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春めきて微睡む縁側 そよ風に清き鈴の音 季節を忘れ
21
帰省した息子に好物あれこれと ペロリ平らげ しあわせ時間
21
無い物は 別にいらない
失
(
あ
)
ったもの 返せ、返せよ 我慢ならない
21
時は今天下を制しいつぬかな寺に押し寄せ是非に及ばず
21
静かなる星のマグマは地の底で大地を穿つサファイア抱いて
21
目覚むれば 屋根にポツポツ雨音が 乾いた心に染み込むように
21
髪漉けばまだシャンプーの香りして それでも夜ごとお湯を浴びたい
21
「地球儀」の青がはがれて じいちゃんの
記憶
(
メモリ
)
の外へ零れてゆくよ
21
君と僕 黄身と白身は月と雲 ジュワーっと見つめて蓋して蒸して
21
銭湯の帰りに覗く玩具屋に子の笑顔置き
四十年
(
よそとせ
)
の前
21
私には出来ない事が出来る君でも人としてそれはどうかな
21
メンタルによっては毒にも薬にもなると思うのあなたの言葉
21
やることがあれやこれやと多すぎてまだ朝食にたどりつけない
21
気を揉んだ 朝食抜きの検査終え 帰宅と同時に冷蔵庫開け
21
晴天の強い西日があぶり出す打ち寄せられた床隅のゴミ
21
あめのあさ ねこは ぽやんと ねぼけがお 横目に見つつ プリンを食べる
21
レコードの溝の微かな震えよりサーっと鳴りてジャズは揺れ出し
21
庭のすみ雨水たまる金魚鉢メダカの群れはせわしく泳ぐ
21
ひ孫見ず逝きし父の
姿
(
かたち
)
なり 息子の背中 桃の節句に
21
寒戻り 焦らし焦らされ待つ君に 届いた春の歓びひとしお
21
起きられないなりに 30分早く 起きた自分を さあさ褒めよう
21
土曜日は5月の陽気少年よ自転車連ねて何処へお出掛け/投稿
3
日遅れて
21
戦前の空気を知らぬわれなれど「強い日本」に感じる不安
21
リベラルな若造どもも老化して リアリズムとの壁を築きぬ
20
待合いの温き眠りに聞き逃す眼科呼ぶ声、耳鼻科もありや
20
西の山今日青々と色も濃く壁となっては
威勢
(
せい
)
をはってる
20
いいことがあって夜明けのコーヒーを飲む暇ありも喧嘩し帰る
20
女房より六年長き付き合いの友と酌む酒 梅のほろ酔う
20
十五度がまあるくかこむ朝の息 春眠だものまた目をつむろ
20
あんなにも必死で学んだ英語より AIならば十秒で翻訳
20
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