ヒヨドリがほうれん草を食べに来る デイ友言いし如月の朝
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徒歩五分それも車に乗るくらし選挙ポスターありやなしやと
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白米の 湯気に鰹節舞い踊る 鼻腔に満る醤油の香り 
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如月きさらぎに 重ねる君の 外套に 常より顔の 小さく見ゆる
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明日には 貴女に会える そんな夜は ドキドキしつつ 笑い止まらず
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誇らしき造り花より棘を持ち咲けるサボテン愛でて生きたし
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屋根の雪溶けて垂れては固まって暖冷の冬ツララがデカい
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如月の望月の夜に花はなく 西行の世とひとつきのズレ
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雪捨て場 砂場に作る山のごと崩す運命されど懸命
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華やかに 車両彩るラッピング 乗れて幸福感なる通勤
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謎解きの 本屋に入りて 異次元の 世界観あり 夢か現か
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子育てが 落ち着き夢を 願いつつ 再就職で 新たな一歩
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夕焼けが夜にとけてく時間には帰れぬ日々が空に浮かぶよ
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今更だ、うずくまっても立ってみる 横で猫、全お腹の無罪
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日向夏ジャムは甘くほろ苦く 遥か昔の切なさを ふと
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抱きあうはなくなりしこの年月を越えて息子の目はあたたかし
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香箱で陽光迎へ猫二匹「背中は任せろ」薄目でチラリ
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胸うずく想いする短歌うた高校生?帰れぬ日々を思い出します
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値上がりで ゆらしゆらして 3杯目 紅茶のパック 破れんばかりに
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いつの間にくりやに立つ子の背は伸びて 注いでくれたる味噌の香膨らむ
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ザックリと切ったキャベツに混じりおる小さな命大きな悲鳴
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やわらかき種ひそませて頬に風 君とバス待つ二月一日
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おみかんを ひとつつまんで 甘くって 幸せ気分で 眠りにつけり
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十年も前の容姿かたちで孫探す下校の子らに夕陽のあたる
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夜空より暗き箱部屋 蛍光花 世界の端っこ心で照らし
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あゝまたか神は委ねて戦えと文字の弾丸さらさらさらさら
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わがこころなぐさめんとうたよむはひとのこころのほかにあらずや試みに「ハート」の数を足してみた。二万近くに「ありがとう」です。
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恋情は青年ならば純情と 中高年なら劣情と言わる
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チビ猫が ねこベッドから 生えている 壁に映る影 やっぱり猫耳
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来年も一緒にいたい そんなにも 大きな願いであることもなく
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