眼前に絶望の大海うみ広がりぬ 苦しい夜は明けると知らずに
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街並みは 装い変えて暮らせども 消えぬ恐怖とあの日の空が
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交差点にも春たづぬ 切り株のわき 紫の咲く ホトケノザ
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陽だまりに白さ清しき雪柳 澱む憂いも浄められそな
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朝からの風雪止まぬ春嵐ひとたび春を感じたばかりに
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片隅に畑の雪は消え残りもう白鳥はいない高空たかぞら
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みーちゃんが来てくれるからおばちゃんは罪滅ぼしが出来る気がする
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よその子が親子で食事をする姿ストローつまんで見ていたと聞く
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春陽しゅんようもと 露天の湯に浸かりつ眺むる 白き馬酔木あせびの満開
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電車内 見知らぬ外国人が会釈する 牧師の夫に何かを感じて?
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流れ着く果てを知るのか雪解水急ぎ急ぎて目指す下流の
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東雲の明けの早さは加速して眩し陽光ひかりに力得る朝
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さんとくジャガイモを 植へたがる母 拒む我 遅霜おそじも逆算 植へるは彼岸
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生ぬるい部屋にひとりの夜をいて 未来をいまも研いでいるんだ
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鼻タラリ… ティッシュの消費量多くゴミの日までにわんさと溜まる
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花粉はるの日々 籠り居らずに歩けよと 空の青さが奮い立たせる
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震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
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言葉には力があるというのなら友に届ける言葉がほしい
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東京の家賃を見れば怖気づき今の生活続けと願う
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一円の価値を決めちゃう権力も自分の家計を知るのだろうか
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さくさくの桜ゴーフル春の香の 選びし夫の気持ち嬉しく /ホワイトデー
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忙しや 春告げし後 鶯は 時鳥ほととぎすの子も 育て旅立つ
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お返しは欲しくないのが本心で関係性が欲しい本心
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おめぇ 誕生日だんべぇ ほれお前 今日誕生日だろう ほら」と 刺身の御馳走こちそう…「母」母たる由縁 /本人 忘れてました😅
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春草しゅんそうも震へをる 長き余寒を耐へ 数多の水仙笑ふ弥生
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父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
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春場所 夏場所前に 父は逝き 弔事切手の 紫 悲し /一周忌準備
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夕方はすみれ色してまほろばの如く優しく染まる街角
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春雪と土の匂いで走る夜 終わらぬ道が僕の答えだ
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虹の橋渡り切ったかタヌ猫ちゃん幻でよいたまに姿を
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