処方薬飲んでちっとも効きゃしない 咳に喉痛あぁ煙草吸いたし
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究極に荷物減らした旅支度 されど一冊「えいえんとくちから」
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白鷺は川筋舐めてフラフラと滑りバサリとひと掻き空へ
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あさゴハン やわらかじゃなく たべられた おかあちゃんもう それだけでいい
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けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
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夕焼けに重なる父娘の長い影今日という日忘れたくない
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空気澄み 星が輝く 秋の夜 片手にビール 紅葉散策
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パンドラの箱から悪霊飛び去りて 最後に残ったものは「希望」と
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密林アマゾンで見つけたケース収納は未開封 逆にお部屋を狭くしてをり
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歯車はギリギリ攻めてフル回転 キチキチ回る昭和のさが
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緊急の 仕事対応 カフェ入る メールに一言 いつもありがとう
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真夜中に母のトイレで起きる冬の寒さがやってまいりました
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何もなく致し方なくポタージュにレーズンパンを浸し食む午後
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初雪を覚えて幾年いくとせ生きただろう娘と雪が円舞曲ロンド舞う夜
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光射す海の水面の船影は蒼き月夜の夢の箱舟
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初除雪びちゃびちゃ重い滑らないああ体力が落ちて老骨/ハァハァ
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微睡まどろみて 列車は目的駅へと 車窓変わりゆきつつ近づき
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ほんさき心の棘の除かれて 見やる夕日の美しさ増す
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駅前の イルミネーション 連なった 明るい色に 寒さ忘れて
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辛いのは得られぬ事と思うから与えるだけの恋で止めよう
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たくましき ガジュマルの木に 宿る気に 活力もらひ 冬を迎える
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車窓から見える山々紅葉す 空気も澄んで水色の空
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七千首すごいすごいよねこ母様 愛があふれる歌の数々/おめでとうございます😊👏
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青空に映えて紅葉と柿の実がざわざわ揺れる風の冷たさ
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出かけ時 甘えて嫌がりウロウロと 流し目うるる 亡き猫ライラ
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アパートでこっそり君と十二年 僕の魂 猫色帯びて
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真実の強さとは何かと 胸に問ふ 一夜のさみしさ 耐えてもみせる
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良い時代ときを生きてこれたと微かなる安寧よぎる日もまたありて
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一階の猫トイレトイレ盛況大抵は飛散悲惨で降参な日々
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金婚の 呼んで 頼んで 金出して 来ていただいて 祝いの宴
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