今すぐに長閑のどかを自分で作れないちょっと助けて野辺の蒲公英たんぽぽ
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陽の光私をもっと駄目にするロキソプロフェン飲んだ朝にて
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あの山に守られているこの川に生かされている春は往くとも
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紫のツツジ満開 ちらほらと ピンクと白も いとささやかに
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巣作りの 燕は強く 逞しく 排気ガスをも 物ともせずに
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カスミソウ優しく包み彩りの華々映えし春の晴れの日
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どんななメロディだろか春風に揺れるネモフィラ奏でる音は
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輪唱の如 桜咲ひたら 躑躅つつじ咲き 花は順に 春を歌ふ
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古希の六月十三日は初恋の記念日いいね夜明けコーヒー
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冬物の羽毛布団を一抱え 丸め押し込むコインランドリー
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冷凍庫の ねこみにタルトと 目が合って 土曜の朝食 これで決まりと
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待ってたが一斉開花肩透かし桜咲き初め梅の散る散る
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パンツルック 流行はやりて 街に結果あり 背きて揺らげ スカートの花
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チャリ通で見過ごす鳥居と石仏は誰も知らない由縁ゆえんを残し
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エレガント、ハードボイルドどれも無理「ふつう」という名の仮面をかぶる
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詠む内に広がる世界に差す光この瞬間を待っていたんだ
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一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
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「よし、いい!」と思える短歌うたをいざ打たんアプリ起動中宇宙そらの彼方に
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春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
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おさな子の手を引き歩いた野辺の道 変わらぬ風情ふぜい 若葉萠え立ち
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「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
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仕留めたる 鼠をくわえ 見せにくる 健気な猫と 共にありし日
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ながいことやってしまった『いいひと』のあくぬきするや竜泉寺の湯
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夜半の竹 薮に光るや月の如 姫はなにゆゑ竹に入りてや
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春の陽も徐々に空まで連れてゆく元気になれるパンジーの白
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思慮深さ揺るがぬ君を紫のパンジー照らす二人の明日
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心地よい 風をあびつつ 仕事して ベンチ休憩 無のひと時を
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気がすさむ体きしむをやり過ごす買い出し行ってお勝手立って
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初恋の甘い記憶を呼び戻す青くて丸い小花イベリス
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笑み揺れてオレンジに染むチューリップ白き花びら観覧車の窓
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