息子の助言WBC見るためにネトフリつなぎ老婆は戸惑う
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ようように春陽の注ぐ窓辺にて鉢の緑も嬉々と艶めき
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曇天のもと 椿の鮮やかなあか 余寒の朝に 彩り添へり
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デイ行かば欠席多し 寒暖差調整かたし後期高齢
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野生種は種で増えては広がった今の苺はランナーが跳ぶ
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部屋咲きのハイビスカスに彩られ 冬のリビング早や夏模様
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盃に 身は冴え冴えと 蒼く燃ゆ 内裏だいりに似たる 君と差し向き
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穏やかな 春風吹けばいそいそと 農具並べて「いざ出陣」かな
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こちらへと色あざやかに菜の花が 春を招くよ川辺の小道
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密かなる 自慢のくびれ 今は無く 狸の如き 腹を見つめる
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夜に発つ白鳥姿は見えなくとも子犬のような派手な声量
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いいねだけ溺れて仕舞えば落とし穴 歌力が濁る空っぽ色に
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やはらかに きぬのあめふる わが庵の 杉の戸たたく 春のいなづま 
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垂れ込めた分厚い雲の裏側で 秘かに欠けゆく弥生の月食
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バーテンに 夫婦と思われ リラックス 打ち合わせの夜 話弾んで
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起きられないなりに 30分早く 起きた自分を さあさ褒めよう
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土曜日は5月の陽気少年よ自転車連ねて何処へお出掛け/投稿3日遅れて
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リンゴ酢と梅肉入りの飴ちゃんで体を起動さすダルい春
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冴える月 帰路に転がる八朔はっさくや 我は供える道祖神さま
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義母とゆくお墓参りの道のべにおおいぬふぐり見つけ摘みたり
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自閉症苦にもせず笑み快活なあの娘はきっと幸せになる
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沸騰を待つ数分を味方にし 未来を少し待たせておこう
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困難の 多き時代を 歩き行く 百年先の 未来は如何いか
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ヒーターの 前に陣取る 愛猫きみの脚 少し寒いね 春は近いね
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青空を白抜きにする木蓮は 無限の蒼にも混じることなく
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木蓮はキャンパスの如き青空に真白き絵の具で描く早春
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白鳥は西日に白をきらめかせ今夜の宿へ歌をうたって
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もう遅い気付けばずっと損ばかり馬鹿正直の成れの果てとは
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いつもそう君はそうしてなめらかに流れるように嘘をついてる
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一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
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