日常はデジャヴをループ時間の輪 鍵は誰かの輪のなか周り
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銀行用事済み ご褒美は はら屋のカスタード キミと食べよう お茶を淹れよう
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消化器は倒せばアワワ銀と立つ誰も触れない日々を見守り
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知らぬ間に流行り廃れる人たちの有象無象の欲が舞ってる
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皆が愛づ梅の花こそねたましや 水仙ナルシスはただうつむくばかり
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閉ざされた 我がこころへと 差す光 わたしを変えた 革命の訪問者うんめいのひと
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風ゆるみ人恋しくて水曜は宛先のない手紙を書く日
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ねこたちが しょてい所定のもうふに うもれてる きょうはさむいね まったりしよう
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吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
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曙光射し金色鈍く光る山浄土の色の漏れ出るよう/西の山
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夜だけの日に一度から朝夜あさよるへ飲み始めました花粉症薬
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見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
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あれこれと工夫されたるおかずより 普通のおかずがよっぽどおいし
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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梅の木にミツバチの飛ぶのどけさよ雪国の春も近いでしょうか
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右脚の弾痕示し戦争を 語りし父の享年を超え
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待ったなし先遣隊の春が来た 梅干しおにぎり持って行かなきゃ
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ひとり生えの花芽がまもなく芽吹く頃 夫草削るそれを遮る
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ケースの中 48色の色鉛筆 春の彩り 足りるだろうか
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みどりごの 握りしこぶし ひらくよう 春がつぼみを開かせていく
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やはらかな小春日和のぬくもりに 眠る氷河は空を夢見る
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浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手幼き紅葉
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僕たちが 不動と信じ すがるのは 昨非今是の 正義に過ぎぬ
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巡りくる回忌を前に 父の背中流すごと 墓にそっと水をかけ
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百分の一秒刻むパーフェクト 努力にエール 絆に涙/りくりゅうペア、金メダルおめでとう!
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どこ見ても 見るに堪えない 番組に ただ忙しき リモコン操作 / 自省自戒を込めて
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空青く風ばかり強く吹いている雨の待たれる雨水朝かな
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父眠る 墓前に菜の花 挿した瞬間(とき)ふんわり和らぐ春風吹いた (明日は23回忌)
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シャンプーの泡に流してほぐれたら浮きて心は歌に染められ
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隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
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