牛乳のパックを白い衝立ついたてに豆苗そわせて春の陽増し増し
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過ぎし日に 土筆の袴 子らと剥ぎ 湯がいて食した春の味わい
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ブラックに良いね押しちゃう私です真っ黒な意地をジョークで落とす
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これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
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春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
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流れ着く果てを知るのか雪解水急ぎ急ぎて目指す下流の
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我が足に 頭のせぐっすり眠る君 痺れがきても 動けず我慢
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梅残る彼岸の墓に香焚けば此岸のにほいの風に吹かるる
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軽トラの 荷台に転がる泥葱を 「食うか」と笑う翁のありぬ
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駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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窓際の本のページ パラパラと 読み進めていく 春の清風
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標準語しゃべる男の声だけがローカル列車の旅をじゃまする
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春浅き君住む街にほおき星 欠片を追ひて永遠の歌詠まむ
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午後七時立ち食いそばで一人づつ 言葉交わさぬ背中、背中
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春彼岸義父母の墓へ菊の花 我関せずの夫は誘わず
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仏壇の蔭に身を寄す蜘蛛の子よ まわれ右する掃除機の先
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今年もまた 感謝の想い伝え来る 墓に春の陽降り注ぐ朝
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いや、いける。筋肉が落ちか弱いが「進め!」と鼓舞し歩き続ける
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通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
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目に見えぬウィルスと戦う人がいて見えるが存在しない星見る
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雪溶けて  冬の女王  やぶれたり  長きトカゲも  春に這い出す
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「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
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春もみじ紅き新芽の妙なるや朝陽に愛でし仲なればこそ
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一人城 引き揚げてきた三男の 荷物が我が家の居間占領し
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3時間2万歩歩いて消費した 脂肪はたったの82グラム
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待ちまちて春が来たなら何しよう花見・野歩き・友のお見舞い
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罰なんて今日まで信じて居なかった舅が首を吊ったと聞くまで
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池の島松ヶ枝に立つ白鷺に 射竦まされて暫し動けず
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物乞いの 子らいる国に みっちゃんは ただ愛おし慈悲と 日本を乞うて
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そう言えばガッツリ頭打ったよねこんもり腫れたかさぶた頂上
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