メンテせずチャリのブレーキ甲高く鳴くもんだからソフトにかける
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切り株に誰が置いたか石の群れ増えていくから株は願いを
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フロアーの春めいてひかり弾みおり エスカレーター降りてユニクロ
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飴にお茶ノドに流され食道に詰まる感覚よもやの事態 (そのうち溶けるかぁ💦)
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我が想い 三十一文字みそひともじに詰め込みて 余る想いを何処に捨てよか
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この歌の この句がよいと 告げられぬ もどかしさあり WEB短歌は
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小糠雨 休憩室の窓外そうがいに 子らの声なき広場の桜
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父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
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余寒去り 柔くなりぬ風の温度 徐々に目覚むる ソメイヨシノは
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ガタゴトと農道揺られ耕運機もろこしもいだ たくさんもいだよ
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ヒリヒリの 局面に立つ 細き背を 守りたまふや 雲上にをり
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いまさらに「今日は明日のいにしえ」と晩酌すなる今日の明け暮れ
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アスファルトの小さなひび割れ 顔出す野スミレの可憐で逞しき姿よ
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雲がまたかたちを変えて流れてくなににもなれないわたしを置いて
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落とし込むギュッと丸めて泡に込めつつく烏がいない夜空へ
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掲示板いくつもあれど閑古鳥ツールは映えるビジュの時代へ
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くさや好き差別されても耐へぬいて 妻に隠れて独り味わふ
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そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春のきたるを 奏で知るかな
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恥ずかしい気持ち悪いし見たくないどうか変えてと願う春分
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サイレントマジョリティーはいざ知らずわが暮らしぶり静かに堕つる 
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梅のに  春雨はるさめ降りし  るい流す  べにほおを  で過ぎてゆく
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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ちょっとした狂いで春は涙だけ流れ出胸で受ける術なし
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たそがれに仁王立ちする鉄塔が宇宙そらからの光線銃を受け
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傷が付き触れると落ちる背のうろこ一つ一つを拾いてあるく
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興冷めなプラのちょうちん連なりて 地域振興さくら祭の
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わが旅は葉ずれの音の合間より太平洋をはるかに望む
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六人の孫順繰りにせし積み木 崩るるままに七たびのなく
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墓前には無常を諭す親はなく必滅語る生家の更地
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残された夫の動画ひとつ 何度もスクロールし 声聴きに行く
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