そらのたいよ
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寒すぎる秋風が吹き今夏の余韻の暑さを奪ってしまった
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死んだ目の交通整理のお兄さんお疲れ言ったら笑顔になった
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疲れたが別に死にたい訳じゃないただちょっとだけログアウトしたい
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蹴っていた石が側溝に落ちるようにあなたは突然別れを告げた
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母さんのようには行かぬオムライスケチャップはもっと煮詰めるらしい
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絵は描けず曲も作れず歌は下手それでも自分をあらわしたくて
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自分より大きなパンくず運んでるアリが往来する夏の庭
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朝食はりんごジュースとツナサンドそれだけで今日はいいスタート
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大地主の田んぼをも覆う夏空をちっぽけな私は待っていた!
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明日こそ晴れるといいなせっかくの夏の日差しをこの身に受けたい
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明日恐れ何も出来ずに今日が終わるやらなきゃならんと思っているのに
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どこよりも私を育ててくれた町どうもありがとうそしてさよなら
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行き先の分からぬバスに乗るような不安抱え寝る深夜一時
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暑い日の昼間は冷房浴びながらソファの上で液体になる
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じっとしても茹で上がりそうな真夜中に天井ばかりを見つめ続ける
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しあわせが何かは全く分からんが布団で寝るのはしあわせである
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他人から吊り下げられた個性というアクセサリーに私は埋もれる
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今年ももう半分過ぎた早いねと去年の今も言った気がする
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旧友のやけに元気な「また今度」だけが反響するY字路
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スーツ着た気難しげな中年も薄明の空にカメラを向けてた
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夕焼けが照らすくすんだ家族写真 指につく埃吹いて飛ばす
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暑い中今日も一日ご苦労と五時のチャイムが皆を労う
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シーソーは確かあそこにあったはず滑り台の象の目の寂しさ
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公園の自転車練習かのように巣立つ子の背から手をそっと離す
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美味そうに祖母の揚げ餅食べる客何故か私が誇らしげな顔
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「まあいっか」では済まぬ恋であっただけ私は少し幸せである
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さらさらとトンボえんぴつ走らせたやりかけのままの祖父の数独
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大木の年輪のごと顔のシワ人には人の歴史刻まれ
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週末の下り電車でうたた寝し気づけば広がる地元の景色
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あてもなく見知らぬ道を歩いてくまだ見ぬ夏を探しに行くため
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