晩秋の 命日に見る 夕焼けの 空の彼方に 母を想いて
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午後のうち 豚汁作り 寝かしおり 味噌を足しては 温めなおす
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雪の朝納品業者とエンジン音静寂の中際立つ刺激
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人生を達観したかのそんなふうまるであなたはみつをのようだ
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カメラ持つ人も絵を描く人もいて 横切る吾も秋の一片ひとひら
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ほんとうにこの駅なのか 自販機に見たこともない飲み物ばかり
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寝る前に スイミー読んだら だめだった 涙でてきた どうぞ安らかに>谷川俊太郎氏追悼
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佐野洋子さんの(元)ご主人だったとは 「100万回生きたねこ」も泣けます
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父とが楽しげ歩むその横を 軍人のように我は追い抜く
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「悔しい」と涙がポロリ少女の目すごろくひとつ真剣勝負
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頭痛あり集中力が途切れがち訳の分からぬ歌ばかり詠む
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「絶望は希望へ続くトンネル」とつぶやく彼はトンネルの中
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たくさんの言葉をつむいでくれた貴方きみ 心のノート足らないページ
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気は急くも 余力なければ ペースダウン 弱る身体も ストッパーになり
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露地物の小松菜収獲されずをり 寒空のした茎葉こわしく
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考えごと いったんストップしてみよう 眠れない夜は 無になれなくて
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入れなくちゃうちの味噌汁ならぬよでだし入り味噌でもいつものように
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子をやどすひとの象形と知りしより身といふ文字をつつしみて書く
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冬ベッド おふたりさまで 入る日和 ねこたちポカポカ 寝顔しあわせ
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学校にみんなで泊まった文化祭 今は会社に独り 朝まで
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亀たちが 甲羅干しする 川べりに 晩秋の陽が 優しく落ちぬ
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ゴネンゴノ アタシヲミタワ カクジツニ ジバンチンカネ メンキョコウシン
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私にと宛てた言葉じゃないけれどおかげでふっと心、軽やか
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目・目・目 都市には実に多くの目 あるいは記録媒体の目も
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なきやまぬをさなご抱きてひさかたの月夜を清みしばしあゆみき
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クレープ屋のご夫婦 お花が好きみたい 宿根しゅっこんというヒマワリ覚ゆ>珍しくちょっとお喋りして、教えてくれた
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コツコツと 溜めてた金を今日渡す オジのためなら いいよな?愛瑠翔   
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新幹線いま糸魚川を通過する 水平線まで湖面の北海きたうみ
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涙雨 父の旅立つ その朝は 何故なにゆえか寒き 秋の半ばに
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15年振りひさびさに アーヤのうたを聴きに行く 変わったおれと 変わらぬ君と
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