瀝青を割りて出づ草 往きみどり 帰りの道に見ればきいろに
16
枝揺らす風見て歓喜 出てみれば 蒸したタオルで顔覆う如
16
狐狸妖怪 ゆうれいまでも近年は 暑さを避けて家に居るらん
16
七夕に世界の平和祈願して夜空見上げて明日に希望
16
「ハミガキと 早寝早起き しっかりと」 神様ほんとに それだけで元気に??(なってる‥んだよなぁ‥)
16
空色の紫陽花さしたガラス瓶 潔くいることを教える
16
ちぎれ雲 つぎはぎのまま 浮かんでて それでも風に まかせて流れる
16
鵜飼舟きほひ行くらし後の世の闇を照らさぬ篝火かがりびの数
16
高台に 豊かに実る ブルーベリー 風になびいて 爽やかな香り
16
短冊に 願いをこめてみたけれど 嘘な気がして ペンネーム
16
戦争を 知らない子ども たちのまま これから先も 100年先も
16
窮屈な時代になったという人が 踏みつけていた人のまなざし
16
どうしてもカップル扱い したいのか 離れてからは なん︵億︶︵光︶年も
16
フロリダ のエバーグレーズは ワニだらけ 不法移民の収容所つくる \戦時下の日系強制収容所は砂漠地
16
待ちわびた話の切れ間に差し出したおのが話題は彼方に蹴られ
16
君がため 来る日も来る日も作ってる 氷と麦茶 御守りとして
16
ジュラ紀には産業革命なかったが 今より+10℃の暑さ
16
繁華街 ビルの屋上 広場にて 芝に転がり ネオンを眺め
16
七月の空に溶け込む暑ささえ 小鳥は知らず長く囀ずる
16
日の本の宝のやうなうたびとはよわひを重ねわれをいざなふ
16
その百合は美しい嘘をついた後うつむいてただの百合になった
16
日が陰り ポツリポツリと 水玉が 雨の匂いと 道路を染める
16
二度目なり 上り階段突っかかる 自宅もついに危険水域
16
クルーズ船 いちどは応募 ジャパネット オプションツアーが 別料金で \ 二人だと倍
16
自治会もゴルフも休み巣ごもれば褒められもする暑さの日本
16
はぶらしは やさしくあてて 小刻みに 基本の「き」です たまにできてない
16
ハーブティーお茶に頓服・ストレッチ等・静かな音楽 眠れぬ夜の三種?の神器
16
葱の香や麦飯にのせ頬ばれり 七月十日は納豆記念日
16
ベンチャーズ追いかけエレキ楽しんだビデオに残る君がサウンド
16
算数で 0点とって 帰っても いつもとかわらぬ わが家のにおい
16