待ち望む 菜園潤す台風の 連れ来る雨は恵みとなりぬ 
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植え替えて 枯れたかに見えたアロエ株 見事復活 底力見る
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石段を登りきったら山門の中はただただ紫陽花の苑
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パンという 幸せ香る 誘惑に 負けて来週 健康診断
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菓子作り 何が一番イヤかって 砂糖の多さを思い知る事
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階段で 行くと言い張る 孫つかみ 必死のバアバ 塾は六階
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川縁かわべりのひとり歩きのひとごと過去と未来が交差する午後
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「この人は何でも知ってるんだよ」と ゆっくり魔理沙を褒めるお袋
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「おやすみ」と嘘ついた後、遠回りしてから食べるとんこつラーメン
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前もって子を諭したら「歯医者しゃんで泣くかどうかはオレが決める」と
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わん!としか吠えぬ獣であるくせに そのひと声の音色とりどり
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生きるってえらぶことだね 喧嘩後に笑顔で「おかえり」言ってみましょか
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悲しみの 栞は必要 ないのです レシートいいです 箸ください
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ひとこえのやさしさ触れて花心 完成された地に長い雨
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雨の日に野良猫ひとつ生垣へ 頭隠して尻は濡れおり
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梅干しかぁ地球を割った隕石の 好きな具材はツナマヨネーズ
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窓開けて駐車場にて時つぶし 少し居眠り次のアポまで
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校庭を逃げるあの子に追いつけずチャイムを聞いて泥棒は笑ふ
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逢えたなら また来る夏と あの夏を 一つの長い 夏にしようよ
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台風の次の次の日曇り空野良仕事には良い日和なり
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人の手は春巻きよりもホロホロで握るとすぐ砕けてしまうの
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泣いているあなたをみると辛くなる 笑っていても辛くなるけど
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ガーベラを4本束ね会いにゆく 薄き匂ひに 気づくといいな
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雨模様 浮かび上がるは 鮮やかな 紫陽花たちと ひと時の集い
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山里に鳶の鳴く声山彦の応ふる声に心和みぬ
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ここが事件現場だったと知っている私以外にあなたがひとり
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雨晴れの石畳行く下駄の音 八坂の塔に青もみじ映え
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アスパラや稲にたむろう生きものに虫も殺さぬ我天仰ぐ
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「失敗」と名のつく母は「成功」を愛した?花瓶はがらんどうのまま
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成功の途中だと言う君が焼く崩れたタコ焼きは背筋伸ばす
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