誰も彼も敵に思えて身構えるそんな自分が一番の敵
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春彼岸 息子の隣ちょこんと正座 ちさき手合わせ神妙なきみ
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高尚な詩を聞くような映画観て即効寝落ち目覚めたら「fin
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思い出は 巡る季節に 風化して この春消えた 君の面影
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テレビ横デジタル時計置きながら後ろ振り向き壁時計見る
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流れ去る モーツァルトの 協奏曲コンチェルト 意固地な我を 解き放たれり
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萩は秋それなら春はぼた餅と彼岸のたびに餅の名を問い
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雨上がり 見上げた空が青いから 首肩の凝りストレッチする
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去りぬ余寒 仕事疲れを癒す湯の設定を 1度下げ ゆるりと
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ミモザ咲く 春の小道を 行く人は 卒業式に 参列す親
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生家にはだあれも住まず奥津城は雪に埋もれて春彼岸来る
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川べりの土手をトコトコ四十雀二つ三つ咲く青きムスカリ
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数十年床屋に行ったことがないシェルターそばのお店へ入る
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「子は大事」 「子は大事」って まもりたる 檻の中にて 子は育ちたる / 自然の中で遊んで欲しい
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男らが口付けをする映像に 私の場合は吐き気催す
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米洗い 醤油と味醂 雑に入れ 炊き込む飯の 匂い馨し 
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寂しげに歩く背中の父を見て心配かけた昨日を詫びる
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怒りより 笑う事より 落涙す 湧いて出てくる 生きる欲動
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忘れない 君はここにいる 受け継ぎし 孫のしぐさに 君生きており
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愛すべき者あればこそ 明日へと希望繋がり 今日を生きんとす
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去年まで咲いてた桜切られててうれしくもない空の広さよ
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露天湯の 縁に上りて 山峡(やまかい)に 白く泡立つ 段瀑を見る /山水館露天風呂
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働いて準じてばかりの戦力は「工夫の迷宮ワクワク」知らぬまま去り
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貴方への 人一倍の 愛情は 桜のつぼみ まだ頑なに
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敗戦に 力が抜けてぼんやりと 思考も気力も ダダ下がりの午後
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父母の家 月の裏より 遠きにて 日月ばかり 過ぎ去りにけり
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白毛布くるまり丸まるボク達磨 白き眼で何を見んとす
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街の灯に振り向かぬ君よ歩を早め沈丁花の香とゆく春を聴く
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Xの解の起源はメソポタミア中東地域なぜに解けぬか神に問いたし
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春うらら カーテン越しに 影を見る 横切る鳥や 木々そよぎたり
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