Utakata
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こんなにも美しい
短歌
(
うた
)
うたうひと瞬く星をあなたにあげる/黒猫。
21
歯の抜けた 老母思いて 炊飯の 水ひと目盛り 継ぎ足す夕べ
20
乳歯ぬけ笑ふ吾子見て吾も笑ひ子を育つるはさう言ふことか
14
以前から歩く速さは変わらぬと思っていたが次々抜かれ
16
前を行く いかつい人が 道端のお地蔵さまに会釈した きゅん
13
寒露来て 苅田の畦にぽつねんと 案山子立ちたり秋茜飛ぶ
15
哀しみに追いつめられて慄えても夜の終わりは朝よ、絶対
21
二組の万年布団の片方が謝るように畳まれている
9
オレンジとメタセコイアが混じり合う色づき深いあの帰り道
9
CMの 月見バーガー 受け流し この夏最後の サンダルを履く
11
忙しい時給が安いと愚痴こぼす僕らを見ている配膳ロボ
14
卆寿をば 迎えし母の ひじき煮は 有難き味 しみる真心
16
折り鶴を片手で折りし人の指先 雲のあわいに浮かぶ暮れ
8
親指をいっせーのーで!で立てるとき 知らないままにハートをつくる
8
稲刈りをいつしたら良い?農家さんの苦労今ごろ知る秋
13
百均と回転寿司とファミレスと業務スーパーたまにユニクロ
10
秋風に回る夕日の風車落ちては溶けて消えては揺れる
9
人気なく誰にも見られぬ本歌取り自分を葬る穴を掘るよう //飽きられてんのね
8
流鏑馬の先頭駆ける女武者 蹄のひびき大地を揺する
7
幼子の布団めくればヨガポーズせはしき心にひとときの春
7
おにぎりが高くなったとぼやく君 飲み干すビールの缶並べつつ
11
ゆりかごからブランコへ。帰り道、ね、少し線香の匂いがするね。
7
秋晴れに爽快な風心地よくあの
鳶
(
こ
)
の舞ひが光り輝く
7
夏が去り コンビニのアイスも 溶けなくなって バス停に残る 夏の冷たさ
7
秋天に描き加えたし鰯雲 子どものやうな ピカソのやうな
18
放課後のコンビニスーパーマーケット 誘惑からは逃れられない
7
なんか今日月曜みたいと人はいう無職の吾は毎日土曜/明日も休み
9
電線で 小休憩か アキアカネ 漂う花の香 光を浴びむと
8
なにげない身近なことから少しずつ 足跡残す言葉にしてく
13
不審者に見えてるだろう 公園で短歌のタネを探しまわって
7
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