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感覚で投じる票の危うさよ思考を捨てる流浪の文化
26
温もりに薄手の靴下はきかえて春を歩けば沈丁花咲く
26
暁の豪雨は街を洗浄し 朝の
南風
(
はえ
)
は滴を払ひぬ
26
おおきにと言われた市バス ご夫婦が隣り合うよう席を替わって
26
南風
(
はえ
)
により暖められし如月の 今宵の月の傍には昴
26
伊勢詣 神秘をまとふ その杜は 懐深く 人を誘なう
26
ピーポーが半音下がり通過して見知らぬ人の非常時を知る
47
川鵜らはV字に列を編成し 冬を求めてこの街を去り
25
蓋
(
ふた
)
探す 隠した場所が 分からない?
昨夜
(
ゆうべ
)
の
暖
(
だん
)
は 豆炭あんか(久々使用) /中編
25
罅
(
ひび
)
割れた バス停のベンチの端にガムテープ 絆創膏の如
25
見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
25
花粉など気にせず進む快晴の野鳥の森は出会いの連続
25
夕焼けの川面に浮かぶ橋のかげ渡月橋にも負けぬと思う
25
あしたはさ いちご狩りだと 孫が言い カットメロンを 食後に食べる
25
薄紅の 霞たなびく山裾の 眠れる森も目を覚ましゆく
25
暮れ六つの公園 春一番吹く 北に見ゆるは 北斗七星
25
除雪目印
(
めじるし
)
の棒のテープははためいて曇り空行く白鳥幾多
25
店内に 流るる
旋律
(
メロディ
)
欹
(
そばだ
)
てり 奏でをるオルゴール『春よ、来い』
25
アイメイクしてる場合じゃない季節 今年も来たり ぶ…ぶ…ぶぇっくしょいっ!
25
久しぶり息子夫婦と食事せん箸の進まぬ夫のテンション
25
今日はまた 音もなく雪は おちてくる 軽やかに しかし明らかに地に
25
雨催い 月は朧に薄れゆき 寂しさ募るひとり居の夜
25
遊び着のままで舞うよな氷上の十七才のファンキーな笑顔
24
微睡
(
まどろ
)
みを 降車と共に 置ひて行き 歌を
推敲
(
すいこう
)
夜
(
よ
)
も
寝
(
いね
)
られず
24
お刺身を食べてアクティブうちの亀 冬眠しない啓蟄知らず
24
なぜだろう趣味は人間観察と言った途端に距離を置かれた
24
猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
24
風運ぶ花粉をまとう干し物を必死で払う軟弱な腕
24
鉛筆画 モノクロームに 色彩を
描
(
か
)
き想像さする 事の豊かさ
24
東窓開ければ朝日燦々と気だるき身にも光差しくる
24
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