取り出して 眺めて聴いた 「レクイエム」 モーツァルトの 最後の手紙
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国であれ 人がする事 愛憎も 駆け引きもあり 何処に落とすか
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平和の世ねがふ口もて謗るわれこころやいばや鞘ぞいづこに
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春霞 上着を脱いで たゆたうて 鳥の声また 穏やかなりし
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生きづらさネットのせいにするあいだ 網の隙間を烏は探り
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故知らず 人恋しくて 茶を啜る 彼岸の明けの 薄日さす午後
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週一に 来る孫からの ハグ受けて たちまち我は 充電満タン
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川の勢に削られ石ころブーメラン海は白波「勢い矢ッ」とそら
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春日中はるひなか 二つの川が 交わりて 川面の光 ゆらゆら揺れて
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雪のないベランダ脇には四五人のコロポックルのごとく蕗の薹たつ
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幼き息子 日がな一日どろだんご 磨きに磨きし その光沢勲章もの
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我が庭にムスカリ連翹 雪柳 桜吹雪きて彼岸の明ける
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ぬくぬくと  背に受くこたつ  画面には  アフリカゾウガメ  われが映れり
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こんなにも 電波時計を 狂わせて お互い知らない 月曜の朝
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蜜月の頬寄せ笑顔爽やかな私未生の若き父母
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ランドセル姿は最後 卒業のおとなりの子を送るベランダ
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ピュッと風くるの知っててまばたきを我慢するなどできるわけない
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ポロポロと 悲しい雨音 聞いた夜 カップボードに ココアを探す
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花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
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父母と 炬燵囲みし 遠き日の 帰ることなし 春の淡雪 /想い出は飢餓の如く
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枝ぶりの構図瞼に 老木は枯損木となりて久しき
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並んだな並んだけれど入れられずハイブリッド車ハイブリッドを横目で見ては/ガソリン
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愛用のぬいぐるみくわえ我探し 見つけてほっぽり 我へと一直線 /愛すべき我が猫
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灰色な今日をなんとか変えたくてデルフィニウムとトマトを買った
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2注意3警戒4危険表示横目に行く雨後の早瀬は/白波立てて
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春風はるかぜに  揺れてうつつの  水仙すいせんの  陽光ひかりを浴びて  夢を見にけり
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曇り空 たたずむ川面 映したる 街の裏側 ひめやかなりし
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土曜日の朝は身体をほどく日でナマケモノ的スピードでゆく
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笑わせてやろう恩着せ語れども妻の笑顔に実は癒さる
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ウォーキングあんこ型女子二人連れ母さんを待つ僕を睨めつけ/何か気に障ったのでしょうか
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