夕焼雲 絵の具を溶かす如 茜色にむ 西空の芸術
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かりん茶の湯気に喉をあずけつつ「悪くないよね」インフルの春
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布巾ふきん干し振り向く夜空に沈みそな思わず見惚みとれる赤い三日月
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温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
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逆境に負けぬ強さが吾の武器と 言い聞かせては憂い振り払う
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困難な場所を選んで咲く故か 線路内には目を引く緑
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ぶら下がる父を見上げて震えても何も出来ない夫だった人
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雨止みて 朝日を浴びるアスファルト 虹色光りて春の匂ひ発つ
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やんでると見まがうような降りでさえ傘にはちゃんと雨粒の跡
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インフルBという春休み 五日間家族の声で満たす喜び
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スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
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にぎにぎと はなのもとにて 宴持たむ 花も人世ひとよも はかなくあれば
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夜明け前 右の腰の上 ねこがのる 生命のぬくもり 生命の重さ
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柿の木が二本切られて恥ずかしいほどに露わな我が家我が部屋/キャッ!
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ささやかな夢に酔ひたし輝々ききの春あてなき浮世に花を愛でつつ
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年なのになんでそんなにツヤツヤとしているのだと禿見て言うか
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駅前のバスターミナル 満開を迎るソメイヨシノにむる
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仕事での 桜の名所 視察には 誘惑多く 空腹続く
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音曲おんきょくに 詩歌に絵にと うたわれし 桜は生きむ 時代を超えて
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ハードルはちょっと高めがちょうどいい華麗に決めたい背面跳びで
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正義とか平和を本気で語るのがテレビの中のヒーローだけで
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リンリーンガタンギュインと言いながら路面電車をいてる園児
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もうすぐに春が来るのも待てないとカタクリの咲く丘も見ないで
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他人ひとのこと心が小さい人と言う君の大きな口だけ見える
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年度末 締切迫る 協議書を 作製しつつ ランチはおかき 
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振り絞るような 母の涙声 耳を離れぬ 「バイバイ、ミクちゃん!」(タヌ猫の本名)
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盛りには白くかがやく木蓮が燃えさしのよに何で散るかな
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指さしてずどんと引き金引いたらば大雪山に夕焼けおちる
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外気冷え車窓を曇らす結露には 人の温度が可視化されをり
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買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
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