お刺身を食べてアクティブうちの亀 冬眠しない啓蟄知らず
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なぜだろう趣味は人間観察と言った途端に距離を置かれた
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猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
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反り返る 足の親指割れ爪の 苦節に耐へて吾を支えをり
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今日はまた 音もなく雪は おちてくる 軽やかに しかし明らかに地に
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雨催い 月は朧に薄れゆき 寂しさ募るひとり居の夜
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連休でフル充電にした身体 春のコートをひらりと纏う
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千切りの大根広げ天日干し甘き香りは内腑にしみる
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フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
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夕焼けを見るたび今日も想い出す 君の温もり煙草の匂い
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嬉しさは 尾っぽの振りにあらわれて 家人帰れば ちぎれんばかり
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春近し 古木の白梅咲きそむる 若草色のメジロが二匹
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ありがたいお経のありがたいところ探したけれどよく分からない
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髪睫毛 眉毛も抜けし 抗癌剤 ウイッグツケマに 眉シールして
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あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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お祝ひに 遠くの友へ バースデーLINE スタンプと一首を添へ
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さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
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雨水なる 季節は移ろゐ梅咲けど 未だに寒し春は何処に
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翼賛の会の景色の勢いに震え戻るや歴史の振り子
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雨が降る 雪溶かし木々潤しつ 春へと導く雨水の恵み
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この怒り湯ぶねに流せるはずもなく夜空見上げて怒鳴ってみたし
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ゆうやけを じっとみている ちま猫ちゃん このままずっと いっしょにいようね
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鉛筆画 モノクロームに 色彩を き想像さする 事の豊かさ
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東窓開ければ朝日燦々と気だるき身にも光差しくる
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あさおきて ねこはねむれり すやすやと あくしゅ握手もとめるやうな おててで
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閉ざされた 我がこころへと 差す光 わたしを変えた 革命の訪問者うんめいのひと
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加湿器に耳澄ませれば春鳥の囀るように蒸気が撥ねる
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掛け軸の五段飾り雛わすられじ貧しきなれど心みたされ
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選挙後に改憲の風高まりて事前は忖度マスコミの罪
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