千首まで 一日一首を続けんと 拙き歌も詠み継ぎにけり 
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教科書の上でなぞったきのこ雲 忘れないまま八月の島
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黙祷もくとう」の声に合わせてお勝手でまなこを閉じる今年も変わらず/広島の日にラジオと
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ライオンが暑さで死んだ報道に アフリカよりも過酷な日本
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いまさらに人生などと語らへば 冷酒いつしか温まりており
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幽谷ゆうこくに 苔生こけむ堰堤えんてい 一つり  魚梯ぎょていを渡る 川鰍かわかじかかな
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夏期講習 迎えの車 断って 毎日歩く 君の隣で
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可なけれど不可も少なき日々なればまずまずならむと信じて生きむ
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夏休みマックポテトを頬張りし孫の面立ち大人びてドキッ!
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背の丈が縮む炎暑の影法師 ビルを抜けゆく風に救はる
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「人」として僕を見るのは愛犬いぬだけで 今日も一緒にお昼寝をする
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夏の日の暮るるは遅き山陰に西こそ秋と蜩の声
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あの時を 忘れぬように 打ち上げる 空に届ける 白菊三発
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冷蔵庫 四つに割った じゃがいもは 既に芽を出し 半月の夜
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海の中沈んでいると思ったら ただの夏風重い空気で
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分かるように 言ったつもりが 誤解され  言わなかったら また誤解される
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もうちょっと ご自愛下さい 夫君おっとぎみ 朝の味噌汁 ゼラチン忍ばせ
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文明の利器が異物に豹変すコンタクトレンズずれた瞬間
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覚えたて 寮歌を歌う 遠ききみ ガチャリとせかす 公衆電話
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霧雨に蝉の翅とて湿るやら 音のなき朝に百合が一輪
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この瞬間ときが 奇跡のように 重なって 平和になると 知る記念日
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フロッピーディスクを知らぬ若者はマウスの中のボールも知らず
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何事も限度があると言ってみる 例えばカーテン透かす月光
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晴れ空はどこの国でも同じ色 広がりすぎたあなたとの距離
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美しと 人は花見て 囁やけど 露にも知らず ただ咲きにけり
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ふみふみふみ こねこのきぶんで あまえるの いとリズミカルに おなかをおして
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さ・し・す・せ・そ 目分量の味付けで適当にうまい父の焼き飯
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飲むだけで翼をくれるというのなら 人は今より自由に生きてた
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気がついた時にはきみがそばにいたバラの花束 思いを託して
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他人ひといれば冷房の罪かるくなる温度を上げた部屋には独り
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