法律をうとむ上司は怪しいぜ弱者を守る盾じゃないのか
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カフェインの摂取過多らし熱唱に「禁珈琲」のお叱りの件
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孫の雛 ミッキーミニーの内裏雛 ドナルドたちにかしずかれ鎮座す
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ふきのとう 摘みし 畔を歩みつつ 君が迎えを 小躍り待たむ
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空腹を束の間埋めし珈琲の夫婦喧嘩へ 『風桶』理論
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掛け持ちの 病院通い 忙しく 帰れば日本茶 一服身をほどく
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聞きやすく整えられた表現の削り取られた部分を思う
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生き急ぐ みたいに本の まだ先の ページをめくる 春前の風
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寿命と言う次世代託すことはりを我もまた問う、いや蛍光灯に
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絆とか仲間とかやら家族やら しつこいほどの「正しさ」に飽く
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当面は「ら抜き言葉」に慣れようか 『生きる言葉』に生かされており
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「ケ・セラセラ」呪文のように繰り返し 今日も笑っていけたらいいな
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格好良くキメることなど出来ないが應援團もモンスターを飲む
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つた絡む桜の古木塀越しに そっと春待つ 工場こうばはうらら
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プラレールつないだ後のお片付けしたいわたしと嫌がる息子
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ユースキン踵に塗るを忘れても大丈夫なら春なんだろう
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出不精は真っ赤な瞳の花粉症 籠る休日なんたる無念
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はれやかに高校生は卒業し混むはずのない道は混みゆく
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オイとだけ愛犬を呼ぶ祖父なれど目を細くして皿に水汲む
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目を細め 念入りに顔洗う君 きょうの雨予報知っているんだね
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しまわずに外しおいたる上っ張り 羽織ればぬくき寒戻る朝
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行き過ぎた政治取引 負の遺産 負債抱える 後世の人
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寄る辺なき歌のみずうみ漕ぎ出せば弥生の宵のみぞれ冷たき
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ワイパーは手を振りサヨナラ暗示する 霧雨の中の無言の二人
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桜咲く 春に、早いと友が言う 青い春だね 君が笑うと
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かすむ名を召しあげとかす今日の青 胸をつらぬく三月のそら
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不調さへ歌をうたいて超えようと腹の底より声放つのだ
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雨上がる 歯肉蠢く啓蟄に 「夢の中へ」と陽水聞ゆ
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ドラえもん短歌でついに入選を頂きました感無量です/ドラえもん映画短歌コンテスト
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雲流れ 冷たき風の 吹く春も 無常のままに 時の過ぎゆく
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