昼過ぎに摂氏せっし20度超えたから雲引っ張って躑躅つつじ膨らむ
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「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
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にぎわいを終えし桜のトンネルの若葉見上げつ老いの道行き
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ながいことやってしまった『いいひと』のあくぬきするや竜泉寺の湯
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コンクリを裂きて虞美人花匂ういのちはびこる魔性の少女 / 庭の境に
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遠巻きの我をいざなふ桜かな寄れば触れれば歌に酔ひしれ
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きみが遺せし 山野草の鉢 其方此方そちこちに可憐な花咲かせ 想いを繋ぐ
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曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
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眠ってた 冷食ストック 呼び出して ランチのお供 赤玉ワイン
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蝶を見てのどかな春に微笑めばしかめ面する畑の主よ/食害
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透き通る赤の燃え立つ煌めきのルビーへ抱くあなたのこころ
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さくら花命いっぱい咲きほこり散りぎわみごと夢の如くに
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春の豪雨 桜花おうか一掃 新緑の季節へのいざない 一翼いちよく担いて
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水泡みなわこそ逢瀬のごとに透き通り 壊れぬうちに君を忘れむ
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ひと椀に炙り真鯛と芹しめじ 葛出汁かけて柚の子で召しませ
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冬物の羽毛布団を一抱え 丸め押し込むコインランドリー
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匂ひたつ植物どもの体臭に 気怠さおぼゆ木の芽時季どきかな
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どこかにて 袂を分かつ 風なれど またいつの日か ひとつの世界
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放っといた庭木柿の木紅葉の木放埒すぎる枝のやんちゃよ
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一昨日まで 暖房いれてた寝室を ねこも暑かろと 快適おまかせ
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春光を浴びつ 商人らは憩ひ パックのジュース片手に談笑
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はじめての 発表会にて サックスの 音色響かす つまを見守る
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オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
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盲目の世界に一人彷徨いし病と別れ愛猫は逝く
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添い寝する我の傍らにじり寄り片手を預け愛猫は去る
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せいくらべ 孫はつまより 十センチ 高くなりけり アスパラの如く
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おさな子の手を引き歩いた野辺の道 変わらぬ風情ふぜい 若葉萠え立ち
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に割りて竹に光るや月の如 姫はなにゆゑ竹に入りてや
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興味抱くモノは調べて読み学ぶわが身と人の明日の光影
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昔日の夜 家族で団らん囲みし時間とき 何気ないしあわせ 今無きしあわせ
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