界隈のさくら耳なる猫たちは朝の六時にたむろしてをり
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夕暮れにふたりっきりで浮かんでる 三日の月と宵の明星
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拘りを 捨つれば楽に生きらるる 拘り無くば人の世虚し 
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サバンナで二足歩行を開始した猿が目指した未来がこれか
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することのない日曜のリビングはひんやり猫の香箱座り
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娘より中元届く夏バテを案じるゆえか中身はうなぎ
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御朱印を集める妻につきあって 登る階段 無理しなさんな
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関心は「好き」と「嫌い」の分水嶺 われをも穿つ貴方きみは雨垂れ
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蝉の声 参拝の道 汗だくで にじむ御朱印 夏の影落ち
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蓋開かぬカルピスソーダを手渡せぬ人がいずともしあわせなこと
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よい歌が洗髪中に降ってきて紙筆もなし風呂場なりけり
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終に出た天気予報が四十度 しかも数日名古屋を襲う
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朝なのに 日傘の下でウォーキング 樹間の風に 心救われ
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ボス猫が 娘の隣で 仰向けで 寝ていた姿が 忘れられない      
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汗かけば塩分欲すは定めなり吾の暮らしは甘味も足りぬ
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対策も立てられぬまま夏は過ぎ来年もまた見つめる数字
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波平とアガサ博士をとうに越し毛だけは勝った鏡を見ながら
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トンネルを抜けたらそこに夏がいてナスを抱えてきみを待ってる
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いたづらに わがふる日々の いつしかに 夏に染まりし 世をば見るかな
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湯をはって冷酒あおるこの家にひとりで四日すごす幕開け
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台どこの 窓の向こうに 夕顔が 一夜限りも 夜空に咲いて
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連なるは千里を駆ける白雲の吹きゆく風のながれる心地
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汗をかく散歩途中でカルディでアイスコーヒー試飲は嬉し
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今住むはかつて海山湖のしかばねの上思ひあがるな
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おかえりの夕餉の窓は後方にアクセルを踏む足はただ、今
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次の夜へ駆け落ちていく希望だけ由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな (怖い人にさっき絡まれた)/046/100 曽禰好忠
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私のこと分かったふうでもムカつくし分かってないのもなんか嫌だし
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枯れ木すらきれいに見える午後6時 老竹色おいたけいろの竜が昇った/折句・かき氷
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我妻へ きっとこの手は 離すまい 終わりがふたりを 分かつまで
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ステゴサウルスみたいな雲を眺めつつ知らない校歌をクチパクしてた
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