※ 花祭り 雲はゆっくり 離れ行く 朝の冷たさ 良き日の証 ※お釈迦様の誕生日
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今日だけのまじないだから書いとこか虫除け札は逆さまにして/卯月八日に
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制服着て大人の気分背伸びして校門潜り吹く風光る
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片付けの頃合い逃し部屋の隅 放置のストーブ 今宵こよい火を灯し
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山の蔭蒼く重なる懐に一本の桜淡く雪洞ぼんぼりのごと
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紡ぐは景色の糸で僕を織る僕を導く紡ぐひとみ
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渓流の釣りの前夜の上り坂ゆくぞライトだトライと進み
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ただ年齢としが増えるのでなくそれなりに衰え進む出来ぬこと増え
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老乱視裸眼で見ればあちこちで焚火と紛う水仙の群
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消していけデータ思い出バグる脳デリートできたら君とデートだ
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詩作して生み出す薬を僕は飲むコントロールに世話が焼けるぜ
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愛抱けど君の写真に降る秒の積もる切なき悲しきセピア
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光とも 影ともみえる 横顔に えくぼみつけた 半分の月
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一瞬の羽ばたく母の遺す笑み消えぬ映写を形見とす我
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色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
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ライオンに 食わるる我が子 見届けて 涙流さぬ ヌーの悲しみ /サバンナ
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散文と辞典に載るが告ぐる詩へ夢を抱けて生きる人在り
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昔から 映画を作り 行く旅の 我が尊師なりイーストウッド 「様」
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いとはじと  鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
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紺色の代車を借りた駐車場忘れて赤い愛車探せず
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手に触れてカチャッと嵌るカラクリで筆を持つ手は歌を綴って
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流れてく川に放すは軽き舟 四季の花びら乗せる折り紙
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「よし、いい!」と思える短歌うたをいざ打たんアプリ起動中宇宙そらの彼方に
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朝陽浴び 桃色シャワー降り注ぐ 日中線の桜トンネル 
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水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
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蝌蚪かと逃げろやばいぞ逃げろ消防団放水訓練ほら始めるぞ/蝌蚪かと―おたまじゃくし
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せいくらべ 孫はつまより 十センチ 高くなりけり アスパラの如く
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百均の百円以上を買えぬ時貧乏なんだと身に突き刺さる
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声のトーン下げてと言うねん日本やな世界は強いでパッション大事
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母と妻のアッシー君を済ませたり 眼科へ耳鼻科へ歩けや、歩け
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