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届かない 痒い背中のもどかしさ アマゾンプライム孫の手届く
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見初め合ふ二人は小さき庭のなか幾多ある庭知る由もなし
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好き嫌い「憎悪」は枯らす木の幹を「
慈美
(
じみ
)
」は梢に小鳥を呼んで
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真ん中の姉は似ている
亡き母
(
かあさん
)
にだから読まない僕の歌など
19
雨けぶる土色景色
畔
(
あぜ
)
の肩肩身狭そにへばりつく雪
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花粉なのか黄砂なのかは知らねども 今日も車にザラリ張り付く
19
これからの十年おもひ大きめの洗濯機買ふ春分のそら
19
多様性だからといってなにもかも受け入れるほどタフではなくて
19
太陽の
眩
(
まぶ
)
しき光
背
(
せ
)
に受けて わが
身
(
み
)
は
星
(
ほし
)
と
静
(
しず
)
かに燃ゆる
19
女童(めわらべ)の ように小さき 母の肩 揉み参らせて 淋しかりけり /母を恋ふる記
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連休の最終日には孫
来
(
きた
)
る 初日進めよ二日目疾けよ
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外晴れてちょっと遠くの通りまでカラオケ屋から「なごり雪」聞こゆ
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約束の印をなぞる 日曜も赤き手帳に文字は踊らず
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残る日を数えて暮らすかの人もその人もまた 生きてきたひと
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春秋(はるあき)の 彼岸に会いし 大叔母を 偲ぶよすがの おはぎ食みつつ
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あの頃はヒロシマだった広島の戦後八十年も戦前
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無駄足を何度も踏んだ野心家はしつこく古希の初恋をまた
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笑わせてやろう恩着せ語れども妻の笑顔に実は癒さる
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公園の 桜見上げ「かわいいな」 つぶやく翁の まなざしいとし
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青い薔薇 存在しない 儚げな 風に揺れるは 亡霊のごとく
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親兄弟ありがたいけど最初からいなかったらなと罰当たりな夜
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牙は抜け 今は疲れて 横たわる 犬を見る目に 言葉少なく
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気まずくも実家の居間で父親とテレビ見るのも親孝行かな
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わくちんを すませてやれやれ つかれたね うでまくらさんで ねんねするニャ
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階段を駆け上がる音タントンタン 孫の背に乗り 春は音連れ
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ドラえもんわさびになって久しいが 母の声マネ変わらずのぶ代
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ボイルイカ我の旨みが欲しければ海まで来いと白く横たえ
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老いて老うまま生きんとすれど 足掻く心は未だおさめ難し
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在来線 「カタンコトン」と 過ぎてゆく 懐かしき日々 時に思い出し
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過ぎし日の父とのキャンプ懐かしみ ひとり山入りテント張る息子
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