投稿をやめた友から「人生の幕間まくあいだよ」と絵葉書が来た
26
夜半よわの雨 打たれ散りゆき花いかだ 枝にすがりつ 名残なごりの桜
26
春のゆく花は散り際見定めつ繋ぐ手解く「さよなら」もなく
26
暗闇の中 我探し鳴く君の声 聴こえた気がして じっと耳澄ます
25
風雨受け 手入れもしない 庭なのに 数年前と 余り変わらず
25
現実逃避 するなと人の言うけれど 生まれし日より 夢に生きたり
25
叙勲いさおしの記章を磨く術もなく 認知わすれの父は私を呼ぶなり
25
死ぬ事は怖くないけど遺された母が不憫で頓挫している
25
嘘だったらと 思う哀しみあれこれと 連ねて浸る 4月1日エイプリルフール
25
姉ちゃんの声は涙で途切れたり『泣いた赤鬼』朗読しつつ
25
生きてゆくわたくしだけの役割を果たす私はわたくしらしく
25
ささくれた人の世に問う一粒を詩作の新薬効けばいいなと
25
息を止め箸で土筆を裏返す採取するのは緑の胞子
25
乗り越えし 我が歩みしいばら道 山あり谷ありひと花咲かせ 
25
愛しさは光の刺だ 賑やかなスタバを出れば影が長引く
25
通院の日にテレワークは有難し ねこのおひるをやる人がいる
25
すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
25
深谷ねぎ使って作るねぎ味噌は高級料理にも負けぬ味
25
羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
25
濃い灰の雲の下行く鷺の白まっすぐに飛ぶ羽ばたかず飛ぶ
25
病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
25
おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
25
枝垂しだれては心静かに咲く花の行く末思ふ性分しょうぶん苦し
25
「ねぇ聞いて」気軽に言えない日々だから歌をよすがの日々に語らい
25
兄弟がたくさんおって幸せと話す義姉の記憶は生家
25
農園の隅の角地にむらさきの天の川みつ芝桜かな
25
霧つつむ木の葉に集う一滴のしずくへ揺れし明日のこの星
25
休日の 昼寝効果を 実感す 足取り軽く 散歩に出掛け
25
闇の中 白き鳥 幾重いくえの枝に居て 我を見下ろす 木蓮の花
25
6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
25