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とりあえず ゴハンはたべて うまうまと おかおあらってる チビ猫だいじょぶ?
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こんなことするのはあんただけですと母の叱責ふと思い出し
13
生きることに専念すると決めました39度のあの日のあの時
13
今はただ 風が吹くのを 待っている 犬と私と 錆びた風鈴
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悩む妻 髪をかきあげ 腕を組む 後ろで僕は 途方に暮れる
13
終電の各駅停車ドア
開
(
あ
)
きて世界が音をなくせし
夜半
(
やはん
)
13
心病み職を離れてはや幾日
(
いくか
)
過去を悔いてもそれは返らず
13
見下ろした川のマイナスイオン浴び 遠くで犬と遊ぶひと眺む
13
ふるさとを 旅立つ車内で 後ろ髪 強く引かれて 黄昏れ俯く
13
帰省する息子一家と過ごす夏 笑顔の思い出作ってみせる
13
捨てようと すると
何
(
なん
)
だか
懐
(
なつ
)
かしく 思い出
浸
(
ひた
)
り またも捨てれず
13
田園の夜を溶かして週末の旅は虹色 サマーバケーション
13
幸せは小さいものと分かる朝 手足も動く今日も生きてる
13
日の当たる出窓に並べたぬいぐるみ私の愚痴をおとなしく聞く/題『出』
13
コンバイン右往左往と疾駆してみるみる刈られる豊穣の麦
13
盆帰りふるさと今の街に在り帰る場所なきそれも寂しや
13
人はなぜ毎日食べて
眠
(
ねむ
)
るのか こんな問答孫としてみん
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「夜、うなぎ?」 かぶらぬように 訊く夫 大丈夫だよ 社食で食べて
13
「コーヒー飲む?」「いらない」の その言い方が 親しき仲にも礼儀ありとぞ
13
強い雨どこにも行けぬ痛む傷そばにいるのに遠くなる音
13
風ありて壊れてしまうシャボン玉 一つくらいは雲まで届け
13
あまえたい ひさびさフミフミ ちま猫ちゃん ふみふみふみふみ ふみふみゴロゴロ(3分経過)
13
炎天下 外の仕事は 過酷なり
滴
(
したた
)
る汗も
悲涙
(
ひるい
)
より…まし
13
磯鵯
(
ひよどり
)
も磯恋しかろ街の夏美し声もしばらく聞かぬ
13
再会を果たせた事に感謝して 心の中の貴方を消した
13
キャンプファイヤーわがままがいて湿る火の浜辺の遠く漁火灯る
13
最低な自分と分かっているけれど 息子抱きしめ泣きはらしたい
13
自由にといわれると逆に不自由で白紙のままの自由研究/題『自由詠』
13
麦の穂を 自由自在に 遊ばせて 光をうつす 風のマエストロ
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京都御所 清涼殿を眺め ふと一条帝が現れそうな /光る君へ
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