「ごめん」より「おやすみ」と言う大学生 許されているのは私のほうか
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隣席の シニア声張る武勇伝 方言飛び交ふ地元の朝なり
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またひとつ歳を重ねて背伸びせば逝きし友らの見た景色らし
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今日は満月 月のパワーを 受け取ろう 月にはうさぎ 地には犬猫
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「さよなら」はパンダの背中の模様のよう白黒はっきりしてなくて、冬
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この彼氏珍し苗字で盛り上がるすぐに検索便利なスマホ
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ニュース見てあっちの方で雪降れば春は近いと勝手に思う
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バス停でずっと待ってた青いクマぬいぐるみ 今夜は洗われぬくいお家で
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柿の木のすっかり落ちた柿の実も枝の先っちょ三つ四つ朱し
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夫婦喧嘩 年末年始も 変わりなく これが我が家の 通常運転
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我が妻の 悪口雑言 なかりせば 体調優れぬかと ひそかに心配
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往路では結構イケた我が母校 もしやの期待も復路で失速
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教会のお雑煮美味し おみかんと お菓子もついて 今日は100円
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今朝の妻 「あなたの親切 私迷惑」 寝起きの我に 刀一閃
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不従順を 叱りて鞭を 当てし事 悔やめば馬の 背を長く洗う
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初春の 何事もなし こんなにも 空 青くって たからとおもふ
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冷めぬよう湯船のふたを引き寄せてオイルサーディンのようにぬくまる
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銀色のスプーンに映る爺ちゃんの消えた記憶がまぶしい、ゼリー
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テーブルにこぼれた蜜を指で拭く かりんとう焼くよな午後が好き
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杖をつく爺ちゃん追い越す背中あり子供は風を連れて走るよ
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覗かれるリンパの流れも心臓も 夫にも亡父母にもヒ・ミ・ツを持ちし
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夢中になることがあるって 良きものだ ゲームの中でも 友は友なり
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冴ゆる冬空 ふたご座を追ひ 浮上しをりぬ 寒夜かんや更待月さらまちづき
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ねこケロり しんぱいのこる あさである おかあちゃんと いっしょにねよう
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優しい世界から零れた画鋲たち 踏まないように僕は踊るよ
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突然に降ってくる日もあるもんだ可愛い仔猫に傘を譲って
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切り替えは大事だよって カフェオレが しかし下腹部ずーんと重い
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言えますよ春の七草すらすらと秋の七草 はてススキとか
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ちゃんとしたバレンタインの再燃を燃え上がらずも考えても良い
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寒空に 甘みを蓄へ春ほ待つ ほうれん草は深き緑に 
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