笑ってるだけで幸せ感じてる きみに会えた日心はぬくい
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その花を咲かせる種はどこにある? 追い求めても見つからぬまま ②
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干上がって 茶色だらけの ダムの底 いにしえの村 姿寂しく
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オレンジに熟すクチナシゆらゆらと枝葉の揺れる風冷えの午後
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老梅の萎えし枝にも雪積もり 冴え冴えと立ち大寒迎ふ
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少しずつ降ってはつもり深くなるそういう冬に戻ってよ雪
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ごま団子甘く噛みしめ向かい見る 未来の僕を診るクリニック/団子屋の向かいは糖尿病クリニック
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雪景色 君への想い 降り積もる 春の訪れ まだ先にあり
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洗濯機音をたてつつ暴れおりこのまま外へ飛び出す気配
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ヨイショーと声を掛け合い杵を振るぺったんぺったん美味しくなあれ
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不合格通知で折れるナイフなら 今の私が研ぎ直すんだ
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叔父さんを何度殺せば済むのかと叱られていた奴思い出す/嘘ついてサボる
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年月ねんつきはもちろんのことこの 頃じゃ時間まですっ飛んでゆく
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降り続く新雪の上点々と猫の足跡よく生きておる/野良猫
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大切な契約する日は吉日に 人には言わぬがついこだわりて
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新しい メガネをかけて 出かけた日 気付いてくれる 友の一声
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ニッコリと営業スマイル手を振って真顔に戻るサロンスタッフ
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列をす 灯籠のあか燈火ともしび 古き和風のイルミネーション
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よどみない圧倒的な語彙力で会話してくるギフテッドの彼
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不機嫌に睨んたような顔になる それは良くない老いひしともがら
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民衆少なからず飼はれたる故に此処に危機あらざる今は
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億に一つ生まれる僕らは超幸運みんな持ってるラッキーの種
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あの人に惹かれ過ぎてる 輪唱で同時に歌い終わるみたいに
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人生に再び咲かせたい花は ほんのりと清楚に香る花 ①
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土曜日の朝はロイヤルミルクティー 東京ばな奈のレーズンサンド
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ねこ病院 ちょっとさむいから まふらーを 巻いて行こうね じてんしゃさんで
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遠ざかる特急見送るポケットで入場券はチクリと刺さる
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如月の朝の光は春近し 夜泣きの孫も一年生に
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生きるって<その時>までのルーティンと詠めば目にふと梅のほころぶ
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這ってでも見たい絵画はありますか。 共に向かいましょうパトラッシュ
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