雨降る夜 じっと動かず 卵抱く 親鳥の影 エールを送る
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わらべらが長靴はきて家路踏む信濃の野辺に夏はきにけり
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しきことも 良きことさえも 『滅』と言う  流行り言葉が 真理ついてる
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点滴のしずくのなかの静けさに 眠れる星の夜明けを祈る/星空さん待ってる
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郭公二声鳴くと聞きつるは夜更けの峰のこだまなりけり
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クロレッツの紙で折られた鶴が二羽手のひらを今飛び立とうとして
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抵抗の拳を見せろ我々は明日も生きる 二十一歳
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夕陽浴び 部活帰りの生徒らの 「明日またね」と声弾みをり 
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背に絡む触手は強く張りついて 初登園に泣く蛸の群れ
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お節介 口出し不要の試着室私はわたしにバズりたいだけ
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たこ焼きのタコの小ささ噛み締めて物価高なる世をまた思う
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毎週の ごと訪れし 教え子の 足遠のきて 巣立つのを知る
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君見つけ 下らないことで笑い合う どうか今だけはバスよ来ないで
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帰国子女しんじんが 1日あくび配属初日しょにちから 時差ぼけですか? 明日は叩こう
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小糠雨こぬかあめ傘も差さずに道ゆけば肌にまとわる汗と露かな
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「ソーラン」と踊る彼女の引く網に僕はかかってしまいたいんだ
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雨降りを理由に何もしない日も本当は違う理由だったり
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十六夜や 酒沁み入りてうたた寝の 肌に更紗の七月の風
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炒飯は良いぞ 気楽に作れるし簡単に俺を裏切らないし
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セイコーのクォーツ時計目にすれば父ととぶらふ入学の朝
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万が一 蓋を開けても いいのなら 幻想を撫でる 瞬きの夢
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「楽しんでこいよ」と送る父らしく泣きだしそうな曇天の空
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シワシワで実よりも皮が多いけど 新じゃがとるまで頑張れ旧じゃが
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9歳のリュックを背負って思い出す 背中を濡らす涙のぬくみ
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腹に乗り呼吸に合わせ上下する猫と一緒に嗚呼生きている
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Snow Man 推してる母と Blu-ray ライブ映像 まずは一気見
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鳥の雛写る画面のスマホ持つ 手の温かさ伝わらぬ朝
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失恋のたびに欠勤する人のせいで倒れる人の穴埋め
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文月ふみづきに短歌投稿始めたり一日三首目標高く
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わが足に激痛はしり腫れにけり百足の毒牙為すすべもなき
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