ひたすらに乾燥に耐えるこの地よりひたすら雪に耐える地を思う
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「そのバッグまだ持ってたの?」ママ友よ一生出汁巻き失敗してろ
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降る中を朝の散歩の柴犬は雪が似合うね目を輝かせ
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暖房の ない体育館 終日の イベント管理 芯まで冷えて
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魚屋にひと皿残る雲丹鮪 宵待ち光るの誕生日
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王将の守りの駒が逃げ道を塞いで負ける それも人生
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冬眠の熊の夢らし樹氷みな怪獣になり雪に戯る / 蔵王
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雪害の あちらこちらの 滞留は わが脳内の 仕組みに似たり
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辛くとも 誰も困らせなきやうに 密かにうたひ しづかに泣きぬ
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ふと見れば メールに絵文字 無理せずに 気遣い感謝 企画書作る
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福祉課の訪問の今日ドア開けて「あっ!」と視線は私の髪の毛
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疲れたし大分あれこれ埋まったが見応えのある雪景色かな/降りました
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ひだまりで 夢見心地の きみを見て 伸ばしたい手を ぐっと堪える
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ぬか漬けで 白飯を食む 冬の夜 漬けたわけでは ないんだけれど
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夏ならば二日で漬かるぬか漬けも 寒中ならば四日を要す
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「ご自由に」と柚子と橙並べ置く今夜だれかのおふろに浮かべ
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寒い朝石油ストーブ石油切れ石油ポンプの電池切れ嗚呼
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単位より音数数える指先が留年のほうへ展開される
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車椅子通れるくらい平らにと降る雪を掃く降る雪を掃く/掃いても掃いても掃いても
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声荒げ朝を待つ間に研ぐ米の白きひかりに「ごめん」をそえて
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雪のこと嫌いじゃないよだけどもう君と戯れ合う事が出来ない
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蝋梅の 黄色が映える 寒き日に 満開に咲き 心温もる
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粉雪を楽しむように闊歩するワンコに負けじと背筋伸ばして /徒歩通勤
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お題【悲惨】 完璧にマニキュア塗って乾くのを待つにトイレもよおした時
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寒の内 人もまばらな公園で 梅の香りを独り占めする
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薄紙を剥ぐよに 体調戻りつつ なんとか全力で 戦えるかな
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型落ちのガスファンヒーター購入す 圧倒的な威力に脱帽
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「髪の毛を自分で切れるものですか?」「無敵のダイソーすきカミソリで」
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睡眠を導入してくれなくなった 薬も鬱になったのだろか
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こっちのがあったかいよと手で示すわかったのかなそこで寝る猫
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