やることがひとつふえるとひとつへる動的平衡なりし老後
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東京と大阪巡る大環状 往路は北陸 復路は東海
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湿疹の粒は掻いてはいけないと言い聞かせつつ掻く、日曜日
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ねこたちが ゴハンおくれと やってくる 夕暮れ時よ うろうろうろうろ
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外孫の遠くなりゆく年毎に むべなるかなと背伸びしてみる
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このところとんと見かけぬ野良猫何処いずこに去りてあの月を見る
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鯛石は米子城跡めでたいととっとり便り彼の写メール
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初場所や天皇一家の臨席に 歓声あげる今も臣民
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車上からチャリ駆けて刹那の鳴き声 目でキャッチ木隠れメジロ朝の幸運
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5回くらい 起こしにきたのは 知っている ちま猫ちゃんは ちゃみちいニャンコ
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ままならずよこしまな奴!ののしれど更に意固地なポリ袋かな/開かない
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あの人が受賞するよう 裏山のちいさなちいさな滝に祈った
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負けるまで続けてやると言いたいが一度も勝ったことのない古希
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冬の朝 掬う真水の冷たさに 眠り醒めゆく今日が始まりぬ 
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「うるさい」と言って言われて日が暮れて明日の朝は笑うのだろう
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ねこたちが しんぱいそうに みているよ ロキソニンあったから だいじょうぶだよ
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冬ざれの 狭庭に出る蕗の芽の 萌ゆる緑に春を見つけたり 
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ちょっとだけ 人助けした 帰り道 家に帰ると 福の香のする
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物忘れ 物に限らず 失念す 脳内に付箋メモできれば
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窓の外ホワイトアウト閉塞に慣れてひきこもりの冬は凪
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帰り道 並ぶあなたの 手は遠い 影の中では 繋いでるのに
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取り替えし電球色の懐かしき 暖かきやら 心ぼそきやら
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実を結ぶ力は重い「奴」が上 背負って挑む力よ力エネルギー
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深夜二時 担々麺で 小休止 辛さに咳き込む 君が可笑しく
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カ―テンを開けても外はまだ暗く月と星との時間の最中さなか
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外界はすさぶ大地の針の風 服を凍らせ針を防いで
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陽光に薄目で居並ぶ猫二匹「分身の術??」我が目を擦り (人様の敷地内・パシャリ断念)
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ゴミ捨てを ねこが じーっとながめてる ようじ用事はなあに どこでねてたの
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レアアース 「類まれなるこの地球ほし」と訳してもよし 宇宙的には
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母さんも昔は子どもだったからうざいと思う気持ちもわかる
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