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着実に進む浮足立たずさあ待望になれ青春になれ
22
おこぼれに預かれずとも根気だよテーブル下でねばる猫さん/サラダなのですが⋯
22
今日はまた 音もなく雪は おちてくる 軽やかに しかし明らかに地に
46
本当はやりたい事も有ったろと思うウクライナ4年の月日
35
雨上がり 庭のモミジの枝先に 芽吹き促す雫が光る
21
春めきて微睡む縁側 そよ風に清き鈴の音 季節を忘れ
21
帰省した息子に好物あれこれと ペロリ平らげ しあわせ時間
21
無い物は 別にいらない
失
(
あ
)
ったもの 返せ、返せよ 我慢ならない
21
時は今天下を制しいつぬかな寺に押し寄せ是非に及ばず
21
目覚むれば 屋根にポツポツ雨音が 乾いた心に染み込むように
21
雪深し 里にも確かに春の声 聴こえてきたり 空澄み渡る
21
チグハグな今日のダメ押し 牛乳が余ってタマゴ買い忘れてる
21
「地球儀」の青がはがれて じいちゃんの
記憶
(
メモリ
)
の外へ零れてゆくよ
21
築30年 思い出だけが残されて 今はひとりで今日を重ねる
21
銭湯の帰りに覗く玩具屋に子の笑顔置き
四十年
(
よそとせ
)
の前
21
私には出来ない事が出来る君でも人としてそれはどうかな
21
メンタルによっては毒にも薬にもなると思うのあなたの言葉
21
やることがあれやこれやと多すぎてまだ朝食にたどりつけない
21
晴天の強い西日があぶり出す打ち寄せられた床隅のゴミ
21
刑務所と閉鎖病棟を指す老婆
病棟
(
ここ
)
はそれよりずっと苦しい
21
この街の雪が溶けてく速さまま、父の昨日が消えゆく仲春
21
あめのあさ ねこは ぽやんと ねぼけがお 横目に見つつ プリンを食べる
21
リアルほど心響かす歌なれど虚構を詠ふもこの世の華よ
21
気晴らしになればと図鑑なども入れ恩師を見舞う雨の茂吉忌
20
歳ってさ気にする人ほど老けるよねマジで謎だね忘れちゃいなよ
20
リベラルな若造どもも老化して リアリズムとの壁を築きぬ
20
待合いの温き眠りに聞き逃す眼科呼ぶ声、耳鼻科もありや
20
西の山今日青々と色も濃く壁となっては
威勢
(
せい
)
をはってる
20
いいことがあって夜明けのコーヒーを飲む暇ありも喧嘩し帰る
20
女房より六年長き付き合いの友と酌む酒 梅のほろ酔う
20
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