先を行く きみの腰に揺れる水筒 共に歩きし あの日の野辺に花
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蕎麦すする音にオーイと呼ぶナナも食べてワーイと笑うインコや
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いい馬に目がない僕は駆く馬出資馬に未来の夢を歓声を
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見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたかよこしまな風
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のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
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やれやれと 特定検診とくていけんしん 結果みて これで一年 少し気楽に
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空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
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真っ白に青ざめ消へし歌の跡 鍵をたがへて未知の泡沫 (絶句・・・ですね💦 さくらもち様へ)
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そのときに またその時に 味があり 寝かせた酒の 奥深きこと
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雲よぎり 宙に上りし 月を見る 過ぎ去る夜汽車 見送るように
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仰がれて 風に煽がれ 雨を受け 少し遠見の 桜の宴
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茶の色の束の間に褪せ松抱けど小舟や過ぎし蒼き川の辺
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一戸建て 庭付き無しが 趨勢すうせいも 庭の有る家 少し豊かに
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花冷えの 雨降り出でて 悲しみの ふたたび返る 君が四七日(よなぬか) /挽歌
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図書館へ 花舞ふ路をはや足で 君いるかしらん ひかりの窓辺
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キミ想い清明の空見上げをり新たな年も共に生きたい/卯月六日
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上半期ノルマを早くも達成し 何食わぬ顔これぞダンディ
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コロナ禍で会へない祖父に文送りおまけに添へたはじまりの歌
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春風に 舞い立つ心 人々は 浮かれ飛び交う わたげの如く / 新学期
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日が過ぎて終わりの桜でる日々今ここにある花はいかり
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ピーという電子音こそファンファーレ干し終えたなら春へ飛び出せ
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遠巻きの我をいざなふ桜かな寄れば触れれば歌に酔ひしれ
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塩だけの握りが美味い噛むほどに田を持つ人の愛も広がる
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電子的積読化するKindleにはやく読めよの通知やかま
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親ひとり 置いていくのは 忍びなく ただ鬱々と 何とか生きる
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何かこう 口さみしくて キッチンと 居間行き来する 花の雨の日
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どうしようもうダメダメだダメすぎる私の場所はあるのだろうか
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雨の打つ小箱ひらいて子猫抱き寝息に胸の温む遠い夜 「チャー君」
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誇る花 散る花もあり 野辺の花 人が愛せば 次の世もあり
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ぐちゃぐちゃの豆腐顔して爆発だ 君だけにしか見せない自分
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