プレゼント贈るも所詮自己満か 喜ばなけりゃ逆ギレするし
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厩戸の皇子の伝説影薄くイエスの生まれに似せて語らる
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ひさびさに ぼーるであそんだ あとがあり ねこ母うれしい げんきがでたのね
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えっまじか「今から帰る」の伝言に慌てて温めなおすシチュー
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年の瀬に市場群がる猛者もさたちを成敗したいこの大根で
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うたた寝に よき夢見たなと おもふ我 忘れられずにいる はつ恋よ
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日の暮れが遅くなったと車椅子運ばれ帰る母を待つ夕
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五時間を耐えて辿れば 純白の実家(さと)に積もれる 古き思ひ出
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花の無き 季節に枝に 灯をともす 梅花ばいか可愛や 春浅く満つ 
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年の瀬に 子らが集まる新年の 食材求めあれやこれやと 
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庭活し落ち葉舞わぬは楽なれど 少しの未練将来見据へど
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温飯ぬくめしに松前漬をちょっとのせ 今年の出来を確かめてみる
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かじかみぬ手をり合はす 帰路の宵 ねぎらふ如し 上弦の月
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『だし昆布多いと美味しい』こんぶ茶は予防食だと知ってて褒める
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夕間暮れ 公園の時計台の上 わらべを見守る如く 寒鴉かんあ
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カリカリと 静寂に食む 療法食ねこゴハン 生命なるかな 生命なるかな
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足元に ねこのぬくもり ねむくなる イブイブのご飯 春雨尽くし
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日々つづく グレートーンに 鐘鳴らす ポインセチアと つまの蕁麻疹 / 🙄メリークリスマス🎄
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頂いたどら焼きおすそ分けしたら別ルートからまたどら焼きが
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鶏を出しケーキ確保しイブにするメリークリスマスがんばれわたし
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長文でこいつ何かを言ってるが聞けど分からぬ猫語であった
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サンタへの手紙を 枕元に置き 朝を待つの 在りし日のイブ
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氷点下十一度という予想気温思い出せない夏の苦しみ
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クリスマス煌びやかなる街にいて古アパートで聖母子の如
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一年で五十度もある気温差に温泉卵の生涯を思う
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空港の ツリーを見つめ クリスマス 時間に追われ 余韻に浸れず
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我が愛猫きみの 異変に気付き右往左往 孫子と同じ心配尽きぬ 
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降誕祭クリスマス 泡立つ硝子の キャンドルよ トゥリーの陰の 異国の想い出
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思うまま綴る言葉は笑っちゃうくらい陳腐なわたしそのまま
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凛とした 空気の中を 通勤す 向かい風でも 日差し暖か
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