ひび割れた バス停のベンチの端にガムテープ 絆創膏の如
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吊り花の 皆一様に 首擡げもた 曇天突き抜く 飢えるごとく
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他意の無い「励ましたい」がそんまんま伝わると良いな今度会ったら
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お刺身を食べてアクティブうちの亀 冬眠しない啓蟄知らず
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なぜだろう趣味は人間観察と言った途端に距離を置かれた
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除雪目印めじるしの棒のテープははためいて曇り空行く白鳥幾多
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あさおきて ねこはねむれり すやすやと あくしゅ握手もとめるやうな おててで
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戻せない麗しい日々笑う声この平穏も奪われるのか
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バーボンの花の香りや春一番 「微笑がえし」鼻歌にして
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恵みの雨 ねこはねていて よいけれど キミが眠いは 困ったものだ(薬で)
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福もちを食んで 粗茶などすすりたる お正月の名残 これでお終い
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食っちゃ寝の 愛猫きみにマッタリ 癒やされて 家事もサボリて 賄い料理
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春雨が 叩く梅の しょんぼりと 明日は晴れるよ さぁ…顔上げて😊
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王朝の 恋、桃の香に 重ねつつ 千歳ちとせ懐かし 雛の貴人あてびと
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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さりげない友の言葉は宝物 ラーメン屋にて「いいこと言うね」
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誰しもが目線を避けて歩く世は何が起きても誰も見ぬ世で
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雨水なる 季節は移ろゐ梅咲けど 未だに寒し春は何処に
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翼賛の会の景色の勢いに震え戻るや歴史の振り子
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猫の日に 外は暖か 野良ニャンも みんな幸せに なりますように/猫の日
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甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
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春が三日、半減の雪に花壇のフェンス本日登場
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生き残るために客寄せパンダにもなんにでもなるプライドはある
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半分はどこへやったの?上弦の 月に問ふてる夜風はうらら
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つまらないことは考えなくていいビールが言って「いいね」の予感
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一回で口に入れたり目玉焼こぼれた皿の黄身を舐め取る
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80年代 洋楽聴いて 問いかける 過去の自分に 限界値かと
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堅雪に追いかけ回る童のころ 幼なじみの声甦る
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揺るる車両 母に身を預け眠る子 命を運ぶ 安全運転
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雨上がり ねこたちそれでも ねむくって うつらうつらと 春眠暁
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