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早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそと
小
(
ち
)
さき花咲く
44
青大豆水で戻して茹でこぼし 塩かけ冷ます自慢の粗肴
23
冷蔵庫グァングアンと喘いでる そろそろだよねよく頑張った!
23
校庭のソメイヨシノも静まれり学科授業の開始を待って
23
古希の六月十三日は初恋の記念日いいね夜明けコーヒー
23
冷凍庫の ねこみにタルトと 目が合って 土曜の朝食 これで決まりと
23
待ってたが一斉開花肩透かし桜咲き初め梅の散る散る
23
パンツルック
流行
(
はや
)
りて 街に結果あり 背きて揺らげ スカートの花
23
チャリ通で見過ごす鳥居と石仏は誰も知らない
由縁
(
ゆえん
)
を残し
23
鮮やかな山吹咲いた畑の隅
黄金
(
こがね
)
の塊輝いて見ゆ
23
泥付きの 荷台に寝転ぶタケノコを 「持ってけ」と笑む里山の春
23
風となり卯月の君へ捧ぐのは散り急く白き菫の香こそ
23
詠む内に広がる世界に差す光この瞬間を待っていたんだ
23
草刈りてひとりの庭に佇めば 羽根欠けてなお空を見る蝶
23
「まぁ!かわいい」ぷくぷくだった友の
娘
(
こ
)
が美少女になる卒業写真
23
ストーヴの石油も尽きて仕舞ひ頃 兜を飾る相談をして
23
土瀝青
(
アスファルト
)
の片隅
小
(
ち
)
さき名も知らぬ白き草花 健気に咲く春
23
昼過ぎに
摂氏
(
せっし
)
20度超えたから雲引っ張って
躑躅
(
つつじ
)
膨らむ
23
「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
23
にぎわいを終えし桜のトンネルの若葉見上げつ老いの道行き
23
ながいことやってしまった『いいひと』のあくぬきするや竜泉寺の湯
23
春の陽も徐々に空まで連れてゆく元気になれるパンジーの白
23
卯月満つ 藍裂くほどの静寂に
木群
(
むらだち
)
のぞく月ぞうつろふ
23
数独で 脳トレしては 時忘れ 日暮れの時刻 今日は肉じゃが
23
夜風
(
よかぜ
)
香る 春の星粒
掬
(
すく
)
い取り 新しき星座 空に
描
(
えが
)
かむ
23
街路樹の枝に掛かりし ユニフォーム 持ち主待ちつ
東風
(
こち
)
に
揺蕩
(
たゆと
)
ふ
23
曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
22
眠ってた 冷食ストック 呼び出して ランチのお供 赤玉ワイン
22
蝶を見てのどかな春に微笑めば
顰
(
しか
)
め面する畑の主よ/食害
22
透き通る赤の燃え立つ煌めきのルビーへ抱くあなたのこころ
22
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