群れ集う習いが常の水仙が道端ひとり風に吹かれて
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通りあめ真白きシャツはシャボンの香 きみを抱きしむ夏の匂ひと
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早くリフレーミング自信を取り戻せもう紫陽花か向日葵までに
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れーずんは ねこにはきけん ぶどうもね たべたらだめよ みんニャきをつけて
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新しき試み流るる泡沫Utakataに春のせせらぎ賑やかなれと
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風音が 見えなき黄砂 予見させ 大陸の余波 風下の国
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今年初冷し中華に舌おどる 甘酢の冴えと茗荷の香り
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置き忘れ 菓子折り拾い 自転車でバス会社までゆっくり走る 
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締め切りの迫る詠草打ち込む夜「進歩がないね」亡師の声を聞く
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清々し 渓の流れで 冷やす蕎麦 山葵に粋な白き花咲く
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林道の端の湧き水の瑠璃鳥のネオンブルーを消せぬ我が胸
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この国の武器が異国の子を母を父を郷土を奪う日が来る?
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何遍も聴いて知ってる洋楽の知らず困らず歌詞の意味やら
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落ちぶれし国は武器さえ売るというお花畑で声をあげる日
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きな臭いきな臭すぎる新聞の1面の記事水をかけよか
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亡師の声は正夢なんだ昨日きぞ載りし朝刊の歌忘れざらめや
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さよならとシロツメクサと旅をするきみを 許せる葉風のあお
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青のとき一番星が瞬いてもうじき夜のとばりが下りる
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くしゃくしゃに笑ってみれば寂しさを吹き出し笑うあなたが好きだ
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稀なりや心に燃ゆる蜃気楼やおら夢世にわが身いざなひ
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花散りて 桜の枝先若葉萌ゆ 季節ときは巡りて新緑の風 
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右手チョン 左手もチョン ねこベッド とてもかわいい 眺めであるよ
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故郷ふるさとに向かふ列車に身を預けに戻りゆく旅始まりし
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寒き朝 鈴の小花に 揺れ雪の 細き水降る スノーフレイク
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車窓から 過ぎ去る雲と長閑なる 田園風景独り眺むなり 
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片恋と不戦敗とをくりかえし さらりと澄んだ新月の空
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春陽のもと さき星型の花 咲きむ 多肉葉«朧月»
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一鈴の童のような無邪気さに憧れ宿すサクラソウかな
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細いのに暑さ寒さをはね返す日日草は僕の友達
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薄明が 明るさを増し さえずりは 遠く近くに 声音こわねを変えて
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