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失敗を数々刻み林檎剥く このひとときがすべて正解
24
「妬んでも泣いても良し」とつぶやきて私は私を許すと決める
24
哀しみは捨てずに抱く わが
肉
(
しし
)
の芯を創れる光なるゆえ
23
どちらから?二階の軒の端の端。見事な
氷柱
(
つらら
)
すぐ手が届く/なが〜い
23
室外機凍ってしまい来ぬ
温風
(
かぜ
)
を吹き出し口の下で待つ猫/定位置なのですが⋯
23
風花と見紛ふばかりの白梅の 幽けきかほり鼻腔で捉へ
23
わかるともわからないとも五十年 妻の不機嫌スイッチ居場所
23
やけ食いは 誰も幸せにしないけど プッチンプリンくらいはいいよね
23
キラキラと輝いていたつらら
等
(
ら
)
が白濁しては身を減らす午後/暖かいポタポタ
23
廻る寿司・茶碗蒸しなど召し上がれ(ご機嫌スイッチ押してみている)
23
朝日射す清くて強い眩しさに私は灰になってしまおう
23
熊猫たちちゃんと挨拶できたかな中国の言葉大丈夫かな
23
撫子の湯にぞゆるりと浸かるれば 疲れ溶けてく 明日も頑張ろ
23
ほろ酔いの父の土産は海苔巻きの 折詰手に提げ波平のよう
23
寒空にスズメは丸く身を寄せて陽だまりひとつ私と分ける
23
幸せに溺れてしまへば水の泡 夢中の海に酔ふ夜もあり
23
歌を機に
初
(
そ
)
めて用ひる言の葉衆
今
(
まだ
)
か
今
(
まだ
)
かと袖から覗き
23
通勤路 朝陽に道が照らされて 鏡のようで 怖すぎまして
23
守りたい、の「い」で拳を握りしめ 駄目な僕ごと未来へ放つ
23
繁盛を願ってお揚げで混ぜずしを生姜人参全て有り合わせ/仕込みを明日初午
23
豪雪に渇水などと裏腹さ さながら真冬の室内・戸外
23
「いい子ねぇ」 言われ続けて 癒着した 仮面気づけば 剥がせなくなり
23
寒空を ふと眺めつつ 月明かり 静寂な街 雪を照らして
23
ふらふらで何がどうだか解からずに高次脳機能障害者行く
23
歌を詠み 投稿作を 読むうちに拡がる 知識 行動範囲
23
五十四歳
(
ごじゅうし
)
の誕生日祝うラインあり幻なのか愛し人から
23
溢れてる 人とチョコに 活気あり 価格の高さ 我は引き気味
22
伝えたい 分かち合いたい つれあいの 既読のつかぬ トーク三日目
22
タンスの上 おおきい麩菓子が おちている あれ違ったわ 茶色のチビ猫
22
減税は子孫にツケを回すこと 割り勘負けを食らうは若者
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