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冬は雪 春は
花弁
(
はなびら
)
夏花火 秋は
紅葉
(
こうよう
)
舞ひぬ彩り
24
プラタナスの大き枯葉が散るベンチ 秋を惜しみつ日向ぼこする
24
熊出ればフィットネスジム繁盛で散歩難民風と桶屋と
24
彼岸花 萩、ほととぎす 秋深く いのち名残りを 惜しみつつ咲き
24
足の怪我しらせてよこす友へ出す小さな荷物あれこれ詰めて
24
今君は母の知らない場所へ発ち恋人の側で夢を見ている
24
旅行前お土産何がいい?聞かれ其処らで買えるが月餅と言う
24
社長たる父には勝てぬ誕生日別れた母の誘い断わる
24
芽吹きては 咲きて散りゆく 花の生 我
傍
(
かたわ
)
らに 見届けており
24
連休は天気に恵まれ助かった
夫
(
つま
)
と頑張る
義実家
(
じっか
)
の片付け
24
すずめの木 朝からピチュピチュ話し合い雨がポツポツねぐらの会議
24
紅
(
あか
)
く
染
(
そ
)
む街路樹 眺むバス通り 通勤がてら
深秋
(
しんしゅう
)
感ず
24
盃
(
さかずき
)
に浮かぶ三日月眺めては懸けた想ひをグイと飲み干し
24
音もなく 散りゆく銀杏の並木道 過ぎゆく秋が黄色に染まる
24
月並な悔やみ言葉を送っても 妻を亡くした友は応えず
24
小春日の庭に五色のザル菊の薫りに迷い帰り蜂舞う
24
冷ゆる体に 染み渡る いい湯加減 仕事帰りの いい風呂の日や
24
富士山を習ひて高き山型に ざる菊昇る秋の蒼空
24
晩秋に木の葉時雨は降り止まず園児のポケット落ち葉の入れ物
24
惜秋
(
せきしゅう
)
や 冴へ渡るベランダの
夜半
(
よわ
)
オリオン高し 新月の空
23
確かめずレジに立つなりその数字ごぼう二本の四百円超え
23
滑らない吸い付くような指先の願い塗り込むハンドクリーム
23
人恋し 凩吹く夜の独り酒 足元掛かる毛布の温もり
23
公園にひとりしょんぼり立つぼくは氷雨に濡れる日時計みたい
23
推し観戦 楽しんでねと吾を送る夫へ感謝のうなぎパイ買う /お土産
23
泣きつかれ抱かれてスヤスヤ眠る顔 思い出せない母の温もり
23
容赦なき乾いた風に枯れ葉舞い 気管支炎は二十日治らず
23
哀しみを湛へたやふな青ひ瞳の キエフの若者
ますらお
(
大関
)
と成り
23
街路樹や芝に野の草見て通る移ろい楽し花壇見ずして
23
店内の曲 聴きながら食む 寿司と 亡き祖母とのくら寿司の思ひ出
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