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昼過ぎに
摂氏
(
せっし
)
20度超えたから雲引っ張って
躑躅
(
つつじ
)
膨らむ
23
「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
23
にぎわいを終えし桜のトンネルの若葉見上げつ老いの道行き
23
ながいことやってしまった『いいひと』のあくぬきするや竜泉寺の湯
23
コンクリを裂きて虞美人花匂ういのちはびこる魔性の少女 / 庭の境に
23
遠巻きの我を
誘
(
いざな
)
ふ桜かな寄れば触れれば歌に酔ひしれ
22
夫
(
きみ
)
が遺せし 山野草の鉢
其方此方
(
そちこち
)
に可憐な花咲かせ 想いを繋ぐ
22
曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
22
眠ってた 冷食ストック 呼び出して ランチのお供 赤玉ワイン
22
蝶を見てのどかな春に微笑めば
顰
(
しか
)
め面する畑の主よ/食害
22
透き通る赤の燃え立つ煌めきのルビーへ抱くあなたのこころ
22
さくら花命いっぱい咲きほこり散りぎわみごと夢の如くに
22
春の豪雨
桜花
(
おうか
)
一掃 新緑の季節へのいざない
一翼
(
いちよく
)
担いて
22
水泡
(
みなわ
)
こそ逢瀬のごとに透き通り 壊れぬうちに君を忘れむ
22
ひと椀に炙り真鯛と芹しめじ 葛出汁かけて柚の子で召しませ
22
冬物の羽毛布団を一抱え 丸め押し込むコインランドリー
22
匂ひたつ植物どもの体臭に 気怠さおぼゆ木の芽
時季
(
どき
)
かな
22
どこかにて 袂を分かつ 風なれど またいつの日か ひとつの世界
22
放っといた庭木柿の木紅葉の木放埒すぎる枝のやんちゃよ
22
一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
22
春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
22
はじめての 発表会にて サックスの 音色響かす
夫
(
つま
)
を見守る
22
オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
22
盲目の世界に一人彷徨いし病と別れ愛猫は逝く
22
添い寝する我の傍らにじり寄り片手を預け愛猫は去る
22
せいくらべ 孫は
夫
(
つま
)
より 十センチ 高くなりけり アスパラの如く
22
おさな子の手を引き歩いた野辺の道 変わらぬ
風情
(
ふぜい
)
若葉萠え立ち
22
夜
(
や
)
に割りて竹に光るや月の如 姫はなにゆゑ竹に入りてや
22
興味抱くモノは調べて読み学ぶわが身と人の明日の光影
21
昔日の夜 家族で団らん囲みし
時間
(
とき
)
何気ないしあわせ 今無きしあわせ
21
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