ブラックに良いね押しちゃう私です真っ黒な意地をジョークで落とす
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ぶら下がる父を見上げて震えても何も出来ない夫だった人
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雨止みて 朝日を浴びるアスファルト 虹色光りて春の匂ひ発つ
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冷雨落つ薄暗し朝 車窓より見ゆる春 つぼみはぢくる枝
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振り絞るような 母の涙声 耳を離れぬ 「バイバイ、ミクちゃん!」(タヌ猫の本名)
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春光を浴びつ バス通りをぎり 落葉樹には めぐみぬ新芽
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えいやあとメンコ投げつけひるがえすその行為すらトランプには無い
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雨上がり 見上げた空が青いから 首肩の凝りストレッチする
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空腹にガタゴト響く鉄路なり 廃止されてた車内販売
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妹と飲みつ語りつ更ける夜 長旅の疲れ ゆると解けて /片道十時間
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春彼岸 半年ぶりの無沙汰詫び 花を手向けて亡き父母偲ぶ
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角番の危機は綱取り一転の力なくもう人生なのか
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四半世紀この耳かきと共にあり 今日もほじほじ至福の時間
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耳かきをしている時のあの顔は誰にも見せれぬ顔であろうな
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学舎まなびやも廃校 止まぬ老朽化 郷愁きょうしゅうがしづかに消ゆ故郷こきょう
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通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
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ちま猫とちび猫連れて母猫は いわし雲など追って旅に出
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トランプによくぞ憲法つきつけてどうする改憲どうする公約
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待ちまちて春が来たなら何しよう花見・野歩き・友のお見舞い
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抽斗ひきだしの整理 宝探しの如 失くしたはずの 記念の硬貨
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春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
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やんでると見まがうような降りでさえ傘にはちゃんと雨粒の跡
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捨てられぬ物も想いもあふれすぎ部屋が心がゆらゆら揺れる
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花桃が笑い出したら春休み下校のリュックに花びらひとつ
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クロッカス踏んづけぬよう玄関の脇道歩く毎年のこと
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ハーモニカ初めて吹いた日も今日も音と光は手ですくえない
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五分咲きの 桜の下の ベンチにて 缶コーヒーで 心をリセット
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スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
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ひそやかに降る春の雨 花開き浮き立つこころ鎮めるように
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百首ももうたを  みて残るは  ただ一首いっしゅ  短歌うた深淵ふかみに  まどいけるかな
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