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放課後の音とにおいが好きだった心パンパンだったあの頃
18
同世代訃報の多き昨今を馬耳東風に、生きてみている
18
身を捨てて我が子を救う親鹿の瞳を胸に冥府への道
18
あと
三年
(
みとし
)
耐えてみるかと冬枯れの朝の冷気に
竦
(
すく
)
んで想う
18
春風の運んだような筆跡で 顔も知らない君に恋した /創作短歌「手紙」
18
取り替えし電球色の懐かしき 暖かきやら 心ぼそきやら
18
かーてんを あけるとチビ猫 おりてくる 「ひめべっど」なのよ おきにいりだよ
18
この道を選ばなければ…なんてまだ言ってる私しっかりしろよ
18
カ―テンを開けても外はまだ暗く月と星との時間の
最中
(
さなか
)
18
父母
(
ちちはは
)
と弟たちと住んだ家ドアを開ければみんないるよで…
18
ちま猫ちゃん おこめ
すい
(
水
)
なんて いいかんじ あさからニャンニャン ときどきケロり
18
目的駅近づきぬ 睡魔に負けじと 車内アナウンスに 耳
傾
(
かぶ
)
く
18
近江の海けふは静かに凪てゐて 日輪ははや比叡の峰に
18
この胸の熱き重みの正体は「逢えて良かった」と告げる一瞬
18
「ごめんね」を言えぬまま積む言の葉の 尖りて母を、僕を傷(いた)める
18
哀しみも今の私の一部なり 焼きたてのパン切り分ける朝
39
終業後「ほしい
一首
(
ピース
)
」と格闘す外は強風シナプス燃やし
17
寒けれど 寒さの中に 風情あり ため息一つ
気霜
(
きじも
)
に変わる
17
「この見た目!」美味いと確信、奮発し「バッチリ美味し!」皮ごとシャイン
17
明らかの「ら」を抜き生まれた「あか」は和語 「赤」は「人
×
(
かけ
)
火」から生まれて
17
刻々とつぎつぎ倒れ消されてく新たに駆け継ぐ命に託し
17
夏、アイス 冬、缶しるこ ねだられる 娘と散歩
1
歩進んで
2
歩下がる
17
同志社の礼拝チラリ 懐かしき牧師先生 ご健勝で何より/本日はYouTube
17
燦々
(
さんさん
)
とひばりの歌に包まれしエンゼルメイクの母は昼寝か
17
闇にいる あなたの気持ちわかります、いつまで経てど終わらぬ吐き気
17
わたしたち違っているから目をあわせ話しあって触れあえるのね
17
「おなかちゅいた」の ねこに ひとくちおやつやり そのまま二度寝 月曜の朝
17
いのちにはリミットがありどれほどに祈念懇願したといえども
17
寒風に負けるもんかと下向きの椿の花が一輪二輪
17
どんと焼き 今年はふたり 自転車で… 憶い出される
愛犬
(
あのこ
)
の重み
17
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