革靴をスタッカートで刻みつつ春の足音追いかける道
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2注意3警戒4危険表示横目に行く雨後の早瀬は/白波立てて
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いにしえの醍醐の花見してみるも心の疼き癒されぬまま
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一時いっときの気の迷いでもいいじゃないおかげでわたしここで生きてる
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春星はるぼしや  月に負けじと  またたきて  空に希望のぞみの  流れ星かな
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三頭の愛馬が走る願う手が六本あればと阿修羅様まで
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牛頓ニュートンの八朔ふたたび帰路コロン道祖神さま取り替えまする
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冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
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青い首輪 セーフティロック安全装置で 行方不明 キジシロちゃんには 青も似合うよ
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危ぶみし君や愛でたり淡き夢 舞ひし火の粉と月に還さむ
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十五夜の下「もと」の桜と頬染める君待ち恋し上弦の月
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春の明日あさ 黄昏たそがれし想い 吹き返し 新たな希望 我に巡り来る
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にくきもの止まらぬくしゃみ 日曜の朝のピンポン トランプの顔
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ひかり降る覚悟を決めて卯月へとヴァニラが溶けるように進まむ
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渡されしロールサンドの誇らしく赤きリボンを春空に解く
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山かすみ何かが飛んでる気配するケミカルな太陽は柔らか
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スタートに躓き騎手はへたり込む めげぬ空馬からうまゴールへ怒涛
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追いかけて旅するように北上す 桜前線 君の窓辺へ
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何もない日が幸せと言えるほど 良い環境に置かれてみたい
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窓側で赤ベコのように揺れながら寝てる息子をインストール
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どうもって先行く我に「はい」と言う譲りし人の響く心音「こころね」
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詠ふ君 五十首の峰のぞみしや誰ぞ目指さむ険しき道を
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荒川の三角波は寒々と 花の浮かれをものともせずに
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雨間あまあゐの風にさらはれ 改札を薄紅にむ 散りし桜花おうか
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クロッカス踏んづけぬよう玄関の脇道歩く毎年のこと
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神経と脳を酷使の作業終え 家に帰って焼鳥と酒
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ピュッと風くるの知っててまばたきを我慢するなどできるわけない
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花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
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枝ぶりの構図瞼に 老木は枯損木となりて久しき
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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