にぎわいを終えし桜のトンネルの若葉確かめ君と道行き
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桜散る時期を越ゑ 十八歳を迎ゑんとす 我が犬の天命
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ライト浴び 闇夜に浮かぶ滝桜 佇む我に花吹雪舞う 
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客先を 目指す街道 つつじ群 紅白並び 華やかな朝
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体調が すぐれぬ貴女 心配し 改善願い 朝の神社へ
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退職し時間はたっぷりあるはずが「やり繰り」してた あの日のみず
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結果待ち揺らぐ心を紛らせていつもと同じ笑み交わし合う
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てってってっ チリチリチリンと 音がする ねこが起こしにくる音がする
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紫のツツジ満開 ちらほらと ピンクと白も いとささやかに
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あなたには、届かぬままで 散る恋を 何と名付けて 春に捨てよう
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言語のなき猫の仕種しぐさに 憶測をしては ナレーション入るるつま
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持ち主の元へ戻れたのか 枝に掛けられていた ユニフォームは無く
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縁側に膝を並べし宵の口ビール片手に春のお月見
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熊蜂くまばちが 蜜吸う羽音はおとや 藤の花 庭にでれず 盛りを過ぎぬ
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笑み揺れてオレンジに染むチューリップ観覧車のまど膝向き合わせ
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心地き宵の温風ぬるかぜ 頬を撫ぜ 北斗七星仰ぎ 家路へ
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道端の ハルジオンたち おしゃべりで ついつい会話 弾む朝なり
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開け放つ 窓から入る 風はただ 雲行きだけを 教えてくれる
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心地よい 風をあびつつ 仕事して ベンチ休憩 無のひと時を
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気がすさむ体きしむをやり過ごす買い出し行ってお勝手立って
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慣れるまで三年かかりし尾張弁 今では我もその一員に
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和らぎの萌黄色から青葉へと 装い変えて初夏に向かう樹々
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春疾風 凍てし涙の乾くころコート脱ぎ去り光纏はむ
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青のとき一番星が瞬いてもうじき夜のとばりが下りる
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暑過ぎず寒過ぎぬ午後エアコンのフィルター洗って気持ちも晴れて
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心まで見詰め返して来るギリア愛する人に思い届けて
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公園で駆けるおさな子 後を追うじいじの笑顔に 緑の風吹き
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石鹸の匂いと君を抱きしめる 裾を揺蕩たゆらす風の優しき
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馬車道の雨の景色に助手席の窓はゴッホの絵画に見えて
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日残りて 黄昏迫る山里に 我が影伸びて夕陽に染まる 
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