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よひやみに花のありかや夜の梅 虎屋の羊羹おもひうかべり
23
猫型のスポンジ週末替えようと 思ってそれから幾日経つか
23
介護用電動ベッドは引き取られ そこだけ青い足跡のい草
23
カリカリは盛ってあるのに隙ついて母の介護の飯舐める猫/常に狙っておる
23
平凡という名の服を着て眠る誇りでもなく恥でもなく夜
23
雨天無き早春 草木も素肌も乾燥す 雨の有難み知る
23
恋
(
こ
)
ふと
云
(
い
)
ふ
二文字
(
ふたもじ
)
の中に
綺羅星
(
きらぼし
)
と 風と泉と
夜櫻
(
よざくら
)
が
棲
(
す
)
む
23
施設での
義姉
(
あね
)
の暮らしも一年にスマホの画像に「私じゃない」と
23
挨拶に「父」と呼ばれてこそばゆし モノクロの子のあどけなき日々
23
どうしてもささくれる日は
淡々
(
たんたん
)
とこなして
詠
(
よ
)
んで早く寝ちまえ
23
ちょっとした昼寝の間長大な夢を見ていたような気がする
23
手弁当レンジでチンの昼めしも 箸は自慢の津軽塗なり
23
午後四時に ひとけまばらな カフェに寄り 塩むすびにて 寂しいランチ
23
息子
(
こ
)
に言わる「子どもの心親知らず」胸痛めたか親の諍い/回顧
23
明け方の 夢に出て来し 通学路 我が母も師も この世に亡きに
23
恋愛は確かにしづらい年増だが出来ない理由が一応あるのよ
23
名言の「めんどくさい」を言いたがる妻は女子する暇があり過ぎ
22
僕たちはワープしないと会えないね星と星とは遠すぎるから
22
あそび暮れ子らは家路に語らひの 山の端に入る けふの白雲
22
銅像に光と影の
道標
(
みちしるべ
)
迷うな行けよと背中を押され (★あとで検索したら「光と影の道標」って表現、予想外なほどあって「あ・・」と思い反省💦)
22
言の葉が生まれて消えて うつろいの しずくの音は琥珀に揺れて
22
我からも粉舞う姿にたじろかれ思えば
哀
(
あわ
)
れこの向こう
脛
(
ずね
)
22
「忘れてた」とはにかむ君を待ってたい空いた椅子にはひかりの座布団
22
「楽しかった」と 昨日に告げる ばいばいは 未来を走る コースの合図
22
わたしって広瀬すずだというきみが同じなとこは身長だけだ
22
色彩やキャラクター柄 歩行者を彩りぬ傘 雨天のファッション
22
ふうわりと天狗も笑う春の風お山の木々も芽吹く日近い
22
タヌ猫が
療法食
(
カリカリ
)
食べぬと 母の言う まだ生きておくれ 母のためにも
22
選手らの背を追うドローンは戦場で 兵士を襲う恐怖ともなり
22
降車ドア
開
(
ひら
)
かば 眠気覚むるほど 冷へ込みぬ宵風 目的駅
22
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