暑い日を 冷ます夕立 雲の峰 洗われ暮れる 今日という日も 

この空があんまり青く染みるので飛び込みたかった冷たい線路 

2度目会うなんて思わずワンピースしょうぶふくなんで最初に使い切るかな 

天才が撒く銀テープ拾うのは喜びしかないマジで真面目に 

冬薔薇は静々面しずしずおもて上げるのみ一日一夜ひとひひとよを雑作なく過ごす 

透明をあまた集めて白となる色の不思議をおもふ初雪 

強風は恐怖乾燥飛散スギ感想悲惨経過警戒 

肉厚に葉っぱが膨らむ朝顔の一つしかない蕾をみてる 

最後までやり切って行け、さもなくばその青春の亡霊となる 

たをやかに まなざし向ける君の志を 垣間見かいまみすれば風立ち騒ぐ 

熟れるより ちょっと酸っぱいままが良い 苺みたいな恋がしたいの 

"If you were to return as my girlfriend?" "……(Continue, write your reply here)."もし僕が最初からやり直そうと言ったら君は何て返すの? 

ナルニアの街灯の下私たちいまいるのこれからどうしよう 

捨てきった社会性を掻き集め たまに浮上す深海魚のゼミ 

また酔ひて星と街頭混ぜこぜで笑ひ交はむ二人きりにて 

汚さをぜんぶ流してほしかった朝のシャワーに紛れた涙 

メンタルが 豆腐じゃなくて 良かったと はじめておもった 金曜夜中 

つみあらばゆるたまひてけつあるくるしみゆりそすくたまはね 

AIが奪いに来ればこんなことしなくていいと言い聞かせてる 

桃色の一筋すくい妹の麺つゆに入れてやる夏盛り 

疲れたら 君に頼むよ 膝まくら お返しあとで 腕まくらだね 

蝉の音に視線上げればいつまでも目蓋の裏から消えぬ夏空 

月が溶けバターのように地を覆い夜空は月がないだけだけど 

各知事のマスクのセンス批評する暇があるなら掃除せよ母 

十八の君をわたしは知らないが白シャツ越しに透かし恋する 

二八そば並んで啜る勢いで夏を始める覚悟を決める 

削りたての鉛筆みたいに紫陽花の青がひきたつまっすぐな小雨 

新しいノートに記す一文字はいつも大きく成長しない 

めざめれば水槽のなか しののめが夜を透かしてくのを見てるだけ 

「有休」と打ち込んだ文字「悠久」と変換されて揺蕩たゆたう指先