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桜散り
憂
(
うれ
)
うる
間
(
ま
)
もなく 新緑の
萌
(
も
)
ゆるを見れば さらに美し
28
隣席
(
りんせき
)
の父親に
抱
(
かか
)
へられし子の
微睡
(
まどろ
)
みぬ長き
睫毛
(
まつげ
)
揺るる
27
矩こえしシオニズムこそ元凶を諌めず魔王はゲームの
戦
(
いくさ
)
27
最終便 繋ぐ右手の温もりと左手刺さる入場券と
27
雷が家の真上で鳴り響き春が終わると宣言してる
27
春雷が百足の季節告げてゆくびくびく眠る夜がまた来る
27
想ひ出も春の嵐に散りゆけばコート脱ぎ捨て光纏はむ
27
雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
27
大吉のくじを枕へ入れて見る夢は幸なるあなたの未来
27
価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
27
漢和辞書ひきひき歌を今日も読む うたかたに来て脳トレ三昧
27
外
(
そと
)
出
(
ゐ
)
でてみれば 春の言の葉
溢
(
あふ
)
る 舞ひぬ
初蝶
(
はつちょう
)
笑ふ草花
27
青春のあわきを知らず老いという深き静寂に独り入りゆく
27
昆布
(
こぶ
)
利
(
き
)
かせシャキシャキセロリ浅漬けに 夫の「美味い!」にドヤ顔返し
27
片付けは苦手なんです仕舞ったらどこへ行ったか見えないじゃない
27
青もみじ 古刹に渡る 風涼し 友の奏でる ライアー優し
27
一日中検査検査でくたびれた夫
労
(
ねぎら
)
わん苺のシフォンで /ハピバ🎉
27
この時世 経済回すか節約か何処につながる大河の一滴
27
暑い時毛糸さわるの嫌だから
束子
(
たわし
)
編むのは春の手仕事
26
夜を裂く百足起こしの春雷よ何もせぬから刺すなと告げて
26
一点変ロ音の 音程の冴え 確かなる 柱時計の
刻
(
とき
)
告げる音
26
なでなでに応えて育つコブ見せて甘さ弾ける春のデコポン
26
痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
26
寝室の窓から眺むモミジの樹 萌黄の若葉に 雨滴光りて
26
暑くなる予感の朝や紅ツツジ 花見の風邪の癒える間もなく
26
水温む 川面に漂う花筏 少女
掬
(
すく
)
いし
桜花
(
おうか
)
惜しみて
26
パンツルック
流行
(
はや
)
りて街に 活気あり
背
(
そむ
)
きて揺らげ スカートの花
26
冬用の羽毛を夏日の陽へ干せば夜に溜め込んだ夢が膨らみ
26
いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
26
レコードにフィルムカメラに拘りのオジンはスマホ音痴やっぱり
26
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