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雨しずく乗せた桜と新緑を朝霧つつみ惑う胸のべ
21
テレビから無意味なギャグが流れおる無言で食す夫婦の夕餉
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二日振り 出された夕餉 三分粥 ほんのり塩味こころに染みる
21
壊れてるチャリのライトは雨が好き雨の日だけは必ず点いて
21
息を止め箸で土筆を裏返す採取するのは緑の胞子
21
土筆から花粉を取って料理した間違いなければムツゴロウさん
21
窓枠に切り取られた空の青 雨に洗われ 何と清々し
21
ゆっくりとバイク走らせトンネルを抜けては眩む目に在りき母
21
ダメダメは僕も同じさ昔からあなたのうたはずっと憧れ
21
一瞬に雲海消えて直下には池ノ谷あり眩しき炎暑
21
花の
枝
(
え
)
を振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
21
何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
21
公園に江戸の足音聞こえそう ここは土佐藩下屋敷跡
21
深谷ねぎ使って作るねぎ味噌は高級料理にも負けぬ味
21
タンポポの綿毛揺れるほど風はなく 神社の桜は 今ぞ満開
21
美しき
短歌
(
うた
)
詠もうと構えたその瞬間 言の葉消えゆき 無味な文字並ぶ
20
霧の朝これはミストかフォッグかと鴉が鳴いて嗚呼サイレント
20
危ぶみし君や愛でたり淡き夢 舞ひし火の粉と月に還さむ
20
生活は 日々のタスクの 繰り返し 手をかけるもよし 抜いてもいいよ
20
庭先で 土筆とふきのとうを摘む 後の手作業も たんたん楽し
20
近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
20
階段を上れば明かる桜木の塀に隠るる集いのありて
20
数だけを追うは愚かな仕事なり仕事の魅力が人なり作り
20
花あらし前後左右にあばれ吹く 傘の猪口では酒は呑めまじ
20
この星に悪を蔓延し得る頭「ず」が決す日近し無力なる民 「そうならぬように祈るのみ」
20
あれ食べたいこれ食べたいと頼んでも 女房ひとこと「指示は受けない」
20
最後には笑えるくらい穏やかで「ありがたい」しか出てこぬ別れ
20
想像の果てに宇宙の全能の神へ捧げる言霊一つ
20
新年度気になる事は
多々
(
たた
)
有れど
雨風
(
あめかぜ
)
あとの満開桜
20
仕事終え雨のレーダー待つ河童どうせ降るならバチバチ駆けて
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