窓辺なる光にまぎれ名無き虫 命を震ふ春の訪れ
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物乞いの 子らいる国に みっちゃんは ただ愛おし慈悲と 日本を乞うて
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珈琲の向こうに君の笑い顔 世界をちょっと許せてしまう
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氷塊のひとつも残らぬ湖の水面はなべて春陽を返す
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情景の言の葉の糸 見へたらば ペンとふ編み針で紡ぐ歌
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山せまり川が流れてふるさとの駅はもうじき二時間の旅
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母さんの好きな花だね山桜ここならきっときれいに見える
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時計ときを見て  まだかまだかと  待つホーム  春のきざみは  花びら舞いゆく
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春の野は思い出たどる宝箱れんげ畑で日がな一日
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春風よ いつまでも疼くこの心 そっと包んで 癒しておくれ
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役割を終へし器物に ねぎらひの気持ちを添へ そうっと芥箱ごみばこ
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春霞 中途半端な この季節 浮かれる人も 落ち込む人も
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ゴーグルと 鼻に丸めた ティッシュ詰め 仕事の為に 杉山りて🤧 /我きこり
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風呂あがり心の垢も流し去り生まれ変わったオーラを纏う
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一人背負しょい二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
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教科書にひらがな四つ「てふてふ」と春の扉をひらいたあの日
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重き荷を ズシリと背負う村仕事 一年ひととせ無事にと神棚拝む
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リハビリに通うあぜ道水仙を見知らぬ同士が杖つき眺む
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「危ない!」を三分ごとに叫ぶ母 僕が初心者マークといえども
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おぼろげな光をまとい 春の月 しんと更けゆく夜を照らしつ
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眠りから 気合いを入れて 起きる朝 アプリおみくじ 大吉嬉し
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網戸には冬を逃げきった虫ひとつ大地の熱を僕も信じる
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窓帷カーテンひらかば しとどなる窓外そうがい 春暁しゅんぎょうを濡らし そぼ降る雨/しとど=びしょ濡れ
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死んだなら棺の中に入れてくれ パワーストーンとこの耳かきを
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ほかほかの白いご飯にねぎ味噌をかけて食べれば三杯いける
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いや、いける。筋肉が落ちか弱いが「進め!」と鼓舞し歩き続ける
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実家の柱にかれし落書きは 消せぬか消さぬか あの日のまま
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真珠湾の先制攻撃例に出す批判封じの魔王に媚びる / 高市氏のスピーチ Japan is back.???
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春よ来い  呼ばれてすぐに  行くものか  季節の意思は  思春期のよう
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引き連れし  春の陽光ひかりに  雪解けて  あか絨毯じゅうたん  冬椿ふゆつばきかな
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