駆け出した背には届かぬ指先をきゅっと丸めて仕舞うポケット 

謳歌する人生歌劇良いけどサたまに疲れる自分の役目 

嗚呼暗い長い冷たい夕雪の道をゆくのか恋もせぬまま 

神様に時の流れを問うたならまばたき一つで返事をされし 

地べたから言ってくれたの影法師「日陰者でも生きるが勝ち」と 

つらいか、と 訊くだけ訊いて どうせ君は 手を差し伸べて くれないくせに 

着地ってないことにして ちょこんとしっぽをつけててんになるから 

できわるい対比の列にながされてならぶ 驕りをあとにして 

この恋は防腐剤入りですどうぞ未来永劫しまっておいて 

守られし生きてる我もいつの日か守れるものを持とうと思う 

武士のよう君の生き方歩み方背に負うものを一つ私に 

本棚の奥には青い海があることを知らないで街行く人 

あの冬が降りだし積もりそうだからこのマフラーはしまっておくよ 

今夜から 冷え込むよって 我が友よ 暖かくして ご自愛くだされ 

I will で始まる恋だ きっとすぐ好きになるから待ってて、ダーリン 

風強し日差しさえぎる厚い雲暗くなる部屋今夜は雪か 

冬の鳥毎朝庭に立ち寄りて亡き夫かなおはようと言う 

ママの手をふりはらっても未来へと逃げ出してゆく乳幼児達 

あるんさねへっぽこなりのしあわせも空のむこうだつかみにゆこう 

微かでもチカチカすれば良いのかな? 蛍みたいにみんなで光ろ 

恋熱が冷め毎日が動き出すあれはあれでもよかったのです 

これは髪からしたたった水だから泣いていません、けして、けっして 

群れる鴨毛色の違う1羽だけ我も生きてていいと思った 

コンビニで 毎日袋を買う 君を見て それで経済 回ってるのかも 

ひとひらの舞たる雪の静けさや些々で怒れる我見習わん 

癖のある男を何故か好きになる痛い想い出早や霧の中 

悪態をマスクで塞ぐひとびとの親指滑る携帯のうえ 

あの人の幸せ祈ることもなく後悔もせず それだけでよし 

つわりなの 苦しむ君の くちもとに 運ぶひとさじ これは愛です 

今ぼくは 震えているよ 守りたい ひとがいるからさ 闘うからさ