むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと
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春がきて ハートも芽吹き おしゃべりに 文字は口ほどに ものをいうもの
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あと10年 この勢いでいけるのか 気持ちあっても 先行き不安
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点滴の 肘窩(ちゅうか) をさぐる 看護師の 手の温もりに 目を閉じにけり
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桜から春を引き継ぎ街なかで咲き誇るツツジ褒められもせずに
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ちびまる子サザエさんにかされて また通常いつもよと休みを閉じる
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怠慢な仕事が有名M君はなぜかサインを太く目立たせ
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一年の 悲喜こもごもを 知りもせず 昨日のごとく 燕が戻る
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頭上から落ちるフンけ駆けるチャリ予知な想定すべて見えてる
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鈍色を抜けて静けき富士の立つ 異国の人に花弁の舞う/河口湖さくら祭りにて
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朝漬けの歌は働くすがしさの旨み吸い込み夜に馴染んで
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スズランと ドウダンの白き鈴なりが 我に教えし 群れという
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どこの猫 庭に佇み マーキング? 長閑なるかな この住宅地
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持たぬわれ飢えもありやとよぎるなり済民の世の空蝉なれば
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ありがとう 「でも危ないよ!椅子の上」 お転婆の母 まだまだ元気   
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星淡き夜ジャスミンの香り立ち 見知らぬ世から誘う声のして
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炭酸泉 泡の効能如何ばかり 布袋のやうなる腹擦る人
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日が落ちて 夜も深まり 創作す 確かに暗い 自分の本音
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言い方が話の流れせき止めて年寄り臭くなったと思う/気がつけば
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友と会い こころゆくまで語り合い 一片のうれい スッと消えゆき
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初恋の甘い記憶を呼び戻す青くて丸い小花イベリス
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晴れ空の下 走るバスの研修車 桜吹雪のエール受けつつ
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ピーという電子音こそファンファーレ干し終えたなら春へ飛び出せ
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最終便  繋ぐ右手の温もりと左手刺さる入場券と
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東屋あずまやでひと時いこう花見行き先客の花びらが鎮座す
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ただ年齢としが増えるのでなくそれなりに衰え進む出来ぬこと増え
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転勤で夫と別居一人行く桜の花は今年で四度目
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水槽の一メートル外水跳ねり 金魚や金魚 春は爛漫
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「デスノートあったら誰の名前書く?」「あんたにだけは教えられない」
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難民は そこら中に おわします スマホ分別 SDGs
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