厳冬の日を重ぬ後 春の如優しさ感ず 気温十五度
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温かい 空気流れる うたかたで 心温もり また歩き出す
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いにしへの街道歩かば寒菊の咲く庭ばかり吾の里に似て
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銀色のスプーンに映る爺ちゃんの消えた記憶がまぶしい、ゼリー
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テーブルにこぼれた蜜を指で拭く かりんとう焼くよな午後が好き
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覗かれるリンパの流れも心臓も 夫にも亡父母にもヒ・ミ・ツを持ちし
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夢中になることがあるって 良きものだ ゲームの中でも 友は友なり
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冴ゆる冬空 ふたご座を追ひ 浮上しをりぬ 寒夜かんや更待月さらまちづき
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ねこケロり しんぱいのこる あさである おかあちゃんと いっしょにねよう
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優しい世界から零れた画鋲たち 踏まないように僕は踊るよ
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突然に降ってくる日もあるもんだ可愛い仔猫に傘を譲って
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切り替えは大事だよって カフェオレが しかし下腹部ずーんと重い
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咲くことの 無きクリスマスローズに 言葉かけ 三年みとせを経れば 今日つぼみ 持つ
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団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
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ちゃんとしたバレンタインの再燃を燃え上がらずも考えても良い
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寒空に 甘みを蓄へ春ほ待つ ほうれん草は深き緑に 
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真珠パールにも色と形はとりどりで知らぬ世界は海より深く
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許されぬ恋の道にはまりゆく暴君とハグ 民は迷ヘリ
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霜枯れの 大地に根を張る玉葱の 冬を乗り越え春を待てをり 
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だいじょうぶ子どもは育つ歩き出す母の手なんか見向きもしない (元不登校児の母)
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希望者は冬眠してよい法律を! ムーミン谷の例に倣って
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マフラーの隙間の頬と生足なまあし 紅潮あからむ朝に  風切るペダル
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愛に飢え金にも飢えてその上に置かれた道を這いずる醜態
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かざしたりふれたりしたり六畳の四人よりそう火鉢なつかし
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冬至より二十日ほど経た夕陽には 日増しに復す熱量がある
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今晩は豚バラ肉と大根の 鍋で胃の腑をあたためて寝る
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江の島に春訪るる如 咲きぬ睦月の ウインターチューリップ
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家族写真 いるはずだった 吾子の分 猫が一緒に 笑っているよ
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政局に 振り回される 三連休 解散見越し 先取り業務し
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手の甲に ねこがあご乗せ しんらいの あかしであるよ 時よ止まれと
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