こんにちは!「しにたい」ばっかり言う口に こんぺいとうを詰めにきました
15
停電の夜を照らしたろうそくは ケーキみたいで少し嬉しい
14
いとし風 あまつ乙女のはねころも 梢をわたる白の夕月
14
脳トレに 励む毎日 安心だ 探すリモコン ひざから落ちた
13
口笛を吹いたらこっちを向きそうなロック画面の草原の山羊
13
乳よりも小さき頭の乳飲み子の頭なでるや産科の深夜
15
若い頃 ポテチで飲めたはずなのに キュウリ・トマトを並べて一本
12
雨雲のレーダー更新するたびに 浴衣広げて また仕舞う君
16
チョコパイが小さくなった母国では百円玉も小さかったよ
12
年甲斐も無くぐらぐらのメンタルを落ち着けようぞ車を出して
11
暑き朝、卓の小鉢のパキラ芽の 薄きみどりに涼を覚ゆる
18
まだ負けぬ金魚すくいで子と競う花火大会遠き夏呼ぶ
14
セミさえも黙る暑さの昼なれば 人も外にはおったらいけん
9
三度目はできるはずだと息ひとつ マックの注文画面に触れる
23
真夏日の 残す地熱を 和らげる 曇りの空に 安堵する朝
18
触るるもの音みな暑し夏に入り夫のシミ見て愛しく触るる
15
新品のスーツが湿気を吸っている 志望動機の声は潰れて
8
友だちが百人いるって前提で話が進むホームルーム
8
百歳で あどけなさある ズルい人 私もなりたい 小さな偉人
8
ひゅるひゅるとこだまし笛は波に消え 紡ぐ言葉も空に落ちれば
8
猛暑日は 蝉も鳴かぬと人の言ふ されど我が里蝉時雨降る 
10
小麦肌さらして少女ら駆けていく 影も笑いも追いつけぬほど
8
夏ごとに巣立つ雛見て雲鳥のあやにゆかしや梅雨の空さへ
7
幽霊画みつめ続けて気が付けば腕にサワサワ灰色の蜘蛛
9
裏切りの音と痛みを教えてくれた 最後に味を教えてくれる?
7
酔いどれて女房の歩みに追いつけず 悔しいけれど歳の差5歳
16
豪雨予報 よりによりての 花火の日 隅田川行く 人の無事祈す
9
この酷暑体験せずに逝った友 生き延びることこれが試練か 
7
腹の上 ドスンと遠慮なく乗りぬ ねこの愛しさ 合計8kg
23
朝刊の雑誌広告並んでるタイトル読めばなんか充分
16