Utakata
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父母
(
ふぼ
)
逝きて 遺せし庭木の手入れして 繁れる木々に難儀覚えし
17
風呂を汲み枝豆解凍準備よし日が暮れるまで農作業して
12
VISAカードの解約すませ安堵する老いの心に終活の文字
19
別室で基本は好きに過ごしてる 水と油はたまに混ざって
12
友だちを呼び捨てで呼ぶ母親に吾子は「やめてほしい」と車中
11
英単語覚えなさいと言うけれど俺にはとても
burden
(
重荷
)
なんだよ
11
束の間の帰省の後のねこじゃらしママにお土産ぎゅっと握って /吾子四歳
10
月失せし 西の
山端
(
やまは
)
眺むれば 残るは星と 我が吐息のみ
10
日直は黒板消しをたたいてた チョークのにほいちょっと好きかも
10
陽の向きと風の向きとが逆の時 日傘はおちょこイラっとなりて
14
夏風に触れた気がして目の前を横切るあなた不思議な気配
12
これというピタリの言葉決められず
音
(
モーラ
)
が足りず歌纏まらず
14
何気なく 急いでないが どのレジが 速そうかつい 選んでしまう
8
たっぷりの水に浸して一昼夜 さぁて祭りの棒鱈煮るぞ!
9
火葬場で 親父が灰に なるまでに 家族で話す 親父の愚行
19
好きの
理由
(
わけ
)
数えてみてもから回る 偶然が重なった何か
9
処暑なれば素麺安く売られてて去年の米もそこにならんで
7
溽暑とふ風死す午後の音頭瀬戸に 低き汽笛の重く響けり
7
厭ふべきものには目をぞ背けけるただ静けさを守ると思ひて
7
3
歳児犬とおもちゃを取り合って負けて泣いてるああ平和だな
7
国道の向日葵ゆっくり見たいのにいつも信号青なんだよね
12
スーパーの屋上なんてところまでとんぼ泳いで処暑の空なる/喫煙所から
18
ほろ酔いの舗道の目地に猫じゃらし ちひさな秋は ちひさく揺れて
12
スーパーで日に日に下がる米の値よあと暫くで新米も来る
6
小さな宇宙 赤子がはりきる有象無象 どこまでもどこまでも無我
6
傑作で すねこれ。 まったくです ところで君の 手に持ってる鋭
5
新米を 担いで帰り 汗だくに 農家の方に 感謝する午後
22
名刺にはあだ名が書いてありました 信用よりも自分第一
6
ガリレオが環状列石敷いた日にアンティキティラで見た星はどれ?
5
二本目の煙草が苦い そういえばそろそろきみの命日ですね
5
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