トゲのない言葉を探す会話するへとへとになる今日も一日
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薄っすらと汚れ具合も布製の文庫のカバー手に心地好し
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ぽつねんと庭先に咲く花桃の紅白濡れて門出のあした
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数駅を寝落ち過ぎたり花の酔い 戻り列車に慌て駆け込み
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チビ猫の 寝ぼけて うにゃうにゃいう声を 聞きながら飲む 朝のカフェオレ
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曇天に見上ぐ桜で雨宿り奥の枝先ヒヨドリが来て
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週末は 花散らし雨 降ると言う 我見ぬうちに散ること無かれ
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気が付けば真円となる月ありて 月読アルテミスの船今一廻り
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姑の植え残したる椿の木赤と緑が春の陽はじく
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通院の日にテレワークは有難し ねこのおひるをやる人がいる
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深谷ねぎ使って作るねぎ味噌は高級料理にも負けぬ味
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羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
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病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
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おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
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風が吹く桃も桜も吹き飛ばし春のただ中切りさくように
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靴底に花弁を付けて帰る子は 春の便りを我が家に運び
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新しきパスワード使いログインす投稿した短歌うたすべてが0ゼロ
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「ねぇ聞いて」気軽に言えない日々だから歌をよすがの日々に語らい
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乗馬テクさながら 犬にまたがりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
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夜半よわの雨 打たれ散りゆき花いかだ 枝にすがりつ 名残なごりの桜
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舞ふ桜 躑躅つつじつぼみ 顔を出し 初夏の如 風温し清明せいめい/二十四節気
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歩道橋から見渡せるパノラマの街に桜の敷き詰められたり
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真夜中に イタズラ叱った 次の朝 より念入りに ねこを撫でよう
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母親にいだかれし子にいだかるる ぬいぐるみの丸い顔揺るる
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土砂降りも雪も曇りも惜しみ無く見せる素直な空は憎めず
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叙勲いさおしの記章を磨く術もなく 認知わすれの父は私を呼ぶなり
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死ぬ事は怖くないけど遺された母が不憫で頓挫している
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掃除機の音にも怯まず かまってと 棚を降り すり寄りぬ愛猫
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息を止め箸で土筆を裏返す採取するのは緑の胞子
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すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
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