春の豪雨 桜花おうか一掃 新緑の季節へのいざない 一翼いちよく担いて
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春風の二十度に耐え雪塊ゆきくれの汚れ汚れて名残りの冬の
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にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
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 公園へ 誘われし春 にぎわいて いつしか夏の 夕暮れ想う
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二時の列「クジラ」のあとの「ラーメン」で決着つきて煮干しも薫る/しりとりで並ぶ
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若き日の烏が残し泡沫の揺れる湯船に微睡の宵
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カーテンの隙間に光るきみの笑み 決してこの子を戦に送らじ
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もしかしてこれが最後の桜かもそう思いつつ観ればなお佳し
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おかえりと むかえてくれた 猫はただ ご飯を待って 私より飯
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瑠璃や藍あかく咲けざる紫陽花に降る雨沁みて土染まりゆく
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「いよいよ」と思う頃には有料のチケット買うのか…サブスクの罠
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だんだんと脚の痛むを尋ぬれば昨日歩きし一目千本
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春仕様 猫と私も 衣替え 言いつつ寒く ストーブ囲む
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多種国語まとめて作る 新種語 の淘汰 抗え桜の我ら
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望む峰いいねの翼じゃ届かない強風ウェルカム谷越え恐怖
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花冷えに 赤きシュマーグ 肩に掛け 思うは遠き イエメンの旅 /シュマーグ:中東の正方形スカーフ
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降り止まぬ雨を味方にデイ拒む 義母を抱える私の胸にも雨
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ゆっくりと期待と不安の花びらが心にヒラリと舞い降りてきて
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「五分間」閉じ込めようか永遠にそう願うのは僕だけだった
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東京に負けた気がした帰り道何に負けたかわからないけど
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書けないよ 毒の強さが 際立ちて 「屁の河童」さんに 脱帽👒します
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春がいい 富士山がいい はながいい ゴルフなんかは そこそこでいい
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悩む時 心音「こころね」へ問う返る音の灯の霊掴み火影とすべし
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愛抱けど君の写真に降る秒の積もる切なき悲しきセピア
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春雷が百足の季節告げてゆくびくびく眠る夜がまた来る
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春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
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立ち止まり迷う私のかたはらに 黙して笑う春の陽の夫
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公園に江戸の足音聞こえそう ここは土佐藩下屋敷跡
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「そのままでいいと思うよ」そうやって僕じゃないほう選ぶんですね
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枝垂れ梅 香こぼれる 春月夜 酒酌み交わし 花の宴  
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