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さくら散りふと思い出す詩歌には花びら流れ少女の肩に
18
豪州の肉を噛みつつ和牛とはかくも遠きか年金の日々
18
稲妻が走ること無く 音だけが響く春雷 ひとり聴き入りし
18
「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
18
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
18
どこでまだ咲いてるんだろ花びらが風に吹かれて路上を転がる
18
ひと言の「言葉はチカラ」それだけで今も歌える師へ馳せる愛
18
日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き 平和よ
永遠
(
とわ
)
にと
18
手はスゴい脳より先に解く答え理屈は後から仕事あるある
18
目が合って 吾は目を伏せ 彼女笑む 半世紀過ぎ 幸せであれ
18
ぽつねん島 枯れ木に若葉 深緑 丸い斜面に芝桜萌ゆ
18
魂は 不在なれども 吾を見る 御魂がありて 吾は生かされ
18
手水舎に 穢れ清める 湧き水の 指慈しみ 水ぬるみけり
18
泣きながら パンを齧った そのひとに 月明かりみて 影を重ねる
18
屍は衆人環視の荼毘に付し 川に流して輪廻に託す
18
親ごころ尽きることなく病める子と代われるものかと思いこそすれ
18
紫の チューリップにも パンジーの 蒼白赤に宿す尊さ
18
石鹸の匂いに君を抱きしめる私の行方を花は知らない
18
見上げれば 朝陽に照らされ綿の雲
萌黄
(
もえぎ
)
の葉の
間
(
ま
)
にふんわり浮かび
18
たまたまに被るテーマのおもしろき誰かと誰かのコラボレーション
18
川辺りに 無造作に咲くハルジオン 白き花びら 風に揺らせて
18
革命の狼煙を待ってる午前四時 影から睨む街の時計を
18
無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
18
知名度も メニューも斬新 ラーメン屋 人手不足で まさか閉店
18
話すまで三年かかりし尾張弁 今では我もその一員に
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結果待ち揺らぐ心を紛らせていつもと同じ笑み交わし合う
18
初恋の甘い記憶を呼び戻す青くて丸い小花イベリス
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六十で動けぬ吾あり七十でテキパキ動くヘルパーさんあり
33
竜宮に未練たらたら泳ぐ海 振り向き投げるキスが重くて
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葉桜や川辺をゆけば陽を浴びて
水面
(
みなも
)
を飾る花筏かな
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