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五歳児にハムラビ法典持ち出して泣くなと説いた母は半沢
21
公園が水鉄砲でにぎやかで元気な子らの早すぎる夏
21
夕霞 列車の過ぎて静まりぬ蒼き川へと登る自転車
21
四着の夏の上着のローテーション 三周半で運用休止
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君といた春そそぐ海ふかみどり 炭酸水と後悔で割る
21
きみがいて ともにいられる くうかんを ああああと うれし初夏かな
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今年初冷し中華に舌おどる 甘酢の冴えと茗荷の香り
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血 うすくて 献血できずに 帰されて 早めのお昼はレバニラ炒め
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短歌
(
うた
)
を詠む普通の我等も ものがたり それぞれあると思う夜なり
64
無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
20
PTA
会長務める 挨拶で 初顔合わせ 想い伝えて
20
飽きないでまた物語を始めるか辛い描写と台詞設定
20
丁寧にひと櫛ひと櫛髪染めて 妻、老人会に週末デビュー
20
季節
(
とき
)
来て 咲くべき花の 咲き誇り 幸と勇気を 我にくれたり/今はハナミズキ
20
喜びも 絶望さえも 見下ろして 医大の前の 銀杏は青葉
20
朝の陽へ撒きし餌へ舞う群れ鳩と触れ合う爺の影は伸びやか
20
離れてもハイビスカスを二人して育ててゆけば一緒と同じ
20
キンセン花 命の捧ぎ萌えてなを慈愛果てなき道へいざなう
20
日の出前 空気の揺れと 鳥の声 住宅街は 気配に満ちて
20
花は天よりぼんぼりとして降りる地はゆうたりと微笑んでいる
20
公園を 螺旋を描き ツバメ二羽 風を切り裂き 曲技飛行
20
力より
均衡
(
バランス
)
だよと 教えられ ぶつくさ言うも 「
YOGA
(
ヨ ガ
)
」に精出す
20
創作心 滲む作者のお人柄 磨いているのは己の心
20
風吹けば松の緑は現れて空にぞ掛かる藤浪の花
20
噛みやすい歯茎で舌でつぶせます噛まなくていい今どのあたり/介護食
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県道を走る車の
ライト
(
灯
)
が見える空家解体されて素通し
20
明るいな気持ちがいいな起きようかまだ寝てようか晩春の朝
20
音もなく車窓に積もる霧雨に 私も埋もれる宛もない
夜
(
よ
)
に
20
斬新の森へ踏み込む勇者たれ泡沫の世をおもしろく生き
20
鯛踊る大漁旗ははためいて母なる海の深さを知らず
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