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スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
26
面会の十五分ほどちぐはぐな義姉の話題は帰宅に尽きる
26
夜明け前 右の腰の上 ねこがのる 生命のぬくもり 生命の重さ
26
柿の木が二本切られて恥ずかしいほどに露わな我が家我が部屋/キャッ!
26
「転んじゃった」破れた膝を笑う祖父 一センチずつ春削がれゆく
26
目の前に迫る手術日
昂
(
たかぶ
)
るこころ 短歌詠みつつ平静保つ
26
年かさね連れ合い頼り並み歩く陰の長さも重なりゆけり
26
トランプによくぞ憲法つきつけてどうする改憲どうする公約
25
入浴をすれば色々捗るとわかっていても出来ぬ風呂キャン
25
池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
25
春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
25
花や木々 空の蒼さや風さえも
短歌
(
うた
)
詠み
初
(
そ
)
めし日々変わりゆき
25
クロッカス踏んづけぬよう玄関の脇道歩く毎年のこと
25
指さしてずどんと引き金引いたらば大雪山に夕焼けおちる
25
インフル
B
という春休み 五日間家族の声で満たす喜び
25
買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
25
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
25
逆境に負けぬ強さが吾の武器と 言い聞かせては憂い振り払う
25
疑いて繰り返し見る訃報欄君の名前は紛れもなくて
25
独り言いつの間にやら多くなり 茶碗を洗う手に春の風
38
「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
24
満開の 散りゆく梅の花吹雪 温まる風も春を知らせをリ
24
種蒔きに 滋養の雨を 望みたる 土に寄り添う 春願いたる
24
牛乳のパックを白い
衝立
(
ついたて
)
に豆苗そわせて春の陽増し増し
24
過ぎし日に 土筆の袴 子らと剥ぎ 湯がいて食した春の味わい
24
春分ける四温の風のふうわりと臆病一枚脱ぎ捨ててみる
24
年度末 締切迫る 協議書を 作製しつつ ランチはおかき
24
盛りには白くかがやく木蓮が燃えさしのよに何で散るかな
24
にぎにぎと
桜
(
はな
)
のもとにて 宴持たむ 花も
人世
(
ひとよ
)
も
儚
(
はかな
)
くあれば
24
花散らす目白に蜜はゆずらじと雀は桜一輪落とし
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