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金ローの魔女宅録画見つからずキキに会いたくTSUTAYAに走る
18
君想う 春の
陽光
(
ひかり
)
に 桜散り 地を埋め尽くす わが恋の果て
18
靴底を張り替えてなお履き続け靴紐緩む夜の下駄箱
18
桜
(
はな
)
咲けどまだ浅き春昏れゆけば戸口に立ちてにほひぞ知りぬ
18
市役所は どこですかと問う 留学生 まっすぐな瞳に エールを送る
18
闇の中 ランタンひとつ
灯
(
とも
)
しおり 音の波間に 夜は深まり
18
春の雨 まだ咲き
初
(
そ
)
めし
桜花
(
さくらばな
)
散ることも無く しとど濡れつつ
18
カフェの客午後二時にして吾一人次が来るまで立ち去りがたし
18
言葉にしたら 壊れそうなこの想い もどかしさ抱え今日を過ぎゆく
18
二人して久しぶりだね カラオケのマイク握れば 隅っこに春
18
雨冷
(
うれい
)
ては籠って癒す欠く薬どんより縛られ行けぬ病院
18
猫さんがくれというので食っているカニカマを出すこれじゃないらし
18
山頂を雲で隠して山たちは幽玄ぶって佇んでいる
18
あなたへの届かぬ想いしまい込む朝の光に桜ちらちら
18
白湯を飲みほっと息つくマグカップ雪の降らないこの街の白
18
ランデブーと古い言葉がお似合いの今夜の月と木星の距離
18
誘われて 春の匂いの する方へ 花々ひらき いのちあふるる
18
犬心
(
いぬごころ
)
乙女のそれより度し難く 或いは春の男心か /本日の愛犬
18
気がつけば戦争中を生きてゐて真綿で首は細くなりゆく
18
春星
(
はるぼし
)
や 月に負けじと
瞬
(
またた
)
きて 空に
希望
(
のぞみ
)
の 流れ星かな
18
「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
18
別れとは辛くあれども美しい思い出の曲できゅっとしていたい
30
三連休 土曜出勤
露
(
つゆ
)
知らず 凍てつく朝に 仕事向かう
20
人生のゴール地点見えてきた ここらで少し歩を緩めよう
17
長い影西日に帳がおりるころ壁塗り終えた父と銭湯
17
暇
(
いとま
)
あり 読書しようと 意気込めど わずか十分 やる気は失せて
17
チェインソーまたさくらんぼ切る音と思えば柿の木の刻まれて
17
出る出ないこれで9条改正はないのだろうと思う言い訳
17
またひとつ名もなきフォルダ開けてみる 今は亡き人そこに居ぬかと
17
川べりで 白鳥送る 人もなく 声のみで知る しばしの別れ
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