降った雪溶けてしたたる空晴れて春のようだな鳥のさえず
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打ち上げと 忘年会を 兼ねた夜 笑顔と酒で 過ごす藤沢
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少年の墓前に咲ける白薔薇の枯れて散りゆく戦場の町
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親友のような顔して近づきぬ カラスに諭す自分でさがせと
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大雪の節気にうれし小春日は きみいそがしき洗濯の朝
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銀杏の葉 かさりと踏みて 教会へ 神戸教会 ひさびさ・ワクワク
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その肩の 重荷をすべて下ろしなさい 主はそう言われる 仰せのままに
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九十九の母ナンプレを趣味とする 残りの升の割り振りに、笑む
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寒空に 水槽洗えば リビングで 金魚笑いて 上から見おり
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両手に花 よりも両手にねこがいい 右と左に もふもふがいる
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「膝栗毛」三日読んだら伝染うつります おゑど江戸言葉にべらんめ調が
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北海道の 友の身がまず 案ぜられ 挨拶とともに メッセ飛ばせり>地震
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いつだって職場の床は針の山 脳はプチプチ刺激に弾け
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津波への注意解除とラジオ朝警報聴きつつ眠りに落ちて
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馬淵川 櫛引の里 根城丘 なゐに震へし八戸思ふ
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ズボン脱ぎステテコいっちょで呑む酒は いかな店でも味はへぬ酒
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明日から日没時間逆転しやや遅くなるちょっと嬉しい/朝はまだ
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体温と 同じ温度の 鼻水が 気づかぬ間に 人中濡らす
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年末の挨拶回りの帰りがけ スコッチ一杯肴は夕陽
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シクラメン 冬の寂しい 窓際に 鮮やかに咲く 赤さ強くて
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銀杏の葉 踏みしめ 今日も ねことゆく 散歩道かな まだいい天気
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本番を三日後に控えた風邪引きに 我取り乱し大根かじる
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が慕ふ年長の友らおしなべて老ひの翳りを纏ひて寂し
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風に乗り 赤き蝶の如く舞ひぬ一枚ひとひらの葉は 菊の花壇へ
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初夏に見しクレマチス 初冬の今も咲くと知りぬ 師走の小春日
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いつもなら難儀するのに吾子来るとなれば次々献立浮かび
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風邪ひきの感染うつしあいっこ老夫婦 仲がいいのか、そうでもないか
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クローバーを 押し花にして 祈り込め こんなに可愛い ハートの形
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昔とはだいぶ変わった精神科 患者さんたち見た目が良いわ
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シュトーレン味のベーグル いと美味よ 成城石井の 値引き品食む
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