風の音まるでノックをするようにもしや来客風神かしら
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ラーメンのスープはちゃんと飲み残しスープバーをば二度おかわりをする/今、猛省中です
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外見や 中身がどうと 言われても  浜の真砂まさごは なみに濡れゆく
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灰色の空から白き魔法陣どんな魔法を今宵はかけるの
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「初雪が 降ったら 思い出して」とか 雪より重いね ごめんね、忘れて
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「大丈夫」「全然平気」「待てるから」深夜の駅前雪だるま一つ
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水の音 聞きつけピョンと 洗面台 君のは床に ちゃんとあるのに
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短歌とてチームを組めばアイドルか踊る曲夜に想ひを乗せて
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青い春 頬杖ついた 君を見て  シャツのぼたんに なりたいと思う 
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観たかった映画がサブスクご褒美だ「スマホ×ステレオ」プチ映画館
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君はいま 根を張る時ぞ まっすぐに 遠慮捨て大地ふかくへ入れ
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5分間フロム鉄道停車あゝショーズの滝にフルドラ踊り
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私ならおはようさんと会釈する向かいのおやじなぜ背を向ける
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渡されたブーケはなべて枯れしぼみ幾世代もの契りの果てに
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可惜夜あたらよは 可惜夜あたらよ故に  早くけ  初恋故に 破れて可咲おか
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寒中は 生きていること 思い出す  凍えた両手 包む両手に
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柚子の香の熱湯あつゆに入りて憂きことを洗い流して変身解除
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今はまだ偉くもないし一般のものだけど結果は藤原の性
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外された眼鏡の奥に棲む嘘を飲み干す人が私でよかった
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うそつきにつける薬があるならばリボンをかけてあなたにあげる
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あと少し、もう少しなら叶うかな オセロの一手 待つよこの恋/フィクションです
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冬の午後 君(猫ちゃん)がうたた寝 その横で 僕も静かに 眠気が誘う
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街頭の演説の中通るとき過緊張する身がひきしまる(笑)
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小銭だけ鳴らして歩く期末とかどうでもいいほど透明になり
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諦めを覚悟と呼びて生きてゆく この身はすでに森に降る雪
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オレンジの皮を前歯に貼り付けてキャッキャッ笑って日曜日なり /吾子三歳
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冴ゆる朝 車窓越し 雪富士見ゆる 吊り革握り 揺るる通勤車
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午後10時 罵声発する 君がいる 翌朝君が ハグして「ごめん」
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待ちわびて 靴ぬぎかけの 足もとに  すり寄る愛猫 ギュッと抱きしめ
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新月の そこにあるかと なぞる指 ほんの一瞬 触れられたかも
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