畑仕事に関心うすき我を前に夫は今日の手順を語る
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戦争が 作られている 国会の 傍聴席へ 今 出来ること
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ことばだけ多くてもたださびしくてさびしくなって編むシロツメクサ
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もどりたいと思ってなんかいないのにまた夢にみるおさげの頃よ
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雨が降る友を見舞った帰りには車打つ雨ただ眺めてる
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年毎としごとにずれゆく 春の感覚や 皐月を待たず 散るや藤花
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退勤は初夏思わせる昼下がり 卯月の空に日傘かざして
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風光る横断歩道をタンポポら揺るランドセル上げる手揃え
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紫を朝日に染むるアネモネよ 石段のに凛として立つ
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歳重ね 逝きにし友の無常知り 出会ひし友の有難きかな 
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君といた春そそぐ海ふかみどり 炭酸水と後悔で割る
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一本樹 幹の捻じれて 陽の揺れる 藤棚涼し 風ありがとう
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水芭蕉、ツツジ、辛夷も咲きそろい春の野山に色戻りくる
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早朝の夫と息子の口争い似すぎるキャラに笑いこらえる😅
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ひたすら聴く 介護頑張る友の愚痴 「スッキリした!」が何より嬉し
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明日来るあなたに渡すゼラニウム家の魔よけに効果あります
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春みちて街のまぶしき花に酔い庭に迷いしひなげしの君
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笑み揺れてオレンジに染むチューリップ上る観覧車 向かい合わせに
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どこ行くのと聞けばあなたは宝塚歌劇モードで「風を探しに」
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自転車で海見て帰る往復は六波羅蜜の百キロの道 「涅槃までゆく修行」
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早くリフレーミング自信を取り戻せもう紫陽花か向日葵までに
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芝生から毎年顔出す ネジバナの タフで可憐な ピンクの螺旋らせん
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「お不動さん泣いているの」とおさな問うこんな顔して泣くのか人も
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オホーツクに遅すぎる春おとずれて桜開花し花々咲き継ぐ
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林道の端の湧き水の瑠璃鳥のネオンブルーを消せぬ我が胸
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落ちぶれし国は武器さえ売るというお花畑で声をあげる日
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塩もみの胡瓜きゅうりするのに使うから塩麹しおこうじ仕込み始める夏日
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風に揺れ たなびく藤を 眺めつつ 居酒屋暖簾 想いし苦笑
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亡師の声は正夢なんだ昨日きぞ載りし朝刊の歌忘れざらめや
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こそばゆい「あら、おくさま」のスタンプのラインは知らず難儀の妻を
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