ふんわりとそら豆包むゆりかごをグリルで炙って棺桶にする 

僕だけに見える天使を捕まえてまぶたの裏に閉じ込めたいよ 

Lサイズポップコーンを抱きかかえ、彼女が掴んで僕の口に 

君の願う 優しさがとても冷たくて 泣きたいときに泣けたらいいのに 

もう一度あの人に会えますようにピアノをやめるニキビを潰す 

百円の 恋みくじにも すがりたい 

首元にあなたがつけたキスマーク日々薄くなる あたし、生きてる 

人間を傷つけたくはないのだが制度の顔をして立たれると 

あなた行きいそいそ乗った環状線 思い馳せては食べるドーナツ 

つらい夜にあなたの腕の血流と引き換えに得るやさしい眠り 

さよならの合図のように手を振った紅葉もみじが落ちて地面にねむる 

悲しさに埋もれたくはないけれど、なんか疲れて、ほんと疲れて 

伝説の勇者になるのは僕だけどもう少しだけお昼寝させて 

上下巻旅をする気で頁めくるバスからの景色挿絵となりぬ