レンチンの レトルトカレー置きゆきて 妻はいそいそ女子会へ行く 
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サザエさんの笑顔のあとに押し寄せる月曜という名の怪物
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暑い中申し訳ないと思いつつ 今日も宅配頼る還暦
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炎天下 夏草茂る 土手道を 肩を狭めて 自転車の行く
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びうびうと涼風の鳴る大暑の候。ねぷたばやしもかすかにまじる
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夏祭り 過ぎしポスター 陽に灼けて 人影まばら まちかどに立つ
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鉄黒の瓦にポツリ雨雫乾く合間に雷雨となりて
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紙ので ピンチアウトが出来なくて「あれ?」じゃねーよとひとりつっこみ
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除虫菊どこかの家で焚く匂ひ 夏の記憶の再生ボタン
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君の名を 唱える夏の夜 消えたいと思えなくなる ほんの刹那に
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ゆらゆらと風に吹かるる黒揚羽 蜜も赤いか彼岸花のうへ
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背伸びして 酒のジョッキを 取り出して 中に注ぐ オレンジジュース
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年齢のエスカレーター下らない 屋上までの階を楽しむ
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別れには「再見ツァイチェン」という言葉がいい 再び見たい君の姿を
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いつからか 夏の到来 憂へたり けふも列島 真っ赤っ赤っ赤の赤
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泣いてでも最期まで行くそのわけはみんなが私待っているから
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大福を落として転がるその先に すごい顔して犬が待ってる
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思い出を 重ねることが 望みなら 二人の路は あたたかく灯る
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ポラロイド夏の日差しにすぐ褪せて 眩しい日々は残りにくくて
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どうせなら 悪いところの 話より おもしろそうな 話をしよう
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荒天を衝きて渡らむ幾千里とうぞくかもめ逆境に立つ
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歓声を 上げたり涙 溢れたり 夏の花火は ドラマのようで
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ラブレター代わりに一首作ろうと指折り数えるあぁ字余りだ
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白桃を丸ごとかじるそれもまた若さだったと今更思う
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人の手で植えた植木が邪魔くさく切られる様がとても哀れで
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散歩する鞄に金を入れてなく充電切れは水も飲めずで
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写真には 映らぬ陰を 見ていたら クリオネみたいな 声が聞こえた
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大の字で寝てる主人の左肩近くで丸く寝てるバカ犬
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薄い味 三年過ぎて 慣れし舌 甘辛人生   卒業近し
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山で咲く凛と逞し百合の花 生命いのち漲る仏花で見るより
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