両手に花 よりも両手にねこがいい 右と左に もふもふがいる
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クリスマス 若い夫婦と 子らの時 サンタの恰好で 盛り上げる我
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北海道の 友の身がまず 案ぜられ 挨拶とともに メッセ飛ばせり>地震
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積読が崩落するか無事なのかまず気にかかる震度4かな/無事でした
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八戸の長者の森の園庭の 鬼胡桃の実 なゐに落つるや(息子が通った幼稚園)
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住み慣れし 街に明かりが 灯る時 過ぎゆく時の 早さ身に染む
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吾子からの 包み開ければ ブックカバー い草の香り 心落ち着く
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健診を終えた安堵の空腹に熱いお茶漬けご馳走となり
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冬なのに 冷たいおろし 蕎麦食す 冷えた体に 気合がはいる
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想定を 超える時間の 会議終え 残務処理し 日付変わる夜
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財相がバブルな巻き髪こだわりて 女性支持者の嘲笑を買ふ
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おはようのキスを わがに チュッとする けさは さむいね おててないない
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文庫本二冊とラジオを戦友にあさって受ける手術に臨む
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ぽけらーと 年賀状作りつつ 鍋を煮る タイムテーブル やっと出た出た>FNS歌謡祭・第一夜
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寒き夜 湯気は昇りて ぬるき湯を  追い焚き使い 冬は長き湯
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友の妻ギラン・バレー免疫暴走で夭折す げに恐ろしやワクチンの痕
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休暇得て午前の二度寝に目醒めれば 三十路に還った心地になりぬ
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ギリギリで 朋友ともへの小荷物 思い出し あんころ餅を そっと忍ばせ
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ねこたちは なにかおくれと にぎやかに はしりはじめる 午後四時半かな
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吾なりに ベスト尽くした いちにちよ しょうが湯くらいは すすってオッケー(寒いですね)
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千葉県は「ダサくて棲めんと」熊までが 馬鹿にしおって腹の立つこと
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裸木に 雀とまりて 帰り道 さむいね さむいね はやくかえろう
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鍋完成 ぐったり座り 母からの 連絡を待つ リハジムの日
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隅っこで働いてみる心地良さ 城は鉄壁 穴熊囲い
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さりげなく 月が綺麗と 言ってみる あなたの心と かくれんぼして
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歌時雨うたしぐれカタカタカタと冬の声こたつ恋しいひとりの部屋で
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目玉焼きつぶれたけれど気にしないパジャマのままの休日の朝
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「伸びたのがうれしい」 ピザのチーズらし となりテーブル 土曜のサイゼ
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朝日差す秦野の山に雲の影 照る山肌の蒼と赤かな
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「クリパとはなんぞ」と訊けば 女房の ここぞとばかり 語るぞ悔し
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