桜蕊落ちて踏まるる暖春のかの人の早や詠み殻となり
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山吹の 一重と八重のありしこと 知らずを詫びる 咲き満つ花に
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朝陽浴び 桃色シャワー降り注ぐ 日中線の桜トンネル 
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ぽつねん島 枯れ木に若葉 深緑 丸い斜面に芝桜萌ゆ
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ゆく春のはなの盛りを訪う旅路 武蔵の杜より甲斐の国へと
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「ほいくえん、赤ちゃんいっぱいいた!」 そっか、もう赤ちゃんじゃないんだね、君
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紫の チューリップにも パンジーの 蒼白赤に宿す尊さ
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石鹸の匂いに君を抱きしめる私の行方を花は知らない
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スズランと ドウダンの白き鈴なりが 我に教えし 群れという
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庭先に 鳩訪れて クルポッポ 幸先よろし そんな気がする
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ありがとう 「でも危ないよ!椅子の上」 お転婆の母 まだまだ元気   
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PTA 会長務める 挨拶で 初顔合わせ 想い伝えて
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飲み過ぎて 酔いの力で 投稿す 全くひどい 酒に謝る
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花落ちて塑像のやうに歌詠めば枝垂れの彼方山里はあり/あきる野市龍珠院にて
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懐かしき テレサの歌声流る宵 酔ひしれる我昭和の人なり 
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残念だキミは頑な白渦しらうずに一度伸ばした手は弾かれて
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オチがつく落語みたいに滑稽な日々を演出できたらいいね
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ワッハッハッハッハ楽しげな声こだまして山は微笑み久々の晴れ
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芝桜ほどよく酔えばうたた寝の目覚むる妻や高麗駅あたり/羊山公園を後にして
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キンセン花 命の捧ぎ萌えてなを慈愛果てなき道へいざなう
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日の出前 空気の揺れと 鳥の声 住宅街は 気配に満ちて
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朝まだ早し ひんやり風に首すくめ 薄手の上着襟立て歩く
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花は天よりぼんぼりとして降りる地はゆうたりと微笑んでいる
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手をたたき鬼さんこちら育てしがいつの間にやら鬼は先行き
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公園を 螺旋を描き ツバメ二羽 風を切り裂き 曲技飛行
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春の陽へ小花の集い風拾う赤き銀河の芝桜かな
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どんななメロディだろか春風に揺れるネモフィラ奏でる音は
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一滴と 二滴 交互に 点滴の 落つるを見つつ 寝入りたるらし /一滴・二滴・一滴・二滴~
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雲の列 渋滞起きて 歩を緩め 色を交えて 逍遙する
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ぼんやりと空仰ぐには暑すぎる 春の顔した夏の眼差し
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