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水溜り軽々と超えスニーカー春を探しに橋のむこうへ
29
楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
49
青色の満ちゆく花の波に浮く家を守れる芝桜なり
31
病院の待合室は海の中バリヤー張って自分に潜る
28
さむそうに ひっついて寝る ねこたちに ホットミルクを 飲ませてやりたし
28
この曲を最期のときに流してね 祖母の愛するポール・モーリア
28
本当はもっとおしゃれで満ち足りたシフォンケーキがよかったのかも
28
一夜明け 明るい陽射し 降り注ぐ 雲ひとつない
灌仏
(
かんぶつ
)
会
(
え
)
の日
28
もわもわと
身体
(
からだ
)
の毛穴 沸き返る 琥珀の海に 遊びて酔えば
28
「ありがとう」デカフェの甘み溶けだして 誰かに言いたい今日という日を
28
塩だけの握りが美味い噛むほどに田を持つ人の愛も広がる
28
荘厳な直下の滝の天上を目指す稚魚らは砂金なる朝
28
輪唱の如 桜咲ひたら
躑躅
(
つつじ
)
咲き 花は順に 春を歌ふ
28
お願いです 難しい
漢字
(
じ
)
にルビ振って🙏 歌の全容みえないんです
28
塩づけの葉桜つつむ知恵人の想い香も馳せ道明寺食む
28
トランプの事を頭に掠めつつそれでも暖房こころおきなく
28
何処
(
ゐづこ
)
から散りぬ
桜花
(
おうか
)
の振り積もる路肩 見上ぐれば葉桜
戦
(
そよ
)
ぐ
28
きみ包む毛布の手ざわり確かめてそっと伸びする日曜の朝
27
革靴を手に持ち走る女学生 淡いブルーのシャツではにかみ
27
悪夢みた うちにはねこはいるけれど 獏も飼いたくなる朝がある
27
地球儀をまわせば指が街を消し 僕らは桜の圏外にいる
27
隣席
(
りんせき
)
の父親に
抱
(
かか
)
へられし子の
微睡
(
まどろ
)
みぬ長き
睫毛
(
まつげ
)
揺るる
27
矩こえしシオニズムこそ元凶を諌めず魔王はゲームの
戦
(
いくさ
)
27
雷が家の真上で鳴り響き春が終わると宣言してる
27
春雷が百足の季節告げてゆくびくびく眠る夜がまた来る
27
雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
27
価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
27
雨風
(
あめかぜ
)
は今がピークかお勝手でじきに帰るだろ家族を思う
27
青春のあわきを知らず老いという深き静寂に独り入りゆく
27
パソコン台百均縛りで作りぬく使い心地は明日試そう
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