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花粉なのか黄砂なのかは知らねども 今日も車にザラリ張り付く
17
何年か何十年後か振り返る今日の不遇は蟻ほども無い
17
落とし込むギュッと丸めて泡に込め
突
(
つつ
)
く烏がいない夜空へ
17
掲示板いくつもあれど閑古鳥ツールは映えるビジュの時代へ
17
太陽の
眩
(
まぶ
)
しき光
背
(
せ
)
に受けて わが
身
(
み
)
は
星
(
ほし
)
と
静
(
しず
)
かに燃ゆる
17
そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春の
来
(
きた
)
るを 奏で知るかな
17
季節感特にないけどなんでだろー 語源知りたや春雨春巻
17
進次郎ならば得意の構文で煙に巻けたろパールハーバー
17
牛食べて 豚食べたら 鶏食べて
肉
(
なみだ
)
の数だけ 上がる霜降り
17
残る日を数えて暮らすかの人もその人もまた 生きてきたひと
17
春秋(はるあき)の 彼岸に会いし 大叔母を 偲ぶよすがの おはぎ食みつつ
17
あの頃はヒロシマだった広島の戦後八十年も戦前
17
苔むした義父の墓石 労るようにそっと撫で合掌す 在りし日の夫
17
寄り添いて不味き牡丹餅分かち合う 笑う夫の手の節愛し
17
三連休 土曜出勤
露
(
つゆ
)
知らず 凍てつく朝に 仕事向かう
17
慎重に針落としては聴いていたフォークルを今
i
P
h
o
n
e
で聞く
17
雪溶けて 冬の女王
敗
(
やぶ
)
れたり 長きトカゲも 春に這い出す
17
魔術師は春風に乗り現れる桜の花に躍らされる
民
(
たみ
)
17
杖を見て手を貸す人の住む街に小さな春の温もりの宵
17
敗戦に 力が抜けてぼんやりと 思考も気力も ダダ下がりの午後
16
父母の家 月の裏より 遠きにて 日月ばかり 過ぎ去りにけり
16
白毛布くるまり丸まるボク達磨 白き眼で何を見んとす
16
陸奥
(
みちのく
)
の 花の盛りを 見ぬままに 時は過ぎ去り 十五年
16
目を閉じて 香る梅の木 凛として 一本の木の
生命
(
いのち
)
の神秘
16
夕暮れに古希予備軍が甘味買い一日遅れのホワイトナイト
16
X
の解の起源は
メソポタミア
(
中東地域
)
なぜに解けぬか神に問いたし
16
春うらら カーテン越しに 影を見る 横切る鳥や 木々そよぎたり
16
社長室 鋭い
眼
(
まなこ
)
睨み合い 漏れた言葉は 鮎釣りの日程
16
名残香
(
なごりこう
)
道
行
(
ゆ
)
く
頬
(
ほお
)
は
梅紅色
(
ばいこうしょく
)
三月
(
みつき
)
の花嫁 夢にゆれつつ
16
堅豆腐ぬり箸で追ふ昆布の湯 弥生半ばの桜咲く前
16
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