助手席でわがままを言う唇にチョコを差し出す 僕の負けだね
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秋風に 色づく柚子の香り立ち 豊かな実りに歌ぞ詠みける 
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可愛くて心配のあまり持て余すニートの息子責める我あり
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雑踏を掻き分け歩く大都会澄む空削るビルの数々
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栗の実や形変われど風味立つ 銘菓となりて転生したり
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傘差してゴミ出し行きかけ雷鳴に 踵返して車で向かう
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この胸に静かに想う人がいて 嵐が来ても闇の中でも
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近頃は午前0時が越えられぬ 〈シンデレラ〉的体力の壁
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スカーフと手首の保温重ね履き晩秋らしく進む身支度
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大人でも独占できる空がある ブランコ乗れる勇気があれば
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風を裂く バイクの舵を腰で切り 秋の富士川 横目に走る
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今はいい君に会えればそれでいい 好きの二文字はしまっておこう
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ハロウィン いつからだろう 仮装する 怪物でなく 騒ぎ立てるの
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あの角の 長くしまった ラーメン屋 今日は扉が 少し開いてる
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捨てられたアイスのゴミに集まって群がるアリと目が合った午後
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とりあえず頭痛は雨のせいにしてくすりを二錠飲んでおきます
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手放しで飛び込んだのは若さゆえ 泳ぎ方も知らずに深海
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初霜や 地面に星の 落ちた朝
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シーズンが おわってもなお 毎日の ように野球の 話題は尽きぬ
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ヘタクソと言われて傷つくハロウィンに加わろうとしたほんとのお化け/妖怪短歌
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翠(みどり)なる玉は見えねど高志(こし)の海波の寄せたる思い出拾う()
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片付けるしぐさかフォルムか「お父さんにソックリ」と云うパートは古参
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伏姫の涙の雫やまぶどう 誰も知らねど色づきにけり
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霊柩車 見るたびその場であたふたと 親指隠す変な習慣
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胸を張り前へと進む愛犬のカボチャの馬車に揺られ逃げゆく
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洗面所もうヒーターを置いたからひと足早く初冬が来てて
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市が配るクーポン券の期限きて髭剃り替刃買いだめしとく
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生き物と仮定し夜の洗濯機ザブリザブリと稼働してます
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いつかきみと 歩いた道と 思えども その日はとうに 過ぎにけり
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猫がみる 世界で僕は なんばんめ? 聞いても君は 応えられない
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