朝寝坊「四〇秒で支度しな!」ラピュタのドーラ脳内過ぎる
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なると巻き切っても切っても「寿」ね 切らずに一本食うべきだったか
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歌紡ぐ僕に寄り添ふ街灯に「がいとうさん」の力を貰ひ (アンパンマンの詩的なキャラ)
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変わること変えることなどできないとあきらめたとき親子になった
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削れゆく鉛筆走る音さえも染みゆかむかな 雪の白さに
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「生きてたら儲けもんだよそれだけで」心配性の母が笑った
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額付け欅の古老に身を託すただこうしているだけでいい
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かんばしく 色鮮やかな 草餅を  こしらえ送る 九十の祖母
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バイソンの群れ荒れ狂う只中でその一頭と眼が合う刹那
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夏、アイス 冬、缶しるこ ねだられる 娘と散歩 1歩進んで2歩下がる
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子や婿の仕事始めに残された 我に今日から初場所来たり
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孫送り届けてうつろ帰宅せば 忘れピクミン 輝きて在り/アイコン変えました
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「おなかちゅいた」の ねこに ひとくちおやつやり そのまま二度寝 月曜の朝
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いのちにはリミットがありどれほどに祈念懇願したといえども
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二十年前はたとせの歌はあの日を連れて来ぬ 若気の至りふと苦笑い
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どの人も無駄だと知りつつとりあえず 行列並ぶパワースポット
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しゃっくりをしながら泣いてる吾子の背をポンポンできるだけの左手
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賑やかな孫らの歓声来てみれば指さす先の部分入れ歯よ
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同世代訃報の多き昨今を馬耳東風に、生きてみている
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髪型を 変えたカフェの 店長を 気づかずスルー 乙女いじけて
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世界観?ひとりちっぽけ井戸の中 出れぬ井戸なら潜って海へ
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BMI だんだん減りて 23 日々の腹筋の 賜物なりや
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奇跡かな 吾の生まれし日 梅一輪 寒空の下 静かに咲けり
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冬ざれの色無き山のふところに黄色に灯る八朔たわわに
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愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
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白菜が 食べたい冬の 街道で 天理ラーメン 看板嬉し 
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割切れぬ無象を残し末期の眼虚空の底に何をか映す
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あと五分眠っていたいと思ってた 今は眠れず朝を待ってる
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題∶「朝のエレベーター」 朝の刻 箱に居並ぶ 上下(かみしも)の 礼ぞ済みたる 後(のち)の静けさ
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来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
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