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めしくれと足絡みつく猫蹴って母のご飯の準備を急ぐ/君等2番目
23
あと
5
分・・朝は布団の芋虫で今日もきちんと羽ばたかなくちゃ
23
しがらみを全て払って駆けてゆく貴方は私をどんな目で見る?
23
冬出張荷物が増えて一苦労 コートも着膨れだるまの如し
23
会長の上に名誉が付くなんて殿堂入りということですか
23
いつもより早起きの分薄暗く明かりを迷いて通院の朝
23
ポンポンを振り 踊りをる チアの如
揺蕩
(
たゆと
)
ふ菊の 冬へのエール
23
暖房の効きすぎた午後の研修で「愛」の反対は「無関心」だと
23
薔薇色と
菫
(
すみれ
)
混ぜたる
揚羽蝶
(
あげはちょう
)
(
)
の 形崩して 逝く夕雲よ
23
吾
(
あ
)
の腹のうだる痛みに凛と立つ妻は修羅場の花の神なり
23
スマホでも着信音は黒電話
紛
(
まぎ
)
れず目立つと介護の折に
23
ジーンズで来たらダメとの御触れ出て迎えた社長ジーンズでした
23
ケアをすること業にする人たちをケアできたならと密かに思い
23
弟から 土産は何が良いかとの LINEが入る 嬉し悩まし
23
「行ってらっしゃい」「楽しんできてね」と 手を振らる 八百屋のお姉さんの 笑顔が眩し
23
生憎
(
あいにく
)
の
雨催
(
あまもよ
)
ひ 予定揺るがす 今宵は
夫
(
つま
)
と イルミネーション
23
サイゼリア 隣の席の老婆食む肉、赤ワイン、肉、肉、肉
23
喉痛く 唾を飲むにも覚悟要る 何故か風邪にも 長居をされる
23
果樹園の 端に植えられ 寂しげな 四季桜だが 満開アピール
23
3℃冷たい雨の日曜日
36
℃のプールで泳ぐ
22
まだあるか雪で少しは落ちたけど届かぬ高い枝に生る柿
22
あら、おかし小六の子より「いいね」来る 野鳥写真は世代を越えて
22
賀状出す我が人脈も狭まりて卆寿を越せば僅かとなりぬ
22
ちま猫も添ひ寝の母の甲斐ありて 野生の力四肢に漲る
22
ふたご座の流星群に 願うのは 今はただひとつ 叶えて星よ
22
まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
22
ちま猫ちゃん 流星みたかもしれないね よなかからずっと おそとみていた
22
孫六人 サンタのいる子もいない子も 振込人は みんなの
爺
(
じいじ
)
22
不透明ガラスの窓の
夕光
(
ゆうかげ
)
に塀行く猫の大いなる影
22
ほんとはね おまえにガツン いいたいが 胸の内にて みそひともじに
22
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