国家とか 人種とかは 戯れ言で 目の前の人 助けましょう
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酒好きで免許返上しちまって遊びに行けない雨の休日
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散々に風を吹かせて 春は往く 戦の嵐 まだ収まらず
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雨粒を抱えて若き花ひらき淡い朱の舞う花みずきかな
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構造は生死を分ける神なのかテトロドトキシン毒たる意味や
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脚本こうぞうで趣き変わるワンシーン歌人は監督カメラを回し
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さくら散りふと思い出す詩歌には花びら流れ少女の肩に
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豪州の肉を噛みつつ和牛とはかくも遠きか年金の日々
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稲妻が走ること無く 音だけが響く春雷 ひとり聴き入りし
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「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
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どこでまだ咲いてるんだろ花びらが風に吹かれて路上を転がる
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ひと言の「言葉はチカラ」それだけで今も歌える師へ馳せる愛
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手はスゴい脳より先に解く答え理屈は後から仕事あるある
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若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
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先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
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いきなりの突風で桜 吹雪舞ひ 夜の憂いも空へばらけた
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良いねポチ届いて花は開花してみんなの種が撒かれて行くよ
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座している 雲の間の 太陽や 少し歩こう 時に任せて
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「コストコで  買い物すると  太りそう…」 「…そうじゃなくて  太るんだってば」
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触覚で命伝える蟻たちへ切なき人の文明照らす
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人知れず初冬に開花 暖春にいだかれ実りはじむ 枇杷の木
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革靴を手に持ち走る女学生 淡いブルーのシャツではにかみ
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四つの葉のオキザリス春あの空へ赤きラッパの花のおはよう
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終と始の同居の刻む微か音に星の生き詩を抱く砂時計 
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雨雲の浮かべる影をぼんやりと眺める日々の時は穏やか
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花壇よりしなだれ落ちる芝桜 受けてやりたし たなごころ見る
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クレームを言わない親が割を食う春の嵐が吹くクラス替え
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「五分間」閉じ込めようか永遠にそう願うのは僕だけだった
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日に透けてやさしくそよぐ木々の葉は燦々として風に煌めく
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空き地には 虫も見かけぬ ご時世に 雀は知ってる その居場所
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