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丘は萌へ峰も萌へたりやまなかの 自生の 花は今ぞたけなわ
24
今日くらい早めに寝ろ、と愛犬の 気遣い受けて布団に入る /介助のために昨晩徹夜
24
稀なりや心に燃ゆる蜃気楼やおら夢世にわが身いざなひ
24
花散りて 桜の枝先若葉萌ゆ
季節
(
とき
)
は巡りて新緑の風
24
ラジオでの球場響く応援が沈んだ気持ちにじんわりと効く
24
寒き朝 鈴の小花に 揺れ雪の 細き水降る スノーフレイク
24
車窓から 過ぎ去る雲と長閑なる 田園風景独り眺むなり
24
不愉快な子供であった私でも大人になり
晴
(
は
)
れ
晴
(
ば
)
れ
花水木
(
ハナミズキ
)
24
春陽の
下
(
もと
)
小
(
ち
)
さき星型の花 咲き
初
(
そ
)
む 多肉葉«朧月»
24
一鈴の童のような無邪気さに憧れ宿すサクラソウかな
24
細いのに暑さ寒さをはね返す日日草は僕の友達
24
真善美 求めし弓の道霞みパワハラに落つ花散る四月 / 弓友が職場の新上司
24
どこ行くのと聞けばあなたは宝塚歌劇モードで「風を探しに」
24
朝早くペダル踏み込む果てなれど煌めく海に全て敵わぬ
24
クラス替えスキップの先 少女いた 教室光り陰は透明
24
れーずんは ねこにはきけん ぶどうもね たべたらだめよ みんニャきをつけて
24
祖国なる
米国
(
アメリカ
)
に思ひを馳せて 日の本の空仰ぐハナミズキ
24
触覚で命伝える蟻たちへ切なき人の文明照らす
26
神からの怒号は聞かず辿り行け小さな幸に笑う日も来る
26
春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて
28
待つ君の背中に滲む「さよなら」に花の香りを添えて返そう
27
「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
23
起きたらば ベッドの上に ぼーるさん ちま猫ちゃんが
あしょんで
(
遊んで
)
いたの
23
春の陽も徐々に空まで連れてゆく元気になれるパンジーの白
23
思慮深さ揺るがぬ君を紫のパンジー照らす二人の明日
23
ボランティア「携帯トイレ持参要」 そのひと言で参加ためらう
23
あめのひは ねこもねむいね ねこだんご ぴったりよりそい なかよくねんね
23
里山に何も求めず美を徹すままにほほ笑むおきなぐさかな
23
一歩ずつ母へと向かう純白のカーネーションの愛を抱きしめ
23
朝を待つ鏡の奥の静けさに光り零れる涙を拭う
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