思春期にノックをしない母みたい 勝手に写真まとめるグーグル
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芋掘りの子のため妻が贖いしちいさな軍手に名前を書きぬ
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還暦の同窓会のお知らせに身体と気持ちのせめぎ合いかな
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何もかも見透かされそう興福寺 阿修羅の前で長い言い訳
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日常を 忘れて仰ぐ旅の空 病葉のごと言の葉の降る /吟行の旅第三種目
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家ごとに待ちたる猫は決まりたりドアの開く時間あくびして待つ
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丸美屋の素の半分見つからぬ 豆腐小僧に夕餉が迫る
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軽鬱の朝は晴れども離さない秋も空虚が私掴んで
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前を見て歩いていこう泣いたらさ誰か気づいてくれるかもだし
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酒臭い男がすごく嫌(いや)なのよ飲んだら乗るな乗るなら飲むな
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星の花 降りそぐ季節に 君想い 甘い香りと 苦い記憶と
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両親と両親並び四人居る仏壇の下われの寝ぐらよ
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街角の 花屋のピンクの コスモスに 草むしりする 母の背を見る
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日に七度もコールサイン換へ飛びきたる頭上の機材に「おつかれさま!」と
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笑い声 聞くたび妙に嬉しくて 君が笑える世界がいいね
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秋の庭 コキア色づき出番待つ コスモスからのバトン今かと
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くたびれた ベルトの穴を ふと眺め 今年は2つ 外へとずれた
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宵入りて 週の終わりに 飲む酒は 煎じ薬よ おかわり所望
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しあわせは見えないけれど風に乗る金木犀が満開ですね
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思い出より 外の空気は 冷たくて 急いで一枚 余計に羽織る
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秋刀ぴかぴか光る魚市場モップでワックスかけたやうな
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信楽の歪みし皿へラ・フランス どこか似ていて二つの孤独
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リベラルもジジイとババアになりゆきて 街角ピアノのアメリカ国歌
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君は今日一度も泣かず登園できたママに手を振る誇らしき朝
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宵待ちに浮かぶ横顔ペーパームーンえくぼか涙どちらか見せて
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天下の険 湖畔の鳥居 湯に秋陽 ほぐれし空気 連れに似たりて
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鳴く音が 秋を知らせる 百舌鳥の声 心落ち着き 過ごす夜かな
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網戸越し虫の音はせず遠くから電車の音が聞こえてきてる
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シャッターに 閉店するとの 貼り紙が 日付を見たら 3年も前
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この痣が消えるころには告白もなかったことにされるのだろう
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