冬眠の熊の夢らし樹氷みな怪獣になり雪に戯る / 蔵王
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降車せし少女のリュックに吊るさるる ミッキーのぬいぐるみと目が合ひ
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誰よりも見つめ合ってるキミだもの わたしを一番知ってるね、キミスマホ
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かき揚げに 卵と肉を 追加して 立ち食いそばで 贅沢極め
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蕪の葉とおじゃこ炒めてふりかけに 「ご飯進む」と夫困り顔
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ぬか漬けで 白飯を食む 冬の夜 漬けたわけでは ないんだけれど
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夏ならば二日で漬かるぬか漬けも 寒中ならば四日を要す
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さざんかの花弁ひとひら宙に舞い 北風の纏うまとう衣となれり
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「ご自由に」と柚子と橙並べ置く今夜だれかのおふろに浮かべ
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この国の先にも平和ありますか任せていいのあの人たちに
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雪のこと嫌いじゃないよだけどもう君と戯れ合う事が出来ない
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蝋梅の 黄色が映える 寒き日に 満開に咲き 心温もる
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粉雪を楽しむように闊歩するワンコに負けじと背筋伸ばして /徒歩通勤
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嬉しいが値引きシールが隠しちゃうカロリー表示糊の強さよ
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大木の 伐採ミスり 思案する 助けてくれた 親父の形見道具 /親父ありがと🙏
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糖尿に怯えながらもやってもた ショートケーキ(苺の)とトリスの水割り
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川べりに 一羽の鳥が 悠々と 夕陽を浴びて 伝えし自由
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真冬日に降る粉雪の冷たさは誰もが知りて人影もなく
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本便に乗り遅る ホームにひとり 缶しるこあがなひ 待つ次発
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薄幸の パウダースノーに 積もられて 子を待つ雪の ダルマがポツン
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倒木を防ぎ 人命守るため 伐採されゆく古樹こじゅの哀しき
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ねこたちは はしりまわるよ といれあと といれはいだよ あおんとなくよ
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婆ちゃんが娘の背中を叩いてる「孫の手さだボールが効ぐがら」
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北国の開閉ボタンが付いている車輌が欲しやこの寒波なら
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短歌うたで知る大雪の地のご苦労に寒いくらいで負けてごめんと
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冬の味覚 甘きおみかん 頬張りて 睦月もすゑかと 感慨深い
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指先の冬季乾燥 儘ならぬスマホ操作に 梃子摺てこずりぬかな
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お守りのつもりと言ってじいちゃんはエビオスを飲む犬と一緒に
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玄関で「ちょっと待って」と言う君が花に水やる五分の永遠
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本日の 心予報は 曇り模様 念には念を 心の傘を
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