微睡まどろみを 降車と共に 置ひて行き 歌を推敲すいこう いねられず
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ふた探す 隠した場所が 分からない? 昨夜ゆうべだんは 豆炭あんか(久々使用) /中編
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花粉など気にせず進む快晴の野鳥の森は出会いの連続
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なぜだろう趣味は人間観察と言った途端に距離を置かれた
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猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
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薄紅の 霞たなびく山裾の 眠れる森も目を覚ましゆく
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南風はえ吹きて予報は伝ふ五月並み ベランダに出て確かめてみる
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感覚で投じる票の危うさよ思考を捨てる流浪の文化
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退社後のバス停 濡れたアスファルト ベンチのしずく 通り雨の跡
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お汁粉は美味しいけれど飽きもくる 口が整う塩昆布欲し
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フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
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夕焼けを見るたび今日も想い出す 君の温もり煙草の匂い
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嬉しさは 尾っぽの振りにあらわれて 家人帰れば ちぎれんばかり
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春近し 古木の白梅咲きそむる 若草色のメジロが二匹
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ありがたいお経のありがたいところ探したけれどよく分からない
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見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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お祝ひに 遠くの友へ バースデーLINE スタンプと一首を添へ
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さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
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あしたはさ いちご狩りだと 孫が言い カットメロンを 食後に食べる
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雨水なる 季節は移ろゐ梅咲けど 未だに寒し春は何処に
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翼賛の会の景色の勢いに震え戻るや歴史の振り子
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お刺身を食べてアクティブうちの亀 冬眠しない啓蟄知らず
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雨が降る 雪溶かし木々潤しつ 春へと導く雨水の恵み
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いつの間にわれを気遣う年になり孫は手をふり家を出てゆく
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きらきらの波間に鴨は揺れながらそろそろ帰る相談してる
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おおきにと言われた市バス ご夫婦が隣り合うよう席を替わって
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今もなお時を刻めり腕時計 手にとる朝に早春の風
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放課後も解けぬ問題 青ペンは数式よりも君の名なぞる
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「とくりゅう」と「りくりゅうペア」を混同し さっき分かった私の世間知
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