通勤路を共に歩んだ 古靴は隠居し 近場を共に歩む
28
駅が好き 電車が好きで 毎日の 通所は吾の パワースポット
28
恵方巻 好みの具材入れ 手巻き 寿司の匂ひの満つる節分
28
広重歌川」が 描きし「みゑじ美江寺」 目に留まる 紅き椿に 想ふいにしえ
28
にゃおんという 呼び声ひとつ いとしくて なんでも叶えてやりたく思ふ
28
間違いを もっともらしく伝えくる AIはもう信じられない
28
麗らかな光の空にツツピィと四十雀シジュウカラかな春を告ぐるは /立春
28
天上の空を陣取る黒雲を店主と見上ぐ公園マルシェ
41
五年先 十年先も 可愛いと 貴女に言える 未来を信じ
27
繁盛を願ってお揚げで混ぜずしを生姜人参全て有り合わせ/仕込みを明日初午
27
冷え込めど竹林はなお青く立ち 冬枯れのなか矜持保てり
27
まっすぐに背筋伸ばして歩む時 わたしはわたしの王様となる
27
何もかも 一休みしよ 日曜日 ホットミルクに蜂蜜入れて
27
洗濯物ほしものを畳んでくしゃみ一つして ちょっと困った春の兆しよ /花粉
27
肝っ玉母になれぬを責めつつも 手羽先煮込む鍋の静けさ
27
泣きながら産まれてきたね それでいい 無理に笑わずスープを啜る
27
無償とか正解だとかもういいの 私のペースで明日は呼吸す
27
凛として 厳冬に咲く雪中花 凍てる大地に春を待てをり 
27
過去というナイフ持った俺が来る 刺し違えても未来を守る
27
親孝行したい時には要介護これさえ愛と呼ぶしかなくて
27
寝湯のわれ BAARAが造る 水流に れぬ様 すこし踏ん張る / 我もBAA
27
コンビニで 買うか迷いし 恵方巻き 冒険できず 素通りし我
27
八方へ 塞がる壁も権禰宜の 祝詞の声が厄を祓わん 
27
薄雲に覆われて尚満月の 光が届く夜の明るき
27
夢のなか紡いだはずの言葉たち夜明けの空に消えてしまった
27
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ 明日あすは立春
27
ああ何で忙しい日に出遅れて焦って悔やんで開き直って
27
豆撒きの 外まで響く「鬼は外」 夜の静寂に凍て空眺む 
27
全容の分かっていない細胞を何十兆も抱えて生きる
27
来年も 貴女に渡す イヤリング 今日から探す 誕生日まで
27