地震さえ怯まぬ安堵覚えたりマクドナルドの人の気配に 

はじめての孤独を告げるまだ暗い午前の居間は青に充たされて 

店ゆくごとペンを買う我いつもいつも もの書きする為大志抱く為 

カンカンカン幼き頃は踏切りの音聞けば即電車見に行く 

まっすぐにケーキを切れたあなたなら海もまっすぐ渡ってゆける 

コーヒーをおいしく思い始めたら僕は子供でいられませんか 

ひとつきに一度読みたい本がある二度と会えなくなる人もいる 

Objective-Cも理解わかっていないのにgo toてふ名に感じる邪悪 

傷がつきやすくなってきておりますやわらかい布で拭いてください 

おとうとがいなくなってもなめらかにわたしをお姉ちゃんと呼ぶ母  

人間も消費期限があるらしい暑すぎる夜に朽ちるアボカド 

父母がわたしをなした年齢を越えてやりたいことばかりある 

明日の色 見知らぬ色の東京を わたしの代わりに届くエトセトラ 

そんなとこ停めんじゃねえよと言われてもページをめくる隣りもPで。 

一足ひとあしも君の世界に入れない そっちは土足で上がり込むのに 

場違いと思い生きてる人がいま意外に多いと知ってましたさ 

たら、ればで、言えばわたくし、たらでして、死ねば何かが世に生まれたら 

すこしだけ遠くへ行ってみたかった裏切るつもりなんてなかった 

はじまりは東のかなた濁りは融けたいのちを終日ひねもすながす 

神様のおやゆびの爪にしがみつき世界観からはみだしている 

遮光して光を亡くしたその部屋でコーヒー豆を挽いた午前五時 

動きたくないけど無理に起きあがる ヒトも冬眠できたらいいのに 

まよなかの店頭に投げだされている異常に安いシャインマスカット 

なみなみと注ぐ愛情の中でも 悠々泳げる 君で良かった 

会えない日指折り数えて溜め息を 今夜もホットミルクが苦い 

松茸の香りと違う美味な香よブナハリタケの炊き込みご飯  

母の謎知らずに擁護したくなり何も知らずにupしてゆく 

『入籍しました』幼稚園以来の友へ「これからも友達だよ」 

カマキリがヒョコタンヒョコタン跳ぶ昼間「雨が降りそう」「早く帰ろうよ」 

不安なことがある時はお酒を入れて全部忘れてしまおうか