それなりに幸せそうな人たちと歩調あわせて今日は寄り道
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丸ごとの キャベツに出会い 迷いなく ロールキャベツを 煮込む冬の夜
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スパ銭で半日過ごすくらいでは癒せぬ疲れ思い知らされ
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年金をたったひと月未払いで何度も「最終」催促通知 (税金の無駄遣いは止めましょう)
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本ならばブルーライトも出さないしボクのこころも守ってくれるさ
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さよならの余波に揺らいでいる僕は海なし県のカモメなのかも
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風の音まるでノックをするようにもしや来客風神かしら
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ラーメンのスープはちゃんと飲み残しスープバーをば二度おかわりをする/今、猛省中です
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外見や 中身がどうと 言われても  浜の真砂まさごは なみに濡れゆく
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「初雪が 降ったら 思い出して」とか 雪より重いね ごめんね、忘れて
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水の音 聞きつけピョンと 洗面台 君のは床に ちゃんとあるのに
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短歌とてチームを組めばアイドルか踊る曲夜に想ひを乗せて
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青い春 頬杖ついた 君を見て  シャツのぼたんに なりたいと思う 
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観たかった映画がサブスクご褒美だ「スマホ×ステレオ」プチ映画館
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君はいま 根を張る時ぞ まっすぐに 遠慮捨て大地ふかくへ入れ
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この世界われにとっては生き難し光あたらず新月つづき
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私ならおはようさんと会釈する向かいのおやじなぜ背を向ける
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渡されたブーケはなべて枯れしぼみ幾世代もの契りの果てに
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可惜夜あたらよは 可惜夜あたらよ故に  早くけ  初恋故に 破れて可咲おか
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豚さんはカナダ、メキシコ海を越えスープの海でしゃぶしゃぶ泳ぎ
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少しずつ降ってはつもり深くなるそういう冬に戻ってよ雪
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肌と肌触れ合うことの滑らかな心地の中で夜溶けてゆく
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懐かしき亡母の甘露煮 金柑のたわわなる実は冬天に映ゆ
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東京の春の心地を胸に抱き氷点下八度の暮らしに戻る
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年明けに 隅で人待つ スノードーム 笑うサンタは 見向きもされず
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ラブレター心で書いたものだからあなたは明日あすも変わらずにいて
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温暖化 「冬はやっぱり 寒くなきゃ」 そう言いながら 待ち焦がれる春
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暖かな リビング抜けて 浴室の あまりの冷たさ 熱めの湯を張る
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たった今 Bluetoothで ペアリング 去年の記憶を 君が再生
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顔洗い髪を整え紅をひく 社会人じょうしきじんへと変身完了
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