齢二十歳取り柄はないがのうのうと生きてる僕はたぶん景品
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一日のラストに ストレッチも終えて うたかた眺める お楽しみタイム
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「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在てくれること深く頷く
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足腰に力入らず お座りも儘ならぬきみ 寿命乗り越へ
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冬と春繰り返すよに降っちゃ消え降っては消えてこの冬の雪
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甘き色 洋菓子のごとき 薄桃の 薔薇に頬寄せ 爪を塗る夜
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うなだれてソファに動かぬ人のあり 笑み控えたり 総合病院
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初雪は見逃したかもしれないが 心願成就は 叶うのだろか/ハガキは来ました!
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世界観?ひとりちっぽけ井戸の中 出れぬ井戸なら潜って海へ
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BMI だんだん減りて 23 日々の腹筋の 賜物なりや
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大井川鉄道夢の吊橋を渡れば夢のよう夢ん中
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いちごの日 あまおう苺のヨーグルト 食べてもだれも 文句は言わない
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かーてんを あけるとチビ猫 おりてくる 「ひめべっど」なのよ おきにいりだよ
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おみかんと トマトスープのパスタ食む 左手の桜ネイルだけ 塗り直し
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初雪が名残りの柿を白く染めめぐりそこねた季節を隠す
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おさなごに わかってるってば! 言い返し わかってない親 日本代表
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うどんすき鶏と生麩と白菜と 餅とえび芋これが上方かみがた 
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ガスと塵 圧縮したら原始星 負の感情も圧縮、圧縮
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真夜中の目覚めとなりにいたの夢だったALS妻はもう
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「また明日」西日が照らす 交差点 仄かに薫る クチナシの花
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あの暑い夏はまぼろしアナ雪のアトラクションへと向かう玄関
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次々とコロナインフル花粉症マスクの下で皺を重ねる
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傾いた陽にてらてらと光る雪これどう見ても春なんじゃね/堅雪の景色
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おおふ 毛布の様な 星空は 新月前の「♫星屑のステージ」/♫チェッカーズ
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病みて臥せば 枕は砂漠の砂となり うずもれ星と 眠り落ち行く
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やしなひし ぬくめたお粥「うんめえ」と 妻が遺した 最後の笑顔 /翌日介護終了
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眠れずに記憶の海を漂ってこの人生もわるくはないと
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勉強はビリでもいいが弱い子は必ず守れ指切りげんまん
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ブレネリは狼がでる怖いのと母と一緒に聞いている童謡うた
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言わないと分からないこときっとある その納豆の期限は昨年
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