アイコンは可愛いけれど捨てた僕スクショでデフォルトさらば偏見
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サックスの音色の響くライブにはナベサダさんの柔和な笑顔
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食材で買った甘エビ跳びはねて心臓縮む宵のキッチン
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君たちはいつになったらいなくなる冬越たらしカメムシに問う
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子を抱いてコーヒーゼリーに笑みし妻の 刹那と思う 五十年など
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ゴム毬のごと 弾むこころ運び来る 息子家族の里帰り嬉し
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仕事柄常に眼精疲労ですおでこグリグリまるで拷問
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白木蓮の重なりに逝きし人のおもて映りて 澄みたるいろに心鎮まりぬ 
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雪残る 道の隅には ふきのとう 北の国にも 小さな春が
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見晴し台広がるいなべ花の海助走をつけて飛び込んでみよか
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許されて安穏感ず関係を持たず久しき月日流るる
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二位通過どこがどこやらわからぬもホッと安堵の「がんばれニッポン」
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病院の帰りに寄った公園で、「結婚したい」とふんわり思う。
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本厄を蹴散らしてゆけ 夢たちよ わたしはまだまだ伸びるタチアオイ
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静寂しじまさす電球色に夢うつつ元気ぐるぐるパンツは回り
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庭の木が 雪を被りて 花景色 寒さの中で 得した気分
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ソラリスで優雅な老後を暮らしたや BWV639聴き(ハピネス殿へ返歌)
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園児らのカラー帽ゆれお散歩カー浜辺に着けば二列の電車
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真っ白な グローブのような 手を伸べて はつかに笑まう 君を見舞いき
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午前二時 受話器の先に100本は手切れの薔薇と瓶に活けきり
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砂塵より 花粉舞い散る 舗装路の 公的工事の 適正を問う
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地方都市 人を招いて 原資とす スポーツ芸術花盛り
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朝餉にて ミルク浸せば クロワッサン 腕に残れる みどりごの重み
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歳甲斐の寂し 明け暮る空蝉の子安貝かな つばくらめ舞う
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波に落ち波に消えにし人々の安らかなるを祈るほかなし
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まっすぐに 切られし町を歩みゆき 曲がる心の 行き場なくなる
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15年 地獄で暮らす人がいる 上書きをして こんな傷など
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指さえも軽やかに舞う春装の笑う君の背伸びやかで在れ
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ハウスにて出番を待てる苗障子 待ちわぶ蝌蚪かとの揺らす青水
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針はゼロ いつもの部屋で バースデー 向かい合っては 微笑み交わす
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