髪の色かえてみたんだ理由はねなんとなくって笑ってごまかす
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あたたかな笑顔の人は花のよう 引き寄せられるミツバチの私
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クレーマー 笑顔武装えがおぶそうで 頭こうべ下げ 心は下げぬと誓う夕暮れ
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裸眼では 像を結ばぬ 瞳には 一重桜も みな八重桜
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毛を刈られ風呂で洗われ乾かされ、褒美お肉を貰いすやすや眠る /本日の愛犬
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愛しい子、世界で一番大事な子 どうか隣にずっと隣に
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冬の間にどれだけ踏もがクロッカスちゃんと芽を出す花咲かす
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山を行けば幹に苔生す桜ありて少し咲く花に風は冷たし
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ホームセンター、ドラッグストア、スーパーに百均、近くにあれば良いよねぇ
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咲きほこれる蝋梅の万花に雪つもる冬の名残か弥生三十日みそか
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不特定多数一般など言うがそこに入っていない気がする
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詠み始め五七五から進まない季語もないので句にもならない
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「癖毛だから梳かない方がいいですよ」店員さんお兄さん そりゃ偏見ですよ>美容院。他の店員さんは梳いてくれる‥(指名不可チェーン店)
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梳かないと日本人形になるんだよ〜 梳いてもたいして変わらんけどさ〜
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嘘をつく事が苦手な 僕だもの 君の前では 隠し切れない
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桜花かの人待たず散りぬるを遣らずの雨の泣きそぼりおり
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ランドセル背負しょい ソメイヨシノを横に 写る幼きと若き母
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小腹すきカップラーメン啜る午後 熱々スープ全部飲み干す
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垂れ込める雲重たげに山の端を覆い雫が里に滴る
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苺たち良い顔をして並んでて買ってしまった!そわそわ帰る
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ヨコハマの雨濡れそぼるマリンタワー さくら色ライトアップにて春を告げたる/友人の写真より
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入社時に買った電卓四十年 役割終えて共に帰宅す
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米騒動みずほのくにの名も虚し 御救米おすくいまいも焼け石に水
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雨の日もレインコートで歩いたね ひたすら眠る老犬愛し
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決まったよ義姉あねを託する「後見人」安心の側に寄せくる淋しさ
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普段なら買えぬ ピンクのガーベラを 「春」を理由に 客間へ迎え
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あて所不明で戻ってきた手紙 送られなくてよかった手紙
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欠品になるかならぬか夕暮れの走れメロスの如き納品
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菜の花の黄色い波を道として歩きほほえむ恵みの春よ
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里芋の畝作りには暑すぎたそんな三月二十六日
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