牛頓ニュートンの八朔ふたたび帰路コロン道祖神さま取り替えまする
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冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
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青い首輪 セーフティロック安全装置で 行方不明 キジシロちゃんには 青も似合うよ
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雑踏で老いにし君とすれ違い後ろ姿に面影重ぬ
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危ぶみし君や愛でたり淡き夢 舞ひし火の粉と月に還さむ
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十五夜の下「もと」の桜と頬染める君待ち恋し上弦の月
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春の明日あさ 黄昏たそがれし想い 吹き返し 新たな希望 我に巡り来る
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ひかり降る覚悟を決めて卯月へとヴァニラが溶けるように進まむ
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山かすみ何かが飛んでる気配するケミカルな太陽は柔らか
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スタートに躓き騎手はへたり込む めげぬ空馬からうまゴールへ怒涛
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追いかけて旅するように北上す 桜前線 君の窓辺へ
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何もない日が幸せと言えるほど 良い環境に置かれてみたい
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どうもって先行く我に「はい」と言う譲りし人の響く心音「こころね」
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詠ふ君 五十首の峰のぞみしや誰ぞ目指さむ険しき道を
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後ろ髪ひかれ月背に忘る道 霞む夜空の星に溺れて
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ひからびた木箱に入った臍帯さいたいは母のつもりで私を呼んでる
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目に花と人の集いを転写した絵手紙へ書く笑う春風
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満開の桜に沁みる雨の降る 桜ヶ丘の駅にも人にも
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背中から両腕回し抱き上げる日々の吾を置き父旅立ちぬ
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横須賀の半島巡り江ノ島の夕日へ流すペダルの疲れ 「ここから我が家まで後40キロあるけど心機一転」
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タイトルを付けてみようか人生に照らすくるくる走馬灯なり
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黄の花の名を尋ぬれど誰れ知らむ 遠き山より鳥の運べり
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現実逃避 するなと人の言うけれど 生まれし日より 夢に生きたり
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ぽつねんと庭先に咲く花桃の紅白濡れて門出のあした
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墓参終え伊勢を巡りて帰り来む杖つきつつも春の陽を浴び
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起き抜けにプリン蜂蜜ラズベリー目覚む命に瞳つむって
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枝ぶりの構図瞼に 老木は枯損木となりて久しき
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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カフェの客午後二時にして吾一人次が来るまで立ち去りがたし
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二人して久しぶりだね カラオケのマイク握れば 隅っこに春
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