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下敷きに推しの切り抜きはさみこみ昭和の子らは恋をしている
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春告鳥(うぐいす)の鳴き声未だ聞かずとも 確かに聴こえる 春の足音
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涙してポストに入れたあの手紙いまの私に送った切符
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砂山の砂に寄る辺の霞み草沖行く船にテセウスの旗
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猫と会話ひとりの日常 懐かしき 夫や母との口喧嘩さえ
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放課後に 頬を冷まして 何気なく 義理だと言って 渡す想いを
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気付いてる?バレンタインが今日なこと。 二月が残り半分なこと。
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スーパーに 百円の春 並びおり ピンクのスイートピー まずは仏壇
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ひまわりのような恋なら古希だって「あのね」「介護じゃないよ」「うふふよ」
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いつもなら 雪掻き追わるる我が里も ひと山越へれば天国地獄
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英雄が歴史のうえにいたならば覇道か王道どちらも英雄
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仏壇の花 整えながら 今日の予定も整えている 穏やかな朝
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ひとり生えの花芽がまもなく芽吹く頃 夫草削るそれを遮る
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放たれた瑠璃色の矢は野晒しのあきらめた夢目醒ます
光凛
(
ひかり
)
/折句
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みどりごの 握りしこぶし ひらくよう 春がつぼみを開かせていく
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衣更着の一枚ぬぎて澄みし空桜の枝は葉芽か花芽か
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まん中の子の名を忘れ懺悔してうちは子どもが二人と目覚め
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「忘れてた」とはにかむ君を待ってたい空いた椅子にはひかりの座布団
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白紙こそ最強の歌。泥を撥ね生きて戻った俺がキラーワード
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「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
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大変だそう言いつつも一票を守ろうとする雪国のひと
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バス停で肩にツバ吐く男あり「何か用かな?」笑みで投げかけ
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我が家には ずっと前から君が居て こころの 奥底和らげてくれたね (我が愛猫に感謝!)
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ピタゴラの玉の軌跡のなぞる詩 転がる変わる心トリック
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春忘れ芽吹きを忘れしおれゆく市井の一票どこかに消えた
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軋
(
きし
)
むよに鳴き交わしゆく冬鳥の白き
鏃
(
やじり
)
や
暁
(
あかつき
)
の月
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好きな曲シャッフル再生満員電車 音量ボタンを二回押す
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若人が雪と氷を友として 命謳歌すミラノコルティナ
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色のない 世界で君が 絵の具持ち 筆持つ僕に 「色をつけて」と
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「人間がひねくれているから」とまず前口上から語る愉しみ
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