敗戦に 力が抜けてぼんやりと 思考も気力も ダダ下がりの午後
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父母の家 月の裏より 遠きにて 日月ばかり 過ぎ去りにけり
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白毛布くるまり丸まるボク達磨 白き眼で何を見んとす
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陸奥みちのくの 花の盛りを 見ぬままに  時は過ぎ去り 十五年
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目を閉じて 香る梅の木 凛として 一本の木の 生命いのちの神秘
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夕暮れに古希予備軍が甘味買い一日遅れのホワイトナイト
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Xの解の起源はメソポタミア中東地域なぜに解けぬか神に問いたし
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春うらら カーテン越しに 影を見る 横切る鳥や 木々そよぎたり
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社長室 鋭いまなこ 睨み合い 漏れた言葉は 鮎釣りの日程
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名残香なごりこうほお梅紅色ばいこうしょく 三月みつきの花嫁 夢にゆれつつ
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堅豆腐ぬり箸で追ふ昆布の湯 弥生半ばの桜咲く前
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入居前のお隣さんと 笑顔を交わし 嬉しい繋がり始まる予感
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土手沿いに開花3輪見つけたり 長い眠りの 心地よい目覚め
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目をふさぎ 耳をふさぎて 「孤立人」 虫にもなれず 何処に行くのか
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聖人のように微笑み対応す我のこころは我のみぞ知る
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ひれ酒の旨味に酔いし晦日月オレンジジュースの朋の相伴
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きいてるよきくだけだけどきいてるよきけいわれずもうんうんうんと
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見つめられ見つめ返すと「邪魔!」の声 後ろが見えぬと妻の叱責
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もし逮捕されたら少女ではなくて女と呼ばれる歳になること
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いまさらに「今日は明日のいにしえ」と晩酌すなる今日の明け暮れ
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アスファルトの小さなひび割れ 顔出す野スミレの可憐で逞しき姿よ
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何年か何十年後か振り返る今日の不遇は蟻ほども無い
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落とし込むギュッと丸めて泡に込めつつく烏がいない夜空へ
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そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春のきたるを 奏で知るかな
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季節感特にないけどなんでだろー 語源知りたや春雨春巻
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進次郎ならば得意の構文で煙に巻けたろパールハーバー
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一緒に居たあの頃よりも あなたのこと考えてる自分 戻らない時間とき
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残る日を数えて暮らすかの人もその人もまた 生きてきたひと
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春秋(はるあき)の 彼岸に会いし 大叔母を 偲ぶよすがの おはぎ食みつつ
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苔むした義父の墓石 労るようにそっと撫で合掌す 在りし日の夫
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