2年ぶり玄関ベランダ「鬼は外」誰も居ないを幸いにして
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今更だ、うずくまっても立ってみる 横で猫、全お腹の無罪
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くしゃみして 不意に漏れちゃう季節だし 吸水ポリマー必須なんです
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民衆少なからず飼はれたる故に此処に危機あらざる今は
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雲やぶれ差し込む希望ひかりつかもうと越えて行く山 山そして山
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金曜の夜はふたりでおつまみを作ってゆっくり呑むのがたのしみ
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「おばさん」は 終わりの合図サインじゃないのよね未来を走る コースの呼び名
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如月の曇り空には小雪舞ひ スノーシューズで足を固める
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子供等は雪を望んで大人等は雨を願って明日を待つかな
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池に立つ鷺の白さとしなやかなフォルム美し天の賜物
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舞ふ雪が 竹林ちくりん おおひ こうべ垂れ 春 先取りの 雪柳の
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頭痛さえラベルのように貼り替えて 悪友と飲むクラフトビール
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投票と買い物 徒歩で吹雪の中 懐かしいねと道産子夫婦ふたり /大雪警報発令中
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小雪舞う 老いの一票投じ来る 願いは一つ平和な暮らし
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「おはよう」と 家族に放つ陽だまりが 積もった雪を ひとさじ溶かす
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咲き初めのしだれ梅にもぼたん雪つかの間だけの白き世界よ
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桃いろのプリマのごとき梅の木の燃える想いを冷やし雪ふる
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昼の月 凍らせあおく 吹く風の ふくら雀の 胸毛返せり
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積雪の重みに耐へづこうべ垂る バス停わきの花壇の水仙
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チビ猫が ねこベッドから 生えている 壁に映る影 やっぱり猫耳
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冬祭り 叶わなかった 恋に会う 気まずいけれど まだ火照る頬
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休学というドーピングに及ぶ友その筋肉量に負けている僕
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幾重いくえにも、巻きて開かぬ うちの花 春立つ今朝は 意地を捨て解かむ
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煮込み鍋湯気がゆっくりわたくしを人へと戻すボディバッテリー5
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凶器にもなれる心をひらがなの「あい」に変えてく「飛翔」の時間
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早春の空樹の塔の尖端に 春告げ鳥は止まるだろうか
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おかあちゃん ぽんぽんいたいの だいじょうぶ あっためたげる ちょっとはましかニャ
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体操のお兄さんの如キッチリとラジオ体操するASDアスペの彼
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ひげそりて卵のようなあごなでて オーマンダムとつぶやいてみる
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古稀過ぎて 蘇りをリ幼日の 紅きほっぺと カピカピ袖口 
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