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髪留めの赤つけて笑む君といるサイゼのランチのひだまりが好き
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生きるって<その時>までのルーティンと詠めば目にふと梅のほころぶ
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鏡面率百パーセントの月夜でも見られる確率限りなくゼロ
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不合格通知で折れるナイフなら 今の私が研ぎ直すんだ
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触れなくも七十年代曲流る 頬赤らめる我 見る人もなき
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『シャーロット』 『だいふく』『ぎんちゃん』 出会う犬 覚える名前が 脳トレとなる
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降り続く新雪の上点々と猫の足跡よく生きておる/野良猫
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潮風に吹かれて咲ける水仙を偲びつつ見る道の辺の
水仙
(
はな
)
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その昔関西だけの風習が 今や全国コンビニパワー(恵方巻)
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方角も 無言もなしの 恵方巻き 美味しく食べて 幸せであれ
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結晶を 君が灯さむ彼の町へ ダッフルコートの肩に降り積ませ
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通勤路いつものワンコ見えぬ朝主とワンコの安否よぎりぬ
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職求め茅野の駅頭降り立ちて
歩荷
(
ぼっか
)
薪わり 赤岳を仰ぐ
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重ねても 吐き出す穴があったとて 愛してくれぬ ただの
女形
(
にんぎょう
)
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親ほどの老人たちの散歩道「よいお天気で」と交わす寂しさ
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真っ白な皿に積もりし埃だけ拭かねば固まり汚れとなりて
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ひとり漕ぐ 眠れる街の赤信号 守る背筋を月は見ている
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十代に聴いてた音が沁みる日々今夜は特に深夜高速
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移ろいゆく 季節がやがて 風に乗り 蕾ほころぶ 春連れてくる
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誰も居ぬ事務所でひとりティータイム社長の椅子にふんぞり返り(私は末端社員)
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君がいる 詠う横の その横で 馬に歌を 聞かせるようで
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早朝の コンビニ灯り 太陽の ごとく輝く 飴ひとつ買う
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遠ざかる特急見送るポケットで入場券はチクリと刺さる
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『抱っこして』 十年経てば 言わぬのに してやらぬ
吾
(
われ
)
今日はしようか
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朝げにて 空いた小鉢を 見つめつつ 想いを馳せる 祖母のぬか漬け
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冬の午後 君(猫ちゃん)がうたた寝 その横で 僕も静かに 眠気が誘う
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ほどなくも睡魔の襲うはずなれど夜明けといずれが先か論ずる
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もうふさん いまのうちニャン ひとりじめ おとうちゃん きょう てれわーくなの
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夕闇に何もなき道足取られ背後に忍ぶ銀色の影
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毎日が認知症のテストなり 一瞬前のコトやモノなど
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