Utakata
登録
Login
なつふゆ
フォロー
5
フォロワー
9
投稿数
82
朝方に出没する人
1
2
3
次 ›
最後 »
揺れている 夜空のアレは 金星か?飛行機なのか?しばし目が合う
8
あの頃の 鼻に突き刺す 寒さとか 左手だけの 温かさだとか
7
眠るには瞼を閉じて 夢を見て 浅い
意識
(
わたし
)
の 波間で揺れて
10
夜の森 木々の隙間の あの声は、ああ、あの声は、「誰もいないよ」
6
"死にたさ"を ネットの海に 溶かす夜 肩まで溶けて なくなれ わたし
6
古傷の 君の手首の 山脈を 親指の腹 行ったり来たり
7
朝の色 青い小春を 吸い込んで、私は泣いた。私は泣いた。
6
自転する君の寝顔にキスをして寝相の悪さに瞼を閉じる
7
希死念慮 強迫観念 自責思考、せめてアナタを傷付けぬよう
6
眠れずにスマホの明かりを手に包み、「あったかいね」と嘘をつくのだ。
4
「死ぬんなら、迷惑かけず」と言われても、何も出来ずにただ飯を食う
5
おままごと みたいな
生活
(
コレ
)
を 脈々と はやくやめたい 電気はつかない
7
カーテンを
開
(
あ
)
けずスマホの天気見て「雨なんだね」と寝転び笑う
11
世界から隔絶された
揺籃
(
ゆりかご
)
で、ホコリと毛布にくるまり死にたい
2
履歴書の ブスの女の 顔加工 お絵描きアプリで 眉毛を描いた
3
夜になり 滲む視界に 震える手 涙もすべて 眠りに溶かす
11
ケンカ
(
献花
)
した あの日を酒に溶かす夜 盗んだ白い ただの塊
5
海馬には 嫌な記憶が 染み付いて。この壁の色 少し似ている。
7
息を吸い、吐いて そのまま壁見つめ。いっそこのまま。肺が動いた。
5
散歩して 蔦う木苺 赤き粒、 サシガメ見つけ、そっと離れる
7
この恋に、もしも値打ちがあるのなら 、もらってくれよ、金はいらない
9
画面撫で、モザイク越しの 君の顔。分かるんだよね、そのホクロでさ
4
目前の 輪っかに頭を通したら、なれるか天使、なれるか楽に
4
「咳をして」続く言葉を編みかけて、追加の毛布、私はふたり
4
横になり、
39
度の夜の手で、絶えず背中を撫でられている
6
ボロ布の大切なものに「がんばれ」と、言うしか出来ない 抱えられない
6
傘閉じて袖を濡らしてふと見ると、水玉模様にひんやりしてて
6
相合で惚れてるほうが濡れるなら、傘を閉じよう二人で濡れよう
12
街路樹の 白い花々 目で追うが、僕はあの子の名前も知らない。
6
君のため、心の部屋を空けてます。誰も来ないし、床は軋むし。
6
1
2
3
次 ›
最後 »