風禿かぜかむろけふは雪夜を触れけど まろきたもとに匂ふ梅の
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針金をねぶったときの味がする 牡蠣の亜鉛で舌をしびらせ
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十一時、サンドイッチを食べながら「お昼ご飯は何」と聞く孫
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雪の中直会なおらえの菓子配り行き祓いの神事一つが終わる
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うた友の日々の思いを詠む短歌うたに共感ありてエールをここに
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雀の子 群れで十羽ほど飛び立ちて びっくりしたかい すまなかったね
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小寒に 暖かくして 過ごしましょ ねこにはまふらー 暖房つけて
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ほろよいの ウィンターベリーは 美味しくて かっぱえびせん さくさく進む(ちょっと休憩)
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残酷なほどに星空 ふりむいて君が笑えばそれだけでいい
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目を閉じてポルカのステップ口ずさめ心の中にポーレチケ鳴る
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メンタルに星が生まれる「1」の価値 吸い込むばかりじゃ「0」の宇宙で
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眼に深し緑の野辺のやはらかき草のしとねに心遊びぬ
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ストレスの溜まった我の老体に気づかぬふりし夢は果てなく
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心より体の方が正直だ悲鳴をあげた肋間神経
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街中は不便になれり地方都市スターバックスばかり四つも
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冬疲れ大儀な朝に唐突にユッサと傾ぐ地震ひと揺れ
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初売りのプラン乗り換え 「ご褒美」の値引きされたか 分からぬままに
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お月さま受験の子らを見守ってカゼひかぬよに雪降らぬよに
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友に似た高校生にふりかえるお下げの頃にもどるふるさと
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七草に青春のうた響きをりコントレイルはあをき空ゆく
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お転婆な吾子の遊具か背の記憶 三十年みととせ経ちて今ふとありぬ
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六角の冬は結晶 春は溶け桜は五角 薄紅うすくれない
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ねこたちは おやつもらって まんぞくよ それぞれのばしょ ねんねするのよ
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誰彼に扇動されてく人の渦 掲げよ胸に己に旗を
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朝寝坊「四〇秒で支度しな!」ラピュタのドーラ脳内過ぎる
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変わること変えることなどできないとあきらめたとき親子になった
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あの人に一票入れて一年ですこうなるだろうと思ってましたか?
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白い空をじいっと眺めている猫のうしろ頭をにんまり眺め
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メロディーは船を励まし海を越え語呂の響きで猫は踏まれて (チャラチャンチャッチャッ♪ )
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一年の 速さに心 追いつかず 病と加齢   あらがうなかれ
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