五首詠んで語尾の母音が「あいうえお」気分を上げるポーカー気分 (+「ん」)
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やるせなくあわれでとてもやりきれぬ洒落しゃれにもならぬこんな結末 /京都男子児童に合掌
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愛のない単なるオスの事件には同時代者はついてゆけない
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山吹の花をかはづと惜しむらむ春の終りの井手の里人
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目覚めると 隣に君の息 足元に寝てたはずなのに 寂しかったんだね
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生足のミニスカ娘に気を取られ 狸寝入りは薄目を開けて
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車窓から 過ぎ去る雲と長閑なる 田園風景独り眺むなり 
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いつの間に肝っ玉母さんになったよ 三児の母は我が目にまぶしく
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去年「こぞ」残す羽を清めて新風のありて凛々しき扇風機かな
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チェーン店 建設予定地 草茂り 春深まれど 冬眠中か
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核見えず 通せんぼする海と陸、意地悪捨てて和ぎ給えよ
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日曜の 公園にぎわう 家族連れ 弾む声聞き  平和よ永遠とわにと
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手に触れてカチャッと嵌るカラクリで筆を持つ手は歌を綴って
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先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
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新緑に皐月の花の咲きめて青空仰ぐ紅ぞあざやか
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純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
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目が合って 吾は目を伏せ 彼女笑む 半世紀過ぎ 幸せであれ
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座している 雲の間の 太陽や 少し歩こう 時に任せて
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屍は衆人環視の荼毘に付し 川に流して輪廻に託す
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親ごころ尽きることなく病める子と代われるものかと思いこそすれ
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新緑の 銀杏並木を 作る手に心も温み安らぐ都会
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いろいろな言葉を照らす花達に励まし貰う自転車の旅
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見上げれば 朝陽に照らされ綿の雲 萌黄もえぎの葉のにふんわり浮かび
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たまたまに被るテーマのおもしろき誰かと誰かのコラボレーション
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コンビニの 跡地にできし 家族葬 高齢化なる 我が家近く四軒
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雨粒に 打たれ濡れるも 乙なもの 早目の風呂で 贅沢気分
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母の年齢とし 越して今なら分かること 親の心と子とのギャップと
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無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君とオレンジ色のパンジー似てる
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喜びも 絶望さえも 見下ろして 医大の前の 銀杏は青葉
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ワッハッハッハッハ楽しげな声こだまして山は微笑み久々の晴れ
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