冷暖房要らぬ季節に雨続き 乾き具合の妥協点探る /洗濯物
14
いち早く鯉のぼりさまのお出ましだ「わっー」と上がった園児の歓声
14
肌寒く小雨降る中買い物で ポイント3倍小さき喜び
14
握手して君の心がよめるんだ 笑っているけど信じてないな
14
ありがとう!お花見させてくれた木々 「伐採します」の紙を貼られて
13
鳴き声の 何とも言えぬ 美しさ 姿は見せぬ 南国の鳥
13
手放したものの幸せ祈りつつ縋らぬように合わす手のひら
13
老眼鏡かけても読めず虫めがねサプリのちらし「ご注意事項」
13
人生は 走りきるのが 一苦労 バトン渡せぬ 孤高のアンカー
13
太陽も山の向こうの青空も塗りつぶされる 黄砂降る午後
13
加熱式たばこのタイプ切り替えて禁煙に向けまた夢を見ん
13
禁煙を成し遂げた人は何よりも何をおいても偉いと思う
13
ちま猫がお腹の上に乗っている 正確に言うと膀胱の上
13
夕立をその身に受くる少年の母は空見て案じるらむ
13
豆苗の収穫もはや3回目いいねやっぱりすごいねやっぱり
13
世界中てきになっても構わない 鳴らぬスマホをじっと見つめる
13
打ち込める何かをずっと探してた 餃子を包んでひたすら食べる
13
ねこの手を そっと握ってスリスリし ぷにぷに肉球も一緒に触る
13
くちづけて愛を誓ったひとに今「オメデトウ」なんて拍手している
13
日焼け顔麦わら帽子がよく似合う亡き父想う命日の春
13
道のべの 知らぬ名の花 ひっそりと  春の香りの いぢらしきこと
13
テチテチと色とりどりのツツジ並木みち かけていくのはいたちの赤ちゃん
13
お気に入りおもちゃを落とし割れちゃった 二歳は初めて「壊れる」を知る
13
泣く子をば父の後生と思はする 擦りあふ袖に さきあれと
13
薄暗い 部屋の片隅で うずくまる 無常という名の ひざを抱えて
13
ゆっくりとまばたきをしてまた眠る猫のやさしさに救われている
13
昔から魅力は感じていないのに不思議さだけで好きだマンボウ
13
ねこたちよ あそびつかれて 寝るのは良い、が できれば昼間に遊んでくれぬか
13
枕元 くるんと丸くなるチビ猫を 抱いてぬくもり感じて眠る
13
三十一 何度も数える指折りも 老化防止の運動になれ
13