満開の 桜は何か 眠たげで その花の下 お昼寝したい
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毛布で 吾の枕に長々と 寝そべり毛繕けづくろい 初夏と紛う朝
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込むいもいまいまし
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チェーン店 建設予定地 草茂り 春深まれど 冬眠中か
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すべての窓 パーッと開け放ち 家中に卯月の風を招き入れる朝
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工事場の重機の下に微睡まどろむ猫 ぐっすりおやすみ 今日は日曜
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さすがもう平気なんだとまだ有った冬の名残りを仕舞う暑さかな
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流れてく川に放すは軽き舟 四季の花びら乗せる折り紙
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若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
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胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
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水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
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順番は桜の次に桜桃さくらんぼ咲いたものだが園地はすたれ/後継者無く
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何であれわたしを負かす後輩は頭かきつつ「番狂わせっす」
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新緑の 銀杏並木を 作る手に心も温み安らぐ都会
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いろいろな言葉を照らす花達に励まし貰う自転車の旅
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ボアシーツ まるごと押し込み洗濯機 気分は早くも初夏へと向かう
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行く場所とこが ある幸せに 目覚める 爽やかな朝 一歩踏み出す
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池掃除おこぼれなんて思うのか間近まぢか見守るカラスは二羽なり
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起きたらば ベッドの上に ぼーるさん ちま猫ちゃんが あしょんで遊んでいたの
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雨粒に 打たれ濡れるも 乙なもの 早目の風呂で 贅沢気分
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夢の君さよならを言うその夢は嘘と優しく言う君を待つ
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闇照らし歌が絶えずにペダル踏む旅の光を頭「ず」へ書き綴る
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春ゆく日 きみの季節のうつろいを 気づけなかったぼくはミツバチ
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拙きも詠むは楽しき日々のうた いいね貰って心がおどる
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温む風 続く不幸に 心折れ へてしのげと 背を押す御霊妻と父
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心労が くれまでも 削り取る ちゆく我を 誰も見ないで…
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ただ年齢としが増えるのでなくそれなりに衰え進む出来ぬこと増え
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老乱視裸眼で見ればあちこちで焚火と紛う水仙の群
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消していけデータ思い出バグる脳デリートできたら君とデートだ
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詩作して生み出す薬を僕は飲むコントロールに世話が焼けるぜ
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