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せがまれて 孫に譲りし iPad 笑顔が嬉し なれども寂し
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麦酒ひとつ 飲む気になれぬ夜もある ビタミンCのドリンク飲もう
19
大腸に酒の残滓が居残りて 仕事始めは低空飛行
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腹巻きして眠りましょうか ねこ連れて 外気温3℃ あったかくしよ
19
雪道の一車線を譲りあう車は平和の象徴みたいで
19
咲くことの 無きクリスマスローズに 言葉かけ
三年
(
みとせ
)
を経れば 今日
蕾
(
つぼみ
)
持つ
19
団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
19
ちゃんとしたバレンタインの再燃を燃え上がらずも考えても良い
19
縊死遺体 電車の窓から目撃す 荒川土手の橋の下陰(
110
番しました)
19
「ごめん」より「おやすみ」と言う大学生 許されているのは私のほうか
19
夢に向かい ただひたすらに 突き進む ステージ衣装を 洗濯せねば
19
降車せし バス停の傍 出迎へり 冬の花壇に 水仙笑ふ
19
来る日々を
忙
(
せわ
)
し暇だと呟きて矢の飛ぶ速さで
春夏秋冬
(
ひととせ
)
は過ぐ
53
期待値はなるべく低くしておいて御神籤は結ぶのが目的
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朋友
(
とも
)
と呑む この7月から 息子くん 飲めるようになる 楽しみである
18
大晦日 正月の夜も 病院で 働き方改革 知らぬ世代に皺寄せ
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研修医 初任給八万 握りしめ 妻と食した イタリアン最上 四半世紀前
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母のため自分を犠牲にして来たがそんなの生まれて楽しくもない
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旧友と LINEつながり うれしいな ねこたち共々 よろしくと送る
18
も少し食べたい思う半日分減った袋の黒豆おしい
18
どこまでも 上り詰めては きているが いかにも勝てぬ 妻の強さに/私はまだまだ未熟
18
「我流だね」「臥龍?」と返し血を分ける僕のひねりを姉は飛ばして
18
「コーヒーでいい」というとき肺の奥、珈琲色の闇がひろがる
18
馬の尾の 顔払いたるを 叱りつつ
蹄油
(
ていゆ
)
塗り終え 仰ぐ
落日
(
らくじつ
)
18
膝の上 このぬくもりを 永遠に 手放したくない どうか神様
18
新しき
日暦
(
ひごよみ
)
毟れば丙午 六度目の
年男
(
とし
)
気持ちを新たに
18
寒い
夜
(
よ
)
はみようみまねの卵酒母の味とはかなりちがえど
18
子どもらが それぞれ車で帰省する 送迎の手間も 一つ無くなり
18
必要とされていることの幸福をわたくしは抱く 湯あがりタオル
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「おいしいね」卵酒飲む横顔を見ていられたらもう、治りそう
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