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ていいち
(
定位置
)
で ねこたちまったり うとうとと きょうもさむいね ゆっくりしよう
21
午前四時 目覚めて月を探したら 孤独を溶かす 蜜のしずくだ
21
春が来るそれはよろしきことながら そのあとに来る夏がうとまし
21
眠りさめ 桜並木のやっぱりは雨降る朝を知っていたよう
21
秋は熊冬雪下ろし夏熱暑春なんだっけ防災無線
21
真っ白な空に光の穴ひとつ真昼の太陽ホワイトホール
21
名言の「めんどくさい」を言いたがる妻は女子する暇があり過ぎ
21
白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
21
加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
21
ソロキャンプ 一人で食べる ラーメンと 冬の空には 満天の星
21
あそび暮れ子らは家路に語らひの 山の端に入る けふの白雲
21
お返しもありがとうもないけれど 今年も
夫
(
キミ
)
にMeltyKiss/もう、慣れました笑
21
カリカリは盛ってあるのに隙ついて母の介護の飯舐める猫/常に狙っておる
21
物なんていらない君の言の葉が もらえるのならそれで十分
21
わが家ではいつしか序列二位となり妻のとなりは二匹の金魚
21
夕映えに
潮
(
しお
)
は満ち行く
七度
(
ななたび
)
の 転生せむと おみなでいたし
21
外出の意気地を挫く春の雪 十五時になり陽は差せど、なお
20
いつの日かウイルスみたいな言霊で人の悪意を浄化したいよ
20
東京は雪が拭った空の青彩度がひとつ上がったらしい
20
風邪をひく 学校休む 熱を出す 君からLINE 上がってく熱
20
夢の中 旧い手紙を かき集め はつ恋おもふ 中学の頃
20
吐く息の白きの見えず夕暮れにゆるやかに春迎えにいくや
20
積む雪を忌みし軽薄 若人の命を燃やすイタリアの地よ
20
花ひとつ新芽に咲けるサボテンの 人の痛みに寄り添わむとか
20
言語化はできないけれど諦めず突っ走る古希まだ若いから
20
冬と春繰り返し来るこの冬はまた雪解けてもう冬要らぬ
20
在りし日の夫の口癖「まっいいかぁ」 わたしが受け継ぎきょうも前向く
20
ユリの木は枯れ花つけて空に立つ春を忘れずかすかな芽吹き
20
すれ違う双子の姉妹のベビーカー微笑みくれて僕を励まし
20
もの床に置き始めれば際もなくゴミ屋敷へとなりにけるかも
20
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