なでなでに応えて育つコブ見せて甘さ弾ける春のデコポン
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る 
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ポチ撫でて 寄り添うポチが 朝の陽へ 駆け出すポチも 良いねとポチる
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待ってたが一斉開花肩透かし桜咲き初め梅の散る散る
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「若さ」といふ通知はこなくて気づいたら「老い」のフォルダに分類されて
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パンツルック 流行はやりて 街に結果あり 背きて揺らげ スカートの花
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チャリ通で見過ごす鳥居と石仏は誰も知らない由縁ゆえんを残し
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葉野菜の二色の森と糸人参 苺も添えてコロッケどうぞ
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エレガント、ハードボイルドどれも無理「ふつう」という名の仮面をかぶる
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詠む内に広がる世界に差す光この瞬間を待っていたんだ
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一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
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草刈りてひとりの庭に佇めば 羽根欠けてなお空を見る蝶
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春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
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海底で君と朝日へ揺れていたあの日恋しく景色が滲む
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パチパチと黄色の線香花火萌ゆ陽ざし直下のオキザリスかな
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夜半の竹 薮に光るや月の如 姫はなにゆゑ竹に入りてや
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卯月満つ 藍裂くほどの静寂に 木群むらだちのぞく月ぞうつろふ
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心地よい 風をあびつつ 仕事して ベンチ休憩 無のひと時を
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退職し時間はたっぷりあるはずが「やり繰り」してた あの日のみず
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老い宅へ訪問くるる駐在さん既に周知の情報ばかり
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初恋の甘い記憶を呼び戻す青くて丸い小花イベリス
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母親の涙思うと耐えられずテレビを消して願う明日の灯
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笑み揺れてオレンジに染むチューリップ白き花びら観覧車の窓
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てってってっ チリチリチリンと 音がする ねこが起こしにくる音がする
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紫のツツジ満開 ちらほらと ピンクと白も いとささやかに
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青のとき一番星が瞬いてもうじき夜のとばりが下りる
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我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
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古希の六月十三日は初恋の記念日いいね夜明けコーヒー
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冬物の羽毛布団を一抱え 丸め押し込むコインランドリー
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