いつ会える金曜日なら平気ねの文に溜め込むランチの笑顔
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山吹の花をかはづと惜しむらむ春の終りの井手の里人
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目覚めると 隣に君の息 足元に寝てたはずなのに 寂しかったんだね
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浄化草じょうかそうもんもんじんはすり潰し煎じて飲めば心浮き立ち
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山深き道を辿れば山桜皆の土産の話しへ変える
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朝起きてやや肌寒いストーブは焚くほどでない冬は去ったと
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束子たわしやり上着洗って防虫か忘れは無いか春のやらなくちゃ
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春もみじ映える緑のグラデーション愛しく見つめる色っぽいねと
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おだてたりはげましたりの人生だ意味があるのか誰も知らない
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眼の先に花びら舞うや風なきに 番いの黄蝶か つかず離れず
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五歳児にハムラビ法典持ち出して泣くなと説いた母は半沢
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公園が水鉄砲でにぎやかで元気な子らの早すぎる夏
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夕霞 列車の過ぎて静まりぬ蒼き川へと登る自転車
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選挙だと電話してくる初恋のあの日もうないならかけないで
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譲れない条件レッドラインまで追い詰めてもういい友達だ
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四着の夏の上着のローテーション 三周半で運用休止
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冬越しの白菜終わり野沢菜の塔立ち待ちて青菜三昧
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移りたいところは新機種未対応ひとつ前とて売れ切れのかい /スマホって···
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帰り路 ウサギみたいにピョンと跳ね 今日のワクワク ママに報告! /新一年生
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線香の 匂いが好き と孫の言う 我は君の香 好きと呟やく
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バランスはとても微妙でちょっとした刺激や揺れでカタストロフす/積み上げたガラクタ
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さくらんぼ花は元気でもりもりで雨の園地は楽園心地
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酒飲めば焚火と揺れる恋心瀬音に風の癒す渓かな
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朝の陽へ撒きし餌へ舞う群れ鳩と触れ合う爺の影は伸びやか
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離れてもハイビスカスを二人して育ててゆけば一緒と同じ
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キンセン花 命の捧ぎ萌えてなを慈愛果てなき道へいざなう
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日の出前 空気の揺れと 鳥の声 住宅街は 気配に満ちて
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花は天よりぼんぼりとして降りる地はゆうたりと微笑んでいる
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公園を 螺旋を描き ツバメ二羽 風を切り裂き 曲技飛行
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力より 均衡バランスだよと 教えられ ぶつくさ言うも 「YOGA ヨ ガ 」に精出す
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