蒼天の 鱗雲へと 風を抱き 翼広げる トンビ眩しき
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何気ない朝も 失意の 夕暮れも 同じメロディ コンビニのドア
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移りたいところは新機種未対応ひとつ前とて売れ切れのかい /スマホって···
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帰り路 ウサギみたいにピョンと跳ね 今日のワクワク ママに報告! /新一年生
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焼きたての だし巻き卵 大葉さん 小富士を乗せて 燗酒もひとつ
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バランスはとても微妙でちょっとした刺激や揺れでカタストロフす/積み上げたガラクタ
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さくらんぼ花は元気でもりもりで雨の園地は楽園心地
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「過剰なる買い占めやめて」と繰り返す胚芽押し麦明日無いかも/ラジオ後発地震情報発令に
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そら豆にえんどう豆に枝豆と 露地もの茹でる季節を迎へ
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オホーツクに遅すぎる春おとずれて桜開花し花々咲き継ぐ
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短歌うたを詠む普通の我等も ものがたり それぞれあると思う夜なり
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心地よい 風をあびつつ 仕事して ベンチ休憩 無のひと時を
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客先を 目指す街道 つつじ群 紅白並び 華やかな朝
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あのときの 理由(わけ)を訪ねて しまうのは 朝の光を 待っているから
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言い方が話の流れせき止めて年寄り臭くなったと思う/気がつけば
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友と会い こころゆくまで語り合い 一片のうれい スッと消えゆき
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花落ちて塑像のやうに歌詠めば枝垂れの彼方山里はあり/あきる野市龍珠院にて
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剣の葉と 淡きの白と 朱の花の イキシアへ抱く涙と笑顔
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「てにをは」をたった一文字変えるだけ歌の印象おんかんガラリと変わり
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懐かしき テレサの歌声流る宵 酔ひしれる我昭和の人なり 
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彷徨さまよいて 行けども行けども たどり着けず同じ道ループ 悪夢にハマる夜半よわ
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雨後の朝 あらゆる樹木に水と光 こうして季節は また一歩進む
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オチがつく落語みたいに滑稽な日々を演出できたらいいね
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朝まだ早し ひんやり風に首すくめ 薄手の上着襟立て歩く
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手をたたき鬼さんこちら育てしがいつの間にやら鬼は先行き
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待ちわびて 薄着装う 乙女らの 姿まばゆく 春闌けてゆく
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虫がいて 草花があり 人がいる その端っこに 少し腰掛け
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交差点 信号脇にポツンと献花 消え去りしいのち そっと手を合わす
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公園に オカリナの音色 聴こえくる 光る風に乗り 若葉くぐり抜け
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心痛に足が重くもデイケアへ笑顔の迎えこころ華やぐ
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