施設での義姉あねの暮らしも一年にスマホの画像に「私じゃない」と
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挨拶に「父」と呼ばれてこそばゆし モノクロの子のあどけなき日々
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降車ドアひらかば 眠気覚むるほど 冷へ込みぬ宵風 目的駅
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ねこたちを ふたり同時に いだくこと 稀な幸せ いついつまでも
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「雨水」だと気付いただけでホッとした雨が降るから春が来るから/明日雨水
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月面のゴルフボールが見えたとて人のこころの襞は見えない
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始めれば素早いのだが動かない動きたくないスイッチは何処どこ
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水仙ナルシスは犬に小水かけられて むっとしてをり桜待つ春
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川鵜らはV字に列を編成し 冬を求めてこの街を去り
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あたたむる役割放れ 羽撃はばたひて ホーム下落つマフラー 哀れ
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朝まだきすさぶ心と通院へ闇をぬければ白雪の富士
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車窓より降りそそぐ陽は暖かし 春が手を差し伸べる如月
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夕焼けの川面に浮かぶ橋のかげ渡月橋にも負けぬと思う
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星屑と 雪の結晶 合わさりて せせらぎ流る 冬の銀河は
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押し入れの闇に目をあく雛人形 光の日々を遥かに見つむ
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梅の香をマスクをさげて深く吸う 鼻炎の吾に油断をさせる
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ちょっとした昼寝の間長大な夢を見ていたような気がする
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選手らの背を追うドローンは戦場で 兵士を襲う恐怖ともなり
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まどろめば 携帯電話の ベルの音 鈴虫のごとく 飛び交う車窓
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寿命乗り越へし愛犬との人生続く奇跡の日々を噛み締む
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「一」足せば「辛い」気持ちは「幸せ」に 下は向かない前に進もう
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ひび割れた バス停のベンチの端にガムテープ 絆創膏の如
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つまらないことは考えないことに挑戦をする古希若いから
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西の空 下弦の月を 眺めつつ 明日を想い 珈琲含む
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色彩やキャラクター柄 歩行者を彩りぬ傘 雨天のファッション
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ふうわりと天狗も笑う春の風お山の木々も芽吹く日近い
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タヌ猫が 療法食カリカリ食べぬと 母の言う まだ生きておくれ 母のためにも
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茜雲広がる風景君からの1枚今でも待ち受け画面で
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悪寒あり 妻が作りし玉子酒 晩酌代わりにおかわり却下!
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遊び着のままで舞うよな氷上の十七才のファンキーな笑顔
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