「ごめん」より「おやすみ」と言う大学生 許されているのは私のほうか
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希望者は冬眠してよい法律を! ムーミン谷の例に倣って
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「立つんだジョー」我と我が身に投げかける ホカペのうえで平たくなって
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「いいね」などなかった時代が良かったね 少し寂しき。サラダ食みつつ
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鳥の声 虫の声 静まりぬ冬 遠くより聞こへ来るや予鈴
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マフラーの隙間の頬と生足なまあし 紅潮あからむ朝に  風切るペダル
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花の名など 教え合いつつ 来し道の 別れて明日は 遠ざかり行く人
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好きなもの選んでいいよに歓声こえ上げてメニューに飛び付く小さな君よ
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初春の 宴の後の後悔に 七草粥は胃の腑に優し 
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足伸ばし 昔の住まい 武庫之荘 街の賑わい 笑顔変わらず
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ストーブに一番遠い季節呼ぶ窓の雪見つガリガリ君を
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あけ口があけちゃだめだとかたくなで辟易してる今朝の食卓
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タイムマシーンあればあの日の僕の背を 叩いてやりたい「傲慢だよ」と
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連休初日のドライブ 冬のはれ 車窓より見ゆ 富士と残月
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喜寿の吾を「若くていいね」と米寿の姉が そうは言っても歳のみのこと
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終わるとは 思わざりけり あの頃は 月の夜道で サルサ踊りて
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八の字で初ゲレンデを滑りきり涙たたえる八つの吾子は
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愚作でも 一日一首続ければ いつか秀作出ると信じ
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のど飴の個別包装剥けなくて咳こだまする映画館 闇
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寒風の吹きすさぶ中 キミ出かけ ねこと3ニャン まったり過ごそう
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母よりも祖母の厳しき朝げ前玄関掃除いつもさせられ
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山沿いは100センチっておいおいと針降るごとく落つ雪を見る
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粉雪が開けた窓より舞い込んで外は真白く塗りかえられていく
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Utakataや悩み、寂しさ受け止めて泡へ包んで空へと放し
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若人よ お酒とタバコは二十歳から 正々堂々 歩め真っ直ぐ/成人の日
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冬ざれの色無き山のふところに黄色に灯る八朔たわわに
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はからずも連れて帰った参道の 玉砂利たちは靴底におり /「初詣」
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塚口の ホームでヒロタの シューアイス 疲れた体 癒しの思い出
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ちゃんとしたバレンタインの再燃を燃え上がらずも考えても良い
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寒空に 甘みを蓄へ春ほ待つ ほうれん草は深き緑に 
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