Utakata
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淡墨に青を浸したやうな空にエレベーター塔は孤独に立ちて
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月をみる笑顔の君が映りこむ今だけ月は僕だけの星
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母看取り 早七年目 最期の声 「そばに居て」胸に 今日も家守る
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Utakataに 寄せたる短歌 100数え 折々の想い 此処に残れリ
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慣れてゆく忘れてゆくよ空蝉を生きてゐるから生きてゆくから
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一日を一日をただ凌ひでく
生業
(
なりわい
)
ともに生きて参らん
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満月とともにやってくる 月のもの 呼んでないけど まだやってくる
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節分には 大豆と鰯 今もまだ 恵方巻きには のれずに過ごし
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春風と遊ぶわたあめつれもどす道中ぼくはきみに出会った
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「ポンコツね」なんて言ったら落ち込むわ「あんぽんたん」って言ってあげなきゃ
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バブル時の深夜タクシー取り合いを思い起こすや「東京アプリ」
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耳馴染まぬ「片持ち梁」てふ技術語の人間臭き力の入る
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窓の外視界を塞ぐ雪竦み景色復活もっと消えろよ
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膨張する宇宙の話面白き 意味不明なり 茶を啜るなり
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雪壁に 小さき
氷柱
(
つらら
)
群れ集い 崩されて
音
(
ね
)
は清明に響く
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だとしたら国会論議答弁が楽しいかもね言い訳逃れ
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春近し幼さ抜けて駆ける馬 咲けよと願ふ先陣の風
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自覚しなければ日本の岐路なのに低調過ぎる政策論争
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はらわたに焼けたハラミをブチ込んで心身満たし己を冷やす
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子への愛 気恥ずかしいな 何故だろう
享
(
う
)
けたる愛が 足りなかったか
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外された眼鏡の奥に棲む嘘を飲み干す人が私でよかった
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「生きるとは誰かを想うこと」と言う君の心に棲む人に傘
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木製の臼に湯を張り、湯を捨てて、
蒸
(
ふか
)
したてのもち米を待つ
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僕の中 あるかわからぬ 恋心 拗れに拗れ 頬伝う露
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何事も基本は型の暗記から分かっちゃいます!頑張ってます!
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空腹は嫌な記憶を思わせるドーナツ食べろ今は守りだ
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遺言を聴ひていたのかひび割れたスマートフォンは蛍のひかり
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凍てついたマンホール
避
(
よ
)
け駆けて行く子の頬赤い二月のはじまり
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外うちに鬼福分けずにしなやかに 人生をゆく一度きりだし
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消パイの出づる処に除雪来ず 道幅徐々に狭く成りぬる
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