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現実逃避 するなと人の言うけれど 生まれし日より 夢に生きたり
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春の日にキャベツ畑のモンシロチョウひらひら舞いて卵産みつけ
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叔父さんに冷凍餃子大量にもらった。リュックの背中がすごく冷たい。
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眼に映るすべてに心弾ませて発語なき子と手を繋ぎゆく
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きみのいる世界にぼくも触れたくてしゃがんでみたりおなじ目線に
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入社式となりの彼にドキドキと元カレに似て胸を離れない
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冬ごもり春日を待たず
去
(
い
)
にけるを惜しと云はぬが華の
枯人
(
かれびと
)
14
言葉には ならぬ悲しみ 拭へども 拭ひおふせぬ 血の涙かも /挽歌
14
朝顔の 垣根しなだれ 昼下がり 陽背負いその影 薄れ消えゆく
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ヨカナーンの 首に
聖穢
(
せいえ
)
がこびりつき サロメのキスは 破滅の調べ
14
里帰り 7年ぶりの 友人は やはり同じく 歳を重ねて
14
懐かしい 景色のはずが 変わりすぎ 思い出せない 昔のここが
14
春の夜の 無音の中に ひとりぼち 嫌いな人さえ 恋しくなるよ
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ランタンの 光に惹かれ 星流る 集まる虫の
音色
(
ねいろ
)
奏でり
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金曜の千鳥ヶ淵に吹く風がくしゃみをさせて桜色の頬
14
友とランチ 応援めしと 決めて行く 聴くだけでよし 頷くだけでも
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真ん中を射てしまうのは怖くて 少しズレてる自分を装う/其の一
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震災時 電気水道 応えなく 歩けぬ人は 待ち望むのみ
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義妹
(
いもうと
)
になるかもしれぬ人に会う桜花の朝の妻の出立
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球音がカキーンと響き弧を描き光をキャッチ勝ち負けはなし
14
桜では無くて汚れた雑居ビルトイレで延々洗手する
少女
(
こ
)
あり
14
イスラエル
「Air raid」
(
空襲警報
)
鳴り響き
裸の王の
(
トランプさんの
)
撤退迫る
14
雪折れせし桜の小枝に八重三輪。すでに花瓶は春盛りなり
14
風流を気取り詠んでは悦に入るも和歌というより狂歌と言われ
14
三分後聞きたいニュース始まると わかってながらつい聞き逃し
14
さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむ
終
(
つひ
)
のひとひら
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象徴
(
北極星=ポラリス
)
は 如何なる時も そこにある 場を失えば ただの風船
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しとしとと窓の雨粒眺めながらコーヒーを飲むお湯を沸かして
14
咲くたびに
庭のさんしゅうと歌ったそれは山茱萸ではないらしい
(
今寝たきりの母さんが歌っていたな庭のさんしゅう
)
/山椒とか
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バス停前満開の桜実家から家に帰るわれ見送りぬ
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