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暑過ぎず寒過ぎぬ午後エアコンのフィルター洗って気持ちも晴れて
19
雷が家の真上で鳴り響き春が終わると宣言してる
27
春雷が百足の季節告げてゆくびくびく眠る夜がまた来る
27
稲妻が走ること無く 音だけが響く春雷 ひとり聴き入りし
18
「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
18
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
18
ひと言の「言葉はチカラ」それだけで今も歌える師へ馳せる愛
18
日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き 平和よ
永遠
(
とわ
)
にと
18
手はスゴい脳より先に解く答え理屈は後から仕事あるある
18
階段を下りる膝の痩せ ひと足ごと
吐
(
つ
)
く息にせめて
短歌
(
うた
)
を乗せんと
18
新緑に皐月の花の咲き
初
(
そ
)
めて青空仰ぐ紅ぞあざやか
18
朝陽浴び 桃色シャワー降り注ぐ 日中線の桜トンネル
18
目が合って 吾は目を伏せ 彼女笑む 半世紀過ぎ 幸せであれ
18
ぽつねん島 枯れ木に若葉 深緑 丸い斜面に芝桜萌ゆ
18
魂は 不在なれども 吾を見る 御魂がありて 吾は生かされ
18
手水舎に 穢れ清める 湧き水の 指慈しみ 水ぬるみけり
18
屍は衆人環視の荼毘に付し 川に流して輪廻に託す
18
紫の チューリップにも パンジーの 蒼白赤に宿す尊さ
18
石鹸の匂いに君を抱きしめる私の行方を花は知らない
18
見上げれば 朝陽に照らされ綿の雲
萌黄
(
もえぎ
)
の葉の
間
(
ま
)
にふんわり浮かび
18
たまたまに被るテーマのおもしろき誰かと誰かのコラボレーション
18
革命の狼煙を待ってる午前四時 影から睨む街の時計を
18
無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
18
言い方が話の流れせき止めて年寄り臭くなったと思う/気がつけば
18
友と会い こころゆくまで語り合い 一片の
愁
(
うれ
)
い スッと消えゆき
18
丁寧にひと櫛ひと櫛髪染めて 妻、老人会に週末デビュー
18
懐かしき テレサの歌声流る宵 酔ひしれる我昭和の人なり
18
残念だキミは頑な
白渦
(
しらうず
)
に一度伸ばした手は弾かれて
18
喜びも 絶望さえも 見下ろして 医大の前の 銀杏は青葉
18
丘は萌へ峰も萌へたりやまなかの 自生の 花は今ぞたけなわ
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