小銭だけ鳴らして歩く期末とかどうでもいいほど透明になり
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言外の意図お互いにミスリードしてすれ違う推察の罪
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君の横 すでに女の 見えつらむ 無駄と知りせば 恋せざらましを
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節分の朝に 歪なりんご剥く マーラーカオは 正義と思ゆる
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あんたらはどれだけ楽をしてるかと惰眠貪る猫に言えども/家猫
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その昔関西だけの風習が 今や全国コンビニパワー(恵方巻)
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禁じ手の炭水化物で酒を呑む 太巻寿司の詐術に落ちて(恵方巻2)
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朝の月 夜勤明けだねお疲れさん 私は出勤これから仕事
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生更木の 凍てつく大地に麦踏みの ザクザクの音春近づきぬ 
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おかあちゃん ぽんぽんいたいの だいじょうぶ あっためたげる ちょっとはましかニャ
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体操のお兄さんの如キッチリとラジオ体操するASDアスペの彼
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民衆少なからず飼はれたる故に此処に危機あらざる今は
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雲やぶれ差し込む希望ひかりつかもうと越えて行く山 山そして山
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孤高なるお花畑の駒草に寄せる思いのまつりごとあれ
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失くしゆく 父の背なかに 陽が落ちて すべてが愛しき 冬のひととき
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古希なのに若い伸びしろしかなくて「余命五十年」が口癖
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政治家になる前ならばその笑顔好きになったな信じただろな
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ゆらぎとかあそびの息のおっとりと聞こえたやうな如月の風
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屋根雪庇支える下の辛夷の木広がる枝に蕾ふさふさ/ふさふさ?
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迷っては雪で半分隠れてるこの候補者に入れてみよかと/ポスター
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海岸を白く染めたる鰊群来ニュースが告げる春の訪れ
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除雪車の積み上げた山登り見る今が限定パノラマ景色
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み吉野に われ問ふ鳥の来たりなば 袖振り示し給べ 山桜
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失望も過剰な期待も生まれない過不足ないのは多分幻想
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原詩とも夢ともつかぬ歌の香は満つる月みて蕾ひらかせ
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チョコ成分 補給をしたら またベッド 5時になったら 薬を飲もう
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花粉飛来 鼻腔に春を感ず人 だうか ご自愛なさりますやう
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冬ごとにストレスだろう難聴になるほど嫌だ屋根雪下ろし
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毎日が認知症のテストなり 一瞬前のコトやモノなど
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冬祭り 叶わなかった 恋に会う 気まずいけれど まだ火照る頬
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