打ち上げと 忘年会を 兼ねた夜 笑顔と酒で 過ごす藤沢
18
月眺め 貴女の笑顔 想う夜 怒った顔も ちょっと見れたら
18
買う方が早いだなんて言わないでバジルの種はがんばってるよ
18
大雪の節気にうれし小春日は きみいそがしき洗濯の朝
18
ひさかたの光しづけきかきにふる雪は山茶花さざんか 大雪たいせつの朝
18
ハイウェイのゆく先染める冬茜 美し星に生きてると思う
18
どんぐりのわらべとあそぶ夢を蹴る路傍にころぶ通勤の道
18
忘れ花 凍蝶とまりて動かずや 越冬できらば 春野飛びゆけ
38
障らないよう生きたくて空けている隣の席に花束を置く
18
激動の日々はいつしか過ぎて行き光を纏い冬の日優し
17
大鴉 ふわり舞い降り 電線に 吉兆なりや りそなもICOCA行こか
17
のちの世もまたのちの世も共にあれ 推しと私と刀剣乱舞
17
窯の火を再び燃やし焚べる薪 炎を映す器を求め
17
財相がバブルな巻き髪こだわりて 女性支持者の嘲笑を買ふ
17
ついさっき嬉しい知らせ届いたの思わずちょっと小躍りしちゃう
17
おはようのキスを わがに チュッとする けさは さむいね おててないない
17
文庫本二冊とラジオを戦友にあさって受ける手術に臨む
17
ぽけらーと 年賀状作りつつ 鍋を煮る タイムテーブル やっと出た出た>FNS歌謡祭・第一夜
17
友の妻ギラン・バレー免疫暴走で夭折す げに恐ろしやワクチンの痕
17
休暇得て午前の二度寝に目醒めれば 三十路に還った心地になりぬ
17
ギリギリで 朋友ともへの小荷物 思い出し あんころ餅を そっと忍ばせ
17
ねこたちは なにかおくれと にぎやかに はしりはじめる 午後四時半かな
17
吾なりに ベスト尽くした いちにちよ しょうが湯くらいは すすってオッケー(寒いですね)
17
千葉県は「ダサくて棲めんと」熊までが 馬鹿にしおって腹の立つこと
17
裸木に 雀とまりて 帰り道 さむいね さむいね はやくかえろう
17
薄紅うすべにに 頬染めるホットチョコレート 柔らかく我を 見るが の色も
17
わたくしの老後のピークは五年前 仮にも頂点あったとすれば
17
枕取られ どこでどうして寝たんだか(苦笑) ねこのねぶりあう 尊き光景
17
ゴムのよな赤いみずかき枯れ葉踏み 真鴨はさがすわずかな糧を
17
ピーチウイスキーゼリーの芳香 甘く甘く いっとき全てを 忘れて眠れ
17