日常は 静かな山の 四季桜 ラリーカーから 風うけ揺れて
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十六夜いざよいの明るき月を見たくって裸足で探すベランダの端(再考)
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取り敢えず答礼をして擦れ違う誰だか思い出せないままに
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神無月 晦日の夜に降る雨に 神々様の宴お開き
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おかあちゃんが はーぶてぃーとか いれるおと ちま猫ちゃんは うっとりねむくなる
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ばあちゃんが大事にしていた金木犀シロップにして思い出を浸す
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スポンジの上に ちいさな黒猫よ すっくと立って こちら見つめる/メラミンスポンジ🐈‍⬛
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短歌って「リボンが付いたプレゼント?」箱も中身も大切だから
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二週間先にも雪の印なくややほっとしつやや気も抜けて/天気予報
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いつだって優しいきみの惑星がどうか壊れず在りますように
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鍵穴にピタッと嵌ったキーワード 己を制して未来は変わり
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浮世絵に惚れたゴッホの美意識は短歌の美とも少し似ていて
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夜明け前 長女猫あのこのアルバム 見つかりて 歓喜のなみだ 神様ありがとう!
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たいそう体操する おかあちゃんを ちま猫ちゃん のんびり・ながめる いちょがちいね忙しいね、と
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ヤマザキの 値引きシールの カレーパン 柿にクリームチーズで カフェ風>朝ご飯
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小雨濡れる 金木犀とヤマボウシ 大丈夫 空は明るくなってく(バザーお手伝い帰り)
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もう最後くらい仲良くしてやれよそうか別れが辛くなるのか
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青空に映える銀杏足もとの銀杏のかほりそれもまた秋
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秋冷えに子どもと湯船につかりをり 父と数えしとおまでのうた
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赤いちいさな 南天の実の 愛らしき 下に見ゆるは ヒラドツツジか
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無花果とザクロとあけびをビヒダスに混ぜる田舎のアサイーボウル
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はがき歌 選びあぐねて ほぼ完徹 1時間でも 寝られりゃ御の字(本日消印有効)
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ふすーっと 愛犬息つく その音に 幸せだねと 夫と頷く
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意外だが人見知り全日本選手権では予選敗退した
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髪洗えて 寝落ちて ちま猫 ゴハンケロ 今日の勝率 一勝一敗
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ベランダまで 金木犀の香りたり おけいはんゆく 特急赤いの見送る
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子育てをやっと終えたと思ったら休む間もなく介護始まる
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家の中裸生活試したら料理するとき油天敵
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コイツラが人間ならばどのようなしみじみと見るブサ顔の猫
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秋空の 雲の切れ間に 差す夕陽 レンブラントが 大地を照らす
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