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影法師 八頭身に伸びにけり 実像なればさぞやモテらむ(秋の夕暮れ①)
19
思い出は甘酸っぱいと心地よい苦い渋いは知らなくていい
19
豆乳で いちごのビスコ 食べたなら また寝ていいよ 体温高い(眠い)
18
向日葵の種の落つ 残暑は座る 秋の
領域
(
テリトリー
)
より 去らぬ夏
18
紫に朱の差し色や宵化粧 峰みねを染め月を待つらむ
18
水道のチョロチョロ見つめ触れてみて頭にかけて舐める猫かな
18
久方の 木々と苔庭 映えるカフェ 貴女の笑顔と 優しい音色
18
ヤマザキのパイの新作「いもパイ」に 舌鼓打つ 金曜日の朝
18
プードルが身を乗り出して嗅いでいる街の匂いを空気を風を
18
行き着いてなほ足萎えぬ老兵は はや
蘖
(
ひこばえ
)
の萌ゆる刈田に
18
轟轟と
飛沫
(
しぶき
)
をあげる
滝雨
(
たきあめ
)
よ
雷
(
いかづち
)
の先に見える
龍影
(
たつかげ
)
18
春眠に 負けず劣らず 睡魔飼い エアコンきいた 居間で力尽き
18
「その歳で膝が痛いの終わりだよ」まさにドクハラそれでも何故行く
18
小糠雨
(
こぬかあめ
)
夏に疲れた心にも 肌にもひんやり
潤
(
うるお
)
いくれる
18
秋晴れの 稲刈り風景横目みて 走る魚沼 ヒカル新米
18
肩先の髪なびかせる秋風の記憶は消えずショートにしても
18
老体
(
あいぼう
)
に 鞭打ち軋む心臓は すべてを忘れ 前へ前へと
18
聞き慣れぬ 朝のバイクのエンジン音 長月の連休の二日目
18
まあるい実 ちょっとお名前は わからぬが 努力は実るよ、と たわわに緑
18
道の横エノコログサが誘うので三本もらうすぐ猫釣れる
18
好きな物持ってあの世へ行けはしない託したのちに灰は舞飛ぶ
18
弟の温き心にもたれいて親をおき去る総領甚六
18
チビ猫は「ニャマゾン」箱に 根が生えて 呼べど叫べど
にうにう
(
牛乳
)
こない
18
冷めた眼で戦後昭和の映像に
亡父
(
ちち
)
と私の姿を見つける(「バタフライエフェクト」観て)
18
頑なに他人を疑う少女には全てをさらしてならぬ影あり
18
朝風に秋の蝶舞う はらはらと 露草の青 空を
映
(
うつ
)
して
18
ジャスミンティーよりも ねこのゴロゴロ
音
(
おん
)
眠りを誘う薬となるかな
18
風に
揺
(
ゆ
)
る
百日紅
(
ひゃくじつこう
)
は
薄桃
(
うすもも
)
の 淡い
花色
(
はないろ
)
暑さ
和
(
なご
)
ませ
18
窓ガラスしっぽの切れたヤモリ張る里帰りだよと夫の言い分
18
五十年丸めてポイと捨てるよに金婚旅行の部屋の屑入れ
17
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