描いたけど見せられずいる似顔絵が想像上の生き物になり 

君は日々 日々美しさを更新し 僕はひなたで枯れゆくままで 

いやだなあ ひとを好きに、なりたいなあ (こんな分厚い壁の中では) 

美しい物語らが連なって 私を生かし 殺そうとする 

お徳用サイズの美白化粧水 涙と一緒に塗りたくる朝 

できるなら さいごに彼におてがみを つづるじかんがほしかったです 

痛みなら まだ耐えられた つらいのは それが僕だけだっていうこと 

つらい って言葉にしたら、ああ、だめだ 栓が外れて濁流となる 

鹿と樹がただ一類としてあればこの時神のそのは音無く 

ヤッホーと言ったら気づいて 空行きの乗車券を今買ったから 

いなくても大丈夫ですよのアピールをしているから良く見ていてほしい 

わからないんですよと言えない必死さで降り注がれる手話の言葉よ 

もうこれで 終わりにしようと思ってた 君の笑顔に出逢えるまでは 

遠い地の どうかあのこのそばにいき あのこを抱き締めてやってください 

詩人らが やわかい心で生きてける やわかい世界であったらいいのに 

深淵に灯りを投げて夜に耽るハガキ職人しかいない二時 

昨日まで君とみた空もう二度と同じ形の雲は流れず 

ああ君のパチンコ依存さえ綺麗、顔が好きってそういうことよ 

生きるのに 値しないのではないか 六文銭にも満たぬこの身は 

どちらかというと適合しないほう 社会と呼ばれるこのケースでは 

空虚など気付かなかった すれ違いざまにあなたが微笑むまでは 

おばさんになったわ私変わらないことは笑えば止まらないとこ 

降る雪のためにタイヤを交換す「白い妖精」などは降らない 

つらくとも 見届けなくては 彼がこの先に進むであろう未来を 

春だね、と いつかあなたと笑いたい それぞれ生きると決めた場所で 

不安げに 所在なさげに佇んで なおやわらかく微笑む 君だ 

公園の便所の床を這い回る雀蜂を見て僕だと思う 

毎日が 辛くて痛くて 淋しくて。今日も笑顔で 取り繕って。 

瞳から秋が溢れてしまわぬよう僕がいいよと言うまで閉じて 

手のひらも やがて腕まで腐っても あなたの無事をただ祈ってる