感熱紙ゆえすりきれながらささやかな価値をぼやかしながら堆積
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「生まれたら負け」というのが市街地の鼬のようにひょっと出てきた
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ノンシュガー 気づくのが遅すぎたんだ 苦いコーヒー啜っておれは
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ビル街に溺れるきみをつれだしておしえたい息継ぎのやりかた
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もう溶けてしまった世界なのかもなスーパーまでに人を見てない
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どうしても食べられなかったパクチーが世界にあふれ草原になる
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アスファルト むごたらしくも
干からびて 狂った6月 雌雄同体
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父の声
寝耳に届く
「サンタクロースにnoshをお願いするのは今年までにするんだぞ」
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お前って
ねーちゃんいるの!?
すっげぇな!
XXの組み合わせは3400年以降は確認されていない筈では...?
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パソコンの短歌の空を旅をするごと書きあぐねてる吾忘れたる
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血圧は 夏場に少し 下がるらしい 電気・物価も 下がればいいのに
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窓際で 途切れ途切れの 羽の音 姿見せれば 逃がしてやるのに
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おれとうまくやれないやつもいいやつでただおれひとりがみじめったらしい
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千年よ俺を抜かして行ってくれ降り積もるだけが時間じゃねえぞ
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愛すべき”隣人”どもは全員ね花びらがごとくしゃくしゃにする(過去)
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罪なんて恩着せがましいことだろうお互い知恵に侵されただけだ(過去)
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Good Byeどうせならそれで終わろうか道が続いているようで
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