箱の中「何階ですか?」に丁寧な感謝をいただく貴重な心地
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いいねとて 褒め言葉とて お布施得る気持ちに近し 有難深し
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夕茜冬木立染め雲染めて彩り変えつゆっくり沈む
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血圧の薬で少し冴えてきた脳血管が若返る母
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蜂蜜を紅茶に垂らす一年が穏やかなれと出初めの朝に
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「おちょこ」とふ名前をつけたと友の言う猫を眺める眼差しに愛
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団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
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眼をつむりそろえた両手に乗せられた金平糖嬉し幼稚園の日
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口々に父の思い出母の味家族にもどるふるさとの夜
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降る雪のうたは結晶 手のひらで溶ける煌めき想ひ滲ませ
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元日の相棒見ながら ぐったりと 布団かぶって 体力温存>明日病院ふたつ
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厳冬の朝の布団のぬくもりは離れがたきもう少しだけ
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どんよりと こころの風邪は 深まりて 切先にぶき 言の葉の罪
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厄除けのストラップ モスのお姉さんと お揃いらしい なんだかうれしい
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おしゃべりの気分で短歌 生まれの血 幼き記憶の息を受け継ぎ
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玄関を 他所行きの靴が 埋め尽くし 茶の間の温度が 2℃上がる
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無理しない ビスコ食べたら 眠ります そう思いつつ ねことみつめあう
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体幹がふらつくほどの強い風 されどこの風南から吹く
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ストレッチしている間に ねこ母の まくら奪うが チビ猫・るーてぃん
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風禿かぜかむろけふは雪夜を触れけど まろきたもとに匂ふ梅の
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それでいい言うこと特に何もない二十歳の僕に伝える言葉
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つもりそな大粒の雪フロントのガラスを埋める道街埋める
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小寒に肉まん探すコンビニは 早や恵方巻き旗がなびきて
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九歳の年上の人語らえば九年先のタイムトリップ
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パソコンのアプリが消えて別の子を探すがどうもみんな今どき
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しゅっとした振り袖娘は彼氏付き やっかみ目線で脇見運転
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ぜんざいは ないけど 鏡開きなる 海苔を目当てに チビ猫 寄りて
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並ぶことそのこと自体が楽しみな 群衆心理のパワースポット
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強風の運び来る 春まがひの暖 片腕にて 出番を待つ上衣うはぎ
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一瞬だけ 全て忘れてみたくって 寝逃げに走る ねこのおやつまで
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