コンビニの 跡地にできし 家族葬 高齢化なる 我が家近く四軒
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雨粒に 打たれ濡れるも 乙なもの 早目の風呂で 贅沢気分
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母の年齢とし 越して今なら分かること 親の心と子とのギャップと
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無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
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丁寧にひと櫛ひと櫛髪染めて 妻、老人会に週末デビュー
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季節とき来て 咲くべき花の 咲き誇り 幸と勇気を 我にくれたり/今はハナミズキ
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喜びも 絶望さえも 見下ろして 医大の前の 銀杏は青葉
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芝桜ほどよく酔えばうたた寝の目覚むる妻や高麗駅あたり/羊山公園を後にして
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いつ会える金曜日なら平気ねの文に溜め込むランチの笑顔
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日の出前 空気の揺れと 鳥の声 住宅街は 気配に満ちて
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花は天よりぼんぼりとして降りる地はゆうたりと微笑んでいる
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公園を 螺旋を描き ツバメ二羽 風を切り裂き 曲技飛行
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故郷ふるさとに向かふ列車に身を預けに戻りゆく旅始まりし
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力より 均衡バランスだよと 教えられ ぶつくさ言うも 「YOGA ヨ ガ 」に精出す
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山深き道を辿れば山桜皆の土産の話しへ変える
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朝起きてやや肌寒いストーブは焚くほどでない冬は去ったと
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柴犬の子を連れ 道の端歩む母娘おやこ 「気をつけてね」と見守りぬ
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片恋と不戦敗とをくりかえし さらりと澄んだ新月の空
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笑み揺れてオレンジに染むチューリップ観覧車のまど膝向き合わせ
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日残りて 黄昏迫る山里に 我が影伸びて夕陽に染まる 
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試写会を観てきた君のくちびるは つるり滑ってネタバレしそう
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階段を下りる膝の痩せ ひと足ごとく息にせめて短歌うたを乗せんと
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山吹の 一重と八重のありしこと 知らずを詫びる 咲き満つ花に
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朝陽浴び 桃色シャワー降り注ぐ 日中線の桜トンネル 
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魂は 不在なれども 吾を見る 御魂がありて 吾は生かされ
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ゆく春のはなの盛りを訪う旅路 武蔵の杜より甲斐の国へと
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不在の 自由奔放 ヘデラのツル 我がもの顔で隣家のフェンスへ
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手水舎に 穢れ清める 湧き水の 指慈しみ 水ぬるみけり
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「コストコで  買い物すると  太りそう…」 「…そうじゃなくて  太るんだってば」
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一年の 悲喜こもごもを 知りもせず 昨日のごとく 燕が戻る
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