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花は散り 桜の珈琲淹れる朝 淡きにほいに 満たされていく
16
高々とメトロノームの如く手を振りつつ君は路地に消えゆく /想い出は飢餓の如くに
16
「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
16
頭「ず」と心「しん」が乱れ今にも落ちそうで曇天へ言う一緒に泣こふ
16
雨上がり 降り注ぐ
緑
(
あお
)
わが今日に いいことあるよと そっと告げくる
16
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
16
週末のアイロン作業は捗りぬ 「ながら曲」にはボサノバが良し
16
ライオンに 食わるる我が子 見届けて 涙流さぬ ヌーの悲しみ
16
夫婦喧嘩 激しさ増して 炬燵猫 瓶飛ぶ前に 縁側へ去る
16
満開の 桜は何か 眠たげで その花の下 お昼寝したい
16
毛布
出
(
い
)
で 吾の枕に長々と 寝そべり
毛繕
(
けづくろ
)
い 初夏と紛う朝
16
匂ひたつ植物どもの体臭に 気怠さおぼゆ木の芽
時季
(
どき
)
かな
16
夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
16
膝抱え床の中にて胎児の形 ゆるり流れる刻を食みつつ
25
久々にサイト開けた喜びは
短歌
(
うた
)
への思いか
人
(
みなさま
)
への思慕か
24
無垢な笑み失う怖さ憂ふ世を 悟られぬよう笑みを保てり
15
葉桜に 新たな明日へ 導かれ 風に
攫
(
さら
)
われ 君にさよなら
15
セルフレジ 行列できて 人のレジ 日祝日は それもいいかな
15
血の色に染まりて蕊や 散る桜 連理の枝にゆくへぞ問はむ
15
まほろばの 階段の下 遺書遺す 「もう疲れた」と どこに消えたか
15
子の爪を切らうと新聞ひろげ知る土屋文明賞立ち上がり
15
知らないでモヤっと不安でいるよりも 学んでしっかり不安でいたい
15
思はでも過ぐせるものをなかなかに面影追ひ
来
(
く
)
春の夜の月
15
この春は花より蕊のこころして落ちゆく
汀
(
みぎわ
)
水面の揺れて
15
待ちわびし 花咲く春は 巡れども 黄泉竈食(よもつへぐ)いの 君は帰らず /挽歌
15
満開のあとの名残りの花咲かす黄緑ピンク恋人桜
15
保育園の担任妻はピタリ当て足掛け五年つかんだ人事
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死ぬ事に不服は無しと豪語せし 我の服薬手のひら一杯
15
一夜漬け叶わぬゴルフスウィングの
Y
o
u
t
u
b
e
など彷徨いており
15
カスハラに困り果てるもその人の神対応に胸はざわめく
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