咲き初めし梅も凍える大寒の風が一気に冬呼び戻す
26
清楚なる白梅の咲く高尾駅 降り立てば吹く風の冷たき
26
農閑期 伝統のある 味噌仕込 若手不足で 急遽参戦
26
我が田舎 還暦間近は 若い衆 吾より歳下 三人だけで😅 /内一人は吾の息子
26
あかぎれが滲みては思ふ 妹の常に割れたる両手の辛さ /アトピー
25
道端の祠の影に樹木あり花を咲かせぬ神の化身よ
25
お母さん蛸は英語で?『オクトパス』烏賊とか鯵とか聞かないでくれ
25
絶版の歌集をさがす 白樺の林のような古本屋にて
25
天気図に早も台風一号と… まだもう少し冬に浸らせて
25
ダージリン 疲れた体 染み入って 香り佇む 夜の事務所に
25
手を繋ぎ初詣ゆく若者の我らにはなき作法まぶしき
25
「もう出来た」どっこい短歌は奥深し掘れば掘るほどお宝探し
25
この胸の熱き重みの正体は「逢えて良かった」と告げる一瞬
25
冷え込みぬ宵 ウインターソング聴き ホットミルクで 白いひととき
25
真っ赤だと褒められたりんご刃で剝かれ自慢の真っ赤脱がされてゆく
25
幼日おさなびの学友と 影踏み遊び 思ひ出の 故郷ふるさとの公園
25
寒晴や 物干しに ベランダ行かば 鉢植えを旋回す冬蜂
25
葬送のリフレインだと言う母にフリーレンだと今日もリフレイン
25
大寒と律儀に寒波来るらしく今からおののく居すわるほう有り
25
職場には 連れては行けず 見送らる 犬にとっても 寂し平日
25
あかき花咲きぬ去年こぞまで 山茶花さざんかの切り株からは 悲涙の匂ひ
25
鉢植えの今年も咲きぬさくら草 大寒の日に震えつつ立つ
25
物忘れ 物に限らず 失念す 脳内に付箋メモできれば
24
静寂を破りて急ぐサイレンを 無事であれよと見守る明星みょうじょう
24
冬晴の関東平野の名物は なんと言わりょがやはり富士なり
24
寝室の裾野一面プラレール 眠る車掌をベッドに運ぶ
24
満たされた同じ時間を過ごしてるようで違った目の向く先は
24
ミモザ咲く 作家の家で 打合せ 穏やかな夜 黄色が映える
24
スリッパを干して 遠くを見はるかす そろそろ聞こえる 黄砂の便り
24
気がつけば 一・一七が 目前に あの日あの時 神戸の受験生
24