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気が付けば真円となる月ありて
月読
(
アルテミス
)
の船今一廻り
27
五月雨やボタン外れしワイシャツに針刺す父の指見つめをり
27
蒲公英
(
たんぽぽ
)
の群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
27
母さんが勝手に空に逃げぬようベッドに柵と番猫を置く
27
新年度 あいさつ回り 時追われ 雨天の土曜 車中で一息
27
桜花に負けじと枝の下にあり艶めき萌えるたんぽぽの花
27
新しきパスワード使いログインす投稿した
短歌
(
うた
)
すべてが
0
(
ゼロ
)
に
27
さくらもち葉ごと含めば二人して難儀忘るる
春香
(
はるか
)
に染まる
27
あさが来て 新大陸を 見たような 海が割れたの 庭の雪解け
27
しんとした 病室にひとり 過ごす夜 廊下行き交う足音さえ恋し
26
父と夫二人の影を背に負ひて 息子のなかの光へ歩む
26
機微の春さえずり心震わせて土蒸す野花は夢に目覚めて
26
しとしとと 恵みの雨が降りしきり 梅の香ただよふ菜種梅雨かな
26
トゲのない言葉を探す会話するへとへとになる今日も一日
26
土砂降りも雪も曇りも惜しみ無く見せる素直な空は憎めず
26
掃除機の音にも怯まず かまってと 棚を降り すり寄りぬ愛猫
26
チビ猫の 寝ぼけて うにゃうにゃいう声を 聞きながら飲む 朝のカフェオレ
26
姑の植え残したる椿の木赤と緑が春の陽はじく
26
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の葉桜
26
タンポポの綿毛揺れるほど風はなく 神社の桜は 今ぞ満開
26
譲り合ふ人同士 初対面なれど 会話生まるる 車両の座席
26
マイナスの過去を改め明日の灯へ歩み重ねよ我は借り物
26
風が吹く桃も桜も吹き飛ばし春のただ中切りさくように
26
靴底に花弁を付けて帰る子は 春の便りを我が家に運び
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雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
26
山の端にゆるゆるのぼる月ありて花明かりもさす私の住む町
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利かん気で危機一発の子を抱き締めて母はせめずにカモミールティ / イースター、ピーターラビット
26
乗馬テク
宛
(
さなが
)
ら 犬に
跨
(
また
)
がりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
26
ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
26
白鳥に地図などなくて 僕にある真っ白すぎる進路希望書
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