言うたとて 晴れる胸でも ないものを ぽろりと零れ 忸怩たる愚痴
17
感嘆の「しおそば」飲み干す寸前に残り餅入れ味わい尽くし (ニュータッチ凄麺)
17
春ゆきて蓮華の池に降るはなのひかり揺蕩う ささなみの立つ 
17
通勤の列車に揺られウトウトと船漕ぐ人の夢に幸あれ 
17
アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
17
どん兵衛をすすって深夜ラジオ聞く 見えぬ仲間も期末試験か
17
夜半よわにふと 伸ばした手の先君が居る そっと背を撫で また夢の中
17
悪女とはすごい美人と限らないとっても悪い女ですもの
17
愛人になれない訳はお尻より口が軽いと致命的だね
17
静寂の産科病棟 響く心音 生命を刻む その力強さよ
17
雪の如 りぬ花弁はなびら バスを待つ人の足もとにも 花絨毯
17
足るを知り 慈雨に感謝す 春の朝 吹く風ともに 年度始めへ
30
トゲのない言葉を探す会話するへとへとになる今日も一日
27
岡本のヒットへゲレーロジュニアだけ茶立てポーズに泣き笑いかな
16
散る桜 掴まえようと手を伸ばす無邪気な君と三度目の春
16
傘ひろげ歩く貴女の健やかへ桜微笑み明るき道や 「大切な貴女へ」
16
霧雨の花のかすみの柔らかな波紋の浮かぶ春の野景色
16
マスコミが 「桜」を 「華」 はな はなにて あおり立て 人も通らぬ はな並木かな
16
はや雲に月はとどまり流されず 見え隠れせど位置は保ちぬ
16
盛り付けの美的センスを見せ合って苦き笑顔のセルフスイーツ
16
今日という日の始まりを告げるよう 朝五時すぎの階段の音
16
佐保川の 汀に青む 荒草(あらくさ)に 伏す鹿の居て 花の散り初む /佐保川の桜2026年3月31日
16
数十人を巻き込みし亡母はは四月一日エイプリルフール 仰天の遺伝子我に有りや
16
未来から招待とどくキャンパスに返信切手の花びらを貼る(春)
16
1声「せい」の1灯「び」の打てし1鍾「しょう」を果て無く伸ばす1音1首
16
うわのそら春はハートのたがゆるみ満月さえもうわすべりする
16
小鳥の巣に小さな命籠の中に生まれ育む小さな世界
16
幼子おさなごが 調子はずれの アンパンマン 口ずさむとき 平和宿りぬ
16
ポラリスに生まれた君もこの星を見詰めて歌う永遠「とわ」の情熱
16
細やかな雫に濡れる花びらの映す雲色ほのかに淡く
16