雷が家の真上で鳴り響き春が終わると宣言してる
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春雷が百足の季節告げてゆくびくびく眠る夜がまた来る
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想ひ出も春の嵐に散りゆけばコート脱ぎ捨て光纏はむ
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雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
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大吉のくじを枕へ入れて見る夢は幸なるあなたの未来
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価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
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漢和辞書ひきひき歌を今日も読む うたかたに来て脳トレ三昧
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そとでてみれば 春の言の葉あふる 舞ひぬ初蝶はつちょう 笑ふ草花
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青春のあわきを知らず老いという深き静寂に独り入りゆく
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昆布こぶかせシャキシャキセロリ浅漬けに 夫の「美味い!」にドヤ顔返し
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片付けは苦手なんです仕舞ったらどこへ行ったか見えないじゃない
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青もみじ 古刹に渡る 風涼し 友の奏でる ライアー優し
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一日中検査検査でくたびれた夫ねぎらわん苺のシフォンで /ハピバ🎉
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暑い時毛糸さわるの嫌だから束子たわし編むのは春の手仕事
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夜を裂く百足起こしの春雷よ何もせぬから刺すなと告げて
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一点変ロ音の 音程の冴え 確かなる 柱時計の とき告げる音
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なでなでに応えて育つコブ見せて甘さ弾ける春のデコポン
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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寝室の窓から眺むモミジの樹 萌黄の若葉に 雨滴光りて
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暑くなる予感の朝や紅ツツジ 花見の風邪の癒える間もなく
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水温む 川面に漂う花筏 少女すくいし 桜花おうか惜しみて
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パンツルック 流行はやりて街に 活気あり そむきて揺らげ スカートの花
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冬用の羽毛を夏日の陽へ干せば夜に溜め込んだ夢が膨らみ
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いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
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レコードにフィルムカメラに拘りのオジンはスマホ音痴やっぱり
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試写会を観てきた君のくちびるは つるり滑ってネタバレしそう
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春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて  
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ランドセル揃う足並み春とゆく 横断歩道にタンポポは咲き
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信号が青と気付けど膝痛でダッシュ出来ない吾は老人おいびと
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ヒノキ花粉 喉鼻までも 攻撃す 絶不調のまま 一日終わる
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