年度末 締切迫る 協議書を 作製しつつ ランチはおかき 
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振り絞るような 母の涙声 耳を離れぬ 「バイバイ、ミクちゃん!」(タヌ猫の本名)
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盛りには白くかがやく木蓮が燃えさしのよに何で散るかな
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指さしてずどんと引き金引いたらば大雪山に夕焼けおちる
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外気冷え車窓を曇らす結露には 人の温度が可視化されをり
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心をば畳んでみたくなりまして折り目きれいに揃えています
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雪国の林に残る雪間から 真っ先に春告げるフクジュソウ
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ささやかな夢に酔ひたし輝々ききの春あてなき浮世に花を愛でつつ
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薄日射す うつむく姿清々し 野に咲きそむるカタクリの花
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自分ではツヤと思えど人からはテカリだとしか見てもらえない
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年なのになんでそんなにツヤツヤとしているのだと禿見て言うか
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仕事での 桜の名所 視察には 誘惑多く 空腹続く
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ハードルはちょっと高めがちょうどいい華麗に決めたい背面跳びで
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雪解けの 春の鼓動を風に聴く 桜舞い散るせせらぎの路
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安納芋 蒸して焼き目を 付けたなら 甘くてホッコリ 優しい味に
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粛々と葬りは進み益荒男でありし君へと香を手向けん
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もうすぐに春が来るのも待てないとカタクリの咲く丘も見ないで
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田舎道陽射しを浴びてひとり旅 蓮華の紫快晴の蒼
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入浴をすれば色々捗るとわかっていても出来ぬ風呂キャン
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池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
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春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
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ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
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花や木々 空の蒼さや風さえも 短歌うた詠みめし日々変わりゆき
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クロッカス踏んづけぬよう玄関の脇道歩く毎年のこと
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人詠みし歌の葉に知る季節かな花はもも色うたかたの夢
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桜桜さくらさくら 花をいだきて 舞う月夜 永遠とわに散るなと 願いでつつ
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スーパーの 惣菜コーナー目を引くは 値下げシールの貼られし餃子
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買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
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命日は春爛漫の花の頃笑顔の似合う君が決めた日
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死の直前考える事は死ぬ事だ正義なんかで助けちゃいけない
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