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とりどりの薬飲む母「ジェネリックさまさまやな」と元気な声で
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樹に生りて赤き果実の一粒や咥えし鳥の発ちて夕映え
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麗らかな陽射し翳れば瞬く間 冷える足先 冬を告げをり
21
冷ややかに主治医の口から流れ出る『脳血管性認知症』
21
風もなく 小春日和続く
初冬
(
しょとう
)
未
(
ま
)
だ秋でいてくれる霜月
21
かなしみをふきよせたよな冷たあめ 秋のおはりの冬のはじめの
20
一人暮らし大枚叩いて犬を飼い仔猫を拾いて家族生まれし
20
数日を朦朧として終えた悔い早めの風邪薬から飲まれる
20
堅豆腐こんぶを敷いた湯に浮かべ 沸かぬ手前で弱火にゆらし
20
杖たより丸太階段登りきれば余呉湖に映る紺青の山並み
20
そこにありて 草木の陰に 冴え冴えと
泪
(
なみだ
)
に映る 野菊の
彩
(
いろ
)
よ
20
縁語とか 枕詞とか入れたくて。 なかなかハマらぬ 「旅」と「足袋」の字
20
銀杏
(
いちょう
)
の森 緑から黄に変わる頃畦道に列 黄葉祭り
20
小春日の連休なか日インフルで寝込む夫に林檎剥く午後
20
家を出て目指す先には鬼ヶ島 犬、猿、雉に出会ってみたいね
20
枝打ちて寂しく映る木々たちは根と根で繋がるネットワークで
20
チビ猫は さいきん べっどの
じゅうにん
(
住人
)
で ちょっとやそっとじゃ おきてこにゃいの
20
気がつけば駆け出していたあの頃の無闇に明き三日月の夜
20
入口の 小さな白い 喫茶店 バナナジュースは 初恋の味
20
同僚
(
とも
)
からの 旅の土産に 温もりぬ 忙しくとも 足痛くとも
20
三日月が 冴え冴え見下ろす 南の空 明日もこの月を 一緒に見よう
20
赤信号 ぼぅと眺める その先の 街路樹濃ゆく ワインレッドに
20
公人と テーブル囲み 飲む酒は 勉強になり 話題が絶えぬ
20
笑うこと教えてくれたあの人の背中はいつも哀しげだった
20
娘からこれがいいって頼まれた肩まで包むネックウォーマー
20
祖母の兄うた愛せしと母にきく父の手術の終はりまつ窓
20
じいちゃんの 柚子割り酎ハイ孫真似て シーツに描くは香る世界地図
20
明日何着ようかなって 考える 黒は着たくない ほんとそれだけ
20
傘ほどきかざしてみたらちりちりと 冬の小雨の音やかそけき
20
野薔薇
(
のいばら
)
は寒さに耐えて茎も実も赤くなりけり 空を見上げて
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