七草粥 想いを込めて ただ食めり 「みんな元気で ありますように」
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公園の敷地半分削られて なんとか残った遊具のパンダ
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「あなたには無理」の呪文を噛み砕く 塩味強め母のおにぎり
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名も知らぬ遠き島より流れ着く椰子の実達は幸せなのか
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七福神めぐりて引いたおみくじの短歌を胸に今年も一年/大吉
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お年賀の 焼酎の栓 開ける夜 芋の薫りが 気持ちを癒す
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嬉しくて少しさみしい コミックの全巻セット大人買いして
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今は無き仕事は「写植」子育て期 追い立てられし日々の懐かし
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日々追われ中途半端な子育てもははの愛にて子等健やかに
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大切な 君が生まれた 今日の日は 私の心 暖かくする
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「独り」より「大勢の中」にいる時のほうが正しく孤独になれる
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御佛みほとけと 笑いあう夢 この年は 何があっても 乗り越えられる
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「明日から」なんて言葉を飲み込んでみたらし団子三つ目の宵
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薄雲の衣纏ひて寒の月 喧騒疲れの我を慰む /仕事始め
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あわよくば娘のセーラー服を着てみたかったけど言わないでおく
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開けたての長くからまる塩こぶにザクリと入れておく手間の有り
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冴え冴えと 夜空を照らす満月の 明かりが届く睦月の窓に
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雑音を吸い込みながら降るけれど雪は白色静かに積もる
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息子から 少し早目の 贈り物 幾つになれど やはり嬉しく
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丁寧に愛情込めて育てても伸びぬ実らぬ咲かぬ子もある
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餓鬼のよに芽生えた執着払っても払ってもまだまとわり付く闇
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幼日おさなびの雪の夜 もしも積もったら 雪だるま作ろうねと 姉と
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毎日の晴れて乾いて冷え込んであいも変わらずただ冬らしく
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冬晴れの温い日差しにくすぐられ綻ぶ紅梅うめ可愛かいらしきこと
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悪くない情緒不安定は君じゃないその原因が君じゃないから
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食道を熱して下る大根を ビールで追わん寒夜の夕餉ゆうげ
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「わたしのお母さんはおばあちゃんです」ちょっと恥ずかし次女の作文
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家族でのイベントなりし餃子包み 今はひとりで老い二人分
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寒風に 軒につるされ 大根の 揺れる動きが 癒しを誘う
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怖いほどの風音止まぬ冬の日は甘酒作ってほっこり和み
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