雷鳥は京のみやこに舞ひおりて 賀茂の水辺に羽を休めり
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採血のあと 痛々し ちま猫ちゃん 3.9キロ もっと食べよう
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親なんて自分を棚に上げないとできないものとつくづく思う
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本棚の上から 広辞苑落ちてきた あやういところで 頭には当たらず>震災の記憶
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一日で 十五度の差は辛いけど ぬかるむ庭が少し嬉しく
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揚輝荘 新年茶席 穏やかな 小春日和の 冬のひと時
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百均の毛糸じゃ上手くならないと言われて気付く解けゆく撚り
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手のひらは何かを掴む為なのか柔らかき頬包むためなのか
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齢二十歳取り柄はないがのうのうと生きてる僕はたぶん景品
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寒晴や 物干しに ベランダ行かば 鉢植えを旋回す冬蜂
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「今や癌は二人に一人」その一人自分だなんて思いもせずに
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むすめとの 夜のデートは 本山で 旦那の愚痴を 肴に飲んで
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本当に 大台切れそに なっている しばらくカフェオレ カロリーハーフで
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しゅっとした振り袖娘は彼氏付き やっかみ目線で脇見運転
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ぜんざいは ないけど 鏡開きなる 海苔を目当てに チビ猫 寄りて
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二十年前はたとせの歌はあの日を連れて来ぬ 若気の至りふと苦笑い
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冬と春繰り返すよに降っちゃ消え降っては消えてこの冬の雪
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甘き色 洋菓子のごとき 薄桃の 薔薇に頬寄せ 爪を塗る夜
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うなだれてソファに動かぬ人のあり 笑み控えたり 総合病院
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初雪は見逃したかもしれないが 心願成就は 叶うのだろか/ハガキは来ました!
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世界観?ひとりちっぽけ井戸の中 出れぬ井戸なら潜って海へ
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BMI だんだん減りて 23 日々の腹筋の 賜物なりや
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大井川鉄道夢の吊橋を渡れば夢のよう夢ん中
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いちごの日 あまおう苺のヨーグルト 食べてもだれも 文句は言わない
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かーてんを あけるとチビ猫 おりてくる 「ひめべっど」なのよ おきにいりだよ
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おみかんと トマトスープのパスタ食む 左手の桜ネイルだけ 塗り直し
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初雪が名残りの柿を白く染めめぐりそこねた季節を隠す
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おさなごに わかってるってば! 言い返し わかってない親 日本代表
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うどんすき鶏と生麩と白菜と 餅とえび芋これが上方かみがた 
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ガスと塵 圧縮したら原始星 負の感情も圧縮、圧縮
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