前方の背中美人の顔は見ず夢を残せど追い抜き悔やむ
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スズランと ドウダンの白き鈴なりが 我に教えし 群れという
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庭先に 鳩訪れて クルポッポ 幸先よろし そんな気がする
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ありがとう 「でも危ないよ!椅子の上」 お転婆の母 まだまだ元気   
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革命の狼煙を待ってる午前四時 影から睨む街の時計を
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PTA 会長務める 挨拶で 初顔合わせ 想い伝えて
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あのときの 理由(わけ)を訪ねて しまうのは 朝の光を 待っているから
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言い方が話の流れせき止めて年寄り臭くなったと思う/気がつけば
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友と会い こころゆくまで語り合い 一片のうれい スッと消えゆき
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花落ちて塑像のやうに歌詠めば枝垂れの彼方山里はあり/あきる野市龍珠院にて
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剣の葉と 淡きの白と 朱の花の イキシアへ抱く涙と笑顔
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「てにをは」をたった一文字変えるだけ歌の印象おんかんガラリと変わり
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懐かしき テレサの歌声流る宵 酔ひしれる我昭和の人なり 
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彷徨さまよいて 行けども行けども たどり着けず同じ道ループ 悪夢にハマる夜半よわ
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雨後の朝 あらゆる樹木に水と光 こうして季節は また一歩進む
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オチがつく落語みたいに滑稽な日々を演出できたらいいね
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朝まだ早し ひんやり風に首すくめ 薄手の上着襟立て歩く
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手をたたき鬼さんこちら育てしがいつの間にやら鬼は先行き
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待ちわびて 薄着装う 乙女らの 姿まばゆく 春闌けてゆく
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虫がいて 草花があり 人がいる その端っこに 少し腰掛け
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創作心 滲む作者のお人柄 磨いているのは己の心
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浄化草じょうかそうもんもんじんはすり潰し煎じて飲めば心浮き立ち
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愛らしく 瑞々しきは 名の通り 乙女椿の お目覚の顔
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風吹けば松の緑は現れて空にぞ掛かる藤浪の花
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噛みやすい歯茎で舌でつぶせます噛まなくていい今どのあたり/介護食
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束子たわしやり上着洗って防虫か忘れは無いか春のやらなくちゃ
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爽やかな 初夏の風浴びペダル漕ぐ 繁る青葉 次々追い越し
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ルビ振れぬ あちこちタップが マジ怖い ようやく覚えた 65
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県道を走る車のライトが見える空家解体されて素通し
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春もみじ映える緑のグラデーション愛しく見つめる色っぽいねと
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