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見る者も 心
温
(
ぬく
)
むる 猫と猫 団子の如く 添ひ寝す真冬
15
教会のお雑煮美味し おみかんと お菓子もついて 今日は100円
21
初売りに群がる人々
TV
(
はこ
)
の中それ見る限り不景気はなし
14
きのふ買つたUNOをやらうと初明かり今月十になる吾子が来る
14
三日目のお節は二軍かもしれぬ食べ飽きちゃったなんて言われて
14
大体の嘘はニベアで隠せるとガールズバーで教えてもらう
14
正月の余韻の残るゴミ置き場新しい年もう動いてる
14
対岸の火事とは云えず強国の誇張の論理ベネズエラ燃ゆ
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題∶「出発前の小田原評定」 炬燵より はよう出でよと 候えども 時期尚早と 評定つづく
14
ジハンピで カフェオレひとつ 買うくらい 赦されるべし ねこ母お疲れ
14
そんな夜はひっくりかえったスリッパとお話するのさ。おもて向くまで
14
寒き夜 眠れぬままに 日をまたぎ 独りを憂ひ 来る朝憂ふ
14
謎解きの気分で読むも乙なもの解釈ひとつでワチャワチャしたり
14
耐え難き 寒さの中の 眠れぬ
我
(
み
)
せめての癒し 暖房ピッ
14
ン十年巡って過ぎたあれこれを宿して開く今生の花
14
こんな夜はもうないはずの傷あとがちりちりちりと痛む気がして
14
ウロウロとサイト迷子の日々過ごし
短歌
(
うた
)
の作り方忘れた年末
14
母子登校トンネルの中を歩くよう自立を信じそっと手握る
14
今ちょっと忙しいからウミガメの夢を見ててよぼくの代わりに
14
風を受け
飛砂
(
ひさ
)
積もる道ペダル漕ぎ 稀有なる千鳥に頬温まり
14
正月に聞き手が増えて曾孫はペらペらペらと喋くりやまず
14
歌はのこり故郷の
香
(
か
)
も初恋も利根とながるる豊受の春
14
あと五分眠っていたいと思ってた 今は眠れず朝を待ってる
14
真珠貝 信じる者にパールあり信じぬ者は核を持たずに
14
青空に白く浮かんだ半月を撃ち落としたい仕事始めに
14
なると巻き切っても切っても「寿」ね 切らずに一本食うべきだったか
14
見慣れない 寝癖つけ走りくる吾子の 涙の跡を見ぬふりし抱く
14
この狭い田んぼだらけの町だけが世界のすべてだった十七
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悪魔でも
(
あくまでも
)
人間だから勝てるはず「側近ならね」と映画みたいに (世界の独裁者め!)
14
不安でも一日ずつを生き延びて 詠み返す日に泣けますように
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