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不屈なる自由の炎
野
(
の
)
に立ちて野合の果ての
◯
(
マル
)
道険し/折句
15
親心「おや」とも思わぬ子心に手心くわえる小心の親
15
スピードで死に損なった翌日のなんと優しい窓の光よ
15
白妙の無印良品店内で静かなぼくが静かに暮らす
15
暮れ急ぐ空のひかりを惜しみつつ 鴨と並びて影を重ねむ
15
いいね数いい歳すごして貰う花 若いよ若い未成年だよ
15
りくりゅうよ 老眼に涙溢るる我 ありがとう以外の言葉みつからず
15
雪の日の衣更着冷えて昏れなずむ練習帰りや手に息を吹く/折句
15
春風に いきなり頬を 平手打ちされたみたいな この寒暖差
15
満開の 河津桜が 春を告げたり 主の退院を
待ちわびて
15
久しぶり ひとり時間を たのしむわれ あなたといるのも 大好きだけど
15
懸案の債権回収成功し やれやれやれとロング缶呑む
15
幼き子キュンやグズるや竹の子や
少子
(
しょうし
)
に笑み咲く歌に癒され
15
隣席は 誕生日ケーキ 受け取りて はしゃぐシニアの声幸届く
15
シャンプーの泡に流して
解
(
ほぐ
)
れたら浮きて心は歌に染められ
15
隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
15
罅
(
ひび
)
割れた バス停のベンチの端にガムテープ 絆創膏の如
15
名言の「めんどくさい」を言いたがる妻は女子する暇があり過ぎ
27
ひなたには 満開の梅 見つめつつ 桜と喜び 孫がはしゃいで
28
深き森 泉を求め獣道 小枝パキッとハラハラ進み
25
如月の 摂氏十度を 超へる昼 上衣の要らぬ 心地
好
(
よ
)
き冬
33
満開の山茶花並木は
紅
(
べに
)
燦燦 冬のフィナーレ飾る如くに
32
アスリートみんな孤高の顔をして幼き日々の親の送迎
14
猛暑ニ度 越えて大株 シクラメン 深み増し咲く マゼンタの花
14
鬼さんを怖がらない児いるんだな戸惑いつつも嬉しげな鬼
14
珈琲とサイゼと君とひもすがら黙して啜る起承転転
14
うまさとは温度だらうと揚げ焼きの春巻かじるけふも独り呑み
14
義理だよと言い繕ったチョコレート奪って妻はバリバリと食う
14
親
(
わたし
)
から受験やめたらと言われても続ける息子の強さに涙
14
許されぬ 恋に落ち逝く運命なら ともに地獄へ行方もしあわせ
14
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