どんと焼き 今年はふたり 自転車で… 憶い出される 愛犬あのこの重み
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成人の日が動くのはいいけれど記念日だった人はふくざつ
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ひさびさに エンタの神様 堪能す ミルクボーイと どぶろっくが好き
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しゃっくりをしながら泣いてる吾子の背をポンポンできるだけの左手
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寒中の寝具は重いが常となりそれこそ夏のタオルケットまで
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バレンタインに何もらえるか考える暇はいらないもうインシュリン
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比喩の風ヒューヒュー吹ひて耳ピクリ 風にも宿る心の声は
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猫母よまずは予選を突破せよ 高槻はそも右近の国ぞ(切支丹大名)
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もう無いしすっかり無沙汰夜勤明け朝寝と昼寝夕寝がしたい/まだ夜勤時差ボケ中
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「ないないない」悪意は虚無ないを突いてくる全て見透せ想定内で
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窓の外ホワイトアウト閉塞に慣れてひきこもりの冬は凪
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摂食が 出来ずに倒れ 入院中 ナースと関わり 自我を取り戻す
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実を結ぶ力は重い「奴」が上 背負って挑む力よ力エネルギー
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冬の朝毛布ピタリとたたむればひかり優しき君が横顔
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日に三度、犬を吸わねば生きられぬ さふいふ身体にいつしか成った /犬好き
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ストーブの前に座りて半睡のあわいに遠き笛太鼓の
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帰り道 豪雨のなかで 傘ささず 息を切らせる 笑顔の二人
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風と歌い踊り疲れて木々の葉が眠る公園 私は一人
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孤独だわ宇宙に煌めく星々は極低温の真空だもの (ほぼ絶対零度)
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あなたがさ別れる前に待ったのは『慰謝料いらん.!』の言葉だったか
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哀しみも今の私の一部なり 焼きたてのパン切り分ける朝
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タイムマシーンあればあの日の僕の背を 叩いてやりたい「傲慢だよ」と
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「生きてたら儲けもんだよそれだけで」心配性の母が笑った
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額付け欅の古老に身を託すただこうしているだけでいい
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かんばしく 色鮮やかな 草餅を  こしらえ送る 九十の祖母
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もういいと人生はそう返せない神が返せとおっしゃるまでは
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バイソンの群れ荒れ狂う只中でその一頭と眼が合う刹那
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子や婿の仕事始めに残された 我に今日から初場所来たり
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風が吹くバケツごみ箱けとばして私はこたつ一日炬燵
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孫送り届けてうつろ帰宅せば 忘れピクミン 輝きて在り/アイコン変えました
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