寒い夜は 妻と囲みし二人鍋 湯気を肴に晩酌進む 
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すずめの木 朝からピチュピチュ話し合い雨がポツポツねぐらの会議
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赤や黄の 落ち葉を踏みて 冬になる そんな空気も 嫌いじゃなくて
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冷え込めば冷え込むほどによく研いだ大鎌のごと光る三日月
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何だろなと思ってた実は 河内晩柑 こんなところにも 実がなるんだね
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あさのひかり あまりに眩しく 布団干す わがや 今夜は ふかふか・お布団
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短くとも 深く眠りたい 眠剤の8錠め そっと手を伸ばしたり
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容赦なき乾いた風に枯れ葉舞い 気管支炎は二十日治らず
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哀しみを湛へたやふな青ひ瞳の キエフの若者ますらお大関と成り
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店内の曲 聴きながら食む 寿司と 亡き祖母とのくら寿司の思ひ出
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あかむ街路樹 眺むバス通り 通勤がてら 深秋しんしゅう感ず
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沸騰を知らせるメロディー「愛の讃歌」古いくりやにピアフの調べ
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つらひとき 歌に本音を詠み 伏せり 涙を誰にも見せぬやうに
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吹く風は色付く木の葉舞い散らす 自然の営為 暮れて行く秋
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くったりとねむる わがを抱きしめて お風呂に入ってくるねとささやく
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チビ猫に まくら奪われ 一晩中 斜めになって どうにか寝ました😅
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きんに君ポーズの ねこの頭なで 夕焼けだよと 明日もきっと晴れ
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人と人 えにしはたしかに有るもので 隣に座った奥様 ご近所さん>メンタルクリニック
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辛酸も苦汁もまるごと鍋に入れ、煮込んで飲み込む私の勝ちだ。
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風に舞う 白き六花の 粒滲む 手弱女のごとき 君が睫毛に
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のんあるの ワインの休日・赤飲んで エビグラタンで ボジョレー気分
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打ち合わせ 終えてカフェで メール処理 右手にチャウダー ふぅーと息噴く
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なんとまあ二度目の蒲団の心地よさ こういうことをしあわせと言う
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ねこたちは びびりまくりの 消防点検 ちま猫ちゃんは 炊飯器横へ
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首かしげスマホを睨む母さんはやっぱり紙のチケットがいい
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休耕地揺れる秋桜くすくすとナイショ話をしているみたい
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母さんにたんたんたぬき歌わすと勝手にウケて笑顔が戻る/認知症
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ただ親友ともの元気な顔が見たいから チャイティーラテの香りの先に
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あさのひかり それは「希望」といふ名前 今日もいちにち 食べて生きよう
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角度かなはーと押すたびページ飛び行きつ戻りつうたかたを観る
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