春の陽気のむる曇天の宵 ホットチャイラテ飲みつ待つバス/ミルクティー
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ラッキーデイ 君は私を 想ってる 綺麗な夕陽 見えているよね
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アスファルト化粧直しの雨上がり北風戻る通院の朝
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木の下の雪融け土が顔出してああこりゃほんと春だと思う
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春来たる 手毬の如く寝てた君 グンと背伸びし 空仰ぎ見る
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「かわいいね。」白にほんのり乙女色にじみひろがる梅の花たち
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わずか四十五分の体操もきつく感ずる七十五才
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首輪なき自由な彼ら飼いならすあなたの言葉 蒼き電流
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不可解な「男系男子」の宰相に忖度せしや沈黙の民
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野生種は種で増えては広がった今の苺はランナーが跳ぶ
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いたずらは得意謝るのは苦手似たもの親子並んで午睡ひるね
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あと5キロ痩せて綺麗に春までに! …決意ゆるがす菓子の誘惑
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畑終へて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
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にぎやかな孫らの声の届かぬに春一番吹くふたりの今日は
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幼日おさなひに部屋の片隅ボクひとり涙の跡は深きに眠り
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一日の終わり夜空を仰ぎ見て 命の不思議オリオンに問う
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並び立つ者などいない君ひとり誰もが誇れ己が命を
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伊丹発福岡行きの定時便 洗濯物干す我を見下ろし
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二月には春は来ないと思ったがどう見ても春白鳥が行く
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街灯が白き光の繭を編み人影一つ飲み込まる見ゆ
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春の雨 肌に戯れ付き 物悲し 恵みの雨は 別れの雨か
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言の葉の渦巻く海に漕ぎ出せば千五百首は泡沫の波
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コロナ禍の付き添い叶わず 母ひとり 置きて帰りしあの日の後悔
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「終わりたい」母の言葉の裏側に 「生」への切望見え隠れせし
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北風に抗いひとり咲く梅を 見つめて動かぬ堅き蕾ら
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マクドにて単品ハムバーガー久しぶり 230円なりこれで十分
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春の野辺 母と摘みしヨモギの葉 みどりの菱餅 遠き思い出
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佐布里そうり梅 星形をした 花びらが 春を伝えに 映えを彩る 
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母の愚痴 聞き流してたあの頃と 同じよな愚痴呟いてる我
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春風しゅんぷうに 白旗掲ぐ 冬将軍 寒の戻りの短し二月
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