桜咲き 浮かれ気分のそんな中 北国にまた雪予報あり
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春駆ける愛馬いっそう逞しく自ら掴む勝利の予感
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ひそやかにつぼみ膨らむ縁側で犬のあくびも春に溶けゆく
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牛食べて  豚食べたら  鶏食べて  なみだの数だけ  上がる霜降り
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丸木橋 怖がる祖母を 軽々と 抱きあげにけり 野分吹く日に /祖母を恋ふる記
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旅立ちの 季節を迎え若者よ 大志を抱け大海出でよ
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春分しゅんぶんを  過ぎて日差しに  ちからあり  零度れいどまで浮く  朝の気温は
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三連休  土曜出勤  つゆ知らず  凍てつく朝に  仕事向かう
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まほろばの春の国ゆくこどもらに二輪三輪はなの寄り添う
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どうしても着けたいピアスを買ったから 自分に穴を開けているのは /「お洒落」「理由」
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ぼた餅はご飯だろうかお菓子かな?食事で一つデザート一つ/お昼にいただきました
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母猫は二匹の娘と野良化して 花咲く頃も姿を見せず(だんごさん、同感です)
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廃業の 塗装屋の壁に残されし アンパンマンとミッキーのあか
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曇り空どうかわたしの心まで圧し潰すなよお願いだから
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おむすびをリュックサックに放り込み 勇んで来たがまだ一分咲き
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鶯のひと声乗せて花筏ゆらりゆらりと桜餅ひとつ
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膝リュックあれば落ち着く猫好きは重さ恋しい4kg程の
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「詠むと読む」遠き銀河の星と地球ほし 恒星ほしには無いんだ花咲く土が
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父母の 墓に詣でぬ 怠りを 詫びつつ淋し 彼岸過ぎゆく
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ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
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晩年の母 慣れぬ手つきで嬰児ひまご抱き ひろがる笑顔最後の写真
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誰も彼も敵に思えて身構えるそんな自分が一番の敵
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墓仕舞うおのこかいな休めるは仏法僧か 裏高尾、春
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春彼岸 息子の隣ちょこんと正座 ちさき手合わせ神妙なきみ
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頼らない僕らは孤独でストイックひとり遊びに長けてしまって
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花びら追い はしゃぎ跳ねてた樹の下に  袴姿の君 凛と立ち /卒業の日の孫へ
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何ぞ故 我の人生 ままならず とりあえず寝て 明日の我なり
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届かない 痒い背中のもどかしさ アマゾンプライム孫の手届く
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見初め合ふ二人は小さき庭のなか幾多ある庭知る由もなし
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好き嫌い「憎悪」は枯らす木の幹を「慈美じみ」は梢に小鳥を呼んで
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