ひげそりて卵のようなあごなでて オーマンダムとつぶやいてみる
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遊園地 回転木馬メリーゴーランドの回るごと 昔を今に 為すよしもがな
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ピロピロピロ 待合室で 小鳥の声 BGMとは また別のよな/通院
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肉球を押し当て マッサージをす如 母想ひ 布団を踏みぬ猫
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孤高なるお花畑の駒草に寄せる思いのまつりごとあれ
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サーモンの旨みと シャリの酸っぱみと 醤油の香り 好きな寿司ネタ
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改札を抜け ほんのりと 梅の香の広がりぬ家路 つまと共に
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開幕戦 心躍らせスタジアム 跳ねて歌って命の洗濯 /Jリーグ
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甘いりんごと ドーナツで朝をはじめよう いつもどおりに ねこはにぎやか
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怒りという冷たい服を脱げぬまま猫の無罪に指をうずめる
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パートナーの 無き円舞会 すその舞う フリルも哀し たたずむ影の
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て空に虚しさだけがこだましてそれでも春はやって来るから
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冴ゆる朝 隣家の屋根の雨樋あまどいに 連なりぬ氷柱つらら 雪の名残
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解け残る雪 冴ゆる朝 ベランダで かじかみぬ手をりつ 物干し
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除雪車が 運んできたね 冬の朝 眠いからだを 米で研ぎだす
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リウマチ科 整形外科に精神科 眼科歯科内科… 通院疲れ
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二月にんがつの午後に歩かば聞こへ来る公民館より懐かし叙情歌
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解け残る雪のに 一際目立つ 収穫されぬ紅き南天
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両の手で おかおをかくし ねむるねこ まぶしいのかな でんきけそうか
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木の芽月 陽射し日ごとに力付け グリーン吊るすや明るき窓辺
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列をす 灯籠のあか燈火ともしび 古き和風のイルミネーション
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戸口へと貼った事など無いけれど「立春大吉」なんか好きだな/鬼除けとか
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ハードルを上げたり下げたり外したり たまにはぐるりと囲って昼寝
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フルーツの付かないトマトに稀にある「まるでフルーツ」当たりのトマト
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不機嫌に睨んたような顔になる それは良くない老いひしともがら
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いつになく長引く会議は気もそぞろ仲間ともまつランチに息弾ませる
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どうしても愛してしまう玄関で靴を履く背の、その無防備さ
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喧嘩して、仲直りして、ご飯食べ。家族という名の終わらない恋
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自覚しなければ日本の岐路なのに低調過ぎる政策論争
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疲れたら 誰かに頼ってしまいましょ ロイヤルミルクティーの芳香
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