主役より福神漬けのパリパリが勝っちゃうこともレトルトカレー
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己の価値観もち込み秩序を軽んじる職場の若葉は伸び放題で
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おにぎりを二つ買ったらお茶オマケおっと嬉しいおこわが美味い
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花散らす目白に蜜はゆずらじと雀は桜一輪落とし
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足跡を波に消されて抱き寄せた君は海より深くはかなき
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突然に春の季節の底が抜け咲くや咲くやの祭りとなった
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満開の はなのもとにて 我もまた 息絶えてみたし 望月の頃
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ほどく糸何も無いからもう編めぬ代わりのビーズにワイヤーも無い
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開けてすぐじゃなきゃだめと猫殿は銀のスプーンのまぐろ返品/パウチ
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めでたしと終わらぬ粋なストーリー再び誰かが紡ぐ時まで
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夜桜が 風にさざめく 根もとには 美しき魔が ひそみ誘う
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懐かしき頃のおもひで恋の華いつかの夢に燃えて尽き夜に
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心臓よ、 高鳴らないで 今だけは 鼓動が彼に 聞こえちゃうでしょ
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菜の花は間近に見ればモンキチョウ花と虫とは親戚なのね
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この歌の この句がよいと 告げられぬ もどかしさあり WEB短歌は
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良かったよえらい目に遭うとこだった災転じて何事も福
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今朝もまた トップページは 戦争で 仏壇からも 抗議の声が
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一歩ずつ踏み出す足にいのち載せ幼な子笑むや 春のきざはし
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愛憎も此処に至りて霞みけりふたりの旅はただ手を取りて
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ゆっくりと胸がつぶれる音がするさよならさよなら春が来たから
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君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
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通院と買い出しお勝手だけだって有るよと語る日々の歌かな
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老木は 虚空の光 宿すのか はなの下にて 人は集えり
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薄雲ひろがる隙間から ふんわりと まろやかな光届けるおぼろ
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愛されていた君ならん関取のようなる息子 泣き崩れさせ
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飯くれとやかましいので猫さんに旅に出ろよと戸開け促す
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晩年の母 慣れぬ手つきで嬰児ひまご抱き ひろがる笑顔最後の写真
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じーちゃんとハイタッチすると孫が言いウインド下げる息子の背中
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老いて老うまま生きんとすれど 足掻く心は未だおさめ難し
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荒田こうでんあぜにひっそり植えられた膝丈ほどの桜にも春
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