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義父植へし老木なりたるイチジクの小さき実集めジャムにする朝
38
耳撫でるゆりかごのうた傷付いたインナーチャイルドが今日も泣く
17
魚焼き グリルの手入れが 面倒と 購入以来 一度も使えず
17
網膜のフィルター越しのセピア色 世界は眩しい羨むほどに
17
どんぐりが包まれ眠るベッドかなブナに寄り添ふ猿の腰掛け
17
「明」の字をいかに使うか思案中 「明星焼きそば」ふと浮かびたり(詠進歌・・)
17
すれ違ふ 白髪女性と 目が合へば 過ぎし日想ひ 互いひに
微笑
(
びしょう
)
17
亀にえさ自分もごはん けむり
喫
(
の
)
み 靴とベルトの色を合わせる(朝)
17
掬
(
すく
)
われて向こうに行けと流される小魚になり途方に暮れる
17
五十年丸めてポイと捨てるよに金婚旅行の部屋の屑入れ
17
会議場 百日紅で 彩って 説明を聞く 参加者の笑み
17
轟轟と
飛沫
(
しぶき
)
をあげる
滝雨
(
たきあめ
)
よ
雷
(
いかづち
)
の先に見える
龍影
(
たつかげ
)
17
一晩中 二人で想い 話きり 始発にのって 仕事へ戻る
17
ちま猫の にゃるそっく
さき
(
先
)
の あおいそら
かくにん
(
確認
)
したら せんたく・すたーと
17
老々の足音聞ゆ秋の日の慌ただしきかな金婚の旅/改
17
かっぱえびせん 梅の花びら のこってた 幸先いいぞ 来い来いハガキ
17
夢にみし母は吾の手離さじと 握るちからぞ胸貫ける
17
神様は 一所懸命な女子のこと あたたかい目で 見ててくださる
17
義実家の御守グッズ
梟
(
ふくろう
)
に 不苦労と掛け 我に持たせし
17
バスの中エスカレーター信号待ち五七五を詠める充実
17
好きな物持ってあの世へ行けはしない託したのちに灰は舞飛ぶ
17
遊び来て 狭庭に彷徨うキジ雛の よちよち歩き姿微笑まし
17
久々に友と話せばあの頃の 記憶さやかに甦りたり
17
ベッドの上
前屈
(
ストレッチ
)
したら ちま猫の 薄目のあいた 寝顔と目が合ひ
17
本人にその気なくとも年齢は老人だから敬っとくれ
17
カサカサと 囁く竹林 涼しげで 行燈の灯に 秋の空気を
17
秋茄子の光る畑や熟したる無花果見つつ通院の道
17
夜半
(
よわ
)
の窓
開
(
ひら
)
けば
露
(
つゆ
)
の香を含む風 鈴虫の
音
(
ね
)
部屋へ誘ひ
17
朝夕にデイ送迎車行き交えり老い人多き坂道の町
28
朝イチの美しき声はキミだった! ひょいと現る小さなコオロギ
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