無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
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飽きないでまた物語を始めるか辛い描写と台詞設定
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丁寧にひと櫛ひと櫛髪染めて 妻、老人会に週末デビュー
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季節とき来て 咲くべき花の 咲き誇り 幸と勇気を 我にくれたり/今はハナミズキ
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喜びも 絶望さえも 見下ろして 医大の前の 銀杏は青葉
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朝の陽へ撒きし餌へ舞う群れ鳩と触れ合う爺の影は伸びやか
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離れてもハイビスカスを二人して育ててゆけば一緒と同じ
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キンセン花 命の捧ぎ萌えてなを慈愛果てなき道へいざなう
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日の出前 空気の揺れと 鳥の声 住宅街は 気配に満ちて
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花は天よりぼんぼりとして降りる地はゆうたりと微笑んでいる
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公園を 螺旋を描き ツバメ二羽 風を切り裂き 曲技飛行
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故郷ふるさとに向かふ列車に身を預けに戻りゆく旅始まりし
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力より 均衡バランスだよと 教えられ ぶつくさ言うも 「YOGA ヨ ガ 」に精出す
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朝起きてやや肌寒いストーブは焚くほどでない冬は去ったと
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柴犬の子を連れ 道の端歩む母娘おやこ 「気をつけてね」と見守りぬ
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片恋と不戦敗とをくりかえし さらりと澄んだ新月の空
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春茜はるあかね 空と雲とを染め上げて やがて静かに薄闇に溶け入り
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蒲公英たんぽぽに実は種類が有るらしいサツキつつじは違う花らし
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船乗らば直ぐに近づく小さき島 猫五匹来るウェルカムの如
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一年の 悲喜こもごもを 知りもせず 昨日のごとく 燕が戻る
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泣きながら パンを齧った そのひとに 月明かりみて 影を重ねる
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バス停で拾うピアスは他人でも笑みと涙の浮かぶ手の平
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前方の背中美人の顔は見ず夢を残せど追い抜き悔やむ
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スズランと ドウダンの白き鈴なりが 我に教えし 群れという
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庭先に 鳩訪れて クルポッポ 幸先よろし そんな気がする
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ありがとう 「でも危ないよ!椅子の上」 お転婆の母 まだまだ元気   
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革命の狼煙を待ってる午前四時 影から睨む街の時計を
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PTA 会長務める 挨拶で 初顔合わせ 想い伝えて
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あのときの 理由(わけ)を訪ねて しまうのは 朝の光を 待っているから
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言い方が話の流れせき止めて年寄り臭くなったと思う/気がつけば
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