知を尽くす直訴するなら想像の上を行かなきゃ意味がないんだ
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塩辛で夕飯済ませたイブだった 昨日のような 一年前の
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わがへと マフラーを編む 聖夜かな かぎ針以外は ひさびさ手にした
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大好きな 貴女といつか 過ごしたい 聖夜の鐘を 窓辺で聞くイブ
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老猫の病は我を道連れにただひたすらに静謐な時
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夜中ふと 目覚めてだれもいないなと 思えば ふたりでおそとみていた🐱🐱
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教会の人とほんとによく会うな 「よいお年を」と言ってきました
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ねむりねこ 横目に見つつ 編み急ぐ オレンジワインで ほろ酔いだけど
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はやばやと松竹立てる家もあり そろそろ明日で仕事納めか
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我が愛猫きみの 異変に気付き右往左往 孫子と同じ心配尽きぬ 
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よくやった!嬉しいことはわかるけど狩った鼠を俺に放るな/猫
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冬の日はただ単に海が蒼すぎて心まで染みわたる夕映え
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家向かう 重たき腰を ひっぱたき 帰らぬ理由 仕事に求む
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半身をせり出したまま躊躇する寒い閉めたい猫を蹴り出す/すぐ戻ります
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サンタさん夢見る子にはいい夢を見れない子には靴下編んで
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なにもかも すててしまえば 楽ならん この肩の荷を ぶちまけたし
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道場の 上座に座り 思い出す 宇宙を求めし 青い時代を
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外は雨8階ベーター前ひとりゴルゴな気分で間隙狙い
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一番星 あかるく我を照らしゆく 奈々さん わたしの一等星よ
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自治会に汗かく面々生き生きと 老いへの歩み 半歩ほど停め
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ねこたちの おみやげおやつは 買いました 旅するちゅーる ほかにも色々
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孫たちの回転寿司の空き皿が タワーのごとく ジジババ照らす
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我ひとり己の中にもわれひとり五つの口はあーだこーだと
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地に落ちた葉にも命があったこと描けば光るわたしの絵筆
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数年に一、二度口に出してみる 妻への感謝 おそらくは「愛」
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往ぬ時は ひとりがよいな 人知れず 風にさらされ 土とならまし
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ひたむきに 空ばかり見し 少年の 瞳の奥には 何がありけむ
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真実の強さとは何か 胸に問え 歩むその足 響く歌声
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個性とは容易たやすく築けぬ天守閣 量産タイプの殻を脱ぎ捨て
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エアコンの下ひところに集まればより一層の家族なる冬
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