困ったり うまく行かずに 落ち込むも 君だけじゃない 我受け止める!
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画面越し 勉強中の 君の瞳 「きゅっ」ってなるのは なんでなのかな
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吹き抜けの 雪の舞い込む荷下ろし場 夜通し点いた灯りが翳る
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枯れ草の中で見つけた白い花スルーが上手小さきチサキはこべら
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紅梅が 綺麗と届く メール受け 友の笑み思い見に行く極寒
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手を取らる仲睦まじきふたりなり 「ではなく呆け」と宣りし連れ合い
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真っ白な世界に僕の輪郭が溶けてめまいがする 未練、たぶん
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失われそうな僕がここにいる雪の白さは、僕の葬列
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声荒げ朝を待つ間に研ぐ米の白きひかりに「ごめん」をそえて
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虹立てば狐が纏ふ白衣 嫁ぐ日の雨しめやかなるあと
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廻らない回転ドアに力負け しばし個室で先に笑った
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限りなく死に近い生歩ませてまだ死なせずにいる女神様
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深夜なら黒糖紅茶と藤井風  胸の奥まで、ふう、じんわりと
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一休のなんとかなるをなんとなく有難がって鰯の頭
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故郷ふるさとを捨ててお隣、礼の国 領主の言も適度な鞭で
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降り立った ここは陸奥みちのく 盛岡さ 仕事は明日に 雪と乾杯
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もうお昼 もう夕ご飯 そんな日々 積み重ねては 微笑んでおり
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星空にオリオンを見た古の人と歌など詠み交わしたい
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雪国の命をつなぐ 移動スーパー ゆくてをはばむ ホワイトアウト
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滅多ない氷点下の朝体感し 暑さに溶ける夏思い出す
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窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり
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元気ですお陰様と言われても私が何かした訳じゃなし
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持病有いまだにマスク外せないだのに日に日に増える口紅
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年老いて 今尚続く 雪下ろし 遠く離れた 地より無事祈る
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晦日の夜 踵の減った父の靴 磨きあげたし 除夜の鐘聞く
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金曜日 仕事終えたら 帰りたい 足を阻むは 大雪の壁
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彼の前で肩先震はす君からの  「二月の義理」の黒より苦し
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来客の話す言葉が聞き取れずマスク取ってと言いたいのだが
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榕庵宇田川は言葉を仰山ぎょうさんよう編んだ僕も編みたいひとつだけでも (細胞、結晶、法則、酸素など多数)
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家事が好きそれで主婦になったのに隣の芝生が青く見えるよ
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