誰も彼も敵に思えて身構えるそんな自分が一番の敵
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曲がり角ハッと目が合い同期して初めて君の存在を知り
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春を盛る君に分かちしヒレカツの熱伝はりて頬も桃色
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見初め合ふ二人は小さき庭のなか幾多ある庭知る由もなし
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仄白きソメイヨシノの二、三輪 早咲き桜の紅き喧騒
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雨けぶる土色景色あぜの肩肩身狭そにへばりつく雪
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桜咲き 浮かれ気分のそんな中 北国にまた雪予報あり
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春駆ける愛馬いっそう逞しく自ら掴む勝利の予感
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これからの十年おもひ大きめの洗濯機買ふ春分のそら
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多様性だからといってなにもかも受け入れるほどタフではなくて
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牛食べて  豚食べたら  鶏食べて  なみだの数だけ  上がる霜降り
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寄り添いて不味き牡丹餅分かち合う 笑う夫の手の節愛し
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三連休  土曜出勤  つゆ知らず  凍てつく朝に  仕事向かう
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まほろばの春の国ゆくこどもらに二輪三輪はなの寄り添う
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笑わせてやろう恩着せ語れども妻の笑顔に実は癒さる
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青空に眩く白く ユキヤナギ 公園の一角 雪降り積もる
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慎重に針落としては聴いていたフォークルを今iPhoneで聞く
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牙は抜け 今は疲れて 横たわる 犬を見る目に 言葉少なく
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気まずくも実家の居間で父親とテレビ見るのも親孝行かな
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朝食の片付けせぬまま 遠き日に想い巡らす 日曜の朝
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おむすびをリュックサックに放り込み 勇んで来たがまだ一分咲き
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長い冬 耐えて開きし野辺の花 なんと可憐で愛しき生命いのち
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川沿いの桜の開花 行き1輪 用事済ませて 帰りは5輪
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これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
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抽斗ひきだしの整理 宝探しの如 失くしたはずの 記念の硬貨
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一人背負しょい二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
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今はただ 去りて久しき 可惜夜の 余韻に浸る 君を想ひて
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蜘蛛の巣が 成長してゆく 春先の 牛歩のような 綱渡りかな
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とばり降り 雲ひとつ無い 月光浴げっこうよく 照らす大地に 芽吹く若草
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敷布団 折り折り壁折り上で寝て気分は野良猫 世界を眺め
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