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思った事を短歌にする。だから、読む者を不快にさせる短歌もいずれ出来るだろう。たが、その時は許して貰いたい。だって俺は短歌を詠むのが好きだから。

まばゆさに 手をかざす時 隙間より 洩れる光が 不意に美し
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陽光に 透けし白雲 浮かびけり 蒼の深さに 影をもちつつ
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心痛を 和歌に乗せれど 苦しみは 枯れて尚刺す 薔薇しょうびのごとく
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すぐズレる 石の上では 危うくて 元の岸辺を 恋しく思う
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生殖を 目的とせし 行為ほど 不潔なるモノ 世にはあらざめ
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嘘一つ 重ねるごとに 壊れてく 己は誰ぞ 答えられずに
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なんとなく 三十一文字みそひともじを 始めるも 暗い物しか 詠めずに嘆く
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笑うたび 仮面の裏が 軋みだす 僕という名の 人形ひとがた
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人の情 わからぬままに 怯えてる 鬼の子のごと 陰に潜めり
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笑い声 仮面の奥に 牙を見て 人のぬくもり 信じられぬよ
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余を含み 莫迦みなはんな 蝿のごと 奴らの陰に 死を祈るなり
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