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星空と 月を眺めて 海散歩 貴女も月見 してるといいな
25
生きる事それが一番辛い事若者だっ浮き世去るのに
25
霊園の前通るたび想うのは背中合わせの我が死なるかな/通勤時
25
寒風
(
かんぷう
)
に 耐え抜く蜘蛛へ
落葉
(
らくよう
)
は お先に逝くねと その生を終え
25
室内へ日暮れのように灯をともしぼたん雪ふるバッサバッサと
25
夕焼けに染まる故郷の空見上げふと口ずさむ「バラ色の日々」
25
地震
(
なえ
)
ののち寝返り続く幾度目か
考妣
(
こうひ
)
ならびて静かに座せり
25
牡丹雪に見紛う野に咲くサザンカの真白く光る朝の冷気
25
うまいこと
三十一文字
(
みそひともじ
)
を並べれば短歌のようなものはできます
25
日が暮れる冬至に向けて下降する もうすぐ足が底に着く頃
25
寒つのる手袋マフラーニット帽 枯れ草かしぐ北風の朝
25
雪の朝もう騒いでる猫さんも外に出せとは言わない今朝は
25
イチローの名言出して励ました部下はあっさり辞めてしまった
25
律儀なり 気配かぎつけお出迎え 一人と三匹それも良きかな
25
窓外の月が凍ると気付く夜君が嘘つく煙草の残香
24
とまと色に染まる朝焼け半開き窓より入りぬ師走の冷気
24
二次会の解散後 駅まで友と語らふ
十六夜
(
いざよい
)
の冴ゆる月
24
椿なら「花が落つる」と言ふところ 山茶花ならば「花が散りし」と
24
秒針と分針ズレているような違和感のまま終わった会議
24
ハイウェイのゆく先染める冬茜 美し星に生きてると思う
24
夜仕事でやつれた顔の朝の月 西の空には雲の
褥
(
しとね
)
が
24
つり革に 初めて届き 喜びて 記念日だねと 言ふ吾子愛し
24
娘から『父に彼女が出来たみたい』それは別れる以前からのこと
24
若き日のショット・バーでの思い出を懐かしみつつ啜るほうじ茶
24
今週もきみに会えない 残薬が少ないように心細い夜
24
大谷流 仕事リハビリ 木に登る 右手伸ばせば 痛む脇腹😫 /休めないきこり…
24
夕暮れに メタセコイアを 眺めつつ 空を舞う鳥 寂しさ感じ
24
アラームを止めた切り 二度寝に嵌まり 温き毛布の 冬の誘惑
24
積読が崩落するか無事なのかまず気にかかる震度4かな/無事でした
24
枯れ葉散り
露
(
あら
)
わになりぬ 枝の
間
(
はざま
)
に
主
(
あるじ
)
無き
烏
(
からす
)
の棲家
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