起きた時 猫が布団に いることが 増えたとなると やはり秋です
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夕立や 見知らぬ人と 雨宿り 一時同じ 今を過ごさむ
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「仲いいね」牽制してくる女子たちに「それはどうも」と軽くウインク
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富良野ではもはやガイドも語らない 時に埋もれた「北の国から」
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いつから見ていたの リップを直す私に微笑むあなた
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この雨が明けたら夏は帰らない人も季節も名残は尽きぬ
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窓を開け 聞こえてくるは虫時雨 降り注ぐ夜の侘びしさ深し 
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30パー割引された食パンを我が子のように優しく抱いた
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もらいもの ハイビスカスの 苦いお茶 おっちょこちょいの 舌だけ赤い
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ふつふつと煮立つ心に差し水を だってわたしは大人なので
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丸まったティッシュたち今すぐにテーブルの上から溢れそう
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スーパーの埃をかぶる缶詰は  今日も私と目を合わせ待つ
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左上七番抜ける永年の咀嚼に耐えた根三本あり
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おとがいが欠けた峠の石仏夕日を浴びて村を見下ろす
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秋暑し睨む気怠き写楽の眼 旅の終はりに選ぶ絵葉書  
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乙女らの夏吹き消して風の盆 何処をさまようストローハット麦わら帽子
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連休の天気予報は傘だらけ無職の吾に関わりはなき
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玉葱たまねぎは 切られて泣かせて からくなる 君を泣かせて つらくなる様に
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トーストの焦げてしまった表面を削ってるうち世界が始まる
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帰宅してあたりまえの家があり当たり前なる家族いとおし
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図鑑買う開く世界の入口でかける新たなわたしのめがね
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歯科医院銀歯でなくて3D(スリーディ)プリンターにて被せを作る
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秋深み草葉くさばこぼれ果て露はになりぬ山ぞ寂しき
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ミヤネ屋で 話題になった 毒キノコ 借りた畑で 派手に繁殖
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短歌を学び 何首か披露してみたら いい川柳ねと 妻が言い
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独裁者気分で仕切る衣替え「あなたはセーフこの子は処分」
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たぶんもう 君の心を失った 来ない通知に覚悟を決める
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席替えの話などするカップルを盗み見してる化石の私
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信号が青になっても動かずに画面を見てるスマホマンたち
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庭先に打ち捨てられて朽ちてゆく死骸の如きドリアンの皮
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