アラ古希の働く人の七割がリア充らしい そうなんですか
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原発の処理は進まずまたけふもだれかがつくる灯りをともす
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目を閉じてひつじの刻の仮充電 目覚めて駆けるとりの刻まで
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取り敢えず不審と懐疑で聞いておく耳触り良き正義の言葉
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純然とロマンメルヘン味わえた幼少期あり幸いという
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痛みさえいつか眠りに溶けるまで 夜の帳を独り見つめて
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ヤオコーの店内ソングの謎を解き 誰かに言いたい「中押しの市」
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道ばたの水仙ナルシスは今うす汚れ 己の姿観る気も失せり
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老いたれば絆の揺らる夜もあり LINEグループかそけき誤爆
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夏時間芝に寝転び空見上ぐ何のジャッジも自責も無しに
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3時半おやつ食べたら病みつきにでもゲームはねすぐに飽きぬる
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民をこそ守りし城の石垣に枯桜かれざくらのみにし代を舞う
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難問です苦心の短歌うたをリメイクで自由おしゃれな律に仕立ててください
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大発見ポンカン三つで頭痛OFFノーベル賞って貰えるのかな
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集まり散じて人が変われば 仰ぐ理想は流転するもの(赤茄子日本翁へ返歌)
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は留年ギリギリ海見てた羨ましいなぁ関数センス
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カフェオレと ランチパックのピーナッツ ランチパックたまごの無い朝
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一周忌の 積み団子を 丸めつつ 君の生きたき 時を想えり
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もの言はず追ひ越してゆく息子の背ほのと匂ひて犬見まはせり
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見る物に ただ鮮やかなる 色あれば 寒さ寂しさ 暖まりゆく
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うっとりと メロンの如く 美しき ひびりたる 失恋も有り
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夜の風に確かに鼻は嗅ぎ分けた 蕾はじける沈丁花の香
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青空に枝を広げる大木のそれぞれ抱く宿り木まろき
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一方的 君とのお喋り延々と たまーに「にゃ~」と気のない返事
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街灯が灯る合図で家路へと急ぐ背中を照らすオレンジ
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春並みの暖かさとかだまされた午前に日陰歩けば寒し
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車にて すごい速さで 抜かされて でも信号で 結局並ぶ
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あのとき きみに一杯の水を差し出す勇気があれば
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思いつく ものを歌えば それでよし 浮かばぬ日には 口開けて待つ
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呼ぶ方も 呼ばれた方も ただ辛い ワンメーターの 通院タクシー
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