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つんのめり下りる坂道ただ独り破棄したファミリースナップショット
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◯ソッ!君たちは◯ソばかりしくさって◯ソをとりつつ呟く心/猫と⋯
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優しさが軽んじられる世界なら花屋はどうして街にたたずむ
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ちょっとだけヨコシマなことしてみる?と肩にもたれる霜月晦/八年目はじまる
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穏やかさ 宣言直後に ご機嫌が 吹き飛びそうで スイーツ補充
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コンサート予定に入りてあさぼらけ車中にひびく指揮小澤征爾
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我が重さ支えるほどの脚力を 妻にも求む日 来ずともよし
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秋の
か
(
・
)
の 夏より強く我さそふ
果実
(
かじつ
)
の
香
(
かほ
)
り、血を吸う
薮蚊
(
ヤブカ
)
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辿り着くことの出来ない僕たちが目指す境地が別にあるんだ
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アメとムチ ジムで二時間 運動し 帰りマクドの ドライブスルー
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毀誉褒貶激しき「ときの落ち葉」踏み 秋の残り香 聞くひとひとり
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恋をしてみごとに散ったあの日さえ愛しく想う秋の夕暮れ
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変異する人の心は闇の中 救えはしない他人の闇は
13
画
(
え
)
の君はいつも優しく微笑んで僕らを惑わす
永遠
(
とわ
)
の憧れ
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捨てられた街でふた親見送って逃げ去るように街を見捨てた
13
天使さんこんな場末の掃き溜めで何をしてるの無垢な
瞳
(
め
)
をして
13
庭ながめこの冬二度目の積雪にまた溶けるかと
小雪
(
しょうせつ
)
の候
13
無意識に 鼻腔であなたを 確かめる 色は匂へど 散りゆく前に
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馬に乗りカラスを肩に猫は背に僕らは行くよ鬼を
宥
(
なだ
)
めに
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ついさっき ちょっと前など 茫として ずっと昔が 今を生きてる
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千葉県は「ダサくて棲めんと」熊までが 馬鹿にしおって腹の立つこと
13
鍋完成 ぐったり座り 母からの 連絡を待つ リハジムの日
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師走五日 帰途の車窓より
明
(
さや
)
かなる満月の見ゆ 今年最後の
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寒空に 鳥が川面で 凛と立つ 横目で見つつ 気合いを入れる
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久々に道産
真
(
ま
)
ガレイ贖いて煮付け懐かし母の味なり
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購いし玉葱の苗絡んだ根世の人模様倣ってるよう
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灰と白 雲の合間に 月が見え 空に寝転ぶ 三毛猫がいた
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食パンに ハムゆで卵ツナマヨと 食パン重ねて私は一人
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日曜の喫茶店には1人でも2人とかでも寝ぐせのままで
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夕焼けは凄いの緑も青赤も全部溶かして一つになるの
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