南風はえにより暖められし如月の 今宵の月の傍には昴
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どうすれば順風満帆なんて事生きてる内に遂げられますか
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楽あれば苦あり苦あれば楽ありと鼻で笑って溜め息をつく
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戻せない麗しい日々笑う声この平穏も奪われるのか
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春旱 草も生え無き我が畑 砂を巻き上げ春一番吹く
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バーボンの花の香りや春一番 「微笑がえし」鼻歌にして
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雨の降る 少し前には 土の香が 森の香りも 運ぶ春の日
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雨上がり ねこたちそれでも ねむくって うつらうつらと 春眠暁
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情景の言の葉の声 聞けたらば ペンを走らせ 推敲重すいこうかさ
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こわさないように避けて歩いてく 春の夕焼け宿す水たまり
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「久しぶり」言った瞬間巻き戻る 心の鍵を預けし友に
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「おやすみ」と 喉を鳴らした猫の背に 魔法をかけて 灯を消すキッチン
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失った命のためにできることあなたがちゃんと幸せなこと
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雪解けも彩り褪せしさくら草 運命さだめを生きる輝きの外
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足を止め 朧月夜を背景に 梅を眺めつ 風に身ゆだ
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甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
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南風はえ吹きて予報は伝ふ五月並み ベランダに出て確かめてみる
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暁の豪雨は街を洗浄し 朝の南風はえは滴を払ひぬ
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店内に 流るる旋律メロディ そばだてり 奏でをるオルゴール『春よ、来い』
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鉛筆画 モノクロームに 色彩を き想像さする 事の豊かさ
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反り返る 足の親指割れ爪の 苦節に耐へて吾を支えをり
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会うたびにハグせし孫も近頃は吾の背を抜きてはにかみをみせ
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春雨が 叩く梅の しょんぼりと 明日は晴れるよ さぁ…顔上げて😊
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はげましの言葉はどれも空しくて何も言えずに並んですわる
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玄関はタイムマシンだ開けたらもう、泣き虫だった僕に会えるよ
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他意の無い「励ましたい」がそんまんま伝わると良いな今度会ったら
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お刺身を食べてアクティブうちの亀 冬眠しない啓蟄知らず
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薄紅の 霞たなびく山裾の 眠れる森も目を覚ましゆく
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この怒り湯ぶねに流せるはずもなく夜空見上げて怒鳴ってみたし
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温もりに薄手の靴下はきかえて春を歩けば沈丁花咲く
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