ペットボトルの俳句ともお別れだ 一気に飲み干し 保安検査場
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日々溜まるささくれ立った気持ちごと洗い流せよオキシクリーン
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あの娘の目 アスファルトだけを見つめてる。 お節介だが 雲は晴れたよ。
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ケバブ屋の肉みたいに少しづつ削ぎ落とされてる私の心
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初歩的な ミスをしでかし 自己嫌悪 変なところで 気が緩むのよ
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顔の前10センチほど赤とんぼ横切って行くはたなかの道
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知らぬ間に稲刈り済んでひこばえのそこそこ伸びて稲杭のもと
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「お料理は苦手?そんなに構えないで、鍋つくれたらなんとかなるよ」
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永遠に今日という日を忘れない 無垢むくな私が愛を知った日
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新刊を求めて開くトキメキを静めて一気に読むプロローグ
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強烈な匂いと共に咲き乱れこれでは星にも届いてしまうな
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平凡な 一日いちにちだった と思える ような一日いちにち  だったらいいな
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飼ひ犬も十歳なれば階段を上がりて時に足を滑らす
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あの夏に右に曲がれば良かったの? 平行線だよ今でもずっと
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書物をば 積ん読にして 砦にす 五畳の書斎 わが祖国なり
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車内放送 注意多過ぎ聞いてない 子への小言と同じと反省
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旅人の急ぐ野道に日は暮れて尾花の末に月の掛かれる
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買い物デー 新作、限定、季節物 浮き立つ心と飛び出る青ネギ
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あの時も共感力がありすぎてみんなで殴り殺したりした
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君じゃない言えないけれど突っぱねず私卑怯だ嫌な女だ
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好きでした 区切りをつけた 恋心 額縁に入れて 思い出となる
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敬老の 祝いの品を 配りゆく コロナまた増え 式典中止
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タヌ猫はヘルパーさんにも懐きおり ケアマネさんにもかわいがられて
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流星に願えば叶うというのなら 少しでも空に近づいていたい
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初孫6ケ月はもう大きい、手も✊🖐️✊🖐️していて、元気いっぱい❣️
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小雨でもずんずん歩く若い君合羽自転車の横追い越され
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ガラス戸に 家守ヤモリの腹の映る夏 羽虫はむしを糧に 大きく成れり
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立て続け 家族が病気 発症す 快復祈ろう 悲観せずに
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私には私の幸せがあって君には君の幸せがある
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ちま猫はライオンさんに憧れて 首輪を3日でギザギザにする
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