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岐路に立つ 僕らの背を押す 春一番 往復切符 胸に仕舞って
15
それぞれに軌跡があって
肝
(
きも
)
がある泡沫諸兄我が道をゆけ
15
想い出に入れずにおこうカギかけて思い出したくないことはもう
15
寒けれど 寒さの中に 風情あり ため息一つ
気霜
(
きじも
)
に変わる
15
稼動する他人の生をあまた観る老い始めても止まぬ業あり
15
もういいと人生はそう返せない神が返せとおっしゃるまでは
15
「東京ドーム〇〇個分の広さ!」凄いことは分かるけど一個分を知らない
15
駆け込めど 片手にスマホ 残る手で 用足せますか 駅中トイレ
15
風が吹くバケツごみ箱けとばして私はこたつ一日炬燵
15
燦々
(
さんさん
)
とひばりの歌に包まれしエンゼルメイクの母は昼寝か
15
湯上がりに腰に手を当て瓶牛乳飲み干す昭和まだここにあり
15
孫送り届けてうつろ帰宅せば 忘れピクミン 輝きて在り/アイコン変えました
15
固まらないプリンみたいな幸せにゼラチンなんていらないもんね
15
踊らされ踊りつかれた前橋のインター横で食ふカップそば
15
この寒さあらわす言葉知らなくてめっちゃをつけて寒い寒いと
15
「おなかちゅいた」の ねこに ひとくちおやつやり そのまま二度寝 月曜の朝
15
本来は獲らなきゃ食えぬものだろと感謝を持って食むウインナー/たずさわる動物と人
15
成人の日が動くのはいいけれど記念日だった人はふくざつ
15
腰までの髪をザクザク切りましたヘアドネーション出来るのも最期
15
晴れの日をともに祝った君は今どうしているか二五・二・五の
生
(
あ
)
れ
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起きられなくなったとおもへば お月様 満月前後に やってくるのね
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母子登校トンネルの中を歩くよう自立を信じそっと手握る
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今ちょっと忙しいからウミガメの夢を見ててよぼくの代わりに
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風を受け
飛砂
(
ひさ
)
積もる道ペダル漕ぎ 稀有なる千鳥に頬温まり
14
正月に聞き手が増えて曾孫はペらペらペらと喋くりやまず
14
歌はのこり故郷の
香
(
か
)
も初恋も利根とながるる豊受の春
14
メンタルに星を宿して強くなれ
ジョジョ
(
徐々
)
に連なれ僕らの正義
14
有るはずの小豆が無くて小豆茶の煎った小豆で煮る小豆粥
14
滝の如 溢るる作の浮世かな 滝よ凍れと術に励んで
14
選抜隊いよいよ遠征 門出の門 険しき山の魔獣へ挑み
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