ストレートなげてみたらばノーコンで思わぬひとのミット直撃
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幾度かの寒の戻りに嬉しきこと も一度君が膝で丸くなる
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虚無感を 煽る言葉を 迎え撃つ ミサイルほどの 絵空事 欲しい
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ゴミの日にゴミ出し出来ない母なのに小言文句はすらすらと出る
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雨籠り じっくり煮詰めし金柑のまろさ小さきお日様のごと
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あられ降る寒の戻りのひなまつり夫婦静かにせり鍋かこむ
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日常を 離れて日々を 振り返る いつか終わりが 来る日を俯瞰
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家族がねいっぱい世話になりましたヘルパーさんに感謝状なり
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眩しくて目を閉じていても青いまま 影の輪郭黒く濃く浮く
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犬と猫焼きもちだけはおんなじで噛み合いながら仲良しになり
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雨だった昨日のせいで売れ残る値引きシールの桜餅食む
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気に留まる 頁に付箋を 貼る様に 春を報せに 鳥木に止まる
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椿散るさよなら冬が好きなひと あとに残るは春と桜と
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真夜中に大利根月夜聴いている眠れぬ夜の森のぶおとこ
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履歴書に貼った写真は笑ってた。その時は未来を知らなかったから。
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雨音は されど水しぶき立つ道路 大小兼ねた交響楽
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今朝はまた気圧配置に救われた昇る朝陽よ我の援軍
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枯れ草の 生い茂る地に 風吹きて 復興の種 蒔かれたりおり
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水銀の禍まがしきを振り下ろす体温計の熱日の記憶
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息子聞くママはおばさんなんだよね?アラフォーママは言葉に詰まる
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「そのカーテン、レーニンじゃなくてレーヨンやろ?」 西日と冷戦 赤く染まる陽
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この仕事、向いてないとは思うけど、サイゼに行くにはお金が必要。
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寒さとは別の理由で腹に貼るカイロがわれを癒やしてくれる
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夢の中 朝のコーヒー知りながら一億杯をそそぎ続けん
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あたらしき形の景色さざ波の 今日のお客と四杯のカップ
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花便り昨日は尾道 今日 は伊勢 上野を経れば弘前に花
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ブランコにスタバの人魚とJKが口角上げてカメラ目線
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雨のあと 強風二日 咲き誇る 河津桜の 花のしぶとさ
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息子帰省 いそいそ始む ご飯作り われはやっぱり 甘き親かな
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WBC 生で試合観れずとも ドームの外で熱気分かち合う
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