暑いのも いやだけどいざ 涼しいと なんだか妙に 寂しく思う
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夜の街 やっと笑った涙顔 ビックカメラが眩しいねって
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啄木の歌読む君の右耳のピアスが揺れる午後の教室
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夏なれど 聞くこと無けり蝉時雨 長雨止みて虫時雨聞こゆ 
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枯れるしかなかった愛のお話はとてもきれいでとっても痛い
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「巻き戻しA面B面ツメを折る」 何語なの?と娘 カセットテープ
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星生(ほっしょう)の窓から見上ぐ星明り 銀河の海に君を想へり
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「タオルって振って干すのがいいんだって」 してると言わずににっこり微笑む
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ふと見たら似てる人が立っている あー死んだんだあの人はもう
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「おやすみ」と部屋の空気に呟けば家電全てが気絶する夜
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コンビニで 値引き品だけ カゴに入れ レジで気づいた 残高不足
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遅れても悪びれもせず悠然と教室に入る そんな子だった
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秋の朝 外からさえずり 小鳥隊 愛らしい声 ヒーリングだね
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サンダルで行けるはずなの君となら 愛が全てを追い越していく
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母想い、センチなポエム紡ぐ夜。朝日昇るとなかったことに。
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新米の千葉県産のコシヒカリ特売で買えめでたきかなや/五キロ二〇九九円
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夕暮れの色を引き止められなくて爪痕ひとつ浮かぶ藍色
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忘れてた ご飯のあとで 思い出す 冷蔵庫にたたずむ昨日の煮物
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目の前の最期でもいいこの構図父と息子のキャッチボール
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酔ってると 酔ってるとねえ なんだっけ 何を詠もうと ああ忘れたな
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ありえない速さで過ぎた特急が風を使って私を乱す
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ツヤピカの新米炊いて笑う祖母八十年もまだ新米だ
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青空をどこかに忘れてきたやうな 侘び寂びさえもあきの長雨
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裏庭の雑草なぞは無視すればよいと思えず無職の我は
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心寄す 月下美人は 日に映えて 融ける想いに 爽籟そうらいの候
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やりがいも生きがいさえもない日々にさしこむ光メシア鳶なり
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三十一に騙る私は正しくて ガラス玉の10カラットです/「道」
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その皺の奥にあるのねバーコード広げ伸ばして読ませてあげて/セルフレジ
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映画を見終わったよう祝宴の 二人の笑顔誓った永遠が
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朱欒ザンボアの香り懐かしいにしえの古宝玉なる歌の調べか
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