玄関で「ちょっと待って」と言う君が花に水やる五分の永遠
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本日の 心予報は 曇り模様 念には念を 心の傘を
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原発の疑念残した再稼働あの福島の教訓生かせ
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室温が10℃に下がった朝まだき 蒲団の中は36
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裏起毛透過し肌を刺す冷気内か外かに一枚要ると
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長靴がいらない街に慣れていく 都会の冬の風に吹かれて
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「この世」というコンテンツが面白いのにログインできない僕の脳内
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もうそんなに 必死に練習しなくていい 高く飛ぶため 少し休もう
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失われそうな僕がここにいる雪の白さは、僕の葬列
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大関の蒼い眼の先思ふのは 母国に残したパパとママのこと
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帰る道 通行止めも解除され 子の無事祈る 月の寒夜に
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凍空に 遠く聞こえし鉄の音 始発電車に一日ひとひ始まりぬ 
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冴ゆる朝 車窓越し 雪富士見ゆる 吊り革握り 揺るる通勤車
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譲り合ふ気持ち一つで 人と人 心温もり 生まるる笑顔
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雪だるまの周りの足跡から聞ゆにぎやかな声楽しい時よ
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湯気の立つ釜揚げ蕎麦を運び来る茶髪の彼の白き指先
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下向いて笑ってるよなやぶ椿風にゆられて春を待ちます
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贅沢は出来ぬ質素な暮らしでも食うに困らぬ贅沢はなし
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気配りができる管理者ありがたし当たり前にも「ありがとね」があり
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あと十日 冬季五輪の 開幕も 多忙な日々に 関心薄く
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少しでも春の進みが知りたくて河津桜と梅の木に日々
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目の前の うずくまる人に 我慢 説く 立派な理屈が 私を冷やす
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冬ざれの野道を行かば一斉に鳥飛び立ちて梢に集く
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肌と肌触れ合うことの滑らかな心地の中で夜溶けてゆく
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甘酒は 飲む点滴と 息子から 届く荷物は 愛に包まれ
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ぬか漬けは塩っぱく酸っぱく漬けてこそ 浅漬けなんてただのサラダよ
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ふがいない自分まるっと愛せたら最強になるそんな気がする
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ねこゴハン皿に 白いおひげあり そっと拾って 天日干しする
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くもり空 ねこが おそとをながめてる コートにマフラー カイロもいるか
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ああそんなやさしく笑わないでくれぼくは仔犬になってしまうよ
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