勉強と 元上司に 誘われて 本格的な 茶室で一席
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バツ四で もう懲り懲りと 語る君 鍋の湯気に 涙を隠し
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雑草と門と銅像だけが立つ透明校舎風も透かして/廃校
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ありふれた街の匂いは変わらねど 風邪鼻は聞く異界の香りを
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赤と黄の 紅葉こうよう見つめ 秋の日は 自然が作る 景色を堪能
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大根をおろさぬだけでもらくだなとさばを煮ながらそんなことなど
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甘い甘い キャラメルオレを淹れて活 前向きでGO 気を強く持て
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家じまい使うことなき物多し戦後の義姉あねにミニマリストは
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星形の花に紫ちりばめて木陰に光る杜鵑草ホトトギスかな
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青空と 公孫樹いちょうの黄色見るにつけ 戦禍の国が思い起こされ
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秋の温風ぬるかぜに揺られて枯れ葉舞ふ 秋の舞台と化すアスファルト
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愛猫は二十年はたとせを生き秋の日にニャンと一声そと旅立ちぬ/五年前幾匹も居た最後のこ
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午前から仕込むおでんの香りたち真冬日初日の夕餉もふたり
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風に舞うミズキの紅葉もみじ見つめおり 白き山茶花揺れる夕暮れ
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バタバタと寒波来てから着る物や掛けて寝る物冬への覚悟
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圧雪路 吹雪の峠通り過ぎいそげよ急げ札幌へバス
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死んだなら何が出来るか知りたくて試しに死んでも戻れませんよ
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巣箱からさきひな 手でくるむ 死んではおらず かすかに鳴きぬ/幼き頃に飼っていたセキセイインコ
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青色に ラッピングした 恋という 砂糖菓子の溶け 雲のてのひら
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その効果期待をしつつおそれつつ機能性肌着まずは下から/冷えやすくのぼせやすく
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多摩川を渡り彼の地で酒盛りや ななとせの縛り介護を終えて
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にゃーこらと 文句言われつつ 帰り道 ちま猫ちゃんは ぶじにご帰還>おかえり!😸✨
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見出しにはホンダ日産統合の古新聞で包む猫砂
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短日みじかびの貴重二時間不覚にも昼寝で過ごし秋の夕暮れ
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漫画とか子どもの頃とくらべたら読み倒すってなくなったかも
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バタバタの日々でも ねこの温もりは いとしく尊く 隙を見て抱く
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コンビニでバニラモナカを食べたんだ 痰の切れない喉にスーッと
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体調の悪い時には辛いんだ よりにもよって仕事立て込む
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高齢化 活動を終えし 団体の 涙で挨拶 もらい泣きして 
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窓開けて入る空気は冷たくて雪の匂いがする雨の夜
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