淡々と読み上げてゆくAIと声まで熱い候補者の声/ラジオ政見放送
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老三人久々に会い会食の話題はやはり迷路の未来
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新調し 良き履き心地なる靴と 軽やかに通勤路を歩む
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通学の自転車の群れ見送ってはるか昔を思い出す朝
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留守電の長々しゃべる候補者に入れませんよとつぶやいてみる
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雪国の厳しさ少しは知った今春の気配に浮かれもできず
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頼りなく我のコートに着地する結晶愛でて睦月の終わり
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私にはやらねばならぬ事がある障害背負った母看取ること
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五十四歳ごじゅうしの誕生日祝うラインあり幻なのか愛し人から
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毛布噛む癖 直らぬが 白き歯を保つ老犬 歯磨き効果/17ヶ月U∵U
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思い出を 沢山抱いて 眠るから 今夜はきっと いい夢見れる
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同じ親の子だとて 好み異なりぬ 姉は好きは苦手 椎茸
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雪だけですべてを覆う冬の夜こんなに白く失われるなら
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眠りつく直前に見るブルーライトあなたの言葉声のする文字
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徒歩十五分 家路をゆるり歩む 街路樹の間に 白き寒月
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煮崩れたじゃがいももまたご愛嬌 ポトフの湯気と夫待つ夕べ
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行き帰り フロントガラス 満月を 目印にして 取引先へ
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ラスボスが ひょっこり顔だす スノームーン 「逆らう心 」 追儺おにやらいの夜  / 今朝の月は美しかった☺️
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豆撒けず 投げるまねをし 鬼は外 福内鬼外ふくうちきがい願ふ節分/犬猫居るため
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恵方巻き 色々種類 食べたくて 切って盛り付け ご利益は無し
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我が膝に飛びつきぬ 人馴れし犬 肉球跡の 土のスタンプ
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独り身に還れば義理が通らない重責を負うバレンタインチョコ
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デコられたシール手帳を並べだす子ども食堂に集まりし子ら
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雪の舞う義母ははの忌日の墓参りローソクの火も早々に消え
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みどりとは赤子につけばみどりごに髪に付ければみどりの黒髪
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豪雪を思えば心苦しくも 風花舞えばふふとときめき /雪の積もらぬ街で
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失敗を数々刻み林檎剥く このひとときがすべて正解
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「いい子ねぇ」 言われ続けて 癒着した 仮面気づけば 剥がせなくなり
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寒空を ふと眺めつつ 月明かり 静寂な街 雪を照らして
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歌を詠み 投稿作を 読むうちに拡がる 知識 行動範囲
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