ふと気づく ベッドの足元に ねこボール いつ持ってきた あそびたかったの
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君の来ぬ カフェで飲むホット チョコレート 帰れぬうちに 雪は吹雪ぬ
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漬物で たまご粥食む 冬の夜 月はまだ細く 新月近し
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古くなりお蔵入りしたあれこれを再デビューさせ使うこの頃/CDプレーヤーとか
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小憩中 土産分け合ひ 同僚と いちご大福 食みつ語らふ/いちごの日
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手を繋ぎ初詣ゆく若者の我らにはなき作法まぶしき
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さあ着いた半年ぶりの大阪や 呑む気満々五時から呑むでぇ
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この胸の熱き重みの正体は「逢えて良かった」と告げる一瞬
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あなたがさ別れる前に待ったのは『慰謝料いらん.!』の言葉だったか
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傾いた 店でパン屋を 営んだ アッパレ神戸の 叔母の生き様
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蝋梅に見惚れる吾に枝を切り薫りがいいよと手渡しくれる
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だ寝静まりぬ黎明れいめい 阪神を襲ふ震災 忘るるなかれ/一・一七
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新しきカレンダーにも慣れてきて若気の至りでなくなる今年
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オールディーズ聴かばはかど夕支度 湯気に隠るるバブルの昔日
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十一時、サンドイッチを食べながら「お昼ご飯は何」と聞く孫
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雪の中直会なおらえの菓子配り行き祓いの神事一つが終わる
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歌心 若い頃から知ってたら もっと上手に恋もできたね
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障害者?確かに障害!邪魔だよね(草)怒れず親を思って泣ける
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いつもとの変わらず過ごす人達へささやかですが「成人おめでと」
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強風の運び来る 春まがひの暖 片腕にて 出番を待つ上衣うはぎ
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いいねとて 褒め言葉とて お布施得る気持ちに近し 有難深し
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髪型を 変えたカフェの 店長を 気づかずスルー 乙女いじけて
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血圧の薬で少し冴えてきた脳血管が若返る母
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朝起きて 一番最初に 見るものは ちま猫ちゃんの のぞきこむかお
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人の世の 如何なる言葉 より君の たつた二文字ぞ いかに嬉しき
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新たなる 年の初めの宮中に 厳か響く歌会始 
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静寂を破りて急ぐサイレンを 無事であれよと見守る明星みょうじょう
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針の月なほ黎明の昊にあり 寒気にかざすつるぎのごとく
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いろいろとみんな終わってゆくものだあんな新しかったものでも
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降圧剤 父の記憶を小分けして 同じ薬をお古のケースへ
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