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おひざはね さいこうなのよ やわらかくて あったかくって ねこの
しふく
(
至福
)
よ
20
連想を引き出す呪文 短歌の葉 頭に乗せて狸は詠ひ
20
噴水が落ちる間際に映し出す街は眩しく崩れていたり
20
まっさらな降りたて雪に軽ワゴンきっちり二本轍引き行く
20
歌心 若い頃から知ってたら もっと上手に恋もできたね
20
いつもとの変わらず過ごす人達へささやかですが「成人おめでと」
20
ゆく人もこち来る人にも隔てなく うつむき微笑む水仙一輪
20
亡き父が 鍬持つ傍ら描きしは 墨絵の達磨吾は
短歌
(
うた
)
詠みし
20
辛ひこと有りし日の宵 腑と冴ゆる空見上ぐれば 微笑みぬ星
20
ライバルにふかく一礼 将棋にて優勝決めた小三の子は
20
箱の中「何階ですか?」に丁寧な感謝をいただく貴重な心地
20
憂きことはあれど仕舞いてデイケアで体動かし心弾ませ
20
頭上からロータリー車の唸る音雪の量さえ見ぬ引きこもり
20
蜂蜜を紅茶に垂らす一年が穏やかなれと出初めの朝に
52
雪道の一車線を譲りあう車は平和の象徴みたいで
19
運河って書けば少しはきれいかな涙もいつかは海へゆくから
19
眼をつむり
揃
(
そろ
)
えた両手に乗せられた金平糖嬉し幼稚園の日
19
口々に父の思い出母の味家族にもどるふるさとの夜
19
降る雪の
華
(
うた
)
は結晶 手のひらで溶ける煌めき想ひ滲ませ
19
元日の相棒見ながら ぐったりと 布団かぶって 体力温存>明日病院ふたつ
19
厳冬の朝の布団のぬくもりは離れがたきもう少しだけ
19
どんよりと こころの風邪は 深まりて 切先にぶき 言の葉の罪
19
厄除けのストラップ モスのお姉さんと お揃いらしい なんだかうれしい
19
おしゃべりの気分で短歌 生まれの血 幼き記憶の息を受け継ぎ
19
玄関を 他所行きの靴が 埋め尽くし 茶の間の温度が 2℃上がる
19
無理しない ビスコ食べたら 眠ります そう思いつつ ねことみつめあう
19
体幹がふらつくほどの強い風 されどこの風南から吹く
19
ストレッチしている間に ねこ母の まくら奪うが チビ猫・るーてぃん
19
風禿
(
かぜかむろ
)
けふは雪夜を触れ
往
(
ゆ
)
けど まろき
袂
(
たもと
)
に匂ふ梅の
香
(
か
)
19
それでいい言うこと特に何もない二十歳の僕に伝える言葉
19
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