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お互いに 忙しくなり 連絡も
儘
(
まま
)
ならぬ友 元気でいるのか
29
この国は どこに向かって 進むのか ニャーと鳴く
愛猫
(
きみ
)
無垢な心で
29
考えて 無になるくらい 悩みつつ 藤沢の海 一人で泣いて
29
春風にベランダ干しの布団さえ 右に左に揺れて喜ぶ
29
辛口のジンジャーエールと焼きたてのピザで乾杯春の始まり
29
殺すなと 描いた太郎の 缶バッジ 見かけて少し 泣き面に 春
29
あと5キロ痩せて綺麗に春までに! …決意ゆるがす菓子の誘惑
29
春色に染めたネイルの手の甲は幼き日に見た祖母と同じ手
29
次々と美しい歌詠む歌人 その感性にふれてみたくて
29
幼馴染と心ほどける居酒屋の隅っこが僕の避難所だった
29
如月の名残りのがんも半分こ おでん仕舞いは春の合図と
29
「いつ来たの」何度も父に聞かれるが そのたび笑顔が咲くからいいや
46
恵みの雨 ねこはねていて よいけれど
夫
(
キミ
)
が眠いは 困ったものだ(薬で)
28
雪洞
(
ぼんぼり
)
に
睦
(
むつ
)
みて座る 人形の 頬の白さの 妖しき花冷え
28
君の事 忘れるために 進学し 新たな出会い 今の礎
28
不揃
(
ふぞろ
)
いな個性あふれる
塩鮭
(
しお
じ
(
◼
)
ゃけ
)
の重なる切り身に当たりやはずれ
28
洗濯機回っているけど洗剤を 入れたかどうか思い出せない/歳なのか、最近の良くあるある…
28
早寝して丑三つ時に目が覚めて 毛布の暑さに春の煩悶
28
ヒーロー
(
じいちゃん
)
のカサカサな手があたたかい握手で僕に愛を移した
28
日焼けあと 薄れた頃に 冬終わり 如月は逃げ 弥生うららか/心と裏腹に
28
まぶしげに めをほそめたる ねこのてを そっと握って 気持ちを交わす
28
会ふ度に きれいになりゆく姉の子 幼き頃の面影残し
28
紅梅の花笠のうえ網目には天海に澄む夕暮れの月
28
初鳴きの鶯の声つたなくて梅も笑って花びら散らす
28
大型車 巧みに操る その腕は 華奢で
靭
(
しな
)
やか 若きドライバー
28
天気予報見ては溜め息 皆既月食 観測す予定日は雨/明日の宵
28
80
年代 洋楽聴いて 問いかける 過去の自分に 限界値かと
27
晴れ間なく ずっと雨降り続いてる だあれもいない わたしのまわり
27
堅雪に追いかけ回る童のころ 幼なじみの声甦る
27
揺るる車両 母に身を預け眠る子 命を運ぶ 安全運転
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