戯れ歌のこころの襞に添い寝する iPhone Macの絆のひかり
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春を待ち ようやく土から顔出した 雑草抜きつつふとやましさ感ず
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どんどんどん図太い廻しを締めてやるしびれる柱を打て打て張り手
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青空にひときわ映ゆる白木蓮 気高く顔上げ春謳歌せし
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二日ほど急ぎ足なる衣更着や 一枚外し弥生のあした
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出窓にて 我の帰宅見つけたり すぐさま玄関待つ君愛し
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鼻筋に母の仕度で白を塗りはっぴまとひて神の児となり
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戦争は 同じ場面の 繰り返し 「破壊 殺戮 避難 報復」
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ひな祭り 春呼ぶはずのお雛様  寒の戻りにちょっと困り顔
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ひさかたの 雨の予報の ひな祭り 月食阻む 雲し恨めし
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家族がねいっぱい世話になりましたヘルパーさんに感謝状なり
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犠牲多き 勉強の果てに 残りしは A4サイズの 紙一枚きり
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中腹を越して麓にかかる雲あの辺りなら歩いて行ける
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ヒヨドリや掴む小枝に揺れながら見上ぐ紅梅かをる蜜舐め
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指揮棒に追いつけぬまま怒鳴られる夕日にかなづユーファニアムよ
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工場は伊吹の山にいだかれて笑つてゐたよ我が青春を
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もう少しあと少しだけ勇気出し 手を伸ばしたら届いたのかな
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ハサミ持ちシャツ生地押さえ裁断す春色柄の生地を選んで
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目を覚ませ正邪を問うな身を切るなお前が切るんだ大きな舵を
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白き花ひらかんとする沈丁花待ち遠しかな芳しき
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法律をうとむ上司は怪しいぜ弱者を守る盾じゃないのか
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カフェインの摂取過多らし熱唱に「禁珈琲」のお叱りの件
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孫の雛 ミッキーミニーの内裏雛 ドナルドたちにかしずかれ鎮座す
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ふきのとう 摘みし 畔を歩みつつ 君が迎えを 小躍り待たむ
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空腹を束の間埋めし珈琲の夫婦喧嘩へ 『風桶』理論
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掛け持ちの 病院通い 忙しく 帰れば日本茶 一服身をほどく
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一時間睡眠増やさな良くないな矢先の寝坊言わんこっちゃない
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聞きやすく整えられた表現の削り取られた部分を思う
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生き急ぐ みたいに本の まだ先の ページをめくる 春前の風
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寿命と言う次世代託すことはりを我もまた問う、いや蛍光灯に
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