「安全を……」満員電車の出入り口仁王としての務めを果たす
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庭ながめこの冬二度目の積雪にまた溶けるかと小雪しょうせつの候
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寒月のうら寂しげのそのままに今年はいかに凍てつく冬か
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カフェインセーブ時期に聴くCOSMOS温か冬の満月と眠る
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いつでも届く位置にある私とあなたがいつまでも続きますように
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手の上で ほどけた白が 囁けど 邂逅し得ぬ 白き髄
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玄関のロードヒーティングのスイッチに手をかけまよふ小雪の候
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つつむよな のどかな日差し 川べりの 道を進んで 明日を信じる
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モーレツを装うスーツ纏っても毛玉だらけのパジャマがイチバン
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一枚の落葉も歩道に見えなくて裸木はだかぎで立つハナミズキの木
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甥っ子が 可愛い花を くれました はいどうぞって 癒されました
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何様?と思ふ人様さまさまで燃料だけは事欠かぬ世で
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年末の雑踏の中苛立ちは独りの吾の自業自得か
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音立てて雪を踏み抜く長靴であちこち昇る吐息が白い
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十二月 あたしがあなた想う時 温かい風吹けばいいのに
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悶々と闇に埋もれて眠る夜 地上の日々に星を求めて
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刻々と止まるゴールはやって来るグータラしててもベルトに乗って
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短すぎるショートヘアー明日からイブまでアイメイク極めるしか
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以前には少しの毒が隠し味 小憎らおもろいあなたはどこへ(まみた様へ返歌)
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シュトーレン 成城石井から まいります あとは切ってる 余裕がないの😅
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秋深み裏のくぬぎも冬じたく枝を震はせ もみじ葉の舞ふ
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愛猫が 狩りでモグラを 連れてきた 生きてますよと リビング走る
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なにごとも ないこと願う 冬の夜 寝るに寝れずに ニュースをながめ
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イチョウ踏む 歩に降りおちる 雨ひとつ 晩秋の杜 ひかりかそけく
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屋上で煙草をくわえもらい火を星からすれば星の味する
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退院を告げられた日の夕食後自販機アイスを買いに行きます
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着道楽ぼうずあたまに似合はむか 冬は夏よりアイテム多し
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モコモコのダウンジャケット着たいけど メンテが大変手は出せずをり
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新しき鎌を買い来て庭掃除 師走の声に背中押されて
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これからが寒さ本番膝痛よそんなに暴れないでおくれ、と
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