価値観は相対ゆえにドローなりされど歴史は大砲を撃つ
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重力を枷と思わず生きている月に行けたら口角軽く
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咳込めず喉の道筋がらついて素麺啜るは苦行と覚ゆ
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サブスクのようだね、多分僕たちは 日々のくらしを課金にかへて
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雨上がり気温上昇 もやの中 再び春へ一直線の朝
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面を脱ぎ試合のあとに配られた薬缶のカルピス薄くて美味い
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学研の付録に焦がれた鍵っ子の夢はち切れるアパートの二階
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義を為せば民は刃紋の覇を恐る抜かずに収めよ真の知者たれ
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花粉飛ぶ春もいいよね 辛いこと あった日も涙ごまかせるから
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鶏肉を切る頃ちゃんと溶けているぐらいの春がお勝手来てた
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店先で見つけたタラの芽フキノトウ 春を彩る食卓に添え
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テーブルを見上げ狙うはアジの開き 我と目が合いしゅんと目らし
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雛人形 良縁祈り 早じまい 気づかぬ呑気な 四十路の娘
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早春の寒夜 窓外そうがい眺むれば 冴ゆる星空 オリオンは西へ
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女房より六年長き付き合いの友と酌む酒 梅のほろ酔う
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あやうさの静寂にひそむ春隣 AIといふ君の歌きく
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馬鹿げてる歌と滴と夕やけと眠る夢バナ東大受験
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定年のない職につき半世紀 終活近しと閑古鳥鳴く
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風の香に 日の温もりに 宵闇に 仄か滲みし春のさきぶれ
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雪解けの水滴りて落つる音 春待つ君に笑顔を運ぶ
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春風が吹いて香りと思い出の切ない化学反応起こす
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見え透いた落書き捨ててありのまま鴻鵠らしく大空に翔べ
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掃除する 健気なロボの ご褒美は 充電満タン それでいいかな
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嬰児虐殺に残りたる頭の割れて受難人形劇の耶蘇置く
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犬を抱いているときだけずっと冬だったら良いのにと思います。
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おはよーと 声をかければ おはよーと ミモザが笑う 顔を真っ黄にして
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早撃ちのガンマンのよな攻撃に アメリカ人の本質を識る
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やさしくてやはらかな君を詠みたくてやさしく歩くやはらかな春
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ホメイニの護国の鬼や現れむ パーレビの世に戻らぬように
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いつの間に 色とりどりの野辺の花 一斉に春たたえ歌うように咲く
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