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持ち主の元へ戻れたのか 枝に掛けられていた ユニフォームは無く
24
はじめての 発表会にて サックスの 音色響かす
夫
(
つま
)
を見守る
23
庭先にそびえるモミジ陽を浴びて 若葉
煌
(
きら
)
めき
生命
(
いのち
)
みなぎる
23
何であれわたしを負かす後輩は頭かきつつ「番狂わせっす」
23
おさな子の手を引き歩いた野辺の道 変わらぬ
風情
(
ふぜい
)
若葉萠え立ち
23
「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
23
起きたらば ベッドの上に ぼーるさん ちま猫ちゃんが
あしょんで
(
遊んで
)
いたの
23
春の陽も徐々に空まで連れてゆく元気になれるパンジーの白
23
思慮深さ揺るがぬ君を紫のパンジー照らす二人の明日
23
ボランティア「携帯トイレ持参要」 そのひと言で参加ためらう
23
あめのひは ねこもねむいね ねこだんご ぴったりよりそい なかよくねんね
23
里山に何も求めず美を徹すままにほほ笑むおきなぐさかな
23
一歩ずつ母へと向かう純白のカーネーションの愛を抱きしめ
23
朝を待つ鏡の奥の静けさに光り零れる涙を拭う
23
梅が散り
辛夷
(
こぶし
)
も散って
桜桃
(
さくらんぼ
)
もう咲いている吹く風寒し
23
関東と信濃を隔つ険路にも ちょぼりちょぼりと山桜咲く
23
花散りて 桜の枝先若葉萌ゆ
季節
(
とき
)
は巡りて新緑の風
23
右手チョン 左手もチョン ねこベッド とてもかわいい 眺めであるよ
23
とりたてて秀でるもののなかりせば凡なる
平
(
たひら
)
のなほもむずかし
23
寒き朝 鈴の小花に 揺れ雪の 細き水降る スノーフレイク
23
熊蜂
(
くまばち
)
が 蜜吸う
羽音
(
はおと
)
や 藤の花 庭に
出
(
い
)
でれず 盛りを過ぎぬ
23
紫外線 眩しいほどに 強くなり 春はいずこへ 夏日の続く
23
若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
22
胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
22
水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
22
人の祖の地に両手付く遺伝子を辿りては老い地上へ帰る
22
順番は桜の次に
桜桃
(
さくらんぼ
)
咲いたものだが園地は
廃
(
すた
)
れ/後継者無く
22
チビ猫の 首輪もどっか 見当たらない 買い替えどきを 知らせているか
22
片付けは苦手なんです埋もれてもだいたい分かる特殊能力/日々発掘
22
春風に 誘われペダル 踏む
我
(
(
われ
)
)
は ひとり追い越し ふたり追い越し
22
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