好きな子がくれた塗り絵をに寄こす「きらわれたくないからもらつた」
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蛍光灯消す事出来ずに寝る幼時心をえぐる地震の爪痕
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新聞の立正大の広告の風に吹かれて麗し乙女/イラストが可愛い
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習い事ともに学びし青年の病いに伏せつつ心痛しんつうきわむ
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限りなく死に近い生歩ませてまだ死なせずにいる女神様
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くるしくてつらくていやでにげたくてまたきずついてまだきずついて
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深夜なら黒糖紅茶と藤井風  胸の奥まで、ふう、じんわりと
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一休のなんとかなるをなんとなく有難がって鰯の頭
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一夜明け 再度総理のことば聴き 日本の行く末 憂い拡がる
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故郷ふるさとを捨ててお隣、礼の国 領主の言も適度な鞭で
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趣味別で何でも〇〇短歌あり?正直、ビックリ麻雀×短歌 (他にも相当あるみたいで)
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多忙ゆえ散歩アプリは繰り返す目標達成しませんでしたと
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教室で 私に微笑み かける君 好きバレしたら どうしてくれるの
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もうお昼 もう夕ご飯 そんな日々 積み重ねては 微笑んでおり
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解答を導く指の震えさえ 八百万の拍手と思わん
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難解な スタバ攻略 明後日の デートのための モカの苦味よ
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飲み込んだ海星ヒトデ、理不尽ともに毒 河豚フグと人とは毒に染められ
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イメトレは馴染みのOLDだるまでワンショット此岸しがんはしのちびたベンチで
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雪国の命をつなぐ 移動スーパー ゆくてをはばむ ホワイトアウト
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おそらくはバイオリズムが下降線 わかるアナタとわからないキミ
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雪を踏みキュッキュと鳴らし翔ける君 その背の白き羽を震わせ
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困ったり うまく行かずに 落ち込むも 君だけじゃない 我受け止める!
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目の前の優しい瞳は恋の華「バッタリ会えたら」今日だけ浸り
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娘等が自立した後 タイマーの ありがたさ知る夜更けの帰宅
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晦日の夜 踵の減った父の靴 磨きあげたし 除夜の鐘聞く
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吹き抜けの 雪の舞い込む荷下ろし場 夜通し点いた灯りが翳る
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歌という 己を守る盾を得て ここからひととせ また歩まんとす
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有るものをつなぐ西から東へと俺は営業ひとのなか生く
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初対面 話していると 知るご縁 つながるつながる これぞ縁か
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巻き添へを食らふも 悪気の無き人を許し 運の無き事と笑ふ
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