「触れちゃダメ!」カタンッと響いたピタゴラが狙う命は館の中で
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はじめてのマッチングアプリ登録す無惨な恋を忘るるために
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機嫌よく診察室の入口へ一分もせず吾子の絶叫
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自分史をながなが語る男には あくびとともに哀しみ誘う
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「雑草という草は無し」  よぎりつつ 次々抜き取る我非情なり? /牧野富太郎博士の言葉より
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小庭辺(さにわべ)を 行きつ戻りつ 中日(ちゅうにち)の 眩しく白き 割烹着の母 /彼岸中日
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情報をすぐに共有する仲になって半年またラブレター
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傀儡かいらいが 筋書き作る 会談に 明日の風は 気分次第か
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うしろ髪 しなやかに揺れ 十六夜の  独り一夜の 夢追いかけて
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白梅の 花びら浮かぶ 柄杓より 水琴窟に 水注ぎけり /四季倶楽部京都加茂川荘
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地は乾き 轟音立てて 春の風 まったりしたれ 温泉日本
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ネブラスカっていったい何処にありますか幸福のパン売っていますか 
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心葉こころはの  ながなみだは  漆黒しっこくに  故郷ふるさとすみ  かしゆくなり
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人いきれ耐えかねたとき青空を見上げることをお勧めします
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満ちるより 欠けゆく日々を 愛したい 独りぼっちの 三日月のため
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放課後は球拾いのみ明け暮れて白球唸る 声の届かず
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アウターの人半袖の女性(ひと)もいて横浜は今春の入り口
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ウォーキングあんこ型女子二人連れ母さんを待つ僕を睨めつけ/何か気に障ったのでしょうか
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猫を撫で コーヒー淹れて ウタカタを あとは天気が 上がるのを待つ
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ドラえもんわさびになって久しいが 母の声マネ変わらずのぶ代
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年度末 締切迫る 協議書を 作製しつつ ランチはおかき 
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学舎まなびやを巣立ちぬ我等に 贈られし鉢植パンジー 門出の祝ひ/小学校卒業の日
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白鳥は 今きっと津軽 海峡を 越えているはず 彼岸に千歳
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脚色の目立つ噂を聞きながら硬いトマトを噛んでるランチ
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予定見て 今日行くところ あるだけで 心うきうき 朝が始まる
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手紙読み 散りゆく花びら かき集め 懐かしの想い はめ込んでゆく
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遅刻する 急ぐ足元 風過ぎて たんぽぽの綿毛 どこにゆくかな
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方舟の秋津島にてゆるゆると ハルマゲドンを高みの見物
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巡りゆく 血潮の音の 心地よき 春の夕べの 手枕の夢
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カラオケで A I頼みの 選曲び 気づけば我が夫 昭和に戻る
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