結び目のある紐であやとりをする あの子のことはなんだか苦手
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欲しいのは熱量[J]よりも暖かさ
夜空に吸われて一人きり
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午前五時、揺れるカーテン、もうすこし寝てていいよと撫でる体温
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ああきみはきみへの比喩をつぎつぎとぬぎすててまたあんな遠くに
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風? あれは加速する蝶を追いかけてゆくひとびとの吐く熱狂
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風邪はもう治ってるのにまた休んで人生ゲームしてた。一人で。
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たとえ明日世界が終わるとわかっても僕はひとりで海にゆきます
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焼きたてのアップルパイがぼろぼろと崩れるようなふたりの最期
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水遣りを忘れないでね おもいでは放っておくと干枯らびるから
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見上げるとすべてが降ってくる空だ歓びばかり噛みしめよ 今
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