早起きし我の布団に入り来るアニキの顔とちがふ顔して
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伸びすれば関節どもがギスギスとアブラ切らすな一斉抗議
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ごきげんの 朝体操の 帰り道 歩み止まらず 四キロ来ており
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かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
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食われちまった小国は 富豪の腹を満たさずに ただの骸か
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聖書を背負って生きてるきみの住む街はどこへ向かうの? 争いを経て
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無責任なリベラル党のたわごとを 蹴散らして行け海上自衛隊
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ぴかぴかの首輪光らせゆくいぬのやわらかな眼の愛おしきかな
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うららかな 春の陽気の 公園で 泣きたくなるよな 喧嘩がしたい
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手紙読み 散りゆく花びら かき集め 懐かしの想い はめ込んでゆく
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顔よりもジャンボおにぎり竹内君おとんが作る愛の頂
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巡りゆく 血潮の音の 心地よき 春の夕べの 手枕の夢
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コンクリに スマホ落として 打撲傷 大丈夫そうだが様子みる
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あちこちの開花だよりが聞こえきて 心そわそわ春はマジック
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夕日に 友と語らう 三年間 淡い花びら 色染め濃くして
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インスタで アカシア抱え 笑う友 君の笑顔が 続きますよう
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カラオケで A I頼みの 選曲び 気づけば我が夫 昭和に戻る
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銀だこの 最後の一個 取り合って 椅子から転げ 落ちてみたいな
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食べたもの余さず日記に遺すこと 仰臥漫録読みし頃より
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子規の母の「しかたがない」とふ言葉 しかたがないと聞くほかはなし
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瞬間の 笑顔の中に 曇りあり 日米関係 それが全てか / 危惧します
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麗らかな 春の優しい 木漏れ日に 憂いを覚え 部屋に篭れり
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襟足に 春の予感が した日には 泣きたくなるよな 喧嘩がしたい
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見惚れたらポールにぶつかる移り気な僕は倍速 繰り出せ足を
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たまさかに友とあふ日にくたびれし葱と歩けり古着など着て
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さかのぼる 制服ふわり あの頃は ぶつかりながら いまは隣に
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甑より 取り出し扇ぐ 饅頭の 面影にたつ 彼岸来にけり /彼岸の酒饅頭
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蘭の花 ほったらかしの 二十余年 ふと気づきたり 子の育ちにも似て
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何ぞ故 我の人生 ままならず とりあえず寝て 明日の我なり
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東雲の明けの早さは加速して眩し陽光ひかりに力得る朝
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