訪問の看護師さんとお茶をするきな粉捏ね過ぎテーピングする
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日が過ぎて終わりの桜でる日々今ここにある花はいかり
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お師匠の声に呼ばれて軽トラへ積むのは釣りのお土産話し
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散るを待ち契りの丘に咲き誇れ 月に逢ふため生ける桜よ
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東屋あずまやでひと時いこう花見行き先客の花びらが鎮座す
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散るを待ち契りを結ぶ 澄心と忠義の桜 千々に乱れ咲く
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順繰りに 咲く時期を待つ花々の 自然のサイクル 愛でるたのしさ
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薄桃の桜大樹と髪そよぐ日傘の君はモネの貴婦人
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テーピング添え木付けたい指先に丁度よかったグルーガンの糊
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人の世の 常とはいへど無情なり 親しき友の鬼籍の報せ 
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我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
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残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る 
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入学を祝う鶯うららかに 揃いし蕾も春こそ奏で/蕾のような新入生を祝って
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ポチ撫でて 寄り添うポチが 朝の陽へ 駆け出すポチも 良いねとポチる
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猫さんが隙見て狙う母さんの介護食椀攻防の昼食ひる
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葉野菜の二色の森と糸人参 苺も添えてコロッケどうぞ
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フリースの袖を伸ばして新聞を読めば静岡真夏日だとか
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レコードにフィルムカメラに拘りのオジンはスマホ音痴やっぱり
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試写会を観てきた君のくちびるは つるり滑ってネタバレしそう
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若きより 人の視線の 減りてゆく 装ひてなほ 装ひて生きむ
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ドウダンの花の袋に祈りこめ白き小さき鈴は鳴りけり
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楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
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春待ちの弧を描く月笑みこぼし明日ゆく君の標とならむ
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朝の路 愉しさぎっしりランドセル 躍る足どり 踏み出す一歩 /入学おめでとう!
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掲示板に自転車チャリの鍵 木の葉にペン字にて 「おとしものです」のメモ添ゆ
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チャイムなど鳴らぬ社会へ放たれるインク切れても春が降る、降る
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残り咲く桜の腕を掴んでは放して揺らす名残りの夜に
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父遺す大工道具で1階を車庫にする日々感謝ひとしお 「父さん有難う」
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春雨に 蕾膨らむ桜花 陽射しを浴びて今ぞひらかむ 
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青大豆水で戻して茹でこぼし 塩かけ冷ます自慢の粗肴
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