自動ドア電源切ればただ不便熊出る間致し方なし/介護施設
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そこにありて 草木の陰に 冴え冴えと なみだに映る 野菊のいろ
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初おみかん 2Lサイズで 甘くって 今日もなんだか いいことありそう
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街角で電波拾おう手を振れば振り返す人いてあたたかだ
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公園にひとりしょんぼり立つぼくは氷雨に濡れる日時計みたい
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思い出が 詰まりし車 車検出す「まだ乗るのか!」と 整備士笑ふ /平成9年車😅/(前編)
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二日間娘は音も沙汰もない好きなおかずをラインしたのに
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赤と黄の 紅葉こうよう見つめ 秋の日は 自然が作る 景色を堪能
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今日も通院 いっぱい食べな エネルギー おかあちゃんも 体力勝負よ
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手も足も出ずに生死も許されず私変わるな残余の命
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うたかたの 道に寝そべる しろ石は 幾年先も 他が褪せても
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トイプーが音もたてずに寄ってくる眠たいけれど退屈なのね
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木枯らしに 種々の落ち葉が舞い狂い 小春日和の昨日を拐う
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「ダイジョウブ コレハハツユキ スグトケル」窓の外見て唱える念仏
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カーテンを開けて光を入れましょう いちばんはじめに 光があった
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チビ猫や そこはおトイレちがいます! タオルケットを2枚洗濯(んも〜)
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五十五年前の合唱脈動す 円盤レコード録音 高三の春
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最後まで自分の足で歩くのだ今日も明日も歩みを止めず
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甘さだけ知るのではなく酸いも知ることで甘さはずっと極まる
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太陽に少し近いか ひなたぼこ 屋上駐車に冬のぬくもり/改
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後悔はなぜ「立つ」といふ擬人化に? 起き抜け疑問・・まず立ってみる
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ミュゲすずらんの湯に ゆるりと浸かり ほんの一瞬 忘我の心地に 寝かけたともいう
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秋は去り いよいよ冬と 襟巻を  慌てて出すも 巻きて汗かく
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「本日中にお召し上がり下さい」仕方ないなあ寝る前のケーキ
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体調の 移り変わりも 日替わりで 晴れたり降ったり 天気の如し
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削ぎたれば掬いきれなき葉もあらむ 秋の静寂しじま揺蕩たゆたう歌の
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思ひがけぬ娘二人の帰省あり妻がたちまち母へと変はる
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若者がひ弱に見える自分らもこんな感じに見えていたかと/どうだろう
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ちま猫ちゃん きのーは つういん通院 おやすみで まったりすごした いちにちだったよ😸
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柿の木のある方角でする音にいちいちビビる雪雨風の/熊
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