薄日射す うつむく姿清々し 野に咲きそむるカタクリの花
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自分ではツヤと思えど人からはテカリだとしか見てもらえない
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雪解けの 春の鼓動を風に聴く 桜舞い散るせせらぎの路
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「ストップ」は春にきかないブルーベリーわがままに枝緑をのばす
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リンリーンガタンギュインと言いながら路面電車をいてる園児
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影さえも溶け合うほどの夫婦って花まんまるの人生だろな
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吾子送る 夜風は春の匂いして 寂し思いもふと和らぎぬ
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安納芋 蒸して焼き目を 付けたなら 甘くてホッコリ 優しい味に
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池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
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春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
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ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
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花や木々 空の蒼さや風さえも 短歌うた詠みめし日々変わりゆき
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クロッカス踏んづけぬよう玄関の脇道歩く毎年のこと
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人詠みし歌の葉に知る季節かな花はもも色うたかたの夢
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施設より帰宅の道を探すよに「どやってきたの」と義姉あねは何度も
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桜桜さくらさくら 花をいだきて 舞う月夜 永遠とわに散るなと 願いでつつ
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スーパーの 惣菜コーナー目を引くは 値下げシールの貼られし餃子
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買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
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命日は春爛漫の花の頃笑顔の似合う君が決めた日
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涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
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死の直前考える事は死ぬ事だ正義なんかで助けちゃいけない
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勧誘に 問われて 光覇明宗です と真顔で答える 君に合わせる
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幹とを象皮で覆ひし桜木に 三分五分ほど花の咲き出づ
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ふわふわと 桜並木を 風に乗り舞ひぬ 子らの吹きぬ しゃぼん玉
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他人ひとのこと心が小さい人と言う君の大きな口だけ見える
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春分ける四温の風のふうわりと臆病一枚脱ぎ捨ててみる
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人生に 勲章なんて 要らないよ 日々生きること それでいいんだ
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ただ晴れて ただ温もれて 風もなく この一日は 幸せだよね
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次年度の 事業計画 練りながら 部下のクレーム 溜息混じる
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主役より福神漬けのパリパリが勝っちゃうこともレトルトカレー
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