降誕祭クリスマス 泡立つ硝子の キャンドルよ トゥリーの陰の 異国の想い出
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思うまま綴る言葉は笑っちゃうくらい陳腐なわたしそのまま
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凛とした 空気の中を 通勤す 向かい風でも 日差し暖か
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今晩は息子が西より帰り来る 一升瓶を背中せなに担いで
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あごのした なでるとねこは よろこぶよ あたまもいいね せなかもいいね
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うたた寝に よき夢見たなと おもふ我 忘れられずにいる はつ恋よ
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あぁダメだ!こんなうたなど恥ずかしい!すぐに消しちゃう編集しちゃう
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幸せを見れば我が身を呪う身が続いておくれと思える悟り
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簡単らくなのにどうしてだろう動けないできない時はできないものだ
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薄曇り 冬至の早朝 ねこたちは 空を見上げて 何を思えり
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明日こそ明日こそはとただ今日を見ないふりする今日この頃です
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街角の喧騒の中立ち止まり「許してあげる」過去の自分を
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本日のアドベントティーは カモミール もうちょい寝ろと いふことらしい
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戸を開けるここぞとばかり猫たちが駆けるすり抜け戻る出てゆく
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ドアを開け夜気を吸ひ込み地下鉄は 百足のやうに節をくねらす
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君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
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客室の全てが彼の絵と聞きしK市に生きた「影川」の秋
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エッセンシャル トリートメント さがす夢 直訳しちゃう 根本治療
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カレンダー配り配られ年の瀬の 営業マンらの恒例苦役
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シャンパンを交はす つま 新婚のクリスマスイブにも この居間で
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「にんじんを星のかたちにしてくれた」娘の中に残る聖夜は
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50円のクロワッサンを 2個買っても いいよねべつに クリスマスだもん
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編み物に 気は急くけれど しばし仮眠 ねこたちみんな ねんねしている
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ほどほどに労を惜しまず生む利益「めんどくさい」に負けたら終わり
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南天の 雨に濡れたる 聖なる日 すこし休んでも きっと大丈夫
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規模拡大 新たな業務 連日の 視察と会議 寝不足続く夜
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今日も行く寄り道、抜け道、獣道、細き道ほど魅力に満ちて
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「年内は今日まで次は年明け」と「良いお年を」の年の暮れなり/ラジオにて
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緩んでる蛇口のようにポタポタと 秘めてたはずの想いが漏れる
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ヨーグルトのトッピングは冷凍に 手作りジャムやバナナにブドウ
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