「一月は行く二月逃げ三月は去る」とことわざまで残るほど/同感
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病院へハート舞う風 並木道 帰りにケーキ春のご褒美
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足るを知り 自然に合わせ 乗り切るか 学ぶことあり 昔日の知恵
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言の葉の行方見失う夕まぐれ 私はどこへ帰るのでしょう
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ジョーカーを引いてしまってトランプの引き際見えぬ切り札虚し
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キッチンのセンターライトに照らされて父の栄誉へ酒を汲む小夜
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早々の 南風はえは不気味な 調べなり ガタつく窓と 去る時を待つ
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「天才」と気軽に言ってくれるなよ努力してるし見せないだけで
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次々と高価たかい握りを頬張りぬ 株で儲けた米寿ははのドヤ顔
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花色の多き水面に鯉ゆれて春風へ抱く命のあかり
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吾妻山 種蒔きうさぎ 身を切りて 土を潤し 農の始まり
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麦茶でもおいしいものの日本茶のわずか葉酸とれるうれしさ/ペットボトル除く
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どっちでもいいよと笑う春の日の 僕の脳内ずっと文化祭
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長袖のシャツをまず脱ぎ汗拭きの準備ととのえ食ふ辛ラーメン
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またひとつ着ている服を薄くする桜青空六月の陽気
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ルビーレッドキウイの季節がやってきた 紅く紅く紅く あまき果実よ
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卒業の子と入学の子の在れば涙の親はスイートピーかな
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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コローの絵の 如き森なり 金色こんじきに  かすみて暮るる この夕雲も
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青色の満ちゆく花の波に浮く家を守れる芝桜なり
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雛罌粟のはや一輪ぞ叢に 花の野分の去りし卯月に
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雨しずく乗せた桜と新緑を朝霧つつみ惑う胸のべ
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仕事終え雨のレーダー待つ河童どうせ降るならバチバチ駆けて
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「ありのまま」「アリのママ」だと思いつつアナ雪歌う三歳の君
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今日こそは必ず病院行かなくちゃ誰も叱ってくれないからね
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正解を欲しがったからあげたのに納得しない顔してやがる
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スーパーの 待合喫茶に 聞こゆ声 病と年金  身に詰まる午後
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隙を見て羽を引き抜き消ゆなれど我を見下ろす雲が貴女だ
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もしキミが追って体験できるよな歌ができたらシェアな微笑み
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まだ要ると買った灯油に高い値と言えば油屋苦虫の笑み
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