AIにの歌の意味尋ねれば吾も気づかぬ真意答えぬ
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雨の打つ小箱ひらいて子猫抱き寝息に胸の温む遠い夜 「チャー君」
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ファンヒーターストーブが鳴いているので母さんの世話朝仕事3時間経ち
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新生活 心と身体からだが 揺れる時  どうかいたわり 過ぎて下さい  
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二人してベランダで見る赤い星東の空はもうすぐ夜明け
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道端に アスファルトの 隙間にも ふまれてたんぽぽ ひらいてたんぽぽ
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風呂の湯をまじまじ見つめ降りてみてバチャバチャ這い出す濡れ猫亡き猫逃げて
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ほんのりと淡いひかりの風に乗り花びらうすい朝日が昇る
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仰がれて 風に煽がれ 雨を受け 少し遠見の 桜の宴
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どっちでもいいよと笑う春の日の 僕の脳内ずっと文化祭
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山奥の家屋の隅に白き鳥とまったような辛夷の花見つけ
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薄桃の衣脱ぎ捨て 桜木は やがて萌黄に衣替えつつ
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サザエさん見て笑ってはニュース見て迫る明日へ憂い染む夜
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長袖のシャツをまず脱ぎ汗拭きの準備ととのえ食ふ辛ラーメン
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初めての傘は赤色アンパンマンずっと離さず寝るのも一緒 /吾子三歳
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『エレジー』という名の記憶断片が七十年のよすがと知りぬ
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ほんのりと東を照らす朝の日は飛び立つさぎの透ける羽色
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早くから武道で鍛えし同輩は幾つになるも頼もしく見え
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「なんにでもなれる」と言われたあの春の教室にまだ私だけ居る
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野辺の花 黄色一色 ほころびて   揺らぐ春の陽 陽炎立ちて
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笑いあい情けがかよう芝居小屋また来るひとも去りゆくひとも
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さきもの 弱いものたち 先頭に 築かれていく 令和の時代
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心にもない雨がふる花がちる憂き身はともにながれて海に
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キツかった ウエスト少しユルくなり 「痩せた?」「いや違う」『ゴムがのびたの』
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猿沢の 池の畦(ほとり)の 暗がりに はつかに動く 鹿の角見し /春宵の奈良鹿
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経済が 能力有無を 決める今 追いやりましょう 貴方は貴方
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もちゃもちゃと歩く仔犬のまんまるいおしりを眺む転ばずにゆけ
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そこだけが許されたようにはしゃぐ子と一人でいるかのような母親
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うわのそら春はハートのたがゆるみ満月さえもうわすべりする
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春ゆけば蕊のやうやう紅らみて幼な子愛でるときの過ぎゆく
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