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まだ暗い 部屋にひとりの呼吸音
宇宙
(
そら
)
とわたしの 秘密の時間
30
うたかたが僕の心臓消えるまで何度でも灯る愛のスペアで
24
一夜
(
ひとよ
)
明け 咲夜の散財蘇る 自責の念に苛まる朝
21
「出したくねぇ、あんたの都合は聞かないよ」 腸が手を組む自律神経
21
圧巻だ
安宅
(
あたけ
)
に槍ふる橋の上ゴッホは油彩を
広
(
・
)
く
重
(
・
)
ねて
21
閉ざされた 我が
城
(
こころ
)
へと 差す光 わたしを変えた
革命の訪問者
(
うんめいのひと
)
21
吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
21
夜だけの日に一度から
朝夜
(
あさよる
)
へ飲み始めました花粉症薬
21
髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
21
あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
21
お祝ひに 遠くの友へ バースデーLINE スタンプと一首を添へ
21
さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
21
「一」を足したり引いたり繰り返すのが人生なんだろうな/釋愛翔様 ありがとう
21
なぜだろう趣味は人間観察と言った途端に距離を置かれた
21
うつむきて 震えるつぼみ陽を浴びて 薄紫のカタクリの花
27
日常はデジャヴをループ時間の輪 鍵は誰かの輪のなか周り
20
銀行
(
用事
)
済み ご褒美は はら屋のカスタード
夫
(
キミ
)
と食べよう お茶を淹れよう
20
消化器は倒せばアワワ銀と立つ誰も触れない日々を見守り
20
皆が愛づ梅の花こそねたましや
水仙
(
ナルシス
)
はただうつむくばかり
20
風ゆるみ人恋しくて水曜は宛先のない手紙を書く日
20
ねこたちが
しょてい
(
所定
)
のもうふに うもれてる きょうはさむいね まったりしよう
20
空青く風ばかり強く吹いている雨の待たれる雨水朝かな
20
曙光射し金色鈍く光る山浄土の色の漏れ出るよう/西の山
20
隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
20
粉砂糖ふりかけたごと朝の雪昼には溶けて雛飾り出す
20
大勝利
納
(
おさ
)
めた総理の演説は
要所
(
ようしょ
)
に「そうだ」の
合
(
あ
)
いの手も付く
20
あと10点 ヤマザキ一瞬お休みし 春の三色あんぱんなど食む
20
他意の無い「励ましたい」がそんまんま伝わると良いな今度会ったら
20
西だろか東だろうかどの辺り春を教える白鳥の声
20
猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
20
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