「そんなもんよくある話だ」と言われ よくある話の主人公となる
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突然に、夏が来たなら、仕方ない サンダル履こう ビールを飲もう
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父母の手を不意に回顧し立ち竦む 音無き春の遠雷に似て
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南国の夜空彩る篝火や 夜蝶の娘は汐風に舞う
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悲しみにやっと触れた夜の底こんなところに隠れてたのか
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ざくろ老ゆ幾星霜乗り越えし洞はくねるも若枝伸びる
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一年生楽しみがっかり疲れつめカバン投げ出す夏日の下校
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ととのった花壇のよりもタンポポやおおいぬカタバミからすのえんどう
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優劣をつけられ社会に出荷され 人も果実かじつもさほど変わらず
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半袖にしたよツツジが咲いたから 次の桜の頃には成人おとな
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子は生きているだけでいい 何度でも自分に思い込ませる苦しさ
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昼過ぎて夕来にけらし白妙しろたへころも取り込むばば軽業かるわざ
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ねこケロケロ 飛び起き片付け 2時間後 オナカスイタと 細切れ睡眠
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うたた寝から目覚め ねこ母 汗ばんで 穀雨とぞ知る 春から初夏へ
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弱くても痛みがわかるあなたがいい傍にいたいと願ってしまう
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何してる? 仕事の合間 帰り道 いつもどこかに 君への想い
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婆ちゃんが「今風呂入る」ちょっと待てせめてお肉を焼いてからにしよ
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いつもより 会話の多い 土曜夜 仕事の疲れ 笑いで払拭
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何なのか分からないけどなんとなく幸せ感の一瞬がある
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黄砂・花粉・PM2.5などチェックして 今日も部屋干し 青空恨めし
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「そう言えばこないだそこで転んだ」ときみが指差す先に蒲公英
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保存水賞味期限が近づいて感謝して飲む事なき五年に
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日曜日 貴重な休みが刻々と 儚く無情に過ぎ去っていく
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霧雨は そっと置くような 優しさで 大きなツツジを 露に濡らせる
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*朝が来る 眠れぬ夜を 独り占め 君がいたなら 抱きしめたいよ
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朝焼けの光を浴びて毛の先を 金色に焦がす柴犬のワルツ
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なにほどの効果があると知らねども 乾布摩擦に背伸びの運動
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髪切ると すぐに気づいて くれるから 脈でもあるかと 過度に期待す
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今日明日で たけのこご飯にしようかな 28度になっちゃう前に
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昼に起きブランチを食べ買い物で半額狙うこれエコロジー
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