新生児 結んでひらく にぎにぎと 広い世界の手ざわりいかが
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街灯の 灯り滲んで 息を吐く もうじき此処も 過去になります
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プールから小さな虹を眺めてる今日という夏永遠であれ
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友人のイタリア旅行はすに見て 『ローマ風呂』などググっておりぬ
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スイカ切る 見える種だけ 指で取り やさしさなんて このくらいかも
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食べたくて 遊覧船追う カモメさん それにつけても かっぱえびせん
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祭事終え 疲労も極み溜まれども 孫達きみらの笑顔癒されるなり 
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関心は「好き」と「嫌い」の分水嶺 われをも穿つ貴方きみは雨垂れ
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玉のれんじゃらりとくぐる母のゐて湯気の立ちたる浅蜊の味噌汁
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枝豆の一粒ほどのバッタ跳ぶ 車の来ない夕暮時に
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退屈で歌わなきゃって思うほど今日という日は音もなかった
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お別れの 心の準備 できるまで 待っててくれた ような気がして
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夏の夕は こうも綺麗か クーラーの効いた部屋から眺める分には
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中央線1番ホーム6号車 僕の始まり君と終わりの
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今日の陽は今にはじけて落ちそうな消えゆく前の線香花火
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高齢でオシメだけれど人生がこれでおしめえとは思うまい
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朝起きてラッキーカラー今日は何アサガオに聞き同じ色着る
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あやとりの 指にからまる 母の笑み 幾度となくも 昭和の遊び
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目が合ったあの娘の姿を追いかける「夏休み」でなく「恋」が始まる
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夏空を蹴り上げてみるいつの日か君が好きだと言っていたから
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傘をさし行き交ふ人を見下ろせば影にし覚ゆ夏の炎帝
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いざ行かん 日課の聖杯 探す旅 今日は麦酒か はたまた酎ハイ
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頑丈に暮らせば鞄の咳止めも示準化石になっていくから
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へちまからこの空間はどのように見えてるのだろうぐるぐると芽伸び
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陽が出てる間はあまり効いてない貧乏性が使うエアコン
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どうしても悪夢を見たくなくてイルカの胃に住むアニサキスを調べている
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日差しゆえトマトジュース飲み引きこもり痩せゆく我は吸血鬼ぞ、と
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この家を 出ていけぬわけ だだひとつ 三十五年の 住宅ローン
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雑貨屋で妙ちくりんなものばかり買うあなたから選ばれた僕
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西日背に 水まきたれば 水滴の 向こうに架かる 七色の橋
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