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荒川の三角波は寒々と 花の浮かれをものともせずに
18
宵風や 腑と足
止
(
と
)
むる 夜桜と 雲間の月と重ね 眺むる
18
散歩中 津軽じょんから 聞こへ来る 旅のガイドの
十八番
(
おはこ
)
懐かし
40
捨てられぬ物も想いもあふれすぎ部屋が心がゆらゆら揺れる
30
冬去りて 世代交代 椿らは 赤き
絨毯
(
じゅうたん
)
地に
還
(
かえ
)
りゆく
18
蜜月の頬寄せ笑顔爽やかな私未生の若き父母
17
はじまりの 光に抱かれ 導かれ 未来を拓く 入り口に立つ
17
ポロポロと 悲しい雨音 聞いた夜 カップボードに ココアを探す
17
枝垂るるは逆巻きに立つ
炎
(
ほむら
)
かな 武蔵の国の東郷寺、春
17
父母と 炬燵囲みし 遠き日の 帰ることなし 春の淡雪 /想い出は飢餓の如く
17
並んだな並んだけれど入れられず
ハイブリッド車
(
ハイブリッド
)
を横目で見ては/ガソリン
17
ため池の堤防で詠む春の歌「鳥はさえずりたんぽぽ笑う」
17
ひとつない何かを消したアイコンを僕のうとうとスマホをいじり
17
その手すり まだ要らぬと 言いし夫 いまや一番の サポーターとなり
17
訃報来し 翌(あけ)の朝餉(あさけ)に ジャスミンの 匂ひは立ちぬ 泣けと如くに /挽歌
17
冬眠を解かれて未来 問う声は「フェイス チェインジ?」選択迫り
17
内外に 果たす役割 見えてきた 「
八十億分の一
(
はちじゅうおくぶんのいち
)
」日本
17
ランデブーと古い言葉がお似合いの今夜の月と木星の距離
17
画面より
溢
(
あふ
)
る不安を 押し消して スマホ置く手に 夢を見にけり
17
十八の桜匂いし君想ふ 十八の孫 春の麗へ
17
いい大人無邪気に意地悪などをする徳を失う事知らないの?
17
ワンピース仕立てる母を見た頃の穏やかな日々遠く過ぎ去り
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幼な子を未来につなぐひかりかな 飛行機雲は桜の空へ
17
掲げたる民族自決の正論は 常に戦の火種を孕む
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近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
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弟と爆笑したらゴロちゃんはくにゃり笑って心も見せた 「ゴロちゃん可愛かった」
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春の宵 建て替えられた街をゆき 昔の匂いそぞろに探す
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君が代も無くふつり閉ずさまを聴き今朝は閉じたと案内も聴く/ラジオR2終了に
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⋯リルと⋯ビア⋯ミン⋯ヂン⋯チンと名を言って卓に並べて飲む薬かな
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私のものと思いし国の旗そんな厭味になっちまったか
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