外気冷え車窓は薄く曇りたる 乗客たちの溜め息の露
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ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
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毒母よ あなたが吾に蒔きし種 毒花となり見事咲くなり
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虫すだく夜を歩けば昨日よりかぼそい声に秋は深まり
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虹みたく空に想いを描きたい 遠くにいてもつながる気持ち
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雨上がり 塵を流した 空気には 清々しさと 肌寒さ感じ
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蝶たちが 咲く紫に 止まりおり 吹く風は秋 心地よき窓
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さやかなる秋晴れの朝 昨夜きぞの冷へ込み何処どこへやら 上衣も要らず
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介護ってホントにできる?思うけど 寝顔を見ると切なくなるわれ/実家にて
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内に秘め緑の芯に黄のまるく秋明菊の蕾膨らむ
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落ちてきたそのぼた餅を拾わぬか取れよ掴めよ食ってしまえよ
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3日間君との距離が近くなる 偶然逢えたら…神様お願い!
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ゆびさきに 止まっておくれ むらさきの 小さな蝶よ お名前なあに
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競泳で不調のふたり 練習を怠けるぼくとやり過ぎるきみ
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なんとなくカフェオレやめたの続いてる 自販機にも近寄らなくなり
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三十八年みそやとせ片想いでも 夢叶う 君の涙に いにしえ輝く
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よじ登る城の階段前後ろで「介護します」と息子ら笑う(犬山城)
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今日の湯は 別府温泉 湯めぐりの 旅を思えば 安くて快適♨️/羊の皮を被った山羊様😊
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何も無い悲しい事実と思ってた連休なんてだあれも来ない
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連休の明くる日の 土産話に 土産菓子食む 休憩時間
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金銭で人が崩壊するを見たその崩壊に吾も飲まれた
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「アマゾンでこれたのむわ」と母の声 九十七はまだまだ生きる
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スライムを 作りし孫達 我が家来て 黄色とピンク 手のひら乗せて
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ようやくに家を出る息子に老婆心 あれもこれもと箱詰め始める \ 33歳の自立 羊の皮を被った山羊さん有難うございます
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一秒たりとも逃さずメモ取りて 記憶を何処どこへも行かせぬやう
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夫婦茶碗大きさの違う自己主張飯のかさなど変わりはせぬに
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完璧は悪いことでは無いけれど「いい加減」って大切だよね
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明日の晴れ 夏物洗う 淡々と 夏の疲れも 洗い流して
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泥の中 見事に咲くは 蓮の花 ままならぬ世に 光差す日も
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ユニクロで試着室から眉毛無い顔だけ出して店員を呼ぶ
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