明日を待つ春雨の日の夜は長く冬の香りを懐かしみけり
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オペ成功!拍手喝采鳴り止まぬ 脳内学会総立ちの夜/とてんからさんのピカー好き過ぎて二次創作
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「ご無事でね」東京四時に春星はミルクになって今日へ溶けてく
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油価騰がり陰で笑うはたれあらん バーコード髪風になびかせ
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ストレートなげてしまったまっすぐな月を見てたらいてもたまらず
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なに成せず褒章無縁なればこそ心平らに有り難きかな
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如月のきっと結んだ糸口が解されてゆく「や・よ・い」という音
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「わが国」と 連呼連発する国に 吾の命は 砂塵の如し
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氷の下をひそか流るる水の音今は健気に春を抱えて
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我行かば ただ鳥のよう 風に乗り 風に逆らい 居場所見つけ
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あと一品買えば送料無料です罠と知りつつカゴに一品
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セピア草 匂ひ惑ゑば玄関へ 訪ふ先生ボクと通園
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馬鹿がいい馬鹿を目指して馬鹿を積む馬鹿は前向き馬鹿は希望さ
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自信薬あれば誰もが主人公 優の劣のと思わなくなり
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微笑めば微笑み返すレジ台にやっと届いた小さき子の指
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透明の水彩画からこぼれ落ちだいじな欠片かけらうまくけない
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人並みに生きむとすれば遠ざかる里のけやきのうろ風の鳴る
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不都合さ 出始めて知る 老化なり 長い付き合い 時は過ぎ行く
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ちょい足しに押せば出すぎる振れば散るラー油の君は我儘にして
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いたずらは得意謝るのは苦手似たもの親子並んで午睡ひるね
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落とし物 気付かずに去りゆく背中 「待って」のさき声も届かず
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しまわずに外しおいたる上っ張り 羽織ればぬくき寒戻る朝
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降雨のち 晴れて風吹き 暴れたる 花粉と黄砂 今年心配
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レンチンの 下ごしらえを 覚えれば 何でもレンチン 主婦革命なり
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こんなにも悲しくなるなら、最初から出会ってなければ……なんてね、うそだよ
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不器用で 饒舌でもないけれど あなたの言葉はわたしを救う
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音楽を止めて地元を歩いたら意外と静かで意外と寂しい
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暴君と化した主は斬り伏せよつるぎささやく妖気を帯びて
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飛ばぬのはクラブのせいと言い訳す 風のせいさと言い張る朋と
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あゝハズいおゝ意外かなすゞめかなつゞる踊り字こゝろ躍らせ
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