年度末  猫の手さえ  借りたいな  ふわふわ肉球  何が出来るや
24
咲きそめし桜かわいや咲き誇り散りゆくまでの時の儚さ
24
花を持ち ご婦人方が レジを待つ ああお彼岸か 変わりなきこと
24
切っ掛けは俵万智の本 短歌をば詠みぬ 日増しに続く楽しさ
24
淡々と全てを置いて進むだけ黄色水仙咲く場所で咲く
24
サービスのミニトマト種粒入り 十粒確かめる息を止めつつ
24
春彼岸 深雪掘りて あらはれし しずくすがしくる 御影石
24
いや、いける。筋肉が落ちか弱いが「進め!」と鼓舞し歩き続ける
24
通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
24
ちま猫とちび猫連れて母猫は いわし雲など追って旅に出
24
満開の 散りゆく梅の花吹雪 温まる風も春を知らせをリ
24
種蒔きに 滋養の雨を 望みたる 土に寄り添う 春願いたる
24
ブラックに良いね押しちゃう私です真っ黒な意地をジョークで落とす
24
罰なんて今日まで信じて居なかった舅が首を吊ったと聞くまで
24
抽斗ひきだしの整理 宝探しの如 失くしたはずの 記念の硬貨
24
春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
24
冷雨落つ薄暗し朝 車窓より見ゆる春 つぼみはぢくる枝
24
誰にでも苦手はあるさ 散歩中猫に出会うと逃げる柴犬
24
春風や 速さ違えて 湧く雲の 妙なる時を 感じさせおり
23
空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
23
ほー法華経 千葉の田舎の工場の駐車場にて初鳴きを聞く
23
ヨーイドン津々浦々つつうらうらへこちらではひと足先に桜咲いたよ
23
光含み 魔物のごと咲く 白き花 桜よ今年も 我は惑えり
23
球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
23
彼岸だが一面白の雪景色今日も墓には行かぬ土曜日
23
剃り残しあるわと君は手を伸ばし指先頬にさわと触れたり
23
目に見えぬウィルスと戦う人がいて見えるが存在しない星見る
23
近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えしはな
23
野に咲くは紫、黄色、白き花 心焦がされ見つめし君は
23
牛乳のパックを白い衝立ついたてに豆苗そわせて春の陽増し増し
23