終わりなきこと
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会釈され 笑顔を返して 見たけれど さて今の人 いつ会ったかな
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新しき靴を買う履く履き潰す潰れた形に生を感ずる
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