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いいことがあって夜明けのコーヒーを飲む暇ありも喧嘩し帰る
20
女房より六年長き付き合いの友と酌む酒 梅のほろ酔う
20
静かなる星のマグマは地の底で大地を穿つサファイア抱いて
20
十五度がまあるくかこむ朝の息 春眠だものまた目をつむろ
20
あんなにも必死で学んだ英語より AIならば十秒で翻訳
20
枯向日葵にしろき窩數多ありて項垂れつつ零す種子を
20
髪漉けばまだシャンプーの香りして それでも夜ごとお湯を浴びたい
20
君と僕 黄身と白身は月と雲 ジュワーっと見つめて蓋して蒸して
20
我が家には
愛猫
(
きみ
)
が定めし序列あり 猫様一番
下僕
(
しもべ
)
は二番
20
日々死して裸で詠ふ
一念生
(
いちねんせい
)
残らぬ一首に魂刻み
20
まだ唱うセカイへーワの題目を 絵空事だと知ってるくせに
20
気を揉んだ 朝食抜きの検査終え 帰宅と同時に冷蔵庫開け
20
雪消えてドブ臭くさい
泥濘
(
ぬかるみ
)
のまだ小汚い春のむき出し
20
危惧してた通りにヤバいアメリカと危惧してるこの国の傾き
20
せわしない令和の音に逆行す余白の多い音符の心地/ラジオから
20
庭のすみ雨水たまる金魚鉢メダカの群れはせわしく泳ぐ
20
日常を 離れて日々を 振り返る いつか終わりが 来る日を俯瞰
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あたふたと茶碗洗いていそいそと妻にやらずの春時雨かな
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もし戦後、進駐軍がソ連なら 今頃我らは農奴になってた
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終るなら ガンダム挑む
雑魚
(
ザク
)
だとて 散るも未来をエースに託す
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過ぎ去りし 哀しみも辛さも 笑いに変え 友との語らいまた前を向く
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燻炭の雪土混じり消えかけの雪曇り空白鳥の声/景色
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朝食のタンパク質は牛乳と豆腐とチーズ歯ごたえが無い
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水ぬるむ水面に映りし 空の蒼 やがて川辺の桜も映し
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寒き夜の口さびしさや起き出でて葛湯を作る少しかために
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ランチやめ定休増やし抗うはまちの割烹 浦霞酌む
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若き日の取るに足りない出来事を気にもせぬのに夢に見るとは
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涙のち伝説だ5位からの大逆転だ金メダル「りくりゅう」
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伏せし妻 匙くちもとへ運ぶ夫 寄り添い生きし 老老介護
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赤黄青 きららに透ける琥珀糖 幼き日々を 手のひらに置く
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