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アラームを止める指先
悴
(
かじか
)
みて 毛布に引き込みぬ 寒波の朝
26
ケアをすること業にする人たちをケアできたならと密かに思い
26
大掃除 拭いたばかりのガラス窓 指差し呼称妻からダメだし
26
窓を出てぐるり回って勝手口開けてくれろと猫のルーティン/朝
26
かあさんはもう多分餅食えないとお供え餅を1個だけ買う/嚥下障害
26
ダイソーで可愛いピアス買い漁る美女と呼ばれた意地があるから /還暦
26
雨間
(
あまあい
)
の午前
夫
(
つま
)
と眺む車窓 土手に枯れ
薄
(
すすき
)
深まりぬ冬
26
紅々と色づく部屋のポインセチア猫のあくびも冬を運びぬ
26
吾
(
あ
)
の腹のたぎるマグマは鎮まりて妻は茶を飲む暁の空
26
冬眠をする必要はないのだがあれもこれもと美味しくてつい
26
監督の喝よりずっと効果あり タイムアウトで君を見つけた
25
のぞみにて 作りし資料 確認す 新幹線は 会議室ナリ
25
駅裏の 薄暗い路地枯葉舞う 師走の街に一陣の風
25
一日
(
ひとひ
)
終へ
悲喜交交
(
ひきこもごも
)
な心境が
廻
(
めぐ
)
り 夜空仰ぎ 涙ぐむ
25
爪研ぎの犠牲になった畳たち今朝毛羽立って足裏を搔く
25
レポートを二本提出 改めて課題三本 明日はプラゴミ
25
ラジオから陽気なクリスマスソングノリノリで作るきんぴらごぼう
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君知るや 人目も恥じず
睫毛墨
(
マスカラ
)
の 落ち滲みたる 我は泣きおり
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通院にペダル踏んでも月一回ひと駅歩けば十キロ以上
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救急の惨事を告げばデイケアの瞳の奥に涙の光り
25
いきなりのダークモードに戸惑ったわたしいますよいますよトイレ
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うっとりとため息つきつ読むうたのあれど及びぬ 我が道を行く
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「寒いね」とかじかむ指をすり合わせお鍋の煮える音を待つ夜
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片付かぬ難儀な雪にヒーローは重機駆使して高々と積む
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年忘れ歌会の後の会食は笑顔・満腹 時を忘れて
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「おはよう」とあなたが笑うとこしえに続く朝日のごときまぶしさ
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灰色の空が心にのしかかる得体の知れぬ不安拡げる
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メイクした特に用事はないけれど化粧の甘い香りがうれしい
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免疫を 上げる為には 笑うこと 笑ってなかったと 母笑ふ
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カリカリの袋を開けるその音に猫寄ってくる耳の聡さよ
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