吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
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シャンプーの泡に流してほぐれたら浮きて心は歌に染められ
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夜だけの日に一度から朝夜あさよるへ飲み始めました花粉症薬
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隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
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まどぎわで ねこたちふたり ひっついて ひにゃたぼっこよ よいおひよりよ
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「一」を足したり引いたり繰り返すのが人生なんだろうな/釋愛翔様 ありがとう
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誰しもが目線を避けて歩く世は何が起きても誰も見ぬ世で
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甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
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幼日おさなひに部屋の片隅ボクひとり涙の跡は深きに眠り
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友の持つ素描集に見た平凡な名前に記憶の波押し寄せり/知り合いの画家M①
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春が三日、半減の雪に花壇のフェンス本日登場
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お互いの 生まれた時代を 掛け違え それぞれの家 帰る足取り
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生き残るために客寄せパンダにもなんにでもなるプライドはある
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春一番過ぎ 目覚むる紅きつぼみ 交差点角の オカメザクラ
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如月に三寒四温の春刻む ふたりの先に雪のほどける
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戻せない麗しい日々笑う声この平穏も奪われるのか
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堅雪を踏んで近道隣へと行けるつもりが体重オーバー
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寒風を漕いで夜行く受験路に十五の春の蕾膨らむ
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曙光射し金色鈍く光る山浄土の色の漏れ出るよう/西の山
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日替わりでセンター飾ったネクタイは今や不動の箪笥のセンター
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大勝利おさめた総理の演説は要所ようしょに「そうだ」のいの手も付く
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西だろか東だろうかどの辺り春を教える白鳥の声
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どのようなローテーションでご利用か二匹の猫と三つのトイレ/どれも盛況
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言の葉をこねて打ちたるみそひとの人恋うほどに涙のつなぐ
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ごみ出しに 外出た瞬間明らかに 異なる季節迷い込んだ朝
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シャンプーをしてもブローが不出来だと すべてオジャンな気分になるの
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検索をしてみたところやっぱり!と懐かしき顔そこにありけり😆/知り合いの画家M②
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並び立つ者などいない君ひとり誰もが誇れ己が命を
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二月には春は来ないと思ったがどう見ても春白鳥が行く
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チャリ通にエコな手当をしてあげて痛いわパンク八千円よ
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