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小春日の庭に五色のザル菊の薫りに迷い帰り蜂舞う
25
いつもよりゆっくりゆっくり歩いたら 山茶花の咲く垣に出会ひぬ
21
さっきまであの娘がそこにゐたやふな 薫りはかなし山茶花の宵
21
祖母の兄うた愛せしと母にきく父の手術の終はりまつ窓
21
枝先は柿色中は山吹の見とれるきれいが終わってしまう
21
愛は枯れ芽吹く春待つ土の中 雪の毛布でじっと目を閉じ
21
外干しは 昼までだったと 思い出し 浴室乾燥に移動グッジョブ
21
明日何着ようかなって 考える 黒は着たくない ほんとそれだけ
21
ポッカレモン 胡椒をたっぷり 振りまして レモンだれにて 餃子召しませ
21
黒すじをよけておろした縦割りの残さる大根何にしようか
21
血圧が母の痴呆を進めてるせめて私は「昆布生姜茶」
21
昆布出汁に生姜絞り汁入れるだけ卒業生の知恵を借ります
21
クリーム色のブーツで 落ち葉踏みしめて 小春日和は いとうららかに
21
一日にたった一度のお薬で脳梗塞を防げるだろうか
21
日中の友好を願い「大地の子」名優逝けど光る
霊魂
(
たましい
)
/ 仲代達矢氏を悼む
21
ハラハラと 時雨のごとく山茶花の 降り落つ花びら白く積もりて
21
日が落ちて カーテンしめて 月見上げ じきに満月 月餅食べよう
21
ねこの手に 左手重ね あたま乗り このひとときよ 永遠であれ
21
誕生日
素
(
す
)
のシフォンでは味気ない筒に隠すはお菓子か札か
21
二、三枚はがし艶めく白菜はまつすぐに立つ新聞のうへ
21
遅刻かと 急いた心に うた浮かぶ 飯とスマホの 迷い箸かな
21
濃い青にバサリ羽ばたく光る白鷺が旋回ひとつして去る
21
帰途の車窓 師走の宵は 既に闇 映るは乗客
微睡
(
まどろ
)
む席
21
外の風部屋に取り込み揺れている 1枚となる壁のカレンダー
21
学校の音楽室からもれてくる練習曲を月も聴いてる
21
納豆に日頃の苛々ぶつけても健気に美味い ごめんね。納豆。
21
街の灯が幸せそうに見える日は私がとてもちいさいからだ
48
適当に運動会をやり過ごし代休こそがイベントだった
20
三日月が 冴え冴え見下ろす 南の空 明日もこの月を 一緒に見よう
20
赤信号 ぼぅと眺める その先の 街路樹濃ゆく ワインレッドに
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