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空仰ぎ藍の絵の具を筆に取り絵の具バケツの水こぼし 

すごろくであがりし人の 手遊びに振り回されて駒が磨り減る 

雨上がり雲の間に覗き見る澄んだ水色汚れなき色 

東空ひがしぞら燃ゆる炎 また一つまたたきながら消えゆく星よ 

やればでき やらなきゃできはしないけど 結局やりはしないのだろう 

何者かになりたい自分 有名になりたい自分 僕俺私ぼくおれわたし 

また無駄に一日を消費す 等速で死と消滅へ近付いているのに 

かはらざる 道を歩けば 散る花の 雪と覚ゆる 風の冷たさ  

丹念に身体のなかみを掻き回し入れ替える毎夜ふたりの儀式 

にんげんの時閒はわれに速すぎて樹木の時閒をかくも戀ほしむ 

あかねさすうすむらさきの錠劑は明日へとつづく麻醉だらうか 

熟れるのを待つてゐるのだ落ちるまで强いて捥ぐのはやめにしないか 

ブロックノイズの果て曼荼羅にある精神のクローク そんなライヴ 

永遠の波打ち際に君は立つ 夢のかけらは潮騒の音  

野原では摘めない花を携えて緊急脱出ボタンを押した 

しんしんと終着駅に降り積もるあれはいつかの記憶の亡霊 

忍びなき 薄墨の夜はふと目覚め 問ふは世の水 数奇な美の死しのびなきうすずみのよはふとめざめとふはよのみずすうきなびのし 

‪切りとった一瞬だけが‬‪ 毎日を繋ぎつづけて 二度前髪を切る‬ 

濡れているツバメが乾くのを見ると七月一日に陥る 

この文に句点打ったら次体育、読点ばかり走らせてる子 

コンパスはまいにち踊りつづけてるあたたかい部屋でつめたい部屋で 

ヒュルルルと気の抜けた様なターボの音車の中はてんやわんやで 

電子音 命短き 街灯に 希望を抱く 羽化した子供よ 

あの夏に誰捕まえたカミキリムシ ギチギチ言った声が怖くて 

バラバラな顔 深鍋に放り込みペンキをまぶし焜炉コンロを点ける 

目玉焼き四角くしたい朝もあるいっそちりぢり炒り卵もよし 

あせるなよ、あせるな、と呼ぶその声が 雷鳴りしひょうのごとしよ 

さようなら 放した蝶は 空高く 私の手から 鳥の口へと 

隠り世と浮世に佇む鳳凰はたまだけでなく縁もつなぐ 

強く打つ 雨も悔しく 地に落ちる 傘無し小僧 歩いて帰る