あれこれと 段取り巡らせ床就けば 次々湧き来る難問の影 
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死ぬ自由? 言ってることは わかるけど 生まれる自由は なかったんだぜ
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田植え機に追われ犬と道あけし向かう水田朝日煌めく
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出窓には張り子達磨の紅と白 孫の土産を義母ははは眺めし
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霧雨に香る梔子クチナシ在りし日の祖母が過ごした庭の思い出
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暮れゆくも空の茜に染まりたる愛しき日々となほも輝け
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うす紅の風に漂う水綾の吹かれてきえる空は幻
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気がきつい嫁に毎日仕切られてくやしい!きっとボケて出てやる
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花木かぼくの名知れば高貴な心地して 五葉躑躅ごようつつじの雅な響き
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「最近」が十年単位になってきた これも一つの世代間ギャップ
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何十回 通った峠の その途中 知らない道に 入る楽しさ
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ひざのため初挑戦水中歩行終えて筋肉痛
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紫陽花の紫枇杷のオレンジと色とりどりに梅雨の点描
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眠れない 夜は1人で ひたすらに 猫のトイレを 掃除している
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ソファで寝る 妻運ぼうとし 腰を痛める 白馬の王子も 年老いたね
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人の芋掘る手伝いで貰い物吾の芋より出来よく侘びし
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もやもやの気持ち変えたく窓開けた 風は入らず淀んだままに
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あそこには桜田一家が住んでいる そんな気がするサクラダ・ファミリア
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AIの短歌はきっとすべすべで 浴槽みたいな色なのだろう
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白内障はくないしょう 手術迫る日 頑張ってと 孫からエール それだけで安堵あんど
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さよならも言わせぬ恋だった 好きとも言えぬ恋だった
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肉体がおのれの意思であるうちのやりたいことをどんどん増やす
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あのバスに乗れば綱島をかこえていつかつくらんあの火葬場に
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青色というより緑のタイル張り記憶のフィルターかもうわからない
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頬張った絶望だけを隅に寄せ 種だけ飲み込むハムスターたち
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今はただ酸素を吸って吐くだけで 傀儡のまま 世に留まりぬ
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平和こそあってのものと歌を詠み啓蒙しつつ世界見つめる
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ことはりに抗わず生く同胞はらからの 地に根を張るや 青きふるさと
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お名刺を渡され私若い子の幾十倍も疲れているの
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走る飛ぶ命のカタマリ 夜更けには柔らかな頬撫でる指先
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