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工事場の重機の下に
微睡
(
まどろ
)
む猫 ぐっすりおやすみ 今日は日曜
20
日だまりに 如来の如く 目を閉じて 猫の居眠る 斑鳩の里
20
胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
20
純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
20
水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
20
人の祖の地に両手付く遺伝子を辿りては老い地上へ帰る
20
春の陽に 土を持ち上げ顔を出す 旬の筍山の香満ちて
20
第一歩もし不安なら処方箋 片っ端から「いいねを赤に」 (僕は選んじゃうけど)
19
奪ひ合う パン散りパンの 星屑と 遊びて群れる鳩を笑えず 「詠み直しました」
19
※ 花祭り
(
)
雲はゆっくり 離れ行く 朝の冷たさ 良き日の証 ※お釈迦様の誕生日
19
今日だけのまじないだから書いとこか虫除け札は逆さまにして/卯月八日に
19
制服着て大人の気分背伸びして校門潜り吹く風光る
19
片付けの頃合い逃し部屋の隅 放置のストーブ
今宵
(
こよい
)
火を灯し
19
山の蔭蒼く重なる懐に一本の桜淡く
雪洞
(
ぼんぼり
)
のごと
19
紡ぐ
瞳
(
め
)
は景色の糸で僕を織る僕を導く紡ぐ
瞳
(
ひとみ
)
は
19
渓流の釣りの前夜の上り坂ゆくぞライトだトライと進み
19
ただ
年齢
(
とし
)
が増えるのでなくそれなりに衰え進む出来ぬこと増え
19
老乱視裸眼で見ればあちこちで焚火と紛う水仙の群
19
消していけデータ思い出バグる脳デリートできたら君とデートだ
19
詩作して生み出す薬を僕は飲むコントロールに世話が焼けるぜ
19
愛抱けど君の写真に降る秒の積もる切なき悲しきセピア
19
光とも 影ともみえる 横顔に えくぼみつけた 半分の月
19
一瞬の羽ばたく母の遺す笑み消えぬ映写を形見とす我
19
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
19
ライオンに 食わるる我が子 見届けて 涙流さぬ ヌーの悲しみ /サバンナ
19
山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込む
夫
(
いも
)
いまいまし
19
散文と辞典に載るが告ぐる詩へ夢を抱けて生きる人在り
19
昔から 映画を作り 行く旅の 我が尊師なりイーストウッド 「様」
19
いとはじと 鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
19
さすがもう平気なんだとまだ有った冬の名残りを仕舞う暑さかな
19
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