休み時間 隣の席で 大勢に 囲まれ笑う 君の横顔
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苺大福だいふくをキメなきゃやってられないよ 試験と就活 中指を立て
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橋端に地を這ひ欄干抜ける幹 川面の上にて大見得を切り
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陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
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あたたかき空気がそっと身を包み振り子は元の平明に帰す
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懐かしき帰らぬ人と語らえば夢は現に笑いは風に
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腹裂きて産まれ出づ子を抱かされる「これが生命いのち」としる雪の朝
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生命いのちとは熱きものにてたらちねの母子はわれを父親にせし
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思い切る言い訳にする「春なので」あなたを振ってケーキを食べる
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土手沿いの 斜面に群れ咲く 黄水仙 風に揺れつつ ツンと顔上げ
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愛おしい貴方に揺られ迷うチョコ波と波とが綾なしとろ
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ひよどりは声高高と飛び上がり凍れる空に朝の月見ゆ
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夢想の火燃やし尽くして白き灰ほほえみ眠る明日に憧れ
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だとしたら国会論議答弁が楽しいかもね言い訳逃れ
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人のせい? おのれ省みて反省? どちらにしてもその人の生
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泡沫や 書を捨てたれど町に出ず ネットにあそぶ老爺となりぬ
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曇天に 梅のつぼみが ちらほらと  冬の名残を 今は楽しむ
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美しき清き臣民にメシアのごと宰相の攣れるほほゑみ
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身構えて心凍みたる寒き夜は君ほのやかにそた焚べるごと
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食道、胃。取り出して水洗いしたい。昨夜の僕を全部すすいで
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外出の意気地を挫く春の雪 十五時になり陽は差せど、なお
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パートナーの 無き円舞会 すその舞う フリルも哀し たたずむ影の
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冷えすぎた 身体を癒す 豚骨の 匂い誘われ 太麺啜る
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普段とは 違う弱気な 君と会う 目元に滲む マスカラの黒
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て空に虚しさだけがこだましてそれでも春はやって来るから
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道凍り 実家の母は ゴミ捨てに 行けず諦め 杖が危ない
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わがこころなぐさめんとうたよむはひとのこころのほかにあらずや試みに「ハート」の数を足してみた。二万近くに「ありがとう」です。
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内なるや鬼にも五分の魂よ 熱を知るほど生きむとせむか
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週一の休肝日にはノンアルで酔える進化系老人となり
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「ありがとう」最後の最後に零れ落つ 白寿を終えし義母の最期や
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