誘われて 春の匂いの する方へ 花々ひらき いのちあふるる
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春風はるかぜに  揺れてうつつの  水仙すいせんの  陽光ひかりを浴びて  夢を見にけり
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曇り空 たたずむ川面 映したる 街の裏側 ひめやかなりし
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ひさびさに ちま猫ちゃんの「おきてニャーン」 起きるよ食べるよ チーズ蒸しケーキ/アップルパイ売り切れ
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手につかみ 口に入れたい 孫三女 満面の笑み 見とれる時間
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君だけが全く違う輝きを放っているんだ何てこったい
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やっとこさ子らの進学準備終え次は自分の異動の準備
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青バナナ吊るし置くうち黄に熟し やがてあばたの天人五衰
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炎症が どこか臓器に あるような けだるさ続く 花の咲く頃
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一粒の 雨も母には 許さじと 傘傾けて 春の畦行く
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膝リュックあれば落ち着く猫好きは重さ恋しい4kg程の
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ドラえもんわさびになって久しいが 母の声マネ変わらずのぶ代
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給食は残さず食べるべきなんだああそれなのにキノコが見てる
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駆け回る 子を先生が 追いかける その歓声よ 未来に続け
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ボイルイカ我の旨みが欲しければ海まで来いと白く横たえ
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ぬくぬくと  背に受くこたつ  画面には  アフリカゾウガメ  われが映れり
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市役所は どこですかと問う 留学生 まっすぐな瞳に エールを送る
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闇の中  ランタンひとつ  ともしおり  音の波間に  夜は深まり
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春の雨 まだ咲きめし桜花さくらばな 散ることも無く しとど濡れつつ
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妙な音してたサンダル買い替えて父の足音くっきりとする
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できるだけゆっくり咲いてと願かける、つぼみふくらむ通勤路にて。
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言葉にしたら 壊れそうなこの想い もどかしさ抱え今日を過ぎゆく
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花時雨はなしぐれ 桜花爛漫 手を貸しつ 我のこころも潤していく
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雨冷うれいては籠って癒す欠く薬どんより縛られ行けぬ病院
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あなたへの届かぬ想いしまい込む朝の光に桜ちらちら
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犬心いぬごころ 乙女のそれより度し難く 或いは春の男心か /本日の愛犬
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革靴をスタッカートで刻みつつ春の足音追いかける道
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2注意3警戒4危険表示横目に行く雨後の早瀬は/白波立てて
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一時いっときの気の迷いでもいいじゃないおかげでわたしここで生きてる
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春星はるぼしや  月に負けじと  またたきて  空に希望のぞみの  流れ星かな
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