今までは 短歌は独り 書いていた だがこの場所を 教えられ今
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とおい昔 子ができかけて 空に召され こんなツレなら それでよかったか(怒)💢
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五右衛門の子孫だろうか啄木は悪いヤツだし短歌旨いし
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ウミガメと一緒に泳げたことよりも喜ぶ君の笑顔が嬉しい
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金沢は北の国とは名ばかりで 夏の暑さは帝都を凌ぐ
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少しでも「生きてて良い」と思えたらその日が君の最盛の日
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失われつつあるものをそのままに悲しみだけを守ろうとする
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故郷(ふるさと)の景色は昔と変わったが心の中に美しくある
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マティーニをメイド喫茶で頼むようなハードボイルド死ぬまでずっと
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ママ、ごめん 料理はうまくなってない 調味料類いいのにしたの
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あらかじめ引かれていた道踏み外す定めである道、の上に成る道
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ポエマーの気質ちょっと気恥ずかしくなれど歌詠む嗜み楽し/題『ポエマー』
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年波よ体あちこちボロボロに老いたるこの身恨めしきなう
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なぜ鬱に?訳など知らずただひとつ知る堕ちれば泥の沼深き/題『悔恨』
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ベランダに蝉仰向けに固まりぬ うつろなる眼に何が映らむ
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教室をさがせないままぼくたちはおとなになった(おとなになった?)
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酢コショウも 好きだけれども 味噌ダレが 食べてみたいの 嗚呼ビバ餃子
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突然のハニの「青い珊瑚礁」 記憶の澱み掻き回してる
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人間の心の中に空模様 笑顔でも雨が降り出すみたい
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友たちの励ます言葉に泣けてくる ボッチでお茶し周りも気にせず
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琴線に触れる こと、こと、音がする そんな気がする こころが動く
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下町の迷路の如き路地入ればセピア色した童と出逢う
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光一っちゃんこういっちゃん 美味しいものを食べていた 我まで幸せ ファンとは、そゆもの
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目覚めれば傷の手当がスリリングガーゼと傷が剝がれる瞬間
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呼び捨てで 呼ぶ君の名の 愛おしさ  やっと伝えし 物語の完結
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ビートルズ英語で発声できもせずカタカナを追う『イエスタデイ』
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嫌なこと全部流せよ離岸流吾も知らぬ彼方遠く遠く
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サーティーワンアイスを選ぶ姪っ子の瞳の奥にキラキラの星/題『アイス』
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この橋の向こうは違う町だからぼくは違う名前で呼ばれる
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牛乳に ヨーグルトさん チーズもね 三種の神器と 今朝は塩パン
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