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この怒り湯ぶねに流せるはずもなく夜空見上げて怒鳴ってみたし
26
温もりに薄手の靴下はきかえて春を歩けば沈丁花咲く
26
春が三日、半減の雪に花壇のフェンス本日登場
26
あさおきて ねこはねむれり すやすやと
あくしゅ
(
握手
)
もとめるやうな おててで
26
恵みの雨 ねこはねていて よいけれど
夫
(
キミ
)
が眠いは 困ったものだ(薬で)
26
王朝の 恋、桃の香に 重ねつつ
千歳
(
ちとせ
)
懐かし 雛の
貴人
(
あてびと
)
26
80
年代 洋楽聴いて 問いかける 過去の自分に 限界値かと
26
揺るる車両 母に身を預け眠る子 命を運ぶ 安全運転
26
ふき味噌の 香りと苦味のハーモニー 春の息吹を噛みしむる朝
26
揺るる車両 言の葉編みぬ その
最中
(
さなか
)
微睡
(
まどろ
)
みて 夢に消ゆ
推敲歌
(
すいこうか
)
26
仕事終え電車乗り継ぎ夫の元 明るい笑顔に疲れも飛びぬ /明日退院
26
明日こそ太陽のような「おはよう」を言いたい寝癖が似合うあの子に
26
白鷺が 春の朝陽を 浴びながら 川を渡りて 水面は光る
26
除雪目印
(
めじるし
)
の棒のテープははためいて曇り空行く白鳥幾多
25
常夜灯、「こだま」と呼ぶのは稀らしく 通じた人と友になりけり /2025.02.02
25
つまらないことは考えなくていいビールが言って「いいね」の予感
25
晴れ間なく ずっと雨降り続いてる だあれもいない わたしのまわり
25
堅雪に追いかけ回る童のころ 幼なじみの声甦る
25
陸橋に揺れるスカート西陽差し冬の終わりは風の音に知る
25
親友がインターホンに映ってる カメラ目線でモデルのポーズ
25
ああそうか木の葉は小さな翼だね散るまで羽ばたく季節の風に
25
お互いに 忙しくなり 連絡も
儘
(
まま
)
ならぬ友 元気でいるのか
25
早寝して丑三つ時に目が覚めて 毛布の暑さに春の煩悶
25
春風にベランダ干しの布団さえ 右に左に揺れて喜ぶ
25
今は無き
故郷
(
こきょう
)
の古き喫茶店 記憶を灯す 茶色のランプ
38
「もういい」と夫のことば遮りて目の前の河みないふりする
24
ゆうやけを じっとみている ちま猫ちゃん このままずっと いっしょにいようね
24
お互いの 生まれた時代を 掛け違え それぞれの家 帰る足取り
24
生き残るために客寄せパンダにもなんにでもなるプライドはある
24
春一番過ぎ 目覚むる紅き
蕾
(
つぼみ
)
交差点角の オカメザクラ
24
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