やしなひし ぬくめたお粥「うんめえ」と 妻が遺した 最後の笑顔 /翌日介護終了
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とりどりの布で作りしお手玉や 祖母の手さばき鮮やかなりし
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「いいね」より温かいのは三十一文字スマホの中に咲く花の雨
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歌心 若い頃から知ってたら もっと上手に恋もできたね
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障害者?確かに障害!邪魔だよね(草)怒れず親を思って泣ける
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いつもとの変わらず過ごす人達へささやかですが「成人おめでと」
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亡き父が 鍬持つ傍ら描きしは 墨絵の達磨吾は短歌うた詠みし 
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強風の運び来る 春まがひの暖 片腕にて 出番を待つ上衣うはぎ
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半年に一度の経過観察は 生き抜くよすが 人生たび宿木やどりぎ
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いいねとて 褒め言葉とて お布施得る気持ちに近し 有難深し
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髪型を 変えたカフェの 店長を 気づかずスルー 乙女いじけて
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血圧の薬で少し冴えてきた脳血管が若返る母
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朝起きて 一番最初に 見るものは ちま猫ちゃんの のぞきこむかお
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新たなる 年の初めの宮中に 厳か響く歌会始 
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静寂を破りて急ぐサイレンを 無事であれよと見守る明星みょうじょう
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針の月なほ黎明の昊にあり 寒気にかざすつるぎのごとく
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いろいろとみんな終わってゆくものだあんな新しかったものでも
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星屑の 銀のきざはし 昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
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すれちがう受験の子らにガンバレと心の中でエールを送る
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滋賀びとが「琵琶湖は海だ」という気持ち ごもっともです確かに海だ
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いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
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その努力復興なんて言葉ではあらわせるまい三十余年
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忘れまいテレビの中の惨状にただふるえてたあの日の朝を
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このGはGoogleのGなんだってひとつかしこくなったとキミは
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土曜日の朝は フルーツ2種と決め りんごとみかんで 気合いを入れる
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スマホから指を離してひらがなの「やすみ」を飲み干す土曜のひかり
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冬日向まきの上には名も知らぬ蜂 黄金の腹動きたり
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早朝のコメダで憩う人々は 目覚めた顔とこれから寝る顔
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真っ赤だと褒められたりんご刃で剝かれ自慢の真っ赤脱がされてゆく
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シリコン製ハートモールド買ったけど本命チョコは娘にあげる
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