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外気冷え車窓を曇らす結露には 人の温度が可視化されをり
26
買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
26
心をば畳んでみたくなりまして折り目きれいに揃えています
26
薄日射す うつむく姿清々し 野に咲きそむるカタクリの花
26
涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
26
自分ではツヤと思えど人からはテカリだとしか見てもらえない
26
雪解けの 春の鼓動を風に聴く 桜舞い散るせせらぎの路
26
「ストップ」は春にきかないブルーベリーわがままに枝緑をのばす
26
スリットを割ってチラリと真っ白な花色見せる辛夷の蕾
26
明日から 君と離れて過ごす日々 きょうは一日くっついて居よ /入院前日 愛猫へ
26
地に落つぬ 紅き椿は 天仰ぎ 道を飾りぬ コサージュの如
26
珈琲の 香りと苦み 愛おしむ 障がいの吾子 運転する夢
26
「優しい」が擦り減らされてゆく我の心を知るか父の瞳は
32
ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
25
花や木々 空の蒼さや風さえも
短歌
(
うた
)
詠み
初
(
そ
)
めし日々変わりゆき
25
主役より福神漬けのパリパリが勝っちゃうこともレトルトカレー
25
人詠みし歌の葉に知る季節かな花はもも色うたかたの夢
25
施設より帰宅の道を探すよに「どやってきたの」と
義姉
(
あね
)
は何度も
25
桜桜
(
さくらさくら
)
花を
抱
(
いだ
)
きて 舞う月夜
永遠
(
とわ
)
に散るなと 願い
愛
(
め
)
でつつ
25
おにぎりを二つ買ったらお茶オマケおっと嬉しいおこわが美味い
25
スーパーの 惣菜コーナー目を引くは 値下げシールの貼られし餃子
25
命日は春爛漫の花の頃笑顔の似合う君が決めた日
25
死の直前考える事は死ぬ事だ正義なんかで助けちゃいけない
25
足跡を波に消されて抱き寄せた君は海より深くはかなき
25
幹と
枝
(
え
)
を象皮で覆ひし桜木に 三分五分ほど花の咲き出づ
25
突然に春の季節の底が抜け咲くや咲くやの祭りとなった
25
薄雲ひろがる隙間から ふんわりと まろやかな光届ける
朧
(
おぼろ
)
月
25
完成もさせてやれないビーズ達テグスで代わりが出来ぬ事あり
25
素直です私はあなたの素直よりおでこに正直だと書いてある
25
弱者かつ女ひとりの生活は堀埋められた城も同然
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