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すずめの木 朝からピチュピチュ話し合い雨がポツポツねぐらの会議
24
紅
(
あか
)
く
染
(
そ
)
む街路樹 眺むバス通り 通勤がてら
深秋
(
しんしゅう
)
感ず
24
盃
(
さかずき
)
に浮かぶ三日月眺めては懸けた想ひをグイと飲み干し
24
音もなく 散りゆく銀杏の並木道 過ぎゆく秋が黄色に染まる
24
月並な悔やみ言葉を送っても 妻を亡くした友は応えず
24
小春日の庭に五色のザル菊の薫りに迷い帰り蜂舞う
24
くるくると回る落葉で気付くんだ風ってこんな姿なんだね
24
冷ゆる体に 染み渡る いい湯加減 仕事帰りの いい風呂の日や
24
断捨離の荷をのせる時軽トラにとまった蜻蛉 秋の終わりの
24
寅の刻 感謝知らずの 血筋だと 夢に起こされ ぢっと耳澄ます
24
愚痴の根の深きに伸びる裏庭の日陰の草と馴染む秋の日
24
風もなく 小春日和続く
初冬
(
しょとう
)
未
(
ま
)
だ秋でいてくれる霜月
24
滑らない吸い付くような指先の願い塗り込むハンドクリーム
23
休耕地揺れる秋桜くすくすとナイショ話をしているみたい
23
人恋し 凩吹く夜の独り酒 足元掛かる毛布の温もり
23
公園にひとりしょんぼり立つぼくは氷雨に濡れる日時計みたい
23
推し観戦 楽しんでねと吾を送る夫へ感謝のうなぎパイ買う /お土産
23
泣きつかれ抱かれてスヤスヤ眠る顔 思い出せない母の温もり
23
容赦なき乾いた風に枯れ葉舞い 気管支炎は二十日治らず
23
哀しみを湛へたやふな青ひ瞳の キエフの若者
ますらお
(
大関
)
と成り
23
街路樹や芝に野の草見て通る移ろい楽し花壇見ずして
23
店内の曲 聴きながら食む 寿司と 亡き祖母とのくら寿司の思ひ出
23
寒い夜は 妻と囲みし二人鍋 湯気を肴に晩酌進む
23
服えらび ふとふりむくと そこにねこ 音もなく来る それもかわいい
23
氷雨やむ火灯し時の放水路 テールランプが赤く流れる
23
久方に 地下鉄始発 出勤す いつもは車 景色も変わり
23
冷ややかに主治医の口から流れ出る『脳血管性認知症』
23
庭園の 水面を泳ぐ水鳥の 広がる波紋初冬知らせをり
23
短針が
5
さし長針
2
をさせば 母帰りきて
点
(
とも
)
る電灯
39
あさのひかり あまりに眩しく 布団干す わが
猫
(
こ
)
や 今夜は ふかふか・お布団
22
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