不定期に演歌を離れクラシック今日はなんだかチェロの音が好い
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デイケアに見知らぬ人の集い来て会話弾みぬ学びの場かな
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短歌とは何でも作れる玉鋼ハートの矢から宇宙船まで
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望まずも訪れる事捨て置きて空に抱かれうたた寝をする
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雑に歌 詠みてまちたる 我が目には 着くも気付かず 声掛ける君 
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あたたかく柔くふくれる子の頬が 笑みをたたえる平らかな朝/ママ戦争止めてくるわ
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ナチス廣報戰略大臣ヨゼフ・ゲッベルスの群柏の拍手
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動員へ傾る水晶前夜ナツィストへ語る未來に虐殺の譽
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お茶だけのお茶漬け食べていた祖母のたまごボーロの雪の命日
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目覚めれば窓に飛び込む雪景色 天が促す清き一票
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わた雪は瀝青に落ち吸い込まれ 積もらぬまでも冷気を残し
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倭の人は女神に救ひ求めたり 卑弥呼、天照大神、神功皇后・・・
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男ではどうにもならぬときが来て 女性権威にすがる民草
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あかつきつる静寂しじま四十雀しじゅうから 正弦の波 描きゆきけり
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元気でも慈しまれているような気になれるからおかゆが好きだ
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ノンアルのビールでつまむお好み焼き妻子迎へるまでの二時間
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雪文字で「スキ」を書いてく帰り道 僕は冬の子おかしな遊び
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一本の線の違いなだけなのに、こんなに違う「辛さつら」「幸せ」
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見上げれば 月は半月になりおりて 時過ぎしことに気づく早朝
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瓶の蓋開けられないと知った日の妻が見る目の光線の縒れ
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「納得」感それもハードル高めよねベリーロールで高跳びしなきゃ
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レコードを聴く喫茶店待ちぼうけ「いい友達になりましょう」から
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我が家には ずっと前から君が居て こころの 奥底和らげてくれたね (我が愛猫に感謝!)
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『改憲をはじめてやった総理の名』孫はテストで問われるだろう
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遺言のようにメモ貼る『十年後電池をかえる』シャッターの上
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辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
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目のやり場困ってしまふフィギュアかな 何もあんなに露出せんでも
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孫来るを指折りて待つ直前にインフル奪う 爺婆の糧
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血圧とレギュラー価格がだんだんと近づいてをりまだ夜明け前
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きしむよに鳴き交わしゆく冬鳥の白きやじりあかつきの月
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