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流れてく川に放すは軽き舟 四季の花びら乗せる折り紙
20
胸骨に風を受け止め七分丈 床屋帰りの頭撫でつつ
20
水温み駆け足でゆく白き砂 遠く人かげ予感の走る
20
庭先にそびえるモミジ陽を浴びて 若葉
煌
(
きら
)
めき
生命
(
いのち
)
みなぎる
20
いきなりの突風で桜 吹雪舞ひ 夜の憂いも空へばらけた
20
良いねポチ届いて花は開花してみんなの種が撒かれて行くよ
20
片付けは苦手なんです埋もれてもだいたい分かる特殊能力/日々発掘
20
いろいろな言葉を照らす花達に励まし貰う自転車の旅
20
誘導灯 虫を集めて 金にする 世の欲を吐き 走り去る我れ
20
「暑いですね」 卯月と思えぬ挨拶交わし 額の汗拭き庭の草刈る
20
ライブにて推し活す如 いっせいに陽を見て開く
酢漿草
(
カタバミ
)
の花
20
奪ひ合う パン散りパンの 星屑と 遊びて群れる鳩を笑えず 「詠み直しました」
19
※ 花祭り
(
)
雲はゆっくり 離れ行く 朝の冷たさ 良き日の証 ※お釈迦様の誕生日
19
今日だけのまじないだから書いとこか虫除け札は逆さまにして/卯月八日に
19
制服着て大人の気分背伸びして校門潜り吹く風光る
19
片付けの頃合い逃し部屋の隅 放置のストーブ
今宵
(
こよい
)
火を灯し
19
山の蔭蒼く重なる懐に一本の桜淡く
雪洞
(
ぼんぼり
)
のごと
19
紡ぐ
瞳
(
め
)
は景色の糸で僕を織る僕を導く紡ぐ
瞳
(
ひとみ
)
は
19
渓流の釣りの前夜の上り坂ゆくぞライトだトライと進み
19
ただ
年齢
(
とし
)
が増えるのでなくそれなりに衰え進む出来ぬこと増え
19
老乱視裸眼で見ればあちこちで焚火と紛う水仙の群
19
消していけデータ思い出バグる脳デリートできたら君とデートだ
19
詩作して生み出す薬を僕は飲むコントロールに世話が焼けるぜ
19
愛抱けど君の写真に降る秒の積もる切なき悲しきセピア
19
光とも 影ともみえる 横顔に えくぼみつけた 半分の月
19
一瞬の羽ばたく母の遺す笑み消えぬ映写を形見とす我
19
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
19
ライオンに 食わるる我が子 見届けて 涙流さぬ ヌーの悲しみ /サバンナ
19
山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込む
夫
(
いも
)
いまいまし
19
散文と辞典に載るが告ぐる詩へ夢を抱けて生きる人在り
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