わずか四十五分の体操もきつく感ずる七十五才
24
来年度 新たな組織 改定に 頭悩ます 適材適所
24
首輪なき自由な彼ら飼いならすあなたの言葉 蒼き電流
24
脳内の弥生時代の地層から 発掘される土器かわらけの数
24
母の愚痴 聞き流してたあの頃と 同じよな愚痴呟いてる我
24
春風しゅんぷうに 白旗掲ぐ 冬将軍 寒の戻りの短し二月
24
「ありがとう」の言葉を添えし春の花 墓前に供えあなたと話す/3月1日夫の命日
24
アニメ観るスポンジボブにトムとジェリーいつまでたっても「僕は凡人」
24
「トリセツはQRコードから」お手上げか息子からの荷物しばし眺むる
24
もう遅い気付けばずっと損ばかり馬鹿正直の成れの果てとは
24
短歌とは「受け手の文学」なるほどね目を閉じしゃがむかごめやかごめ
24
穏やかな 春風吹けばいそいそと 農具並べて「いざ出陣」かな
24
報道の「死亡」が夜には「殺害」と変わる単語の不穏な空気
24
未だ残る不安が滲む雨の夜は甘酸い梅酒に全て溶かして
24
寝ていたら日村カットにされそうになったと姉が⋯見てみたかった/笑ったよ♪
24
言の葉の渦巻く海に漕ぎ出せば千五百首は泡沫の波
23
コロナ禍の付き添い叶わず 母ひとり 置きて帰りしあの日の後悔
23
マクドにて単品ハムバーガー久しぶり 230円なりこれで十分
23
春の野辺 母と摘みしヨモギの葉 みどりの菱餅 遠き思い出
23
浅き春 カットしたての襟元を 冷たさ残る風が過ぎていく
23
AIに 貴女の魅力 伝えたら どんな答えが 返ってくるかな
23
引き取り手なき遺骨ギリギリ生活の目立つ高齢政治家は無視
23
ねこたちは きょうもぬくぬく ねむねむで シニアねこもまた 愛らしきもの
23
空回る心の遠心力だけで 空が飛べそう春が来ますね /「緊張」
23
木蓮はキャンパスの如き青空に真白き絵の具で描く早春
23
部屋咲きのハイビスカスに彩られ 冬のリビング早や夏模様
23
いく粒かコーンの甘み染みゆかむ 主なくしたカップ温め
23
こちらへと色あざやかに菜の花が 春を招くよ川辺の小道
23
艶やかな桜色した雛の寿司 男子も便乗これで酒呑も
23
痩せなきゃと 言いつポテチに 食らいつく この習性が 修正不能
23