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真っ白な グローブのような 手を伸べて はつかに笑まう 君を見舞いき
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午前二時 受話器の先に100本は手切れの薔薇と瓶に活けきり
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砂塵より 花粉舞い散る 舗装路の 公的工事の 適正を問う
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地方都市 人を招いて 原資とす スポーツ芸術花盛り
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朝餉にて ミルク浸せば クロワッサン 腕に残れる みどりごの重み
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歳甲斐の寂し 明け暮る空蝉の子安貝かな
燕
(
つばくらめ
)
舞う
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波に落ち波に消えにし人々の安らかなるを祈るほかなし
16
まっすぐに 切られし町を歩みゆき 曲がる心の 行き場なくなる
16
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年 地獄で暮らす人がいる 上書きをして こんな傷など
16
指さえも軽やかに舞う春装の笑う君の背伸びやかで在れ
16
ハウスにて出番を待てる苗障子 待ちわぶ
蝌蚪
(
かと
)
の揺らす青水
16
針はゼロ いつもの部屋で バースデー 向かい合っては 微笑み交わす
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ユーモアと 悲哀が消えた 米国は 日本の未来 映し出しおり
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お互いに 云いたいことをぶつけ合い 吐き出してもう赤の他人さ。
16
憧
(
こが
)
れても 互いで嫌う逢わぬ道 恨み哀しみ昨日に落とし
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「子は大事」 「子は大事」って
護
(
まも
)
りたる 檻の中にて 子は育ちたる / 自然の中で遊んで欲しい
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お風呂場は心も裸になるみたいスマホぽちぽちシャワーの浪費
16
春暁の 静けさの中 浮かびたる 月は動かず 鳥はのどけき
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窓際の 折り紙の鹿に 迎えられ 八畳の間に 荷をほどきけり /猿沢イン
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食材で買った甘エビ跳びはねて心臓縮む宵のキッチン
16
人としてどうよ!と叫ぶ衝動と何かがあったと思う憐憫
16
米洗い 醤油と味醂 雑に入れ 炊き込む飯の 匂い馨し
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寂しげに歩く背中の父を見て心配かけた昨日を詫びる
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吾が足を他の亀かと思いきや 我が家の亀はじゃれつき登る
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沈丁花、柑橘の香と言う我にただ微笑みて君は首ふる
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忙しや 春告げし後 鶯は
時鳥
(
ほととぎす
)
の子も 育て旅立つ
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春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
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春セーター色鉛筆は十二色画用紙持ってお出かけしたし
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戦争は人の狂気の地獄絵図 殺人罪とはいったい何か
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また来ます または何時かと 訝しむ 吾の脳内は いまだアオハル
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