義理だよと言い繕ったチョコレート奪って妻はバリバリと食う
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わたしから受験やめたらと言われても続ける息子の強さに涙
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許されぬ 恋に落ち逝く運命なら ともに地獄へ行方もしあわせ
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街灯の明かりに見えて降りしきる雪は静かに更に静かに
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二の月はハートの行事いろいろで追いつ追われつみんな狩人
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久々にショートケーキを食べたいな星新一 のショート片手に (もう覚えてない。まだ未読の話もあるはず)
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ガソリンを並んで入れたスタンドはドライブスルーのスタバへ変はり
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吉野山杉の梢に風すさぶ灯ともし頃の紙漉きの里
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ふた七日なぬかゆきくれてゆく梅の香に弄されて満つ夜半の月かも
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面倒も中くらいなりFBは既読スルーの圧の風よけ
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捨てられた ゴミ風下に 集まりて 行き場をなくし たむろしている / ゴミは難しい 年齢・地域・国 その他 認識や自治体事に基準が違う。
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スーパーの店内ソングの特集を テレ東あたりでやらないかしらん
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道ばたの水仙ナルシスは今うす汚れ 己の姿観る気も失せり
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君もいま 春を感じているんだね 駆け回る脚の軽さでわかるよ
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『口』四つ五月蝿うるさかりしか此の度は私は屹度きっと『躁』だった由
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 残されたいのちのリミットわかるなら 今より優しい自分で居たい
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集まり散じて人が変われば 仰ぐ理想は流転するもの(赤茄子日本翁へ返歌)
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「ヒマラヤのお塩ですよ」と自慢顔 雑味が旨さと知らないままに
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ありえない角度で雨を眺めてるマネキンは泣き方を知らない
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理を超えて崩れ落ちたや 凛として 唯一無二なる宇宙の涯てで/折句
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は留年ギリギリ海見てた羨ましいなぁ関数センス
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樹木にも 変声期あり 春夏秋冬この地球(ほし)の歌奏でおり
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じっと耳すませ 聴いてごらん 彼方から東風(こちかぜ)吹いて 春連れてくる
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沼ひたり特権に生くひとり星「がため」眠りてめざむや否や
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見上げれば 雲ひとつなき 青空よ 今日の善き日を 告げる朝かな
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行間に 人生熱く 滲み出て 詩歌が見せる 生き抜く力
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脳みそがないクラゲたち傷つきもしないのならばいっそ来世は
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紅白の椿の並ぶ 校庭のわき道 つまの影法師
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手の甲に鉛筆芯の黒き点 君のくれたり暮れの学び舎
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「知」の期限 記憶の断崖転び落つ 陽の落ちて喰む蒙昧のゆらり
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