特許はつめい案 漁って読んだ昼休み 詠う心の下敷きとなり
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新年度顔ぶれ変わるドライバースーツ姿のあの子がとおった
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開示さる富農屋敷の映像に 霧なお深し大家族の怪
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嗚呼君と その黒髪をくように さらりと老いて 死ねば幸せ
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通勤時うぐいすの鳴くこの道が京都に続いていればいいのに
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いつもより 幾分早く 家を出る 話せるかもと 期待を胸に
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まだ眠る 藤花とうか見下ろし ひこうき雲 初夏の翼を 置いて消えゆく
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「殿様」トランプ氏の世界改革 理不尽な犠牲伴い 何処どこぞに落ちる
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沈丁花 甘さの奥で あの人の 整髪料の レモンがふわり
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春秋も知らぬ常盤ときはの山隠れ花も紅葉も見ずは長閑のどけし
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優しさが 我が身に届く この香り 思わず手に取る 柔軟剤かな
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紫の風鈴満ちて夜の風へ子守歌抱くカンパニュラかな
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窓を開け 卯月の風吸い込んで 気分リセット! 「今日」がまた始まる
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はずむ春 北へ駆けるや 角館 弘前めぐり 五稜郭へと
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豊かさに目を見張るやも 水やりしもっこうばらを愛しむ人の
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旅立ちの子から貰った一鉢のスイートピーは今もほほ笑む
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古都の庭 楓と松と 苔むした岩と水面にぬる燗と君
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暗闇が 藍になりたる 日の出前 かけがえのない 独りの時間
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おだてたりはげましたりの人生だ意味があるのか誰も知らない
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小鳥遊たかなしさへづりと南風はゑ 開け放つ窓をすり抜け 頬撫ぜる朝
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階段を下りる膝の痩せ ひと足ごとく息にせめて短歌うたを乗せんと
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あるあるな友情努力勝利なる ジャンプ理論に則した「大河」
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隠蔽を見て見ぬふりの日本人 陰口コソコソ報告しようよ
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決闘の日ですあなたはご自身と戦いなさいとスマホに言われ/エモパー
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焼きたてのキノコベーコン乗るピザと熱いコーヒー一緒にいかが
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モノトーンの 花とフルート 口ずさむ 雀へ和む 歌筆の智慧 「星空 慧様へ」
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自転車を 走らせ風に 乱されし 娘の髪色 真っ金光り
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月面の裏にゆくより海峡を通る話題におどる世界は
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鶯も桜もちゃんと春やってる 吾は怠惰を恥じつつ愛でる
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運ちゃんが消えたらもっと怖いだろ走行中に客消えるより
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