厄介な出来事歪んだ心持ち記憶から消え躑躅つつじつぼみ
25
れーずんは ねこにはきけん ぶどうもね たべたらだめよ みんニャきをつけて
25
有名人の炎上なんて対岸の火より遠くてガス火が怖い
25
新しき試み流るる泡沫Utakataに春のせせらぎ賑やかなれと
25
風音が 見えなき黄砂 予見させ 大陸の余波 風下の国
25
今年初冷し中華に舌おどる 甘酢の冴えと茗荷の香り
25
締切が 明けましておめでとう今日 風と緑とご近所 詣で
25
ぬか床に三日寝かせた白かぶら 刻んで待つや明日の朝めし
25
締め切りの迫る詠草打ち込む夜「進歩がないね」亡師の声を聞く
25
月の灯の 仄かに蒼き 渓に座し 焚火と酒が心地良きかな  
25
渓深く 流るる碧き 泡沫の 星を生き抜く 岩魚美し
25
ささやかな 住まいなれども 穏やかな 母娘の時に 笑みが溢れる
25
何遍も聴いて知ってる洋楽の知らず困らず歌詞の意味やら
25
きな臭いきな臭すぎる新聞の1面の記事水をかけよか
25
ふわふわの 黄色の衣 親子丼 五分で掻き込む せわしいランチ
25
「ツピツピ」と 何の鳥だか 日の出前 若葉🔰マークか たどたどしくて
25
白くなく甘くもなくて温かい君との会話に加える砂糖
25
季の移る境に身体からだ慣れぬ折 躑躅の香り甘やかに嗅ぐ
25
あお冴えしえんどう豆をともに剥く母の指先ふと見つめおり
35
霧雨の花はしとりと散りゆきて繋ぐ手解く「さよなら」もなく
30
右手チョン 左手もチョン ねこベッド とてもかわいい 眺めであるよ
24
故郷ふるさとに向かふ列車に身を預けに戻りゆく旅始まりし
24
寒き朝 鈴の小花に 揺れ雪の 細き水降る スノーフレイク
24
車窓から 過ぎ去る雲と長閑なる 田園風景独り眺むなり 
24
片恋と不戦敗とをくりかえし さらりと澄んだ新月の空
24
春陽のもと さき星型の花 咲きむ 多肉葉«朧月»
24
一鈴の童のような無邪気さに憧れ宿すサクラソウかな
24
細いのに暑さ寒さをはね返す日日草は僕の友達
24
薄明が 明るさを増し さえずりは 遠く近くに 声音こわねを変えて
24
ランドセル 傾けながら ゆく背中 見送る朝の 光眩しく
24