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軽くなる わが
猫
(
こ
)
に 不安募りゆく だけど負けない 心折れない
24
平等に人は死にます悲しんで惜しまれるのはどんな人だろう
24
車窓から流れる雲を追いかけて「自由とは」など考えてみる
24
三箇日過ぎ 御節も食べ終はりぬ カレーの味の恋しき
夕餉
(
ゆふげ
)
24
一万歩歩いたところで腰掛ける 陽当たりのよい冬のベンチに
23
白き画布に 向えば百鬼夜行する 未知のイメージ 徐々に現る
23
立ったまま履く靴下の綱渡りまだ転けないと老いに抗う/朝
23
病室の繭から出れば年の瀬のまちはわれをも主婦にもどしぬ
23
西方の海より来たる七福神 街へ村へと福を運んで
23
ボコボコと電気ケトルが騒ぎ出し元旦をつつむ褐色のかほり
23
静かな日いつもと変わらぬ街の音 聞こえていても静かな一日
23
元日の
夜半
(
よわ
)
初夢や 富士よりも
尊
(
とうと
)
し
傍
(
かたわ
)
らには亡き祖母
23
新年を祝ひ持ち寄るお裾分け雑煮の白は富士より白く
23
東雲に東へ向かう飛行機を眺む元旦空気は冴えて
23
四十年ぶりにひく手の大きくて しとどに酔いし息子を送る
23
薪風呂の 竈門に燃ゆる炎見ゆ
紅
(
くれない
)
の陽が赤々沈む
23
久方の従兄弟らと顔合はせ呑む 積もる話の尽きぬ正月
23
喪
(
うしな
)
ひぬ人の命の 尊さを思ひし 切に健康祈願/初詣
23
独り身の寂しさ煮詰めたかのようなレトルトカレー食む寝正月
23
ネトフリでテンダンス見てコミックのテンダンス読むヒマな
年末年始
(
としこし
)
23
空見上げ 馬の目遠くを 思うごと 青き泉を
深
(
しん
)
と
湛
(
たた
)
えり
23
眠れずに夜中に起きて酒を飲む「ほろよいウィンターベリー」うまし
23
隙間空くお節をいかに詰めようか思いあぐねる三日目の朝
23
イヤフォンに届くあなたの声さえも雪のせいかな、どこか優しい
23
横綱も幕下力士も隔てなく 四股に摺り足ぶつかり稽古(なんと二所ノ関部屋見学)
23
食細くなりつ 持ち直す老犬 無事に一緒に 正月迎へり
23
新春の 陽光跳ねる箱根路を タスキに託す若人の汗
23
北西の霞んだ月に照らされて車椅子分雪掃き均す/デイサービス
23
この国は平和だわ見てドミノとかけん玉とかで盛り上がってる/紅白歌合戦
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冬至から三ヶ日までの取りあえず健闘たたえひそといたわる
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