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春の
明日
(
あさ
)
黄昏
(
たそがれ
)
し想い 吹き返し 新たな希望 我に巡り来る
21
今はもうコロナ禍思うは
稀
(
まれ
)
となり定点報告いまだ「0」無し/都道府県 新聞にて
21
ひかり降る覚悟を決めて卯月へとヴァニラが溶けるように進まむ
21
薄紅のグロスに虫が捕まりて こんなところで春を知るとは
21
スタートに躓き騎手はへたり込む めげぬ
空馬
(
からうま
)
ゴールへ怒涛
21
積読を発掘中に重複をまた二つほど見つけ呆れる/持ってたのかよ!
21
どうもって先行く我に「はい」と言う譲りし人の響く心音「こころね」
21
詠ふ君 五十首の峰のぞみしや誰ぞ目指さむ険しき道を
21
後ろ髪ひかれ月背に忘る道 霞む夜空の星に溺れて
21
満開の桜に沁みる雨の降る 桜ヶ丘の駅にも人にも
21
横須賀の半島巡り江ノ島の夕日へ流すペダルの疲れ 「ここから我が家まで後40キロあるけど心機一転」
21
罰則の強化が迫るエコなチャリもっと治安に人を割いてよ
21
叙勲
(
いさおし
)
の記章を磨く術もなく
認知
(
わすれ
)
の父は私を呼ぶなり
21
怨みごと言えば切りなくあるけれど幸せな今それも引っ込む
21
今朝もまた トップページは 戦争で 仏壇からも 抗議の声が
23
花時雨
(
はなしぐれ
)
桜花爛漫 手を貸しつ 我のこころも潤していく
20
雨冷
(
うれい
)
ては籠って癒す欠く薬どんより縛られ行けぬ病院
20
さくら花儚き色の風が舞う
幾年
(
いくとせ
)
過ぎて覚悟のせつな
20
白湯を飲みほっと息つくマグカップ雪の降らないこの街の白
20
曇り空
佇
(
たたず
)
む川面 映したる 街の裏側
秘
(
ひめ
)
やかなりし
20
三頭の愛馬が走る願う手が六本あればと阿修羅様まで
20
美しき
短歌
(
うた
)
詠もうと構えたその瞬間 言の葉消えゆき 無味な文字並ぶ
20
青い首輪
セーフティロック
(
安全装置
)
で 行方不明 キジシロちゃんには 青も似合うよ
20
霧の朝これはミストかフォッグかと鴉が鳴いて嗚呼サイレント
20
危ぶみし君や愛でたり淡き夢 舞ひし火の粉と月に還さむ
20
定位置で ねこたちそれぞれ すやすやと ひにゃたぼっこは まだしないのね
20
近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
20
春物のピンクのコートを羽織りたや おじさんなのでそれは無理でしょ
20
階段を上れば明かる桜木の塀に隠るる集いのありて
20
数だけを追うは愚かな仕事なり仕事の魅力が人なり作り
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