降り止まぬ雨を味方にデイ拒む 義母を抱える私の胸にも雨
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飛んで跳ね 殻を破って 突き抜ける ロックの元祖 ベートーヴェン
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咲き初めしもっこうばらに風ひかる 髪梳くやうに水を遣るひと
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黙々と釣り糸垂れる夫の傍で はしゃぐ吾子たち 過ぎし日の光景 /回顧
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新しき出会い求めて 目の前の扉開け 君は今飛び立たん /入学式の孫へ
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十六と二十歳はたちを神が結び付けあなたと逢った春があったね
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富士白き春まだ半ばの甲斐路往く ともがら笑みて山桜かな
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国家とか 人種とかは 戯れ言で 目の前の人 助けましょう
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酒好きで免許返上しちまって遊びに行けない雨の休日
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散々に風を吹かせて 春は往く 戦の嵐 まだ収まらず
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雨粒を抱えて若き花ひらき淡い朱の舞う花みずきかな
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構造は生死を分ける神なのかテトロドトキシン毒たる意味や
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脚本こうぞうで趣き変わるワンシーン歌人は監督カメラを回し
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さくら散りふと思い出す詩歌には花びら流れ少女の肩に
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豪州の肉を噛みつつ和牛とはかくも遠きか年金の日々
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稲妻が走ること無く 音だけが響く春雷 ひとり聴き入りし
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「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
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どこでまだ咲いてるんだろ花びらが風に吹かれて路上を転がる
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込むいもいまいまし
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ひと言の「言葉はチカラ」それだけで今も歌える師へ馳せる愛
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さすがもう平気なんだとまだ有った冬の名残りを仕舞う暑さかな
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手はスゴい脳より先に解く答え理屈は後から仕事あるある
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先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
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庭先にそびえるモミジ陽を浴びて 若葉きらめき生命いのちみなぎる
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人の祖の地に両手付く遺伝子を辿りては老い地上へ帰る
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青もみじ 古刹に渡る 風涼し 友の奏でる ライアー優し
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一歩目で 水のたまり場 踏み抜いて みなもゆらめき 春のなきごえ
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春疾風はるはやて 工場こうば通りの 桜散る 道に敷きゆく 薄紅の地図
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目覚めたら雨が降ってるああ花も終わりだなあとコーヒー入れる
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バンザイで新入生を迎え入れ白き花咲く梨の木々らは
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