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降る雪の積もる間もなき夢しずく名残りの雨と泡沫に消え
26
アスファルトの窪みに春を溜めておく 星の数だけ路面、光るよ
26
ワンランク、ダウンダウンの化粧水老けも速まる物価高にて
26
眼前に絶望の
大海
(
うみ
)
広がりぬ 苦しい夜は明けると知らずに
26
花粉
(
はる
)
の日々 籠り居らずに歩けよと 空の青さが奮い立たせる
26
バッサリと剪定されし並木道見晴らし良きが影の短し
26
歌の橋 月まで千年つらなりて重ねる短ざく飾る浮世に
25
運河から波打ち際をゆく汽車の窓辺で僕は演歌の男
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水槽のメダカ向かって子が歌う「森のくまさん」何故そのチョイス
25
生ぬるい部屋にひとりの夜をいて 未来をいまも研いでいるんだ
25
虹の橋渡り切ったかタヌ猫ちゃん幻でよいたまに姿を
25
鼻タラリ… ティッシュの消費量多くゴミの日までにわんさと溜まる
25
逸
(
)
らさずに 5秒を超えて 見つめ
居
(
お
)
り 人群の中に 君を知り
初
(
そ
)
め
25
震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
25
言葉には力があるというのなら友に届ける言葉がほしい
25
弁当の色どりなどは気にしない長く続けるコツはそれだけ
25
陽だまりに白さ清しき雪柳 澱む憂いも浄められそな
25
山手線回ってるから大丈夫。外と内との違いは知らない
25
片隅に畑の雪は消え残りもう白鳥はいない
高空
(
たかぞら
)
25
歩道沿ひ並びし
蒲公英
(
タンポポ
)
の黄花 散歩の犬目線の春かな
25
夫
(
つま
)
と食む 生乳入りソフトクリーム 行楽日和のホワイトデー
25
校章をはじめて知ったのはたぶん卒業式の退場のとき
24
やっつける道が見えない
碁敵
(
ごがたき
)
は悪手を打った顔つきなれど
24
春雪と土の匂いで走る夜 終わらぬ道が僕の答えだ
24
廻りくる
3
.
11
原発を逃れし
Y
子はどうしていよう
24
「あきらめず頑張ります」と言う友にわたしの言葉は空回りする
24
白鳥ものんびり者がいるらしい今朝も二三羽連れ立ち北へ
24
特番の「風の電話」に涙して震災の日の夜が過ぎてく
24
マネキンが着ているワンピ気になって値札チラ見で現実戻る
24
さくさくの桜ゴーフル春の香の 選びし夫の気持ち嬉しく /ホワイトデー
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