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短歌
(
うた
)
すべてが
0
(
ゼロ
)
に
28
窓叩く 雨も上がりて 穏やかな 鳥の声聞き 掃除片付け
17
捨てられぬ 勿体なくて 捨てられぬ 肝腎なもの 何故か消えてる
17
ほんのりと淡いひかりの風に乗り花びらうすい朝日が昇る
17
些
(
いささ
)
かに 「サザエさん」とは 違う世で 令和になりて 甚だしかり
17
通勤の列車に揺られウトウトと船漕ぐ人の夢に幸あれ
17
啓蟄も 虫も見かけぬ この土地に 蔓延っている ショウジョウバエ ※温暖化と「土」や「緑地」の減少か?
17
瑠璃や藍あかく咲けざる紫陽花に降る雨沁みて土染まりゆく
17
明日といふ 日がなきことは 夢ならで 逝きて帰らぬ 君を悲しむ /挽歌
17
友たちと 桜のもとに 集いしも なお淋しくて 夏、待ち侘びる
17
おでこには冷却シート吾子を抱き加湿器の音 夜間診療
17
一歩目で 水のたまり場 踏み抜いて みなもゆらめき 春のなきごえ
17
春疾風
(
はるはやて
)
工場
(
こうば
)
通りの 桜散る 道に敷きゆく 薄紅の地図
17
目覚めたら雨が降ってるああ花も終わりだなあとコーヒー入れる
17
バンザイで新入生を迎え入れ白き花咲く梨の木々らは
17
雨雲の浮かべる影をぼんやりと眺める日々の時は穏やか
17
咲き初めしもっこうばらに風ひかる 髪梳くやうに水を遣るひと
17
クレームを言わない親が割を食う春の嵐が吹くクラス替え
17
日に透けてやさしくそよぐ木々の葉は燦々として風に煌めく
17
空き地には 虫も見かけぬ ご時世に 雀は知ってる その居場所
17
リスタート、リセットにある「リ」の文字はどこかで過去を引きずる証
17
春がいい 富士山がいい
桜
(
はな
)
がいい ゴルフなんかは そこそこでいい
17
悩む時 心音「こころね」へ問う返る音の灯の霊掴み火影とすべし
17
葉桜の 横にハナミズキ 「まかせて」と 次は私と 言わんばかりに
17
眠ってた 冷食ストック 呼び出して ランチのお供 赤玉ワイン
17
竜宮に未練たらたら泳ぐ海 振り向き投げるキスが重くて
17
息を吸い 負けを覚悟し 息を吐き 雌雄決する 戦の掟
17
待ちて詠む 歌の花束渡す日の君の微笑み思う楽しさ 「詠み直しました」
17
吾を恋し 人恋し故 吾を愛し 人を愛せて 永遠がたゆたふ
17
さくら散りふと思い出す詩歌には花びら流れ少女の肩に
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