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花散らす目白に蜜はゆずらじと雀は桜一輪落とし
24
買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
24
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
24
光含み 魔物のごと咲く 白き花 桜よ今年も 我は惑えり
23
今年もまた 感謝の想い伝え来る 墓に春の陽降り注ぐ朝
23
彼岸だが一面白の雪景色今日も墓には行かぬ土曜日
23
剃り残しあるわと君は手を伸ばし指先頬にさわと触れたり
23
目に見えぬウィルスと戦う人がいて見えるが存在しない星見る
23
近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えし
桜
(
はな
)
23
野に咲くは紫、黄色、白き花 心焦がされ見つめし君は
23
3時間2万歩歩いて消費した 脂肪はたったの
82
グラム
23
助手席の私を越えて春の山 見えぬ
動物
(
けもの
)
の
呼吸
(
いき
)
に霞めり
23
これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
23
開けてすぐじゃなきゃだめと猫殿は銀のスプーンのまぐろ返品/パウチ
23
めでたしと終わらぬ粋なストーリー再び誰かが紡ぐ時まで
23
荒田
(
こうでん
)
の
畔
(
あぜ
)
にひっそり植えられた膝丈ほどの桜にも春
23
懐かしき頃のおもひで恋の華いつかの夢に燃えて尽き夜に
23
かりん茶の湯気に喉をあずけつつ「悪くないよね」インフルの春
23
人詠みし歌の葉に知る季節かな花はもも色うたかたの夢
23
貼り紙に「子の卒業」と書き まちの接骨院は 春の休診
23
スーパーの 惣菜コーナー目を引くは 値下げシールの貼られし餃子
23
心をば畳んでみたくなりまして折り目きれいに揃えています
23
雪国の林に残る雪間から 真っ先に春告げるフクジュソウ
23
「転んじゃった」破れた膝を笑う祖父 一センチずつ春削がれゆく
23
目の前に迫る手術日
昂
(
たかぶ
)
るこころ 短歌詠みつつ平静保つ
23
年かさね連れ合い頼り並み歩く陰の長さも重なりゆけり
23
無駄足を何度も踏んだ野心家はしつこく古希の初恋をまた
22
大皿に アスパラ菜花さやえんどう 彩りサラダ 春ひとりじめ
22
雪溶けて 冬の女王
敗
(
やぶ
)
れたり 長きトカゲも 春に這い出す
22
春もみじ紅き新芽の妙なるや朝陽に愛でし仲なればこそ
22
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