雪だるま ずらりと並ぶ予報見て 外れるようにと神頼みする
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「うるさい」と言って言われて日が暮れて明日の朝は笑うのだろう
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真夜中に 救急呼ぶかと 悩む腹痛 今朝はいちおう カフェインレスで
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ねこたちが しんぱいそうに みているよ ロキソニンあったから だいじょうぶだよ
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年取ってできなくなって困ったと思ったもんだ。慣れりゃ普通だ
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大寒は暦どおりの寒波来て 面目保つ二十四節気
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夜ふかしの贅沢おぼえた2階部屋 親は1階そーっと歩き
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しっかりと頸にマフラー巻きつけて コートはおって手袋はめて
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なんとなく落ちてく場所が違うよう急ぎ飲み干すコーヒーの味/まぁ胃ですが⋯
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顔洗い カーテン開けて 薬飲む なんてことない 日常の一コマ
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寒中の水垢離の様見て思う 私はやらない頼まれたって
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彼年の屋台の灯りに導かれ 金魚片手に繋ぐ父の手
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八十やそ過ぎて飲めなくなった昔ほどされど楽しみ日々の晩酌
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大寒のさきは暖か約束す 靴履く我をすこしはげます
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人の溝 陰で油を注ぐ人 職場にもいて火種くすぶり
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寒さにも三年越しの胡蝶蘭 花芽をつけて光へ伸びる
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僕ポスト今日もお外で待ちぼうけ文よ来い来い愛しい文よ
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夕球火の星を眺めて注ぐダージリン来来来世で移住しようか
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もうそんなに 必死に練習しなくていい 高く飛ぶため 少し休もう
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片付けて 額に汗の 冬日向 はちみつ紅茶 ひと息入れる
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雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
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白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
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幾重にも覆えど疼く胸ならむ ふり切れば朔 君待ち月の
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ひらがなの成り立ちをふと勉強し「ほへぇほへぇ」とあっけに取られ
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元日にサイダー飲み干し彼岸旅これを決めるが稀代の名手/久米氏哀悼
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勉強の 合間にスマホ ふとみると 君からLINE 火照るほっぺた 
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冬空にゆずの黄色がうれしくてとげも忘れて手をのばしてた
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税金を武器と選挙に溶かすので 働かせては働かせては
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母が逝く 枕の下にひとひらのメモ 震える文字で 「げんきになりたい」
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六十年、ポールもレノンもいいけれど我は好きなりハリスンの歌
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