長雨に 倒れし稲穂無念なり 泥水被り青き芽ぞ出づ 
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パイナップルばかり残ったこの皿をいつまで酢豚と呼べるだろうか
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どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
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長き道雨にうたれて伊勢参り 並んで食べる温かうどん
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提灯の あかりあちこち灯る夕 街が沸き立つ 明日はお祭り
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滅茶苦茶に仲違いした父さんの遺影に毎日飯を出す母
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中秋の 名月のまた 次の日も 見事な月で 得した気分
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秋の日に五十年ぶりの再会にそれじゃまたなと言える友垣
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秋なのはホットで淹れる珈琲の風味まとまり始めた頃から
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人知らず 我の思いは 土手の上 ひとり揺れたる 彼岸花かな
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象柄(ぞうがら)の パンツの人に 目が留まる 同じタイ土産(みやげ)か 急に身近に
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あの頃は 全く理解できなくて バサラの歌がやっとわかった
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遠き鐘 里に響くは 山寺の 夕暮れ誘う ひぐらしの声
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久方の友等と酒を酌み交わし老顔包む秋の木洩れ日
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触れようと 思った刹那 天翔る ガラス細工の 可憐な蝶々
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野分去り 風雅の音に 雲なびく ビルの谷間に 名月登壇(hukkats) サントリーホール観賞後に詠む
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その星は黒猫座の鈴。美しく馨る光で君を守るよ
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煩悩は無罪とスマホに打ち込んで 夜のコンビニ灯(ひ)に寄せられる
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責めすぎてしまう時には豆を挽きメロンパンの耳を齧りましょう 
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窓からさす満月のひかりに眠られず短歌(うた)などよみて目覚むれば朝
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涼しいと 言える季節は はや過ぎて 厚き毛布を 求むる長月
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平安の昔の頃から オタクだけ分かりあってるやり取りが好き
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行かないで 叫ぶ言葉は届かずに 足は蹴れない夢アスファルト
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十二勝よりも三敗指摘する父の腹は力士に劣らず
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旅立ちの準備はいつも出来てるの冷たい記憶バッサリ切って
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大相撲 贔屓力士が負けようと いい勝負なら まあ良いことに
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雷が収まる頃というらしきただ長雨は収まり知らじ/七十二候 雷乃収声
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持病がさ強いときは困んだよ息のしかたを忘れちゃうから
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旧式の鉄砲百合さ修理など出来ない僕が貰つてをかう
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ランチして あしたかえって くるからね ねこにささやく 土曜日の昼/帰省
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