公人と テーブル囲み 飲む酒は 勉強になり 話題が絶えぬ
22
マツバギク 花の命の 短きや 朝な夕なに 水替えれども
22
4.2kg このの命をあきらめない なんでも食べな どんどん食べな
22
冬小雨乾いた空気に湿り気を 呼吸は楽に咳も落ち着き
22
短日の四時にはすでに灯り付けなぜか忙しく厨に立てり
22
雨あがり 空に浮かんだ 三日月が こちらを見つめ 明日へいざなう
22
影姿、門出を聞きて去り人の思ひ出せずにゆるる消えゆく
22
白き花弁はなびら 紫に色変わり 魔法の菊 ガーデンマム『ジジ』
22
パンプスの先に茶色にひからびた落ち葉がついて冬は間近し
22
熟練の技に ひととき見惚れたり 平日限定ステーキランチ>母とバースデーランチ
22
小春日に 透けて届くや 温もりの ひかりのなかに 君は微睡む
22
ふわあっと 見上げた空に オリオン座 去年ぶりだね お久しぶりです
22
文字数が合わずに検索 図らずも知らぬ言葉を知れる楽しさ
22
ぬるき湯に浸かりて ゆるき幸詠う 忘却の路 そっともどりつ
22
ゲジゲジはもう出てこないカメムシも枯れて動かずちょっとさみしい
22
変わりなき幸せ想う例年の貰い手の待つ黒豆選別
22
トナカイの コスプレ抱かれ 笑顔なり 孫の仕草に 周りも笑顔に
22
ぬばたまの黒き羽にも茜さし ゴミ漁り終え金烏飛び立つ
22
秋の陽を風を吸ひ 黄色くなりぬ軒並みの柚子 冬の訪れ
22
茉莉花ジャスミンの お茶を飲んだら 汗が引き 繁忙期なり 正月もなく
22
すずめの木 朝からピチュピチュ話し合い雨がポツポツねぐらの会議
26
入口の 小さな白い 喫茶店 バナナジュースは 初恋の味
21
朋輩よ虚無に陥ることなかれ 妻亡くしてもはなお生きる
21
いつもよりゆっくりゆっくり歩いたら 山茶花の咲く垣に出会ひぬ
21
さっきまであの娘がそこにゐたやふな 薫りはかなし山茶花の宵
21
祖母の兄うた愛せしと母にきく父の手術の終はりまつ窓
21
枝先は柿色中は山吹の見とれるきれいが終わってしまう
21
愛は枯れ芽吹く春待つ土の中 雪の毛布でじっと目を閉じ
21
外干しは 昼までだったと 思い出し 浴室乾燥に移動グッジョブ
21
明日何着ようかなって 考える 黒は着たくない ほんとそれだけ
21