ねこたちを ふたり同時に いだくこと 稀な幸せ いついつまでも
22
始めれば素早いのだが動かない動きたくないスイッチは何処どこ
22
冬と春 行ったり来たりの 境目が 幻想的な 夜明けの時刻 
22
重力に逆らって回せこの地球 美しさって後からくるね/五輪
27
はや過ぎて卒寿の兄の七七日なななのか供えの花は明るくまとめ
21
白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
21
垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
21
いつもならバレンタインデーバレンタインによく荒れた冬将軍の姿が見えぬ
21
また今年も ファミリーにゃ〜とが 我を呼ぶ まんまる焼きが 四角くなってた
21
萎れたるポインセチアの花殻を摘みて春光注ぐ如月
21
きさらぎのゆるき光に微睡めば朧のかなた缶蹴りの音
21
ゆで卵 つるりと剥けた その朝は なんだかわたしも気分一新
21
耐え抜いた冬を脱ぐごと洗車するために並んだうららかな日
21
白紙こそ最強の歌。泥を撥ね生きて戻った俺がキラーワード
21
朝の浜もう桜貝は拾えない流れて来るはプラゴミばかり
21
休日に伏して気づけば外は雨ようやく土に命の雫
21
「出したくねぇ、あんたの都合は聞かないよ」 腸が手を組む自律神経
21
圧巻だ安宅あたけに槍ふる橋の上ゴッホは油彩をねて
21
「とくりゅう」と「りくりゅうペア」を混同し さっき分かった私の世間知
21
ことさらに人恋しくてこの夜は朔の月さえ空になくらし
21
お汁粉は美味しいけれど飽きもくる 口が整う塩昆布欲し
21
「雨水」だと気付いただけでホッとした雨が降るから春が来るから/明日雨水
21
月面のゴルフボールが見えたとて人のこころの襞は見えない
21
同僚ともう春だねと退勤のみちみち話す空はももいろ
21
湯たんぽの ふたくわへて 逃げる猫💨 やかん吊るして 立ち尽くす我😓 /前編
21
雪辱を果す明日もいい天気Z世代がいつもライバル
25
名言の「めんどくさい」を言いたがる妻は女子する暇があり過ぎ
24
もの床に置き始めれば際もなくゴミ屋敷へとなりにけるかも
20
身を削り言葉の角を丸めれば雷避けるプロのわざかな
20
春想ふ 砂の丘へと伸びる影 そっと繋ぐ手熱を帯びゆく
20