何人なんぴとも自由と権利有するが我子わこに口出すおろかな私
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平凡という名の服を着て眠る誇りでもなく恥でもなく夜
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白紙こそ最強の歌。泥を撥ね生きて戻った俺がキラーワード
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立春の 光りにダルマ 解けおちて 幻と知る かたちあるゆえ
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「お疲れさん」雪も嫉妬も溶けだして猫の眠りが夜を正すよ
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「普通」という二文字をのみ込み雪を掻く僕の未来よ、滑走路なれ
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逝きし人より託されし 会計のくすみ色したページをめくる
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送信のボタンを押す指震えている 寒さだけではないのを自覚
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春の水両手に汲んで冷たさを確かめてみる野の小川から
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母買ひし 深煎りの茶は 冷めたれど 味なほ残る 雪解月の日
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敷マットぐるりテープで止めてみる 妻褒めていて…空の青さよ
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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立ち止まり 母の面影探しおり 通りすがりし人の梅鼠うめねず
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CMがないから見てるNHKやたら番組宣伝多し
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正体を隠す仮面を並べては 鉄、ガラス、虎、それとも猫か
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君と僕詠みきれぬまま返却日『あなたとわたしの短歌教室』
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兄弟子の悲壮な顔を見たくなく 討論の場を宰相は避け
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「カッコいい」 嬉しいけれど そうだけど… 「カワイイね」って 言われてみたい
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早春の天気のごとく 気まぐれで へつらうこと無く生きる君が好き(愛猫へ)
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カラオケもボウリングだって一人で行く 行けはするけど寂しい気持ち
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いかずちの身を貫いて落ちるの蝶の羽音に仏の笑まい
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カカオレス チョコ風ではなく これもチョコ 私はいったい どこまでが私
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選びし道は 君の道 とりあえず 歩いてみよう 人に会うまで
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蓋開かぬグリンダカラを手渡せる人がいることしあわせなこと
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青き地球ほしここは流刑地お茶庭ちゃにわの来世は帰ろう刑期を終えて (第二の地球?「ティーガーデン星b」までは約13光年!)
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恵みの子「ゑ」の字は生きてく歌心るんるんすれば僕の遠吠ゑ (「恵」は「ゑ」の母体)
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高校生の 短歌読みして 胸キュンと 我はも一度 高校生となり
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ラジオより春告げのうた聞こえ来て胸を開いて顔を上げたよ
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商品を取れと促すセルフレジにそう急かすなと言いたかりけり
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代表に選ばれし人にのしかかる大き重荷を哀れとぞ思う
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