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ひと椀に炙り真鯛と芹しめじ 葛出汁かけて柚の子で召しませ
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春の雨 思う存分吸い込んで 一斉に萠え立つ樹々の歓喜よ
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週末のアイロン作業は捗りぬ 「ながら曲」にはボサノバが良し
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チャリ通で見過ごす鳥居と石仏は誰も知らない
由縁
(
ゆえん
)
を残し
21
去年「こぞ」残す羽を清めて新風のありて凛々しき扇風機かな
21
トランプの事を頭に掠めつつそれでも暖房こころおきなく
21
薄桃の衣脱ぎ捨て 桜木は やがて萌黄に衣替えつつ
26
茶の色の束の間に褪せ松抱けど小舟や過ぎし蒼き川の辺
20
花冷えの 雨降り出でて 悲しみの ふたたび返る 君が四七日(よなぬか) /挽歌
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図書館へ 花舞ふ路をはや足で 君いるかしらん ひかりの窓辺
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キミ想い清明の空見上げをり新たな年も共に生きたい/卯月六日
20
名物のおみやげお菓子個包装
明日
(
あす
)
の君への口実を買う
20
マラソンの日 いつもの
スーパー
(
おみせ
)
迂回して 辿り着く道に 熱き声満つ
20
諦めた。次の冬には
インパクトレンチ
(
インパクト
)
要るなと思うタイヤ交換/あちこち痛いし
20
コロナ禍で会へない祖父に文送りおまけに添へたはじまりの歌
20
能力が低いからなどと言っちゃ駄目!強い言葉で叱ってくれた
20
下手くそな
短歌
(
うた
)
にいいねをありがとう 気持ちは今もあの頃のまま/花の音さん、ありがとうございます
20
得意げに 釣った小アジを
捌
(
さば
)
く夫 台所になぞ 立つこと無いのに /回顧
20
そぞろ歩き いつの間に木々の若葉萠え 目にもこころにも沁み渡りゆく
20
ねこおみず ヤマザキボウルが だいにんき かわるがわるに ゴクゴクとのむ
20
眠ってた 冷食ストック 呼び出して ランチのお供 赤玉ワイン
20
絶海の小さな野原で浴びる春クローバー群れ紫ポンポン
20
葉桜に感謝をしよう花びらをつまむ指先おでこに触れた
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雨降る日 スーパー行きは あきらめて 冷蔵庫のぞく
特別
(
スペシャル
)
レシピ
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九十九の母が労わる七十四 逆バージョンの『老々』にして
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松林 土管の中のノラ猫一匹 冬を乗り切り 生きてた!良かった!
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来ては去る車の白と赤き灯に滲むビニール傘と泣こうか
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電柱の上にハローと鳴くカラス僕のハローを学んで鳴いた
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古希の六月十三日は初恋の記念日いいね夜明けコーヒー
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満開の 桜は何か 眠たげで その花の下 お昼寝したい
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