Utakata
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夕月に命のうたの響きあうこの寂光を君に捧げん
16
山茶花の 木陰に潜むミズヒキの 小さき赤に雨粒濡るる
22
裏道のまばらに散りたる枯葉見て 木の葉のささやき ヘッドホン取り
9
葉と蔓が立派に育って見えたって地中の芋は掘らなわからぬ/不作だった
9
日々かたくなりゆく爪を切り飛ばし膝にのる子の明日は芋掘り
10
米袋ぐるっと置いたネズミ捕り 魑魅魍魎を跨いで担ぐ
8
どんぐりは重力任せで旅をする
(
もろともに あはれと思へ 山桜
)
花よりほかに 知る人もなし 066/100 前大僧正行尊
8
朝早くしずかな道を歩きつつ紺のマフラー結びなおして
8
斜め前解体工事始まって聞こえてくるは異国の言葉
8
老い進み 誰も見ないと 知ってても 投稿すれば 心も癒える
7
録画したばかりのネプリーグをまだ熱いうちに見てしまう22時
7
今君に せめて一目見 叶うなら 手探り行きたし 黄泉平坂 (改正)
7
権力を 持たぬ者ほど 持ち得ると
嘯
(
うそぶ
)
く者が 政治家とはね
7
梨なんて今年はとうに諦めて普段のバナナとたまの林檎と/一玉四百円なんて
9
失恋じゃない 私はもう恋終わってた あなたはただの先輩だった
6
自覚なきゆゑ甚だしき老害を眺めて恐るいづれ我が身と
6
シュワシュワと入浴剤が融けていく それに合わせて涙が溢れる
6
だんまりを かつ丼食うか?の ひとことで 終わらせるのが ドラマの世界
6
舌を灼く堅いもめんの湯豆腐が 胃の腑に落ちて秋の夕暮れ
21
13
度 忘れられない あの日々を 猫の命日
1
年が経つ
5
ちま猫ちゃん なにかに怯えていた夜よ どうしたの?って みんなに聞かれ
18
階段の手すりの
側
(
がわ
)
にそっと立ち
老夫婦
(
ふたり
)
の息の落ち着くを待つ
13
薄青の空ゆるやかにつがひ鳥ぴたり離れず風のまにまに
5
清掃をされた落ち葉が重なってやがてまた咲く命なのだわ
6
人の世の嘆きを乗せて濁りたる印旛の沼に月影沈む
5
スコーンのぬくきかおりのひろがりて秋霖はいつやむのだろうか
5
やさしさは気に障るもの生きるのは上手に気を紛らわす生活
5
公園を散歩する人走る人我れを追い越す今にみておれ
5
儚さは飾りじゃないと知っていても 画鋲のとれた
(
ぼこ
)
凹を撫でる
5
万年の旅路の果てのその先で 唯一残った花の一輪
5
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