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純白の桜の花と若葉萌ゆ斜光に風の共演へ酔ふ
23
機微の春さえずり心を震わせて土蒸す野花は夢に目覚めて
23
満開の桜に溶けて見上ぐれば知らぬ翁も我と並びぬ
23
クロッカス咲いてるならば福寿草咲いてるはずと南の陽受け/咲いてました
22
神経と脳を酷使の作業終え 家に帰って焼鳥と酒
22
間際まで宿題しない夏休み
爺
(
じじい
)
の今も変わっちゃいねえ
22
焼き鳥の 移動販売覗き見て 今夜の焼きは塩?タレ?悩めり
22
俯
(
うつむ
)
いた 心も顔は 上を向き モーツァルトの 確かな調べ
22
起き抜けにプリン蜂蜜ラズベリー目覚む命に瞳つむって
22
霊園の名前ついたる駅に降り枝垂れ桜の寺へと下る
22
窓叩く 雨音だけが響く小夜
微睡
(
まどろ
)
み辿る遠き日の記憶
22
桜木にそぼ降る雨の染み入りて薄墨さえも春のはじかみ
22
亡き人を 惜しめる如く 降りいでし 彼岸の雨に 顰(しか)むパンジー /挽歌
22
軒下の巣取り払われて渡り来しつばくろ二羽は電線にをり
22
選ばれる 国になるのか 日本は 足元がいま 覚束なくて
22
幼き日の 思い出詰まる生家の跡 今異なる人の歴史を刻む
22
梅辛夷桜山茱萸咲きますと言えば看護師楽しみと言い/訪問看護
22
真夜中の しじまを破るサイレンの音 近づきそして遠のいていく
22
君だけが全く違う輝きを放っているんだ何てこったい
22
老木は 虚空の光 宿すのか
桜
(
はな
)
の下にて 人は集えり
22
飛行機に乗ってここまでやって来て「臨時休業」なんで今日なの
22
今週の五枚のシャツに火熨斗かけ いろいろなこと平らに均す
22
春先は カイロと湿布の重ね貼り 腰のご機嫌伺うゴルフ
22
子どもでも描けそうな絵で印税を稼ぐあなたはやっぱり非凡
22
断片で途絶えた夢の深層の真「まこと」を探す目覚めの朝も
22
仕事終え 千鳥ヶ淵の 桜愛で お茶を一口 幸せ感じ
22
見間違ふ 良く似た星を 気遣いす 優しき方は 優しき詩人 /旧「麻だ。」様
22
思ふままソロ花見する楽しさよ日常離れて右手に酎ハイ
22
これ以上傷を広げないように泣くだけ泣いてと考えている
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ホーと鳴きケキョと続かぬ春時雨 軒の端伝う 彼のひとは来ず
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