外出の意気地を挫く春の雪 十五時になり陽は差せど、なお
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パートナーの 無き円舞会 すその舞う フリルも哀し たたずむ影の
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雪の朝 通勤途中 黒鷺が 川に降り立ち 元気をもらう
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黒豆の 茶を飲み干して 立ち上がる 明日も家族を支えようじゃないの
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目の上に手を置き眠る猫のいて人の様子と重ねて見入る
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眠らねば七時間後に来る息子嬉しさ過ぎてざわめいている
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けふはまたトモサンカクなる語を覚ゆ 晩酌すすむ 明日は立春
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やすやすとキレイゴトだけ述べたてる 戦後昭和の学級委員のごと
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スカートをめくった相手はわたくしの おそらくそれは初恋の人
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つゆのまか 鏡のなかのわが髪の 白に褪せたるテセウスの船
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かけ足で選挙制度を子に教へ投票先を濁して終へる
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若草の泉に寄り添ひ陽に向かひ 雲雀と歌ひ風とそよげる
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寒すぎて ご不浄行くにも 上着着る 今日は立春 さあ後ひと月
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節分には 大豆と鰯 今もまだ 恵方巻きには のれずに過ごし
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お互いに 古き階段 上り下り すれ違うだけ 春のひととき
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明日もまた 会うのだろうに 石段で 話しこけてる 学生いいな
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「ポンコツね」なんて言ったら落ち込むわ「あんぽんたん」って言ってあげなきゃ
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牡牛座の双子の猫に癒されて あなたのウタにほっと一息
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覇気が消え 雪と寒さに丸くなる 筋肉よろい消え失せ ただのアル中
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東雲の庭に降り来し冬鳥の黒き眼に日の映りおり
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懐かしい詩を投稿待っていたこの一度のいいねドカ盛り
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パンまつり 白いお皿が もう何枚 我が家はしばらく パン祭り
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乾きたる 地に春風の 駆けめぐる 木々育てよと 花粉飛びけり
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自由律 書ける才能 羨むも 身の丈合わせ 不自由と遊ぶ
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働いた経験もない遊民の 企業敵視の幼稚な言説
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カップへと琥珀の滴る音さへも 君待つ時を満たしてゆかむ
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地吹雪のやみて鳥らは眠れるか宵闇のに光る粉雪
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隙あらばガチャが出来てるストリート またかなんてはヤボな話ね
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TverUtakataにゆるむ ほぼほぼのひがな一日 残りのわずか
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ねこたちや ことしはだんごに ならぬのか あしたさむいよ ひとつどうですか
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