岐路に立つ 僕らの背を押す 春一番 往復切符 胸に仕舞って
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それぞれに軌跡があってきもがある泡沫諸兄我が道をゆけ
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想い出に入れずにおこうカギかけて思い出したくないことはもう
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寒けれど 寒さの中に 風情あり  ため息一つ 気霜きじもに変わる
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稼動する他人の生をあまた観る老い始めても止まぬ業あり
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もういいと人生はそう返せない神が返せとおっしゃるまでは
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「東京ドーム〇〇個分の広さ!」凄いことは分かるけど一個分を知らない
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駆け込めど 片手にスマホ 残る手で 用足せますか 駅中トイレ
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風が吹くバケツごみ箱けとばして私はこたつ一日炬燵
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燦々さんさんとひばりの歌に包まれしエンゼルメイクの母は昼寝か
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湯上がりに腰に手を当て瓶牛乳飲み干す昭和まだここにあり
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孫送り届けてうつろ帰宅せば 忘れピクミン 輝きて在り/アイコン変えました
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固まらないプリンみたいな幸せにゼラチンなんていらないもんね
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踊らされ踊りつかれた前橋のインター横で食ふカップそば
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この寒さあらわす言葉知らなくてめっちゃをつけて寒い寒いと
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「おなかちゅいた」の ねこに ひとくちおやつやり そのまま二度寝 月曜の朝
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本来は獲らなきゃ食えぬものだろと感謝を持って食むウインナー/たずさわる動物と人
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成人の日が動くのはいいけれど記念日だった人はふくざつ
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腰までの髪をザクザク切りましたヘアドネーション出来るのも最期
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晴れの日をともに祝った君は今どうしているか二五・二・五の
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起きられなくなったとおもへば お月様 満月前後に やってくるのね
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母子登校トンネルの中を歩くよう自立を信じそっと手握る
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今ちょっと忙しいからウミガメの夢を見ててよぼくの代わりに
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風を受け飛砂ひさ積もる道ペダル漕ぎ 稀有なる千鳥に頬温まり
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正月に聞き手が増えて曾孫はペらペらペらと喋くりやまず
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歌はのこり故郷のも初恋も利根とながるる豊受の春
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メンタルに星を宿して強くなれジョジョ徐々に連なれ僕らの正義
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有るはずの小豆が無くて小豆茶の煎った小豆で煮る小豆粥
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滝の如 溢るる作の浮世かな 滝よ凍れと術に励んで
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選抜隊いよいよ遠征 門出の門 険しき山の魔獣へ挑み
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