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一瞬の羽ばたく母の遺す笑み消えぬ映写を形見とす我
19
ライオンに 食わるる我が子 見届けて 涙流さぬ ヌーの悲しみ /サバンナ
19
散文と辞典に載るが告ぐる詩へ夢を抱けて生きる人在り
19
昔から 映画を作り 行く旅の 我が尊師なりイーストウッド 「様」
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いとはじと 鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
19
紺色の代車を借りた駐車場忘れて赤い愛車探せず
19
手に触れてカチャッと嵌るカラクリで筆を持つ手は歌を綴って
19
先達に 学ぶ事あり 吾が世代 言うは易しく 行う難し
19
純白のレースみたいな一輪のトルコキキョウを空き瓶に挿す
19
朝陽浴び 桃色シャワー降り注ぐ 日中線の桜トンネル
19
座している 雲の間の 太陽や 少し歩こう 時に任せて
19
チビ猫の 首輪もどっか 見当たらない 買い替えどきを 知らせているか
19
「コストコで 買い物すると 太りそう…」 「…そうじゃなくて 太るんだってば」
19
無邪気にはしゃぐ幼き
君
(
まご
)
が今 時折目を伏せ もの想うようになり
19
春風に 誘われペダル 踏む
我
(
(
われ
)
)
は ひとり追い越し ふたり追い越し
19
バス停で拾うピアスは他人でも笑みと涙の浮かぶ手の平
19
前方の背中美人の顔は見ず夢を残せど追い抜き悔やむ
19
コンビニの 跡地にできし 家族葬 高齢化なる 我が家近く四軒
19
母の
年齢
(
とし
)
越して今なら分かること 親の心と子とのギャップと
19
放課後に三人ハマったトランプは夢中の原点オリジナルにて
19
時褪せてセピアの本を読む人の静寂緩まぬ九段下かな
19
あめのひは ねこもねむいね ねこだんご ぴったりよりそい なかよくねんね
19
退職し時間はたっぷりあるはずが「やり繰り」してた あの日の
瑞
(
みず
)
さ
19
たくあんと野沢菜漬けの桶洗い 冬の始末がひとつ終われり
19
深層の 心の傷を さぐるよに 鈴の余韻は 永くふるえて
49
早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそと
小
(
ち
)
さき花咲く
44
散々に風を吹かせて 春は往く 戦の嵐 まだ収まらず
18
雨粒を抱えて若き花ひらき淡い朱の舞う花みずきかな
18
構造は生死を分ける神なのかテトロドトキシン毒たる意味や
18
脚本
(
こうぞう
)
で趣き変わるワンシーン歌人は監督カメラを回し
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