「カンカカンッ」げに恐ろしき衝撃波!歯の詰め物が取れずにハンマー!
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朝食の支度しながら 歌い踊る 旦那は一瞬も 起きやしないし(全力ギミゲ・エクスターミネイト・グロリアスブレイク等々。よく起きないよなーw)
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父ちゃんが開けられなかった佃煮の缶を開けられた僕は切ない
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洗濯まち またひと踊りする間 郵便配達ピンポンが鳴る 母の誕プレ
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今日もまた頭隠してちびすけは透明みえぬ迷彩ごっこにハマる/レジ袋+猫
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指輪ゴム椅子の背に付く蠅を撃つ残骸は無い飛んでも来ない
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澄んでいる空のかなたにいる人へ 見えるか 私が抱いた赤薔薇
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突然の 退職を知り 事情聞く 経済難と 止める術なく
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干からびた 異国の紙幣が 鞄の底で 終わる予定のない旅をする
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古の朽ちぬとぞ思ふ縁なり 黒曜石はひかりておわす/釈迦堂遺跡博物館にて/改
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子の日々を ここまで共に 見守りし 御礼参りに 節目を感ず
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なぜかしらもつれた糸をほどいたらわだかまりまで解ける気がして
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スマホ持ちアナログ二人肩ならべ友だち追加は九月の朝に
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薄闇に夕刻の鐘鳴り響く 帰路の背を押す涼やかな風
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ときどきは孤独に浸って歌詠めば心の底のおりも流れて
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クーラーは口をあんぐり開けたまま疲れただろうにもう何ヶ月も
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片道の四時間かけて実家へと 母の海馬にわれ残すため
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鈴虫の歌のみ響く 十六夜いざよい夜半よわのベランダ 眠らぬ夜景
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秋風や 雨のお連れは お待ちあれ ブラウス乾いた ハンカチが未だ
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くどくどと云いし隣人カウンター出されたものは全部食ふべし
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ロウソクの明かりで照らす心の碑 刻んだ文字がゆらゆら揺れて
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この鼓動 まだ止まる予感しないから ギュッていう心臓の痛みも気にせぬ(さすがO型)
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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ブローおわり 猫耳ターバン 暑かった🥵 ふつうのターバン 百均のピンクの(リボン付き)
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夕映えを背にしたひとつの窓の灯がともるのを見る消えるのを見る
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停電と 雷鳴の中 稲妻でトランプゲーム 懐かし記憶
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花開く 季節外れの 朝顔に 残暑予想で 更に種まく
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君と見た去年の月が今更に画面の中で輝き増して
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天幕で 寝息が凍り 霜が降る うすしらやみの 雪山の夜
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思ひ文 つづれど届けるつてもなく せめて見つめる 同じ夜の月
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