夕映えに しおは満ち行く 七度ななたびの 転生せむと おみなでいたし
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飛び出して何かときめくトースター地味でおいしい魚焼きグリル
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雪おもくさくら草泣く声がして白無垢掘れば紫ねむる
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味噌汁をよそってまずは声をかけご飯をよそう湯気も添えたく
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ピーと鳴り炊飯ジャーを空けた後卵一個で地上の奇跡
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時間なき 我をみかねた カフェ店長 ひと休みしな クッキー差し入れ
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重力に逆らって回せこの地球 美しさって後からくるね/五輪
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雪に耐え春の日差しに残り柿受験の子らよサクラも近い
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雪だるまサングラスかけラケットを持たせて映す孫の青春
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忘れ物してきたようで落ち着かず春の私はちょっとせつない
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和服着た 清楚な人と すれ違い 貴女を想う 祇園の小路
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ひなたには 満開の梅 見つめつつ 桜と喜び 孫がはしゃいで
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笑わずに教えておくれチケットを買うところから離陸するまで
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咲き初めし梅に白雪降り積もり溶けて色艶失せし姥梅うばうめ
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ウィッグか同じショートでこうならぬ目指した髪は美川憲一
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みぃちゃんのママがドア開けえっと言う髪切ってから初めて会うね
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真夜中に 月と密会 したことは 家族に内緒の 銀の耳打ち
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如月の雨のそぼ降る 休日よ 友は映画に 我はおこもり
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白梅が一輪二輪咲き初めて春の雨にもやさしく笑う
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診察で上着ぐのを考えて重ね着一枚減らす見え有り
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思ひ遣りを 絵画に託し 中吊りに 子どもらの 乗車マナーポスター
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おじいさんとおばあさんが手をつなぎゆっくりイオンを後にする。ほろっ
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うっとりと メロンの如く 美しき ひびりたる 失恋も有り
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襟髪をつかまれるよにふりむいた 確かにそれは沈丁花の香
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れるほど晴れて伝わる想ひかな白と黒とを虹に織り交ぜ
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手の甲に鉛筆芯の黒き点 君のくれたり暮れの学舎 
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残雪を 押し上げ開く福寿草  温む大地に命を灯す 
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椅子の背に掛けたタオルを引っ張って落として敷いて座ってる猫/いつもいつも
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物なんていらない君の言の葉が もらえるのならそれで十分
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フェンス沿ひ 春を待ち切れずに開花 白き花弁はなびら蒲公英タンポポの群れ/実在します🌱
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