帰り道 擦り寄ってきた 淋しさと 今日は一緒に 眠ろうと思う
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不機嫌のワケを聞けないストローを噛みつつ見やる秋空遠し
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眺むれば 雲が流るる秋の空 いつか行きたし言の葉拾いに 
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今日というなにも変わらぬ日がいつか マーカーで線が引かれぬように
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夏休み短歌に魅せられ本屋行きレジに一冊サラダ記念日
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君がのみこんだ涙と同じ数あめちゃんあげる 何味が好き?
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九十五ずしりと重 し誕生日 白寿の道へ一歩踏みこむ
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蓮華座をわづかに緩め暮れ方の迷いの岸に影ひとつ浮く
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空青く詩的な短歌(うた)が詠めそうと 流れる雲を二時間見てる
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食欲の秋が我が家にやってきたスポーツの秋来ても居留守よ
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散りぎわにみそひともじに込められし無念のおもひ魂にひびく
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雨の夜に追っかけてくる捨て子猫ごめんねうちは飼えないんだよ
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「番号札八億二番のお客様……」果てしないアンドロメダ銀行で
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ドップラー効果を感じることなんて 救急車だけだと思ってた
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希望持ち 暗闇の中 歩き出す 希望という光を持って
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感情を 表に出さない マスターを 笑わせたくて 通うこの店
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5時過ぎに飲み屋が閉店した頃に死んでしまえば幸せだろうか
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夏という概念が好き 強烈に、海と終わりのにおいがしてさ
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アラサーの息子来たりて隣室の寝息うかがう我はまだ母
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淡々とわれに二択を問う医師の背後で母は冷たくなりて
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居間静か猫二つとも気配無し窓際ギリの陽にへばりつき
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道端の 雁はむっくり 立ち上がり 羽ばたきながら 鳴き散らしけり
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指先の冷たさに秋感じつつ 机に積んだ本片付ける
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キュビスムに私を見てよ 楚々と泣く女の中の毒と愛とを
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長風呂をする気になれる涼しさでああ秋なんだと思い知らされ
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遺伝子で答えを出すのは簡単で一番高い確率消そう
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怒りゆえ 口のまにまに 毒を吐く 本音の度合い 知らぬが仏
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刈り取った田んぼをみれば白鷺か降りてついばむ秋晴れの空
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まるまるの五十一年経過せり。どんよりとして、何事もなき。/明日五十一回目の結婚記念日
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子供らの 顔を見てれば どこからか 元気が出ると 思える仕事
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