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七草粥 想いを込めて ただ食めり 「みんな元気で ありますように」
25
温もりぬ冬の日差しに包まれつ 咲きぬアロエの細く
朱
(
あか
)
き花
25
公園の敷地半分削られて なんとか残った遊具のパンダ
25
「あなたには無理」の呪文を噛み砕く 塩味強め母のおにぎり
25
名も知らぬ遠き島より流れ着く椰子の実達は幸せなのか
25
七福神めぐりて引いたおみくじの短歌を胸に今年も一年/大吉
25
お年賀の 焼酎の栓 開ける夜 芋の薫りが 気持ちを癒す
25
なぐさめも励ましもまだ受け取れぬ貴方の胸の閉じたグローブ
25
今は無き仕事は「写植」子育て期 追い立てられし日々の懐かし
25
髪を梳く髪を洗って髪を干す落ちた私の一部だった髪
25
「馬」という漢字のなかの四つの点逃げださないよう釘を打つ夜
24
「赤い糸」なんて信じていなかった 紅茶に溶ける砂糖の白さ
24
珈琲の湯気に「まる」と書くような そんな明日を期待している
24
世の中はいろんなことがおきてると眺め回してたたむ新聞
24
「明日から」なんて言葉を飲み込んでみたらし団子三つ目の宵
24
薄雲の衣纏ひて寒の月 喧騒疲れの我を慰む /仕事始め
24
あわよくば娘のセーラー服を着てみたかったけど言わないでおく
24
開けたての長く
絡
(
から
)
まる塩こぶにザクリと入れておく手間の有り
24
冴え冴えと 夜空を照らす満月の 明かりが届く睦月の窓に
24
雑音を吸い込みながら降るけれど雪は白色静かに積もる
24
毎日の晴れて乾いて冷え込んで
相
(
あい
)
も変わらずただ冬らしく
24
冬晴れの温い日差しにくすぐられ綻ぶ
紅梅
(
うめ
)
の
可愛
(
かい
)
らしきこと
24
食道を熱して下る大根を ビールで追わん寒夜の
夕餉
(
ゆうげ
)
24
嬉しくて少しさみしい コミックの全巻セット大人買いして
24
「わたしのお母さんはおばあちゃんです」ちょっと恥ずかし次女の作文
24
日々追われ中途半端な子育ても
姑
(
はは
)
の愛にて子等健やかに
24
冷へし肌 包み温もる 露天風呂 夜空へ昇る 白き湯けむり
24
正月も 勤務の友と 二人酒 白焼き冷酒 ちびちび味わい
32
「美味しい」が百均の皿で跳ねている そんな夕べもいいなと思う
23
自動ドア脇の門松 同僚と上司と交はす 年始の挨拶
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