Utakata
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まだ力む 背中を
掠
(
かす
)
め ひらりひら 頑張れと言わぬ 桜のエール
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蛙
(
かはづ
)
鳴く井手の玉川来て見れば岸の山吹今盛りなり
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鈍色を抜けて静けき富士の立つ 異国の人に花弁の舞う/河口湖さくら祭りにて
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五千年、肩の力を抜いたよな土の
顔
(
かんばせ
)
ふところにゐる/釈迦堂遺跡博物館にて
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覗き込む 瞳のままの イヌフグリ 笑ってる私 泣いてる私
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荒草(あらくさ)を 少し引き抜き 花清き 馬酔木を供ふ 父母の奥津城
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予約して 行かなければと 気も鬱ぎ 医の便利さも 吾はストレス
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ふれなくもぬくもりつたふはななるや おひしふたりに 春のかげろふ
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善悪の 彼岸に生きる 顔をして 築地の上に 横座る猫 /ニャーチェ『善悪の彼岸』
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幾人(いくたり)か 歌の上手の 名を覚え 待ち侘びながら 投稿を読む
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シロツメグサ 広がる野に
出
(
い
)
で 遠き日の吾子の愛しさ 想いを馳せる
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誰しもが似ている傷を負いながら似ている夜を耐えているかも
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看板を背負ふUtakata
三十詩
(
さんじゅうし
)
評歌
(
ひょうか
)
を受くる覚悟のありや (人気の歌)
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夢があり秘めて潜るは群れの波「風は黄金」僕は戦う
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幽霊かお化けか自問繰り返し崩れる岩のアイデンティティー
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お隣のチームへ移籍四ヶ月 四人が去って変わる空気の
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桜散る 時同じくして ポポン咲く
木香薔薇
(
モッコウバラ
(
)
)
の 愛らしさよ
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葉桜の 下で鳩追う
幼児
(
おさなご
)
に 通行人の
眼差し
(
まなざし
)
優し
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特許
(
はつめい
)
案 漁って読んだ昼休み 詠う心の下敷きとなり
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開示さる富農屋敷の映像に 霧なお深し大家族の怪
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嗚呼君と その黒髪を
梳
(
す
)
くように さらりと老いて 死ねば幸せ
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通勤時うぐいすの鳴くこの道が京都に続いていればいいのに
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はなやかな長い旅路で見たものは図鑑にもない黄色い魚/折句・ハナミズキ
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いつもより 幾分早く 家を出る 話せるかもと 期待を胸に
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まだ眠る
藤花
(
とうか
)
見下ろし ひこうき雲 初夏の翼を 置いて消えゆく
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「殿様」
(
トランプ氏
)
の世界改革 理不尽な犠牲伴い
何処
(
どこ
)
ぞに落ちる
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沈丁花 甘さの奥で あの人の 整髪料の レモンがふわり
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優しさが 我が身に届く この香り 思わず手に取る 柔軟剤かな
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友は来ずシロツメクサにかさぶたを剥がされ夜の道は明るい
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そよ風に乗りて吾の目に入り君へ 写メして贈る白きサフィニア
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